2022年12月27日付で産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
セルフ式の給油スタンドが全国各地で増加しているのに伴い、ガソリン車に軽油を給油するといった燃料の入れ間違いのケースが目立っている。
一般社団法人の日本自動車連盟(JAF)によると、燃料の入れ間違いによる今年10月のJAFの出動件数は100件を突破。
帰省に伴う乗用車での長距離移動が増加する年末年始を控え、JAFでは「ドライバーには慎重に給油をしてほしい」と注意を呼び掛けている。
今年10月に燃料の入れ間違いによってJAFが救援した出動件数(105件)のうち、ガソリン車に軽油を給油したケースは全国で57件、ディーゼル車にガソリンを給油したケースは39件確認された(判明分のみ)。
JAFによる現場での聞き取り調査の結果、入れ間違いの理由として「レンタカーを借りて、普段の車両と違ったため」「軽自動車なので軽油を入れた」などが挙げられており、「ドライバーの認識不足がトラブルに繋がっていることが見受けられる」(JAF)という。
【最悪の場合には部品交換も】
JAFによると、ガソリン車に誤って軽油を給油した場合、最初はエンジン出力が下がり、加速が鈍くなる。
そのまま走り続けて供給される燃料が100%軽油だけになると、黒い排気ガスが出て、エンジンが止まってしまう恐れがあるという。
また、ディーゼル車にガソリンを誤って給油した場合、最初のうちはエンジンがかかるものの、白い排気ガスが出て、最悪の場合には部品の交換を迫られる可能性がある。
JAFは、「レンタカー、シェアカーなどのマイカーではない車両や、初めて乗る車両に自身で給油をする際には、必ず車検証や取扱説明書で燃料の種類を確認するようお願いしたい」としている。
https://www.sankei.com/article/20221227-UPXTOIFN5JGLLEGVBJZAZ3O7IM/
(ブログ者コメント)
誤給油情報については、本ブログでも過去に何件か紹介している。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。