(ブログ者コメント)
破損したモバイルバッテリーは純正品?それとも非純正品?
貴重な体験談ではあるが、一番肝心な、その点に言及されていないのは残念だった。
以下は元記事。
2025年1月25日20時34分にYAHOOニュース(栗栖防災士の寄稿文)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
防災グッズとして必須と言える「モバイルバッテリー」ですが、3年ほど経過したら交換しないとダメですね!
実は、筆者が所有している最も古いモバイルバッテリーが、電池の膨張によって突然破損しました。
幸いにも執筆中に起きた破損だったため、発火には至らずに済んだのですが・・
普段使いしつつ防災グッズとして、複数のモバイルバッテリーを使っている方も多いはず。
そこで、今回の破損の状況と経験からの注意点をお伝えします。
突然、パキッ・・。
何の音か分からなかった
今回破損したモバイルバッテリーは、約3年超使っている最も古いバッテリーです。
Qi(チー)対応で、デスク横のデスクトップパソコンの上に置いて利用。
2日前に利用してバッテリー残量が20%となったため、パソコンのUSBから充電していました。
ただ、そのままケーブルをつなぎっぱなしだったのがダメだったようで、突然「パキッ」と異音が・・。
周囲を見渡しても原因が分からないため、「おかしいな?」と思いつつ、そのまま仕事を継続しました。
今度は「バキ・バキ!」と大きな音が!
すぐそばのバッテリーが破損していた
その後、約10~15分ほど経過して、今度は「バキ・バキ!」と大きな音が。
「なんだ、なにが起きた!!」と慌てて周囲を確認すると、すぐそばのモバイルバッテリーが写真のような状態に・・。
驚きながらも、USBケーブルを抜いて少しの間放置し、熱さを感じないことを確認してよく見ると、リチウムイオン電池が膨張してケースが破損したようです。
■リチウムイオン電池が膨張してケースを破損
内部を確認すると、このような感じでリチウムイオン電池が膨張して、パンパンになっていました。
これが就寝中や外出中だったら「ゾッ」とした!
モバイルバッテリーが故障する事故はニュースでよく見ていましたが、まさか自分の自宅で起きるとは夢にも思いませんでした。
2日前に使用した際には、特に充電時間が遅いなどの異常はなかったのです。
もちろん、落としたこともありません。
しかし、内部では経年劣化しており、過充電防止機能が故障。
2日間ケーブルをつなぎっぱなしだったので、過充電が起きたのだと推測できます。
■経験によるモバイルバッテリーの注意点
今回の経験から、モバイルバッテリーの注意点を紹介したいと思います。
恐らく多くの方が、防災の観点からも、複数のモバイルバッテリーを利用していることでしょう。
把握されている方も多いと思いますが、突然故障して火災などが起きないよう、ぜひ参考にしてください。
・充電が100%になったらケーブルは必ず外す(つなぎっぱなしはNG)
・ケースが頑丈なので電池の膨張に気づかない
・Qi(チー)対応だとスマホを乗せるだけなので、熱を持っているか分からない
・特に異常がなくても、1~2年程度で交換する
・夜間や留守中に充電しない
・処分は専門の回収ボックスへ廃棄する
SANWA DIRECTの公式サイトでは、モバイルバッテリーの寿命の目安を以下のように解説しています。
1. 毎日使用して1年以上使っている
2. バッテリーの減りが早い
3. 充電時間が長い
4. バッテリー本体が膨張している
※出典:SANWA DIRECT モバイルバッテリーの寿命は何年?確認する方法や目安も解説 | 2025年版
今回は1に該当し、2および3については「言われて見れば、ん~、そうかも・・」程度でした。
4はアルミ製のケースなため、破損して初めて分かった次第です。
■今回は本当に幸いでした!
今回は破損をすぐに確認できて、本当に幸いでした!
これが外出中だったら、膨張して破損した状態でケーブルがつながっているため、発火の可能性もあったでしょう。
そう考えると、恐ろしい火災事故になっていた可能性が高いです。
筆者も災害時の防災グッズとして複数のモバイルバッテリーを所有し、常に100%状態にしています。
(100%充電はNGとの意見もあるようですが・・)
しかしながら、ただ持っているだけでなく、使用期間や充電方法は『しっかり理解し確認しないとダメだ』と、いうことを学びました。
どうか皆さんもこのような事故の無いように、ご自身のモバイルバッテリーの状態や充電方法を、今一度確認してみてくださいね。
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/5d74b0cd3d5826c04f977db69712d5ac0488f0c0
2025年1月18日17時0分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
昨年10月、山梨県南アルプス市の工場で、心肺停止となった男性職員が同僚たちの連携により、職場内に設置されていたAED(自動体外式除細動器)で一命を取り留めた。
同僚たちは普段から、有事の際の救助講習に熱心に参加していたという。
昨年10月21日の午前9時半頃、パワー半導体チップを生産している富士電機山梨工場(南アルプス市飯野)で勤務していた小林さん(51)は体調が悪くなり、事務所で休憩していたが、その場で倒れ込んでしまった。
元々心臓に持病があり、心肺停止状態になってしまったという。
「AED持ってきて!」。
小林さんの異変にいち早く気付き、即座に反応したのは同僚の横打さん(57)だった。
「救急車呼んで」「交代で心臓マッサージしよう」。
次々と指示を出し、ほかの従業員もすぐに対応した。
救急車が到着するまでに、事務所廊下に設置されていたAEDで4回の電気ショックを与え、心臓マッサージを行った。
4回目の電気ショックで心電図が正常に戻ったという。
地元消防によると、この措置がなければ小林さんは助からなかった可能性が高かったといい、約1か月後、入院を経て現場に復帰した小林さんは、「当時のことはあまり覚えていないけれど、AEDが近くにあったから助かった。本当に同僚たちには感謝しかない」と笑顔をみせた。
工場では、AEDを医療従事者以外が使用できるようになった2004年から積極的にAEDの設置を進めており、現在はAED4台と、自動で電気ショックを実施する「オートショックAED」2台の計6台が、用意されている。
職場内での講習も年に1回開催しているというが、横打さんは人に対してAEDを使用するのは初めての経験で、「緊張したが本当に助けたい一心だった。講習に参加したから冷静に行動に移せた」と振り返った。
横打さんら同僚8人には昨年12月、南アルプス市消防本部消防長から表彰状が贈られた。
◇
04年に国に一般の使用が認められて以降、厚生労働省によると、23年12月末時点でAEDは全国に約69万台設置されていると推計される。
ただ、消防庁によると、22年に県内で、人前で心肺停止になり搬送された1042人のうち、一般の人がAEDを使用したケースはわずか12件(1・15%)にとどまり、実際に市民らがAEDを使うケースは少ない。
公益財団法人「日本AED財団」(東京)によると、電気ショックが1分遅れるごとに救命率は約10%ずつ低下するといい、迅速な対応が求められる。
山梨大学医学部の高三野淳一助教は、「心肺停止で倒れた場合は、その後の5分間の処置が重要となる。普段からAEDがどこにあるかや、いざというときの救命措置を知っておくことが重要」と話している。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20250117-OYT1T50172/
2024年11月28日10時0分にYAHOOニュース(神戸新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2021年5月12日、兵庫県尼崎市立小学校の防球ネットのワイヤが自転車に引っかかって30代の会社員男性=伊丹市=が転倒してけがを負った事故があり、尼崎市は26日、男性に1150万円の損害賠償金を支払う方針を明らかにした。
男性は左手首に後遺症があるという
同市によると、事故は金楽寺小西門付近で発生。
防球ネットをつり下げるための金属製ワイヤが歩道に垂れ下がっており、男性の自転車のペダルにひっかかった。
男性は転倒し、左手首捻挫などのけがを負い、動かしにくくなるなどの後遺症が出たという。
男性は今年5月、約1500万円の損害賠償を求め神戸地裁尼崎支部に提訴。
10月1日に和解勧告が出された。
市は12月3日開会の市議会定例会に関連議案を提出し、可決されれば和解が成立する。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d362975de5ac7cbd19b9bb90dc106881a17fb81b
2024年10月16日10時48分にYAHOOニュース(テレビ山口から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
山口県警防府警察署は16日、山口県防府市江泊で除草などの作業をしていた宇部市に住む防府市職員の男性(72)が除草作業中に草刈り機に接触し死亡したと発表しました。
警察によると、15日午後1時半ごろ、男性は同僚3人とともに竹の伐採や除草などをしていました。
男性が伐採した竹を運んでいたところ、転倒し、その際、同僚が使用していた作動中の電動草刈り機に首が接触しました。
男性は市内の医療機関に運ばれましたが、事故発生からおよそ3時間半後に死亡が確認されました。
死因は首の裂傷による出血性ショックでした。
警察で事故の原因を捜査しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f82aef13a83141a4adf55697bb3c1128dd1f3eb2
10月16日10時45分にNHK山口からは、市道で作業していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午後1時25分ごろ、防府市江泊の市道で道路脇の雑草を刈る作業にあたっていた市の会計年度任用職員、佐々木さん(男性、72歳)が何らかの原因で転倒し、同僚が使っていた作動中の草刈り機に接触しました。
・・・
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20241016/4060021454.html
2024年10月10日21時47分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
自衛隊基地などにある一部の給水管に汚水が混じり、飲み水などが汚染される危険性のあることが会計検査院の調べでわかった。
これらの給水管は、汚水排水管との間隔の確保などが不十分だった上、汚水排水管からの漏水に備えた保護措置も取られていなかった。
検査院の指摘を受け、防衛省は給水管の補修を行った。
防衛省は設計要領で、給水管は汚水排水管より上部に埋設して一定の間隔を確保するよう定めている。
この条件を満たさない場合には、給水管を保護する措置が必要となる。
ところが、検査院が2019~23年度の埋設工事を調べたところ、6防衛局管内にある基地などの給水管34か所は、いずれも汚水排水管と交差し、要領で定める条件を満たしていないのに保護措置が取られていなかった。
検査院は「条件を満たさない給水管をどう保護するのか、具体的な方法が定められていなかった」と指摘。
同省は8月、要領を改正し、ゴムシートなどで保護する方法を明記した。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20241010-OYT1T50174/
(ブログ者コメント)
ザット調べところ、国交省や地方自治体などの規定は見つからなかったが、以下の情報が見つかった。
間隔については、圧力がかかった給水管に腐食などで穴が開いても、サンドブラスト現象で隣接配管に穴を開けないための決まりかと思われる。
(2023-12-04 建築 知のインフラ)
・・・
建築には欠かせないライフラインである、給水設備と排水設備。
埋設配管の配置には決まりがあります。
そのポイントを要約すると、
1)給水管と排水管が並行して埋設される場合には、原則として両配管の水平実行間隔を500mm以上とし、かつ、給水管は排水管の上方に設置する。
2)給水管と排水管が交差する場合は、給水管を上方に配置する。
となります。
地中内でのクロスコネクション防止の為の対策かと考えています。
それぞれの配管が漏れた状況となった場合、給水管が上にあれば、汚水が混入する危険性を下げられます。
・・・
2024年9月8日10時59分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午後4時半頃、栃木県日光市沢又の資材置き場から出火し、タイヤ約2000本のほか、乗用車など計4台を焼いた。
火は約14時間半後に消し止められ、けが人はいなかった。
県警今市署によると、資材置き場を所有する男性が「近隣住民が火を使ってハチを駆除していた」などと話しているといい、同署は駆除作業の火がタイヤなどに燃え移った可能性があるとみて、出火原因を調べている。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20240907-OYT1T50184/
火事のあった翌日、9月7日14時55分に毎日新聞からは、この事例が紹介されていないので、たまたまタイミングが一致しただけだと思うが、火を使った害虫駆除での火災が相次いでいる、日中の炎は見えにくいため着火しても気付かない危険があるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ゴキブリなどの害虫駆除で使った火が原因とされる建物火災が全国で相次いでいる。
直接燃え移ったり、可燃性が高い殺虫剤に引火したりして複数人が死傷し、文化財が焼失したケースもある。
各地の消防がホームページやユーチューブで注意を呼びかけており、専門家は「適切な業者に任せてほしい」と話す。
6月10日昼前、島根県津和野町の70代男性の木造一部2階建て住宅から出火した。
全焼して民家3棟に延焼、男性は手や足にやけどを負った。
庭でハンディータイプのガスバーナーを使ってアリの駆除作業をしていたと説明しており、県警は燃え移った可能性があるとしている。
同様の火災は各地で起きている。
2015年10月には広島市の2階建てビルで、1階飲食店の店長だった男性がゴキブリ駆除のため、アルコールスプレーを噴霧してガスバーナーを点火。
段ボールなどに引火してビルを全焼させて3人を死亡、3人にけがをさせたとして、重過失致死傷罪などで有罪が確定した。
長野県千曲市では17年9月、県指定文化財「松田家住宅主屋」を含む5棟が焼失。
スズメバチの巣の駆除依頼を受けた専門業者ではない男性が煙を出そうと火を使うなどして、引火したとされる。
今年7月には北海道帯広市で蜂の巣を駆除しようとした際に住宅の壁が焼けた。
これらの建物火災のほか、林野火災も全国的に起きている。
各地の消防は注意を促しており、ユーチューブで啓発動画を配信する福島県の郡山地方広域消防組合によると、管内では23年までの10年間に少なくとも6件発生。
動画では「日中の炎は日光で見えにくく、着火しても気付かない危険性がある」と警鐘を鳴らす。
害虫駆除に詳しい日本ペストコントロール協会の谷川理事は、「スプレータイプの殺虫剤での駆除を推奨するが、可燃性のため火気は厳禁だ。害虫被害が甚大なときは、保健所から適切な専門業者を紹介してもらってほしい」と話した。
(共同)
https://mainichi.jp/articles/20240907/k00/00m/040/107000c
(ブログ者コメント)
広島市と千曲市の事例は過去に本ブログでも紹介スミ。
2024年8月7日18時36分にYAHOOニュース(TBS NEWS)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
広島県福山市にあるセルフガソリンスタンドで7月、利用者が自分で持ってきた容器にガソリンを給油中、火災が発生しました。
防犯カメラが発生の瞬間をとらえていました。
【画像を見る】ガソリンスタンドで携行缶に給油中に炎が!その瞬間
7月22日、福山市のガソリンスタンドです。
客は車の給油口ではない所にノズルを持って行くと、荷台にあった金属製の容器に給油をはじめました。
すると、すぐに車の荷台から炎が。
黒い煙も上がり、あわてて荷台の扉を閉めます。
火はすぐにおさまり、車やガソリンスタンドへの延焼はありませんでしたが、一歩間違えば大惨事となるところでした。
ガソリンは引火点が低く、可燃性の蒸気が大量に発生します。
今回は静電気が発生し蒸気に引火したものとみられています。
ガソリンスタンドで客が持参した容器に自らセルフで給油することは、消防法で禁止されています。
福山地区消防組合は、この客に対して指導を行うとともに、ガソリンスタンドの従業員に対しても、監視を怠った危険物取扱者の責務違反があったとして県に報告をしたということです。
福山地区消防組合は、管内のガソリンスタンドに対策の徹底を求めるとともに、ガソリンスタンドの利用客にも、「ルールを守って利用して欲しい」と呼びかけています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4d19942fb16b494e74f7f139e81857092bf581c2
※この事例と関連した記事ではないらしいが、たまたま、8月9日17時0分にYAHOOニュース(ベストカー)からは、手続きが面倒なので携行缶を持って行っても給油してくれないスタンドもあるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
以前は、ガソリンスタンドに携行缶を持っていったり、クルマの荷台に給油をしたいクルマや機械等を積んでいけば、店員さんがガソリンを入れてくれたものですが、冒頭で触れたように、昨今は自走してきたクルマ以外への給油は断られることが多いそう。
これには、2019年12月に公布された危険物の規制に関する規則の一部を改正する省令(令和元年総務省令第67号。以下「改正省令」)が関係しています。
この改正省令において、ガソリンを容器に詰め替えて販売するときは、顧客の本人確認と使用目的の確認を行い、また販売する側が販売記録を作成することが義務化されたのです。
これは2019年7月18日に京都市で発生した爆発火災事件(いわゆる京都アニメーション放火殺人事件)発生を受けて改正されたもの。
・・・
この内容は、詰め替え販売を禁止するものではなく、あくまで本人確認と使用目的の確認、そして販売記録を作成することを義務としたもの。
しかしながら、とあるガソリンスタンドの運営会社によると、売る側の手間が増えてしまったことなどから、運営会社が携行缶への給油サービスを廃止したというケースも少なくなく、携行缶への給油によるガソリン購入が難しくなってしまっているそう。
・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/ef069855f606f34ff477176b30f32427ebcf6cff
2024年7月30日4時59分にYAHOOニュース(共同通信)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
製品評価技術基盤機構(NITE)は、長期使用による経年劣化で、温水洗浄便座から発火し、やけどをするなどの事故が2014年からの10年間で69件あったと明らかにした。
「電気製品なので、異常や故障がないか定期的な点検を」と呼びかけている。
69件のうち、やけどなどの人的被害が8件、周囲の製品や建物にも被害を及ぼしたのが21件。
熱水が出て重傷を負ったケースもあった。
製造から10年以上経過した製品による事故が約8割を占めた。
原因別では、経年劣化など長く使おうとしたためとされるのが約33%、リコール対象など製品不具合が約29%だった。
22年2月に東京都で洗浄ノズルが戻らない故障状態で使い続けていたところ火災が発生。
19年3月には岡山県で2~3年前から複数機能に不具合があったのに使用し続けて、内部基板の接続端子でトラッキング現象が発生して周辺を焼損した。
NITEは、今後も製造から長期間経過した製品による事故が懸念されるとして、「異常や故障に気付いたら放置せず、使用を中止することが重要」としている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ec3e2aa52d2143d324ef02f36bb9c84fb7c611ac
8月1日7時0分にYAHOOニュース(withnews)からは、注意すべき異常兆候や手入れ上の禁止事項など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
多くの家に設置されている温式洗浄便座。
内部部品の経年劣化や異常・故障を放置して使い続けたことで、製品が発火した事故が多く発生しており、また、その原因には不適切な清掃方法もあるとして、専門機関が注意喚起をしています。
【注意喚起】「ノズルに洗剤をシュッ」すると、内部はどうなる? 衝撃の腐食具合と立ち上る煙
■誤った清掃方法で火災が起きた事例も
内閣府が発表している消費動向調査によると、二人以上の世帯における温水洗浄便座の普及率は80%以上。
すでに生活になくてはならない存在になっています。
一方で、そのメンテナンスについては正しい知識が普及しておらず、専門機関が事故への警戒を呼びかけています。
製品評価技術基盤機構(NITE)は7月末、温水洗浄便座の事故が2014年から23年の10年間に合計69件あり、中でも製造から10年以上経過した製品による事故が約8割を占め、内部部品の経年劣化や異常・故障を放置して使い続けたことで製品が発火した事故が多く発生している、として注意喚起をしました。
温水洗浄便座は電気製品であるため、異常や故障を放置して使用し続けていると発火し、火災につながるおそれがあります。
そのため、異常や故障がないか、定期的な点検が必要です。
同機構はチェックポイントとして、以下の点を挙げています。
▽焦げた臭いなど異臭がする。
▽便座や洗浄水、温風が温まらない、または異常に熱い。
▽便座のゴム足が外れている。ガタつく。(破損につながるおそれ)
▽ひび割れなどの破損がある。操作部のシールにめくれやひび割れがある。
▽・電源プラグ・コード、便座コードに発熱や焦げ・変色・破損がある。
▽水漏れが生じている。
もし異常に気づいた場合は、
「温水洗浄便座の止水栓を閉め、電源プラグを抜いて使用を中止してください」、
そして、
「特に、製造から長期間経過している製品は、部品の劣化が進んでいることが考えられるため、より注意が必要です」
ということです。
そして、今回の注意喚起においては、誤った手入れの方法により、火災につながったケースが紹介されました。
そのケースでは、店舗の従業員が毎日、強酸性の洗剤を用いて清掃を行っており、便座内部から塩素を含む強酸性の洗剤が検出されたことから、不適切な清掃方法により洗剤が浸入して内部部品の腐食が進んだとみられます。
さらに、便座に座ったときの力が繰り返し加わったことでヒーター線が断線し、事故に至ったと考えられる、ということでした。
なお、取扱説明書には「洗浄ノズルや、本体等のプラスチック部分の手入れをするときは、薄めた台所用洗剤(中性)を使用し、トイレ用洗剤、住宅用洗剤等は使用しない」旨、記載されていたそうです。
このように、温水洗浄便座内部に洗剤や洗剤から発生したガスなどが浸入して事故につながったケースがあるため、洗剤を使って手入れをする際は、「温水洗浄便座に洗剤を直接、吹きかけたり、便器鉢内に洗剤を放置したりしないようにしましょう」と訴えました。
温水洗浄便座の普及率の向上に伴って、市場残存台数は年々増加しており、「今後も製造から長期間経過した製品による事故が懸念されます」と同機構。
各家庭でも、日々の清掃を見直す必要がありそうです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a323b2feb8ad430e0c97a7284ed17ad9323a30ae
2024年7月26日11時0分に下記趣旨の記事が、複数枚の写真付きでネット配信されていた。
お盆を控え、仏壇や墓参りなどでろうそくに灯をともす機会が増える。
要注意なのが、ぬれた燭台(しょくだい)だ。
燭台の皿に水分が付着していると、ろうそくが燃え進んだ際に炎が反応し、ろうそくの芯が飛び出す危険性があるという。
東京都の担当者は「燭台を洗ったら、しっかりから拭きしてから使用して」と呼びかけている。
■死者は過去10年で最多タイ
都生活文化スポーツ局が昨年11月に20歳以上の男女計2000人を対象に実施した、ろうそくの使用に関するアンケート調査によると、燭台の洗浄方法について「水で洗う・水ふき」が32%と多かった。
このため、燭台をぬらした状態でろうそくに点火する実験を実施した。
陶器製の燭台の皿にストローで水を1滴垂らした場合、ろうそくが燃えて短くなり炎が水に近づくと、「パチパチ」と音を立て瞬間的に激しく燃えることがある。
この際、火がついたままろうそくの芯が皿から飛び出しそうになった事例が確認された。
皿に水分が付着した状態でろうそくが燃えると、溶けたろうが水分の上に薄く覆いかぶさるようになる。
燃焼が進んで炎が水分に近づいてくると水温が上昇。
水分の体積が膨張し、覆いかぶさっていたろうが跳ね、炎が一時的に激しくなったと考えられるという。
ろうそくによる火災は、ひとごとではない。
東京消防庁によると、2022年にアロマキャンドルなども含めた、ろうそくが原因の火災は管内で36件起きており、家屋1軒が全焼、4軒が半焼。
4人が亡くなり、17人がけがをした。
死者4人は、18年と並んで過去10年間で最多。
火災時のろうそくの用途は、約半数の17件が仏壇や神棚の灯明だった。
■「電気ろうそく」も活用を
都のアンケートでは回答者の約15%が「ヒヤリ・ハット経験をしたことがある」と回答した。
詳しい状況としては、
▽自宅の仏壇でろうそくを使用したところ、炎が激しく上がり、仏壇が焦げた。
▽いつの間にかカーテンに燃え移り、ボヤになった。
▽ろうそくが倒れて、仏壇のシートに燃え移った。
▽仏壇のろうそくが点火している状態で、奥の物を動かそうとして袖口に引火しそうになった。
などの回答があったという。
一歩間違えば、大きな被害につながりかねない事例ばかりだ。
都の担当者は、「仏壇にはさまざまな物が置かれていることが多いので、普段から整理しておくことが大事。周囲に燃えやすい物を置かず、不安定な場所では点火せず、火が消えたことを確認してからその場を離れるようにして」と指摘する。
帰省時は、子どもが仏壇を触ってしまったり、高齢者がろうそくを倒してしまったりと、予期せぬトラブルも起こりやすい。
「慣れない環境では特に事故が起きやすい。仏具店では、炎を再現した電気ろうそくなども売られている。高齢者や子ども、ペットがいて不安な方は、火を使わない商品の活用も検討してほしい」と提案している。
https://mainichi.jp/articles/20240725/k00/00m/100/238000c
(ブログ者コメント)
本ブログでは2013年にも同様な情報を紹介している。
『2013年12月15日報道 枚方寝屋川消防本部は水分の残ったロウソク立てでロウソクを使用すると、ごく稀に芯が飛んで火災になることがあると実験で検証 (修正1)』
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3536/
2024年7月22日15時50分にNHK岐阜から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午前6時前、益城町上陳で「中型犬を含む6頭の犬が逃げ出した」と付近の住民から警察に通報がありました。
警察によりますと、逃げ出した犬のなかにはピットブルが含まれていて、これまでにピットブル1頭を含む6頭を確保したということです。
ただ、全部で何頭逃げたのかわかっていないということで、警察が確認を進めています。
熊本県動物愛護センターによりますと、ピットブルはかむ力が強く闘犬に使われることもあるということで、見かけても決して近づかず警察や保健所に連絡してほしいとしています。
いまのところ、住民への被害は確認されていませんが、警察は引き続き近くの小学校などに注意を呼びかけています。
これに関連して、警察は飼い主で自称ブリーダーを公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕しました。
通報を受けて警察官が現場に駆けつけた際、リードにつながれていない犬をみつけて注意したところ、パトカーのドアを右手で殴ったということです。
警察によりますと容疑を否認しているということです。
近くに住む70代の男性は、「以前から犬が逃げ出し警察が来ることが何度かあった」と話していました。
警察が詳しいいきさつを調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/20240722/5000022778.html
2024年7月21日8時9分にYAHOOニュース(ハンギョレ新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
短い通話でも、声を録音された後、人工知能(AI)で加工され、ボイスフィッシング(ビッシング)に悪用される可能性があるとして注意を促す投稿が、ネット上で話題になっている。
大学生の匿名コミュニティ「エブリタイム」に17日に投稿された内容によると、淑明女子大学の学生のKさんは「教授のおかげでボイスフィッシングを避けられた」と投稿した。
Kさんは「電話を受けたが、相手側が一言も話さなかった。『もしもし』と言おうとしたが、『知らない番号から電話がかかってきたときに、(電話をかけた側が)何も言わない場合は、絶対に喋るな』という教授の話を思い出し、すぐに切った」と書いた。
Kさんは「(喋ったら)声を録音し、家族に対して詐欺を働こうとするものだという。教授の話を聞いていなかったら大変なことになるところだった」と付け加えた。
この投稿に登場した教授は、淑明女子大学のチョ・スヨン教授(法学)だ。
チョ教授は19日、ハンギョレの電話取材に「科目『4次産業革命と法』の講義中に、技術の発達によって知能化されたボイスフィッシング犯罪を予防するための方法の一つとして、その内容に言及した」として、「投稿を読むと、学生が忠告にちゃんと従ってくれたようだ」と述べた。
チョ教授は「最近、ボイスフィッシング犯罪集団が通話の音声を録音し、これを他のテキストと結びつけて新たな音声を作り、脅迫に利用する事例が多い」として、「『もしもし。どなたですか」などの短い2語だけ話しても、そのように悪用される可能性がある」と説明した。
ディープボイス(AI技術を利用して、特定の人の声のように音声を出す技術)を通じて、被害者の声で「交通事故で緊急事態が発生したので、お金を送ってほしい」と家族や友達に要求するかたちだ。
崇実大学情報通信電子工学部のチョン・スファン教授は昨年9月、CBSのラジオ番組「キム・ヒョンジョンのニュースショー」のインタビューで、「声を聞いただけでは合成かそうでないかを区別することが難しい段階に来ている」とし、「最近は技術が急激に発展していて、5秒(の音声)サンプルがあればできる。最近では2秒のサンプルでもある程度のクオリティ(品質)になる」と述べた。
実際に2021年10月、アラブ首長国連邦(UAE)のある銀行は、普段取り引きしていた大企業の役員の声をまねたディープボイスのボイスフィッシングにだまされ、3500万ドル(約5億5000万円)を送金した。
昨年3月にはカナダで、ディープボイスで作った偽の息子の声にだまされた両親が、ボイスフィッシング犯に2万1000カナダドル(約240万円)を送金する被害を受けた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e7bfce7a10855dab633840aad7cff8f7d6501856
2024年7月17日21時2分にYAHOOニュース(東海テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
岐阜県各務原市で高校生など2人が犬にかまれ大ケガをした事件で、岐阜地裁は7月17日、飼い主の女に有罪判決を言い渡しました。
2人をかんだ犬は「世界最強の闘犬」とも呼ばれるピットブルでした。
【動画で見る】80歳男性に“最強の闘犬”ピットブル散歩させる…高校生が噛まれ大ケガで飼い主に有罪判決 被害者「飼育の制限を」
各務原市に住む高校生、原口さん(16)は2023年8月、自転車で登校途中に犬にかまれ、全治1カ月半の大ケガをしました。
およそ1年が過ぎても足には傷痕が残っています。
その襲ってきた犬は“世界最強の闘犬”、ピットブルでした。
原口さん:
「黒い色をしたピットブルでした。(ピットブルの)リードを持っていたんですけど、ちゃんと制御しきれていなかった感じです」
ピットブルを連れていたのは80歳の高齢男性で、男性に散歩をさせていた飼い主の27歳の女が重過失致傷の罪で2024年3月、起訴されました。
女は2022年11月にも、自ら散歩させていたピットブルが当時83歳の女性に噛みつき、全治1カ月の大ケガをさせた罪にも問われています。
ピットブルはもともとアメリカで闘犬用に交配された犬種です。
自らもピットブルを飼っている、動物研究家のパンク町田さんに話を聞きました。
パンク町田さん:
「普段は非常におとなしくて、人間に対して非常に穏やかな犬です。ですけど、一度怒り出すと止まらないので、怒り出すとか興奮することがないように飼育するのがコツになるかと思います」
日本では一部の自治体を除いて、飼うための規制はありませんが、イギリスなどでは飼うことが禁止されています。
パンク町田さん:
「飼育される方々は、自分がまず犬のエキスパートにならなければならないと思います。そして、もしそのような犬とすれ違ったりする時は、ちゃんとリードでつながっているかとか、飼い主がそばにいるかとか、確認した上ですれ違うように」
飼い主の女の裁判で2024年5月、検察側は「ピットブルに力負けして十分に制御できないと認識していた」などと厳しく指摘し、禁錮6か月を求刑しました。
弁護側は執行猶予を求めていました。
7月17日、岐阜地裁は「ピットブルのしつけが出来ておらず、不適切な仕方で散歩をさせたら、重大な事故が生じる危険は十分予見できた」などとして、禁錮6カ月、執行猶予4年の判決を言い渡しました。
原口さん:
「大型犬を見ると思い出して、ちょっと怖いなと思います。僕以外にもピットブルに噛まれた人がいるし、条例か何かを作って飼うのを制限してほしいと思います」
https://news.yahoo.co.jp/articles/1d6a8feb05586c52571ab4270442e5b2fcade74a
7月17日17時21分にNHK岐阜からは、賠償金を支払う意向があったので執行猶予がついたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日の判決で岐阜地方裁判所の平手一男裁判官は、「凶暴な犬種で人を襲うことがあると知り、不適切な方法で散歩させれば重大な事故が生じる危険は十分予見できたのに、防止対策をとらなかった。被害者は激しい肉体的苦痛を受け、生活に支障が生じており、被告の刑事責任は軽視できない」と指摘しました。
一方で、賠償金を支払う意向があることなどを考慮し、禁錮6か月、執行猶予4年を言い渡しました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/20240717/3080013951.html
(ブログ者コメント)
逃げ出した猛犬が人に噛みついた事例を、本ブログでは過去に2件紹介している。
〇2023年:熊本市で雑種の闘犬が男児に噛みついた。
〇2020年:銚子市でピットブルが近所の女性とその飼い犬に噛みついた。
2024年7月4日17時59分にYAHOOニュース(HTB)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日夕方、札幌市豊平区中の島2条3丁目のマンションの駐車場で、4階に住む美咲ちゃん(3)が倒れた状態で発見され、搬送先の病院で死亡が確認されました。
本間記者) :
「非常階段の壁には隙間があります。小さい子であれば通り抜けられそうです」。
これは住人が撮影したマンションの非常階段。
壁と手すりには隙間があります。
警察によりますと、美咲ちゃんはこの15センチほどの隙間から転落した可能性が高いということです。
15センチという幅に問題はないのでしょうか。
建築基準法には、非常階段や手すりの隙間について定めた条文はありません。
ただ、JIS・日本産業規格やベターリビング・優良住宅部品の基準では、手すりの隙間の幅は11cm以下とされています。
なぜ11cmなのでしょうか。
ベターリビング住宅部品関連事業本部 西本 住宅部品企画部長:
「基準を作るときに乳幼児の身体データを元に頭が通らないという寸法から(11センチと)出させていただいてる。それに比べると150ミリ(15センチ)ですか、やはりちょっと大きいのかなという気はいたします」。
11センチを上回る隙間があるマンションなどについては、転落を防ぐため建物の管理者側から住民に注意を呼びかけるべきだと話します。
西本 部長)
「(建物を)管理される方々、やはり隙間に関して私どもの基準でいうと110ミリ(11センチ)ですけど、ある程度大きいと危ないよというところは皆さん認識を持っていただくというようなことができるといいと思います」。
https://news.yahoo.co.jp/articles/46e22db8515350ab9013ee45d5ef7d333948d390
2024年7月1日16時1分にYAHOOニュース(河北新報)から下記趣旨の記事が、顔の前面が破壊されたレントゲン写真付きでネット配信されていた。
クマの市街地への出没が頻発し、その脅威は私たちの身近に迫っている。
クマによる外傷はどれほどの衝撃で、被害に傾向はあるのか。
昨年、全国最多の負傷者を出した秋田県で、けがの程度が重かった20人分の症例を分析した秋田大病院高度救命救急センター(秋田市)の中永センター長に聞いた。
中永センター長:
「爪と牙の鋭いクマの攻撃はすさまじく、人が受ける力は、車がつぶれる交通事故や高所からの転落に匹敵する。
患者の傷口から折れた爪が見つかるほど、クマは全力を出す。
『命に別条はない』というと大したことはないと思われがちだが、別条がないよう何とか治療しているのが実態だ。
20人の受傷部位は顔が9割、頭部が6割を占めた。
鼻や頬など顔面の骨折も半数いて、一撃で「バキッ」と複数の骨が折れる。
3人は眼球が破裂した。めくれた顔の皮膚を戻したり、現場に落ちた鼻を付け直したりしたケースもあった。
気管損傷は特に危険で、チューブを入れて気道を確保する処置をした。
襲われる場所は従来、ほとんどが山間部だったが、都市部での被害が急増している。
20人のうち、市街地と田畑を併せた生活圏は7割以上に及び、いずれも7~11月に集中。
中でもピークは10月(6人)だった。
傷が治っても、被害者の多くは長い間、心身にダメージを負い続ける。
傷口からの感染症や骨髄炎につながるリスク、失明に加え、嗅覚が戻らないとか、唾液や涙が止まらなくなるといった後遺症が問題となる。
■望ましいのはフルフェースのヘルメット
心的外傷後ストレス障害(PTSD)も見られる。
20人は大半が生活圏にいて、農作業(6人)や散歩(5人)、仕事(4人)の最中だった。
自宅近くなどで遭遇した人ほどショックは大きく、長期にわたる影響を調べる必要がある。
被害を防ぐには、出没情報が出た時は山に入らないことが大前提。
遭遇時は撃退スプレーなどを使う余裕もないとみられ、いかに頭部を守るかが重要だ。
望ましいのはフルフェースのヘルメットだが、農作業中なども帽子のようにかぶりやすく、衝撃を和らげる製品の開発に期待したい。
今年の負傷者に、かがんで手で頭部を覆う姿勢を取り、クマから頭を守ることができた例もあった。
こうした心構えも大切だ。」
https://news.yahoo.co.jp/articles/da120e698b5c58a42c2fb1be2245970d75b7c1d5
2024年6月27日6時2分にYAHOOニュース(青森テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日朝、青森市の八甲田山系で80代の女性がクマに襲われ死亡しました。
この時に、女性が襲われた現場で救出作業に当たったのが青森県猟友会に所属する「ハンター」です。
【写真を見る】クマに襲われ女性死亡… 25日の事案の詳細を読む
※25日の事案の詳細については写真リンクよりご確認いただけます。
25日の捜索に出動したハンターは、「音を鳴らせばクマが離れる」というクマの習性を過信しないよう、警鐘を鳴らします。
■捜索に出動したハンターたち
25日の捜索に出動したのは県猟友会東青支部のハンターたちです。
秋田県鹿角市で5月に捜索隊が襲われたこともあり、当初は捜索が難航することも懸念されましたが、捜索開始からわずか1時間で救出を完了しました。
その任務に副支部長としてあたったのが、小野さんです。
小野さんたちの依頼内容は捜索隊の警護でした―。
■「クマは餌に対してしつこいので絶対に離れない」
小野さん:
「秋田でも、そういうこと(警察官が襲われる)があったし、猟友会が持っている銃と弾は、クマ対応のものもあるので、それで追い払いをお願いしたいと(依頼があった)。
クマは餌に対してしつこいので、絶対に離れない。
絶対にクマにそばにいるということで、そういう(捜索隊の)編成になった」
■現場には「倒れている女性」と「クマ」…
捜索隊が到着すると、実際に現場にはクマがいたといいます。
また、女性が倒れていた周辺には「爆竹のから」や「スピーカーのようなもの」といった音の鳴るものがあったということです。
■「音はしてたんだけど全くクマ除けになってなかった」
小野さん :
「音はしてたんだけど、全くクマ除けになってなかった。
私が思うに、クマを引き寄せるような効果があったのではないかと。
鈴、ありますよね。あれも今、あんまり効かないと思います。
かえって寄ってくるんじゃないかな。今のクマは―。」
クマは、捜索隊が到着しても10分ほどの間、逃げるそぶりを見せなかったということです。
これまで、人の気配や音を出すとクマはその場を離れると考えられていましたが、小野さんはクマの習性が変わった可能性があると警鐘をならします。
■「クマの習性が変わった可能性」ハンターが警鐘
小野さん :
「音が鳴ったら近くに人間がいるので、もしかしたら餌を持っていると。
学習能力がすごい高いんですよ。クマは。
そういうクマに対しては、捕獲するか射殺するかしないと、遺伝子が残ってしまう。
そのクマの『人間は怖くないんだ』という…」
https://news.yahoo.co.jp/articles/244f78d2d01dd98f94aa27f4f6c354a6549b2f7a
6月27日8時3分にYAHOOニュース(現代ビジネス)からは、クマの被害や目撃情報が増加している背景としては、山村地域の過疎化や地球温暖化などによる個体数の増加が考えられるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月、秋田県鹿角市で警察官2人を含む3人がクマに襲われ、死傷したという報道がされた。
秋田県内では、去年、クマによる人身被害の数が70件にものぼっており、今回の事故を受けて、クマ被害には見舞金の支給を検討していると県議会が発表した。
全国的に見ても、増加するクマ被害や目撃例。
その背景に、山や里山の生態系に変化が生じている事情があるという。
・・・
クマが生息するような山林で40年にもわたって頻繁に調査研究活動を続けている生態学者であるA氏は、クマ被害が増加した要因を次のように解説する。
「近年、クマの活動範囲が急速に広がっており、そのことが近年のクマ被害の増加をもたらしているのは間違いないでしょう。
活動範囲が広がった要因の一つとして、クマの個体数が急激に増えたことが考えられます。」
個体数が増えた背景には、山村地域の過疎・人手不足の問題が関わっているという。
「山村の過疎が進んだために、クマを狩ってくれる人の数が減ったことが、クマの個体数増加や活動範囲の抑止力を弱めた可能性があります。
過疎が進むと、耕作地や果樹が放棄され、それらが人里に降りてきたクマの食糧源になっている可能性もあります。
他にも、温暖化の影響で、冬が暖かくなっているというのもあります。
厳しい冬はクマの個体数を抑止している可能性が高いです。
厳しい冬を迎えると十分な餌をとるのに苦労し、無事に冬をこす個体も減るでしょう。
でも、雪の量が減り、積雪日数が減ってくると、越冬に備えて十分な餌をとることができるというわけです」
・・・
クマの活動範囲が拡大したことで、人里に出ることが増えるうちに、農作物やゴミ捨て場などを漁ることも増えているようで、その間に、一部の個体は、『人は怖くない』と学習している可能性があります。
15年くらい前までは、クマが生息する地域の山林に入るとき、クマよけの鈴をもっていけば大丈夫と、安心していました。
しかし、人を恐れないクマの振る舞いがあちこちで確認されるようになり、最近は、クマよけの鈴をならしながら歩いても、本当に効果があるのか不安に思うようになりました。」
・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/7bbd98d6b46d043997cbdb5ac2deb57ae55cdcb7
6月27日19時4分に毎日新聞からは、現場周辺では21日と22日にも襲われる事案があった、同じクマか?25日の事案は女性が持っていたタケノコを自分の餌と認識し守った可能性がある、しかし人が持っている食べ物を奪おうとするクマはごく一部など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
市などによると、25日に亡くなった同県むつ市の女性はタケノコ採りをしていたといい、救出時に多数の外傷が確認された。
事故現場周辺では他にも人身被害などが相次ぐ。
21日にもタケノコ採りの女性がクマに襲われて大けがをした。
また22日には持参した食料を奪われ、追いかけられる事案もあった。
県は25日、県内全域に出していた「ツキノワグマ出没注意報」を警報に引き上げた。
現場から約2キロの距離に位置する酸ケ湯温泉旅館は26日、管理するキャンプ場の閉鎖に初めて踏み切った。
畑田支配人は、「人を襲ったクマはまた人を襲う恐れがあり、まだ駆除されていないことから、営業を続けていくのは危険と判断した。ショックだし、残念です」と話した。
・・・
大西尚樹・森林総合研究所動物生態遺伝チーム長の話:
「八甲田山系の近いエリアで相次いで人が襲われていることから、今回の3件は同じクマによる被害の可能性が高い。
25日に襲われ亡くなった女性の救助活動にかかわった猟友会のハンターによると、クマは女性の近くにずっといて逃げなかったという。
クマは自分の餌と認識すると、他に取られないように守る習性がある。
女性がタケノコなどの食べ物を持っていたとすれば、それを狙ったのかもしれない。
大人の雄グマは1日数キロ歩く。
このクマが駆除されたことが確認できない限り、このエリアに立ち入ってはならない。
今は繁殖時期で、雄が交尾のために動き回っており、遭遇する確率が高い。
クマは、基本的には人間を恐れている。
人を襲うという発想はそもそもないが、何かをきっかけに人が持っている食べ物を奪いとることを学習する。
ただ、そういったクマは全体のごく一部だ。
今回の現場付近以外での山の活動では、鈴やラジオなどを使って音を出し人の存在をクマに気付かせることや、クマよけのスプレーを携行する、ヘルメットをかぶるなどの対策が有効だ。
https://mainichi.jp/articles/20240627/k00/00m/040/248000c
2024年6月23日12時2分にYAHOOニュース(FNN PRIME)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
インドのガソリンスタンドで11日、給油中のバイクが炎上する事故が発生した。
男性は燃え続けるバイクを押して移動させ、従業員が消火器で火を消し、けが人はいなかった。
スマートフォンの電磁波から引火し、火災が発生したという。
【画像】インドのガソリンスタンドで給油中のバイクが突然火を噴いた瞬間
■バイクから突然…炎が上がる
インドのガソリンスタンドで11日、思いもよらぬことが原因となり、給油中のバイクが突然火を噴いた。
ガソリンを入れるため、スタンドに止まったバイクが、タンクにノズルを突っ込み、給油を開始した瞬間、バイクが炎上。
バイクに乗っていた男性は、燃え続けるバイクを押して移動させるが、ノズルの先端からも炎が上がっている。
従業員は、ノズルの先端の炎を消火器で消すと、バイクを追いかけ、消火器を噴射した。
他のトラックや、貯蔵タンクに火が移ってしまうと、大爆発を引き起こす恐れもあるため、炎をまとったバイクに、スタンド中が大騒ぎになった。
その後、バイクの消火に成功し、けが人はいなかった。
■着信した際の電磁波で引火か
給油中のバイクから火が出た原因とみられるのは、男性が胸ポケットから取り出したスマートフォンだった。
男性がスマートフォンを取り出した瞬間に、炎が上がっており、現地メディアによると、メッセージを着信した際の電磁波で、ガソリンに火が付いた可能性があるという。
給油の際は、十分な注意が必要と呼びかけている。
(「イット!」 6月14日放送より)
https://news.yahoo.co.jp/articles/0d5c295883942066fb8c4e909a263a5821066d2d
(ブログ者コメント)
本件、詳細不明ゆえ、なんとも言えないが、本ブログでは以前、わが国で携帯電話による着火源の可能性について実験した結果、一度も着火しなかった、しかし給油所では給油中に注意散漫になることを防止するため携帯電話禁止にしているところが多い、といった情報を紹介している。
2024年6月22日9時0分に北海道文化放送から下記趣旨の記事が、複数枚の写真付きでネット配信されていた。
■牧場のウシが逃げた…理由は野犬
北海道東部の別海町の牧場で放牧中のウシが野犬の群れに襲われ、うち4頭が死ぬ被害がありました。
周辺の牧場では5月から野犬の襲撃が相次いでいて、これまでに6頭のウシが死にました。
町はワナを設置するなどし、警戒を続けています。
野犬に襲われたのは別海町上春別地区にある牧場で、6月16日朝、ウシが柵から脱走しているのを牧場関係者が発見しました。
確認したところ、放牧中のウシ78頭が野犬の集団に襲われ、このうち4頭の乳牛が死んでいるのが見つかりました。
ウシは尻や生殖器などをかまれ、柔らかい内臓を食べられていました。
現場にはイヌの足跡が多数残されてていて、7~8匹の野犬の集団に襲われたとみられています。
■5月下旬から現れた野犬の集団
別海町上春別地区では、5月から野犬の集団による被害が相次いでいて、これまでに4箇所の牧場で11頭のウシがかまれ、うち和牛を含む6頭のウシが死んでいます。
「最初はクマかと思ったが、イヌの足跡があった。今までこんなことはなかった」と牧場関係者も驚く、野犬によるウシ襲撃。
■66頭のウシを襲ったOSO18の記憶
北海道東部の牧場では2019年からヒグマの「OSO18」が標茶町や厚岸町の牧場で66頭もの牛を襲撃し「忍者グマ」の異名で恐れられていましたが、2023年にようやく駆除されました。
道東の牧場に平和が戻ったかに見えましたが…。
■ヒグマへの備えに加え 野犬対策も
5月21日、別海町の牧場で子ウシ8頭がヒグマに襲われ、 4頭が死ぬ被害があり、酪農関係者の間で再びクマへの警戒が続いていました。
そんな矢先、すぐ近くの牧場で、今度は野犬による被害が出たのです。
被害の拡大を防ぐため町は、牧場周辺に捕獲のためのワナを設置するとともに毒エサを配置しました。
また人も襲われる可能性があるとして、極力1人で行動せず、車で移動するよう呼び掛けています。
■野犬たちはどうやってウシを襲った?
そもそも、イヌが自分よりも体の大きいウシを襲うことがあるのでしょうか。
実は過去にも野犬の集団がエゾシカを襲う様子が目撃されていました。
2013年、根室市の風蓮湖で、3匹の野犬が湖の中に、シカを引き込もうとしている様子が撮影されました。
1匹が首に、もう1匹が背中に噛みついていて、役割を分担して相手を倒そうしている様子がうかがえます。
■今後どうなる 野犬の集団
野犬が増えると狂犬病なども心配されますが、今後、野犬の集団はどうなっていくのでしょうか。
旭山動物園の元園長で、札幌市円山動物園参与の小菅氏は、人の手を離れたイヌは群れを作り、あっというまに「オオカミ化」してしまうと警告します。
イヌは野生化すると、一頭では生きていけないので群れで暮らし、集団で狩りを行うようになり "オオカミの習性" が蘇ってくるといいます。
小菅氏は、今後、子どもが生まれて野犬の群れが拡大するのを防ぐためにも、全頭捕獲するしか対策はないと断言します。
https://www.uhb.jp/news/single.html?id=43465
※上記報道と相前後して、香川県では野犬などの殺処分数が2022年度322頭で全国トップだったという報道もあった。
(2024年6月24日7時49分 NHK香川)
環境省のまとめによりますと、2022年度の1年間に香川県内で野犬として保護されたり、飼い主に捨てられたりして保健所に引き取られた犬のうち、新しい飼い主が見つからず、殺処分された犬はあわせて322頭でした。
前の年度と比べて29頭増え、全国の都道府県で最も多くなりました。
また、同じ年度に保健所が引き取った犬の数はあわせて1220頭で、全国で2番目に多くなりました。
香川県は、殺処分された犬の数が2020年度まで8年連続で全国で最も多くなっていましたが、県と高松市が、保健所が引き取った犬や猫を新たな飼い主へ譲渡する拠点施設「さぬき動物愛護センター」を2019年度に整備したこともあり、殺処分の数は減少傾向でした。
香川県は「保護した犬の譲渡だけでなく、保護が必要な犬を減らすために、地域住民と一緒に、野犬や無責任な餌やり行為を防止するパトロールなどにも力を入れていきたい」としています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/20240624/8030018677.html
また、仙台市では昨年度、109匹の野良ネコが殺処分された、ただ2020年に条例制定後は減少しているなどの報道もあった。
(2024年6月24日19時47分 YAHOOニュース;仙台放送)
飼い主がいないネコの現状と対策についての取材です。
昨年度、仙台市内では飼い主のいないネコが255匹保護されました。
この猫の中には、新しい家族に引き取られるネコもいますが、一方で、半数近くの109匹が殺処分されました。
1匹でも多くの命をつなぐために、模索が続いています。
6月15日、仙台市の動物管理センターで、今年度初めてのネコの譲渡会が開かれました。
・・・
こちらは、過去7年間に、仙台市動物管理センターに保護されたネコの数の推移です。
実は保護されるネコの数は年々減っていて、おととしは250匹と、過去最も少なくなっています。
この背景の1つに、仙台市が定めた条例があります。
仙台市では、誰もがネコと共生できる社会を目指して、2020年4月に条例を制定しています。
条例には、ネコを屋内で飼うことや不妊去勢手術をするといった、飼い主の責任などが定められています。
仙台市動物管理センター アニパル仙台 釜谷所長 :
「条例ができて、市民の意識も高まってきているっていうのと、飼い主への適正な飼育の啓発をして、さらに減少に繋がっていると思っています」
一方、こちらは保護されたネコのうち、譲渡されたネコの数です。
割合でみると、ほぼ横ばいで変わりがないのが現状です。
また、保護されても、大きなケガや病気の場合、譲渡の対象とはならず、処分となってしまいます。
さらに、交通事故などで死んだ飼い主不明のネコは毎年1500匹以上と、処分されるネコの10倍を大きく超えています。
こうしたことから、仙台市の条例では、飼い主の責任だけでなく、飼い主のいないネコへ無責任にエサを与えないなど、一般市民の役割も定めています。
動物管理センターの釜谷所長は、センターとしては保護されるネコの数をゼロに近づけたいと話します。
釜谷所長 :
「すでに飼っていらっしゃる方は、最後まで責任を持って大切に飼っていただきたい。
望まれない命っていうのが、こちらの方に来る数、収容数をゼロに近づけていきたいっていう部分が強い。
それを持って処分も減っていければいい」
https://news.yahoo.co.jp/articles/269690333d17e33bdd9d8384d39b31c9ab592944
一方、繁殖能力が無くなった小型犬3匹をエサ代がかかるからと殺していた元ブリーダーが逮捕された、始末するのがブリーダーの責任だと話していた、といった趣旨の記事も報じられていた。
(6月27日11時00分 YAHOOニュース;TBS NEWS)
ポメラニアンやトイプードルなど小型犬3匹を生きたまま、ビニール袋に入れて窒息させ、殺したとして、埼玉県の81歳の元ブリーダーの男が逮捕されたことが分かりました。
動物愛護法違反の疑いで逮捕されたのは、埼玉県毛呂山町の元ブリーダー、渡部容疑者(81)です。
捜査関係者によりますと、渡部容疑者は先月6日から12日の間に、自身が経営する毛呂山町の犬の飼育場で、ポメラニアンやトイプードルなど小型犬3匹を殺した疑いがもたれています。
渡部容疑者は、犬が入ったケージごとビニール袋に入れたうえで袋を密封し、長時間放置して、窒息させて殺したということです。
去年8月、この飼育場の事情を知る人物から「渡部容疑者が犬を殺している」、「犬をケージに入れて、そのまま袋に入れ、密封している」と通報があり、事件が発覚しました。
その後、捜査を続けた警察が、先月、家宅捜索を行い、犬の死骸を見つけていました。
殺された犬は、いずれも、ペットショップなどで販売される子犬を産むために飼育され、年齢や体力の低下などで繁殖ができなくなった、いわゆる「繁殖引退犬」とみられています。
渡部容疑者は逮捕前の任意の調べで、「繁殖に使えなくなった犬はもらい手もいないし、エサ代もかかるので始末するのがブリーダーの責任。だから殺した」と話していたということです。
また動機については、「エサ代に困っていたため殺した」と話していたということで、警察は、「繁殖引退犬」の引取先が無く、エサ代など飼育にかかる費用に困って、殺したとみています。
警察は、渡部容疑者が数年前から同様の手口で、ほかにも犬を殺していたとみて、余罪を追及する方針です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e0125f08d2e57c2c6c0530ee1d180ca2d8e81a4c
6月27日17時49分にNHK NEWS WEBからは、元ブリーダーの飼育場には他に170匹の犬がいて親族が管理中、県などと連携して引き取り手を探していくなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
元ブリーダーは2017年から子犬を中心に販売していましたが、埼玉県によりますと、犬を飼育するかごの大きさが基準を満たしていないなどの理由で、保健所が去年までに合わせて3回指導し、改善に応じていたということです。
警察が先月、飼育場などを捜索した際、窒息死した3匹の犬とは別に179匹の犬が飼育されていたということです。
警察によりますと、犬はかごに入れて飼育されていて、管理体制に目立った問題点は確認されなかったということですが、このうち17匹は捜索に立ち会った獣医師から何らかの病気にかかっている疑いがあるという指摘を受けて保護し、埼玉県などと連携して治療のうえ、引き取り手を探すということです。
元ブリーダー側から今月24日に保健所に廃業届が提出された際は、およそ170匹の犬が確認され、親族が管理を続けているということです。
残された犬については今後、県や保健所と連携して引き取り手を探していくということです。
埼玉県生活衛生課総務・動物指導担当の佐近さんは、「新たな引き取り手探しを業者に努力してもらっていて、行政も力を貸していく状況だ。新しい飼い主を探すことに県としても最大限努力していきたい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240627/k10014493711000.html
(ブログ者コメント)
以前、本ブログでは、周南市や韓国で多数の野犬が出没し、人に被害が出ているという情報を紹介した。
また、千葉県では行川アイランド閉園時に山に放った?キョンが大繁殖し、茨城県でも目撃されるなどして農業に大きな被害を及ぼしている。
ことほどさように、犬やネコのみならず動物全般、現在飼っている人は勿論のこと、これから飼おうとしている人には、飼った後、手放さなければならない事情が生じた場合に自分はどうするか、どうしなければならないか、その覚悟、責任感をもって飼うようにしてほしいものだ。
換言すれば、最後まで面倒見るという強い責任感をもった人でなければペットを飼う資格はないと考える。
ちなみに埼玉県の元ブリーダー、ブリーダーとしての責任で3匹を殺処分したということだが、屋外に放して野犬化させなかっただけマシと言うのは言い過ぎか・・・?
引き取り手が見つからなかった場合、どうせ、殺処分されるのだから・・・。
2024年6月19日11時5分にYAHOOニュース(共同通信)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
インターネット通販で海外製品を国内向けに販売する事業者に対し、安全管理を担う責任者を国内に配置するよう求める改正消費生活用製品安全法など4法が19日の参院本会議で可決、成立した。
海外製モバイルバッテリーの発火事故などが増えていることへの対応で、国は危険な製品を通販サイトから削除するよう要請できる。
対象は電化製品やガス関連製品など、使い方によっては危険を伴う製品で、安全基準に適合していることを証明する「PSマーク」の表示義務があるものを扱う事業者。
国内の責任者の名前を公表する制度も創設した。
改正法には、子ども向け玩具を対象に、不適合製品の販売を禁止する事前規制も盛り込んだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f5be9b9f74174351aa9cecd8fa1a09949836f02f
2024年6月3日17時40分に長野放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2023年9月、長野県軽井沢町で測量現場に向かっていた60代男性作業員がスズメバチに身体を複数箇所刺され、アナフィラキシーショックを発症し死亡する労働災害事故がありました。
小諸労働基準監督所は3日、労働者に適切な保護具を備えなかったとして、会社などを労働安全衛生法違反の疑いで書類送検しました。
労働安全衛生法違反の疑いで書類送検されたのは、松本市の測量業者と佐久支店の部長です。
小諸労働基準監督所によりますと、2023年9月、軽井沢町で60代男性作業員が測量現場に向かうため、茂みを進んでいたところ、ハチの巣を踏み、クロスズメバチに身体の複数箇所を刺されたことにより、アナフィラキシーショックを発症し、その後、搬送先の病院で死亡する労働災害事故がありました。
労基署は、有害物が皮膚から侵入して、健康被害をおこすおそれのある業務に、労働者を従事させるにあたり、適切な保護具を備えなかった疑いがあるとして、会社と支店の部長を労働安全衛生法違反の疑いで書類送検しました。
https://www.nbs-tv.co.jp/news/articles/?cid=18803
6月3日20時58分に信濃毎日新聞からは、動植物との接触が予想された測量現場だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北佐久郡軽井沢町で昨年9月、測量現場で男性がハチに刺されて死亡した事故があり、小諸労基署は3日、労働安全衛生法(事業者の講ずべき措置等)違反の疑いで、測量業のN社(松本市)と同社佐久支店部長の50代男性の書類を地検佐久支部に送った。
動植物との接触が予想された測量現場にもかかわらず、保護具を備えていなかった疑い。
同署によると、作業中だった同社パート従業員の60代男性が茂みの中でクロスズメバチの巣を踏み、複数箇所を刺された。
男性はアナフィラキシーショックとなり、搬送先の病院で数日後に死亡した。
同社は取材に「重く受け止め、再発防止に全力で取り組む」とした。
https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2024060300940
2024年5月22日5時0分に読売新聞から、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。
21日午前10時45分頃、東京都練馬区石神井町の都道で、「子どもの首が車の窓に挟まり、抜けない」と車を運転していた母親(34)から119番があった。
警視庁幹部によると、後部座席にいた女児(2)が意識不明の状態で救急搬送され、約1時間半後に死亡が確認された。
母親は電動で開閉する「パワーウィンドー」を「後方を確認せずに閉めた」と話しており、警視庁が当時の状況を調べている。
捜査関係者によると、母親が赤信号で停車した際、右後部座席に1人で乗っていた女児に声をかけたが返事がなく、様子を確認したところ、女児の首が窓ガラスに挟まっているのに気付いた。
他に同乗者はいなかった。
母親は、「事故の前に運転席にある窓のスイッチを操作した。換気のため開けていた前後4か所の窓のうち、右後部座席以外を閉めたつもりだったが、後ろを確認していなかった」などと説明しているという。
車はミニバンで、右側の後部座席にはチャイルドシートが設置されていた。
母親は女児がベルトを装着していなかったと話しており、警視庁は女児がチャイルドシートか座席の上に立って窓から顔を出した際、閉まった窓に挟まれた可能性があるとみている。
ミニバンのメーカーによると、同一車種のパワーウィンドーには、窓が閉まる時に異物が挟まると自動停止し、窓が少し開く事故防止機能がある。
ただ、窓が完全に閉まる直前に異物が挟まった場合や、スイッチで窓を閉める操作を続けた時は、この機能が作動しない可能性があるという。
現場は西武池袋線・石神井公園駅から西に約800メートルの住宅街。
事故当時、現場近くで作業をしていた造園業の男性(49)は、母親が車内で「子どもが挟まれた。どうしよう」と取り乱しながら電話している様子を目撃したという。
直後に救急車が到着したといい、男性は「子どもが亡くなったと聞き、本当にかわいそうだ」と話した。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20240522-OYT1T50009/
5月21日15時2分にNHK首都圏からは、車のパワーウインドウによる事故はこの15年で少なくとも12件あったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
こども家庭庁は、ホームページでハンドブックを公表し子どもの事故を防ぐポイントを紹介しています。
ハンドブックによりますと、パワーウインドーに挟まれる事故は、特に0歳から3歳くらいの子どもに注意が必要だということです。
そのうえで、事故を防ぐ対策として、窓を閉める際には子どもの顔や手が出ていないか、大人が近くで確認しながら操作するよう呼びかけています。
また、子どもが自分で窓を開けたり閉めたりすることができないように、窓をロックする機能の活用も促しています。
車のパワーウインドーでけがをした事故は、この15年間で少なくとも12件にのぼっています。
消費者庁と国民生活センターが管理しているデータベースによりますと、車のパワーウインドーで指や体を挟まれるなどしてけがをしたケースは、今回の事故を除いて2009年9月以降、少なくとも12件にのぼります。
このうち、6割近くの7件は10歳未満の子どもで、2015年には女の子が指を挟まれて切断したほか、2010年には幼児が首を挟まれ意識不明の重体となっています。
JAF=日本自動車連盟は、車のパワーウインドーで挟まれる事故の防止を呼びかけるため、どのくらいの力があるか実験を行い、公開しています。
JAFは、パワーウインドーが閉まる力の強さを検証するため、野菜を使って実験を行いました。
その結果、物が挟まったことを感知する機能がついていないタイプの車では、窓が大根に接触したあとも止まることなく上がり続け、大根を切断して閉まりました。
また、実験では、8歳の男の子に協力してもらい窓に直接手を掛けて閉まるのを止められるか検証しましたが、両手でも無理だったということで、大人でも相当な力が必要だとしています。
JAF東京支部によりますと、こうした事故を防ぐためには、子どもが窓のスイッチを操作できないよう運転席でロックするとともに、6歳未満に義務づけられているチャイルドシートを正しく使用する必要があるということです。
また、親などが運転席に座った状態で後部座席の窓を開け閉めする際は十分に安全確認を行い、「窓を閉めるよ」などと声をかけ注意を促すことが重要だとしています。
JAF東京支部の由水さんは、「パワーウインドーが作動してしまっても手で止めようとせず、慌てずに窓を下げるスイッチを操作することが大切だ。挟み込みを防止する機能が備わっていたとしても、子どもの細い指などは感知されないおそれもあるため、油断せず安全対策を行ってほしい」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20240521/1000104754.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。