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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2024730459分にYAHOOニュース(共同通信)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

製品評価技術基盤機構(NITE)は、長期使用による経年劣化で、温水洗浄便座から発火し、やけどをするなどの事故が2014年からの10年間で69件あったと明らかにした。

「電気製品なので、異常や故障がないか定期的な点検を」と呼びかけている。

69件のうち、やけどなどの人的被害が8件、周囲の製品や建物にも被害を及ぼしたのが21件。

熱水が出て重傷を負ったケースもあった。

製造から10年以上経過した製品による事故が約8割を占めた。

原因別では、経年劣化など長く使おうとしたためとされるのが約33%、リコール対象など製品不具合が約29%だった。

222月に東京都で洗浄ノズルが戻らない故障状態で使い続けていたところ火災が発生。

193月には岡山県で23年前から複数機能に不具合があったのに使用し続けて、内部基板の接続端子でトラッキング現象が発生して周辺を焼損した。

NITEは、今後も製造から長期間経過した製品による事故が懸念されるとして、「異常や故障に気付いたら放置せず、使用を中止することが重要」としている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ec3e2aa52d2143d324ef02f36bb9c84fb7c611ac

 

8170分にYAHOOニュース(withnews)からは、注意すべき異常兆候や手入れ上の禁止事項など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

多くの家に設置されている温式洗浄便座。

内部部品の経年劣化や異常・故障を放置して使い続けたことで、製品が発火した事故が多く発生しており、また、その原因には不適切な清掃方法もあるとして、専門機関が注意喚起をしています。

 【注意喚起】「ノズルに洗剤をシュッ」すると、内部はどうなる? 衝撃の腐食具合と立ち上る煙

 

■誤った清掃方法で火災が起きた事例も

内閣府が発表している消費動向調査によると、二人以上の世帯における温水洗浄便座の普及率は80%以上。

すでに生活になくてはならない存在になっています。

一方で、そのメンテナンスについては正しい知識が普及しておらず、専門機関が事故への警戒を呼びかけています。

製品評価技術基盤機構(NITE)は7月末、温水洗浄便座の事故が2014年から23年の10年間に合計69件あり、中でも製造から10年以上経過した製品による事故が約8割を占め、内部部品の経年劣化や異常・故障を放置して使い続けたことで製品が発火した事故が多く発生している、として注意喚起をしました。

温水洗浄便座は電気製品であるため、異常や故障を放置して使用し続けていると発火し、火災につながるおそれがあります。

そのため、異常や故障がないか、定期的な点検が必要です。

同機構はチェックポイントとして、以下の点を挙げています。

▽焦げた臭いなど異臭がする。
▽便座や洗浄水、温風が温まらない、または異常に熱い。
▽便座のゴム足が外れている。ガタつく。(破損につながるおそれ)
▽ひび割れなどの破損がある。操作部のシールにめくれやひび割れがある。
▽・電源プラグ・コード、便座コードに発熱や焦げ・変色・破損がある。
▽水漏れが生じている。

もし異常に気づいた場合は、

「温水洗浄便座の止水栓を閉め、電源プラグを抜いて使用を中止してください」、

そして、

「特に、製造から長期間経過している製品は、部品の劣化が進んでいることが考えられるため、より注意が必要です」

ということです。

そして、今回の注意喚起においては、誤った手入れの方法により、火災につながったケースが紹介されました。

そのケースでは、店舗の従業員が毎日、強酸性の洗剤を用いて清掃を行っており、便座内部から塩素を含む強酸性の洗剤が検出されたことから、不適切な清掃方法により洗剤が浸入して内部部品の腐食が進んだとみられます。

さらに、便座に座ったときの力が繰り返し加わったことでヒーター線が断線し、事故に至ったと考えられる、ということでした。

なお、取扱説明書には「洗浄ノズルや、本体等のプラスチック部分の手入れをするときは、薄めた台所用洗剤(中性)を使用し、トイレ用洗剤、住宅用洗剤等は使用しない」旨、記載されていたそうです。

このように、温水洗浄便座内部に洗剤や洗剤から発生したガスなどが浸入して事故につながったケースがあるため、洗剤を使って手入れをする際は、「温水洗浄便座に洗剤を直接、吹きかけたり、便器鉢内に洗剤を放置したりしないようにしましょう」と訴えました。

温水洗浄便座の普及率の向上に伴って、市場残存台数は年々増加しており、「今後も製造から長期間経過した製品による事故が懸念されます」と同機構。

各家庭でも、日々の清掃を見直す必要がありそうです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a323b2feb8ad430e0c97a7284ed17ad9323a30ae

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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