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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20191015191分に産経新聞から下記趣旨の記事が、降雨強度の分布図付きでネット配信されていた。

 

台風19号で大規模な洪水被害が発生した長野県の千曲(ちくま)川や宮城、福島両県の阿武隈(あぶくま)川の流域は、100年に1度の猛烈な雨に襲われたことが15日、防災科学技術研究所の解析で分かった。

 

大量の雨水が河川に流れ込み、氾濫につながったとみられる。

 

気象庁が観測した過去30年間の降水量をもとに、過去100年間で最大の24時間降水量を統計的に算出。

12日の降水量を調べた結果、千曲川、阿武隈川流域を中心に長野、福島両県などの広範囲で100年間の最大値を上回った。

 

このうち福島市の降水量は100年間の最大値と比べ3割増の233・5ミリ。

長野市も1割増の132ミリだった。

群馬、栃木両県の一部でも最大値を超えた。

 

同研究所の三隅(みすみ)部門長は、地形などの影響で降水量が増えたとした上で「台風の雲が上陸前から長時間とどまり、非常にまれな大雨となった」と話す。

 

https://www.sankei.com/affairs/news/191015/afr1910150081-n1.html アカスミ

 

 

1015200分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

防災科学技術研究所(茨城県つくば市)は15日、台風19号による雨量は、氾濫した千曲川、阿武隈川流域で100年に1度と想定される量を超えていたとの分析結果を発表した。

 

同研究所は、各地域の過去30年分のデータから統計的に推定した100年に1度の最大雨量(24時間当たり)と、気象レーダーで解析した12日午前0時~13日午前0時の降水量を比較。

 

千曲川が流れる長野市では100年に1度の雨は120ミリだが、今回は約130ミリを記録。

阿武隈川が流れる福島市では180ミリに対して約230ミリに達した。

 

数十年に1度の降水量が予測される場合に発表される「大雨特別警報」のレベルを上回ることが分析で裏付けられた。

 

同研究所水・土砂防災研究部門の三隅部門長は「二つの河川流域では100年に1度を超える雨が広く降り、大被害につながったとみられる」と指摘する。

 

https://www.yomiuri.co.jp/national/20191015-OYT1T50132/

 

 

101650分に読売新聞からは、昨年の西日本豪雨を大きく上回る50を超える河川で堤防が決壊したなど、下記趣旨の記事が堤防決壊メカニズムの図解付きでネット配信されていた。

 

台風19号による大雨では、東日本の50を超える河川で堤防が決壊し、昨年の西日本豪雨(25河川)を大きく上回った。

 

専門家は、宮城県や福島県の阿武隈川や長野市の千曲川などで、流量の増えた河川の水が堤防を越える「越水」が生じ、堤防の外側がえぐられて決壊した可能性を指摘する。

 

国土交通省によると、決壊に至る主なメカニズムとして、越水を含め、堤防の河川側が削り取られる「浸食」や、川の水が堤防に染み込んで堤防の強度が低下する「浸透」――の三つがある。

 

福島、宮城両県を流れる阿武隈川では、支流も含めて計19か所で堤防が決壊した。

 

13日に宮城県丸森町の決壊現場を視察した田中仁・東北大教授(水工学)によると、堤防を越えてあふれた河川の水でなぎ倒された草木があった。

田中教授は、こうした痕跡から「決壊は越水が原因だった」とみる。

 

そのうえで田中教授は各地の堤防で起きた決壊について「多くの河川で想定を超えた雨量による越水が生じ、決壊に至ったのではないか」と話している。

 

福島県内の河川に詳しい川越清樹・福島大教授(自然災害科学)は14日、同県石川町の阿武隈川と支流の合流点で生じた浸水地点を調査した。

 

川越教授は合流点で支流の水が流れずに川からあふれる「バックウォーター」現象が生じた可能性を指摘する。

 

千曲川の堤防が決壊した長野市では15日午後、国交省北陸地方整備局の調査委員会が決壊現場を調べた。

 

委員長を務める大塚悟・長岡技術科学大教授(地盤工学)は現場付近で記者団の取材に応じ、越水による決壊の可能性に言及した。

 

大塚委員長によると、調査では、堤防の外側で生じる「落堀(おっぽり)」と呼ばれる現象が確認できたという。

落堀とは、越水で堤防の外側の土が崩れた後、さらに勢いよく流出した水が地面をえぐってできるくぼ地だ。

大塚委員長は「水の流れが非常に強かったことを示している」と語る。

 

https://www.yomiuri.co.jp/national/20191016-OYT1T50078/

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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