2019年10月16日12時52分にNHK福岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年8月、福岡市の海で、児童養護施設に入所する中学生が課外活動中に溺れて死亡した事故で、警察は、施設のルールを無視して安全管理を怠ったことなどが事故につながったとして、引率の職員ら3人を業務上過失致死の疑いで書類送検しました。
去年8月、福岡市東区の海で、朝倉市の児童養護施設に入所する中学1年生、緒方さん(男性、13歳)が、溺れて死亡しました。
警察によりますと、施設では、この日、職員や子どもたちが課外活動としてキャンプを行う予定でしたが、当日になって海水浴に変更したということです。
施設では、▼課外活動で海水浴を禁止しているほか、▼予定を変更した場合は責任者に報告することをルールで定めていましたが、引率の職員らはいずれも守らなかったということです。
警察は、施設のルールを無視して安全管理を怠り、波の高い海で泳がせたことが事故につながったとして、20代の保育士や児童指導員ら3人を業務上過失致死の疑いで書類送検しました。
警察の調べに対し3人は、「海水浴を禁止していたのは理解していたが、子どもが望んだため予定を変更した。責任者に報告するとだめと言われるのでしなかった」などと容疑を認めているということです。
https://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20191016/5010005851.html
10月16日12時33分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
福岡県朝倉市の児童養護施設に入所していた中学1年、緒方さん=当時(13)=が昨年8月、福岡市東区の海岸で溺死した事故で、県警は16日、施設が禁止していた海水浴をさせて死なせたとして、業務上過失致死容疑で、施設の男性元講師(28)ら男女3人を書類送検した。
3人の書類送検容疑は昨年8月7日、施設外活動の計画を無断で変更して海岸に行き、緒方さんを溺死させたとしている。
県警によると、いずれも容疑を認め「子供たちが望んだ」という趣旨の供述をしている。
施設などによると、施設外活動には、小学1年~高校2年の計8人が参加。
元講師ら3人が引率し、海に入った数人に「危ないから戻って」と言ったが、緒方さんが波にさらわれた。
遊泳禁止地域ではなかった。
https://www.sankei.com/affairs/news/191016/afr1910160025-n1.html
(ブログ者コメント)
以下は、NHK映像の1コマ。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。