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2017年7月20日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7367/
(2017年8月1日 修正1 ;追記)
2017年7月25日2時1分に朝日新聞から、事業所利用者が2年あまりで2倍以上に増えていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事業所の利用者が2年余りで2倍以上に増えていたことが、県への提出書類でわかった。
一方、県によると、介護にあたる生活支援員の常勤は1人。
厚労省や県によると、常勤1人でも法的に問題はないという。
県や警察は、当時の状況について詳しく調べている。
事業所を運営するNPO法人C(本部・さいたま市北区)が県に提出した事業報告書によると、事業所が運営を始めたのは2014年度。
同年度末の利用者は13人だったが、16年度末には28人に増加。
監督する県は17年度、30人だった定員を40人に増やすことを認め、今年4月の利用者は34人となっていた。
一方、施設で利用者を介護する「生活支援員」24人のうち、常勤は障害者総合支援法に基づく厚労省の基準で最低限必要とされる1人。
非常勤23人が交代で勤務することで、必要な職員数を確保している計算になっている。
厚労省が無作為抽出した約1万6千の障害者施設を対象にした「障害福祉サービス等経営実態調査」(14年度)では、生活支援員の約75%は常勤が占める。
「常勤が1人というのは考えられない。通常は6割以上いる」と話す障害者施設関係者もいる。
出典
『熱中症死亡事故の施設 利用者2年で倍、常勤職員は1人』
http://www.asahi.com/articles/ASK7N66C3K7NUTNB010.html
2017年7月26日0時7分に中日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午後3時15分ごろ、名古屋市中村区香取町2のマンホール内で、工事中だった作業員男性(52)が、支管から流れてきた雨水に打たれて2.6m下の下水道に転落した。
男性は190m下流の別のマンホールまで歩き、自力ではい上がった。
市上下水道局によると、男性は右脚などの痛みを訴えているが、重傷ではないという。
同局によると、男性は他の作業員3人と、深さ12mのマンホール最下段で、別の管を取り付ける作業をしていた。
地下5m付近にある支管から雨水が滝のように流れ込んだため、はしごを使って地上に脱出を図り、他の3人は登り切ったが、一番下にいた男性が途中で滑り落ちた。
男性は、直径3.2m、水深20cmの下水道内を歩いて、45分後に地上に上がったという。
名古屋市には午後3時17分に大雨洪水注意報が発令されていた。
出典
『マンホール内で転落、下水道190メートル歩き脱出 名古屋で工事の作業員』
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2017072690000719.html
7月25日21時18分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午後3時15分ごろ、名古屋市中村区香取町2丁目のマンホール内にいた男性作業員(52)が、下水管から流れ込んだ大量の雨水に流された。
作業員は約190m下流のマンホールまで、雨水貯留管(直径3.25m)の中を自力で歩き、約45分後に消防に救助された。
病院に救急車で運ばれたが、意識ははっきりしているという。
市上下水道局によると、作業員は同僚3人とマンホールに接続する雨水貯留管内から空気を抜く管を取り付ける作業をしていた。
雨が激しくなったため、請負業者が事故の直前に退避指示を出したが、この作業員が逃げ遅れたという。
同僚が119番通報し、付近のマンホールを捜索中、救助を求める叫び声に気付いて発見した。
名古屋地方気象台は午後3時17分、名古屋市内に大雨注意報と洪水注意報を発令していた。
同気象台は、午後3時からの1時間に21ミリの雨を観測した。
出典
『マンホール内の作業員、雨水で流される 45分後に救助』
http://www.asahi.com/articles/ASK7T6QRKK7TOIPE047.html
7月25日23時3分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
当時、マンホール内には男性を含む4人の作業員がいた。
雨が降り始めたため、指示を受けて地上に退避しようとした。
順番にタラップを伝い上がっていたが、途中にあった下水管から突然雨水が流入。
男性は逃げ遅れたという。
出典
『作業員雨水で流される 下水管190メートル歩き救出 名古屋』
http://www.sankei.com/west/news/170725/wst1707250101-n1.html
2017年7月24日17時25分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
マダニが媒介するウイルスによる感染症が相次ぐ中、去年、50代の女性がウイルスに感染していた疑いのある野良猫に手をかまれ、その後、死亡していたことがわかった。
国内で、動物から人に感染したと見られる事例は初めてで、厚労省が注意を呼びかけている。
マダニが媒介するウイルスによる感染症、SFTS=「重症熱性血小板減少症候群」は、4年前に国内で初めて確認され、これまでに西日本を中心に266人が発症し、このうち57人が死亡している。
SFTSは、一般的に人がマダニにかまれることで発症するが、厚労省によると、去年の夏、西日本の50代の女性が、弱った野良猫を動物病院に連れて行った際に手をかまれ、およそ10日後にSFTSを発症して死亡したという。
野良猫は、症状などからマダニが媒介するウイルスに感染していた可能性が高く、動物から人に感染したと見られる事例は国内で初めてだという。
また、先月以降、ペットとして飼われている猫や犬がSFTSを発症した事例が確認され、厚労省は、猫や犬を飼う人や獣医師などに注意を呼びかけている。
厚労省は、「ごくまれではあるが、猫や犬から人に感染する可能性があり、ペットを飼っている人は、ダニの駆除剤を活用したり、弱っていたら動物病院を受診するなどの対策を取ってほしい」としている。
出典
『マダニウイルス 動物から初の感染例か 50代女性死亡』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170724/k10011072191000.html
7月24日17時37分に産経新聞からは、国内初どころか世界初の事例だという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
厚労省は24日、草むらなど野外に生息するマダニが媒介する感染症に感染した猫にかまれた女性が死亡していたことを明らかにした。
厚労省は同日、都道府県や医師会などに、注意を喚起する通達を出した。
ダニ媒介の「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」で、哺乳類を介して人が死亡したことが判明したのは世界で初めてという。
国立感染症研究所によると、平成28年5月~7月、弱った野良猫を保護しようとした西日本在住の50代女性が猫にかまれた。
女性に重大な持病などはなく、約10日後に死亡した。
半年後に感染研が女性の検体を受けて精査したところ、猫を介してSFTSを発症した可能性が高いことが分かった。
SFTSは国内で初めて感染が判明した23年から今年6月末までに266人の発症例があり、そのうち57人が死亡。致死率は21%に上る。
【用語解説】重症熱性血小板減少症候群(SFTS)
SFTSウイルスによる感染症で、主にマダニにかまれてうつる。
6日から2週間ほどの潜伏期間を経て、発熱や全身のだるさ、吐き気などの症状が出る。
重症化して死亡することもある。
死亡例は全て50代以上で、高齢者が重症化しやすいと考えられている。
ワクチンや特効薬はなく、水分補給や解熱剤投与などの対症療法が治療の中心となる。
出典
『マダニ感染症、野良猫にかまれ保護しようとした50代女性が死亡 世界初、厚労省が注意喚起』
http://www.sankei.com/life/news/170724/lif1707240038-n1.htm
7月24日20時29分に時事通信からは、過去の感染例は西日本に集中しているという地図とともに下記趣旨の記事がネット配信されていた。
厚労省と国立感染症研究所は24日、マダニが媒介する「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」について、衰弱した野良猫にかまれた西日本の50代女性が昨年夏ごろ発症し、10日後に死亡したと公表した。
猫は死んだため検体は残っていないが、「ネコやイヌの血液や便など体液を通じてヒトに感染する可能性は否定できない」とし、都道府県や日本獣医師会などに感染予防を注意喚起した。
感染例は日中韓であり、森林や草地に生息するマダニにかまれてウイルス感染するとされており、動物-ヒト間の感染例はなかった。
しかし、昨年末に女性の死亡例が報告されたほか、今年に入り飼い犬と飼い猫が発症したケースも初めて確認された。
感染研によると、感染初期に発熱や関節痛などを伴う。
発症5~6日後に意識障害などが起き、1~2週間で全身状態が悪化する。
治療は対症療法しかない。
感染は2011年に中国で初めて報告された。
日本では13年以降、西日本を中心に266例の報告があり、うち死亡は57例。
フタトゲチマダニとタカサゴキララマダニが媒介し、推定感染地域は後者の生息分布と一致している。
健康な動物からの感染はなく、屋内のみで飼っている場合は心配ないという。
厚労省は、「餌の口移しなどは控え、触ったら手を洗い、適切にマダニを駆除してほしい」と呼び掛けている。
出典
『ネコ媒介か、50代女性死亡=マダニ感染症で注意喚起-厚労省』
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017072401058&g=soc
(ブログ者コメント)
マダニに噛まれ死亡した事例はしばしば報道されており、本ブログでも、それらのうち2事例を掲載している。
2017年7月24日付で毎日新聞東京版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
屋外に設置したコンテナを収納スペースとして貸し出す「レンタルボックス」の人気が高まる中、建築基準法に適合しない違法コンテナによる営業が横行している。
消費者庁の消費者安全調査委員会(消費者事故調)は、「耐震性や防火対策が不十分で、事故の危険がある」として、実態把握や対策強化の必要性を指摘している。
【個人向けレンタル】
東京都心から電車で40~50分のベッドタウン。
閑静な住宅街を歩いていると、突如、武骨なコンテナ群が現れた。
特定の企業の倉庫ではなく、一般の人に荷物の保管場所として貸し出されている賃貸スペースだ。
2層に連結された複数のコンテナが計40~50の小部屋に仕切られ、それぞれに入り口が取り付けられている。
利用者は24時間、自由に荷物を出し入れできる。
こうしたレンタルボックスは、業界団体の推計で全国約6600カ所に約27万室。
公的な統計はないが、需要の高まりとともに、市場は年々拡大している。
【固定せず規格外も】
国交省によると、収納スペースとして継続的に使用されるコンテナは建築物とみなし、土台になる基礎工事をして地面に固定する必要がある。
しかし、実際に見ると、空き地に重ね置きしただけのコンテナが少なくない。
これらは、耐震性や防火対策について建築基準法で定められた審査を受けておらず、地震などの災害で倒壊する危険性が指摘されている。
コンテナ自体も、日本工業規格(JIS)に適合する必要があるが、中古の外国製海運コンテナをそのまま使用しているケースもある。
新しいJIS規格のコンテナは、規格外の中古に比べ4~5倍コストがかかる。
複数の業界関係者は毎日新聞の取材に、「合法コンテナだけで営業している業者など、ほとんどない」と証言した。
【取り締まりに限界】
一方、国交省は2014年12月、こうした違法なレンタルボックスの取り締まり強化を求める通知を各自治体に出している。
通知の中で、特に複数積み重ねたコンテナについて、「地震発生時に転倒し、周囲に危害を及ぼすおそれがある」と指摘した。
しかし、違法建築はそもそも届け出がないため、存在を把握するのが難しい。
首都圏のある市担当者は、「パトロールで発見するしかないが、そこまで人手をかけられない」と打ち明ける。
多くの自治体は、住民から苦情があった場合にのみ、業者を指導する対応にとどまっている。
さらに、指導をしても撤去に至るケースはまれだ。
消費者事故調が全国の31自治体に聞き取り調査をしたところ、「業者側が建築物ではないと主張し、指導に応じない」といった回答もあった。
収納スペースを貸し出すこれらのサービスは、利用者の荷物を預かる「トランクルーム」とは異なり、倉庫業として国に登録する必要がない。
土地とコンテナさえあれば、初期費用をあまりかけずに誰でも参入でき、違法な営業が横行する一因になっている。
消費者事故調は、レンタルボックスをめぐるこうした現状を問題視し、先月末に調査結果を公表。
「多くが住宅街にあり、倒壊などの事故が起きてからでは遅い。業者側に、より厳しく法令順守を求めていく必要がある」として、国交省に対策を講じるよう呼び掛けた。
出典
『くらしナビ・ライフスタイル 違法コンテナ物置、横行』
https://mainichi.jp/articles/20170724/ddm/013/040/060000c
以下は、上記記事と同時に配信されていた識者の話し。
基礎に固定されていないコンテナは、傾いたり転倒したりする危険性を否定できない。
耐震や防火など安全性について一定の審査を受ける必要がある。
一方、鋼材にJIS規格を要求する現在の基準は厳しすぎて、従わない業者が横行する原因にもなっている。
建築基準法で一律に規制するのではなく、倉庫としての安全性を確保するための新たな基準を定め、業者を管理すべきだ。
出典
『コンテナ建築に詳しい建築家の吉村靖孝・明治大特任教授の話』
https://mainichi.jp/articles/20170724/ddm/013/040/064000c
(ブログ者コメント)
○記事に記されている国交省の通知は、下記参照。
『コンテナを利用した建築物に係る違反対策の徹底について』
http://www.mlit.go.jp/common/001066940.pdf
○レンタルコンテナではないが、積み上げていた小型コンテナが
風で崩れた事例もある。
2012年6月19日掲載
『2012年6月15日 北九州市で運送会社の敷地内に積んであった小型コンテナが強風で崩れ、敷地脇の歩道を歩いていた女性2人が死傷 (修正1)』
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/1944/
2017年7月24日3時20分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1時間に50ミリ以上の雨が降る「短時間強雨」の年間発生回数について、1976年からの10年と直近10年の気象庁の観測結果を比べたところ、全国平均で約34%増えていることが分かった。
九州北部豪雨は甚大な被害を招いたが、豪雨や土砂による災害は今後も増える可能性がある。
毎時50ミリ以上の雨は「滝のような雨」とされ、土砂災害の危険が高まり、地域によっては避難準備が必要とされる目安。
都市部の排水機能の多くは、この雨量を基準に設計され、50ミリを超えると地下街などに雨水が流れ込む恐れが出てくる。
気象庁の地域気象観測システム「アメダス」(1千地点あたりに換算)のデータによると、毎時50ミリ以上の雨の年間発生回数は、観測が始まった76年から85年の10年は計1738回だったが、2007年から16年の10年は計2321回で、1.34倍に増えていた。
また、気象庁は今後の見通しについて、20世紀末と今世紀末を比較し、分析。
気温が上がれば大気中の水蒸気量が増えるため、大雨は増加するとされるが、同庁は、地球温暖化の要因とされる「温室効果ガス」の排出が今後も最悪のケースで続くと想定した場合、日本の年平均気温は4.5℃上昇し、短時間強雨の年間発生回数が2倍以上になると予測した。
東日本の太平洋側で気温が4.3℃上昇するため、現在の年平均気温が15.4℃の東京は鹿児島県の屋久島(19.4℃)と同程度になるという。
首都大学東京の藤部文昭特任教授(気候学)は、1979年から2013年のアメダスのデータを分析。
平均気温が1℃上がると、短時間強雨は4~13%程度、平均海面水温が1℃上がると7~19%程度増えていたという。
「地球温暖化が進めば激しい雨が増えるという傾向に矛盾はない。今後も短時間強雨はさらに増える可能性がある」と話している。
【カメラ・雨量計 地域で備え】
毎年のように、列島は台風や大雨に襲われてきた。
九州北部豪雨では、河川の氾濫、土砂や流木で多くの命が奪われ、家屋は激しく損壊した。
豪雨はこれからも避けられないが、減災への取り組みをどう進めればいいのだろうか。
被害が集中した福岡県朝倉市。
5年前にも豪雨で被災し、備えを整えてきたが、大雨や洪水は気象庁や自治体の情報を上回る速度で町を襲った。
今月5日昼すぎ、雨は急に強くなった。
福岡管区気象台は午後1時28分、朝倉市付近で1時間に約110ミリの雨が降ったとする「記録的短時間大雨情報」を発表。土砂災害や水害につながりうると注意を呼びかけた。
市災害警戒本部は避難所の準備を進めた。
「あまりにもすごい雨。対応に追われた」と市幹部は振り返る。
県と気象台は午後2時10分、朝倉市と隣の東峰村に「土砂災害警戒情報」を出し、これをきっかけに市は避難を勧告した。
ただ、山間部ではすでに建物が流され始めていた。
甚大な被害に遭った乙石川の最上流部にある乙石集落。
1人で暮らす梶原さん(女性、78歳)は午後2時ごろ、母屋の隣の蔵が川に流される音を聞いた。裏山にはい登り、夜を明かした。「気が動転して、後先を考えずに山へ登った」
午後3時半ごろには、乙石集落から約3km下流にある松末小学校の1階にも濁流が流れ込んだ。
壁掛け時計は午後3時40分をすぎたところで止まった。
児童ら約50人がいた、この小学校の周辺に避難指示が出たのは、午後4時20分だった。
水害の危険を知らせる河川の情報は限られていた。
朝倉市と東峰村で被害が出た17の中小河川(県管理)のうち、県が水位計を設置しているのは1河川だけで、乙石川にはなかった。
県河川課は、「被害が出た川は幅が狭く、水位が急激に上昇する」と、水位計の効果には限界があると説明する。
一方、被害について検証し、設置を進めるか検討するという。
過去に豪雨や洪水の被害に遭った自治体や住民は、より早く、正確に災害の兆候をつかもうと工夫を凝らす。
昨年夏、東北や北海道を襲った台風10号で住民ら20人が死亡した岩手県岩泉町。
町内に設置した雨量計から役場に情報を自動送信するシステムを導入する。
9月にも完成する見通しだ。
町は、主な川の上流にある役場の支所や民家など12カ所に雨量計を設置し、雨が降ると役場から電話をかけ、雨量計の目盛りを職員や住民に調べてもらっていた。
ただ、台風10号の時は接近に伴って業務量が増えて聞き取りができず、上流の雨量の急激な変化に気づけなかった。
町は、この教訓から、自動送信システムを取り入れることにした。
2年前の関東・東北豪雨で鬼怒川が決壊し、市の3分の1が水没した茨城県常総市の根新田自治区。
市は当時、次々と発生する被害に対し、避難指示を的確に出せなかった。
自治区は「行政だけでは住民を守りきれない」と、浸水状況が分かる防災カメラを、氾濫した千代田堀川近くにある須賀事務局長宅のベランダに設置。
30分ごとに自動更新される20秒間の動画を、自治区のホームページで誰もがいつでも見ることができるようにした。
2014年8月の大雨による土砂災害で77人が犠牲になった広島市でも、行政からの情報に頼らず避難の判断ができるよう、地域で雨量計を設置する動きが広がっている。
土砂災害で10人が死亡した広島市安佐南区八木4丁目の「八木ケ丘町内会」。
14年12月と15年2月、サイレンと雨量計を集会所につけた。
1時間の雨量が10ミリを超えれば、黄色い回転灯が光って住民に注意を促す。
30ミリを超えたら赤い回転灯がつき、町内会の役員が住民に避難を呼びかける。
こうした情報が実際の避難につながるかどうかは、住民の意識によるところが大きい。
広島市の八木ケ丘町内会では、サイレンや雨量計の設置以外にも、住民から避難誘導員を募り、お年寄りを避難所に連れていくようにした。
避難所までたどり着けない状況を想定して、町内のマンションを一時退避所として使わせてもらう協定も結んだ。
町内会元副会長の山根さん(男性、71歳)は、「二度と同じような被害を出さないという思いから、町内会全体の防災意識が上がった」。
ただ、設置後に赤い回転灯がつき、住民に避難を呼びかけたケースが3回あったものの、避難する人は徐々に減ってきたという。
山根さんは「『のど元過ぎれば熱さを忘れる』にならないようにしていきたい」と話す。
出典
『短時間強雨の発生数、3割増 76年からの10年と比較』
http://www.asahi.com/articles/ASK7G35X0K7GUTIL006.html
(ブログ者コメント)
今年7月初旬に九州北部豪雨があったかと思えば、下旬には秋田で同じような豪雨被害。
たしかに短時間強雨が増えているという実感はある。
2017年7月24日22時35分に京都新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午後4時半ごろ、滋賀県近江八幡市鷹飼町の平和堂近江八幡店の解体工事現場で、クレーンでつり上げていた長さ24mの鋼管(直径70cm、重さ5トン)が落下、付近の電線に引っ掛かり電柱も倒れた。
負傷者はいなかったが、一帯の13軒が停電し、飲食店などが臨時休業した。
警察によると、建物を支えるケーシングと呼ばれる鋼管を地中から引き抜く作業中にクレーンのアームが折れ、倒れた鋼管が市道をふさいだという。
現場はJR近江八幡駅の北西約100m。
近くの整骨院勤務の大林さん(女性、29歳)は、「ドーンという雷のような音がして屋内の電気が消えた。びっくりして外に出ると、長い管が倒れていて驚いた」と話していた。
出典
『24mの鋼管落下、一帯停電 滋賀、平和堂解体現場』
http://kyoto-np.co.jp/politics/article/20170724000158
7月24日20時38分にNHK滋賀からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午後4時半ごろ、近江八幡市鷹飼町のJR近江八幡駅近くのスーパーの解体工事現場で、クレーンでつり上げられていた長さおよそ24m、重さ5トンあまりの鋼鉄製のくいが落下した。
鋼鉄製のくいは、周辺の電線を巻き込みながら市道に横倒しになり、はずみで近くの電柱も倒れたという。
警察によると、当時は、市道を通行していた人はおらず、けがをした人はいなかったが、24日午後8時現在も道路が通行できなくなっている。
また、関西電力によると、この影響で駅周辺の飲食店など、およそ10世帯が停電しているという。
当時、現場では鋼鉄製のくいを地中から抜きとる作業が行われていたということで、警察は、作業員から話を聞くなどして、詳しい状況を調べている。
出典
『解体作業中に鋼鉄製の杭倒れる』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/2065444061.html
2017年7月24日21時3分にNHK福岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午後3時前、春日市下白水にある解体中のごみの焼却施設跡『旧・福岡市南部工場』で、「断熱材が燃えている」と従業員から消防に通報があった。
火はおよそ2時間後にほぼ消し止められ、けが人はいなかったが、一時、警察と消防が火災による有害物質が発生するおそれがあるとして、周辺の住民に対し、外出を控えるよう呼びかけた。
消防によると、現在は鎮火し、有害物質が発生するおそれはなくなったという。
福岡市によると、この施設は、2年前まで福岡市のごみを焼却する施設で、ことしから解体作業を始めていたという。
警察によると、解体作業中の作業員が、施設の4階でガスバーナーを使って鉄筋を切断する作業をしていたことろ、2階にあった化学薬品に引火したということで、警察が詳しい状況を調べている。
出典
『解体中のごみ焼却施設で火事』
http://www.nhk.or.jp/fukuoka-news/20170724/5439631.html
2017年7月24日19時14分にNHK東海から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月25日付で朝日新聞三河版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午前7時半ごろ、西尾市行用町の市道で、西尾市消防署一色分署の救急隊員が、救急車から降りようと助手席のドアを約40cm開けたところ、後ろから走ってきた自転車がドアと接触し、自転車に乗っていた34歳の男性が転倒して鎖骨を折るなどのけがをした。
西尾市消防本部によると、事故は救急要請を受けた救急車が、現場に到着した直後に起きたということで、急病の患者は10分ほど遅れてこの救急車で病院に搬送されたが、影響はなかったという。
また、自転車の男性については、別の救急車を新たに呼んで病院に搬送したという。
西尾市消防本部の太田消防長は会見で、「市民の生命を守るべき救急隊員が事故を起こし、誠に申し訳ありませんでした」と陳謝した上で、「安全管理の徹底を図り、再発防止に努めたい」と述べた。
出典
『救急車ドアに自転車接触1人けが』
http://www.nhk.or.jp/tokai-news/20170724/5440931.html
7月24日17時39分に中京テレビからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
西尾市消防本部によると、24日午前7時20分ごろ、西尾市行用町で、脳血管障害の疑いの患者を救急搬送するため救急車を患者の自宅前に止めドアを開けたところ、後ろから来た自転車と接触した。
そのはずみで自転車は転倒、男性(34)が鎖骨を折るなどの重傷。
この事故で患者の搬送が10分ほど遅れたが、命に別条はないという。
出典
『救急車のドア接触、自転車の男性重傷 西尾 (愛知県)』
http://www.rnb.co.jp/nnn/news86235616.html
(ブログ者コメント)
緊急車両とはいえ、ドアを開ける際は後方確認が必要なことは言うまでもない。
一方、自転車の男性については、救急車が前方の道路で停まったのを見て、すぐにドアが開くかもしれないなど、危険予知しなかったのだろうか?
2017年7月23日22時59分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午後1時25分ごろ、千葉県市川市高谷新町の運搬会社「F港運」で、屋内に備え付けたクレーンの点検作業をしていた会社員の男性(44)=同市大野町=が、約8mの高さで宙づりになっているのに同僚が気付いて119番通報した。
男性は搬送先の病院で死亡が確認され、警察が死因や詳しい事故の状況を調べている。
警察によると、男性らはクレーンの点検、整備を請け負う会社の社員。
腰に装着していた安全帯で宙づりになっていた。
近くに2人の同僚がいたという。
出典
『クレーンで宙づり死亡 千葉・市川、点検作業中』
http://www.sankei.com/affairs/news/170723/afr1707230027-n1.html
7月24日付の千葉日報紙面には、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
119番通報では「ボルトを締める作業中に感電した」などと話しており、警察は、死因など詳しい事故原因を調べている。
(ブログ者コメント)
詳細不明だが、機械を点検補修する場合に動力源を切っておかないと、急に動き出した機械に挟まれるといった危険以外、感電する危険もあるという事例なのかもしれない。
あるいは、人体に流れた電流は死ぬほどのものではなかったが、電撃を受けて転落した際、安全帯を正しく装着していなかったために体が締め付けられて死亡した・・・といった事例だったのかもしれない。
2017年7月24日5時0分に千葉日報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午前10時45分ごろ、富里市十倉の畑で、この畑の所有者で近くに住む農業男性(66)があおむけで倒れているのを妻(61)が見つけ、届け出た。
男性は腹部付近を着衣のズボンで締め付けられた状態で死亡。
ズボンの端はすぐ近くにあったトラクターの後部の回転式パイプに巻き込まれていた。
警察によると、男性は早朝から除草剤の散布を1人で行っていたといい、警察は、作業中にズボンがパイプに巻き込まれたとみて、死因などを詳しく調べている。
出典
『富里、トラクターで除草中の男性死亡』
https://www.chibanippo.co.jp/news/national/425350
7月23日18時3分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午前10時45分ごろ、千葉県富里市十倉の農業男性(66)が自宅近くの畑で、トラクターに着衣を巻き込まれて動けなくなっているのを家族が見つけて110番通報した。
駆け付けた救急隊員が男性の死亡を確認。
警察が原因を調べている。
警察によると、男性がトラクターから降りて後部付近で作業中、ズボンとベルトが回転部分に巻き込まれたとみられる。
この日は早朝から1人で、トラクターを使って除草剤散布などの作業をしていたという。
出典
『トラクターに着衣巻かれ農作業の男性死亡』
http://www.sankei.com/affairs/news/170723/afr1707230022-n1.html
2017年7月24日9時13分に朝日新聞から、音更町での講習会に関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
身近にあるもので堤防の決壊を遅らせ、住民らの避難する時間を稼ぐ「水防技術講習会」が21日、音更町の河川敷であった。
国交省北海道開発局と道が主催し、十勝地方の自治体や消防関係者ら約140人が参加した。
十勝地方では、昨年8月の台風で河川の堤防が決壊するなどして大きな被害が出ただけに、参加者たちは猛暑の中、汗まみれになりながらロープの結び方などを習得していた。
今回学んだ水防技術は、「木流し工」、「土嚢製作」、「シート張り工」などの工法。
木流し工は、河川に生えているヤナギを切り、土嚢を重しとしてくくりつけ、ロープで川に流す方法。
水流の勢いを抑える効果があり、堤防決壊対策のひとつとして有効という。
全国防災協会の担当者が、ロープの結び方や川へ投入する際の注意点などを指導した。
土嚢製作の担当者は、「土嚢袋の6割ほどに土を入れること。詰めすぎると、パンパンになり、積んだ時に隙間ができてしまう」などと注意していた。
参加者の一人は、「身近にあるもので住民避難に役立つ方法があることがよくわかった」と話していた。
出典
『身近な物使い堤防決壊対策 音更で講習会』
http://www.asahi.com/articles/CMTW1707240100002.html
7月27日18時51分にNHK北海道からは、留萌市での講習会に関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
道内でも川の氾濫による浸水などの被害が出るなか、留萌市で、堤防の決壊を防ぐための応急的な方法を学ぶ講習会が開かれた。
この講習会は、雨が多くなる夏の時期に合わせて、留萌開発建設部が毎年開いている。
27日は、留萌市内の消防団員や建設会社の社員など、およそ50人が参加した。
教わったのは、堤防が決壊するのを未然に防ぐ「木流し工」と呼ばれる応急的な方法。
葉の茂った木を川に浮かべることで、堤防にあたる水の勢いを弱めることができる。
参加した人たちは、木が流されないよう土嚢をロープでしっかりくくりつけるなど、講師からポイントを教わりながら作業にあたっていた。
参加した消防団の団長は、「ふだんは災害が起きてからの活動が中心だが、きょうは災害の前にできることも学べたので勉強になった」と話していた。
また、講師を務めた全国防災協会の佐藤さんは、「全国的に雨の降り方が以前と変わってきている。減災のためには、日ごろからの訓練が欠かせないと思う」と話していた。
出典
『堤防決壊を防ぐ方法は 講習会』
http://www.nhk.or.jp/sapporo-news/20170727/5552001.html
2016年12月19日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正4として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6587/
(2017年7月29日 修正4 ;追記)
7月22日付で朝日新聞静岡版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
報告書では、「チタンのような粗い金属が配合薬に加えられたこと」が、当時製造中だった花火が発火した原因と推測されるとした。
爆発で現場近くに置かれていた火薬に引火し、二次爆発が起こったとも指摘した。
2017年7月21日3時25分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
愛知県東郷町の特別養護老人ホームで6月、入所者の60代男性が「出張理美容」の専用トラックに乗り込む際、自動昇降リフトから車椅子ごと転落し、その後、死亡する事故が起きていたことが、県警への取材でわかった。
県警は、出張理美容業者の安全対策が不十分だった可能性もあるとみて、業務上過失致死の疑いで慎重に捜査している。
県警によると、男性は6月19日午後3時ごろ、30代の男性理容師の付き添いで、女性入所者と一緒にリフトに乗った。
上昇中に車内に乗り移ろうとした女性を止めようと、理容師が車椅子から手を離したところ、男性は後ろ向きに転落して後頭部を強打。
7月6日未明に病院で亡くなった。
リフトの床の高さは路面から約70cmで、車椅子の車輪のストッパーはかかっていなかった疑いがあるという。
業者によると、車輪が回らないようにストッパーをかける決まりだった。
一方、リフトと車椅子をつないで固定する器具はなかったという。
また、車椅子を乗せる場合、リフトの定員は付き添いの理美容師とあわせて2人だった。
当時3人が乗っていたことについて、業者の幹部は取材に「上昇が始まる際に、突然、女性が乗ってきた」と説明した。
業者は事故後、リフトの床の車輪止めを使ったり、転落防止のチェーンをつけたりしたという。
業者の幹部は、「こうした事故が二度と起きないよう、再発防止に努めている」と話した。
出典
『出張理美容車から転落、車いすの男性死亡』
http://www.asahi.com/articles/ASK7N5QRGK7NOIPE019.html
7月21日11時20分に中日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月22日付で読売新聞中部版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
施設や町によると、男性は6月19日午後3時すぎ、施設駐車場で、出張理美容業者(名古屋市)の30代男性理容師と、別の入所者の80代女性の計3人で、一緒にリフトに乗った。
その際、女性が、リフトが上がりきらないうちに車内に入ろうとしたため、理容師が止めようとしたところ、男性が車いすごと後ろに転落し、後頭部を強く打った。
男性は要介護4だった。
男性は病院に搬送され、7月6日に死亡した。
業者によると、リフトには転落防止の金属製ストッパーがあったが、事故時はかけていなかった。
また、事故後に確認したところ、男性の車いすの左車輪のブレーキもかかっていない状態だったという。
この業者は、毎月1度、施設を訪れて理美容のサービスを提供しており、「リフトに乗るのは1度に2人」として運用している。
業者の管理者は、「本来は男性だけを連れて専用車に入る予定だったが、自分で歩ける女性が突然リフトに乗ってきて、理容師が片手で押さえていた車いすから手を離した可能性がある」と説明している。
施設は、「施設職員ではなく、業者側が付き添って1人ずつリフトで昇降させるとの内容で契約している」と話した。
出典
『出張理美容車から車いすの男性転落死 愛知・東郷の特養ホーム』
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2017072190112059.html
『理美容車リフトから車いす男性転落死 東郷』
http://www.yomiuri.co.jp/chubu/news/20170722-OYTNT50026.html
(2018年7月1日 修正1 ;追記)
2018年6月27日13時36分に産経新聞westから、理容師が書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
適切な安全管理を怠ったとして業務上過失致死の疑いで、一緒に昇降機に乗っていた男性理容師(35)を県警が書類送検したことが27日、捜査関係者への取材で分かった。22日付。
書類送検容疑は、昨年6月19日午後3時ごろ、車椅子の車輪の固定を怠ったほか、マニュアルも守らなかったことで、車椅子が転落し男性を死亡させたとしている。
出典
『業過容疑で理容師書類送検、出張散髪の車から転落死』
http://www.sankei.com/west/news/180627/wst1806270059-n1.html
2017年7月20日20時53分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月20日21時2分に共同通信からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
消費者庁は20日、電気などの動力で刃が回転する草刈り機で指を切断するなど大けがをする事故が夏場に多発していると注意喚起した。
2009年9月から今年6月までに、消費者庁が把握しているだけで、草刈り機が関係する事故が140件発生。
そのうち112件は医療機関から寄せられた案件で、被害者の半数が60歳以上だった。
内訳は、切り傷が70件で最多、骨折16件、指などの切断11件、目の損傷9件。
消費者庁などによると、60代の男性は5月、草刈り中に機械の刃があたって砕けたコンクリートの破片で目を損傷。
70代の男性は14年、刃に絡まったツタを取り除いていたところ、刃が回りだして手を巻き込まれた。
14年7月には、草刈り機がはねた2cm弱の針金が使用していた30代男性の胸に刺さり、心臓を覆う膜まで達した。
回転中の刃が木などにあたり、機械が思わぬ方向へはじかれることによる事故もあった。
国民生活センターが4枚刃の機械で実施した、草刈り機の刃を2、3cmの小石に当てる実験では、回転する刃に当たった石が時速約130kmで約68m飛散し、車の窓ガラスが割れた。
消費者庁は、
▽他の人が周囲にいないことを確認
▽地面の石などの異物を取り除く
▽保護メガネなどの保護具を必ず身につける
▽刃に絡まった異物を除く時は機械を完全に止める
よう、注意を促している。
異物の多い場所で草刈りする場合は、ナイロン製コードが刃の役割を果たすタイプの機械が危険性が低いという。
出典
『草刈り機で指切断や目損傷…夏場に事故多発 消費者庁』
http://www.asahi.com/articles/ASK7N54RFK7NUTFL00L.html
『草刈り機の事故、8年で140件 消費者庁、注意呼び掛け』
https://this.kiji.is/260734049124681210?c=39546741839462401
(ブログ者コメント)
以下は7月20日付で消費者庁と国民生活センターの連名で出されている文書。
『刈払機(草刈機)の使用中の事故にご注意ください !』
2017年7月20日6時30分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
扇風機の作動中に羽根が割れたり、首振り部分が折れたりしたという相談が、兵庫県内の消費生活相談窓口に、2014~16年度に計10件寄せられた。
劣化が原因とみられる。
全国的には火災や負傷事故も報告されており、県生活科学総合センターは、購入後、長期間経過している場合には、注意して使用するよう呼び掛けている。
60代男性は、扇風機の風量を「弱」から「強」に切り替えた際、羽根が割れて破片が飛び散ったと相談を寄せた。
11年前に購入した製品で、3枚の羽根が手で簡単に割れるくらいにもろくなっていたという。
別の60代男性は、扇風機を使っていて突然、首振り部分が折れたと相談。29年前の製造だった。
劣化した首振り部分の樹脂製部品がモーターなどの重さに耐えられなくなり、破損したとみられる。
いずれもけが人はいなかったが、同センターは、「飛散した羽根の破片などに当たれば、けがにつながりかねない」とする。
同センターによると、扇風機が壊れる際は、前兆があることが多い。
普段と違う音や振動がある場合は、羽根や羽根を覆うガードを留める部品が緩んでいたり、亀裂が入っていたりすることがある。
焦げたような臭いがすれば、内部の部品が異常に発熱している可能性があるという。
また、樹脂部品は、殺虫剤や虫よけスプレーがかかったり、アルコールや染み抜きの薬品などで拭いたりすると劣化を招くため、同センターは扇風機に使わないよう呼び掛けている。
09年4月以降に製造、販売された製品は、一般的な条件で使用した場合、安全に使用できる「標準使用期間」が表示されている。
同センターは、「使用期間をよく確かめ、表示されていない古い製品でも、音や臭いなどの異常がないか注意して使ってほしい」とする。
相談は、消費者ホットラインTEL188
出典
『古い扇風機、作動中に破損の危険 負傷事故や火災』
https://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201707/0010387096.shtml
(ブログ者コメント)
「188」は全国共通の番号。
電話すれば、地方公共団体が設置している身近な消費生活相談窓口を案内してくれる。
http://www.caa.go.jp/region/shohisha_hotline.html
2017年7月20日5時7分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
炎天下で活動する警察官の熱中症を防ごうと、警視庁が暑さ対策として保冷剤入りの冷却ベストを開発した。
今月から一部で運用しているが、現場の評判は上々という。
東京五輪・パラリンピックの警備活動での導入も検討している。
警備部によると、特製の冷却ベストは見た目や機能性を重視。
生地は通気性の良いメッシュ状で、保冷剤を入れるポケットが両脇と背中の3カ所にある。
専用の保冷剤も工夫した。
体に密着しやすい形状にして、できるだけ適温を保てるよう、アルミ製のパックに包んだ。
炎天下での警備活動では、毎夏、体調を崩す警察官がおり、暑さ対策は同庁の懸案だった。
小型扇風機をベストに取り付ける案も検討したが、見た目や経費面から断念。
再利用が可能な保冷剤を採用した。
機動隊では今月、1000着を導入した。
ただ、保冷剤の効果は2、3時間でなくなるため、長時間の仕事ではクーラーボックスに交換用の保冷剤を用意する必要があるという。
警備部の利根警部は、「五輪の警備ともなれば数万人規模。大量の保冷剤が必要となるので、保管方法を検討する」と話している。
出典
『炎天下でも、ひんやりパトロール 警視庁が特製ベスト』
http://www.asahi.com/articles/ASK7M5H5CK7MUTIL02Q.html
2017年7月20日6時0分に西日本新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月20日10時26分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午後5時20分ごろ、久留米市城南町の市役所北側で、旧市民会館解体工事現場の仮囲いフェンス(高さ約3mの鋼板)が風にあおられ、約40mに渡って道路に倒れた。
発注元の久留米市によると、倒れたフェンスが交通誘導員の男性(69)にぶつかり、腰に軽いけがを負ったという。
事故当時、工事現場側の歩道は通行できないように規制しており、ほかにけが人はいない。
フェンスは車道にはみ出すように倒れ、撤去のため一時、全面通行止めになった。
市によると、フェンスの脚を支える固定が不十分だったことが原因とみられる。
20日以降の工事作業はいったん中止し、詳しい検証と安全対策を検討する方針。
出典
『仮囲いフェンス倒れる 久留米市の旧市民会館解体現場 [福岡県]』
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/f_chikugo/article/344405/
『工事用の鋼板、風で40mにわたり倒れ1人負傷』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170719-OYT1T50101.html
2017年7月24日19時6分にNHK埼玉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
さいたま市にある埼玉県立小児医療センターの手術室や病室などで、体長が1mmから2mmほどの「チャタテムシ」と呼ばれる小さな虫が見つかり、病院は24日から2日間、予定されていた手術を中止して虫の駆除を行うことになった。
埼玉県によると、今月19日、さいたま市にある県立小児医療センターで、病棟で貸し出している文庫本に「チャタテムシ」がついているのを患者が見つけ、家族が病院に届け出た。
病院が調べたところ、「チャタテムシ」は8つある手術室のうちの5室と8つの病棟のあわせて32の病室などで、それぞれ数匹から10匹程度、見つかったという。
県によると、「チャタテムシ」は体長が1mmから2mmほどで、直接、人体に害を及ぼすことはないが、死骸がアレルギーを引き起こしたり、ダニの餌になったりする可能性があるという。
このため病院は、24日と25日、予定されていた38件の手術を中止し、虫の駆除を行うことになった。
県病院局は、「虫の手術室などへの経路を明らかにして、再発防止策を講じたい」と話している。
出典
『病院に虫 手術中止し駆除へ』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/saitama/1106101251.html
7月25日9時51分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
埼玉県は24日、県立小児医療センターの手術室や病室などで、体長1~2mmのチャタテムシ百数十匹が見つかったと発表した。
発生原因は不明で、患者らに健康被害などは確認されていない。
同センターは駆除作業を行い、24~25日に予定されていた手術計38件を全て中止した。
県病院局経営管理課によると、19日、移動カートによる貸し出し文庫の本に1匹がついているのを患者が発見。
21日に他の病棟にもいたため調べたところ、22~23日に手術室や病室など計41部屋で、それぞれ数匹~10匹程度が見つかった。
センターでは、駆除の結果、虫がいなくなっているのを確認できれば、26日から手術を再開する。
出典
『病室などに虫百数十匹、手術38件中止に』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170725-OYT1T50018.html
7月26日0時9分に産経新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県は25日、26日から手術を再開すると発表した。
中止した手術の対応は患者家族と日程調整し、早期に手術が行えるようにする。
チャタテムシは体長1~2mmで湿った場所を好み、カビや本の糊を食べて増殖する。
県は24日、全ての手術室に炭酸ガスによる殺虫処理を施してチャタテムシを駆除。
他にも8病棟で確認されていたが、患者がいる病室はアルコール消毒などで対応している。
同センターは、昨年末に同市岩槻区から移転したばかり。
出典
『手術室などにチャタテムシ 埼玉県立小児医療センターで手術38件中止』
http://www.sankei.com/affairs/news/170726/afr1707260002-n1.html
7月24日16時付で同センターのHPには、対応内容が以下のように記されていた。
(1)病院内各部署にバグトラップ(虫採集器)を設置し、発生状況を確認中。
(2)業務委託している清掃業者に通常よりも入念な清掃を依頼。
(3)手術中止となった患者ご家族に中止を連絡中。
(4)各病棟のラウンジに患者ご家族向けのお知らせを掲示。
(5)空調設備工事業者及び建設工事会社が虫の進入経路等を調査中。
(6)害虫駆除専門業者に虫の駆除を依頼。本日18時頃から手術エリアを対象に炭酸ガスによる燻煙処理を行う。
http://www.pref.saitama.lg.jp/a0001/news/page/2017/0724-08.html
(ブログ者コメント)
病院の本に小さな虫がいるのを見つけても、駆除するだけで病院には知らせない・・・そんな人もいるかもしれない。
この患者の家族の方、よくぞ病院に知らせたものだ。
2017年7月18日22時36分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
神奈川県茅ヶ崎市は18日、同市立病院で昨年9月以降、計約1億428万円相当の医薬品(16種851箱)が紛失した可能性があるとの内部調査結果を発表した。
調査結果によると、抗がん剤やウイルス感染を予防する医薬品などが、医師の指示がないまま使用済みになっていたり、未使用分が返却されていなかったりした。
警察に対応を相談しているという。
仙賀院長は、「市民に心配や不安を与え、おわびします」と謝罪した。
同市は、同市立病院で主任薬剤師の被告(33)(公判中)が抗がん剤を着服したとして業務上横領罪で起訴されたのを受け、昨年4月から今年3月末までを対象に内部調査を行った。
出典
『市立病院で1億円相当の医薬品紛失か…茅ヶ崎』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170718-OYT1T50071.html?from=ycont_top_txt
7月18日21時6分にNHK NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
茅ヶ崎市立病院では、33歳の主任薬剤師が54万円分の抗がん剤を不正に持ち出したとして、5月に業務上横領の罪で起訴されている。
この事件を受けて、病院では、去年4月からことし3月までの間の院内の医薬品の使用状況を調べた。
その結果、抗がん剤など16種類、851箱、金額にして1億427万円分の薬がなくなっているものの、治療に使用された記録が確認できなかったという。
病院は警察に連絡するとともに、薬品を保管している部屋は日中、施錠していなかったなど、管理体制に問題があったとして、体制の見直しを進めるとしている。
茅ヶ崎市の服部市長は、「管理体制が不十分であったと言わざるをえません。市民の皆さまに深くおわびします」とコメントしている。
出典
『新たに1億円余の薬なくなる 茅ヶ崎市立病院』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170718/k10011064131000.html
(ブログ者コメント)
大きな病院での薬剤管理不備事例は、今月、甲府市で明らかになったばかりだ。(本ブログ掲載スミ)
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その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。