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2017年7月13日9時58分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大きな地震の前兆のように語られることがある深海魚の捕獲や沿岸への打ち上げについて、地震とは無関係とする検証結果を、東海大などのチームが13日までにまとめた。
過去20年分の深海魚の目撃と地震発生の関連を調べたが、場所が一致した例はほとんどなかった。
東海大の織原義明特任准教授(固体地球物理学)は、「深海魚の目撃は、地震の前触れ情報として防災や減災に役立つ手段にはならない」と話している。
チームは、地方新聞の記事や水族館の情報を基に、1992年1月1日から2011年3月11日にリュウグウノツカイやサケガシラなどの深海魚が目撃された101件に注目。
内陸の地震などを除き、この期間に起きた、震源の深さが100kmより浅いマグニチュード(M)6以上の地震161件との関連を検討した。
日本の沿岸と周辺海域を、「日本海側全域」や「関東・東北地方の太平洋側」など、5つの領域に区分。
深海魚の目撃と、その後30日以内に発生した地震の領域が重なっているか調べると、一致したのは8%だった。
それぞれの領域はかなり広く、範囲をより絞ると一致する割合はさらに下がるため、目撃と地震の関連はないと判断した。
また、深海魚の目撃数は日本海側が9割近くを占めたが、地震は東北地方の太平洋側や南西諸島で多く、関連は見いだせなかった。
目撃は冬から春に多いが、地震の発生は季節に関係なかった。
〔共同〕
出典
『深海魚と地震は無関係 東海大検証、場所一致わずか』
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG13H0M_T10C17A7000000/
2017年7月13日9時57分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪府高槻市の東海道新幹線で6月、架線が切れて停電が起き、運休や遅延が生じたトラブルで、JR東海は13日、架線のつなぎ目部分にあたる「エアセクション」と呼ばれる部分に列車が停止したことにより架線が高熱を帯び、放電が起きたことが断線の原因だったと発表した。
エアセクション部分の断線は、全国の新幹線で初めてだという。
断線したのは、京都-新大阪間の下り線。
東海道新幹線のエアセクションは、熱を帯びる不完全接触を起こす可能性がある範囲が、在来線の約50mと比べると約2mと極めて短い上に、1列車あたりの電流も小さいことから、特に停車を制限していなかったという。
ただ、トラブルのあった際には、大雨の影響で列車のパンタグラフが約2mの部分にかかるように停車。
さらに11分間も止まった上に、近くに12本もの大量の列車が同様に停車していて流れる電流が大きかったことが重なり、異常な高熱を帯び、列車に電力を供給する「トロリー線」が軟化して細くなって断線した。
JR東海から依頼された鉄道総合技術研究所(鉄道総研)の調査では、少なくとも600℃以上の高温になっていたとみられる。
列車の運転士は、エアセクションに停車している認識がなく、列車指令によって移動させるなどの指示も出さなかった。
JR東海関西支社の浜崎運輸営業部長は、「複数の要因が重なって起きた。予見することはできなかった」としている。
同社では、今後、エアセクション区間が分かる標識を東海道新幹線内192カ所に、8月上旬までに設置。
また、やむを得ず停車した際は、在来線と同様にパンタグラフを降下して移動する措置を講じるように運転士らに指示するという。
この停電は約5時間後に復旧したが、約8万9千人に影響した。
浜崎部長は、「今後は再発防止に努める」としている。
エアセクションをめぐっては、平成27年8月にJR東日本の京浜東北線で、電車が停車したことによる架線切断トラブルが発生。
同年11月にも、JR西日本のJR東海道線元町-神戸間で、同様に切断が起きている。
【エアセクション】
電車の架線のつなぎ目にあたる境界部分。境界部分では空中で切れ目が作られ、分離されている。
架線に高低差ができるこの区間では、架線とパンタグラフの間に隙間が生まれ、発車した際に大量の電流が流れるとショートする可能性がある。
出典
『東海道新幹線の架線切断、不完全接触による高熱と放電が原因…運休、遅延多数発生』
http://www.sankei.com/west/news/170713/wst1707130039-n1.html
※以下は、トラブル発生当時の状況を伝える記事。
(2017年6月22日1時30分 朝日新聞)
21日午後7時55分ごろ、大阪府高槻市の東海道新幹線の下り線で架線が切れ、東海道・山陽新幹線の京都―新神戸間の上下線が停電し、運転を見合わせた。
22日午前1時前に復旧したが、この影響で、長時間にわたって東海道・山陽新幹線は、ほぼ全線で運転を見合わせたり、大幅に遅れたりした。
新幹線の架線が切れるのは異例。
JR東海・西日本によると、停電発生時に京都―新神戸で、少なくとも上下10本が駅間などで立ち往生した。
断線のあった京都―新大阪の下り線では6本が立ち往生し、JR東海は、新大阪発の上りの「救援列車」を走らせ、立ち往生した一部の列車に横付けし、乗客に乗り換えてもらって京都駅まで運ぶ作業を進めた。
京都駅では、「列車ホテル」が用意された。
JR東海によると、断線したのは複数の架線のうち、車両の集電装置「パンタグラフ」と接するトロリー線。
トロリー線が断線すると、列車は現場を走行できなくなる。
ただ、ほかの架線からは電気が流せるため、列車内の明かりはつき、空調やトイレも使えたという。
出典
『新幹線停電、深夜に復旧 原因は異例の架線切れ』
http://www.asahi.com/articles/ASK6P7HXGK6PPTIL026.html?iref=pc_extlink
(ブログ者コメント)
平成27年の在来線エアセクショントラブル2件は、いずれも本ブログで紹介スミ。
2017年7月14日8時9分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午後3時25分ごろ、埼玉県上尾市戸崎の障害者施設「C」の女性職員から、「男性利用者が送迎車の中で口から泡を吹いて倒れている」と119番があった。
男性は病院に搬送されたが、間もなく死亡が確認された。
熱中症とみられる。
県によると、職員が送迎車から男性を降ろし忘れ、約6時間半、車内に取り残されたとみられる。
警察は、施設の安全管理に問題がなかったか、職員らから事情を聴いている。
県や施設によると、亡くなったのは同市内の男性(19)。
施設は13日朝にワゴン車で男性を迎えに行き、午前9時ごろ施設に到着した。
車には運転手と利用者5人の計6人が乗っていたが、男性だけが車内に取り残され、運転手や職員は全員が降りたことを確認しなかったという。
男性は、普段の生活では介助を必要としなかった。
救急隊が到着した際には心肺停止状態で、体温が41.4℃あった。
関係者によると、男性は自閉症で、今春から施設に通い始めたという。
上尾市と隣接するさいたま市では、同日の最高気温が正午過ぎに33.1℃を観測した。
ホームページによると、知的障害者や精神障害者の通所施設で、定員40人。
2014年に開設された。
施設の大塚管理者(75)は13日夜、報道陣の取材に応じ、「全員が車を降りたことを十分確認しないなど、職員の連携が不足していた」と陳謝した。
ワゴン車は通常、後部座席のドアが内側から開かないよう、ロックを掛けていたという。
10年7月には千葉県木更津市の高齢者福祉施設で、利用者の女性(当時81歳)が炎天下の車内に約8時間置き去りにされて死亡した。
女性は体が不自由で、外に出られなかったとみられる。
出典
『降ろし忘れ 障害男性、熱中症死 送迎車内に6時間半』
https://mainichi.jp/articles/20170714/k00/00m/040/078000c
7月14日13時2分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日夜に報道陣の取材に応じた大塚管理者によると、施設では普段、朝夕の送迎時に職員が利用者の点呼をしていたが、この日は、ワゴン車の運転手や職員らが男性が車から降りたかどうかを十分確認していなかった。
また、昼食時は全員が食堂に集まるため、利用者の人数を確認できる機会があったが、不在に気付かず、閉所時刻の午後4時間際にようやく男性を発見した。
男性は普段の生活で介助を必要とせず、車の乗り降りも自力でできたという。
男性は3列ある座席の最後列の右側に乗り込み、発見時に倒れていた位置もほとんど変わらなかった。
出典
『上尾・熱中死 降車時点呼、機能せず 県が立ち入り調査』
https://mainichi.jp/articles/20170714/k00/00e/040/196000c
7月15日付で毎日新聞東京版からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
施設では、送迎時や昼食時、作業の休憩時など1日6回、利用者がいるかを確認していた。
13日は、一部の職員が昼食時、男性の食事が手つかずのまま残され姿も見えないことに気づいたが、自ら確認したり他の職員に相談したりしなかった。
利用者の出欠状況を表示する黒板には、男性が不在だったのに出席扱いになっていたという。
大塚管理者は、「普段から利用者の急な欠席や遅刻、早退が日常的にあったので、見過ごしてしまった」と説明したという。
利用者が施設に到着した際の出欠確認は、通常、運転手と職員で実施していたが、この日は研修生の受け入れなどで職員が出られず、運転手が1人で行っていたことも判明した。
出典
『埼玉・上尾の放置死 不在気づいた職員も 県が立ち入り』
https://mainichi.jp/articles/20170715/ddm/041/040/114000c
7月15日10時19分に産経新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
男性は同施設で、紙などの分別作業を行うリサイクルのグループに所属。
運動能力については「物理的な介助は必要ない」としており、自力歩行は可能だった。
同施設に来る際、朝に睡眠導入剤を飲んでいたという。
司法解剖の結果、死因は熱中症とみられるという。
出典
『埼玉・上尾の障害者施設で熱中症死 安否確認、手抜かり 県が再発防止策の必要性強調』
http://www.sankei.com/affairs/news/170715/afr1707150013-n1.html4
7月14日18時23分にNHK埼玉からは、何年の実験かは定かでないが、窓を閉め切った車内の温度上昇などに関する下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JAF=日本自動車連盟は8月の炎天下に実験を行い、サーモグラフィーを使って車内の温度がどう変化するかを測定した。
それによると、気温35℃の日中に車のエンジンを停止させた場合、窓を閉め切った車内の温度は僅か10分で38℃前後と、人の体温を超える温度に上昇したという。
その後も車内の温度は上昇を続け、実験を行った正午から午後4時までの間に、最高で52℃まで上昇したという。
また、熱中症の危険度を5段階に分けた指標でみると、エンジンの停止から僅か15分で、最も危険なレベルに達したという。
JAF埼玉支部の出原事業課長は、「炎天下では急激に車内の温度があがり、たとえ短時間であっても、子どもや障害者などを車内に残すのは、とても危険なので、周りの人たちは十分に注意してほしい」と注意を呼びかけている。
出典
『炎天下の車内は温度急上昇で危険』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/saitama/1106096901.html
2017年7月15日付で朝日新聞岩手全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
九戸村伊保内の林道で、13日午後1時40分ごろ、トラッククレーンで同僚とU字溝の荷揚げ作業をしていた土木作業員の男性(68)が、傾いたトラックとトラックを固定するアウトリガーの間に下半身を挟まれた。
病院に運ばれたが、約3時間半後に外傷性ショックで死亡した。
警察によると、アウトリガーは根元が折れ曲がった状態だったという。
(2018年1月13日 修正1 ;追記)
2018年1月10日付で朝日新聞岩手全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
二戸労基署は9日、建設会社「G建設」(洋野町)と同社社長の男性(62)を労安法違反の疑いで書類送検した。
同署によると、昨年7月13日、九戸村伊保内でトラッククレーンで側溝設置工事をしていた同社の男性従業員(当時68歳)が、トラックを固定する「アウトリガー」とトラックの荷台に挟まれて外傷性ショックで死亡した。
同社は、クレーンの作業手順についてマニュアルなどを作成し指導しなかった疑いがある。
2017年7月13日15時41分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大分空港(大分県国東市)の滑走路に隆起している部分が見つかったとして、国交省大分空港事務所は、13日午前7時から滑走路を閉鎖した。
国交省九州地方整備局によると、地盤の耐震補強工事が原因。
午前中の大分空港を発着する全便が欠航した。
隆起部分を削り取って平らにし、同日午後0時45分に再開した。
同事務所などによると、隆起は滑走路(長さ3000m、幅45m)の南端から500m付近で、半径約4m、高さ約6cm。
空港では前夜から、地震による液状化を防ぐため、地盤にモルタルを流し込んで固める耐震補強工事をしていた。
13日午前2時半ごろ、現場の作業員から「滑走路が盛り上がった」と連絡が入り発覚。
作業中だった4カ所のうち、1カ所がモルタル注入後に膨らんでいたという。
空港では、出発ロビー前に搭乗便変更手続きをする人たちの行列ができるなど、混乱した。
午前4時半に自宅を出たという大分県佐伯市の会社社長(65)は、「茨城県の支社で予定していた会議はキャンセルした」と困惑。
群馬県館林市に出張する予定だった大分市の男性会社員(47)は、「福岡空港発の便に変更して向かう。午後3時に到着しなければならないのだが」と時計を気にしていた。
出典
『大分空港 滑走路修復し再開』
https://mainichi.jp/articles/20170713/k00/00e/040/293000c
7月13日13時13分に時事通信からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
九州地方整備局によると、滑走路の地面にモルタルを注入する耐震補強工事を行っていた作業員が、13日午前1時半ごろ発見した。
隆起があったのは工事に着手していない部分で、原因は不明という。
県災害対策本部によると、自衛隊などによる豪雨被災地への救援物資輸送には影響は出ていない。
出典
『大分空港、滑走路隆起で一時閉鎖=耐震補強工事中、欠航相次ぐ』
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017071300428&g=soc
7月13日13時6分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大分空港事務所によると、12日午後10時から、滑走路の液状化防止の地盤改良工事を実施。
滑走路南端から500m付近で、アスファルトに開けた穴に凝固剤を注入したところ、想定を超えて膨張し、半径約4mにわたって約6cm隆起した。
工事前に滑走路の異常は確認されておらず、この工事が原因とみている。
出典
『滑走路隆起、大分空港が一時閉鎖…工事が原因か』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170713-OYT1T50027.html
2017年7月12日19時52分に朝日新聞から、最近の事故例のリスト付きで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
学校でゴールが倒れて子どもが犠牲になる事故が後を絶たない。
国がゴールを固定するように呼びかけているのに、なぜ事故はなくならないのか。
「安全対策がポーズになっていないか、再検討することが大切だ」。
福岡県大川市で5月にあった小中学校の教職員向け研修会。
西南学院大の中馬充子教授が、こう呼びかけた。
大川市内の小学校では、1月、体育の授業中にサッカーをしていた当時4年生の男児(10)がゴールの下敷きになって死亡した。
味方の得点を喜んだ男児がネットにぶら下がると、ハンドボール用の小型のゴールが倒れてきたという。
杭やロープなど、ゴールを固定する道具はあった。
だが、固定するための鉄製の杭3本は現場にはなく、事故後に校庭の物置で見つかった。
ロープは2本とも切れていて、破損の時期も不明だった。
市教委によると、学校が固定状況を毎月確認する決まりだったが、昨年10月を最後に点検していなかったという。
記伊教育長は記者会見で、「施設設備は安全点検をしなければならないのが当然。それができておらず、大変遺憾に思っている」と謝罪した。
独立行政法人日本スポーツ振興センターのまとめでは、1998~2008年度に中高校でサッカーやハンドボールのゴールが倒れたことによる死亡・障害事故は16件。
09~15年度も、少なくとも3件把握している。
ゴールは、重量の大半がクロスバーやそれを支えるゴールポストに偏っているため、ぶら下がったり飛びついたりすると倒れやすいという。
千葉県茂原市の県立高校では13年、男子生徒(当時17)がサッカーゴールのクロスバーにぶら下がってゴールごと転倒し、亡くなった。
ゴールは固定されていなかった。
当時から昨年度まで務めた前校長は、「忘れてはならない。二度と繰り返さないよう、意識を高めている」と話す。
月に1度、教職員が校内の安全を確かめるなど、安全対策に力を入れているという。
この事故を受けて、文科省は13年9月、杭などでゴールを固定するよう都道府県教委などに通知した。
ただ、学校現場では必ずしも徹底されていない。
サッカーやハンドボールなどの専用グラウンドがない学校では、状況に応じてゴールを移動して使っている。
ある教委の幹部は、「移動のたびに杭を打ち込めば、相当な時間がかかる。徹底させるのは難しい」と打ち明ける。
福岡県内のある中学では、以前、4つあるサッカーゴールを固定せず、部活や授業のたびにグラウンドの隅から運んでいた。
だが、大川市の事故後、「万が一」に備えて砂袋で固定することにした。
県内の別の中学では、普段は固定しているサッカーゴールを昨年の体育祭で移動させ、得点板を付けて使った際、風で倒れた。
けが人はいなかったが、教員は「移動先でも固定させる必要があると感じた」。
長崎県内のある中学は、サッカーゴールを動かすたびに長さ35cmの杭2~4本で固定する。
打ち込むよりも抜くのが大変で、生徒たちとやっても、10分近くかかる。
体育の教員は、「大変だけど、子どもの安全を第一に考えれば仕方ない。良い方法があったら教えてほしい」と話す。
学校での事故防止を研究する名古屋大学大学院の内田良准教授(教育社会学)は、「ゴールの移動が頻繁だと、固定すべきだとわかっていても現実的に難しい。小学校の授業程度なら、本物のゴールにこだわらず、ハードルやコーンで代用する手もあるのではないか」と提案している。
出典
『児童犠牲も…学校のゴール転倒事故、なぜなくならない?』
http://www.asahi.com/articles/ASK7C5G4BK7CUTIL03J.html
(ブログ者コメント)
大川市の事例は、本ブログでも紹介スミ。
2017年7月12日3時0分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月11日19時1分にNHK愛媛からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
「日本一危険な滑り台」としてテレビなどで紹介され、一時使用禁止となった今治市朝倉下の「朝倉緑のふるさと公園」の滑り台(長さ約60m)が、再び使用禁止になった。
4月に男児がけがをする事故があったためで、管理する市は、「構造上の問題はないが、追加の安全対策を検討している」としている。
市によると、4月23日に2歳男児が親族の女子中学生のヒザの上に乗って滑った際、カーブでバランスが崩れ、男児が金属パイプ製の転落防止柵に額をぶつけ、10針を縫うけがを負った。
女性は男児を抱えていて両手が使えず、滑る速度を落としにくかったらしい。
市は、翌24日から使用を禁止している。
滑り台のそばには、小さな子どもによる使用禁止など、滑る時の注意事項を記した看板が立っているが、「2人一緒の使用禁止」とは書かれていない。
市によると、遊具の安全確保をする「日本公園施設業協会」の安全基準は満たしているという。
この滑り台は昨年、猛スピードで滑る動画がネットやテレビで流れ、「日本一危険な滑り台」と紹介された。
市は、昨年9月23日に使用を一時禁止。
注意喚起の看板を増やし、歩道と滑り台の降り口との間に生け垣を設けて、同10月14日に使用を再開していた。
出典
『愛媛)今治の「日本一危険」滑り台 けがで再び使用禁止』
http://www.asahi.com/articles/ASK7C4479K7CPFIB003.html
『「危険な滑り台」でけが使用中止』
http://www.nhk.or.jp/matsuyama-news/20170711/5068991.html
7月11日12時44分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
「日本一危険な滑り台」としてテレビやインターネットで話題となった愛媛県今治市の「朝倉緑のふるさと公園」の滑り台で、4月、親族と一緒に遊んでいた2歳の男児が額を10針縫うけがを負っていたことが11日、市への取材で分かった。
事故を受け、市は再び使用禁止にしている。
市によると、4月23日、未成年の親族が男児を抱いて滑り、カーブでスピードを落とそうとしたがバランスを崩し、男児が両脇に取り付けられている金属製の転落防止柵に額をぶつけ、救急搬送された。
市は、小さい子供が使用する場合は保護者に注意を促す看板を設置していた。
当時、男児の保護者は降り口付近にいた。
市は「安全基準は満たしているが、対策を検討する」として、事故翌日から使用を禁止した。
滑り台は全長約70m、平均傾斜角度は約27°。
滑り方によっては猛スピードが出て、降り口から勢いよく飛び出すことがある。
テレビ番組で紹介されたほか、危険な滑り方をしてネットの動画に投稿する若者などが増え、市は昨年9月に使用を禁止。
同10月、利用者と周辺の人がぶつからないよう安全対策を取って再開した。
出典
『「日本一危険な滑り台」再び使用禁止 2歳男児けが』
http://www.sankei.com/west/news/170711/wst1707110056-n1.html
(2018年2月24日 修正1 ;追記)
2018年2月23日3時0分に朝日新聞から、滑り台は撤去されるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月22日18時0分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
(新情報に基づき、タイトルも修正した)
今治市は、「日本一危険な滑り台」としてテレビなどで紹介された「朝倉緑のふるさと公園」の滑り台(長さ約60m)を撤去する。
撤去費490万円と新遊具の設置費690万円を、新年度当初予算案に計上した。
市によると、滑り台は1991年に設置。
日本公園施設業協会の安全基準を満たす。
2年前の秋、降雨らしき時に滑った人が勢いよく降り口を飛び出す動画がネットで公開され、テレビのバラエティー番組でも「日本一危険な滑り台」などと紹介された。
市は使用を1カ月ほど禁止し、「寝そべって滑らないこと」など注意喚起の看板を新設して再開したが、昨年4月に2歳児が柵に額をぶつけるけがを負い、再び使用禁止に。
その後も使われた形跡があり、市は安全を確保できないと判断。
今年中の撤去を決めた。
滑り台は全長約70m、平均傾斜角度は約27°。
滑り方によっては猛スピードが出て、降り口から勢いよく飛び出すことがある。
安全に滑れるよう改修するためには、より多額の費用がかかるため、改修は断念した。
市によると、滑り台を設置した1991年以降に認知した事故は、17年4月の1件のみだという。
市の担当者は、「滑り台は地域のシンボルだったので撤去は残念。安全な利用方法を守ってほしかった」と話した。
出典
『愛媛)「日本一危険な滑り台」撤去へ 今治市』
https://www.asahi.com/articles/ASL2Q4JMWL2QPFIB009.html
『今治市 日本一危険な滑り台撤去へ 「安全確保が困難」』
https://mainichi.jp/articles/20180223/k00/00m/040/020000c
2017年7月12日2時30分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ゴルフ練習場で隣の男性の打球が天井で跳ね返り、頭に直撃してけがをしたとして、兵庫県芦屋市の男性プロゴルファー(45)が約1270万円の損害賠償を求めた訴訟が大阪地裁であり、球を打った男性が80万円、ゴルフ練習場の運営会社(大阪市)が320万円を支払うことで和解した。
和解は6月1日付。
打球が天井で跳ね返る事故は異例といい、業界関係者は「思わぬ方向に飛ぶこともあるので注意して」と呼びかけている。
訴状などによると、2011年、レッスンプロのゴルファーが兵庫県尼崎市の練習場で受講生にフォームを指導中、左隣の男性の打球が天井で跳ね返り、左側頭部に直撃した。
ゴルファーは頸椎捻挫と診断され約2年間通院し、首に痛みが残った。
球を打った大阪市内の男性は、ゴルフ歴1年の初心者だった。
練習場は3階建てで、事故があった2階部分の天井は高さ3.5m。
打球は、天井から防球ネットをつるす金属部分に当たって跳ね返ったとみられる。
ゴルファーは、男性が注意義務を怠ったとして、14年に提訴。
男性側は、事故を予見できなかったと反論する一方、「正しい位置で打ったのに事故が起こったのは練習場の責任だ」と主張。
練習場の運営会社も訴訟に参加する事態に発展した。
運営会社側は、近隣のゴルフ練習場3カ所から聞き取り調査し、「過去7~20年間に同様の事故が起きたのは1件だけ」として、危険を予想できなかったと反論した。
一方、ゴルファーは大学ゴルフ部の協力を得て再現実験を行い、打席に跳ね返ることを証明した。
裁判所は、「男性のショットに落ち度があり、球が跳ね返ったのは練習場の設備に問題があった」として、責任割合を2対8とする和解案を示し、3者が受け入れた。
関西ゴルフ練習場連盟(大阪市)の財田事務局長は、「通常、打球が天井に当たることは想定しておらず、今回のような事故は極めて珍しい」と指摘。
初心者は、地面を打つ「ダフリ」を避けるため、高いティーを使う傾向があるといい、「ドライバーが球の下に入り、打球が真上に飛ぶこともあるので、注意してほしい」と話している。
出典
『ゴルフ 練習場運営会社がレッスンプロと和解 打球でけが』
https://mainichi.jp/articles/20170712/k00/00m/040/180000c
2017年7月12日付で埼玉新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
行田労基署は12日、労安法違反の疑いで、さいたま市岩槻区の土木工事業「G建設」と同社社長の男(66)を書類送検した。
書類送検容疑は、今年1月25日、加須市柳生の埋設管移設工事現場で、自らが運転するショベルカーと接触する怖れのある範囲内に労働者を立ち入らせ、誘導者に誘導させずに動かした疑い。
同署によると、ショベルカーは前進した際、約20cmの鉄製板の段差で前のめりに傾き、ショベル部分が同社の作業員男性(63)に衝突。
男性は胸などを骨折する重傷を負い、下半身まひなどの後遺症が残った。
男性はショベルカーから約3.5m離れた位置にいて、掘削した溝(深さ約1.6~1.7m)の中で手堀り作業をしていた。
ショベルカーの重量は約7トンで、アームの稼働範囲は約5.5mだった。
社長の男は、「誘導者はいたが、誘導させずに動かした」と容疑を認めているという。
出典
『男性下半身まひ…ショベルカー衝突で 行田労基署、事業者を書類送検』
http://www.saitama-np.co.jp/news/2017/07/13/01_.html
2017年7月12日付で埼玉新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
さいたま労基署は12日、労安法違反の疑いで、東京都荒川区の清掃業「Y社」と現場責任者の男(59)を書類送検した。
書類送検容疑は、昨年3月21日、さいたま市見沼区膝子の同市東部環境センターのごみ焼却施設で、堆積した焼却灰が崩壊する怖れがあると知りながら、安全確認や危険防止措置を取らず、貯蔵容器内で作業員男性=当時(60)=らに作業させた疑い。
男性は崩れ落ちてきた灰に全身が埋まり、搬送先の病院で死亡が確認された。
貯蔵容器内はろうと状で、縦約4m、横約3m、高さ約3m。
焼却灰は容器の上部に設置された約5mの複数の管などから流れ落ち、高さ約1m堆積した。
当時、2人の作業員が働いていたが、もう1人は無事だった。
同社と現場責任者の男は、「危険への配慮が足りなかった」と容疑を認めているという。
出典
『男性死亡、ごみ焼却施設で灰に埋まり さいたま労基署が業者書類送検』
http://www.saitama-np.co.jp/news/2017/07/13/02_.html
2017年7月13日19時47分にNHK石川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月14日付で朝日新聞石川全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午後10時ごろ、JR金沢駅前の金沢市堀川町にあるビルのガラスが割れ、道路に落ちてけがをしている人がいると、近くを歩いていた人から警察に通報があった。
警察によると、ビルの6階に入っているカラオケ店のガラスが割れて、その破片がビルの前の道路を歩いていた20代の男女4人にあたったという。
4人は頭や腕などに切り傷を負うなど軽いケガをしたということだが、命に別状はないという。
当時、カラオケ店にいた客のうちの40代の男性が窓ガラス(縦約170cm、横約90cm)にもたれかかったところ、ガラスが割れ、半分ほどが道路に落ちたという。
この男性にケガはなかったという。
警察によると、割れたガラスの破片を回収するため、ビルの前の道路のうち、片側2車線が約2時間にわたって通行止めになった。
警察は、カラオケ店の中にいた人の話を聞くなどして、なぜガラスが割れたのかなど、当時の詳しい状況を調べることにしている。
出典
『駅前ビルの窓ガラス割れ4人けが』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/3025138181.html
(ブログ者コメント)
映像を見る限り、網入りではない普通のガラス窓。
割れてないほうには、消防進入目印の▼マークが見えていた。
窓枠のつもりがガラスに直接もたれかかったということだろうか?
(2017年8月15日 修正1 ;追記)
2017年7月14日付の北国新聞紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
警察によると、男性が窓に寄りかかった際、ガラスに後頭部がぶつかり割れた。
2017年7月13日10時49分に徳島新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月13日11時47分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午後0時5分ごろ、鳴門市鳴門町土佐泊浦の県道(鳴門スカイライン)で、板野町吹田の会社員Kさん(男性、25歳)運転の乗用車と、鳴門市大麻町萩原の会社員Fさん(男性、51歳)運転の中型トラックが正面衝突し、炎上した。
Kさんが右大腿骨を骨折、
Fさんが胸骨と肋骨を折ったほか、乗用車の同乗男性(24)も軽いけがを負った。
警察によると、現場は片側1車線で、見通しの悪いカーブ。
Kさんの車が走行車線、Fさんのトラックも同じ車線で炎上しており、警察原因を調べている。
現場を車で通り掛かったK―1ジム北斗会館(川崎市)の代表で、K―1選手の小宮山工介さん(30)=東京都=と運転手の男性(35)=神奈川県=が、乗用車の同乗男性と協力し、Kさんを救出。
さらに小宮山さんがトラックの助手席側の窓を右肘で割り、Fさんが自力で脱出するのを手伝った。
救助の際、小宮山さんは右肘を出血するけがを負った。
消火活動には、鳴門市消防本部の消防車など9台が出動し、約40分後に消し止めた。
現場周辺は約1時間、全面通行止めとなった。
小宮山さんは立ち技系総合格闘技のK―1で活躍しており、少林寺拳法の師匠に技を習うため、12日早朝、知人男性の運転で、ジムのある川崎市から徳島市へ向かった。
しかし、稽古まで時間があったため、渦潮を見ようと鳴門市の観潮船乗り場まで車で向かっていた。
そこで、衝突した乗用車とトラックに出くわした。
乗用車のボンネットから炎が高さ2mほどまで上がり、ドアを開けて運転席の男性(25)を引きずり出そうとしている人がいた。
小宮山さんが知人とともに乗用車まで駆け寄ると、運転席の男性はハンドル下部と運転席の座席に脚を挟まれて動けなくなっていた。
小宮山さんらは乗用車の後部のドアを開け、運転席を力任せに揺すった。
すると、わずかな隙間ができ、男性が脱出できた。
トラックの運転席の男性(51)は「出してくれ! 出してくれ!」と叫んでいた。
小宮山さんが「早く出て!」と言うと、男性は「開かない! 出られない!」。
運転席に火が迫り、助手席のドアも開かなかった。
窓ガラスに近づいて助けを求める男性に、「ちょっと離れて!」と叫び、右ひじで1発、助手席の窓ガラスを打った。
ガラスが割れて破片が辺りに飛び散り、男性は窓からはい出してトラックから脱出した。
その直後、乗用車は炎上し、引火したトラックも燃え上がったという。
車両炎上の危険が迫る中での救出劇に、「いつ爆発するか分からない恐怖はあったが、人を助けたい一心で夢中だった。右肘を使ったのはとっさの判断だった」と話した。
半袖だったため右肘にはガラスが刺さり、鳴門病院で約10針を縫った小宮山さん。
「子どもの頃から格闘技をやってきたことが人を救うことに役立ってよかった」と話した。
出典
『鳴門で車衝突炎上 K-1の小宮山選手、負傷者救出 』
http://www.topics.or.jp/localNews/news/2017/07/2017_14999107243058.html
『間一髪、右エルボーで窓破壊 K-1戦士、迫力の救出劇』
http://www.asahi.com/articles/ASK7F0TDKK7DPUTB00C.html
(ブログ者コメント)
自動車の側面ガラスはハンマーで思い切り叩いても跳ね返されるだけ・・・というのが、もっぱらの定説なのだが・・・。
2017年7月12日16時49分にNHK新潟から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月13日付で毎日新聞新潟版から、7月13日付で朝日新聞新潟全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午前9時20分ごろ、聖籠町網代浜の海水浴場で、漁業で町の非常勤職員のSさん(男性、64歳)が沖に流されたと、消防に通報があった。
捜索中の防災ヘリが、浜辺から約200m地点で浮いているSさんを発見。
新発田市内の病院に搬送したが、間もなく死亡が確認された。死因は水死だった。
聖籠町によると、事故当時は午前8時半ごろから、町職員など計8人で13日の海開きに向けた準備をしていた。
Sさんは、遊泳区域を示す浮き球とロープを設置するため海に入った後、行方が分からなくなったという。
Sさんは半袖シャツに短パン姿で、海に入った全員が、救命胴衣を着けずに作業をしていたという。
現場は、海岸から30mほど離れた沖合で、Sさんと共に浮き球を設置する作業をしていた町の非常勤職員の男性も沖に流されたが、救助されたという。
新潟海保は、一緒に作業をしていた町の職員などから事情を聴くなどして、事故の詳しい原因を調べている。
この事故を受けて、聖籠町は明日の海開きを延期することを決めた。
今回の事故について、聖籠町は「安全の指導と管理の責任を強く感じています。亡くなった方のご冥福をお祈りするとともにご遺族の方に心からおわび申し上げたい。2度とこのような事故を招かないよう、対策を徹底していきたい」とコメントしている。
出典
『海開き作業中の男性流され死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/1035097581.html
『水死 海開き準備中の聖籠町職員 延期決定 /新潟』
http://mainichi.jp/articles/20170713/ddl/k15/040/223000c
2017年7月11日14時0分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福岡、大分両県で5日に記録的大雨による洪水被害が発生する中、国交省などが運用する「指定河川洪水予報」の予測精度の低さが明らかになった。
一方で、気象庁が前日の4日から開始した全河川対象の「洪水警報の危険度分布」は、精度の高さが実証された。
あくまで水位予測にこだわる国交省を、流量予測に踏み切ることで気象庁がリードした格好。
河川という“職域”を侵された国交省は、「気象庁の情報は下流部では正確性に欠ける」としつつも、省内に検討会を設置して根本見直しに躍起だ。
有識者からは、「情報を受け入れて一元化しては」との声もあがるが…。
【20年前から変わらない】
「水位予測の手法は20年前から変わっていない。(現状の予測データは)とても国民に見せられない恥ずかしい状況だ…」
6月13日、東京・霞が関の国交省で行われた指定河川洪水予報の精度向上についての検討会。
関係者によると、国交省担当者から、こうした趣旨の発言があったという。
指定河川洪水予報をめぐっては、国交省が直近5年以内に発生した増水時の予測データを約60河川で1ケースずつ抽出調査した。
1時間ごとに出される1~3時間先までの水位予測を実測値と比較したところ、上がるとした予測より早く実測値が上がったり、下がるとした予測が実測値では上がったりするなど、多くのケースで予測と実測値が一致しなかった。
判定基準はないが、おおむね一致したのは10ケース未満だったとみられる。
名称は「予報」となっているが、予測情報が発表されるのは、数時間後に氾濫危険水位に達する場合のみ。
しかも、予測できても「3時間先までが限界」(同省)。
予測結果が出るのも、観測してから分析データが報告されるまで1時間前後もかかる。
「ほぼ実況情報なのが実態だ」と防災関係者はこぼす。
運用が地方事務所に任されているのが一因で、数10年前から予測モデルが更新されていない河川もある。
同省は、予測精度の大幅向上へ向けて今月、河川工学などの外部有識者や関係機関職員を交えた非公開の検討会を設置。
関係者によると、河川ごとに異なる水位予測モデルを見直し、古いモデルを新しい精度の高いモデルへ切り替えていく作業を、今後数年かけて行う方針を確認。
予測できる時間を6、9時間先まで延長できる可能性を探る。
【気象庁の情報に焦り】
気象庁は国交省の外局とはいえ、専門性が高い役所だ。
そのためか、ようやく重い腰を上げた国交省だが、焦りを隠せない原因は、気象庁が開発した1km四方単位で危険度を把握できる「洪水警報の危険度分布」の存在だ。
運用開始翌日の5日に発生した九州北部の豪雨被害では、さっそく威力を発揮した。
雨脚が強まった5日午後1時20分、福岡県朝倉市内で5段階中2番目に危険度の高い「非常に危険」を示す薄紫色が出現。
同30分には、最高レベルの「極めて危険」の濃い紫色も現れ始め、午後2時50分には、市内の多くの河川が薄紫色か濃い紫色になった。
濃い紫色は「既に重大な洪水が発生している恐れが高い」とされる。
実際、同市によると、発生時間は不明だが、5日には市内のほぼ全ての中小河川が氾濫したという。
運用開始前から、自治体も注目していた。
新潟県では、糸魚川、村上の両市で避難勧告の発令基準とすることを事前に決めた。
糸魚川市の防災担当者は、「住民の通報に頼るしかなかった中小河川も、3時間前に勧告を出せる」と期待する。
気象庁と国交省のシステムはそれぞれ独立している。
気象庁のシステムでは、指定河川は国交省の洪水予報をそのまま重ねて表示する上、住民向けの行動例では洪水予報を確認してから避難するよう示している。
危険度が高まっているのに水位予報が低いままなど、双方で異なる状況を示すケースもあり得るからだ。
「気象庁の予測はざっくりとした流量の傾向。下流ほど正確性に欠け、水位データなしに洪水発生は把握できないはずだ」と国交省担当者は説明する。
【省庁間の厚い壁】
両者の確執は根深い。
平成25年に気象庁が導入した特別警報には、「洪水」だけがない。
「旧建設省系の河川部局にとって、旧運輸省系の気象庁から河川のことに口出しされたくないという思いが強い」と、ある気象庁OBは明かす。
住民の避難行動に詳しい東大大学院の片田敏孝特任教授(災害社会工学)は、「雨のプロが出す予測を河川のプロが受け入れ、流量予測を生かして水位予測を出せばいい。前例にないからやらないという官僚的発想では、せっかくの新しい技術がないがしろにされる」と警告する。
将来的に両情報が一元化されることはないのか。
国交省の河川担当幹部は、「一元化という視点は、正直、これまで薄かったところはある」と本音を明かす。
ただ、「もっとも、水位予測の精度を上げるのが先だ」と付け加えるのも忘れなかった。
出典
『洪水で露呈、予測精度低い国交省「国民に見せられない…」 気象庁の危険分布情報に焦り』
http://www.sankei.com/affairs/news/170711/afr1707110002-n1.html
2017年7月2日7時29分に産経新聞からは、下記趣旨の関連記事がネット配信されていた。
・・・・・
【指定河川洪水予報】
流域住民の早めの避難行動につながるよう、指定河川の観測所ごとに4つの警戒水位を設定し、水位に達すると、河川管理者と気象庁が共同で発表する。
指定河川は、国や都道府県管理の計419河川(昨年3月末時点)。
観測と同時に予測も行っており、5段階中下から3番目の「氾濫警戒情報」は、数時間後に氾濫危険水位に到達すると予測された場合にも発表する。
出典
『川の増水予測…外しまくりだった 国交省、モデル大幅見直しへ』
http://www.sankei.com/affairs/news/170702/afr1707020006-n1.html
2017年7月11日11時11分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
衣類などに使う防水スプレーを吸い込み、肺炎や発熱を訴えるケースが目立っている。
日本中毒情報センターには、昨年、防水スプレーの吸引に関する相談が52件(暫定値)寄せられた。
入院したケースもあり、注意を呼びかけている。
医師や一般の人から相談を受ける日本中毒情報センターによると、防水スプレーの吸引に関する事故の相談は年20件未満で推移していたが、2014年に47件、15年に68件と増えた。
昨年も52件あった。
吹きかけていた対象は洋服や靴、かばん、アウトドア用品など多岐にわたり、年間を通じて寄せられる。
15年の相談のうち、屋内や車内で使った事例が6割を占め、屋外でも風向きが変わって吸い込んだケースが7件あった。
多くは息苦しさや頭痛、発熱などの症状が出たという。
防水スプレーの主な成分は、水をはじくフッ素樹脂やシリコーン樹脂。
吸い込むと微粒子が肺の肺胞にくっつき、酸素と二酸化炭素の交換がしにくくなったり、溶剤の刺激で肺が傷ついたりする恐れがある。
スキーブームだった1992~94年、中毒が多発したことを受けて国や業界団体などが、粒子の大きさや物へのくっつきやすさなど、安全に関する基準を定めた。
【入院したケースも】
東京都消費生活総合センターによると、昨年、自宅で靴に防水スプレーを吹きかけていた20代の女性が呼吸困難となり、9日間入院した。
玄関で換気扇を回しながら噴射していたが、数時間後に発熱。過敏性肺炎と診断されたという。
スプレー販売業者などが加盟する日本エアゾール協会の斉藤専務理事は、「UVカット効果も兼ね備えた多機能な防水スプレーも登場し、製品の幅が広がっている。一度に使う量が多く、時間も長いので、換気をして開けた場所で安全に使って欲しい」と話す。
出典
『防水スプレー吸引で肺炎・発熱も 屋内利用時の事故増』
http://www.asahi.com/articles/ASK7B2WB4K7BPLBJ001.html
(ブログ者コメント)
○日本中毒情報センターから出されている情報は下記参照。
http://www.j-poison-ic.or.jp/ippan/M70247_0101_2.pdf
○本件、過去にも類似情報を紹介している
2013年4月11日掲載
『2013年4月4日報道 スプレー中の樹脂成分を吸いこまないようご用心』
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2781/
2017年7月13日5時5分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。
高松市で、車いすでエスカレーターに乗って転倒し、後ろの利用者が巻き込まれて死亡する事故が起きた。
メーカーなどは、車いすでエスカレーターに乗らないよう呼びかけるものの、利用する人はいる。
エレベーターが使いづらい面もあり、障害者や支援する人々は頭を悩ませている。
事故は10日午前10時40分ごろ、高松市内の商業施設にあるインテリア店「N社高松店」で起きた。
警察によると、市内の無職男性(81)は、車いすの妻(79)を後ろから支えながら、エスカレーター(高低差約5m、幅約1m)で、2階から3階に向かっていた。
だが、3階降り口の段差に車輪が引っかかり、バランスを崩して車いすごと2人は転げ落ちた。
後ろにいた女性(76)が巻き込まれて全身を強く打ち、出血性ショックで死亡した。
男性は左腕に軽傷、妻は頭に重傷を負った。
悲鳴を聞いた店員が駆けつけ、緊急停止ボタンを押したという。
警察が、過失致死容疑で調べている。
妻は普段から車いす生活を送っていた。
この商業施設には、計7カ所ある1階の入り口やサービスカウンターで車いすを貸し出すサービスがある。
夫婦はこの日、車で訪れた。
男性が車いすを借りて駐車場まで運び、妻を乗せて移動していたという。
事故現場のエスカレーターから20mほどの場所には、エレベーターがあった。
男性は県警の調べに対し、「そこにエスカレーターがあったので乗ってしまった」と話しているという。
現場のエスカレーターには、車いすでの利用を禁止する注意書きなどはなかった。
N社は今回の事故を受け、全国の店舗に、エスカレーターでの車いすやベビーカーの使用禁止を呼びかける看板を設置した。
車いすメーカーは、「事故や転倒・転落の恐れがある」と取り扱い説明書に明記するなどし、エスカレーターで利用しないよう呼びかけている。
大手の松永製作所(岐阜県養老町)は、説明書に禁止と明記していないが、「そもそもエスカレーターでの利用を想定していない」と担当者は話す。
あるエスカレーター製造会社も、「車いすやベビーカーなどのエスカレーター使用は禁止している」とする。
「以前は、エレベーターがない駅舎などのために、車いすでも乗れるエスカレーターも製造していたが、エレベーターの設置も進んできたため、ここ数年は販売していない」。
ただ、国交省によると、車いすのエスカレーター利用に法的な規制はない。
エレベーターなどが一概に使いやすいとも言えず、エスカレーター利用に理解を示す声もある。
全国脊髄損傷者連合会(東京)によると、上半身がしっかりして力のある車いす利用者には、エスカレーターに乗る人もいる。
ただ、荷物を落とす、体のバランスを崩すといった報告が少なくないという。
電動車いすを利用する大浜・代表理事は、エスカレーターがデパートなどの入り口のそばにある一方で、エレベーターは奥にあって不便なことがあると指摘する。
エレベーターがいっぱいで乗れないことも多く、「ついついエスカレーターに乗りたくなる気持ちもわかる」。
1歳の息子がいる東京都豊島区の会社員女性(33)は、ベビーカーでエスカレーターを利用する。
エレベーターの待ち時間が長かったり、駅では乗り換えや遠回りが必要だったりで、「危険だと分かっているし、後ろめたさはあるけど、つい利用してしまう」。
香川県社会福祉協議会は、ウェブサイトに、車いすの広げ方やエレベーターの乗り降り、階段の上り下りなどとともに、エスカレーターでの車いすの介助方法を示すマニュアルを載せていた。
「危険を伴うので注意が必要」という注意を記したうえで、「キャスター(前輪)を上げてステップに乗る」、「階段状になりはじめたら、一つ上の段の角に後輪を押しつける」などと説明していた。
2004年に作成した介助の冊子に掲載した内容だが、今回の事故を受け、12日に削除した。
社協は、「事故があった以上、適切ではなかった。今後はエレベーターの利用を呼びかけたい」とするものの、「エレベーターのない施設もあり、エスカレーターの利用を100%否定できない」と頭を悩ます。
ユニバーサルデザインに詳しい三星昭宏・近畿大学名誉教授は、「車いすでエスカレーターに乗るべきではないが、一概に責められない部分もある。エスカレーターの前にエレベーターの場所を大きく表示するなどの対策も必要。画像認識の技術を使い、車いすで乗ってしまわないようにする対策も考えるべきだ」と話している。
出典
『危険でも…つい利用 車いすでエレベーター、複雑な事情』
http://www.asahi.com/articles/ASK7D5X1XK7DUTIL03T.html
7月11日19時47分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同店によると、エスカレーターの乗り口付近には「車いすのご利用はご遠慮ください」と書かれた看板を設置していた。
出典
『エスカレーターで車いす転落、巻き添えの女性死亡 高松のニトリ店舗、無料貸し出し車いすで』
http://www.sankei.com/west/news/170711/wst1707110094-n2.html
7月12日19時19分にNHK愛媛からは、松山市のデパートで今回事例の横展開が図られたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
松山市のデパートでは、車いすやベビーカーなどに乗ったままではエスカレーターを使用しないよう、これまでも注意喚起を行っていたが、今回の事故を受けて、利用者への呼びかけを強化した。
対策の1つとしては、ベビーカーやカート、それに車いすなどの使用者はエスカレーターを利用できないことを示した看板を作成し、デパートの3つの入り口に設けた。
また、エスカレーターに乗っている人には、注意喚起のアナウンスは流れていたが、1時間に1度、館内放送でも注意を呼びかけている。
また朝礼でも、全従業員に注意喚起を行ったという。
出典
『エスカレーター事故で注意喚起』
http://www.nhk.or.jp/matsuyama-news/20170712/5101741.html
(ブログ者コメント)
○記事の紹介は省略するが、NHKの映像によれば、エスカレーターの側面下部に4つの禁止事項が図とともに表示され、その一番左側に、映像不鮮明だが、ベビーカーらしき図が見えた。
○近くの大型ショッピングセンターに行ってみたところ、エスカレーター側面に、N社高松店と同じような4つの禁止事項が書かれたシールが貼られていた。
そして、ベビーカーの図柄の下には、車椅子も乗せないことと書かれていた。
ただ、文字が小さく、あれでは目立たない。
2017年7月9日20時54分に産経新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
イノシシなど野生動物が農作物を荒らす被害が千葉県でも深刻化する中、JA木更津市は11日、同市矢那地区の水田近くに“秘密兵器”を繰り出す。
北海道生まれのオオカミ型フィギュア(模型)「スーパーモンスターウルフ」。
動物を赤外線センサーで感知すると咆哮音を発し、目が炎の色に点滅。
その迫力に、防衛本能に目覚めた動物が出没しなくなるという優れモノ。
本州以南での設置は千葉県が初で、撃退効果への期待が高まる。
JAが試験的に設置するスーパーモンスターウルフは、北海道奈井江町の機械部品加工、太田精器が、北海道大、東京農業大と共同研究で約7年かけて開発した。
同社は、LED(発光ダイオード)を応用したモノ作りも手掛けるが、「テレビのサブリミナル効果にヒントを得、農地を荒らすエゾシカを点滅光で追い払えないかと考えたのが開発の端緒」と、かつて茂原市内で暮らしたこともある太田社長は話す。
当初は、LED照明を複数埋め込み、野球場のスタンドライトに似た、ただの機械だった。
だが、動物が天敵と認識する犬型四つ足動物のフィギュアなら、動物がより危険視すると予測。
オオカミの姿をリアルに模したウルフが誕生した。
体長65cm、体高50cm。
“四肢”には、鉄パイプを使った。
開いた口から鋭い牙がのぞく。
LED照明を埋め込んだ目は火炎色に点滅、首も動く。
内蔵スピーカーからの出力音は最大90dB。
オオカミの咆え声は無論、銃発砲音と猟犬の声や、動物を不快にさせる人工音など、数10種類の威嚇音が出せ、到達圏は約1km2四方。
バッテリーにソーラーパネルをつなげて電源とする。
音と光と姿の三乗効果で動物に天敵と認識させ、寄せ付けなくする作戦。
「動物は模型と見破り慣れてしまうのでは? と効果を疑う人が多いのは承知の上。
共同研究で、設定で威嚇音を変えられるので動物は慣れないし、不快な物事への危険察知・回避能力が高いゆえに、逆に効果ありと推測した」と太田社長。
道内では、計5カ所の耕作地周辺にウルフを設置、監視カメラで半年余り様子を観測したところ、シカやクマが耕作地に出なくなったという。
「威嚇音の到達圏に限りがある分、狭い農耕地が多い本州向きでは? かつて暮らした千葉に貢献したい」(太田社長)。
“ウルフ作戦”を試みるJA木更津市は、今春、田植えを間近に控えた海辺近くの水田耕作地帯にイノシシが出た事実を重大視。
「生息区域を拡げる動物の農作物荒らしを止めないと、千葉の農業は崩壊しかねない」と太田精器に相談した。
設置場所は、木更津市内の矢那地区内にある水田の近く。
「効果を分析することで、人と動物の共生にも配慮しながらの対策も検討できると期待したい」(JA木更津市)。
今回の試みについて、農業・食品産業技術総合研究機構の仲谷淳専門員(動物生態学)は、「一般論としては、光や音で威しても、追いかけられるなど物理的危害を被らなければ、動物は慣れるといわれる。だが、少しでも効果がみられるなら、一歩前進の対策となる」と評価し、「自治体や研究者も加えて効果を見、結果を整理して次の改善策につなげるという協力作業こそ望ましい」と指摘する。
【被害金額と頭数の推移】
県農地・農村振興課と自然保護課のデータ=別表=によると、野生動物(鳥は除く)による農作物被害金額は、平成23年度からの4年間は2億円台で推移してきたが、27年度に3億円台に達した。
・・・・・
市は、わなや銃器による捕獲などを行っている。
出典
『獣害対策の“秘密兵器” 吠えるオオカミフィギュア「スーパーモンスターウルフ」 11日から千葉県で投入』
http://www.sankei.com/affairs/news/170709/afr1707090009-n1.html
7月12日10時0分に産経新聞からは、過去に被害があった現場に設置されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月11日17時49分にNHK千葉からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
JA木更津市は11日、同市矢那地区の水田の一画に、オオカミ型フィギュア(模型)「スーパーモンスターウルフ」を実験的に設置した。
設置されたのは矩形の水田の南角で、小山の急斜面に接する所。
設置に協力した農業男性(69)=同県木更津市後田=によると、イノシシが水浴びに使う一画という。
男性は、「イノシシの害が多く、6月24日にも箱罠で1頭捕獲したばかり。これで来なくなれば助かる」と話す。
去年から北海道で行われている実験では、シカなどの被害が大幅に減る効果が確認されているという。
太田精器(北海道)の太田社長は、「北海道ではシカとヒグマの害がほとんど。イノシシにも効果があると期待でき、実験結果が楽しみ」と話した。
JA木更津市の梅澤組合長は、「電気柵などで対策してきたが、追いついていないのが現状だ。効果があれば、ぜひ装置を増やしたい」と話した。
出典
『燃える瞳でガオー! 獣害対策「スーパーモンスターウルフ」設置 千葉』
http://www.sankei.com/affairs/news/170712/afr1707120009-n1.html
『獣害にLED活用の新装置で実験』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/1084643471.html
(ブログ者コメント)
電気柵関連の人身事故を本ブログでは過去に2件ほど掲載しているが、その関連情報として紹介する。
(2017年9月13日 修正1 ;追記)
2017年9月10日(日)13時から放映されたTBS「噂の東京マガジン」で、木更津設置事例が下記趣旨で紹介されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
・飼われているイノシシで実験したところ、声にはおびえたが、姿にはおびえなかった。
・試験設置した場所からイノシシは入ってこなくなった。
しかし、別の場所から入ってくるようになった。
2017年7月9日12時26分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午前9時45分ごろ、大阪市西区の京セラドーム大阪で、外野中堅付近の5階席から鉄パイプが落下、約18m下のグラウンドで午後1時開始の試合前にストレッチをしていたプロ野球オリックスの中島内野手(34)にワンバウンドで当たった。
鉄パイプは長さ約2m、重さ6kgで、広告看板取り付けのための作業をしていた作業員が誤って落としたという。
球団によると、グラウンドでは当時、中島内野手をはじめ、オリックスの選手が練習中だった。
練習は一時中断し、現場は騒然となった。
中島選手は担架には乗らずに自力でベンチ裏に下がり、歩いて近くの病院に向かった。
右腰から背中にかけての打撲と診断されたが、午後1時からのロッテ戦はベンチ入りした。
客席にファンも入っておらず、惨事には至らなかったが、オリックスの玉川・事業本部副本部長は、「安全確認については気をつけていたが、申し訳ない。今後はこのようなことがないよう、全ての作業を見直し、再発防止策を含めて対処していきたい」と語った。
出典
『試合前練習中に5階客席から鉄パイプ落下 オリックス選手にあたる 京セラD』
http://www.sankei.com/west/news/170709/wst1707090033-n1.html
7月9日19時45分にNHK関西からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午前10時ごろ、大阪・西区の京セラドーム大阪で、オリックスの選手たちがロッテとの試合前のウォーミングアップを行っていたところ、グラウンドから17mの高さの外野の5階席から、長さ2mほど、重さ6kgほどの鉄パイプが落下し、バウンドして中島選手に当たった。
中島選手は、病院で検査を受けた結果、右腰から首にかけての打撲と診断された。
試合は予定通り午後1時過ぎに始まり、中島選手はベンチ入りしたが、出場しなかった。
球団によると、当時、ドームの5階席ではスポンサーの横断幕を設置する作業を行っていて、業者が鉄パイプを運んでいる最中に誤って落としたという。
オリックス事業本部の玉川副本部長は、「ふだんは、下に人がいないかなど、安全を確認しているが、きょうはその確認が出来ていなかった。再発防止に向けて作業の工程を見直し、二度とこのようなことがないようにしたい」と話していた。
出典
『オリックス選手に鉄パイプ落下』
http://www.nhk.or.jp/kansai-news/20170709/5008281.html
7月9日11時14分にスポーツ報知からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日に行われるオリックス―ロッテ戦(京セラD)の試合前練習の最中に、オリックスの中島内野手(34)の腰付近に鉄パイプが当たり、一時騒然となった。
鉄パイプは約2mで重さは約6kgほど。
スポンサーの看板を設置中の、球団が委託した業者の作業員が5階席で作業していたところ、誤って落としたという。
中島は外野の中堅付近で、トレーナーとストレッチを行っている最中だった。
鉄パイプが落下する音に気付いたトレーナーが、慌てて中島をその場からどかせたが、鉄パイプは一度地面にワンバウンドし、中島の右腰から右首付近に当たった。
選手や関係者らが「担架!」と叫び、練習は一時中断。
現場は騒然となったが、中島は担架には乗らずに自力で歩いてベンチ裏に下がり、大阪市内の病院に向かった。
現場に居合わせた別府ブルペン担当コーチは、「『ガランガラン』と音がして、気付いたらパイプが目の前に迫っていた。上から落ちてくるなんて思ってもみない」と恐怖を語った。
出典
『【オリックス】中島に鉄パイプが落下、病院へ…京セラドーム一時騒然』
http://www.hochi.co.jp/baseball/npb/20170709-OHT1T50096.html
2017年7月8日19時12分にNHK東海から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月8日13時48分に中日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午前9時半ごろ、愛知県豊橋市明海町の化学製品メーカー「KQ社」の工場でタンクが爆発して火災が起きた。
消防車12台が出て、火は約1時間半後に消し止められたが、警察によると、直径約8m、高さ11m余りの筒状のタンク1基が焼けた。
この工場では、鋳物を接着するのに使う薬品を製造していて、8日は従業員約100人が働いていたが、けが人はいなかった。
敷地内の南側には10基ほどのタンクが2列に分かれて並んでおり、このうちの1基から出火した。
近くの運送会社に勤務する男性は、「建物2階分ぐらいの高さの火柱が2秒ほど上がり、その後、黒煙に変わったのが見えた。『ドーン』という大きな音が響き、地響きのような衝撃が伝わってきた」と話した。
調べによると、タンクには、ふだん「フルフリルアルコール」という化学薬品が貯蔵されているが、内部を洗浄するため、6日からほとんど空にして準備を進めていたという。
警察と消防は、爆発が起きた状況や原因について詳しく調べている。
現場はJR豊橋駅から南西に約8km。
渥美半島の付け根にあたる、港に近い工業団地の一角で、爆発が起きたのは大手日用品メーカー「K社」の子会社。
この火事について「KQ社豊橋工場」の山口工場長は、「いまのところ、火事による周辺の環境への影響はないと考えている。事故当時は、来週に予定している原材料の入れ替えのために、作業員1人がタンクのそばで洗浄の準備をしていた。タンクは36年前から稼働しているが、これまでに事故などはなかった」と話している。
出典
『工場火災タンク1基焼ける』
http://www.nhk.or.jp/tokai-news/20170708/4991321.html
『豊橋の工場でタンクが爆発 K社の子会社』
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2017070890121714.html
7月8日23時11分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同社によると、タンクは爆発時、ほぼ空だったとみられるが、少量が残っていた可能性もあるといい、警察が実況見分して原因を調べている。
化学薬品は鋳物の製造に必要な樹脂を作るためのもので、主な成分は「フルフリルアルコール」。
工場内は火気厳禁だった。
タンクでは数日前から、作業員が薬品を配管から抜く作業を実施。
8日は作業を休んでおり、薬品を完全に抜いた後に洗浄予定だった。
洗浄は不定期に行われていた。
タンクは直径7.7m、高さ11.4mで、容量は約500m3。
近くには他に3基が並んでいた。
出典
『前日まで引火性薬品の排出作業 K社子会社のタンク爆発』
http://www.sankei.com/west/news/170708/wst1707080070-n1.html
(ブログ者コメント)
NHKの映像などによると、タンクの天板は全周が破断して吹き飛び、隣のタンクの上に裏返し状態で乗っかっているように見える。
2017年6月7日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7190/
(2017年7月16日 修正1 ;追記)
2017年7月7日付で毎日新聞愛知版から、九州北部豪雨対応で日田市に初派遣されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月6日12時56分にNHK東海からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
九州北部の記録的な大雨で、岡崎市消防本部に全国で唯一配備されている全地形対応の消防車両(レッドサラマンダー)が5日夜、専用のトラックに積まれて大分県に向けて出動した。
2013年3月の配備以降、総務省消防庁の出動要請を受けての本格的な出動は初めて。
出典
『九州豪雨 レッドサラマンダー出動 岡崎消防から大分へ /愛知』
http://mainichi.jp/articles/20170707/ddl/k23/040/166000c
『水陸両用特殊車両が救助活動へ』
http://www.nhk.or.jp/tokai-news/20170706/4914611.html
7月8日10時19分に読売新聞からは、日田市で救助活動に入ったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「レッドサラマンダー」は7日、甚大な被害が発生している大分県日田市で活動を開始した。
多くの住民の安否が分からなくなっているとされる上宮、鶴城2地区へ入り、家々を訪ねて安否確認などにあたった。
この日は逃げ遅れた人などは発見できなかった。
岡崎市からの派遣隊員は16人。
このうち4人が、佐賀県、名古屋市の派遣隊員らとともにレッドサラマンダーに乗り、各地からの消防隊の集結基地となっている日田市総合体育館を、この日午前6時過ぎに出発。
約150人と連絡が取れず、孤立している両地区を目指した。
途中の道路は土砂崩れなどで寸断されていたが、無限軌道で乗り越えるなど、期待された能力を発揮している。
ただ、土砂の上に倒れた電柱を越えられず、引き返す場面もあったという。
出典
『九州豪雨、「レッドサラマンダー」が活動開始』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170707-OYT1T50128.html
7月13日8時41分に産経新聞westからは、任務を終え13日に帰還したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「レッドサラマンダー」が任務を終え、13日、岡崎市に帰還した。
出典
『「レッドサラマンダー」が帰還…初の災害現場での活動終え』
http://www.sankei.com/west/news/170713/wst1707130032-n1.html
(ブログ者コメント)
九州北部豪雨に関し、本ブログでは、これまでJR久大線の鉄橋流出原因だけを紹介している。
(2017年7月21日 修正2 ;追記)
2017年7月20日付で中日新聞から、レッドサラマンダーの今後の課題が見えてきたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
九州北部の豪雨災害に伴い、現地へ派遣された岡崎市消防本部の全地形対応消防車両「レッドサラマンダー」。
災害現場での初めての出動を終えたが、遠方への派遣で生じる移動時間の問題など、課題も見えてきた。
走行用ベルトを備えたレッドサラマンダーは、通常の消防車両が通れない悪路でも走行できるのが最大の特徴。
土砂崩れなどで壊滅状態となった現場に派遣され、負傷者の生死が分かれる災害初期での活躍が期待されている。
そのため、現場にいかに早くたどり着き、活動を始められるかが問われる。
今回は、5日午後9時20分に消防庁から派遣要請があり、10時55分に岡崎市を出発した。
現地で活動した同本部消防課の半田副課長(53)は、大雨が降り始めた5日のうちに消防庁から派遣要請があったため「今回は、時間のロスがない状態で出動できた」。
ただ、現場が遠方の九州だったため、目的地の大分県日田市に到着したのは、約20時間後の6日午後6時40分。
孤立集落の安否確認の作業は7日朝からとなり、活動は8日いっぱいまで。
現場復旧が進んだ9日以降は、出番がなかった。
即応性をいかに高めるか。
レッドサラマンダーの配備を決める消防庁の広域応援室の担当者は、「車両の数を増やし、全国各地に配備した方が良いという声もある」と指摘。
一方で、価格が一台一億円以上で、維持費もかかるため、「費用対効果も考慮しなくてはならない」と悩ましげだ。
平時の訓練に加え、運転には大型特殊免許を取得する必要があり、全国的な配備となると、現場の隊員への負担も大きい。
担当者は、「今回の出動を踏まえ、聞き取りをした上で、配備のあり方を検証していく」と述べた。
また、二次災害の恐れがある災害の初期段階では、隊員らの安全を確保しつつ、車両を素早く投入する判断も必要となる。
同本部の大竹消防長(60)は、被害実態の把握から出動決定、現地での活動開始に至るまでの判断をより早くする「ソフト面での仕組みづくりが喫緊の課題だ」と話した。
出典
『レッドサラマンダー、見えてきた課題 九州豪雨で災害現場初出動』
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20170720/CK2017072002000049.html?ref=hourly
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その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。