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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20145291034分に千葉日報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

529日付の朝日新聞ちば首都圏版紙面にも、同趣旨の記事が掲載されていた。

 

28日午前11時ごろ、市川市須和田1のマンホール内で、ポンプで雨水の排水工事をしていた男性作業員(53)が倒れた。男性は意識不明の重体。

救助しようとした39~42歳の同僚男性3人も気分が悪くなったが、軽症とみられる。


警察などによると、工事中にポンプのホースが外れ白い煙が立ちこめ、換気のためエンジンを切っていったん中断。

約20分後にホースをつなぎ直そうと、地上にいた男性作業員がマンホール内に入ったところ、内部の足場の上に倒れたという。

 

同僚3人は、男性作業員を助けようと中に入ったが、すぐに気分が悪くなり、自力で脱出して119番通報した。

警察は、ポンプトラブルの際にエンジンから排出された排気ガスが充満し、一酸化炭素(CO)中毒になった可能性があるとみている。


同工事は、市川市発注の下水道工事。

市河川・下水道整備課によると、マンホールは深さが約6mあり、水を排出するホースが地上から底まで届かないため、中間部分の足場にエンジン付きポンプを置いていた。

 

作業員らの搬送後に市消防局が酸素濃度を測定したところ、約16.5%で通常よりやや低かったという。
同課は「工事業者への注意喚起を行い、再発防止に努める」としている。

 

出典URL

http://www.chibanippo.co.jp/news/national/195506

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

「20分も換気したのだからもう大丈夫だろう」、あるいは「白い煙がなくなったので大丈夫だろう」などと思ってガス検知器で確認することなく、中に入ったのだろうか?

もしそうだったとすれば、定性的評価ではなく、定量的評価をすべきだった。

定量的評価をするためにはガス検知器が必須アイテム。

マンホール内にエンジンポンプを置いていたのだから、酸素濃度やCO濃度を測定できる検知器を準備していたと思うのだが・・・。

準備はしていたが使わなかった?それとも準備していなかった?

 

 

 

(2014年6月6日 修正1 ;追記)

 

201463日付の千葉日報紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。

それに伴い、タイトルも変更した。

 

市川市は2日、意識不明の重体となっていた男性作業員が1日に死亡したと発表した。

 

 

 

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2014528202分にNHK鹿児島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

5281610分にMBCニュースからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

28日午前9時半ごろ、与論町茶花にあるホテル(鉄筋コンクリート2階建て)の改修工事の現場で、建設作業員の男性(58)が、およそ7m50cm高さの屋上から地面に転落して全身を強く打ち、死亡した。


警察の調べによると、男性が乗っていたコンクリートの屋上は、改修工事中のホテルと隣りのホテルの間を行き来する人のための雨よけにもなっていたが、隣りのホテルが取り壊されたことから、壁から突き出るような状態となっていた。

男性は、屋上部分から外側に飛び出していたコンクリート板の状態を確認するために上に乗ったところ、コンクリート板が崩れ落ちたために、男性もいっしょに転落したという。


当時、男性は転落防止のための安全ベルトをつけたりヘルメットをかぶったりしていなかったということで、警察が安全管理の状況を調べている。

 

出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/5054802321.html?t=1401310929806

http://www.mbc.co.jp/newsfile/mbc_news_disp.php?ibocd=2014052800002958

 

 

 

 

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2014529日付の毎日新聞千葉版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

529日付の千葉日報紙面にも、同趣旨の記事が掲載されていた。

 

鎌ケ谷市立第四中学の第二理科室で28日早朝、ごみ箱などを焼くぼやがあった。市教委によると、理科教員が前日、鉄と硫黄をごみ箱に捨てたのが原因と考えられるという。


午前5時15分ごろ、理科室の火災報知機が作動し、消防署員が駆けつけて消火したところ、プラスチック製のごみ箱が燃えていたほか、床が焦げ、流しの配管も溶けていた。

この教室では前日、2学級が鉄と硫黄を化学反応させる実験をした。

理科教員は午後8時ごろ、実験で使った鉄粉31gと硫黄18gをごみ箱に捨てたという。

 

鉄と硫黄の混合物は水分を含むと化学反応で発熱するため、1週間ほどかけて化学反応を終わらせてから捨てるように教科書にも書かれている。

ごみ箱の中でも化学反応が進んで発熱し、出火したとみられる。

 

市教委は「処理方法が不適切だった」として、教員の処分を検討する。

 

出典URL
http://mainichi.jp/area/chiba/news/20140529ddlk12040087000c.html

 

 

 

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20145291027分にYAHOOニュース(東奥日報)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

5291755分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

28日未明に青森市で起きた停電をめぐり、JR東日本青森支店は同日午後、協力会社の作業員が作業対象の電柱を間違えたことが原因だったと明らかにした。

同支店は「夜間作業で、電柱の形状や電気の止め方が似ていたようだ」と釈明した。


同支店によると、停電時は協力会社「東日本電気エンジニアリング」の作業員6人が、同市金浜の配電所で高圧ケーブルを点検していた。

作業員は、感電防止のために、東北新幹線の線路を融雪する機器に電気を流す電柱のスイッチを切ろうとして、誤って隣り合う東北電力の電柱に上り、住宅に電気を供給するスイッチを切ってしまったという。


停電は午前0時半から23分間、同市高田、金浜など1637戸で発生。二つの電柱は数mの近さで隣接していたという。


同支店は28日におわびの文書を発表した。担当者は、取材に「過去にないケース」と述べた。

 

出典URL
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140529-29102708-webtoo-l02

http://www.yomiuri.co.jp/national/20140529-OYT1T50088.html

 

 

529日付の朝日新聞青森全県版(聞蔵)からは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

作業員は、JR東の電柱上のスイッチを切って漏電を調べようとした際、電柱を間違えたという。

停電地域内に住んでいた東北電力の社員が現場に駆けつけて発覚した。

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

「停電地域内に住んでいた東北電力の社員が駆け付けて・・・」というくだりが気になる。

東北電力では、停電になったら現場に一番近い社員が現場確認に行くという仕組みを作っているのだろうか?

 

 

 

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2014528日付で朝日新聞栃木全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

27日午前11時35分ごろ、高根沢町石末の高根沢消防署で、訓練中の喜連川消防署の男性消防士(23)が高所訓練塔から落下、頭や手首の骨が折れるなどの大けがをした。命に別条はないという。

 

警察によると、当時、男性は他の消防士5人と合同訓練中で、高さ約10mの高所訓練塔から降下訓練をしていたところ、訓練塔の上部のバーに結んだナイロン製のロープがほどけ、約7mの高さから安全マットに落下した。

 

警察は、業務上過失傷害の疑いも視野に入れ、原因を調べている。

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

訓練前にロープを結んだのか、それとも既に結んであったロープの状態を確認しないまま訓練したのか、詳細は不明だが、安全のプロでも安全面で見落とすことがある・・・ましてや一般の人なら・・・という教訓的事例のように感じた。

 

 

 

 

(2014年7月4日 修正1 ;追記)

 

2014528日付の下野新聞紙面に、補足的内容の記事が下記趣旨で掲載されていた。

 

同日午前9時ごろから、消防署員4人と低い場所から人を救出する訓練中だった。

降下ロープを手に、壁伝いに降下しようとしたところ、ロープの結び目が外れたという。

 

同消防本部によると、ベテラン署員2人が立ち会い、昨年度に採用した同本部管内の署員5人が訓練していた。

ロープを体に巻き付け、専用器具で固定するなどの安全対策は講じていたという。

 

 

 

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20145272112分にNHK松江から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

528日付で毎日新聞島根版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

27日午前10時45分頃、出雲市斐川町にある中国電力の直江変電所で、鉄塔の上で作業していた中国電力の孫請け会社社員の男性が現場の足場の上で倒れているのが見つかった。
男性が倒れていた場所は高い電圧の電気が流れている立ち入り禁止区域だったため、送電を一時止めて、およそ2時間後に救出されたが、男性は感電していて、その場で死亡が確認された。


中国電力によると、男性はほかの作業員11人とともに、高さおよそ8mの地点に設置された足場の上で変圧器の定期点検作業をしていたということで、警察は誤って高い電圧の電気が流れている区域に入ったものと見て詳しい原因を調べている。


この事故で変電所からの送電が一時、止まったため、雲南市のほぼ全域と出雲市の斐川町や旧平田市で最大5万3千世帯あまりが停電した。
中国電力によると、停電がすべて復旧したのは午後2時45分頃で、停電は最大で4時間ほど続いたという。

 

出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/matsue/4034753611.html?t=1401234603206

http://mainichi.jp/area/shimane/news/20140528ddlk32040612000c.html

 

 

528日付で読売新聞島根版からは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

電気設備会社の社員(26)が電線などの点検中に感電し、まもなく死亡した。

 

警察の調べや同社によると、この社員は午前10時30分頃から約10人で作業をしていた。

送電を制御する遮断器の周囲にある足場に上り、設備を点検している最中に感電したという。

 

出典URL

http://www.yomiuri.co.jp/local/shimane/news/20140527-OYTNT50174.html

 

 

 

(2014年7月5日 修正1 ;追記)

 

2014528日付の山陰中央新報紙面に、男性は旗を設置しようとしていたという、下記趣旨の記事が掲載されていた。

 

中電島根支社によると、男性は地上約8mの電線付近で、定期点検前の安全対策のため、進入禁止を知らせる旗を設置しようとしたところ、誤って電圧約6万ボルトが通電している電線が張られた区域に入り、感電した。

 

現場には、男性のほかに監視員や作業員11人がいたという。

 

 

 

(2014年9月6日 修正2 ;追記)

 

201494205分にNHK松江から、95日付で朝日新聞島根版(聞蔵)から、現場責任者らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

出雲労基署は、工事を請け負う電気工事会社の安全管理に問題があったとして、この会社と現場の責任者を労安法違反の疑いで書類送検した。
書類送検されたのは、鳥取県米子市の電気工事会社、「Y社」と、59歳の現場責任者。

 

同署によると、「Y社」は、法律で義務づけられている作業全体を指揮する立場の社員の配置を怠っていたという。
このため同署は、会社側の安全管理に問題があったなどとして、労安法違反(作業指揮者の未選任)の疑いで書類送検した。

 

事故当時、10人が2組に分かれて作業をし、男性の組は作業責任者とは別の組で、作業指揮者を決めていなかった。

 

出典URL

http://www.nhk.or.jp/lnews/matsue/4034330491.html?t=1409862358357

 

 

 

 

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20145271540分にNHK北海道NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

27日午前10時40分ごろ、岩見沢市志文町にある穀物倉庫の建設現場で、高さおよそ10mの作業用の足場がおよそ36mにわたって横倒しになった。
消防によると、この事故により、現場で作業していた20代の男性作業員が倒れた足場の下敷きになり、脚にけがをしたということだが、意識はしっかりしていて病院で手当てを受けている。


当時、現場付近では強い風が吹いていたということで、岩見沢市では27日午前11時すぎに最大瞬間風速15.9mを観測していた。

当時、同じ建設現場にいた別の作業員の男性は「すごい音がして、見ると、足場が倒れて砂ぼこりが上がっているのが見えた。その時には現場には強い風が吹いていた」と話している。


警察などが、足場が倒れた原因を詳しく調べている。

 

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20140527/4755331.html

 

 

 

 

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2014520日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。

 

 

(2014年6月3日 修正1 ;追記)

 

2014527810分にmsn産経ニュースから、消防に無届けだったため工場前で燃えている車に水をかけ爆発的に燃え広がったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

同社が消防当局の指導を無視してマグネシウムの取り扱いを届け出ていなかったことが26日、消防関係者への取材で分かった。

その結果、消防は出火直後、工場内のマグネシウムを認識できないまま放水し、爆発的に炎上していたことも判明。

同社は市側の指導に従っていなかったことも明らかになっており、度重なる指導無視が被害を拡大させた疑いが強まっている。


この火災で重体となっていた工場長の男性(42)が同日、全身やけどで死亡。ほかに従業員の男性1人が重体、男女6人が重軽傷を負っている。


消防関係者によると、火災発生時、工場内には少なくともマグネシウム80kgとアルミニウム20kgなどが保管されていたとみられるが、地元の町田消防署への届け出はなかったという。金属材料は、携帯電話やパソコンなどの部品製造に使われていた。


町田消防署は工場内にマグネシウムなどの危険物があるとの認識がなく、工場前で炎上中の車両に放水したため爆発的に燃え広がった。工場関係者から「マグネシウムを扱っている」との説明を受け、すぐに放水を中止したという。


結果的に工場1~2階約1300m2が焼け、鎮火までには約38時間かかった。

消防関係者は、「工場本体には直接放水していないが、飛散した水がマグネシウムにかかった可能性はある。マグネシウム保管の届け出があれば初動対応が違った」と指摘する。


同社は平成15~16年、同市内の別の場所で操業していた工場で3件のぼやを起こした。いずれもマグネシウムへの引火が原因とみられる。

町田消防署は、現在の場所に工場を移転後の24年5月に立ち入り検査し、マグネシウムなどの危険物を少量でも保管する場合は届け出るよう指導していた。

 

出典URL

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140527/dst14052708100003-n1.htm

 

 

 

(2015年11月7日 修正2 ;追記)

 

20151161152分に毎日新聞から、社長らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

警視庁捜査1課は、6日、男性社長(72)と機械設備責任者の男性従業員(34)を業務上過失致死傷容疑で、火災で死亡した男性工場長(当時42歳)を同致傷容疑で、書類送検した。

捜査関係者によると、火災を予見できる可能性は低かったなどとして、いずれも起訴を求める意見は付けていない。

 

捜査関係者によると、設備責任者が研磨装置のコントローラーの電源を入れた後、何らかの原因で近くにたまっていた金属粉に引火したとみられる。

 

警視庁は、社長らが工場内にたまった金属粉の除去を徹底させていなかった可能性もあるとみて、捜査していた。

 

出典URL

http://mainichi.jp/select/news/20151106k0000e040191000c.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

マグネシウムの粉が存在する職場であれば、火災を予見して当然のような気がする。

どういう理由で、火災を予見できる可能性は低かったと評価したのだろうか?

 

 

 

 

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20145271138分に福島放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

527日付でテレビユー福島からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

26日正午ごろ、動物用医薬品の研究開発や製造などを行っている郡山市安積町笹川のN工業本社工場第二工場で、従業員4人が吐き気がするなどと訴え、病院で診察を受けた。

男性1人と女性3人が入院した。いずれも軽症という。

他に5人が診察を受けたが、けがはなかった。

 

警察の調べでは、工場内で酸化エチレンガスの漏出警報ランプが点灯していた。

酸化エチレンガスは、薬品を作る際に容器や原料を殺菌するために使っていた。

吸入すると吐き気、嘔吐、頭痛などの症状が出るという。

工場の担当者によると、殺菌室の開け閉めをする扉のハンドルの締め付けが弱かったために中からガスが漏れた可能性があるという。

現時点で外部への影響はないとみている。

 

同社によると、入院した4人は牛用の塗り薬を作る製造工程で働いていた。

正午ごろ、従業員から「気持ちが悪い」と訴えがあり、吐き気や嘔吐などの症状が現れた。

同社関係者が4人を車で市内の病院に運んだ。

他の5人は症状は出ていなかったが、同じ職場だったため大事を取って病院に行った。

警察には午後4時50分ごろ通報した。

 

同社の担当者は「原因を調査し、早急に再発防止策を講じる」としている。

警察と労基は、27日朝から立ち入り調査を行う。

現場はJR郡山駅から南西に約5km。

4号国道バイパス沿いで、約300m西側に安積三小がある。

 

出典URL

http://www.kfb.co.jp/news/index.cgi?n=2014052710

http://tuf.co.jp/knews/

 

 

 

(2014年6月15日 修正1 ;追記)

 

 

2014527日付の福島民報紙面に、事故時の詳しい状況などが、下記趣旨で掲載されていた。

 

医薬品を殺菌する「滅菌室」付近から酸化エチレンガスが漏れた可能性が高いことが27日、関係者の話しで分かった。

 

同社によると、滅菌室はステンレス製で、「容器室」と「充填室」の2部屋にまたがる。

殺菌でガスを注入する際は滅菌器内は真空で、通常、ガスが器外に漏れることはないという。

 

滅菌室は、殺菌前に従業員がハンドルで開閉する仕組み。

10数年使用しており、最後に点検したのは、昨年3月だった。

 

外部業者が26日午後3時ごろに行ったサンプリング調査によると、現場付近の酸化エチレンガス濃度は最大で14ppm以上だった。

労安法によると、事業者が守る作業環境濃度は1ppm以下となっている。

 

同社によると、従業員が搬送された病院が警察に通報するまで、同社は警察に通報しなかった。

毒物・劇物取締法では、毒物などが飛散し、多数の者に危害が及ぶ恐れのある場合、直ちに警察などに届け出るよう定めている。


滅菌室付近で複数の従業員が体調不良を訴えたことなどから、同社は26日午後0時半までにラインを停止。
この時点で、ガスが漏れている可能性があると認識していたという。

同社は、「現状を確認する作業に追われていた」などと説明した。

 

 

一方、福島民友紙面にも、事故時の詳しい状況を報じる記事が下記趣旨で掲載されていた。

 

527日付)

第2工場にいる従業員が「吐き気がする」など体調不良を訴えた。

同社が確認したところ、酸化エチレンガスが漏れたことを示す警報のランプが点灯していた。

警報ランプは、酸化エチレンガスの大気中濃度が10ppm以上で点灯、50ppm以上になると警報音が鳴る設定。当時、警報音は鳴らなかったという。

 

529日付)

従業員が滅菌室のドアを十分に閉めていなかった可能性があることが28日、同社への取材で分かった。

滅菌室は、ドアのハンドルを一定回数回すことで密閉されるという。

警察などは同日も引き続き、立ち入り調査した。滅菌室も調べたが、滅菌室のドアは一定回数回すことで密閉され、ガス漏れは確認されなかったという。

 

 

 

(2015年4月10日 修正2 ;追記)

 

2015481957分にNHK福島から、安全対策不十分で責任者らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

郡山労基署は、安全対策が十分でなかったとして、工場を経営する会社と責任者を、8日、労安法違反の疑いで書類送検した。
書類送検されたのは、郡山市安積町の動物用医薬品の製造メーカー「N工業」と生産部門の責任者だった元生産部長の男性(52)。


この事故は、去年5月26日、「N工業」の工場で、薬の原料や容器の殺菌作業に使う「エチレンオキシド」という有毒なガスが漏れ出して、従業員6人が体調不良を訴えたもの。


同署の調べによると、ガス漏れを知らせる警告ランプが点灯した後、元栓を閉める作業や従業員の避難の対応が遅れるなど、有毒なガスを扱うための安全対策が十分でなかったとして、会社と元生産部長に労安法違反の疑いがもたれている。


同署によると、会社側は必要な安全対策をとっていなかったことを認め、すでに再発防止策を講じているとしている。

 

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6053866561.html?t=1428530213262

 

 

キーワード;エチレンオキサイド

 

 

 

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2014526日付で朝日新聞岡山全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

24日午後6時50分ごろ、倉敷市の東京製鉄岡山工場内の港に着岸した貨物船「鉄隆丸」(229トン)の甲板で、乗組員の男性(76)がロープ巻き取り機に巻き込まれているのが見つかった。

男性は、まもなく死亡した。

 

海保によると「鉄隆丸」は大阪から帰港したところで、男性ら4~5人が接岸作業に当たっていたという。

 

 

 

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20145231031分に山形新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

河北町の機械部品製造業・N精工谷地工場で昨年10月、社員の男性(当時30)が機械に体を挟まれて死亡した労災事故で、山形労基署は22日、同社のほか、同社の副部長(50)と課長(51)を労安法違反(安全装置等の有効保持)の疑いで書類送検した。

 

送検容疑は、同月5日午後11時45分ごろ、産業用ロボットとの接触防止用の囲いの扉が故障し、稼働中のロボットアームに挟まれるなどの危険性がある状態だったにもかかわらず、扉の修理など事故防止の措置を講じなかった疑い。


同署によると、男性はパワーショベルの油圧部品を製造する加工機械とロボットアームの間に胸を挟まれ、窒息死した。

 

囲いの扉は開けると、ロボットアームが停止する仕組みだったが、副部長と課長は,扉の安全装置が機能していないのを認識しながら放置したという。

 

出典URL

http://yamagata-np.jp/news/201405/23/kj_2014052300451.php

 

 

 

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2014523日付で読売新聞愛媛版から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。

 

燃えにくい繊維を使った消防団員の法被を、松山市と繊維大手「帝人」が開発し、試作品を22日発表した。

従来の綿製より耐火性があり、熱が伝わりにくいという。

耐火カーテンなどに使われている難燃繊維を活用しており、同社は早ければ秋にも商品化する予定。

 

多くの消防団は出動時、江戸時代の町火消しにならって法被を着てきた。

現代では、法被の下に難燃性の活動服を着用するのが決まりだ。

ただ、多くの消防団員は普段、それぞれの仕事をしているため、とっさに法被だけ羽織って火災現場に駆けつけることもあるという。

 

新たに開発した難燃法被には、消防隊の防火服にも使われる「アラミド繊維」を100%使用。

耐火テストでマネキンに着せて炎を3秒間、浴びせたところ、綿では上半身の86.6%がやけど状態となったのに対し、新しい法被では12.6%と7分の1に収まった。

 

開発のきっかけは2013年1月、帝人松山事業所が「難燃繊維を何かに役立てられないか」と市消防局に提案したこと。

法被は、ほとんどの消防団員が出動時に着ているため、耐火性を高めることにした。

同社は着心地を保つため、硬くならないよう工夫。今後、試作品を消防団員に着てもらって意見を聞き、さらに改良を加える。

 

市役所でこの日行われた試作品の発表会で、野志市長は法被を試着し、「日頃から命がけで活動している団員の安全を高めることができる」と喜んだ。

市消防団の井戸団長(62)は、「綿製のように、しなやかで着心地がいい。現場の団員も気に入ってくれるだろう」と笑顔を見せた。

帝人松山事業所の石丸所長は、「全国の消防団に使ってほしい」と話した。

 

松山市消防局によると、松山市の消防団員数は2400人(5月1日現在)で、四国では最も多い。

 

出典URL

http://www.yomiuri.co.jp/local/ehime/news/20140522-OYTNT50289.html

 

 

 

 

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20145241220分にmsn産経ニュースから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

5241322分に読売新聞から、52530分に神奈川新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

海上自衛隊横須賀地方総監部は24日、神奈川県横須賀市にある海自潜水医学実験隊の訓練水槽で23日午後2時20分ごろ、40代の2等海尉と50代の海曹長の2人が意識を失ったと発表した。2人は病院に運ばれたが、2等海尉が死亡、海曹長が意識不明の重体。

海自横須賀地方警務隊が事故の詳しい原因を調べている。


総監部によると、2等海尉は訓練で浮上や潜水する際に使うブイのロープを水槽の底に固定する作業中、水底で動かなくなった。

様子がおかしいことに気付いた海曹長が救出に向かい、2等海尉を水面まで引き上げた後に意識を失った。


水槽は深さ10.5m、縦横10m。

2人はボンベではなく、水槽外に設置された高圧空気タンクからホースで空気を送る装置を使っていた。


27日と29日に東京湾で潜水訓練をするため、事前に6人で素潜りなどの基礎的な訓練をする予定で準備をしていた。

2人は訓練の教官。海曹長は潜水員になって30年、2等海尉は18年でそれぞれベテラン。訓練前の健康診断では問題はなかったという。

 

同隊は、1977年12月に潜水に関する医学や心理学、人間工学などを研究するために編成された自衛艦隊直轄の組織。

 

出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140524/dst14052412200004-n1.htm

http://www.yomiuri.co.jp/national/20140524-OYT1T50092.html

http://www.kanaloco.jp/article/71882/cms_id/82640

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

考えられる原因はCO中毒。

この事故の第一報に接し、まず思ったのは、給油式の空気圧縮機を使っていたのではないだろうか?ということだ。

その危険性については、下記参照。

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/9/

 

ただ、潜水に関する医学などを研究している組織であれば、給油式を使っていたとは考え難い。

通常使っていた圧縮機が使えず、別のを持ってきて・・・ということだったのだろうか?

ちと考え過ぎかもしれないが・・・。

 

 

 

(2014年6月20日 修正1 ;追記)

 

2014619147分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

総監部は19日、意識不明の重体となっていた海曹長(50)が19日に死亡したと発表した。

        

出典URL

http://www.asahi.com/articles/ASG6M46SZG6MULOB00C.html

 

 

 

(2016年6月30日 修正2 ;追記)

 

20166282225分に産経新聞から、空気管気密検査後の窒素抜きを別作業で中断中に空気管が使われたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

629日付で朝日新聞横浜版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

(新情報に基づき、タイトルも修正した)

 

海自横須賀地方警務隊は、28日、事故防止の注意義務を怠ったとして、業務上過失致死の疑いで、実験隊所属の40代の男性1等海曹を書類送検した。

 

実験隊は同日、2人に酸素を送る管の中に窒素ガスが残っていたことなどが原因とする調査結果を公表した。

 

実験隊によると、1曹は、管の気密性検査を監督。

検査の際に使用した窒素のガス抜き作業を始めたが、別の作業のため中断し、そのままになっていた。

 

死亡した2人は、窒素が残っていることを知らないまま潜水し、高濃度の窒素を含む低酸素ガスを吸入した。

 

海自は、今後、検査に窒素を使わず乾燥空気を使うなど、再発防止に取り組むとしている。

 

出典URL

http://www.sankei.com/affairs/news/160628/afr1606280022-n1.html

 

 

6291236分に読売新聞からは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

事故当日はタンクや管など装置の定期検査日で、専門業者が管に窒素ガスを注入するなどして空気漏れをチェックした。

 

終了後、検査の主任監督官だった1曹がガスを抜く作業をしたが、管が結露したため中断し、注意喚起しないまま放置。

それを知らずに2人が潜水具を使い、管に残留していたガスを吸い込んだという。

 

出典

水槽で海自2隊員死亡、空気送る装置に窒素ガス

http://www.yomiuri.co.jp/national/20160629-OYT1T50059.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

液張り作業中に監視を中断し、現場を離れたためオーバーフローした・・・といった事例は聞いたことがあるが、今回のようなケースは初耳だ。

 

 

 

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2014524日付で朝日新聞茨城版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

日本原子力発電は23日、廃炉作業中の東海原発で、作業用建屋の照明のちらつきを抑えるための機器から火花と煙を確認したと明らかにした。

他の機器に異常はなく、放射能漏れも確認されていない。

 

原電によると、23日午後2時15分ごろ、作業用建屋1階にある大型機材の出入りを管理するエリアで、機材の搬出作業をしていた作業員が、水銀灯の安定器から火花と煙が出ているのを確認。監視所などに連絡して、約15分後に119番通報した。

 

現場を確認した消防からは、「火災ではない」と判断されたという。

 

 

 

 

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20145231834分にNHK山形から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

23日午前8時半ごろ、鶴岡市外内島の食品加工場で、よもぎを材料にした冷凍食品を作る機械を清掃していた55歳の女性が腕を挟まれた。
女性は腕に大けがをし、病院で手当てを受けている。


警察によると、事故があったのは、よもぎをかき混ぜる装置のついた長さおよそ3m、幅80cm余りの容器で、女性がスポンジを使って掃除をしているうちにスポンジを落とし、装置を動かした状態でスポンジを拾おうとして誤って腕を挟まれたという。


警察によると、女性は1人で作業をしていたということで、警察は、工場の関係者から話を聞いて事故の詳しい状況を調べることにしている。

 

出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/yamagata/6024682211.html?t=1400877952559

 

 

 

(2014年7月5日 修正1 ;追記)

 

2014524日付の山形新聞紙面に、補足的内容の記事が下記趣旨で掲載されていた。

(新情報に基づきタイトルも修正した)

 

右腕の骨を折る大けがをした。

 

警察によると、女性は1人でヨモギをゆでる機械を洗浄していた。

ベルトコンベヤーの隙間にスポンジを落としたため、機械を作動させたまま、手を入れて取り出そうとしたところ、ローラー部分に挟まれた。

 

近くにいた別の作業員が119番通報した。

 

 

 

(2014年10月11日 修正2 ;追記)

 

20141091138分に山形新聞から、若干詳しい事故時の状況などが、下記趣旨でネット配信されていた。

 

鶴岡市の食料品製造業「T社」の工場で今年5月、機械を洗浄中の女性従業員が右腕を折る大けがをした事故で、庄内労基署は8日、労安法違反の疑いで、同社と60代の男性専務を書類送検した。


送検容疑は5月23日、同市外内島の工場で、歯車など危険な部分がある機械の洗浄作業を女性作業員(当時55)に行わせたにもかかわらず、囲いを設けるなど事故防止措置を講じなかった疑い。


同署によると、専務は労働者の安全管理を担当する立場だった。

 

女性はヨモギをゆでる機械の洗浄中、ベルトコンベヤーの隙間にスポンジを落とし、機械を作動させたまま手を入れて取り出そうとしたところ、歯車に右腕を挟まれた。

 

出典URL

http://yamagata-np.jp/news/201410/09/kj_2014100900175.php

 

 

 

 

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201452287分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

また、521日付で奈良新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

奈良県生駒市消防本部で2日に救急車が出動した際、本部警防課の誤った指示で要請とは別の場所に向かい、到着が約11分遅れていたことがわかった。

 

同本部などによると、2日、「近鉄学研奈良登美ヶ丘駅前で男性が倒れた」と119番があり、この職員が北分署に救急隊の出動を指示した際、出動場所を誤って学研北生駒駅と伝えた。

同駅に到着後、救急隊員が男性の姿が見えないのに気づいて同本部に問い合わせ、間違いに気付いた。

通報者に再度、場所を問い合わせ、男性を病院に搬送した。

 

男性は顔や頭に軽いけがを負っており、このあと駆けつけた救急隊に市内の病院へ搬送された。

坂上消防長は、「市民に不安を与え申し訳ない。ミスの背景も含めて検証し、再発防止を図る」と述べた。

 

同本部では昨年10月以降、救急隊が救急搬送先の病院を取り違えたり、出動するよう指令を受けた隊が指令に気づかず、出動しなかったりするミスが相次いで発覚。
14日には窃盗容疑で書類送検され、不起訴処分(起訴猶予)となった男性消防士長が停職6か月の懲戒処分を受けている。

 

出典URL

http://www.yomiuri.co.jp/national/20140522-OYT1T50000.html

http://www.nara-np.co.jp/20140521094043.html

 

 

 

(ブログ者コメント) 

 

なぜ、駅名を言い間違えたのだろう?

もしかして、出動を指示した人にとって、「近鉄学研」とくれば、その後に続く駅名は「北生駒駅」だと反射的に出てくるような、なにか記憶検索回路をショートパスさせるほどに密接な関わり合いを持つ駅だったのだろうか?

あるいは、直前まで「北生駒駅」に関する仕事をしていたとか・・・。

 

 

 

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2014524日付で朝日新聞名古屋版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

5231113分に中日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

22日午後10時40分ごろ、名古屋市中区大須3丁目の万松寺駐車場ビルの側面で、電球の交換作業をしていた自営業の男性(56)が転落し、搬送された病院で死亡が確認された。

ビルの屋上から男性を固定していたロープが切れたとみて、警察が調べている。

 

警察によると、ビルは10階建て。男性は体をロープで固定し、屋上から壁面伝いに降下しながら作業していた。

 

出典URL

http://www.chunichi.co.jp/s/article/2014052390111346.html

 

 

 

(2014年9月16日 修正1 ;追記)

 

201499日付で朝日新聞名古屋版(聞蔵)から、作業床設置を怠った疑いで書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

名古屋北労基署は8日、江南市のT社と同社の現場代理人の男性(67)を労安法違反の疑いで書類送検した。

 

同署によると、ビルの外壁電球交換工事で派遣労働者の男性(56)のロープが切れ、高さ約30mから落下して死亡した。

墜落防止用の作業床設置を怠った疑いがあるという。

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

以下の規定に抵触した容疑だと思われる。

 

『労働安全衛生規則』

第一節  墜落等による危険の防止
(作業床の設置等)
第五百十八条  事業者は、高さが二メートル以上の箇所(作業床の端、
開口部等を除く。)で作業を行なう場合において墜落により労働者に
危険を及ぼすおそれのあるときは、足場を組み立てる等の方法により
作業床を設けなければならない。
  事業者は、前項の規定により作業床を設けることが困難なときは、
防網を張り、労働者に安全帯を使用させる等墜落による労働者の危険を
防止するための措置を講じなければならない。

https://www.jaish.gr.jp/anzen/hor/hombun/hor1-2/hor1-2-1-2h9-0.htm

 

しかしながらブログ者は、以前、テレビで、橋の補修だったか点検だったかを、ロープ一本で吊られた人が行っている映像を見た覚えがある。

 

そちらは良くて、こちらはダメ?

 

気になって調べたところ、「ロープアクセス工法」なる方法があることを知った。

これは、通常の方法では接近困難な場所での作業をロープアクセス技士という資格を持った人が行うというもので、ロープ切断などによる落下事故の防止には、複数の支点確保、ロープの擦れ防止器具の活用、ロープ技術による荷重の掛け変え・分散といった安全策が講じられている由。

 

国交省の報文には、当該工法と上記労安則との関連が、以下のように記載されている。

 

ロープアクセス工法で使用するハーネス等は、ロッククライミングでクライマーがロープを体に結びつけるために装着する安全ベルトのように、腰周りだけでなく体全体を保護する物であるから、安定した姿勢を保つのに役立つものであり、この条文での「安全帯を使用させる等」に該当する。

 

http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000105765.pdf

 

とすれば、今回の書類送検理由は、安定した姿勢を保てない状況で、あるいはロープアクセス技士の資格を持たない人がロープ降下していたということかもしれない。

 

 

 

 

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2014523日付で朝日新聞栃木全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

22日午前4時ごろ、宇都宮市徳次郎町の山王市営住宅5号棟の一室の玄関脇の室外パイプスペースが爆発し、鉄製のドアが壊れるなどした。けが人はいなかった。

 

警察によると、同室で洗面所のお湯用の蛇口を開いたところ、「ドン」という爆発音がしたという。

 

パイプスペースには、水道メーターやガスメーター、給湯器などが設置されており、21日に5号棟40世帯のガスメーターを交換。その際、ガスメーターとガスの導入管のつなぎ目のパッキンがよじれていた。

 

警察は、よじれた箇所から漏れたガスに給湯器の火が引火したとみている。

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

ガスメーター交換後は元栓を開け、ガス漏れがないことを確認するルールになっているのではないだろうか?

パッキンがよじれていたなら、その時に見つかるはず。

今回の事例では、確認作業が抜けていた?

もしそうだとすれば、なぜ肝心カナメの確認作業が抜けたのだろう?

 

 

 

 

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20145221227分にNHK盛岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

523日付の朝日新聞岩手全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

21日午後3時半ごろ、奥州市にあるJA江刺中央のカントリーエレベーターで、もみ殻倉庫にあるもみ殻の排出口を開けたところ、農業の男性(30歳)がもみ殻に埋まったままの状態で死亡しているのが見つかった。


警察によると、男性は21日の朝、もみ殻を買いに行くと自宅を出たという。
しかし、昼になっても戻らなかったため、不審に思った家族がJAに相談し、カントリーエレベーターの施設内を探していて、亡くなった男性を見つけたという。


もみ殻倉庫は、およそ10mの高さで、倉庫の上の方にはもみ殻の搬入口があるほか、側面には階段もついていたが、倉庫の中に落ちる危険性があるため、通常は立ち入りが禁止されているという。


男性に目立った外傷はないということで、警察では事件性は低いとみて、倉庫の中で死亡した原因について調べている。

 

警察によると、男性は、もみ殻を肥料にするため、朝から何度か軽トラックで訪れ、1人で搬出作業をしていた。

 

出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/morioka/6044627911.html?t=1400790243385

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

詳細は不明だが、立ち入り禁止場所に立ち入ったために起きた事故だった可能性もあるかと思い、紹介する。

 

 

 

(2014年7月5日 修正1 ;追記)

 

2014522日付の岩手日報紙面に、やや詳しい下記趣旨の記事が掲載されていた。

 

もみ殻庫の中から窒息のような状態で見つかったと119番通報があった。

もみ殻庫は、コメを玄米にする際に出るもみ殻を保管する巨大な施設。高さ約10mで、当時はもみ殻が4mほど保管されていたという。

 

男性は、施設外側のはしごを上り、天井部分の点検用の扉から落ちたとみられる。

農協は、職員以外のもみ殻庫立ち入りを禁止していた。

 

同農協は、もみ殻庫のはしごを一部撤去するなど、再発防止策を実施する方針。

小沢組合長は、「注意を喚起していたが、十分に配慮すべき点もあったと認めざるをえない。再発防止に力を入れる」としている。

 

 

 

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2014522日付で毎日新聞兵庫版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

522日付の朝日新聞播磨版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

21日午前11時半ごろ、姫路市網干区の日本触媒姫路製造所から市消防局に「アクリル酸がタンクローリーから漏れた」とホットラインで連絡が入った。

 

製造所などによると、運搬用タンクにアクリル酸約2万ℓを積んで出発した運転手が、約1km先のコンビニ付近で車を止めた時に異臭に気づき、製造所に引き返した。

アクリル酸約30ℓ分が減っていたというが発火せず、負傷者はいなかった。

アクリル酸は、別のタンクに移した。

元のタンクに亀裂があった可能性があり、原因を調べている。


日本触媒姫路製造所では2012年9月、アクリル酸貯蔵タンクが爆発し、37人が死傷する事故が発生している。

 

出典URL
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20140522ddlk28040397000c.html

 

 

2014521141分にmsn産経ニュースwestからは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

21日午前11時半ごろ、兵庫県姫路市網干区の日本触媒姫路製造所で、アクリル酸20ℓが移送中に漏れたと119番があった。

警察によると、爆発の恐れはなく、従業員が処理作業をした。


警察によると、貯蔵用のコンテナからトレーラーに積まれた配送用コンテナに移送している際、配送用コンテナの底の亀裂から漏れ出たという。

 

出典URL

http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140521/waf14052114010026-n1.htm

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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