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2014年2月23日7時53分にNHK東北NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日夜9時前、仙台市若林区新寺で「地下から煙が上がっている」と、近くに住む人から消防に通報があった。
警察によると、東北電力の変電所どうしをつなぐ地下の送電施設や段ボールなどが燃え、火は、およそ1時間後に消し止められた。
この火事で、けが人はいなかった。
現場はJR仙台駅の東口の近くで、一時、縦穴から煙が吹き出し、現場に面した道路が一部で通行止めになるなどして、現場は騒然とした雰囲気になった。
東北電力によると、現場は深さおよそ4mの縦穴の下に電線が通る地下通路があるという。
通常、送電施設の近くに段ボールなど燃えやすいものは置いていないということだが、22日は日中、縦穴の壁の補修工事をしていて、地下通路に工事の資材を置いたままにしていたという。
警察は、東北電力の担当者から話を聞くなどして、火事の詳しい状況や原因を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20140223/5451881.html
2014年2月24日付の河北新報紙面には、やや詳しい状況が下記趣旨で掲載されていた。
出火場所は東北電力宮城支店が管理する立て坑(縦穴)だったことが23日、警察の調べで分かった。
警察によると、地下約4mで段ボールや電線などが焼けた。
同支店によると、現場では日中、壁のコンクリートの補修工事が行われていたという。
2014年2月23日付で毎日新聞徳島版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午前5時ごろ、阿南市橘町幸野の日本電工徳島工場の4号炉で、社員4人が1300℃の溶けた約13トンの合金鉄を鉄製バケット(直径約2m、高さ約2.8m、重さ約15トン)に移して冷却する作業中、男性社員(23)がこぼれた合金鉄を浴び、全身やけどで死亡した。
警察によると、クレーンでつり下げられたバケットから約1.5m離れた通路で男性が作業をしていたところ、バケットが何らかの原因で傾いたという。
現場の状況や事故原因を調べている。
出典URL
http://mainichi.jp/area/tokushima/news/20140223ddlk36040287000c.html
2014年2月25日付で毎日新聞徳島版からは、下記趣旨の続報がネット配信されていた。
また2月23日19時4分にNHK徳島からも、同主旨の記事がネット配信されていた。
鉄製バケットから合金鉄がこぼれたのは、クレーンの誤作動などでバケットが傾いたのではなく、合金鉄自体が爆発した可能性があることが阿南労基署への取材で分かった。
同署によると、合金鉄はバケットを中心に半径約6〜7mにわたって飛び散っていた。
このため労基署は、「(合金鉄は)クレーンが揺れてこぼれたのではなく、何らかの原因で爆発が起きたとみられる」と分析。異物が合金鉄に混入して化学反応が起きたか水蒸気爆発した可能性があるとみて、労安法違反容疑を視野に調べている。
同社などによると、男性ら社員4人は22日午前0時から、合金鉄を電気炉で溶かして鋳型に流し込み、直径3〜30mmの鉄球を作る作業をしていた。
溶けた合金鉄を炉からバケットに移し、鉄球を作る鋳型の近くにある台にクレーンでつるしたバケットを移動する際に事故が起きたという。
男性がバケットを台に固定するボタンを押すため近づいたところ、合金鉄が爆発。約1.5mの距離にいた男性は約1300℃の合金鉄を浴び、全身やけどで死亡した。
同署によると、いっしょに作業していた社員は調査に対し、「事故の瞬間、バケットから6mほどの高さまで火の粉が上がった」と話しているという。
他の3人の1人はクレーンを操作。1人が炉に合金鉄の原料を入れ、もう1人が炉を操作していた。
事故を受けて4号炉は停止。同じ作業をしている3号炉も、原因が判明するまで停止するという。
日本電工は「ご遺族に対して心より哀悼の意を表すとともに、深くおわび申し上げます」とするコメントを発表した。
出典URL
http://mainichi.jp/area/tokushima/news/20140225ddlk36040540000c.html
http://www.nhk.or.jp/lnews/tokushima/8025446811.html?t=1393282719887
(2015年6月29日 修正1 ;追記)
2015年6月26日12時47分にNHK徳島から、容器の耐火材が剥がれて熔鉄の中に入りガスが発生したことが原因だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
(新情報に基づき、タイトルも修正した)
去年2月、阿南市にある当時の「日本電工」、現在の「新日本電工」の徳島工場で、熱せられた合金鉄が高さおよそ3mの容器からこぼれ、合金鉄を浴びた当時23歳の男性社員が死亡した。
この事故について、阿南労基署が立ち入り調査を行うとともに、会社による再現実験の報告を受けて詳しく調べた結果、容器などに使われている耐火材がはがれて合金鉄に混じったことで化学反応が起きてガスが発生し、合金鉄が吹きこぼれたことが原因とみられることがわかった。
このため同署は、会社に対し、耐火材の素材を変えるなどの改善を求める行政指導を行った。
一方、法令違反には当たらないとして、刑事処分は見送った。
事故の後、会社は、耐火材の素材を変えたほか、作業員の安全確保のため耐熱性の高い防護服を導入するなどの対策をとったという。
「新日本電工」徳島工場は、「ご遺族には本当に申し訳なく思っています。事故の再発防止対策を今後も考え続けていきます」と話している。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/tokushima/8025825591.html?t=1435350499016
2014年2月21日付の西日本新聞紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
2010年3月、福岡県筑後市の「ラサ工業羽犬塚工場」で男性作業員1人が死亡した爆発事故で、県警は21日、業務上過失致死の疑いで、同工場長の男性(54)とJX日鉱日石金属の元幹部男性(61)ら4人を書類送検した。
容疑は、同月31日午後4時ごろ、同工場でリチウムイオン電池の破砕試験中に、電池には消防法で規定された引火性の高い成分が含まれていたにもかかわらず、JX側が同工場に危険な情報を伝えるのを怠り、破砕機内で爆発、近くにいた工場作業員の男性(当時47)を爆発で開いた鉄製扉に当てて死亡させた疑い。
県警によると、JXはリチウムイオン電池に含まれるレアメタルを回収する委託事業を経産省から受け、同工場は効率よくレアメタルを回収できる破砕機の製造を担当していた。
2014年2月22日付で朝日新聞福岡版(聞蔵)からも、補足的内容の記事が下記趣旨でネット配信されていた。
電池に含まれる引火性が高い有機溶剤が火花などに引火して爆発した。
電池の破砕作業の危険性が高いことを認識していたにもかかわらず、必要な措置をとらなかった疑いがある。
2014年2月21日付で神奈川新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
酒匂川流域下水道左岸処理場(小田原市西酒匂)の放流水からシアン化合物が検出された問題で、県流域下水道整備事務所は20日、同処理場が発生源との調査結果を発表した。
汚泥焼却炉が一時停止したため約15分間、適正温度を下回ったことでシアン化合物が生成されたと推定。
一時停止した原因は未解明だが、同事務所は炉内温度の監視体制を強化するとともに、再発防止を図るとしている。
調査結果によると、問題が起きたのは3基ある汚泥焼却炉のうちの2号炉。
予備設備の扱いで6日夜から汚泥を投入するに当たり、5日夕に起動して作業を開始した。
炉内下部の流動床温度が規定の700℃に達し焼却を開始したが、中央部の炉内温度が一転低下、一時的に600℃を下回った。
燃焼が瞬間的に停止する異常現象が発生したのが要因。700℃未満の場合、シアン化合物が生成する事例があるという。
同事務所は、このシアン化合物が含まれた排ガスが炉内を循環する洗浄水に溶け、下水処理過程に戻されるため、除去されずに放流されたとみている。
炉内の温度管理は、同処理場内の中央監視室でチェックしている。
流動床温度が異常低下した際は自動停止する仕組みになっているが、中央部の炉内温度は対象外だった。
同事務所は原因を調査するとともに、再発防止に向けた改良を検討するという。
シアン化合物の検出をめぐっては、稚魚の大量死が2週間前の7日に発生。放流口のある鬼柳排水路にボラやコイなど約200匹が沈んでいたのが見つかり、市と県が調査に着手した。
現場では同日午前、環境基準を超える1ℓ当たり0.1mgのシアン化合物が検出され、同処理場の放流口調査でも同0.35mgが検出、発生源の特定が進められていた。
出典URL
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1402200007/
2014年2月21日付で朝日新聞横浜版(聞蔵)からは、下記趣旨の補足的記事がネット配信されていた。
6日午後8時半すぎ、バーナーが停止。約20分後に復旧したが、通常より低い700℃未満で汚泥が処理された。
再発防止策として、県は、炉内温度を700℃以下にしたうえで、汚泥を入れることを徹底する。
2014年2月21日付で下野新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
また2014年2月22日付で朝日新聞栃木全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
日光市西川の湯西川ダム湖で2013年10月、水陸両用バスの運行補助作業中に男性従業員(当時65)が溺死した事故で、日光労基署は20日、労安法違反の疑いでNPO法人水陸両用車協会(本部・東京都港区)と同協会湯西川営業所の男性所長(66)を書類送検した。
水陸両用バスの運行をめぐる事故で立件されるのは異例。
送検容疑は、13年10月26日朝、同ダム湖で小型モーターボートから従業員が転落して溺死した事故で、水上作業の際におぼれないよう救命胴衣を着用させるなど必要な措置を怠った疑い。
従業員は、水陸両用バスの運航の支障にならないよう、航路上に浮かぶ流木などを除去していた。
出典URL
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/accident/news/20140221/1511132
2014年2月21日11時59分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午前5時15分頃、静岡市の静岡市役所庁舎3階の食堂「レストラン駿河」の調理場で、前日に処理した油かすが自然発火するぼや騒ぎがあった。
けが人や建物への被害はなく、20日の営業は通常通り行った。
静岡市職員厚生課によると、油かすは19日の営業後に床に置いたバケツに載せたざるにためて、調理員が水をかけて熱が冷めた状態を確認したが、酸化により発熱したのが原因という。
深夜帯に勤務する市防災センターの委託職員が消火器で消し止めた。
同課は、食堂を運営する静岡産業サービスに対して原因調査と報告を求め、「再発防止を徹底したい」としている。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20140220-OYT1T01649.htm
2014年2月20日22時5分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
九州電力は20日、石油火力の豊前発電所1号機(出力50万KW、福岡県豊前市)で、ボイラーに水を送るポンプ3台のうち1台が自動停止するトラブルが起きたと発表した。
ポンプや周辺設備に不具合があったとみられ、原因を調べている。
トラブルは同日午前8時ごろ発生。1号機は出力37.5万KWで運転中だったが、自動停止で出力が一時25万KWまで低下した。
残るポンプ2台が正常に作動したことから、その後出力は37.5万KWまで回復したという。
九電によると、このトラブルによる電力需給上の影響はないという。
豊前発電所は1977年に運転を開始。九電がもつ古い火力発電所の一つで、昨年6月に定期点検を終えたばかりだった。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20140221k0000m020121000c.html
(2014年8月4日 修正1 ;追記)
2014年2月24日付で九州電力HPに、原因に関する下記趣旨のプレスリリースが掲載されていた。
ボイラー給水ポンプの駆動装置に連結する油配管に損傷が確認されたため、新管への取替えを行った。
出典URL
http://www.kyuden.co.jp/press_h140224-1.html
(ブログ者コメント)
プレスリリースに掲載されている図を見ると、タービン駆動用蒸気配管の弁を作動させる油圧配管に損傷が生じていた模様。
2014年2月20日付で朝日新聞石川全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午前10時20分ごろ、七尾市屋敷町の工事現場で、無職女性(90)が作業用の3トントラックに轢かれる事故があった。
女性は搬送先の病院で、約1時間半後に死亡が確認された。
警察によると、現場では能越自動車道の橋脚工事をしていた。
男性作業員(55)が資材を降ろすためにトラックを後退させた際、後ろにいた女性が左側後輪に巻き込まれたという。
警察は、施工業者を明らかにしていない。
現場はコーンで区切られており、関係者以外立ち入り禁止だった。
事故当時、警備員はいなかったという。
2014年2月19日付で石川テレビからは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3トントラックが方向転換のために敷地内で後退したところ、車の左後方にいた女性を轢いた。
警察によると、女性が歩いていた道路は、工事車両が通行するために設けられた仮設道路だった。
付近からは柵を越えなければ立ち入ることが出来ないものの、目立つ場所に立ち入り禁止などの看板はなかったという。
警察などは、現場の安全性が確保されていたかどうか、業務上過失致死の疑いも視野に業者から話しを聞き、詳しく調べている。
事故を受け、発注元の金沢河川国道事務所は、「詳細を確認しているところで何も答えられない」とコメントしている。
出典URL
http://www.ishikawa-tv.com/sp/news/
2014年2月19日付で神奈川新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
横浜市は19日、「市野庭地域ケアプラザ」(同市港南区野庭町)と、併設の「市野庭地区センター」を当面休館すると発表した。
18日深夜に火災が発生、電気系統が使用できなくなったためという。
警察などによると、18日午後10時45分ごろ、1階の電気室から出火、同施設に電気を供給する動力変圧器1台を焼いた。
火災報知器が鳴り、駆け付けた男性警備員が電気室から煙が出ているのを見つけ、119番通報。
出火当時、電気室は施錠されていた。
市によると、同施設は通所介護事業や地域活動スペースを提供。
月1回点検を実施しており、委託業者が18日に電気室を点検した際には、変圧器に異常はなかったという。
再開見込みなどの情報は、区ホームページを通じて提供していく。
出典URL
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1402190012/
2014年2月19日6時43分にYAHOO News(TBS系)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
また、2014年2月19日0時51分に日本経済新聞からも、同主旨の記事が掲載されていた。
18日午後9時45分頃、文京区本郷の東京大学工学部の地下1階の実験室で薬品を使った実験中に爆発が起き、実験装置などが焼けた。
消防のポンプ車など21台が出て消火にあたり、火は30分ほどで消し止められたが、1人で実験していた22歳の男子大学院生が顔や両手をやけどしたほか、ビーカーのガラス片などが全身に刺さり重傷を負った。
警察によると、大学院生は1人で「アセトニトリル」という可燃性の液体を使った実験を行っていたとみられ、警察などは爆発の原因を調べている。
出典URL
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20140219-00000019-jnn-soci
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG1806T_Y4A210C1CC1000/
(ブログ者コメント)
アセトニトリルで思いだすのは、地下鉄サリン事件。
事件発生当初、アセトニトリルという名前が報道されたため、当時、安全業務に従事していたブログ者はすぐに危険有害性を調べたが、それほど危険な物質ではなかった。
その後、アセトニトリルはサリンの溶媒として使われていたことが判明。
今回も、アセトニトリルは単なる溶媒として使われていただけ・・・という可能性も考えられる。
2014年2月19日付で朝日新聞福井全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
また、2月18日付で関西電力㈱のHPに、同主旨のプレスリリースが掲載されていた。
18日午後2時20分ごろ、おおい町の関西電力大飯原発敷地内で、岸壁補強工事に伴う地盤改良工事(液状化防止を目的)のため水中ポンプで汚泥を吸い上げる作業中、作業員の男性(62)が水中ポンプに左足を巻き込まれ重傷を負った。
関電によると、現場周辺では、責任者を含めて8人で作業中だった。
出典URL
http://www.kepco.co.jp/corporate/pr/2014/0218_2j.html
(2014年3月2日 修正1 ;追記)
2014年2月19日付の福井新聞紙面に、事故当時のやや詳しい状況が下記趣旨で掲載されていた。
関電によると、地震による液浄化を防ぐため、地中にセメントと水を注入して地盤を強化する工事を行っていた。
水中ポンプは縦77cm、横115cm、幅61cm、吸い込み口の直径は13cmで、工事で出た泥などを吸い込むため使っていた。
作業員の男性は、命に別条はないという。
(2015年2月23日 修正2 ;追記)
2015年2月21日付で朝日新聞福井全県版(聞蔵)から、ポンプを停止させずに調整させていたという下記趣旨の記事がネット配信されていた。(タイトルも微修正した)
敦賀労基署は20日、建設会社「J社」(川崎市)と男性従業員を、労安法違反容疑で書類送検した。
同署によると、同社と現場責任者の従業員は、昨年2月18日、大飯原発構内で地盤改良工事中、60代の男性作業員に排泥用ポンプを停止させずに調整させ、危険防止措置を怠った疑い。
男性作業員は、ポンプの吸い込み口に左足が巻き込まれて切断する重傷を負った。
2014年2月19日付で朝日新聞福島中会版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
また、2月19日11時18分にYAHOOニュース(福島民友新聞)からも、同主旨の記事がネット配信されていた。
18日午後2時20分ごろ、相馬市光陽3丁目の相馬光陽サッカー場で、照明設備の土台工事をしていた建設作業員の男性(63)が、土台の周囲に掘られた穴の中で生埋めになった。
駆けつけた消防隊員らが約30分後に救出したが、搬送先の病院で間もなく死亡した。
警察によると、男性は縦約6.5m、横5.5m、深さ約2mに掘られた穴の中に1人で入り、土台工事をしていた。
現場には作業員4人がいたが、穴の中にいたのは男性だけだったという。
警察が、事故原因を調べている。
出典URL
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140219-00010002-minyu-l07
(2014年3月2日 修正1 ;追記)
2014年2月19日付の福島民報紙面に、事故当時のやや詳しい状況が下記趣旨で掲載されていた。
警察によると、現場で高さ約15mの照明を立てるため、コンクリート製の土台造りが進められていた。
事故当時、男性1人が穴の中におり、壁面が崩れて生埋めになったという。
警察などによると、現場では、コート脇に縦約5m、横約7mの穴を掘って作業していた。深さは2mほどだったとみられる。
同サッカー場は、火力発電で生じた石炭灰の埋立地を利用している。
照明設置工事は、市の発注。
(2015年2月22日 修正2 ;追記)
2015年2月18日21時54分にNHK福島から、危険防止措置を講じなかったとして社長らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
相馬労基署は、事故の3日前の大雨の影響で土砂崩れするおそれがあったにも関わらず、掘っていた穴ののり面の勾配を緩やかにしたり、崩れるのを防ぐ壁を設けたりするなど、危険を防止する措置を講じなかったとして、工事を請け負っていた相馬市の建設会社「K工業」と40歳の社長を、労安法違反の疑いで18日、書類送検した。
建設会社の社長は、「私たちの会社にも責任はあるが、工事を発注した元請け会社や相馬市にも責任の一端はある」とコメントしている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6055564231.html?t=1424297826511
(ブログ者コメント)
元請けなどの責任を追及する声が被災者側から上がることはしばしばあるが、事故を起こした会社が元請けなどの責任に言及したケースは、ブログ者の記憶にはない。
報道されない事情でもあるのだろうか?
2014年2月19日12時28分にNHK沖縄から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午後2時ごろ、浦添市西洲のヤードで、土木作業員の男性(65)が、電動のこぎりでベニヤ板を切る作業をしていたところ、右の太ももを切った。
男性は近くにいた人に助けを求め、病院に運ばれたが、容体が急変し、およそ1時間半後に死亡が確認された。
警察によると、当時、現場では港の拡張工事をしていて、男性は側溝を作る作業のため、1人でベニヤ板を切っていたという。
警察は、近くで作業をしていた人たちから話を聞くなどして、事故がどのように起きたか詳しい状況を調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/okinawa/5095344831.html?t=1392846199022
2014年2月19日付で朝日新聞広島版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午前10時25分ごろ、東広島市西条町の市立寺西小学校で火災があった。
火は教職員がまもなく消し止めたが、鉄筋コンクリート4階建て校舎の1階にある理科準備室の天井の一部と紙類(約0.6m2)が焼けた。
全校児童約1200人は校庭に避難し、けが人などはいなかったという。
消防などによると、男性教員が授業準備のため、カセットコンロの上に水の入ったビーカーを置き、その中でアルコールと葉っぱが入った試験管を温めていたという。
教員は、同じ階にある職員室に行こうと、コンロをつけたまま理科準備室を離れた。
気化したアルコールにカセットコンロの火が引火したとみられるという。
2014年2月19日12時0分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午前2時5分頃、札幌市豊平区水車町5の市道沿い歩道で、アルバイトで除雪車の誘導員をしていた男子高校生(18)が小型ロータリー除雪車の回転翼に右手を巻き込まれ、手首を切断する大けがを負った。
警察などによると、別の男性作業員(22)が運転する除雪車の排雪口に雪が詰まり、高校生が確認のために近づいた際、足を滑らせて転倒、車両前部の回転翼に手をついたという。
除雪車は回転翼を動かした状態で作業を中断中で、警察が、作業手順に問題がなかったかどうかを調べている。
市は、除雪業務の委託仕様書で、作業停止中や待機中は回転翼を停止するよう求めている。
事故を受けて市は同日、各受託業者に対し、安全対策の徹底を指導した。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20140219-OYT1T00280.htm
2014年2月18日15時40分に北海道新聞からは、若干、表現の異なる記事が下記趣旨でネット配信されていた。
警察などによると、除雪作業は17日午後9時ごろから行われ、高校生は別の男性作業員(22)が運転する除雪車の前を歩いて誘導していた。
除雪車の羽根に雪が詰まったため、高校生が確認のために近づいたところ、転倒して回転翼に手首を挟まれたとみられる。
出典URL
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/521898.html
2014年2月18日11時25分にmsn産経ニュースからも、若干、表現の異なる記事が下記趣旨でネット配信されていた。
警察によると、作業中に回転翼が停止したため近づいた際、急に翼が動き始めたという。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140218/dst14021811260004-n1.htm
(ブログ者コメント)
各記事を総合して考えると、以下のような状況だったのかもしれない。
・回転翼に雪が詰って動かなくなったので、おそらくは運転していた作業員の指示で、高校生が確認に行った。
・運転していた作業員は、詰り状況を確認するだけであり、詰った雪を除去するわけではないので、翼を動かすスイッチを切らなかった。
・高校生が倒れて翼に手をつき、その衝撃で詰っていた雪がとれ、翼が動き出した。
もしそうだったとすれば、危険予知不足が事故の大きな原因。
今後は、委託仕様書に、止まった回転翼を見に行く場合でも回転翼を停止すること、といった注記が追加されるかもしれない。
2014年2月17日16時54分にRKB Newsから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
きょう午前11時半頃、那珂川町片縄東のSステンレス社の工場で、塗装用のシンナー入りの缶が突然、爆発した。
従業員がすぐに火を消し止めたが、工場に置かれていたベニヤ板が焼けた。
当時、工場内には従業員数人がいたが、けが人はいなかった。
消防などによると、工場では当時、女性従業員が1人でステンレスを切断していたという。
警察などは、切断の際に出た火花がシンナーに引火し、缶が爆発したとみて、当時の状況を詳しく調べている。
出典URL
http://rkb.jp/news/news/19445/
一方、2014年2月18日付で朝日新聞福岡版(聞蔵)からは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
近所の住民から「爆発音がして煙が出ている」と119番通報があった。
工場内の一部を焼き、約10分後に消し止められた。
アルミ材を電動切断機で切った際に出た火花が、シンナー缶に引火したという。
2014年2月16日付で東愛知新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
豊橋市細谷町で、風力発電用の風車1基のブレード(羽根)が破損したことが16日わかった。
羽根は縦方向に2つに裂けており、破損状態から落雷の可能性が高い。
破損した羽根の一部は周辺に飛び散ったとみられるが、けが人が出たなどの報告は寄せられていない。
近くの住民によると、破損は15日の昼すぎに起きた。
破損した羽根は支柱(高さ約65m)の頂上近くに取りつけられた3枚のうちの1枚。
羽根1枚は全長約40mほどあり、破損した羽根は落雷で裂けた後、回転しながら支柱と接触し、その際に羽根の一部が飛び散ったとみられる。
この発電施設は、東京に本社を置く風力発電事業会社が管理運営し、2007年に稼働開始。
遠州灘に面した渥美半島海岸の海食崖の上に立地しており、北側には数10m離れてキャベツ畑など広がる。
風力発電の羽根が落雷に弱いことは、当初から指摘されてきた。羽根の位置は地上から数10mと高い位置にあることから、落雷の標的になりやすい。
出典URL
http://www.higashiaichi.co.jp/news/news_syakai/140216/14021602.html
また、2月17日11時43分に読売新聞からも、同主旨の記事が若干異なる表現でネット配信されていた。
豊橋市細谷町にある風力発電施設・細谷風力発電所で15日正午頃、「風車が破損し、異音がする」と、風車を設置している「ミツウロコグリーンエネルギー」(本社・東京都中央区)に付近の住民から通報があった。
同社の担当者が駆けつけると、高さ65mの塔の上に取り付けられているブレードと呼ばれる3枚の羽根(長さ35m)のうち1枚が縦に裂けたうえ、根元から折れて垂れ下がっていた。
周囲は畑や山林で近くに人家はなく、被害は出ていないという。
同社で周囲を立ち入り禁止にしたうえで、原因を調べている。
同社では破損の状況から、落雷により2枚のガラス繊維製の部材を貼り合わせた構造になっている羽根が裂け、折れた可能性があるという。
当時は曇り空で風は強くなかったとしている。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20140217-OYT1T00224.htm
(ブログ者コメント)
発電用の風車が落雷などによって破損した事例は、広義の産業安全のジャンルに入るものとして、これまで、報道される都度、掲載してきた。
ただ、これまでの事例で、おおよその傾向はつかめた感があり、都度、掲載しても参考になる事例ではないのでは?と感じるようになった。
よって、今後は特段の事例でない限り、掲載を省略する。
(2014年3月2日 修正1 ;追記)
2014年2月16日付の中日新聞紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。
風車は、米ゼネラル・エレクトリック社製。
発電機には風速22mで自動的に停止する安全装置がついており、ミツウロコ社の担当者は、「破損の状況から、風のせいではなく落雷の可能性が高い」と説明する。
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その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。