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2013年12月7日付で読売新聞岡山版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
岡山労働局が建設、製造など一定規模以上の事業所を対象にしたアンケートを行ったところ、回答した事業所の25%強が「安全担当部署の知識・経験不足」を、安全管理体制の懸念材料に挙げたことがわかった。
「安全担当者の人員不足」も2割近くあり、同局は「作業マニュアルの徹底や安全知識の共有を事業所内で進め、災害防止に努めてほしい」と呼びかけている。
アンケートは9月下旬、県内での労働死亡災害の増加を受け、従業員300人超の製造業や同100人超の建設業など103社に、安全管理体制や活動状況など59項目について尋ねる「自主点検票」を送付して実施。
締め切りの10月末までに、96社(回答率93%)から回答があった。
「安全担当者に権限を与えているか」「安全教育は実施しているか」といった15ある大問では、いずれもほぼ9割以上の事業所が実施しているとした。
一方、細かな質問になると、安全管理活動計画は全事業所で作成されているものの、「現場の意見が計画に反映されていない」が15%、「緊急時の対応マニュアルはあるが、訓練などを実施していない」が14%、「安全に関する再教育(5~10年に1度)を行っていない」は37%に上る結果が出た。
安全担当部署の体制については、「知識・経験の不足」が27%、「担当者の人員不足」が17%、「予算の不足」も13%あった。
また、現場や工場内に協力会社員がいるケースでは、「危険性に係る情報を知らせていない」が11%、「安全教育の指導援助を行っていない」が15%だった。
労働死亡者数は、昨年も倉敷市のJX日鉱日石エネルギー水島製油所海底トンネル事故で作業員5人が犠牲になるなどして急増したが、今年は5日現在ですでに34人と、2005年に並んだ。
岡山労働局が緊急自主点検を求めた9月以降でも、9月2人、10月6人、11月3人と増え、今月もすでに1人が犠牲になっている。
同局によると、今年の労働死亡災害の多くが、事前に方法を決めないで行う「非定常作業」による事故。
アンケートでも同作業のマニュアル作成は、「その都度作成」を含め、75%にとどまっている。
高祖・健康安全課長は「作業前に今一度、作業の手順や方法が安全なのか注意深く確認し、『安全』を念頭に置いた行動を心掛けてほしい」と話している。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/okayama/news/20131205-OYT8T01336.htm
2013年12月6日付の千葉日報紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
木更津労基署は5日、労安法違反の疑いで建設会社「Y産業」の部長男性(53)と法人としての同社を書類送検した。
容疑は5月8日午後1時50分ごろ、木更津市内の養鶏会社「Tエッグ」の鶏舎改造工事現場で、高さ約3mの作業場に安全帯を設置するなど墜落防止措置を講じなかった疑い。
作業を請け負っていた別の建設会社の社員の男性(68)が作業場から転落し、脳挫傷や骨盤骨折の重傷を負った。
警察によると、部長男性が現場監督をしていた。
Y産業側は、「作業場から落ちないよう作業台を設置する安全対策を行っていたが、作業効率のため、すべての場所に設置できず、隙間から落ちてしまった」と供述している。
2013年12月5日付で朝日新聞茨城版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
日立労基署は4日、労働者の危険防止措置を怠ったとして、日立市留町のプレス機械加工業「M社」と同社の専務(51)を労安法違反の疑いで書類送検した。
同署によると、6月10日、男性作業員(49)が金型に左手を挟まれて指4本を失う事故が起きた。
同社は、金型の間に手が入るのを防ぐ囲いを設置しておらず、また、もし手が入っても急停止する安全装置があるのに、作動させていなかった疑いがある。
(2013年12月28日 修正1 ;追記)
2013年12月5日付の茨城新聞紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。
容疑は、男性従業員がプレス機械で建築金物の加工作業中、労安法などで義務付けられている安全措置を講じなかった疑い。
同社では2011年7月にも、プレス機械による事故が発生し、同署が安全措置を講じるよう指導していた。
2013年12月6日付で朝日新聞ちば首都圏版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。また、12月6日付の千葉日報紙面にも、同主旨の記事が掲載されていた。
5日午後2時すぎ、市川市南八幡2丁目の県企業庁葛南工業用水道事務所で、点検作業をしていた会社員の男性(55)が誤って処理施設のタンクに落下し、1時間半後に死亡した。
警察は、窒息死したものとみて調べている。
警察などによると、男性は5日午前から工業用水の浄水施設を検査していた。
男性は、汚泥の水と土を分離する、高さ2.8m、横5.1m、縦3.1mのタンクの上部で検査していたという。
タンク内を確認する穴から転落したという。
警察によると、穴は直径60cmの円形。穴を覆っていたベニヤ板の上に誤って乗ったところ、板がしなり、その隙間から落下した。
県企業庁によると、本来の蓋があるものの、重いために数年前からベニヤ板で代用していた。
同庁は、「これまで運用で問題なかったため、容認していた。事実関係を確認の上、今後の対応を考えたい」としている。
2013年12月6日9時19分にNHK横浜から、12月6日17時53分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午後、横浜市港北区の大曽根小学校で、6年生の理科の時間に金属繊維を塩酸で溶かして反応を観察する実験を行っていたところ、複数の児童が「気分が悪い」などと訴えた。
担当していた40代の女性教諭が児童を教室から出すなどしたが、このうち、男子5人と女子1人のあわせて6人の児童が体調不良を訴え、1人が嘔吐。学校近くの病院で治療を受けた。
横浜市教委によると、いずれも塩酸による軽い中毒とみられ、全員回復し自宅に戻ったという。
同教委によると、授業の終了時刻が近づいていたため、実験を早く進めようと塩酸を通常より2倍近い濃さにしたため、強い臭いが発生したとみられるということで、学校は児童の保護者に電話で謝罪した。
校長は「安全な実験の指導が徹底できずに大変申し訳ない。職員の研修を徹底し、このようなことが2度と起きないようにしたい」とコメントしている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/yokohama/1056694831.html?t=1386364740224
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131206-OYT1T00431.htm
2013年12月6日付で朝日新聞横浜版(聞蔵)からは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
塩酸にスチールウールを入れて、溶ける様子を観察していた。
一部の児童が「変な臭いがする」と訴え、このうち6人は保健室で吐き気を訴えた。
担任教諭は「塩酸を濃くして、早く反応を見せてあげたかった」と話しているという。
(ブログ者コメント)
時間的余裕がなくなり、通常と違う操作をしたことによるトラブル事例として紹介する。
2013年12月6日付で朝日新聞丹後版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午前8時ごろ、京丹波町下山のK化学研究所丹波工場で重油が漏れているのを、出勤してきた従業員が見つけ、警察に届け出た。
警察によると、約2300ℓが漏れ、側溝を伝って近くの調整池に流れ込んだ。
同社の委託業者が回収に当たっており、2、3日中に作業を終える予定。
警察によると、ボイラー用の重油貯蔵施設から小型タンクに自動的に継ぎ足す装置が壊れ、排出弁などから漏出したらしい。
貯蔵施設には、約3000ℓの重油が入っていた。
同社によると、4日午後9時ごろに従業員が帰宅した際には、異常なかったという。
2013年12月3日11時2分にmsn産経ニュースwestから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
兵庫県伊丹市内の工場で、クレーン作業中の危険防止に必要な措置を取らなかったとして、伊丹労基署は2日、労安法違反の疑いで、伊丹市の鉄鋼・製鉄会社「Nスチール」と、同社の現場責任者の男性(51)を書類送検した。
いずれも容疑を認めているという。
容疑は9月7日午後、同市東有岡の同社工場で、男性社員(当時38)が別の社員と2人で天井クレーン2基を使い、角形鋼管2本(1本約3トン)を移動させる作業をしていた際、吊り上げた荷の下に入ることは禁止されているにもかかわらず、鋼管の下に男性社員を立ち入らせたとしている。
吊り上げられていた鋼管のうち1本がつり具から外れて落下し、男性社員が下敷きとなり死亡した
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/131203/waf13120311040018-n1.htm
2013年12月3日20時6分にmsn産経ニュースから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午前9時10分ごろ、東京都台東区上野のビル建設現場で、解体工事中の作業員の男性(50)がブロック塀(高さ約120cm、幅約480cm)の下敷きになった。
男性は病院に搬送されたが、胸部圧迫のため死亡。
警察は、安全管理体制に不備があった可能性があるとみて、現場責任者や建設会社から事情を聴く。
警察によると、男性は電動ドリルハンマーでブロック塀を解体する作業中で、突然ブロック塀が倒れ、足下から顔まで下敷きになったという。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131203/crm13120320070013-n1.htm
2013年12月3日13時57分にNHK新潟から、2013年12月3日12時54分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午前8時40分ごろ、燕市小関にある金属加工会社、「日本パーカライジング新潟工場」で、39歳の男性作業員が倒れて意識を失っていると消防に通報があった。
作業員は病院に運ばれたが、意識は回復しているという。
消防が現場に到着した際、作業員がいた部屋には、有毒ガスのシアン化水素が発生していたという。
警察などによると、作業員は、シアン化合物を使って金属の表面を加工する機械の配管のメンテナンスをしていたということだが、作業員は当時、マスクをしていたものの、窓は閉め切った状態だったという。
このため警察や消防では、何らかの原因で有毒なガスが発生し、作業員が中毒症状を起こしたものと見て、作業員の手順に問題がなかったかなどを詳しく調べている。
現場は、金属加工の工場が建ち並ぶ工業団地で、警察と消防は一時、工場の周辺を立ち入り禁止にしたが、その後の検査で、シアン化水素などは検出されなかったことから、立ち入り禁止は解除された。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/niigata/1033528991.html?t=1386108371948
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131203/crm13120316360009-n1.htm
2013年12月4日付で埼玉新聞から、12月3日12時54分に読売新聞から、12月4日付で朝日新聞埼玉版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午後11時50分ごろ、さいたま市桜区田島8丁目の印刷会社「A印刷」工場で、印刷作業をしていた同社社員の男性(39)が輪転機(長さ20m、幅2.6m、高さ2.3m)に頭から巻き込まれ、全身を挟まれた。
男性は病院に搬送されたが、死亡が確認された。
警察によると、男性は事故発生時、印刷された印刷物の色などを確認していたという。
工場内には男性の他に3人の作業員がおり、1人が異常な音を聞いて駆け寄り、事故に気付いて119番した。
男性は、午後8時半から翌朝8時半までの夜勤作業中だった。
男性は入社10年以上。
警察で事故原因を調べている。
出典URL
http://www.saitama-np.co.jp/news/2013/12/04/11.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131203-OYT1T00473.htm
2013年12月4日付で毎日新聞大分版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午後9時ごろ、臼杵市野津町都原の産廃処理施設「R社九州工場」で爆発があり、鉄筋スレート平屋の工場約1500m2を全焼した。
この爆発で、敷地内に駐車していたタンクローリーなど車両7台に燃え移り、うち5台が全焼した。
爆発、火災があった時、工場は無人で、けが人はいなかった。
3日の警察などの実況見分によると、工場内の鉄製タンク(高さ約7m、直径約3.8m)内でアルカリ成分と廃油に残っていたアルミペーストが反応して水素が発生し、何らかの原因で引火したとみられる。
2日は午後5時以降、工場は稼働していなかったが、近くの高台にある事務所に残っていた男性従業員が工場から立ち上る白煙に気付き、119番しようとした際に爆発したという。
化学消防車など15台が出動し、約2時間半後に鎮火した。
現場は,廃油や廃アルカリなどを精製し再利用する工場。中には鉄製タンクが8基あり、うち1基が爆発したとみられる。
出典URL
http://mainichi.jp/area/oita/news/20131204ddlk44040613000c.html
2013年12月3日19時42分にテレビ大分からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察は、廃油のろ過装置で水素が発生し引火したとみて出火原因を調べている。
工場の中には廃油をリサイクルするタンク8基があり、近くに不純物を取り除くろ過装置がある。
実況見分の結果、警察はろ過装置の中で化学反応が起きて水素が発生し、何らかの原因で引火したとみて調べている。
この工場では、16年前の1997年にもタンクが爆発し従業員の男性1人が死亡する火災があった。
これを受けて当時、再発防止に向けて住民と業者との間で協定が交わされた。
工場の操業再開について今後、臼杵市を交えて3者で協議する見通し。
出典URL
http://www.e-obs.com/news/detail.php?id=12030025050&day=20131203#news
2013年12月3日18時59分にNHK大分からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、この工場では、産業廃棄物の汚泥などを処理しているほか、廃油などを集めて燃料にリサイクルする作業をしているという。
3日は午後5時に作業が終わり、出火当時、工場内に人はいなかったということだが、一部の装置は稼働していたという。
警察などによると、工場内にあった産業廃棄物などを保管している8つのタンクのうち、廃油をためていたタンク1つが激しく焼けているという。
このタンクにはおよそ20トンの廃油が入っていたということで、タンクとつながる廃油をろ過する装置の中にあった不純物が化学反応を起こして爆発し、タンクの廃油に引火した可能性があるとみて、詳しい出火原因を調べている。
この工場では、16年前にガスを使った切断の作業中に火花が原因と思われる火事があり、工場が半焼して男性従業員1人が死亡している。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/oita/5073541411.html?t=1386114676000
2013年12月4日付で朝日新聞大分全県版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日の実況見分では、工場にある廃油タンク(容量75トン)8基のうちの1基が爆発した可能性が高いことが分かった。
また、不純物を取り除いた後の廃油を入れる別のタンクから、油の成分と反応して水素を発生させるアルカリ性の溶液が検出された。
この溶液は、作業の過程で発生したらしい。
警察は、この溶液から水素が発生し、何らかの原因で発火。廃油が20トンほど入っていたとみられる近くのタンクに引火し爆発したとみている。静電気が原因で発火した可能性もあるという。
工場は廃油などを処理するリサイクル施設で、産業廃棄物をセメント工場向けに再資源化していた。
(ブログ者コメント)
各メディア毎、報道内容が微妙に違っているので、一つの記事にまとめることはしなかった。
2013年12月2日11時46分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
(この記事の内容をもとに、笹子事故のタイトルを第1報から全て修正した)、
山梨県大月市の中央自動車道・笹子トンネルで9人が死亡した天井板崩落事故を受け、建設会社や高速・鉄道各社、研究者らでつくる土木学会は、コンクリートにボルトを接着剤などで留める工法による重量物のつり下げを原則禁止する方針を固めた。
年度内にも、業界として初めてつくる同工法の統一指針に盛り込む。
建物や空調の分野では、地震時の落下災害を念頭に既に規制がかけられており、事故を受けてようやくトンネルなどを造る土木業界でも対策が取られることになった。
笹子トンネル事故は昨年12月2日に発生。
約140mにわたって天井板(1枚1.2〜1.4トン)約340枚が落下した。
天井板はトンネル上部からつり下げられ、コンクリートに穴を開けてボルトを接着剤で固定する「あと施工アンカー」という工法が使われていた。
国の事故調査・検討委は、1976〜77年の天井板設置時の施工不良や材料の劣化などでボルトが引き抜けたと結論付けた。
土木業界では、トンネルや高架などコンクリート構造物に設備を固定する目的で「あと施工アンカー」が採用されている。
笹子で使われた接着剤を使う手法のほか、コンクリートの穴の内部で部品を押し広げて固定する手法があり、天井板のほか、ジェットファン(大型換気扇)、照明、標識などが対象だ。
だが、この工法はボルトが万が一抜ければ事故に直結するため、建築基準法は柱やはりなど主要構造物での使用を認めていない。
空調設備団体「空気調和・衛生工学会」は2005年、エアコン設置などで接着剤アンカーのつり下げ使用を原則禁止した。
専門家によると、工法が簡便なことや、天井板などは付属物との意識があったことから、土木業界では容認されてきたという。
国交省が工法の長期耐久性に疑問符を付け、接着剤を使う工法による重量物つり下げのみを禁じる通達を出したのは、事故後の今年5月だった。
土木学会によると、笹子事故を受けて対策を検討。
来春をめどにつくる設計・施工指針の中で「常時荷重が作用しない条件で使う」との原則を示し、つり下げなどボルトに常に力がかかる箇所では、「あと施工アンカー」を原則禁止する方向になった。
代替の工法がない場合は、「補強などで荷重を分散させ、安全が十分に確認されれば使える」と使用の余地も残す方向だが、既存設備の撤去や補強、新設時の工法変更など影響が広がりそうだ。
指針には、
○有資格者による施工
○点検の確実な記録
○耐用年数の設定
なども盛り込む見通し。
同学会で指針を担当する中村光・名古屋大教授(コンクリート工学)は、「あと施工アンカーは長期的な荷重の影響が分かっていない。笹子と同じ事故を起こさないことが大前提だ」と話している。
中日本高速は、「学会の指針は尊重したい」としている。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20131202k0000m040116000c.html
2013年12月3日付で毎日新聞静岡版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午後0時35分ごろ、静岡市清水区の市立清水有度第一小学校理科室で、授業で使用していたカセットコンロのボンベ1本からガスが漏れ、体調不良を訴えた小学4年の児童19人が病院へ救急搬送された。
市教委学校教育課によると、19人のうち5人は搬送前に保健室などで嘔吐するなどしたが、その後、全員が回復し帰宅したという。
同課によると、理科担任の20代女性教諭が午前11時から「加熱器具の使い方」の授業で、児童32人を8班に分け、コンロにボンベを装着させた。1本が装着不良となり、ガスが漏れたという。
同8分ごろにガスの臭いに気付き、児童を教室外へ避難させたという。
同課は「今後は教師が装着を確認し、直接操作することを徹底する」としている
出典URL
http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20131203ddlk22040307000c.html
(ブログ者コメント)
これほど大勢が体調不良を訴える前に、なぜガス漏れに気がつかなかったのだろう?
それ以前の話しとして、そもそも、「加熱器具の使い方」という授業なら、ボンベを正しく装着するという点が、授業の一つのポイントではないのだろうか?そこを確認しなかったとは・・・。
2013年12月2日19時29分にNHK金沢から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午前11時ごろ、七尾市大田町の木材販売加工会社「N外材」で、木材を運ぶ作業をしていた会社役員の男性(66歳)が倒れているのを従業員が見つけた。
男性は病院で手当てを受けたが、およそ1時間後に死亡した。
警察によると、男性は1人でショベルカーを運転して木材を運んでいたという。
警察によると、現場の状況から、ショベルカーのブレーキが利いていなかった可能性があるという。
このため警察では、男性が別の作業をしていた際に無人のショベルカーが坂道を下り始め、それを止めるため乗り込もうとした際に転倒して車輪に踏まれたのではないかと見て、従業員からさらに詳しく当時の状況を聞くなどして、事故の原因を調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/3023514391.html?t=1386017082797
「第3報修正6」として掲載した記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を「第4報修正7」として掲載します。
(2013年12月8日 修正7 ;追記)
2013年12月1日8時30分に毎日新聞から、笹子トンネルと同じ時期に同じ工法で作られた山形県のトンネルで、16年前に天井板を固定するボルトが脱落していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
笹子トンネル事故の約16年前、同じ時期に造られた山形県の国道トンネルで天井板をつるすボルトの脱落が見つかっていたことが、国交省への取材で分かった。
国は当時、トンネル全線で補強を施したが、この事実を関係先に伝えたり、公表したりした記録はなく、ボルト脱落の危険性についての情報は国や自治体、高速道路各社で共有されていなかった可能性が高い。
笹子事故から2日で1年。リスク情報の共有が課題として浮かび上がった。
山形県鶴岡市・西川町の国道月山第1トンネル(2620m、1976年完成)と第2トンネル(1530m、75年完成)。
笹子トンネル(77年完成)と同様、天井上部のコンクリートに穴を開け、ボルトをカプセル型接着剤で固定して天井板をつり下げる工法が採用されていた。
国交省酒田河川国道事務所によると、建設から20年後の96年に漏水防止工事を実施した際、ボルトの脱落を発見。緊急点検の結果、補強が必要と判断した。
第1、第2両トンネルでは計約4200本のボルトで天井板をつっていたが、付け根部分に鉄板を当て、新たに計約8400本のボルトを打ち込んだ。
補強部分は接着剤を使わない工法に変更した。
同事務所は、ボルト脱落の危険性が旧建設省に報告されたかについて、「補強工事の予算の報告はしていると思うが、詳細は資料が残っておらず分からない。通行止めにしていないため、一般には公表していないとみられる」と説明。
国交省国道・防災課は、「月山トンネルに関する通知や通達は出されていない」とし、旧日本道路公団などと情報が共有された形跡はなかったとしている。
中日本高速道路は、「古い話で調べることは難しい」としている。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20131201k0000m040100000c.html
また、2013年12月1日18時1分に毎日新聞から、「新工法過信、設計に事故の芽」というタイトルで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
笹子トンネル天井板崩落事故から2日で1年。
老朽化したインフラが利用者9人の命を奪った背景を追うと、安全性より効率を優先した工法の採用や点検を考慮しない設計など、事故の「芽」が約40年前の着工時に隠されていた。
危険性に気づいた他の道路事業者が対策を講じる一方で、旧日本道路公団や中日本高速道路がリスクを見過ごし続けていた実態も浮かび上がってきた。
「一度差したら絶対抜けない」。1972年の笹子トンネル着工を控え、山梨県内の旧道路公団事務所で開かれた学習会。元職員の小沼さん(69)は技術職員の言葉に「すごいものができた」と驚いたことを覚えている。
コンクリート壁に穴を開け、接着剤入りカプセルとボルトを押し込むと、内部に接着剤が満たされて固定される「接着系アンカー」工法。コンクリートとボルトを一体成形する工法に比べ、極めて簡便だった。欧州生まれの新工法のカタログには「変質、老化の心配はない」と記されていた。
「中央道は東名高速道より建設が10年遅れており、現場も急いでいた」と小沼さんは振り返る。
笹子の天井板設置は、わずか1年の突貫工事。新工法が採用されたがカタログは不正確だった。業界団体によると、69年に国内で製造が始まったばかりで、長期耐久性は証明されていなかった。
事故はこの接着部が施工不良や劣化で引き抜けたことが原因と見られている。
設計にも、事故の芽があった。
設計に携わった旧公団OBは「笹子は岩盤が固く、換気用の立て坑をトンネル上部に掘るのが難しかった」と説明する。
ならばと発案されたのが、天井板でトンネルを仕切り換気用のスペースにする設計だった。
全長4.7kmの笹子トンネルには排ガスがたくさんたまるため、換気用のスペースを大きくしなければならなかった。
事故が起きた現場は、天井板から最上部までの幅が約5.3mと、他のつり天井式トンネル(約0.4〜3.8m)に比べ、群を抜いて広くなり、天井板の一部として縦に設置された隔壁も大きく重くなった。
この設計が事故の伏線となった。点検しにくいという側面が考慮されていなかったのだ。
中日本高速はハンマーでたたいて異常がないか調べる打音検査を最上部では事故まで12年間実施せず、5m下からの双眼鏡による目視にとどめていた。
「当時は造ることが第一。天井板はしっかり留めれば大丈夫という感覚だった。ただ、それは過ちだった」。元職員は唇をかんだ。
笹子トンネル建設工事の責任者だった元公団職員の周佐さん(83)は、「大事なのはコミュニケーションだった。天井板を担当する設備の人間、維持管理の人間とお互い議論していれば……」と悔やむ。
縦割り組織の中で、置き去りにされたものは何か。小沼さんは言う。「当時の私たちにはリスクへの想像力が欠如していた」
※以下、「民営化、補強費は後回し」というサブタイトルで記事は続くが、趣旨転載は割愛する。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20131201k0000e040109000c.html
(2013年12月18日 修正8 ;追記)
2013年12月18日付で毎日新聞東京版から、事故3ケ月前の点検で当初は足場を組む予定だったが他の点検優先で簡略化されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故3カ月前のトンネルの点検に関し、中日本高速道路側が期間を10日間から6日間に、作業人数も1日当たり90人から42人に縮小していたことが17日分かった。
当初は、事故原因とされる頂上部のボルト固定部を間近で目視する計画だったが、「他の点検を優先」するため見直したという。
死者9人のうち男女5人の遺族が横浜地裁に起こした損害賠償請求訴訟で、同社側が明らかにした。
昨年9月に実施された事故前最後のこの点検を巡っては、遺族側は「ハンマーでたたく打音検査などを怠り異常を見逃した」と主張、同社側は「打音検査などを行っても事故を防げなかった」と反論、訴訟の争点になっている。
同社側準備書面によると、天井板をつった頂上部のボルト固定部の点検は当初、足場を組んで触手や近接目視で行う予定だった。
だが、足場なしで最大5m下からの双眼鏡による目視などに簡略化した。
同社は、国の事故調査・検討委に対し、「高速と鉄道の交差部など他の点検を優先したため」と説明している。
出典URL
http://mainichi.jp/shimen/news/20131218ddm041040119000c.html
2013年12月3日9時39分にNHK東海NEWS WEBから、12月3日付で朝日新聞名古屋版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日正午すぎ、津市一志町で西郊中学校の校長の男性(58)が、自宅近くの田んぼで全身に大やけどを負って病院に運ばれ、意識不明の重体となっている。
警察によると、男性は、一斗缶入りの薬品のメタノールをまいて田んぼの草を焼いていたということで、警察は誤って火が燃え移ってやけどをしたとみて調べている。
津市教育委員会によると、このメタノールは津市内の小学校で理科で使っていた薬品で、アルコールランプの燃料としては使わなくなったため、学校で長期間、保管していたという。
この小学校の教頭で男性の妻が「自宅で処分する」と校長に言って11月24日、持ち帰ったという。校長は「適切な方法で処理すると思った」として、持ち出しを認めたという。
市教委のマニュアルには、メタノールなどの劇物は専門業者に処理を委託することが定められており、市教委の担当者は「校長と教頭の行為は不適切だった」と話している。
市教委の中野教育長は、「今後、このようなことが起こらないよう学校の理科薬品の適正な取り扱いについて指導を徹底したい」とコメントしている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20131203/3520951.html
(ブログ者コメント)
危険物の不適切処分事例として紹介する。
2013年12月3日19時38分にNHK静岡から、12月4日14時56分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午前9時半ごろ、静岡市葵区の羽高公園で地元の町内会が防災訓練の一環として、公園に設置されたかまどとして利用できるベンチで炊き出しをしていたところ、突然、燃料の薪に接しているコンクリートの一部が破裂した。
静岡市によると、2基のベンチにある4つのかまど全ての床面コンクリートが、直径8cmから40cm、厚さ1cmから3cmほど剥がれたという。
訓練には、地元の住民およそ120人が参加していたが、けがをした人はいなかった。
静岡市によると、このベンチは災害時に座面を外すとかまどとして利用でき、2012年10月に設置され、炊き出しに使うのは今回が初めてだったという。
事故を受けて静岡市では、詳しい原因が明らかになるまで、市内の19の公園にあわせて35ある同じようなベンチを、かまどとしての使用を禁止する措置をとった。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/3033544131.html?t=1386108713592
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131203-OYT1T01485.htm
また、12月5日付で朝日新聞静岡版(聞蔵)からは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市によると、かまどベンチは東京のメーカー製で、市内の会社が施工した。施工費を含めて1基あたり40万円ほど。
市は、コンクリを使った設計や施工不良を否定し、「原因は不明だが、熱でコンクリが膨張した可能性がある」と言う。
施工会社は「品質確保に配慮している。施工に問題はない」と話す。
市は「製品や施工に問題はないとみており、施工終了時に耐火性の実験をしていない」と説明。
「当面の対策として、コンクリ製の床面に土を敷くなど、再発防止に努める」と話す。
(ブログ者コメント)
設計と施工に問題がないとすれば、原因はどこにあったというのだろう?
市が見解を出すには、ちょっと早いような気がする。
素人目には、コンクリート内部に空洞があったのでは?などといったことが、まず頭に浮かんだ。
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その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。