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2013年10月14日付で朝日新聞阪神版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午前7時40分ごろ、尼崎市東海岸町の廃油精製会社「M油糧」の倉庫から黒煙が出ていると、通行人から119番通報があった。
警察によると、鉄骨スレート葺き2階建て400m2の倉庫が全焼した。けが人はいなかった。
同社によると、倉庫には廃油を濾過する際に生成される油と水分を含んだ「廃白土」と呼ばれる土が70~80トンほど保管されていた。
油の種類によっては空気に触れると発熱するため、1トンずつ袋詰めされていたという。
警察によると、倉庫内の防犯カメラの録画には、午前6時過ぎから徐々に黒煙が広がり、午前7時半ごろに炎があがる様子が映っていたという。
警察は、廃白土が原因で発火したとみて調べている。
(ブログ者コメント)
二重結合を持った油が含まれていて、それが自然発火したということだろうか?
もしそうなら、1トンずつ袋詰めする程度の空気遮断対策ではダメだったということかもしれない。
2013年10月12日付で朝日新聞長崎版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午前5時45分ごろ、長崎市の三菱重工業長崎造船所で、同社社員の男性(27)が定盤と呼ばれる重さ3トンの金属製の重しの下敷きになり、病院で死亡が確認された。
別の男性社員(23)も頭を打って病院に運ばれた。
2人がタービン工場で部品を加工中、バランスをとるために部品に取り付けていた定盤が外れたという。
(2013年11月3日 修正1 ;追記)
2013年10月12日付の長崎新聞紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。
警察などによると、男性ら2人は発電プラント用タービン工場で、直径約8mの旋盤を回して部品を加工する作業をしていたところ、旋盤のバランスをとるために取り付けていた定盤と呼ばれる金属製の重しが何らかの理由で外れ、数m飛んだという。
先に紹介した給食への異物混入トラブルに関し、2013年10月11日10時41分に岐阜新聞から、そうはいっても・・・的な、具体的対応に苦慮している状況を報じる記事が、下記趣旨でネット配信されていた。
県内各地で小中学校の給食に虫などの異物が混入する事案が相次いでいる。
これを機に各自治体の担当者は対応を再検討しているが、異物の種類や数などケース・バイ・ケースで、その難しさが浮き彫りになっている。
判断を間違えれば、異物混入に対して子どもたちが敏感になり過ぎる懸念もある。「適切」か、「過剰」か。担当者はそのはざまで頭を抱えている。
発端は、先月9日に可児市の小学校でパン約100個から小さなハエが大量に発見された事案。
市教委は「健康に影響がない」として取り除いて食べさせたが、保護者ら市内外から電話や電子メールで厳しい批判を受けた。
すると今月3日、今度は同市の中学校で食パン1枚に糸くず1本が付着。
同市教委は「安全性が確認できない」と全生徒918人分約1800枚を廃棄したが、逆に「もったいないのでは」と疑問視する声が上がった。
「何を線引きに『安全』とするのか。判断が非常に難しい」と同市教委。
現在、異物混入対策マニュアルを再検討中で、「本年度中にはまとめたいが、各方面と相談しており、慎重にやる。基準を定めるのは容易ではない」と話す。
同市学校給食センターによれば、学校からの異物混入に関する問い合わせは以前よりも増えている。
ニンジンのあくや、黒く焦げたサツマイモの皮やひげが異物に見えて連絡してくるケースもあり、必要以上に過敏になることで、子どもたちの食への信頼が揺らいでしまう恐れもある。
一方で、異物混入の再発を防ぐ対策も重要となる。
米飯やパンなど主食を製造する業者を指定している県学校給食会は、業者の衛生管理の甘さを認め、さらに注意喚起を促すという。
「学校給食を支える地元の中小業者は年々減っている。利益も少なく経営的にも苦しいと思うが、食の安全は業者として最優先すべきこと。今回の事例を教訓にし、衛生面でのさらなる努力をお願いしたい」と話している。
出典URL
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20131011/201310111041_21133.shtml
(ブログ者コメント)
なるほど。
虫や金属部品なら明らかに異物だが、糸くずや具材変色となると、確かに対応に苦慮するだろう。
しかし、この種の問題は、どこかで線引きが必要だ。
関係者が知恵を絞って緩い線引きをし、運用して不具合が出れば徐々に厳しくする・・・そんな方法もあるのではないだろうか?
最初から厳しい線引きをすると、修正が困難になるので。
10月11日に福岡市で発生した整形外科病院火災事故の関連で、2013年10月11日10時4分にmsn産経ニュースから、10月11日14時4分にmsn産経ニュース福岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
多数の死者が出た最近の主な火災は、次の通り。
87年 6月
東京都東村山市の特別養護老人ホームで出火、入所者17人が死亡
90年 3月
兵庫県尼崎市のスーパーで放火、客ら15人が死亡
01年 5月
千葉県四街道市の建築解体会社宿舎で火災、11人が死亡
01年 9月
東京都新宿区歌舞伎町のビル火災で44人が死亡
06年 1月
長崎県大村市のグループホームで出火、7人が死亡
08年10月
大阪市浪速区の個室ビデオ店で放火、客16人が死亡
09年 3月
群馬県渋川市の老人施設「たまゆら」で出火、10人が死亡
※喫煙者がいるのに入居者の個室に火災報知設備を設けていなかった。通路をふさぐように段ボール箱や灯油入りポリタンクが置かれ、徘徊防止のために出入り口が施錠されていることも被害を拡大させた
12年 5月
広島県福山市のホテルで出火、宿泊客7人が死亡
13年 2月
長崎市の認知症グループホーム火災で入所者ら5人が死亡
※建物内部の延焼を防ぐ防火扉がないなどの不備が建築基準法違反に当たるとして市が行政指導していたが、施設側は改善していなかった。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131011/dst13101110070003-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/region/news/131011/fkk13101118480012-n1.htm
2013年10月11日13時45分に朝日新聞から、火災発生の第一報が下記趣旨でネット配信されていた。
11日午前2時20分ごろ、福岡市博多区住吉5丁目のA整形外科の1階から出火、鉄筋コンクリート地上4階、地下1階建ての建物延べ約666m2が全焼した。
消防などによると、元院長の男性(80)と妻(72)の他、入院患者の男性2人と女性6人の計10人が死亡した。
ほかに5人が重傷、2人が軽いけがをしているが、命に別条はないという。
消防などによると、1階が診察室やリハビリ室で、2階に入院用の男女別の病室と厨房。3階に元院長夫妻が住んでいて、4階は看護師の寮だった。地下1階は倉庫や休憩室があった。
出火当時、地下1階と地上1階に各1人、2階に11人、3、4階に各2人の計17人がいて、このうち12人が入院患者だった。
死亡したのは、全員が70~80代だった。
見回りをしていた看護師が火事に気づき、外に出て、通りかかったタクシー運転手に通報を頼んだ。
消防車など37台が出動、煙が立ちこめる中、消防隊員が建物内から次々と負傷者を抱えて運び出した。
その場で負傷者に人工呼吸や心臓マッサージを施すなど、明け方まで救出作業が続いた。
火は約2時間半後に鎮火した。
廊下にはソファがあり、1人歩くのがやっとの広さだったという。
現場はJR博多駅から南西約1.2kmの住宅密集地。周辺は狭い路地が多く、消防などが現場に近づくのに難航した。
同整形外科の1~4階にある防火扉が開いたままだったことが、消防の調査でわかった。
消防は「初期消火がされず、通報も遅れた。さらに、防火扉が閉まっていなかったため、煙が病室に流れ込み、多くの患者が煙に巻かれた可能性がある」とみている。
入院患者の多くが一酸化炭素中毒で搬送された。
消防局が11日午前に会見して明らかにした。
煙が上らないようにする防火扉は1~4階の階段に7枚設けられていたが、いずれも閉まっていなかった。
1階の防火扉は火災の感知器が熱を受けて閉まる仕組みだが、消防が火元とみられる1階にあった感知器を確認したところ、作動せずに焼け落ちていた。
2階も煙を感知して閉まるはずが開いたまま。
3、4階は常に閉まっているべきなのに、消防隊が入った時には開いていたという。
別系統の火災報知機は鳴っていたという証言があるが、防火扉は何らかの理由で開きっ放しになっていた。
延べ床面積が小さいことなどから、スプリンクラーの設置義務はなかった。
消防が今年6月に査察した際、設置義務のある消火器や自動火災報知機、誘導灯に問題はなかった。
ただ、避難計画を立てたり、誰が誘導するかを決めたりする防火管理者を、院長の母親から院長に交代する予定だったのが、院長は講習を受けて資格は得たものの、変更を届け出ていなかった。
出典URL
http://www.asahi.com/national/update/1011/SEB201310110002.html
以下、その後の報道のポイントのみ記す。
4階の防火扉は通常、閉まった状態になっていて、開けて通るタイプのものだが、ドアノブと階段の手すりがロープで結ばれていたという。
院長は「開いていることは知っていたが、問題だとは知らなかった。認識が甘かった」と話している。
(出典 NHK福岡)
火元とみられる1階の処置室に置かれた温熱療法器具「ホットパック」用の加温器の電源プラグにショートした痕跡があることが分かった。
「ホットパック」は、金属製の容器に湯を張り、患部に当てるパックを温めるための電気機器。
警察は、電気系統のトラブルが原因と断定した。
警察は12日、司法解剖の結果、全員の死因が一酸化炭素中毒だったと明らかにした。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/131013/waf13101309160000-n1.htm
http://mainichi.jp/select/news/20131013k0000m040070000c.html
医院の建物が市に無届けで増築され、1、2階の一部が吹き抜けになっていたことがわかった。建築基準法では、増築には届け出が必要だった。
火元の1階から吹き抜けを通って煙が広がり、被害が拡大した可能性がある。
また、1階の階段そばにあった2枚の防火扉は高温になると自動で閉まる熱感知式で、74年の建築基準法改正で新築施設に義務づけられた、感知が早い煙感知式になっていなかった。
法改正以前に設置された旧式の防火扉は継続使用が認められたが、増築した場合は煙感知式に切り替える必要がある。
増築が無届けだったため、指導を受けることなく違法状態で使われ続けていた。
http://www.asahi.com/national/update/1014/SEB201310130067.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131014-OYT1T00181.htm
作動しなかった防火扉は、過去30年間、1度も点検されていなかった。
この医院では、消防の査察や業者による防火設備の点検を行っていたが、防火扉は消防法ではなく建築基準法に基づく設備のため、点検は行われていなかった。
一方、建築基準法で、防火扉などの点検を義務づける対象は自治体の裁量に任されていて、福岡市ではベッドの数が20以上の「病院」だけが対象で、規模の小さい「診療所」は対象外だった。
(出典 NHK福岡)
出火元とみられる温熱治療機器近くには大量のタオルが置かれていた。
プラグ付近でショートが発生しタオルに燃え移った可能性がある。
機器の配線はプラグの根元付近で曲がっており、ショート痕はその曲がった配線部分にあった。
プラグはコンセントに差し込んだままの状態で、プラグの一部は溶解していた。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131015-OYT1T00533.htm
この医療機器は20年以上前に納入され、使い続けていた。耐用年数は8年。
同型のものでは、過去に機器本体からの出火はないものの、電気コードとコンセントの接続部分が焼け焦げたことがあったという。
(出典 NHK福岡)
08年12月以降、計5回の査察を受けていた。
08年12月の査察では、1階階段の防火扉を閉める際に障害になるとして、長椅子などを早急に撤去するよう消防局が指導した。
10年1月には、1〜4階の防火扉のうち、1階で「隙間に挟んだ紙」、2階では「鍵」、4階は「ストッパー」を確認。扉が作動しなくなるため除去するよう通知していた。
また、08年12月と今年6月の査察では、避難の邪魔になるとして階段上の椅子などを排除するよう指導した。
医院側は指導を受けるたびに、その後「除去済み」「徐々に除去予定」と報告していた。
http://mainichi.jp/select/news/20131017k0000m040157000c.html
2007年以降、消防法で定められた火災の避難訓練を実施していなかった。
消防局は同年に避難訓練をするよう指導し、その後、訓練の届け出がなかったのに実施したかどうか確認していなかった。
http://mainichi.jp/select/news/20131017k0000e040235000c.html
2013年10月11日12時4分に読売新聞から、10月11日付で毎日新聞山形版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午後2時20分頃、山形県新庄市の新庄合同庁舎1階の新庄公共職業安定所で、石こう製の天井板1枚が落下、助成金の申請手続きに訪れていた女性会社員(59)の頭を直撃した。
女性は首に捻挫の軽傷を負った。
山形労働局によると、落下したのはカウンター型の相談窓口の天井。女性は職員と打ち合わせ中だった。
警察などによると、天井板は縦75cm、横30cm、厚さ1.5cmで重さは約1.4kg。
天井板は、アルミ製のレールにはめ込む形で設置されていた。
レールや落下した天井板の端の部分に破損がないことから、警察は、経年劣化によるゆがみが原因で落下したとみて調べている。
庁舎を建設した国交省東北地方整備局によると、官公庁では建築基準法などに基づき、庁舎内の天井板については3年以内ごとに天井裏に入り、目視または打音により、天井板をつり下げる棒や接続部分のボルトが、正常な状態かどうかを点検する必要がある。
山形労働局によると、同じ構造で設置された天井板は、地上4階、地下1階の庁舎内に約150枚ある。
しかし、「日常業務の中で職員が天井を目視で確認している」(総務課)として、新庄合同庁舎が完成した1985年以降、天井裏に入っての点検は一度も行ってこなかったという。
今回の事故を受けて、東北地方整備局は11日午前から、庁舎内の天井板すべてについて、強度などの点検を行う予定。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131011-OYT1T00371.htm
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20131011ddlk06040023000c.html
また、2013年10月12日付で読売新聞山形版から、08年にも落下したことがあるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2008年にも職安所内の天井板が落下していたことが11日、関係者の話で分かった。
当時の職員は、建物を管理する山形労働局に報告しておらず、同局は内規に抵触する可能性があるとして、事実関係について調査を始めた。
関係者によると、08年夏の朝に職員が出勤すると、床に天井板1枚が落下していた。割れていなかったため、そのまま天井にはめ直し、透明のテープを貼って補強した。
今回の天井板と同じタイプだが、落下した場所は異なるという。
同局によると、職安所が入る新庄合同庁舎は厚生労働省が管理。建物の破損などが見つかった時は、国有財産法施行規則に基づく同省の内規により、損害の見積もりを行い、500万円を超える場合は同省などに報告する必要がある。
同局の堀総務課長は「今回の落下事故以前に天井板が落ちたという話は聞いたことがない」と述べ、早急に事実確認を行うとした。
天井板落下から一夜明けた11日、国交省東北地方整備局の職員2人が現地を訪れ、事故現場を確認した。その上で、所長らに対し、再発防止に努めるよう口頭で指導した。
この日の山形労働局の調査で、天井板がはめ込まれていたアルミ製のレールがゆがみ、正常な状態よりも広がっていたことが明らかになった。
東日本大震災などでレールがゆがんだことが、天井板落下につながった可能性があるとみて、同局は原因を調べている。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20131011-OYT8T01335.htm
2013年10月12日付で毎日新聞群馬版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午後2時10分ごろ、太田市熊野町の市社会教育総合センターで植木の枝切りをしていた市生涯学習課課長補佐の男性(56)が脚立から転落、男性は頭を強く打ち、間もなく死亡した。
警察によると、男性は3人で屋外の植木の枝切り作業中で、バランスを崩して高さ約2.7mの脚立から転落したという。
出典URL
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20131012ddlk10040223000c.html
2013年10月10日19時36分にNHK北九州から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午前11時半ごろ、北九州市戸畑区の海運会社で倉庫の屋根の補修作業にあたっていた会社員の男性(42)が作業中に屋根が抜け落ち、およそ4m下のコンクリート製の床に転落した。
この事故で、男性は病院で手当てを受けているが、頭などを強く打ち、意識不明の重体。
警察によると、海運会社は屋根が老朽化したため、修繕を男性の会社に依頼し、けさは2人で屋根の瓦を交換する作業をしていたという。
警察が、転落を防ぐ安全装置を装着していたかなど、男性が転落したときの詳しい状況について調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/5025178241.html?t=1381437374770
2013年10月10日20時54分にNHK前橋から、また上毛新聞速報として、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午前11時ごろ、太田市スバル町の富士重工業群馬製作所第一プレス工場で、アルバイトの男性(46)が工場の屋根に登り、建物の外壁を削る作業をしていたところ、屋根が突然抜け落ち、およそ17mの高さから転落した。
男性は病院に運ばれたが、全身を強く打っていて、およそ2時間後に死亡した。
警察によると、抜け落ちた屋根はスレート製で、男性は10日朝8時すぎから別の作業員と2人で屋根を移動しながら外壁の防水工事をしていたという。
警察では事故の詳しい原因について調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/maebashi/1065197031.html?t=1381436919233
http://www.jomo-news.co.jp/ns/series/5013814118485230/shuin2012_detail.html
(2013年11月3日 修正1 追記;)
2013年10月11日付の上毛新聞紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。
男性は、4~5年の作業経験があった。
同工場の防水工事は、この日が初日だったという。
2013年10月9日19時28分にNHK首都圏NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午後3時ごろ、JR吉祥寺駅の南口近くにあるビルの外壁に沿って組まれていた工事用の足場が倒れ、近くを歩いていた67歳の男性がとっさに支えようとして腕をひねるなどし、病院で手当てを受けた。
警察によると、このビルでは耐震補強工事に伴って看板を取り外す作業などのため、高さ5mほどの金属製の足場が長さ30m、幅およそ1mにわたって組まれていたが、この足場が倒れ、一部が道路を挟んだ隣のビルにめり込んでいるという。
警察によると、事故があった当時、現場付近は風が強かったということで、武蔵野市に近い府中市では9日午後2時18分に15mの最大瞬間風速を観測している。
警察は、強い風で足場が崩れたとみて、安全が確保されるまで近くの道路を通行止めにするとともに、工事現場の安全管理の状況などについて調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20131009/5161561.html
2013年7月12日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。
(2013年10月16日 修正2 ;追記)
2013年10月9日12時22分にNHK北海道NEWS WEBから、過去に別の部品を補修した影響で当初の想定以上の負荷がかかったことなどが原因で破損した可能性大という、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ことし7月、JR函館線を走っていた特急北斗のエンジン付近から突然火が出て乗客およそ200人が避難したトラブルでは、エンジンに送る燃料の量を調整する「スライジングブロック」という部品が金属疲労によって壊れ、燃料が過剰にエンジンに送られたことが出火につながったとみられている。
去年9月と、ことし4月の列車からの出火トラブルでも同じ部品が破損し、JR北海道は当初、原因は部品の不良などと判断していた。
ところが、ことし7月の破損を受けて、同じ型のエンジンを使って実験するなど調査をしたところ、過去にJRがエンジン内の別の部品を補修した影響で、スライジングブロックに当初の想定以上の負荷がかかっていたことが複数の関係者への取材でわかった。
さらに、スライジングブロックへの負荷を軽減する部品も能力が落ちていたとみられ、JRの当初の判断と異なって、複合的な要因によって金属疲労を起こし、破損した可能性が高まったという。
JR北海道は、調査結果を分析して、さらに詳しく原因の特定を進めることにしている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20131009/5136931.html
(ブログ者コメント)
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3023/
(2014年6月7日 修正3 ;追記)
2014年6月7日0時17分に毎日新聞から、国鉄時代の設計ミスだったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR北海道の函館線などで2012年9月から昨年7月にかけて特急のエンジン付近から発煙・出火した事故で、同社は6日、出火原因となったエンジン部品の破損は、燃料の制御装置の設計ミスで過剰な力が働くようになり、一部の部品に負荷がかかったためとする調査結果を発表した。
破損したのは、エンジンの燃料供給量を調節する「スライジングブロック」と呼ばれる金属部品。
旧国鉄時代の1986年、列車を高速化させるため、スライジングブロックとつながっている燃料の制御装置「サーボモーター」を大型化した。
その結果、速度を変える際に制御装置内の油圧の変化が大きくなり、過剰な力が働くようになってスライジングブロックに想定の4倍の負荷がかかり、破損につながった。
旧国鉄時代になぜこのような設計ミスをしたかは不明という。
同社は、制御装置内で過剰な力が生じないように改良し、スライジングブロックが破損しても燃料が過剰供給されないようにした。
さらに、エンジンが過剰回転しても強制停止できるようにした。
装置の大型化によるスライジングブロックの破損は、96年と97年にも計3回起きていたことも判明。同社は単純に部品が原因と判断し、交換や補強だけで済ませていた。
JRグループで現在も同型エンジンを使っているのは同社だけで、難波・車両部長は「全体的な原因究明ができなかったことを反省している。(予算が足りず)車両の更新ができなかった。だが、メンテナンスをすれば使っていけると判断している」と述べた。
出火原因の判明を受け、JR北は昨年7月から運転を見合わせていた札幌−函館間の北斗とスーパー北斗の計4往復と、札幌−稚内間のサロベツ1往復を8月1日に再開する。
車両の負荷を減らし、整備に余裕を持たせるために行っている減速・減便は今後も続ける。
同社は、出火事故を起こした特急と同型の36両のうち、お座敷列車などを除く25両でエンジンの交換や部品の改良を進め、運転再開に間に合わせる。
国交省から5日に再開の了承を得ており、来週から試運転をして問題がないか確認する。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20140607k0000m040126000c.html
(ブログ者コメント)
JR北海道のHPに、6月6日付のプレスリリースとして、詳細な図解付の文書が掲載されている。
http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2014/140606-1.pdf
(2015年4月24日 修正4 ;追記)
2015年4月23日13時50分に読売新聞から、運輸安全委員会から報告書が公表されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
運輸安全委員会は23日、燃料供給量を調節する部品に過大な負荷がかかり、出火につながったとする調査報告書を公表した。
報告書では、整備の際、JR北海道が異常な燃料供給を防ぐボルトの取り付けを失念する作業ミスがあった可能性などを指摘した。
この事故では、燃料供給量を調節する「スライジングブロック」と呼ばれる部品が破損してエンジンが制御不能になり、ピストンにつながる棒が破損して火花が発生、燃料などに引火した。けが人はなかった。
スライジングブロックの破損による特急列車の事故は、12年9月と13年4月にも起きていた。
JR北は12年の事故後、同部品の交換の周期を早めたが、報告書では「技術的な根拠に欠ける対策で不十分だ」などと厳しく批判。
また、同社は13年4月の事故後に同部品を一斉交換したが、報告書では、その際に異常な燃料供給を防ぐボルトを付け忘れ、7月の事故につながった可能性があると指摘した。
同社はこの事故後、同型車両の運行を止めて原因を調査。
制御不能に陥った場合は緊急停止するなどエンジンを改良し、14年8月から運行を再開している。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150423-OYT1T50075.html
2013年10月8日2時0分に読売新聞から、10月8日1時11分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR北海道は7日、特急列車の自動列車停止装置(ATS)など三つの緊急停止装置が正常に機能しない状態で、営業運行していたと発表した。
緊急停止装置が機能すると自動で非常ブレーキがかかる仕組みになっているが、ブレーキの作動に必要な空気圧を調整するコックが閉まっていた。
緊急停止装置が3つとも作動しない状態になっており、衝突などの大惨事につながる恐れもあった。
同社によると、札幌―網走間を走る特急「オホーツク」の運転席が付いた車両1両で異常が見つかった。
ATSのほか、緊急列車停止装置(EB)、緊急列車防護装置(TE)が機能しない状態に陥っていた。
これらの装置は運転士が赤信号を見落とすなどした際、非常ブレーキがかかる仕組みになっている。
非常ブレーキの作動には、空気圧を調整する弁が正常に動くことが必要になる。
弁の作動に必要なコックが、本来は開いた状態になっていなければならないが、ブレーキが機能しない閉まった状態になっていた。
7日に札幌市内の同社工場で行った90日ごとの定期検査で発覚した。
7月上旬の前回検査の後、この弁を操作した記録はないという。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131007-OYT1T01422.htm
http://www.asahi.com/national/update/1007/TKY201310070485.html
2013年10月9日10時24分に朝日新聞から、作業員が操作を誤ったらしいという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
回送時の作業ミスの可能性が高いことが、同社への取材でわかった。
車両の配置換えで、ブレーキを動かす空気の弁(コック)の開閉が不要になったのに、作業員が操作を誤ったとみられる。
問題となった特急オホーツクの先頭車両は、7日の定期検査で非常ブレーキのコックが閉じ、自動列車停止装置(ATS)が作動しても緊急停止しない状態だった。
今年7月の前回検査では、コックが開かれ、正常な状態だったことが確認されている。
JR北海道によると、定期検査を終えた車両を回送列車として運転所に戻す際、自力走行する方式と、別の機関車が引っ張る方式があり、所属する運転所で方式が違う。
引っ張る方式では、勝手にブレーキがかからないようコックを閉じることになっている。
問題の車両は昨年9月、引っ張る方式の札幌運転所から、自力走行方式の苗穂運転所に配属が変わった。
同社は、定期検査を担当していた作業員らが、回送先をかつての札幌運転所と勘違いしてコックを閉じた可能性が高いと判断。苗穂運転所側では、車両が自力走行してきたため、コックが開いていると思い込み、異常に気づかなかったのではないかとみている。
出典URL
http://www.asahi.com/national/update/1009/TKY201310080512.html
また、2013年10月10日6時55分に北海道新聞から、車両点検時にコック開閉を記録するよう義務づけられていなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同社は9日、誤って設定されていた空気圧コックの開閉操作を車両点検時に記録していなかったことを明らかにした。
同社は、前回6~7月に苗穂工場で実施された点検で、検査担当者が誤ってコックを設定したとみて調べているが、人為ミスを防ぐチェック態勢がなかったことも判明した。
JR北海道によると、同社の規定では、苗穂工場での車両検査時のコック操作について、記録するよう義務付けていなかった。
さらに、コックの操作ミスは日常的に起きうるが、複数の社員がチェックするなどの態勢も取られていなかった。
同社の豊田常務鉄道事業本部長は9日の記者会見で、再発防止策について「コック操作に関する記録調書などを新たに導入したい」と述べた。
今回の問題では、こうした社内規定の不備により、苗穂工場でのコックの操作ミスの可能性が高いとする会社側の見方と、それを否定する現場の証言に食い違いが出ており、原因究明が難しくなっている。
出典URL
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/497110.html
2013年10月8日0時47分に毎日新聞から、こすった車体の写真付きで、また10月8日0時4分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR九州は7日、管内の在来線で、走行の安全確保のために建造物を建設できない基準「建築限界」の内側に電柱などが75カ所あったと発表した。
15日の運行開始を前に試運転していた豪華寝台列車「ななつ星in九州」の車両に電柱が接触し、その後の緊急点検で発覚した。
同社は国土交通省九州運輸局に報告し、文書で指導を受けた。
同社は「今後走行する車両に接触する恐れはないと確認されたが、早急に改良する」としている。
同社によると、9月15日と29日、長崎線肥前麓駅(佐賀県鳥栖市)構内で、試運転中のななつ星が電柱に接触。車体の側面上部が10〜15m傷ついた。
30日には北九州市の鹿児島線戸畑−枝光駅間で、試運転中だった別の列車で側面のランプが、架線を引っ張るため電柱に付けられている重りに接触し破損した。
いずれも接触したのはカーブ地点だった。
接触した電柱などはいずれも社内基準の「建築限界」内側に建てられていたことが判明。ななつ星に接触した電柱は31cm、もう一つの列車に接触した重りは28.5cm、基準を超えてレール寄りにあった。
すでに建て替えたり、小型のものと交換したりした。
ななつ星は他の車両と比べ車体が幅広く、乗り心地を良くする目的で空気バネを使用しているためカーブで内側に傾きやすく、接触したとみられる。
また、もう一つの列車は試験走行で速度を落としていたためカーブで傾き、突起物のランプが接触した可能性があるという。
事故を受け管内のカーブにある電柱などを緊急点検したところ、鹿児島、長崎、日豊の3路線計75カ所で基準値超えが見つかった。
年内にすべてを改良するほか、基準を15cm以上超えている箇所については、職員が常時列車の通過状況を監視するという。
基準超えの電柱は旧国鉄時代の1960〜70年代に建てられたが、当時の設計図などはなく、同社はその後、点検をしたことがなかった。
青柳・鉄道事業本部長は「重大事故にはならないと考えているが、お客様に不安を与えてしまった。国鉄時代のものを確認していなかったのは恥ずかしい」と陳謝した。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20131008k0000m040092000c.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131007-OYT1T01264.htm
(ブログ者コメント)
基準と違う状態が長年、誰にも気付かれず放置され、トラブルが起きて初めて、その実態を知る・・・。
今回のような事故・トラブルは、過去に何回も起きている。
この種の事故を未然に防ぐには、設備や作業が基準どおりになっているか、行われているかを、計画的、定期的に確認することが一つの方策だ。
しかし、そのための作業量たるや、膨大なもの。
そういった理由からだろうか、本格的に取り組んでいる企業があるという情報は、これまで見聞きしたことがない。
難しいところだ。
2013年10月8日1時6分に共同通信から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午後6時ごろ、群馬県伊勢崎市の東武伊勢崎線新伊勢崎―剛志間を走行中の普通電車(3両編成)の最後尾車両で、備え付けの消火器が落下、そばに座っていた乗客の40代女性に当たった。女性は額を切るけが。
東武鉄道によると、消火器は高さ48cm、直径10cm、重さ約2kg。高さ1.4mの窓際に金属製バンドで固定して設置されていたが、落下した消火器のバンドは外れていたという。
けがをした女性は近くの駅で降車し、病院で手当てを受けて帰宅した。
同社はバンドが外れた原因を調べるとともに、同様の方式で消火器を設置している全車両を点検する方針。
出典URL
http://www.47news.jp/CN/201310/CN2013100701002909.html
(2013年11月3日 修正1 ;追記)
2013年10月8日付の上毛新聞紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
フック状の留め具が、何らかの理由で外れたとみられる。
2013年10月7日14時7分にmsn産経ニュースから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京電力は7日、福島第1原発の1号機の格納容器内に冷却水を注入しているポンプの電源が一時停止したと発表した。
自動的に予備のポンプを使った注水に切り替わり、冷却は続いており原子炉の温度に変化はほとんどないという。
東電などによると、作業員が点検作業中に誤って配電盤の停止ボタンを押したことが原因とみられる。
2、3号機原子炉への注水ポンプは別の配電盤を使っており、影響はなかった。
東電によると、午前9時45分ごろ、免震重要棟にいた社員が、1号機タービン建屋2階にある電源盤が停止したことを警報で確認。1、2号機の格納容器内のガスを吸い出す設備と、2号機の排気設備も一時停止したが、ともに予備の設備で対応している。
福島第1原発では、今年3月にも、ネズミが接触したことで配電盤がショートし、1、3、4号機の燃料プールの冷却装置が停止し、全面復旧に約29時間を要した。
7月にも作業員の作業ミスで、原子炉冷却が約2時間停止している。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131007/dst13100714080011-n1.htm
また2013年10月8日8時52分に福島民報から、10月7日23時48分に日本経済新聞(共同)から、誤操作内容などに関するやや詳しい情報が、下記趣旨でネット配信されていた。
この作業員は今回初めて配電盤の数値確認を担当したが、配電盤の液晶表示を消灯しようとして、電源を停止する「切」と「確定」の2つのボタンを続けて押した。
点検は2人1組だったが、操作に慣れていた別の作業員は見ていなかったという。
操作手順書はなく、東電は「操作手順の明文化、操作訓練を実施する」としている。
ポンプは1~4号機に各2系統ずつあり、異なる配電盤から電気が供給されている。
通常はそれぞれ1系統で注水し、止まると別系統が自動的に起動する仕組みになっている。
出典URL
http://www.minpo.jp/news/detail/2013100811371
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG0704O_X01C13A0CR8000/
2013年10月7日16時52分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京消防庁は7日、世田谷区内で6日夕に発生した2件の火災を総合指令室の男性消防士長(38)が同一の火災と勘違いし、消防隊の出動命令が約20分遅れるミスがあったと発表した。
出動が遅れた火災では、住人の20代女性がのどにやけどを負う重傷を負った。
同庁は、消防士長に対する処分を検討している。
同庁によると、6日午後4時33分ごろ、世田谷区奥沢1の民家から出火したと119番があった。
1分後に約800m離れた奥沢2の民家でも火災があったと通報があったが、消防士長は1件目と同じ火災だと思い込み、対応しなかったという。
その後、奥沢2の火災通報が相次いだため、同僚が誤りに気付いた。消防隊到着時、付近の住民らが初期消火をしており、火災は鎮圧状態だった。住人の女性は近隣住民に救助され搬送されたが、煙を吸って重傷という。
記者会見した同庁の松井・参事兼警防課長は「重く受け止め、再発防止に努めたい」と話した。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20131007k0000e040153000c.html
10月7日12時18分にmsn産経ニュースからは、若干内容が異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京消防庁は7日、世田谷区奥沢で6日夕に発生した民家とアパートの火災を誤って同一のものと判断し、アパートへの出動指令が21分遅れるミスがあったと発表した。ほぼ同時刻に通報があったことが原因。
アパートの20代女性が煙を吸い込んで重症となったが、同庁は遅れとの因果関係はないとみている。
同庁によると、民家火災の通報は6日午後4時33分ごろ、同区奥沢1丁目であった。
1分後の同34分に北西に約800m離れた同2丁目のアパートからも通報があり、同庁総合指令室の男性消防士長(38)が民家火災と同一と誤認。
同55分ごろに別の指令室員が再びアパート火災の通報を受け、出動指令を出したという。
アパート火災は消防隊の到着時には住民らによってほぼ消し止められており、女性は住民らに救出されたという。
消防士長は「1丁目の火災から1分後の通報だったので完全に同じだと思い込んでしまった」などと説明しているという。
同庁は「あってはならないことで再発防止を徹底する。消防士長には厳正に対処する」としている。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131007/dst13100712190009-n1.htm
(ブログ者コメント)
「奥沢」という地名の場所から1分後にまた火災の通報。同じ火災だと思い込んでも仕方がないような気もするが、ことは一歩間違えば人命にかかわる重大事。思い込みでは済まされない場合もある。
119番通報を受ける部署では、曖昧な点は聞き直すなど、ヒューマンエラー防止策を講じていると思うのだが・・・?
2013年10月7日7時20分に山形新聞から、10月6日18時53分にNHK山形から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午後11時45分ごろ、河北町のN精工谷地工場で、社員の男性(30)が機械に体を挟まれていると119番通報があった。
男性は心肺停止の状態で病院に搬送され、6日午前0時54分、死亡が確認された。死因は窒息死。
警察などによると、男性はパワーショベルの油圧部品を製造する切削加工機械と、材料の金属を供給するロボットアームの間に胸を挟まれた。
男性は夜勤要員として5日午後8時から勤務。
当時、工場内には男性を含む3人が別々の場所で働いており、同僚男性が機械に関して質問するために捜していたところ、発見した。
当時、男性は、ショベルカーの部品の製造機械に異常がないか点検する作業を行っていたとみられるという。
出典URL
http://yamagata-np.jp/news/201310/07/kj_2013100700129.php
http://www.nhk.or.jp/lnews/yamagata/6025065671.html?t=1381091704802
2013年10月6日13時9分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
熊本市保健所は5日、同市中央区の飲食店が作った弁当を食べた14人が、食中毒症状を訴えたと発表した。
発表によると、14人は、熊本市南区の事業所に勤務する24歳から41歳までの男女。2日夕、弁当を食べ、同日夜から翌日にかけて、下痢や腹痛、吐き気などの症状が出た。
熊本市保健所が弁当に使われた生のヒラメを調べたところ、寄生虫「クドア・セプテンプンクタータ」を検出、食中毒の原因と断定した。
この寄生虫は氷点下15℃以下で4時間以上冷凍するか、75℃以上で5分以上加熱すれば死滅するという。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131006-OYT1T00339.htm
(ブログ者コメント)
昨年、クドアが原因の食中毒が発生したという報道に接し、初耳だったので本ブログに掲載した。
その後も5件ほど報道されていたので、都度、修正版として当該記事に追加してきた。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/1500/
それが、今年は報道回数が低下。
前回の記事を読まれていない新読者の方対象に、改めて紹介する。
ただ、食中毒は本ブログの対象外。よって今後は特段のものでない限り、報道の都度、紹介することは差し控える。
2013年10月6日21時57分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午前7時20分ごろ、宮崎県高鍋町で突風が発生、住宅30棟が瓦を飛ばされるなどの被害に遭い、プレハブ倉庫1棟が倒壊した。けが人はなかった。
宮崎地方気象台は現地調査の結果、「竜巻と推定した」と発表した。
同気象台によると、被害は日向灘に近い蚊口地区から筏地区にかけ西へ直線約2.5kmにわたり帯状に発生。
付近の気象観測所が渦の通過を示す風向や風速の急変を記録し、「移動する渦を見た」との証言から「竜巻の可能性が高い」と判断した。
当時は、沖縄の南にあった台風23号が西側の東シナ海を北上する一方、宮崎上空が移動性高気圧の南の縁となった影響で大気が不安定となり、突風が発生しやすい状況だったという。
突風の強さを示す「藤田スケール」では、6段階で最も弱いF0(約15秒間の平均風速17〜32m)と推定された。
町総務課によると、住民からの一報は午前7時25分。蚊口地区の幼稚園敷地内にあった平屋の倉庫(約20m2)が突風で吹き飛ばされ、町道を挟んで約4m離れた住宅敷地内の電柱をなぎ倒した。
倉庫が飛んできた住宅に住む女性(45)は「午前7時過ぎに、ゴーッと普通じゃない風の音がすると思ったら『ガチャン』とすごい音がした。窓からのぞいたら倉庫がひっくり返って家に一部刺さっていた。外はガラスの破片だらけでぞっとした」と声を震わせた。
折れた電柱が住宅の壁に「つっかい棒」のように引っかかり、倉庫の住宅直撃を防いだという。
幼稚園の近くに住む前村さん(79)は自宅から東にある海側に「真夏のような大きな積乱雲」を見て間もなく強い風の音を聞いた。直後に倉庫が飛ばされたという。自宅に被害はなかったが「平日の日中だったら園児がたくさんいて大変だった」と振り返った。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20131007k0000m040044000c.html
(ブログ者コメント)
今年は竜巻が多いと感じ、これまで発生の都度、掲載してきた。
しかし、これだけ多くなると、台風の襲来頻度と変わらない。
よって、今後は、特段のものでない限り、報道の都度、掲載することは差し控える。
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その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。