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1日午後3時半ごろ、倉敷市水島のJFEスチール西日本製鉄所倉敷地区構内にある酸素工場の壁の一部が剥がれ、内部にあった粉末状の断熱保冷剤(パーライト)が飛散した。
屋外にいた同社の関連会社や取引先の男性作業員3人(30代2人、20代1人)に降りかかり、目に粉が入るなどして病院に搬送されたが、軽傷のもよう。
建物内で爆発はなく、火災も発生していないといい、警察は、設備が老朽化していた可能性もあるとみて、原因を調べている。
同社によると、プラントの高さ約40mの壁面上部が長さ約10m、幅約5mにわたって外れて垂れ下がり、プラントと鉄板の壁の間に充てんされていたパーライトの白い粉が数100mにわたって飛び散った。
パーライトは、人体への影響はほとんどないとされる。
酸素工場は1975年ごろから操業。鋼材の品質を高めることに使う酸素を取り出すため、空気を液体状にし、酸素と窒素などに分離する装置などを備えている。
当時は氷点下200℃近くまで空気を冷やす作業を行っていた。
出典URL
http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2013070122391248/
http://mainichi.jp/area/okayama/news/20130702ddlk33040465000c.html2013年7月1日20時17分にmsn産経ニュースwestからは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午後3時半ごろ、酸素工場で建屋の外壁のフタが開いて中の断熱保冷材が飛散したと119番があった。
断熱材は粉末状で、作業員3人が吸い込んだり目に入ったりしたため、病院に運ばれたが、いずれも軽傷。
警察などによると、建屋には液体酸素や液体窒素などが保管されており、保温のために「パーライト」と呼ばれる断熱保冷剤があったが、フタから約200m3飛び散ったという。
屋内には人はおらず、作業員は外から機械を操作していた。
フタを止めている部分の腐食が原因ではないかとみられる。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130701/waf13070120190028-n1.htm
1日午前11時20分ごろ、茨城町常井のみその製造工場、「シロコメ味噌」の従業員から「工場の天井付近から黒い煙が出ている」と消防に通報があった。
消防車7台が出て消火活動にあたった結果、火はおよそ5時間後に消し止められたが、鉄骨2階建ての建物1棟およそ5200m2が全焼した。
警察によると当時、工場には従業員22人がいたが、火事に気づいて全員が避難し、けが人はいなかった。
従業員によると、工場は1階にみそを造る機械があり、2階は資材置き場になっているという。
工場は2階付近の燃え方が特に激しく、警察によると、出火当時、2階では雨漏りを防ぐためにガスバーナーを使ってトタンぶきの屋根の鉄製トタンを切る作業が行われていたという。
1階で働いていた男性従業員は「(屋根で作業をしていた)従業員が1階に降りてきて、『火事だ』と叫んだので、皆で屋外に避難した。思いがけないことだけに驚いた」と話した。
警察などが火事の原因を詳しく調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/mito/1075708921.html?t=1372712967157
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130702/ibr13070204080002-n1.htm
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20130702ddlk08040048000c.html
2013年6月30日付で朝日新聞から、下記趣旨の社説がネット配信されていた。
「誰が悪かったか」でなく、「どうすれば防げたか」を解き明かす。消費者事故調の初仕事は、その意義を十分物語った。
調査の対象は、東京でおきたエスカレーターからの転落死亡事故だ。
下りエスカレーターを背にしていた男性の体がベルトに接触し、体を持ち上げられて階下に落ちた。
エスカレーターは吹き抜けに面しており、両脇が素通しになっていた。
国交省の調査などでは、「ふつうの使い方をしていれば起きなかった事故で、製品そのものに問題はなかった」と判断された。
事故調が今回まとめた中間報告はこれとまったく違う視点を示した。
乗り口の手前にベルトへの接触を防ぐ設備があれば、そして両脇に転落防止柵があれば、事故の発生や大きな被害は防げたかもしれない、と。
これは製品じたいに問題があるかどうか、つまりメーカーの責任の有無にかかわらず、再発を防ぐのに役立つ視点だ。
ユーザーには幼児らもいる。ふつうの使い方だけ想定して、ものを作り、動かしていては事故は完全には防げない。安全な社会を築く上で、こうした注意喚起のはたす役割は大きい。
発足から8カ月たち、事故調の課題も見えてきた。
事故調はこれからこの事故の最終報告に向け、再現実験をするなどの本格調査に入る。
報告書は裁判の証拠に使われることがありうる。裁判が同時進行するなか、いかにメーカーや管理者の協力を得るか。裁判と並行している案件はほかにもあり、同じ問題をはらむ。
責任追及と再発防止はどちらが優先か、あるいはどうすれば両立できるかは、議論の割れている難題だ。走りながらよりよい着地点を探るしかない。
また、事故調は年間100件の調査を目標に始動したが、着手できたのはまだ5件だ。
調査を求めた人たちの中には「経過説明がなく、今どうなっているのかわからない」「話を聞いてもらえず、紙1枚で断られた」と不満をもつ人もいる。
風評被害を避けるため、言えないことも多いのだろう。
しかし「被害者の納得」を看板に掲げる組織なのだから、もう少していねいに説明すべきだ。
遅さや説明不足は、人手の少なさも一因だ。
航空や鉄道、船の事故を調べる運輸安全委と比べると半分以下。適正な規模を見きわめるのも課題だろう。
被害者のためにも社会のためにも、新たに生まれた安全追求の発想を大きく育てたい。
出典URL
http://digital.asahi.com/articles/TKY201306290391.html?ref=comkiji_txt_end_s_kjid_TKY201306290391
また2023年6月22日付で東京新聞からも、事故調評価書に関する、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
暮らしの中で起きる事故の原因を究明するため、昨年10月に発足した事故調が評価書をまとめたのは初めて。
事故調は、さまざまな年齢や身体条件の人が危険性を意識せずに利用している現状を踏まえ、事故防止の観点から国交省の結果を検証した。
松岡委員長代理は、記者会見で「国交省の調査結果は、再発防止の視点からの検討が十分ではない」と述べた。
事故は09年4月8日、港区の汐留シティセンターで発生。
下りエスカレーターに後ろ向きで近づいた会社員の男性(当時45)が手すりベルトに乗り上げ、約9m下に落下、死亡した。
事故調は
(1)手すりに意図せず接触することを防ぐ設備ができないか
(2)手すりベルトと服の摩擦で体が持ち上げられた可能性がある
(3)物の落下防止に主眼を置いた転落防止棚を、人の転落防止に活用できないか
の3点について、今後独自に調査することにした。
出典URL
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013062202000104.html
(ブログ者コメント)
テレビで事故時の様子を見たかぎり、後ろ向きにベルトにもたれかかっているように見えた。
そして、「やや粘着性のあるベルトに身体をもっていかれた」と解説されていた。
まさか、ベルトに後ろ向きにもたれかかる?人がいようとは・・・。それが、映像を見た時にブログ者が最初に感じたことだ。
通常の使用方法を超える使い方をどこまで想定して安全な設備を作ればよいのか?
想定しても、その想定を超える使い方をする人がいるかもしれず、なかなかに難しい問題だ。
(2015年3月29日 修正1 ;追記)
2015年3月27日18時4分に共同通信から、遺族の敗訴が確定したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京都港区のオフィスビルでエスカレーターから転落死した男性会社員の遺族が、ビルを管理する三井不動産などに損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第1小法廷(金築裁判長)は27日までに遺族の上告を退ける決定をし、原告側敗訴が確定した。決定は26日付。
事故は2009年4月に港区の「汐留シティセンター」で発生。
2階の下りエスカレーターの乗り口で男性が手すりベルトに背中から寄り掛かったところ、体を持ち上げられて吹き抜けから1階に転落、死亡した。
訴訟で遺族側は「転落防止対策が不十分だった」と主張したが、一審東京地裁は請求を棄却。二審東京高裁も支持した。
出典URL
http://www.47news.jp/CN/201503/CN2015032701001853.html
30日午前0時10分ごろ、富士市中之郷の製紙工場、「王子エフテックス東海工場」で、機械の清掃作業をしていた同社社員の男性(37)が、作動中の紙を圧縮する機械のローラーに挟まれた。
男性は自力で脱出して仲間に助けを求めたが、腰や胸を強く打っており、搬送先の病院で死亡した。警察で事故原因について詳しく調べている。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130701/szk13070102120000-n1.htm
29日午後1時25分ごろ、近鉄奈良線生駒駅中央改札口付近で、高さ約4mの天井から、最大で長さ3mの金属部品2本が落下した。人通りは少なくけが人はいなかった。
近鉄によると、落下した金属部品2本はアルミ製のL型で、1本は長さ3m、重さ約800g。もう1本は縦約2.3m、重さ約600g。
天井のはりに接着剤で取り付けられており、落下原因は接着面の劣化とみられる。
近鉄は「乗客に身近な場所を優先して点検したい」としている。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130629/waf13062919490021-n1.htm
29日午前11時ごろ、千代田町舞木のリサイクル施設「Kコンクリートリサイクルセンター」で、この施設に勤める男性(59)が、がれきを砕く機械に転落して倒れているのを、一緒に作業をしていた同僚が見つけ、消防に通報した。
男性はおよそ2時間後に救出されたが、全身を強く打っていて、警察がその場で死亡を確認した。
警察によると、男性は29日午前8時ごろから、同僚の作業員2人と一緒に、がれきを砕く機械にコンクリートの塊などを運び込む作業をしていたという。
この機械は、がれきを大型のカッターで砕くもので、男性は機械の中にあるカッター部分に挟まれていたという。
警察は、男性が誤って機械の中に転落したとみて、事故の状況を詳しく調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/maebashi/1065683891.html?t=1372538482571
(2013年9月7日 修正1 ;追記)
2013年9月6日付で朝日新聞群馬全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
太田労基署は2日、同社と代表取締役の男性(43)を労安法違反(転落等の危険の防止)容疑で書類送検したと発表した。
同署によると、同社と代表取締役は、従業員に破砕機を運転させる際、破砕機の開口部に囲いを設けるなどの転落防止措置を講じなかった疑いがある。
破砕機には手すりがあったが、開口部付近には囲いがない状態で、男性が転落したという。
夜間、車を運転する際、対向車などがいなければ、ライトを、原則、上向きにする取り組みが宇部市などで行われることになり、28日、モデル事業所として地元の運送会社などが指定された。
この取り組みは、夜間、歩行者などをいち早く発見して事故防止につなげようと、宇部警察署と山陽小野田警察署が呼びかけることにしたもの。
宇部警察署で、この取り組みのモデル事業所として地元の運送会社など9つの事業所を、また、協力機関として自動車学校5校をそれぞれ指定する式典が開かれた。
この取り組みは、夜間、車を運転する際、ライトを上向きにするいわゆるハイビームにし、対向車などとすれ違う時に下向きに切り替えるもの。
警察は、この切り替えをこまめに行うよう促していて、28日、指定を受けた事業所などは「ハイビームロービームこまめな切り替え実践中」と書かれたステッカーを貼って、ほかの車にも実践するよう呼びかけることにしている。
宇部市内では、ことしに入って夜間、歩行者が車にはねられ死亡する事故が3件起きていて、いずれの事故も車がライトを下向きにして走行していたという。
宇部警察署交通課は「対向車がいないときなどハイビームにできる機会があれば、積極的にハイビームで走行してほしい」と話した。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/4065506651.html?t=1372539091995(ブログ者コメント)
産業安全と直接の関係はない記事だが、参考までに紹介する。
姫路市に本社がある特殊鋼メーカーが、金属くずの処分が許可されていない処分場の管理会社におよそ7トンの金属くずの処分を委託していたとして、警察は、特殊鋼メーカーと担当部長らを廃掃法違反の疑いで書類送検した。
書類送検されたのは、「山陽特殊製鋼」と40代の担当部長、それに処分場の管理会社と40代の当時の現場責任者。
警察によると、同社は、去年6月までの2か月間、金属くずの処分が許可されていない姫路市の処分場の管理会社におよそ7トンの金属くずの処分を委託していたとして、廃掃法違反の疑いがもたれている。
去年9月、警察が最終処分場(安定型)を検証した結果、金属くずが捨てられているのを確認し、同社を捜索するなどして捜査していた。
警察の調べに対して同社は、「特殊な鉄を作る際に使う耐火レンガのまわりに薄い鉄皮(金属くず)が付着していたのは認識していたが、これまで10数年間、行政から指摘がなかったので処分を続けていた」と説明しているという。
同社によると、この処分場には1999年以降、金属くず計173トンを投棄していたという。
書類送検を受けて、同社は「社をあげて改善対策を実施し、社会的信頼の回復に努めたい」とコメントしている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/2025635971.html?t=1372454469473
http://mainichi.jp/select/news/20130629k0000m040096000c.html
http://sancs.sanyo-steel.co.jp/whats_new/2013news/130628.html(ブログ者コメント)
金属くずは安定5品目の一つだ。よって、安定型最終処分場に捨てたこと自体は、問題ないような気がする。
とすれば、レンガと金属くずの両方の処分許可を持つ業者に委託しなかったことが、書類送検理由だろうか?
もしそうだとすれば、本件より悪質な廃掃法違反事例が身近にあまた放置されている現状、ちょっと違和感を覚える。
青森県などの第3セクター・青い森鉄道は26日、自社製品のガラス瓶入り微炭酸飲料「諏訪ノ平ガスグレープ」(198mℓ)が、静岡県浜松市内の30歳代の男性の自宅で破裂したと発表した。
男性は瓶の破片を片づける際に左ひじを切る軽いけがを負ったという。
同社によると、男性は5月上旬に県内を訪れ、青森市の浅虫温泉駅待合室の売店で3本購入。1本を未開封のままバッグに入れ、自宅クローゼットの中に置いておいた。
今月19日頃、男性がクローゼットを開けた際、瓶が割れているのを発見した。
この商品を巡っては5月、青森市で2本が破裂しており、1人が軽いけがをしている。
同社は返送を呼びかけている。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130627-OYT1T00063.htm2013年6月28日15時13分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
この問題で、青森署が業務上過失傷害の疑いもあるとみて、瓶が破裂した原因を捜査していることが27日、わかった。
この問題を巡っては、5月13日に青森市内の売店の棚で陳列されていた商品が突然破裂し、飛んできたガラス片で女性客1人が胸元を切る軽いけがを負うなど、これまでに県内外で3本が破裂している。
5月13日に女性客がけがをしたことを受け、同署は青い森鉄道の担当者から話を聞き、製造過程などを調べているという。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130628-OYT1T00476.htmまた、2013年6月29日付で朝日新聞青森全県版(聞蔵)からは、原因に関する下記趣旨の記事がネット配信されていた。
青い森鉄道は、破裂の原因をまとめた報告書を28日、公表した。
県産業技術センターなどで調査し、まとめた報告書では、瓶の破裂は温度変化や内容物の変質など、「内圧力の上昇」が原因だったとしているが、なぜ内圧が上昇したのか、詳しい原因は特定できなかった。(ブログ者コメント)
瓶の製造欠陥あるいは内容物の発酵によるものではないかと思っていたが、これまでの調べでは原因は特定できなかったとのこと。
産業安全に直接関係するものではないが、参考情報として紹介する。
去年1月、富山地方鉄道の立山駅で、2両編成の電車の1両が燃えた火災で、運輸安全委員会は28日、雪が積もった上り坂を電車が走行したため、モーターの電流を調整する抵抗器に負担がかかり加熱し発火した可能性が高いとする報告書をまとめた。
この火災は、去年1月4日、富山地方鉄道立山駅のホームで、2両編成の電車の、先頭車両の床下から煙が出て、およそ1時間20分後に消し止められたもの。
電車は立山駅に到着後、折り返して富山駅に向かうために出発の準備中で、乗客4、5人が乗っていたが、けが人はいなかった。
報告書は、電車が立山駅までおよそ24kmの上り坂を線路上の雪を押し分けながら走行したため、抵抗器に、通常より長い時間、限界以上の大きな電流が流れ続け、400℃から600℃の高温になり、車体のはりやビニール製の配管が発火した可能性を指摘している。
また、2両編成のうちモーター付きの車両は1両だけで、より負荷がかかる編成だったことも指摘している。
富山地方鉄道は、再発防止策として冬場は2両ともモーター付きの車両で運用し、抵抗器付近には不燃性の保護板を設けたという。
出典URL
http://www2.knb.ne.jp/news/20130628_37023.htm(ブログ者コメント)
モーター高負荷運転時の発火事例として紹介する。
(2013年7月15日 修正1 ;追記)
2013年6月29日付の北日本新聞紙面に、補足説明的な下記趣旨の記事が掲載されていた。
この日の立山駅の積雪は80cmで、前年より10cm以上深かった。
立山駅まで上り坂が続く約24kmを、電車は線路上の積雪を押し分けながら走行。途中から雪を押し切れずに停車するほどだったという。
報告書は、抵抗器に通常より長い間、限界以上の電流が流れたことが要因と推定。
400~600℃の高温となり、車体のはりの木材や、床下にあるビニール製配管が発火した可能性を指摘した。28日午後8時20分ごろ、北九州市門司区の氷砂糖製造販売業「O氷糖」の工場で、男性が製造器のローラー(直径約1m)に足を挟まれた。
男性は病院に運ばれたが、約2時間後に死亡した。
警察が、事故の状況や詳しい原因を調べている。
(2013年11月28日 修正1 ;追記)
2013年11月14日付で朝日新聞北九州版(聞蔵)から、代表取締役らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北九州東労基署は13日、「O氷糖」と代表取締役の男性(61)を労安法違反容疑で書類送検したと発表した。
6月28日、社員の男性(34)が、製造に使うローラーに足を引きずり込まれ、失血死する事故が発生。
同社は、周囲に巻き込み防止用の柵を設置しなかった疑い。
28日午後6時ごろ、中央区銀座8丁目の住友不動産汐留浜離宮ビル(23階建て)で、1階から大量の泡が路上に流れ出し、ビル前の歩道が一時泡だらけになった。
住友不動産などによると、ビル13階の給湯室で、テナントのCM制作会社の関係者が、約40ℓのボディーソープを流し台に捨てたところ、排水管を通じて1階の玄関脇から泡になって噴き出した。
住友不動産によると、毒性や人体への影響はないという。
現場は、オフィスビルが立ち並ぶ汐留地区の一角で、周辺にはボディーソープのにおいが立ちこめた。
仕事帰りの会社員らが「何が起きたの」「雪みたい」と言いながら、立ち止まって写真を撮っていた。
出典URL
http://www.asahi.com/national/update/0628/TKY201306280388.html?ref=com_rnavi_arank
2013年6月29日2時54分にNHK福島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午後5時前、南相馬市原町区の「S化学工業」の従業員から「トルエンが爆発した」と消防に通報があった。
消火活動の結果、およそ2時間半後の午後7時40分ごろに鎮火した。
会社側によると、火が出た時、工場には5人ほどの従業員がいたというが、けが人はいなかった。
周辺には煙が立ちこめたことから、警察が一時、工場周辺の交通を規制し、住民を避難させた。
会社側によると、火事が起きた時、トルエンを遠心分離器を使ってろ過をする作業をしていたところ、引火し、爆発が起きたという。
「S化学工業」は、農薬や医薬品を製造する化学工場で、近くには住宅が点在している。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6055664581.html?t=1372453697631
2013年6月29日9時9分に福島民報からは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6棟ある工場の一棟から火を出し、鉄筋コンクリート造りスレートぶき三階建ての一部を焼いた。
約3時間後に消し止めるまで、製造していた紫外線吸収剤からごみを分離するのに使う有機化合物のトルエンが燃えたとみられ、海岸近くにある工場から煙が西側の市街地方面に流れた。
市は、異臭で気分が悪くなる恐れがあるとして、防災無線などで市民に屋内退避を呼び掛けた。
出火当時、敷地内にいた従業員28人は避難せず、現場での対応に当たった。
出典URL
http://www.minpo.jp/news/detail/201306299308
(2013年7月16日 修正1 ;追記)
2013年7月2日付の福島民報紙面に、遠心分離器の軸部分で発生した火花が原因とみられるという、下記趣旨の記事が掲載されていた。
警察などの調べで、老朽化した遠心分離器の軸部分で発生した火花がトルエンに引火したのが原因とみられることが、1日までに分かった。
火災発生当時、工場内では、紫外線吸着剤の半製品から、ごみを除去する精製作業中だった。
警察によると、ごみを吸着したトルエンを遠心分離器で分離する作業中、従業員が軸部分から火花が発生しているのを目撃しており、この火がトルエンに引火したらしい。
同社によると、遠心分離器は導入から36年経過していて、経年劣化で物理的な不具合が生じたとみられる。
工場には泡消火装置が設置されており、東日本大震災後も検査していたが、従業員がスイッチを押しても作動しなかった。
同社は1日、火災後、初めて現場を公開した。
火を出した遠心分離器や建物内部は真っ黒に焦げ、2階の金属床や配管が曲がるなど、火力の大きさを示していた。
28日午前11時すぎ、北斗市稲里の北海道新幹線の建設現場で、建設会社社員の男性(66)がバックしてきたダンプカーに轢かれた。
男性は病院に運ばれたが、およそ1時間後に死亡が確認された。
現場では、新幹線の線路の土台の工事が行われていて、警察によると、男性は現場責任者を務めていたという。
ダンプカーを運転していた55歳の男性は、警察の調べに対し「当時は誘導する人はおらず、何かにぶつかって止まってみたら人が倒れていた」と話しているという。
男性の近くには、砂利を固める小型の機械がエンジンをつけたままの状態で倒れていたということで、警察で当時の状況などを詳しく調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20130628/4aa189552a8759e937fbf1982b426af4.html28日午前8時20分ごろ、兵庫県伊丹市森本の金属リサイクル業「Y金属産業」のスクラップ置き場から煙が出ているのを従業員が見つけ、119番した。
金属スクラップがくすぶっており、消防車12台が出動し、消火活動を続けている。
けが人は出ていない。
警察によると、スクラップ置き場は鉄骨平屋建ての工場内にあり、銅やアルミなどのスクラップ約80トンが山積にしてあった。
この日朝、従業員が新たにドラム缶10本分のスクラップを加えたところ、煙が出て、爆発。工場の天井と側壁の一部に穴があいたという。
27日夕、従業員が水分を抜くためにスクラップにマグネシウムを加えており、警察で関連を調べている。
現場はJR福知山線伊丹駅から東約1.5kmの工場街。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130628/waf13062811530013-n1.htm
(ブログ者コメント)
マグネシウムと水とが反応して生成した水素が爆発、あるいはマグネシウムの粉じん爆発といった可能性が考えられる。
28日午前7時45分ごろ、大阪府和泉市の「K研磨工業所」で、男性社員(64)が鋳物の研磨作業中、研磨機の砥石が割れ、男性の胸を直撃した。
男性は病院に運ばれたが、死亡が確認された。
警察によると、研磨機の円形の砥石部分が大きなもので拳(こぶし)大ぐらいに割れていたという。
当時、工場内には10人ほどがいたが、異音がして男性の方を見ると、倒れていたらしい。
警察は、詳しい死因や機械に不備がなかったかどうかなどを調べている。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130628/waf13062813210019-n1.htm
28日午前7時半すぎ、茨城県鹿嶋市にある新日鐵住金鹿島製鉄所で、「人がパイプの下敷きになっている」と従業員の男性から119番通報があった。
救急隊員などが駆けつけたところ、この工場で働く会社員の男性(62)がうつ伏せでパイプの下敷きになっていて、すぐに病院に運ばれたが、胸を強く圧迫されていて、まもなく死亡した。
警察によると、男性が運んでいたパイプは鉄製で、長さがおよそ18m、直径は70cm余り、重さはおよそ6トンあったということで、作業員2人でパイプを転がして運ぶ作業をしていたという。
作業員2人がともに安全レバーを外さないとパイプを転がして動かせない仕組みになっていたことから、警察は、作業行程を誤ったことにより、男性がパイプの下敷きになった可能性があるとみて調べを進めている。
出典URL
http://news.tbs.co.jp/20130628/newseye/tbs_newseye5370443.html2013年6月29日2時9分にmsn産経ニュース茨城からは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
鉄パイプに部品を取り付ける作業をしていた会社員(62)が鉄パイプの下敷きになっているのを同僚が発見、119番通報した。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130629/ibr13062902100002-n1.htm27日午後4時40分ごろ、静岡市清水区の静岡鉄道桜橋駅周辺を通過しようとした上り電車の運転士が、線路内に大きな鋼板が落ちているのを発見し、電車を緊急停車させた。
けが人はなかったが、この影響で電車に約4分の遅れが生じた。
鋼板は長さ74cm、幅50cm、重さは9kgもあった。
静岡市などが確認したところ、線路の上に架かる桜橋のコンクリート底板の底面を覆うように設置されている鋼板1枚が剝がれ落ちていた。
落下した部分は腐食が激しく、経年劣化が原因と考えられる。
桜橋を管理する静岡市と静岡鉄道は、28日未明の運行終了後、橋全体の打音検査を行い、ほかに落下しそうな部材がないことを確認。
静岡鉄道は28日は始発から通常通り運行している。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130629/szk13062902070002-n1.htm27日午前11時20分ごろ、鹿児島市のパチンコ店「第五F店」の改装工事現場で、電気工事作業員の男性2人(49、57)と電気工事業の男性(69)の計3人が、高さ約2.5mの脚立から転落し、足や顔の骨が折れる重傷を負った。
警察によると、3人は脚立に登って天井から重さ約40kgのシャンデリアを取り外す作業をしていたところ、シャンデリアが落下し、次々とバランスを崩して転倒したという。
(2013年7月15日 修正1)
2013年6月28日付の南日本新聞紙面に、もう少し詳しい作業時の様子が、下記趣旨で掲載されていた。
それぞれ脚立に上って、高さ約4mの天井に鎖で固定されていた直径約1m、重さ40kgのシャンデリアを取り外していた。
1人が鎖を外し、2人がシャンデリアを支えていたが、何らかの原因でシャンデリアが落下し、バランスを崩して脚立から転落したという。
(ブログ者コメント)
南日本新聞に掲載されていた現場写真によれば、脚立が3つあるように見えた。
(2013年11月28日 修正2 ;追記)
2013年11月16日付で朝日新聞鹿児島全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
鹿児島労基署は14日、延岡市の電気工事会社「M電気工業」と同社専務(39)を労安法違反の疑いで書類送検した。
改装工事で天井の照明を取り外す作業中、作業床を作らず、脚立を使わせた疑いがある。
27日午前1時半ごろ、安中市松井田町の自動車修理工場で、経営者の男性(72)が作業をしていたところ、リフトで持ち上げられていた車がバランスを崩して2m下に落下した。
この事故で男性は車の下敷きになり、病院に運ばれたが、上半身を強く打っていて、まもなく死亡が確認された。
警察によると、リフトは柱から出る4本のアームの先端で車の4つの隅を支える構造になっていて、男性は車を固定させて車体の底の部分を修理していたという。
警察が詳しい状況を調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/maebashi/1065623571.html?t=1372367191144
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その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。