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5日午前7時半ごろ、JR函館線を走行中の旭川発札幌行き特急「スーパーカムイ6号」(5両編成)の乗客から、「車内がこげくさい」と車掌に通報があった。
列車を茶志内駅に臨時停車させて確認したところ、最後尾の1号車床下の車軸から白煙と約10cmくらいの火が出ており、運転士が消火器で消し止めた。乗客62人にけがはなかった。
JR北海道では、3月24日と4月8日にも特急の床下から火が出るトラブルが起きている。
JR北海道によると、今回は車軸を支える「車軸軸受け」の上部にあるゴム製の「防雪カバー」(直径23cm、高さ25cm、厚さ1.5mm)が燃えて垂れ下がっていた。
車軸の回転をよくするために軸の周囲に複数取り付けた「コロ」の潤滑油が漏れ出しており、軸受けが発熱しカバーに熱が伝わり、溶けて燃えたとみられる。カバーは120~150℃で溶けるという。
軸受け部品の走行可能距離は300万kmだが、今回の部品は2012年3月に交換されて走行はまだ38万kmだった。軸受けの過熱によるトラブルは,北海道では例がないという。
このトラブルで特急など62本が運休し、連休のUターンラッシュと重なって約1万3000人に影響した。
難波車両部長は「1カ月もたたないうちに発火を起こして申し訳ない。利用者の信頼を損なう事象で、反省している」と陳謝した。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20130506k0000m040075000c.html
また、2013年5月10日10時55分に北海道新聞から、原因に関する更に詳細な下記趣旨の記事が、イメージ図付きでネット配信されていた。
JR北海道は9日、ベアリングが大きく破損していたことを明らかにした。ただ、破損に至った原因は不明とした。
JRによると、ベアリングは車軸を支える軸受けの内部に組み込まれており、ベアリングなどが発熱し、上部にある防振ゴムやゴム製防雪カバーの出火につながったとみて、分解調査を進めていた。
その結果、ベアリングのほぼ半分が大破。回転する「コロ」と呼ばれる円柱形の鉄製部品などが原形をとどめないほど変形したり、ばらばらになったりしていた。
このためベアリングがスムーズに回転できなくなり、摩擦で少なくとも200℃以上に発熱したと考えられるという。
ベアリングは300万kmの走行に耐えられるが、出火した車両は昨年3月の定期点検時に交換後、38万kmしか走行しておらず、JRは「部品に異常があったか、交換の方法に問題があったかなども含めて破損原因は不明」と説明。
近く鉄道総合技術研究所(東京)にベアリングを送り、詳しく分析してもらう。
出典URL
(ブログ者コメント)
4月8日に起きたトラブルは、本ブログに掲載済。
3日午前10時ごろ、神奈川県茅ヶ崎市のガソリンスタンド「T石油茅ヶ崎SS」で、31歳のアルバイト男性が客の乗用車を洗車作業中に自動洗車機の中で機械に挟まれているのを、ほかの店員が見つけた。
男性は病院に運ばれたが、胸などを強く打ち、意識不明の重体。
警察によると、ほかの店員が叫び声に気付いたときには体を挟まれていたという。
警察によると、自動洗車機は高さがおよそ2m70cm、幅がおよそ3m20cmの門型で、男性は、外側の枠と内側にあるブラシの付いた動く機械の間に挟まれていたという。
このガソリンスタンドでは、店員が手作業で洗車する場合でも、車に水をかけるため自動洗車機を使っているが、作動中は中に入らないよう指導していたという。
男性は、同スタンドのマニュアルで、洗車作業中に立ち入ってはならないとされた場所にいたという。
警察は、ガソリンスタンドの関係者から話を聞くなどして、状況を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20130503/e06503a639a3bb705ffa633a4f5463d8.html
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130503/kng13050321520004-n1.htm
愛知県半田市の半田消防署は2日、コンクリートミキサー車の車輪に足を挟まれた男性(65)を救助中、車体を持ち上げていたゴム製の空気ジャッキが外れ、男性が再び足を挟まれるミスがあったと発表した。男性は右足骨折の重傷を負った。
同署によると、1日午後0時20分頃、半田市岩滑高山町の坂道で、中型コンクリートミキサー車(4トン)の男性運転手がミキサー車を止めて降りた際、ミキサー車が坂道を下るように動き出し、男性は右後輪に右足太もも辺りを挟まれた。
同消防署員12人が駆けつけ、マット型の空気ジャッキを2枚重ねて空気で膨らまし、車体を持ち上げて救助しようとしたところ、上のジャッキ(約40cm四方)が外れ、男性は再び足をタイヤに挟まれたという。
出典URL
(2013年5月12日 修正1 ;追記)
2013年5月3日付の中日新聞紙面に、事故当時の詳しい状況が、下記趣旨で掲載されていた。
消防によると、工事現場の坂道で駐車中の無人の中型コンクリートミキサー車(4トン)が何らかの理由で後退し、後ろにいた男性運転手の右脚を右後輪で轢いたまま止まった。
通報で最初に駆け付けた半田消防署の消防隊員3人が空気式ジャッキを後輪の下に入れて、ボンベで空気を入れて膨らませていたところ、ジャッキが外れて男性の脚に落ちた。
後で到着した救助隊員3人が油圧ジャッキでタイヤを上げ、男性を救出した。
消防によると、消防隊は救助用の油圧式ジャッキを持っていなかった。
空気式ジャッキを使う訓練もしていたが、現場で使うことはほとんどなかった。
静岡市の石油卸売業者が管理する貯蔵タンクから軽油3700ℓあまりが漏れ出て周りの土壌や井戸に流れ込んでいたことがわかった。
静岡市は漏れた軽油を取り除くよう業者に勧告した。
軽油が漏れていたのは静岡市駿河区稲川の石油卸売業、株式会社モリタが管理する葵区羽鳥にある貯蔵タンク。
静岡市によると、先月23日、この業者から「軽油が漏れていた」と報告があり調べたところ、地中に埋められた配管に1mmから2mmほどの穴が4か所見つかり、周辺の土壌から軽油が検出されたという。
タンクから70mあまり離れた住宅の敷地にある井戸からも軽油が検出されたということで、静岡市は漏れ出た軽油はあわせて3747ℓにのぼるとみている。
井戸の水は庭にまくためのものでこれまでのところ健康被害などは報告されていないという。
静岡市によると、この貯蔵タンクは昭和59年に設置され、配管の穴は腐食によってできたとみられる。
業者はことし2月に軽油が漏れていることに気づきタンクから軽油を抜き出す作業をしていたが、市には先月まで報告していなかった。
静岡市は、業者に漏れ出た軽油を取り除くよう勧告した。
静岡市に対し株式会社モリタは「すみやかに、できる限り取り除きたい」と話しているという。
出典URL
また、2013年5月3日2時3分にmsn産経ニュース静岡からは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
付近の民家の井戸水が油で汚染されていたことから、市が調査していたところ、業者が流出を報告した。
市が付近の174世帯に聞き取り調査したところ、少なくとも67世帯が井戸を使っていたが、この1件以外に井戸水汚染の情報はなかった。
出典URL
出雲市教委は24日、市立小学校の給食で出されたケーキから金属ねじ1本が見つかったと発表した。ねじを口にした児童はいなかった。
発表によると、17日午後1時過ぎ、5年生の男子児童が給食のデザートのケーキを食べようとしたところ、表面にねじ(長さ1cm)が乗っているのを見つけ、担任に届けた。
ケーキは、製造業者が先月7日と22日に製造・冷凍し、市立出雲給食センターから市内の幼稚園16園と小中学校22校(計8855人分)に配送された。ねじは他では見つかっていないという。
本件に関し市教委は1日、鹿児島県内の製造業者の包装過程で混じった可能性が高いと発表した。
製造業者が市教委に提出した原因究明の最終報告書によると、3月22日の始業前、包装機のチェーンの緩みの手直しを実施。その際、工具箱に入っていた同じネジが包装機のベルトに落下、ケーキに混入したと推測している。
金属検出機の使い方にもミスがあり、混入が発見できなかった。
異物混入は危機管理マニュアルで、直ちに他校への調査や報告が必要な最高レベルにもかかわらず、対応や公表が1週間も遅れた。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130425-OYT1T00068.htm?from=ylist
また、2013年5月3日2時7分にmsn産経ニュース島根から、今度は給食のパンにゴム片が混入していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
出雲市教委は2日、給食のパンにゴム片が混入したと発表した。
同市の給食では先月17日、ケーキに金属ネジが混入した事案があったばかり。
市教委は金属ネジ混入発生後、食材納入業者に注意喚起の文書を送付していなかった。いずれも健康被害は確認されていない。
市学校給食課によると、1日午後1時ごろ、平田中の2年男子生徒がパンをちぎって食べようとしたところ、白いゴム片(約2cm角、厚さ約2mm)が出てきた。各学級でパンを調べたが異物は見つからず、校内放送で注意を呼びかけ、給食はそのまま実施した。
平田学校給食センター所長がゴム片を持って、市内のパン製造業者を訪問。パン生地にマーガリンを混ぜたときに使ったゴムヘラの欠けた部分とゴム片が一致した。柄は木製で古く、ゴムも劣化していた。
市学校給食会は毎年、納入業者を対象に衛生管理講習会を開いているが、市独自の衛生面のチェックシートを作成していなかった。
同センター所長らが生徒に謝罪、同中は全保護者に、おわび文を配った。
槇野市教育長は、「再発防止に向けて納入業者に対して厳しく指導する。再度、学校給食に関する危機管理体制も見直し、安心して給食を食べられるように取り組む」とコメントした。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130503/smn13050302070000-n1.htm
2013年5月1日10時42分に千葉日報から、同日9時35分にNHK千葉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市原市は30日、同市福増のごみ処理場「福増クリーンセンター」第2工場で、可燃ごみ収集委託業者の男性従業員(56)がごみをためるピットに転落し、死亡したと発表した。
市によると、男性は同日午前11時45分ごろ、ごみ収集車の後部扉からピット(深さ16m)にごみを投入する作業中、行方が分からなくなった。
約2時間後、レスキュー隊が男性を発見し、病院に搬送したが死亡が確認された。死因は窒息死。
男性は、収集車の運転手と2人で作業。助手として車を投入口まで誘導していた。
その際、ピットのクレーンが誤って車にぶつかり、センターの関係者などで現場の状況を確認していたところ、収集車の運転手が男性がいなくなっていることに気づいたという。
転落時、ごみは約8mの高さまでたまっていたという。
男性は転落防止の安全ベルトを着けていたが、フックで固定はしていなかった。
同センターは、詳しい原因を調査している。
同センターでは過去にも転落事故が3件あったが、死亡事故は初めて。
所長は、「ベルトの着用と固定をあらためて徹底していきたい」と話している。
出典URL
http://www.chibanippo.co.jp/c/news/national/134800
http://www.nhk.or.jp/lnews/chiba/1084290121.html?t=1367442621149
(2014年2月27日 修正1 ;追記)
2014年2月19日付の千葉日報紙面に、危険防止の指導が履行されているか部長は確認していなかったという、下記趣旨の記事が掲載されていた。
千葉労基署は18日、労安法違反の疑いで、同市が委託する清掃・廃棄物処理会社「T興産」の部長男性(62)と法人としての同社を書類送検した。
容疑は、ごみ収集車を後退させる際に、危険を防止しなかった疑い。
収集車と接触した同社員男性(当時56)がピットに転落して死亡した。
同署によると、部長男性は「合図をして収集車を後退させるよう指導していたが、履行されているか確認していなかった」と、容疑を認めているという。
(ブログ者コメント)
合図なしでバックしてきた収集車に押されて転落したということらしい。
2013年5月1日付で読売新聞関西版から、同日18時57分にNHK福井から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午前11時15分頃、福井県坂井市三国町の遊園地「Wランド」で、走行中のジェットコースター「スペースコースター」のカート(2人乗り)から小学1年男児(6)が約4m下の地面に転落した。男児は胸の骨を折る重傷。
警察などによると、カートは長さ1.8m、幅0.6m、高さ1m。前に男児、後ろに小学4年の姉(9)が乗っていた。2人は両親と来園していた。
コースは全長208mで、高低差は8m。事故は左カーブで発生した。
座席にはシートベルトがあり、運営会社によると、出発時に男児ら2人のベルトを締めたとしているが、転落時は男児のベルトは外れていたという。
留め具は走行中でもボタンを押すと、簡単に外れるということで、警察は、こうした仕組みが事故につながった可能性があるとして、業務上過失傷害の疑いで1日、経営会社の「S観光」などを捜索した。
また、乗り場にある注意書きには、身長1m10cm以下は乗車不可、1m10cm~1m20cmの場合は父兄同伴で乗車するよう示されている。
男児は1m13cmで、警察はチェック体制についても調べている。
このコースターでは、1997年12月に、母親と乗っていた男児(当時4歳)がカーブで投げ出されて約5m下に転落し、重傷を負ったほか、2002年8月と07年5月にはカートの追突事故で負傷者が出た。
07年の事故の際、建築基準法で義務付けられている県への年1回の定期検査報告を運営会社が11年間怠っていたことが判明。
しかし、10、11年度も報告しておらず、県の指導で今年1月、12年度分の検査を報告した。
その際はコースターに異常はなかったという。
出典URL
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20130501-OYO1T00361.htm?from=main3
http://www.nhk.or.jp/lnews/fukui/3054296522.html?t=1367442871205
また、2013年5月3日付で読売新聞福井版からは、建築基準法違反の遊具が7基あり指導を無視して運転していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
遊園地を経営するS観光(あわら市)が建築基準法で義務付けられた図面提出や安全確認報告などの手続きをせずに遊具7基を設置、稼働させていたことがわかった。
県は違法状態が判明した昨夏、稼働中止などを求めたが、同社は指導を無視して4月下旬まで断続的に稼働していた。
県は2日、この7基について同法に基づき使用を禁止する文書を同社宛てに郵送した。
県によると、7基はいずれも乗り物で、乗用車や船を模した小型の乗り物を回転させる「パニックバギー」や「カリビアンタイフーン」、船の形をした乗り物をゆりかごのように前後に動かす「パイレーツシップ」など。
県は昨年7月、群馬県で起きたコースター事故を受けた県の緊急立ち入り点検で、これらの遊具の存在を把握。9月7日に使用中止と安全検査の実施・報告を口頭で求めたが、同社が応じなかったため、同24日に文書で指導。
同社は使用を中止したものの、安全検査報告などの関連書類を提出しなかった。
県は今年3月4日にも再度、使用中止などを文書で通達。同25日には、これらの遊具が稼働しているのを確認したため、社長に口頭でも求めた。
同社は4月26日にようやく関連書類を提出。県は27日、7基の使用中止を確認した。
しかし、書類には遊具の安全装置に関する具体的な記載がなく、同法に基づく審査条件を満たしていなかったほか、同社が指導を無視して遊具を稼働させた経緯などから、県は罰則付きの使用禁止命令を出すことを決めた。
県の担当者は「またいつ勝手に動かすかわからないので、拘束力のある命令を出すことにした」と説明している。
社長は読売新聞の取材に対し、「手続きは別の業者に任せておりよくわからないが、これらの遊具は設置場所を簡単に変えられるので法の対象外と考えたのではないか」とし、県の指導に反して遊具を動かしたことについては「わからない」と話した。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/news/20130502-OYT8T01644.htm
(2013年11月28日 修正1 ;追記)
2013年11月20日18時48分に共同通信から、関係者が書類送検されるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県警は20日、事故を防ぐための安全管理を怠ったなどとして、業務上過失傷害の疑いで、遊園地の関係者2人を近く書類送検する方針を固めた。捜査関係者への取材で分かった。
県警は同時に、同コースターに関する建築基準法違反容疑で、別の関係者1人を書類送検する。
出典URL
http://www.47news.jp/CN/201311/CN2013112001002060.html
(2014年10月31日 修正2 ;追記)
2014年10月28日10時36分にNHK NEWS WEBから、群馬の同種事故と合せ、報告書がまとまったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10月28日付で日本経済新聞夕刊から、10月29日付で読売新聞福井版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
おととしと去年、群馬県と福井県の遊園地で走行中のジェットコースターから子どもが転落して大けがをした2つの事故について、原因調査に当たった国の審議会の部会は、国土交通省に座席の安全装置の基準を検討するなど、必要な措置を講じるよう求める報告書をまとめた。
このうち、福井県の事故では、前後2人乗りのジェットコースターの前部に乗った当時小学1年の男児が、左カーブを抜けて上昇する部分で約4m下のコンクリート地面に落下し、肋骨を折るなどした。
男児は身長110cmで、保護者が同乗すべきだったが、守られていなかった。
事故後の確認では、男児のシートベルトは外れていた。
シートベルトのバックルは正しく施錠されていれば手で引っ張っても外れないことを確認しており、「正しく施錠されていなかった場合、係員による確認ミスを否定できない」と指摘。
また、解錠ボタンが外部に向きだしの構造であることから、偶発的に外れた可能性も考えられるとしている。
一方、施設の安全管理についても「運行手順に係員によって違いがあり、運行管理規定の順守の意識が希薄でマニュアルが形骸化していた」と指摘。
「事故機を含む全12の遊戯施設で建築確認などを行っておらず、数年にわたって検査や報告を行っていないなど法令違反を繰り返していた」としている。
そのうえで報告書では、国土交通省に対し、コースターの座席に生じる加速度を調査し、それに応じた安全装置の基準を検討するなど、必要な措置を講じるよう求めている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141028/k10015748571000.html
http://www.nikkei.com/article/DGKKZO78980530Y4A021C1CC0000/
http://www.yomiuri.co.jp/local/fukui/news/20141028-OYTNT50083.html
30日午前10時半ごろ、神奈川県綾瀬市吉岡東の玄関マット洗浄工場で、工場長の男性(48)が、汚水処理タンク内に頭から逆さまに入り、上半身が水に浸かった状態で発見された。下半身はタンクの外に出ていた。男性は病院に搬送されたが、間もなく死亡した。
タンクは高さ約2.4m、直径約1.7mで、玄関マットなどを洗浄した汚水で満杯だった。上部にふたはないという。
警察によると、男性は事故の約10分前、事務所から出て行く姿を目撃されていた。警察で詳しい事故の原因を調べている。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130430/kng13043017240004-n1.htm
(ブログ者コメント)
病気の可能性も考えられる。
ことし2月、六ヶ所村の再処理工場の敷地内にある施設でケーブルが焦げたトラブルについて、日本原燃はビスの緩みによる接触不良が原因だという調査結果を発表した。
このトラブルは、ことし2月6日、六ヶ所村の再処理工場の敷地内にある排水を処理する施設で、直径5mmほどの太さのケーブルに焦げ跡が見つかったもの。
このケーブルは、排水を消毒する薬品を送り出すポンプの制御装置の内部にあり、日本原燃がトラブルの原因を調べていた。
その結果、ケーブルが制御機器から外れないようにするビスが緩んでいたため、ケーブルと制御機器の間で接触不良が起き、熱が発生したことが原因だという調査結果をまとめ、30日公表した。
日本原燃は、ビスが緩んだままの状態で制御装置が納入された可能性が強いとして、再発防止を徹底するよう協力会社などに周知したという。
日本原燃によると、ケーブルの焦げ跡が見つかった施設では放射性物質を扱っておらず、けが人や周辺の環境への影響はなかったという。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/aomori/6084278911.html?t=1367356610792
(ブログ者コメント)
日本原燃HPに、原因や対策などを詳しく記載したプレスリリースが掲載されている。
http://www.jnfl.co.jp/press/pressj2013/pr130430-1.html
負傷者33人を出した今月13日の兵庫県・淡路島地震に関し、地震予知に取り組むNPO法人が、大気中のイオン数の変化をもとに地震の発生地域や時期を予測し、関係者の間で話題になっている。
大気イオンによる地震予知は「まだ効果が確認されていない」(文部科学省)が、一部の地震専門家から評価する声も出ている。
NPO法人「大気イオン地震予測研究会」(理事長・矢田直之神奈川工科大准教授)は全国17カ所で大気中のイオン濃度を測定し、濃度が急上昇した場合に地震予測を出す。
今月6日、兵庫県南あわじ市の測定器で、通常は大気1cm3当たり1000個以下のイオン数が12万個に急上昇するなど、兵庫、高知、石川、長野、宮崎各県で2〜6日に数値が上がった。
同研究会は翌7日に各データの分析をもとに、「淡路島を中心としたマグニチュード5級の地震が発生する」との予測を発表。
気象衛星画像の解析から、地殻変動や地震性ガスの噴出などで発生する可能性がある「地震雲」が淡路島周辺に広がったとも判断し、併せて予測の根拠とした。
約1週間後の13日、淡路島付近を震源とするM6.3の地震が起きた。
発表内容を知っていた関係者から「心の準備ができていたのでびっくりしなかった」(和歌山県の男性)と反響があったという。
出典URL
(ブログ者コメント)
○地震発生前に大気中のイオン濃度が上昇するとは、前から言われていたことだが、それを今回、実際の予知につなげることができた。
有望な予知手段がまた一つ確立されつつあるらしいということで、心強いかぎりだ。
○このNPOのHPは下記だが、予知結果などは公開されてない模様。
○一方、先に紹介した「ハザードラボ」には、淡路島地震の予知情報は見当たらなかった。
研究チームとして、予知できなかった場合は、その理由を評価・解析していると思うのだが、そういった情報は「地震解析ラボ」でも見つけられなかった。
ただ、4月8日付メールマガジンに「近畿1件」と予測情報が記載されているので、それかもしれない。
西目屋村の閉鎖された鉱山の廃水処理施設から亜鉛などを含む廃水があふれて一時、岩木川に流出するトラブルがあった。
下流の浄水場で行われた水質検査の結果、亜鉛や鉛などの濃度は、基準を下回っていて、これまでのところ異常はみられないという。
県などによると、29日午前8時半ごろ、西目屋村砂子瀬にある旧尾太鉱山の廃水処理施設で、廃水をためて処理する貯水槽の排水ポンプ2台のうち1台が動かなくなった。
施設では、ポンプの故障に備えて、予備のポンプを1台用意していたが、このポンプも何らかの理由で稼働しなかった。
このため廃水の量が施設の処理能力を上回り、亜鉛などを含む廃水、およそ1.8トンが予備のポンプが稼働するまでの1時間半にわたって岩木川に流出した。
このトラブルを受けて、弘前市では下流の浄水施設で水質検査を行ったが、亜鉛や鉛などの濃度は、基準を下回っていて、これまでのところ異常はみられないという。
県では、ポンプが動かなくなった原因を詳しく調べている。
旧尾太鉱山の廃水処理施設では、去年4月にも土砂が流れ込んだ影響で排水ポンプが停止し、5日間にわたってあわせて3800トンの廃水が流出するトラブルがあったばかりで、青森県などが再発防止に取り組んでいた。
出典URL
また4月30日付で朝日新聞青森全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
施設内に許容量を超える砂が入ったことが原因と考えられる。
(ブログ者コメント)
去年4月のトラブルは、本ブログに掲載済。
(2013年5月12日 修正1 ;追記)
2013年4月30日付の東奥日報紙面に、トラブルの詳細な状況が下記趣旨で掲載されていた。ただ、予備ポンプが一時動かなかった件については、触れられていなかった。
午前9時ごろ、未処理の廃水を汲み上げる施設のうち原水槽で、通常稼働する2台のポンプのうち1台が不具合により停止したことで流出が発生した。
廃水に含まれる砂の処理を強化するため、昨年11月に設置した仮設沈殿槽の処理が追い付かず、砂を含んだ廃水が原水槽に流入したのが原因とみられるという。
現場にいた県職員が同日午前9時、ポンプが停止したため原水槽の下にある原水ピットに駆け付けたところ、廃水が流れ出すのを発見。
県が同10時半、原水槽の予備ポンプ1台を稼働させた結果、廃水の流出は止まった。
大阪市は1日、大阪湾で採ったムール貝の一種、ムラサキイガイやミドリイガイを自宅で食べた夫婦(夫30代、妻40代)が食中毒症状を訴えて入院し、貝から規制値の30倍以上の麻痺性貝毒が検出されたと発表した。2人はすでに回復したという。
生活衛生課によると、夫婦は4月28日、大阪市住之江区の南港の防波堤付近でムール貝を採取。
蒸した貝と蒸して炒めた貝を1人30~40個食べたところ、29日未明にふらつきやしびれ、嘔吐の症状が出たという。小学生の息子も一緒に少量を食べたが、無事だったという。
市が残りの貝を調べたところ、国の規制値(1gあたり4マウスユニット)を大幅に上回る135~266マウスユニットの麻痺性貝毒が検出されたという。
今年は、大阪湾一帯で二枚貝の貝毒が広がっている。
大阪府は1日、南部のアサリや淀川下流部のシジミ、湾内のトリガイ、アカガイで国の規制値を超える貝毒を確認したと発表した。
府内の潮干狩り場(二色の浜、箱作、淡輪)では、採取したアサリを九州産のアサリなどと交換する安全対策を実施。
府内の漁協は、トリガイなどの出荷を自粛しているという。
家庭で調理する程度の加熱では毒性がなくならないため、市は安全性が確認されるまで、沿岸で採れた二枚貝を食べないよう注意を呼び掛けている。
出典URL
http://www.asahi.com/national/update/0501/OSK201305010089.html
また、5月2日8時30分に読売新聞から、貝毒は大阪湾の水質改善が原因らしいという下記趣旨の記事が、貝毒検出場所の地図とともにネット配信されていた。
大阪湾の二枚貝に貝毒が広がっている。
今年は規模が大きいといい、アサリ以外にトリガイやアカガイ、淀川のシジミでも検出された。
シーズン真っただ中の潮干狩り場は他産地のアサリを土産に渡すなどして営業しているが、客足は今ひとつ。最盛期を迎えたトリガイやアカガイは休漁に追い込まれた。
旬の楽しみに水を差す貝毒だが、その原因は、皮肉にも大阪湾の水質改善にあるらしい。
4月28日、大阪府貝塚市の二色の浜潮干狩り場。家族連れでにぎわったが、傍らには「貝の持出しは出来ません」の看板。せっかく取ったアサリは出口で回収され、九州産と交換された。
二色の浜観光協会によると、4~6月は例年3万人近い人出があるが、貝毒が出た年は2割近く減るという。
府内には、ほかに有料潮干狩り場が二つあるが、いずれも同じ状況で、協会の男性幹部(68)は「安心して遊べるのに、貝毒が出るとアサリは危険という風評が広がってしまう」と恨めしそうに話した。
4月中旬には、高級すしネタのトリガイ、アカガイでも貝毒が検出された。
この時期、トリガイは1個800~1000円の高値で取引されるが、泉佐野漁協では漁の自粛を決めた。
今後3週連続で規制値を下回れば、自治体が「安全宣言」を出すが、過去には、80日近くかかった年もある。
同漁協の大伍監事は「収入が半減する漁師もいる」と表情を曇らせる。
シジミについても、府が漁協に出荷の自主規制を要請、流通はしていない。
府立環境農林水産総合研究所水産技術センターによると、貝毒は、二枚貝が「ウズベンモウ藻類」という毒性がある植物プランクトンを摂取して発生する。魚や巻き貝に危険はない。
大阪湾は富栄養化が進み、赤潮の原因となる「ケイ藻類」と呼ばれる植物プランクトンが多かったが、水質改善で減少。“ライバル関係”にあるウズベンモウ藻類が増えている。
府内で貝毒が初めて確認されたのは2002年。その後、水質の改善に符合するように06、07、08、10、11年と相次いでいる。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130501-OYT1T00922.htm
27日午前9時すぎ、流山市下花輪のゴミ焼却施設「流山市クリーンセンター」で、作業中の男性2人が高い濃度のアンモニア水を浴びたと119番通報があった。
2人は救急車で病院に運ばれ、流山市クリーンセンターによると、このうちアンモニア水を体に浴びた46歳の男性が大けがをして入院し、手当てを受けているという。
また、目にアンモニア水が入ったという41歳の男性のけがの程度は軽く、すでに退院したという。
警察などによると、2人はゴミを燃やしたことで出る窒素酸化物を取り除くため、タンクローリーで運んできた高い濃度のアンモニア水をタンクの注入口から注いだあと、作業で使ったノズルをタンクから外した際、アンモニア水を浴びてしまったと見られるということで、警察で詳しい状況を調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/chiba/1084237701.html?t=1367097911265
26日午前10時50分ごろ、鳥取市河原町佐貫の山にある中国電力の鉄塔に上って作業をしていた建設作業員の男性(40)が、24m下の地面に転落した。
男性は鳥取市内の病院に運ばれたが全身を強く打ち、意識不明の重体となっている。
警察などによると、事故当時、男性は中国電力の委託であわせて12人で鉄塔の解体作業をしていたという。
また、中国電力によると、男性は命綱を鉄塔につないで作業していたが、命綱を付けていた鉄塔の部品が外れたために転落したと見られるという。
警察で引き続き、事故の原因を調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/tottori/4044209601.html?t=1367010059904
(2013年11月9日 修正1 ;追記)
2013年11月8日12時28分にNHK鳥取から、作業主任者を選任していなかったとして社長などが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
鳥取労基署は、男性が勤める会社が安全管理などの責任者を選任していなかったとして8日、会社と46歳の社長を労安法違反の疑いで書類送検した。
書類送検されたのは、岡山県津山市にある送電線の工事業者、株式会社Sと46歳の社長。
同署によると、現場には、転落した男性を含め7人の作業員がいたが、法律に反して作業の指揮や安全管理などを行う「作業主任者」を選任していなかったという。
同署では、このことが事故につながったとして8日、男性が勤める会社と社長を労安法違反の疑いで書類送検した。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/tottori/4045897941.html?t=1383945326973
26日午前9時ごろ、佐伯市弥生の弥生学校給食センターの職員から「水道水から塩素が検出されない」と佐伯市役所に連絡があり、市の職員が水道水の施設で調べたところ、水の中に殺菌のための塩素が入れられていなかったことがわかった。
同センターでは、毎日水質検査を実施している。
塩素が入っていない水道水は佐伯市弥生の一部、536世帯1363人に供給されたが、これまでのところ住民の健康被害などの情報はないという。
水道水には1ℓあたり0.1mg以上の塩素を入れて、大腸菌などの細菌を除去するよう法律で定められている。
市によると、水道水に塩素を入れるための施設で塩素が結晶化してパイプの結合部分が目詰まりしていたことが原因で、およそ7時間後の午後4時ごろには復旧したという。
今回、目詰りが発見されたパイプの結合部分は点検がされておらず、今後、市で定期的に点検を行っていく方針。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/oita/5074210981.html?t=1367010371412
http://www.tostv.jp/news/index.php?nno=13295
JR西日本の全社員約2万8000人の5%に当たる約1400人が、自分しか知らない業務上のミスについて上司らへの報告を「できない」と考えていることが、同社が実施したアンケートで分かった。
評価が下がることへの懸念や、報告が役に立たないという認識が主な理由だ。
ただ、過去の調査よりその割合は減っており、同社は意識改革のあり方をなお模索する。
JR福知山線脱線事故を受け、同社は現場からのミスの報告などを基に、事故の危険性を低減させる「リスクアセスメント」を導入した。
軽微な事案は社員の責任を問わないとし、積極的な報告を促している。
アンケートは社員の意識や考えを把握するため、鉄道事業以外の部署を含め、休職者などを除く全社員を対象に実施している。
昨年9〜10月の調査では、「自分にしか分からないミスなどを報告できるか」と尋ねたところ、77%が「できる」としたが、5%は「できない」と答えた。15%は「どちらでもない」、残りは無回答だった。
「できない」とした理由には、
「マイナス評価をされる」(319人)
「報告しても生かされない」(199人)
「上司から叱られそう」(159人)
「面倒」(142人)
「同僚や先輩の目が気になる」(111人)
などが挙がった。
同様のアンケートは過去にも05年度を皮切りに、07年8月、10年2月の計3回実施している。
結果は公表していないが、10年の調査では「できない」とした社員が12%おり、今回は半分以下の割合になった。
逆に「できる」と答えた社員は58%から約20ポイント増えた。「できる」とした社員は事故後の最初の調査では39%だった。
出典URL
厚労省は、企業が産業用ロボットを使用する際の規制を緩和する方針を固めた。
従業員の安全確保のため、労安法に基づく規則や通達でロボットの作業エリアに人は立ち入ることができないが、安全装置の導入などを条件に一定の共同作業を認める。
世界最高の技術水準を誇る産業用ロボットの需要を高めるとともに、国内工場の競争力を底上げし、生産拠点の海外流出に歯止めをかける狙いもある。
政府の規制改革会議(議長・岡素之住友商事相談役)が、5月にまとめる規制緩和項目に盛り込む。
それを受けて厚労省は規制の見直し作業を開始し、年度内にも緩和する。
現行の規則では、事業者は安全のため産業用ロボットのアームが届く範囲を柵などで囲わなければならない。
しかし、同会議は、センサーなど一定の安全装置を付ければ、従業員がロボットの近くで作業することは可能と判断。
労安法で出力80W以下の機種しか認められていない人とロボットの共同作業についても、より大型のロボットに対象を広げるよう求める。
日本は、産業用ロボット市場で世界のシェアの7割を占めるなど、圧倒的な強さを誇っている。
同会議関係者は「技術力を生かせば、新興国メーカーの人海戦術にも対抗できる」と語っている。
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三菱自動車のプラグインハイブリッド車(PHV)のバッテリーが異常過熱するなどしたトラブルで、同社は24日、製造過程で作業員がリチウムイオン電池を床に落として電池内の部品が変形し、ショートしたことが原因と発表した。
同社は来月にも、同電池を搭載する「アウトランダー」や電気自動車「アイ・ミーブ」など3車種約4400台のリコールを国交省に届け出る。
発表では、内部への異物混入の有無を調べるため、作業員が電池を検査機器にセットする工程で過去に数件、電池を床に落とした記録があった。
同社が試作した電池を同様に落下させたところ、部品の一部が変形し、充電の際にショートを起こすことが判明したという。
落とした電池は廃棄することが定められているが、何らかのミスで廃棄されなかったとみている。
出典URL
(ブログ者コメント)
・落とした電池は廃棄と定められているのに、なぜ、落とした記録が残っていたのだろう?
ロス管理の一環として記録したものだろうか?
それとも、ヒヤリハット事例といったカタチで残っていたのだろうか?
http://www.mitsubishi-motors.com/publish/pressrelease_jp/corporate/2013/news/detaild424.html
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その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。