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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2013451717分にmsn産経ニュースから、451637分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

5日午前10時40分ごろ、渋谷区幡ケ谷のマンション建築現場で、クレーンでつられていた鉄骨1本が落下し、近くを歩いていた70代の男性に当たった。警察によると、男性は右足骨折の重傷。
鉄骨が十分に固定されていなかった可能性があり、警察は業務上過失傷害の疑いもあるとみて、工事関係者らから事情を聴いている。


警察によると、マンションは15階建てになる予定で、7階部分まで建築が進んでいた。
鉄骨は長さ約3m、重さ約60kgで支柱用。鉄のワイヤーで止めてクレーンのフックに引っかけて、7階部分につり上げようとしたが、約20mの高さから落下し、地面で跳ね返って男性に当たったという。

現場は京王線幡ケ谷駅近くで、甲州街道に面した住宅街の一角。

出典URL

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130405/crm13040517190011-n1.htm

http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20130405/f2733bba7ba05a686421cc0d98d27660.html

 





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2013441834分にNHK首都圏から、47日付で神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

「汗じみ防止」などの衣類用スプレーについて、フッ素樹脂などの成分が含まれていると、大量に吸い込んだ場合に中毒症状を起こすおそれがあるとして、国民生活センターは使用する前に成分を確認するよう呼びかけている。


同センターによると、去年8月、大阪府の40代の女性が紫外線をカットするという衣類用スプレーをバスタオルに吹き付けた際、缶の半分ほど使ったところで息苦しさを訴え、肺障害で1週間入院した。
原因は、スプレーに含まれている樹脂の成分を吸い込んだためとみられている。


防水スプレーを対象とした安全確保の手引では、中毒の原因となるフッ素樹脂やシリコン樹脂などの成分を吸い込まないよう、対策をとることになっているが、衣類用スプレーなど防水が目的ではないスプレーは適用にならない。
このため同センターでは、衣類用スプレーによる事故を防ごうと、防水スプレーの手引に照らして「汗じみ防止」と「静電気防止」のスプレーを詳しく調べた。


その結果、7つの製品のうち5つで事故を防ぐための目安を満たしていなかったほか、吸い込まないよう注意を促す表示も5つの製品で全くないか不十分だったという。


同センターでは、衣類用スプレーを使う際は、フッ素樹脂やシリコン樹脂が含まれているかあらかじめ成分を確認し、屋外で使うことや子どものそばでの使用を避けることなどを呼びかけている。

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20130404/aa5e7e7c827a7fb00aea274f699e9223.html   

http://www.kobe-np.co.jp/news/zenkoku/compact/201304/0005877080.shtml



(ブログ者コメント)

 

国民生活センターが公表した資料は下記。

http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20130404_1.html

これによると、1992年から1994年にかけ、防水スプレー使用時に呼吸器系の中毒症状が多発したため、防水スプレーについては手引きを作った。

原因;スプレー中に含まれる10μm以下の樹脂粒子が吸入により肺深部到達し沈着。

ただ、防水効果をうたってない衣類用スプレーに、対象となる樹脂微粒子が含まれているとは、予想していなかった模様。



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201344959分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

原子力規制委員会は3日、今年7月に施行される原発の新しい安全基準について、「規制基準」と呼び方を改めることにした。
今後は、規制委の文書はすべて規制基準に統一する。

 

規制委の田中俊一委員長は3日の定例会で「安全基準だと、基準さえ満たせば安全だという誤解を呼ぶ」とし、安全を担保するには電力会社による不断の改善が必要との見解を示した。
規制委が電力会社に対して求めるのは規制だとして、規制基準と呼ぶべきだとした。ほかの委員4人も了承した。

 

新基準を満たさないと原発は再稼働できない。

出典URL

http://www.asahi.com/national/update/0404/TKY201304040015.html



(ブログ者コメント)

 

JISハンドブック「安全Ⅰ」の巻末に、以下のような記述がある。

4.安全という用語の使用
安全及び形容詞としての用語の使用は避けるべきである。
その理由は、特段、有益な情報を提供しないからである。
加えて、安全という用語は、リスクから解放されている、ということを確実にするような印象を与えやすい。
推奨されるアプローチは、できるだけ目的を示す用語を使用することで安全という用語に置き換えることである。


このため最近では、たとえば昔の呼び方「安全帽」は「保護帽」という呼び方に変わってきている。


今回の田中委員長の見解も、こういった考え方に基づいたものではないかと感じた。

 




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201345日付で毎日新聞山口版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

3日午後9時15分ごろ、周南市の東ソー南陽事業所で、エチレンアミン製造プラントから出火、野外の配管など約20m2が焼けた。
けが人はなく、有害ガスの発生もなかったという。
警察などが4日に現場検証し、出火原因を調べている。

警察などによると、プラント内で作業中の1人が火が出ているのを見つけ、自衛消防隊が消火した。
通報で駆けつけた消防士らが同9時55分、鎮火を確認した。
製造中のエチレンアミンが外部に漏れ、引火した可能性があるとみて調べている。

同事業所によると、エチレンアミンは紙の増強剤などとして年8万9000トンを製造。国内唯一の製造所という。
火災が起きたのは、三つのプラントのうちの「第3」。生産調整中で、「第1」を停止し、「第2」「第3」が稼働していた。今後の事業への影響は不明という。

出典URL

http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20130405ddlk35040318000c.html

 






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2013331202分にmsn産経ニュースwestから、41日付で伊勢新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

31日午後1時すぎ、東ソー四日市事業所で、排ガス中の硫黄酸化物を除去する排煙脱硫装置に接続しているタンク付近から濃度90%の硫酸が漏れ、近くにいた従業員1人が顔や首などをやけどしたほか、協力会社の従業員2人も軽いやけどを負った。


消防によると、設備点検のため硫酸を別のタンクに移す作業をしており、ポンプを停止したため漏れは止まり、外部への影響はないという。
装置のタンク上部にあるパイプのつなぎ目から漏れたとみられ、詳しい原因を調べる。

協力会社の従業員2人は、施設修理のため現場付近にいて巻き込まれた。


事業所は、臨海部の石油化学コンビナート内にあり、住宅地とは隣接していないという。

出典URL

http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130331/waf13033120030018-n1.htm

http://www.isenp.co.jp/news/20130401/news03.htm


一方、31211分にNHK名古屋からは、ポンプの近くから漏れたという趣旨の記事がネット配信されていた。

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20130331/3573781.html

 





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2013330日付で朝日新聞三重全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

工場を閉鎖する四日市市のドイツ系化学メーカー「エボニック モノシラン ジャパン」四日市工場で28日午後7時17分ごろ、製造棟の配管が破裂する事故があった。けが人や近隣への影響はなかった。

 

同社によると、製造棟の解体に向けた準備作業中、不活性化処理した触媒をタンクへ送るカーボンスチール製の配管(直径20cm)が破裂し、タンクとの接合部分が破損した。

作業員は、製造棟から数10m離れた計器室で操作していたという。

消防と同社が原因を調べている。





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2012107日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正3として掲載します。

 

(2013年3月31日 修正3 ;追記)  

 

2013330028分にNHK大阪から、最終報告書がまとまったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。   

 

会社の事故調査委員会は、爆発したタンクには温度計が設置されていなかったうえ、事故が起きた際のマニュアルも整備されていなかったとする最終報告書をまとめた。


それによると、タンクの中で「重合反応」と呼ばれる発熱を伴うアクリル酸の化学反応が急激に進んだことが爆発の原因とした上で、タンクには温度計が設置されていなかったため、異常な温度の上昇に気づくのが遅れたことが被害をより深刻にしたと指摘した。


また、タンク全体の冷却装置を作業員が社内の取り決めどおりに使用していれば爆発を防げたとした一方、使用しなかった理由については、会見した池田社長は「警察の捜査が続いていて明らかにできない」と述べるにとどまった。


さらに、社内のマニュアルは事故を予防する対策が中心で、事故後の判断や対応が整備されていなかったため、作業員が適切に対処できなかったとしている。


日本触媒は、マニュアルの整備や社員教育を進めた上で、工場の再稼働を目指したいとしている。   

 

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20130330/3519231.html   

 

 

また20133292053分にmsn産経ニュースwestからも、下記趣旨でネット配信されていた。   

 

同社の事故調査委員会は29日、最終の調査報告書を公表した。
事故原因に温度計が設置されていないなどタンクの温度監視の不備を挙げ、「長年の安定生産の継続が安全意識のゆるみを招いた」と事故の背景を指摘した。


調査委員長の田村昌三・東京大名誉教授らが大阪市の本社で会見。

報告書では、再発防止対策として、危機管理教育の徹底や、第三者による定期的な検証の実施などを求めた。


会見で池田社長は、事故当日に消防隊員に提供した爆発の危険性についての情報量を「不十分だったとは考えていない」と説明。「当時の状況では精いっぱい。(異常を)早く通報しても爆発は起こったかもしれない」とした。

また、「技術力への自負から過信につながり、足下の安全が揺らいだ。真に信頼される化学会社として再出発したい」と話していた。   

 

出典URL

http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130329/waf13032920550031-n1.htm

 

最終報告書は下記参照。   

 

http://www.shokubai.co.jp/ja/news/file.cgi?file=file1_0111.pdf

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

報道された内容以外、報告書には以下のようなことも記載されている。  

 

P39/70) 
低温ではアクリル酸凍結などが、高温では重合の懸念があったが、貯蔵液量は少なく、コイルで冷却され、安定剤を多く含んでいたことから、常時温度を監視・制御する必要性は、主要工程に比べ低く認識されていた。    

 

P41/70) 
漏洩、火災に対する初期対応手順は整備を進めているが、暴走反応については作成されていなかった。 

 

 

 

(2013年11月13日 修正4 ;追記)

 

201311627分にmsn産経ニュース兵庫から、姫路市がこの事故を教訓に防災計画を修正した(連携強化など)という下記趣旨の記事が、ネット配信されていた。

 

昨年9月の事故を教訓に、県は「石油コンビナート等防災計画」を修正し、コンビナート内の各事業所に消防などとの「連携責任者」を設置するよう求めた。

昨年の事故でタンクの爆発の危険性が消防隊員にうまく伝わらず、被害を拡大した反省から、「情報共有の徹底」が狙いだ。


県は事故後、消防や警察と神戸市や姫路市など沿海部にコンビナートを抱える自治体などの「県石油コンビナート等防災本部」会議を2回開催。日本触媒から調査結果の説明を受け、防災計画の修正を検討した。
その際、タンク内が化学反応で異常な高温となるなど兆候があったにもかかわらず通報が遅れたことや、爆発の危険性が消防隊員に伝えられず、隊員がタンクに近づきすぎたことなどの反省点が挙がった。


このため、防災計画の修正は

(1)異常現象の判断基準の明確化と、迅速・的確な通報の徹底

(2)化学物質の取り扱いに関する教育・訓練などの充実

(3)災害時の事業所と消防など関係機関の連携強化

を柱に行った。


特に「連携強化」を重視し、神戸、姫路臨海など4コンビナートで危険物を扱う計38事業所は連携責任者を定め、ふだんから消防に、必要な情報を提供することとした。

さらに、事故発生時はあらかじめ決めた安全な「アクセスポイント」に指揮本部を開設し、設備の概要など情報共有を徹底することにした。
県は「日本触媒のケースでは、(消防隊員が)危険な所まで入ってしまった結果、事故につながった。連携強化をしながら、現地の指揮系列を一本化できるよう修正した」としている。

 

出典URL

http://sankei.jp.msn.com/region/news/131106/hyg13110602070004-n1.htm

 

 

 

(2013年12月15日 修正5 ;追記)

 

20131212143分にmsn産経ニュースwestから、停止命令が解除されるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

姫路市消防局は11日、今月中旬にも同製造所への緊急使用停止命令を全施設で解除する方向で調整を進めていることを明らかにした。


同局によると、同製造所は事故の発生したアクリル酸を扱う2施設で、アクリル酸の廃液をためるタンクを廃止したほか、製造ラインに緊急安定剤投入設備を整備するなどの対策を取ったという。


命令の解除は、施設への立ち入り検査の結果を受けて決定される。

 

出典URL

http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/131212/waf13121214100026-n1.htm

 

 

 

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20133282316分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。     

 

東日本大震災の強い揺れで11年3月11日、いわき市の大型商業施設の照明器具が落下し、下敷きとなった女性(当時79歳)が死亡する事故があり、いわき中央署は28日、設計ミスが落下の原因として舞台装置メーカー「S輸送機」の当時の設計部長(52)ら3人を業務上過失致死容疑で書類送検した。

送検容疑は07年9月ごろ、施設の6階ホールの天井に重さ約300kgの照明器具をつり下げる際、設計図で安全基準に満たないボルトの使用を指示。震災時にボルトが折れて落下し、女性の頭にぶつかって死なせたとしている。

同署などによると、事故が起きた6階ホールには照明器具が計18基あり、そのうち5基が落下した。当時、現場には女性ら約200人がいたという。
 

同社は取材に「横揺れを十分計算せずに設計した。亡くなられた方や関係者の方々に深くおわびします」としている。

警察庁によると、震災による死亡事故を巡り、同容疑で送検されたのは東京都町田市の大型スーパー「コストコ多摩境店」に次ぎ2件目。    

 

出典URL

http://mainichi.jp/select/news/20130329k0000m040088000c.html

 

 

 

(2017年3月22日 修正1 ;追記)

 

過去記事見直し途中、同社から再発防止策が記された文書が平成25年3月29日付でネット配信されているのを見つけたため、タイミング的にはちと遅いが、追記しておく。

 

この事故を受けまして、弊社では直ちに原因究明のための調査を開始、その結果、事故の原因は、固定グリッドを固定していた吊ボルトの水平地震力(横揺れ)に対する強度不足にあることが判明し、このほど弊社従業員3人(当時)が業務上過失致死容疑で書類送検されました。

 

事故原因の判明後、弊社では再発防止に向けて懸垂物設計における責任の重大性を再認識させるため、設計者全員の再教育を実施いたしました。

 

また、設計手順における強度計算書の作成・検証・承認方法を改訂いたしました他、計算検証をより確実なものになるように変更しますとともに、設計・施工方法の見直しを行いました。

 

http://www.sansei-technologies.com/news/pdf/20130329.pdf

 

 

 

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2013328日付で朝日新聞北九州版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。   

 

小倉北消防署の男性隊員(25)が今月上旬、災害救助の訓練中に5mの高さから落下して頭蓋骨を骨折し、一時、意識不明になる事故が起きていた。市消防局などへの取材で27日に分かった。

 

同局によると、事故は5日午前7時15分ごろ、小倉北区貴船町の駐車場で発生。


川の中州に取り残された人を救助するとの想定で、男性隊員がクレーン車で吊り上げたロープにぶら下がった際、クレーン車と滑車をつなぐ金具が突然、破断。約5m下のアスファルトに背中からたたきつけられたという。


男性隊員はヘルメットをかぶっていたが、落下の衝撃で頭蓋骨を骨折し、胸を強打。

一時、意識を失い、現在も入院中だ。

 

破談したのはカラナビと呼ばれる輪状の金具。
登山などに使われ、市販されているものだ。


訓練には救助隊員ら6人が参加し、複数の隊員が訓練前に目視で点検したが、異常はなかったという。

 

同局は、「日常の訓練中のけがは公表していない」と事故を非公表とする一方、事故当日の午後に市内7消防署の署長を集めた緊急会議を開催。
事故を説明して、カラナビに大きな負荷がかかるような訓練の中止を周知したという。

 

カラナビがなぜ破談したかについては、現在も分かっていない。

各消防署を通じてカラナビ約700個の緊急点検をしたが、異常は見つからなかったという。

 

同局は近く、金属や機械工学の専門家ら外部の有識者を招いて事故を検証、破談の原因を詳しく調べる予定だ。

 

 

 

(2020年2月22日 修正1 ;追記)

 

2020219日付で毎日新聞福岡版から、落下した職員は後遺症が残ったものの今も同じ消防署で勤務、市は賠償金を支払うという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

北九州市は、救助訓練中の事故で後遺症が残った小倉北消防署の男性消防職員に対し、賠償金約5885万円を支払う方針を決めた。

関連議案を市議会2月定例会に提出する。

 

職員は2013年3月、小倉北区の民有地で、増水した川の中州に人が取り残された想定の救助訓練に参加。

 

救助工作車のクレーンで高さ約5メートルに張ったロープからアスファルト地面に落下し、右目の失明や脳の一部の機能障害など、後遺症が残った。

 

ロープをかけていた金具が破断したのが原因だった。

 

市消防局は、金具の状態を把握せず、安全マットを使わなかったなど、安全管理に問題があったと判断。

19年3月に障害等級が確定したのを受け、賠償について協議を進めたという。

 

職員は現在も同消防署で勤務している。

 

https://mainichi.jp/articles/20200219/ddl/k40/010/444000c

 

 

 

 

 

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2013328134分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

東京大地震研究所の佐藤比呂志教授(構造地質学)は28日、活断層「立川断層帯」の掘削調査で、地下に埋まった劣化したコンクリートらしき物体を断層と見誤り、「活断層があった」と発表していたと明らかにした。
「断層があると考えていた場所から物が出てきた。ある種の催眠術にかかってしまっていた。大変申し訳ない」と謝罪した。
ただ立川断層の存在自体を否定することにはならないという。

佐藤教授の研究チームは、立川断層(長さ21km)が走る東京都立川市と武蔵村山市の境界周辺で、長さ250m、深さ10mのトレンチ(溝)を掘削調査。2月に「活断層を発見した。水平方向に動く横ずれの可能性がある」と発表していた。

しかし、数日後の一般公開で、地質や土木工事に詳しい見学者が現場に異物が混じっている可能性を指摘。再調査したところ、断層と考えてきたものは、以前あった自動車工場の基礎工事で打ち込んだコンクリート製のくいだった可能性が高いことが分かった。

佐藤教授は「天然の地層を判断する知識はあるが、土木工事の経験はなく、上から人工物を挿入した可能性は考えなかった」と話した。

立川断層帯は、東京都青梅市から府中市に延びる立川断層と、埼玉県飯能市にある名栗断層(同12km)からなり、大まかな位置は判明している。1万5000〜1万年に1回動くと推定されているが、過去の地震の痕跡は少ない。

佐藤教授は、東北電力東通原発(青森県)の敷地内に活断層があるかを調べる原子力規制委員会の有識者調査団の一人。調査団は2月に「敷地内の断層群の多くが活断層である可能性が高い」との報告書案をまとめている。

出典URL

http://mainichi.jp/select/news/20130328k0000e040199000c.html



(ブログ者コメント)

 

ここにあるだろうと考えていた場所から、それを裏付ける証拠のようなものが出てきたため・・・ということらしい。

ヒューマンエラーの一つの例として紹介する。





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2013328200分にNHK静岡から、同日139分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

静岡県に住む女性の靴に毒物の化学薬品を塗り、殺害しようとしたとして、警察は女性の同僚で、山梨県の会社員の男を殺人未遂の疑いで逮捕した。
女性は足の指を切断する手術を受けたという。
警察によると、男は否認しているという。


警察によると、男は去年12月上旬、勤めている静岡県内の会社で、同僚の40代の女性の靴の内側に毒物に指定されているフッ化水素酸の液体を塗って女性を殺害しようとした疑いが持たれている。
足に痛みを感じた女性が病院を受診し、その後、薬品で足の一部が壊死していることがわかり、病院が通報したという。
女性は足の指5本すべてを切断する手術を受け、全治3か月の大けがをした。

 

警察によると、男は会社の業務で使う化学薬品の取り扱いを担当し、女性に好意をもっていたとみられるということで、警察でいきさつを詳しく調べている。


静岡県工業技術研究所によると、この薬品はガラスの加工のほか半導体の洗浄などに使われている。

皮膚に触れると骨まで浸透してカルシウムを溶かしてしまうため、取り扱うときは専用の手袋やめがねを着用したうえで換気することが必要だという。
岡本上席研究員は「この薬品は毒物に指定されており、金属製の容器に鍵をかけて保管して持ち出されないように管理する必要がある。」と話している。

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/3033507131.html?t=1364507543961

http://www.asahi.com/national/update/0328/TKY201303280109.html


329738分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

捜査関係者などによると、女性は昨年10月にも、勤務後にブーツに履き替えた際、しばらくして右足に痛みを感じ、病院で治療を受けたという。
女性は全治1か月以上の重傷で、職場復帰した直後、今回の事件の被害に遭ったという。

出典URL

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130329-OYT1T00217.htm


また、44日付の読売新聞静岡版からは、フッ化水素酸の危険性に関する詳しい記事などが、下記趣旨でネット配信されていた。

日本中毒情報センター(本部・茨城県つくば市)によると、フッ化水素酸は、触れると体の表面に被害がとどまる硝酸や硫酸などとは異なり、体内に素早く吸収されて低カルシウム血症を引き起こす。体表の2・5%が触れただけで死亡した例もあるという。

捜査関係者によると、被害者の女性は靴を履いた際、「湿っているなと感じた」程度だったが、約20分後に痛みを感じ出したという。
フッ化水素酸に詳しい専門家は、濃度が50%以上のフッ化水素酸の場合、触れた瞬間に激痛が走るが、痛みを感じるまである程度の時間が経過していることから、「比較的薄めだったのではないか」と分析する。


実際、これまでの警察の捜査では、勤務先にあるフッ化水素酸のうち45%程度のものが、通常の使用からは考えられない不自然な量の減り方をしていたことがわかっている。
このため専門家は、「犯罪実行者はフッ化水素酸の特徴を知ったうえで、時間差があり、薬物による症状との判断が困難な状況にして、犯行の発覚遅れを狙ったのでは」と指摘している。

勤務先によると、容疑者はフッ化水素酸を扱う部署に10年以上在籍していたといい、フッ化水素酸の保管庫の鍵を1人で管理していた。
警察は、フッ化水素酸の性質に詳しい容疑者が、発覚を遅らせようと濃度の薄いものを使った可能性もあるとみて、調べを続けている。


出典URL

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shizuoka/news/20130403-OYT8T01695.htm



(ブログ者コメント)

 

ブログ者は、フッ化水素酸には強い腐食性があると知ってはいたものの、これほど強いとは思ってもみなかった。

 

kis-netには、有害性について下記記載がある。

○毒物。通常50~60%程度の溶液になっている。弱酸だが毒性、腐食性が激しい。

○目、鼻、のどを強く刺激する。蒸気を吸入すると気管支、肺、のどが侵され、一時的に声がでなくなる、肺は肺水腫を起こし、重いと呼吸麻痺を起こして死亡する。慢性中毒は全身衰弱をきたす。液が付着すると目、皮膚に障害を与える。

○事故時保護具概要;周辺空気と無関係の(重装備の)呼吸防護器具,全身防護服を着用する。



他のMSDS数点を調べても同程度の記載だ。

しかし、この程度の記載では、今回の事例にみられるほどすさまじい腐食性があることは、なかなか伝わってこない。

 

フッ化水素酸を取り扱う場合は、くれぐれもご用心。





(2013年4月22日 修正1 ;追記)


2013年4月7日12時0分にmsn産経ニュースから、フッ化水素酸の腐食性に関する更なる情報が、下記趣旨でネット配信されていた。

昨年12月5日、女性は、普段通りに研究所から出てスニーカーに履き替え、車を運転して帰宅しようとした。左の靴が「ぬれているな」と感じてはいた。それはやがて足のかゆみとなり、20分後にそれは耐え難い激痛に変わった。
女性は途中にあった病院に駆け込んだが、左の足指は骨まで壊疽を起こしていた。医師は壊疽の進行を食い止めるため、メスで指先を5本とも切り取らざるを得なかった。
通常、指を切断する際には大きな抵抗を感じるものだが、「骨まで軽く切れた」ほどだったという。

実は、女性が足に激痛を感じたのは、今回が初めてではなかった。同年の10月にもブーツを履いた右足に激痛を感じ、病院に飛び込んだ。
捜査関係者は「12月のときよりは症状が軽かったものの、やはり病院で足指の先端を切断している。彼女は両足の指10本すべてを切断するはめになった」と話している。

靴に塗るだけで、女性の足をわずか数十分で壊死させたフッ化水素酸とは、一体どのような“毒薬”なのだろうか。
化学熱傷の治療に詳しい医療関係者によれば、フッ化水素酸は、ガラスやゴム、皮革などを溶かすため、磨りガラスなどガラス製品の加工や、焦げ付きにくいフッ素樹脂製フライパンを作る際などにも使われる一般的な薬品だという。

危険性は濃度によって異なり、50%以上の濃度だと触れただけで激痛がするが、それ以下の濃度でも、皮膚の表面のタンパク質を通して骨まで瞬時に浸透し、壊死させるという。
また、フッ化水素酸に含まれるフッ素イオンは血液中からカルシウムを奪い、「テタニーショック」と呼ばれるけいれんを起こして死に至らしめる。
このため、身体のわずか1%以下の面積がフッ化水素酸に触れただけでも、死に至ることがあるという。

この関係者は、女性が痛みを感じたのが靴をはいてから約20分ほどたってから、という“遅発性”に注目する。
「10月に使われたものも12月に使われたものも、濃度が40パーセント程度だった可能性が高い。12月の方が症状が重かったのは、気温が低いためにフッ化水素酸が揮発せず、靴の中に多く残留していたためではないか」と指摘する。
 


出典URL

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130407/crm13040712010005-n1.htm




 

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(2013年4月4日 修正3 ;追記)   

20133271843分にNHK甲府から、接着剤の不飽和ポリエステル樹脂がコンクリートに含まれるアルカリ性物質と反応して劣化した可能性があるという下記趣旨の記事がネット配信されていた。

天井板などを固定するボルトの接着剤として使われていた樹脂が劣化し、強度が落ちていた可能性があることが、国の事故調査委員会の分析でわかった。
調査委員会は、事故原因との関係を検証することにしている。

事故のあとの調査で、天井板や金具をつり下げていた接着剤で固定するタイプのボルトが数多く抜け落ちているのが見つかったが、調査委員会がトンネルに残っていたボルトを引き抜く試験を行った結果、多くのボルトはトンネル本体に固定する強度が設計時の想定より落ちていたとみられることがわかった。

また、このボルトを固定する接着剤には「不飽和ポリエステル樹脂」という化学物質が使われ、劣化していたことも新たにわかった。

この樹脂は、アルカリ性の物質と反応すると成分が変化することがあり、調査委員会は、コンクリートに含まれるアルカリ性の物質が浸透して樹脂が劣化し、強度が落ちた可能性があると分析している。

メーカーなどによると、笹子トンネルの建設当時、この樹脂の使用にあたって物質との反応を確認する基準はなかったということで、調査委員会の委員からは接着剤を使うボルトがまだ新しい技術だったため、使い方に何らかの問題があったのではないかという指摘が出ている。

調査委員会は、劣化による強度の低下と事故原因との関係をさらに検証することにしている。

出典URL

http://www.nhk.or.jp/lnews/kofu/1043466131.html?t=1364418338935     

 

 

また、2013327201分に朝日新聞から、接着剤が本来必要な量の7割程度しかついていなかった可能性が高いなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。 

国交省は27日、天井板をつるボルトに、接着剤が本来必要な量の7割程度しか付いていなかった可能性が高いとの調査結果を明らかにした。
ほとんどのボルトで、コンクリート壁への接着力が足りていなかったという。

これまでの国交省の調査で、設計上は抜けないはずのボルトが多数抜けている。
コンクリート壁の穴に埋め込んだボルトは、長さ13cmにわたって接着剤を付けて固定される設計だった。
だが、抜けたボルトは平均9cm程度しか接着剤が付いていなかったと推定。接着剤の攪拌不足で穴の先端に固まったり、コンクリートの隙間に入り込んだりした可能性があるという。

接着剤自体の劣化も新たに確認された。水に触れることによる成分変化で、コンクリートと接する部分で特に劣化が進んでいた。接着力の低下にも、ある程度影響したと考えられるという。
接着剤メーカーの当時のカタログには「変質、老化の心配はない」と記されていた。
国交省は「接着剤を使ってボルトを固定する手法は当時の新技術だったため、弱点への理解が不足していた」とした。

国交省は今後、大型車両の通行や換気によって繰り返し風圧などがかかることによる接着剤の劣化も事故の要因となった可能性があるとみて、接着剤内にある細かなひび割れの分布を詳しく調べる。     

出典URL

http://www.asahi.com/national/update/0327/TKY201303270428.html

 

 

 

(2013年5月7日 修正4 ;追記)   

201356926分に読売新聞から、「打音検査では劣化見抜けず」というタイトルで、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。    

中央自動車道・笹子トンネルで起きた天井板の崩落事故で問題となったアンカーボルトの接着具合について、国が定める「打音検査」と呼ばれる従来の手法では、安全確認が十分できないことが国交省の調査でわかった。
崩落原因とされる接着剤の劣化を正確に把握できないためだ。

同省は、全国13か所の同構造のトンネルについて、専用機器でボルトを引っ張って強度を確認する「負荷試験」を追加し、改めて安全確認を行うよう道路管理者に求めた。
事故を機に設置された国交省の調査検討委員会が、近くまとめる中間報告に再発防止策として盛り込む。

同構造の13か所のトンネルの当座の安全性について、国交省は「昨年12月の一斉点検では打音検査のほか目視、触診なども行い、著しい劣化は見つからなかった。ただちに崩落につながる恐れはない」としている。   

出典URL

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130505-OYT1T00883.htm

 

 

 

(ブログ者コメント)

従来「ヨシ」とされてきた検査方法でも詳細に検討するとその効果に疑義が生じることがある、という教訓も得られた。

 

 

 

(2013年5月29日 修正5 ;追記)   

2013528224分にmsn産経ニュースから、同日2233分にNHK甲府から、天井隔壁にかかる風圧を設計時に考慮していなかったなどと指摘する報告書骨子がまとまったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。   

国交省の事故調査・検討委員会は28日、設計時に天井板のつり金具を支えるボルトに換気の際などの風圧の影響が考慮されず想定を超える負荷がかかっていたことなどを指摘する報告書骨子をまとめた。

骨子では、こうした設計時の不備に加え、ボルトを固定する接着剤の劣化や耐久性の知識の欠如、中日本高速道路の不十分な点検や維持管理体制など、複合的な要因が事故につながったとした。

骨子によると、笹子トンネルは金具でつり下げた天井板で上部に空間をつくり、その空間を隔壁で左右に分けて2本の換気ダクトとしている。金具は最上部のコンクリート部分に穴をあけてボルトを埋め込む形で接着剤で固定され、隔壁にも接続している。

隔壁が換気の風圧を受ける際にボルトが引っ張られることが判明し、最大で想定の約2.5倍の負荷がかかっていた。しかし、設計段階ではこの風圧を考慮していなかったという。換気設備の運転・停止は開通から35年間で約21万回繰り返されていたとしている。
また、直下を走る大型車の風圧で天井板が揺れたこともボルトの耐久性に影響したとする。車の風圧は720万回程度が影響したと推計されるという。

一方、未崩落部分のボルト56本を調べた結果、穴の深さは平均15.7cmだったのに対し、ボルトの埋め込み部分は平均12.9cmと短かった。接着不足だったとみられ、建設当時から耐久性に問題があった可能性もあったという。

また、骨子は天井板の撤去が望ましいと指摘。残す際は、別系統の安全機能を確保することや、標識などつり構造物の固定に接着系ボルトの使用を避けるなどの再発防止策も示した。

■笹子トンネル事故要因の報告書骨子
 ・設計において無視されていた隔壁への風圧がボルトに無視できない負荷を与えた。
 ・ボルトの接着剤の劣化など長期耐久性についての十分な知識がなかった。
 ・ボルトを埋め込む穴の深さに対し、埋め込み部分が短く、接着不足だった可能性がある。
 ・ボルトに近接しての目視や打音検査が未実施あるいは
補修を記録した書類などの保存に不備があって点検や維持管理に反映できていなかったなど、中日本高速道路の維持管理が不十分だった。 

出典URL

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130528/dst13052822060026-n1.htm

http://www.nhk.or.jp/lnews/kofu/1044876931.html?t=1369774651173

 

 

 

(2013年6月20日 修正6 ;追記)   

20136181752分にNHK首都圏から、最終的な報告書が公表されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。内容的には既報のとおり。   

国の事故調査委員会は最終的な報告書をまとめ、詳細な点検をしていれば、強度が失われたボルトの存在を把握できたとして、中日本高速道路の点検や維持管理が不十分だったと厳しく指摘した。

報告書では、事故の原因は天井板や金具をつり下げていた接着剤を使ったボルトの周辺に絞られるとした上で、完成時からすでに接着剤の強度が不足していたボルトがあったと推定されるなど、設計や施工の段階から事故につながる要因が内在していたと分析している。

さらに、開通から35年間、ボルトにかかり続けた力や、浸透した水の影響などで老朽化が進んだために接着剤の強度が失われ、一部のボルトが抜けたのをきっかけに、天井板がおよそ140mにわたって連鎖的に崩落して、重大な事故に至ったと推定している。

一方で、「すべてのボルトで、たたいて異常を調べる打音検査などの詳細な点検をしていれば、強度が失われたボルトは把握できる」として、トンネルを管理する中日本高速道路に対して「12年間にわたって詳細な点検を行わず先送りにするなど、点検内容や維持管理体制は不十分だった」と厳しく指摘した。

報告書の中で調査委員会は、点検や補修などの情報を確実に保存する仕組みが必要だとも指摘していて、国交省は、今後の道路施設の維持管理に反映させることにしている。

事故調査委員会の報告書がまとまったことについて、中日本高速道路は「点検から補修までのチェック体制の強化など、すぐに取り組める対策は直ちに実行に移しています。このような事故を2度と起こさないよう、報告書を踏まえた安全性向上のための計画を来月中にとりまとめ、確実に実行していきたい」と話している。   

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20130618/b8d6f8a11ff597066e0f04f022ef6ec4.html

 

 

 

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20133262040分に時事通信から、3262136分にmsn産経ニュースwestから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

26日午後3時35分ごろ、大阪府枚方市出口のメッキ液製造「K工業」の枚方工場排水処理棟でガス爆発が起きた。
男性作業員(61)が左胸を強打するなどして病院に運ばれ、重傷。他に男性作業員(38)が耳鳴りがする程度の軽傷という。
警察が事故原因を調べている。


警察などによると、2人が工場で出た廃液をポリ容器からステンレス製貯蔵タンク(縦1.9m、横3.8m、高さ1.8m)に移し替えていたところ、ガス爆発が起きたという。
タンクは破裂しなかったが、ふたが吹き飛び、棟の南側と西側の一部壁が崩れ、鉄骨がむき出しになった。

出典URL

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2013032601002

http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130326/waf13032621390029-n1.htm

 




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2013327215分にmsn産経ニュース大阪から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。 

26日午後2時半ごろ、大阪市北区天満の自動車修理工場から出火し、鉄骨2階建て延べ約190m2が全焼した。経営者の男性(48)が顔や手に10日間のやけどを負った。


警察によると、男性が乗用車の燃料タンクを修理していた際、タンクから漏れたガソリンが照明用のハロゲンランプにこぼれて引火し、工場内に燃え広がったとみられる。

近くの60歳代の無職男性は「爆発音のような音が聞こえ、すぐに黒い煙が上がっていた。怖かった」と話していた。

出典URL

http://sankei.jp.msn.com/region/news/130327/osk13032702150004-n1.htm



(ブログ者コメント)

 

ガソリンの発火点は、kis-netによれば280~456℃程度。

一方、ハロゲンランプの表面温度は、札幌市消防局の実験によれば約267℃。
http://www.isad.or.jp/cgi-bin/hp/index.cgi?ac1=IB17&ac2=79winter&ac3=3579&Page=hpd_view   


よって、ハロゲンランプによる熱面発火の可能性がある。

(あるいはガラスが割れて内部にガソリンが入ったとか・・・)

もしハロゲンランプではなく白熱電球を使用していたなら、以下の、おそらくは白熱電球を使用したキーエンス社の実験で表面温度は150℃と測定されているので、発火しなかったかもしれない。

http://www.keyence.co.jp/req/u/avvnkb5/show.jsp






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201332729分にmsn産経ニュース兵庫から、326197分にNHK神戸から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

26日午前11時10分ごろ、神戸市中央区港島の岸壁に停泊していたパナマ船籍の貨物船「JURONG」(9696トン)の船倉内で輸出用の大型タイヤ4本が倒れ、下敷きになった会社員の男性(57)が死亡。同僚の男性会社員(48)も左足骨折の重傷を負った。


警察などによると、タイヤは直径2.6m、幅0.75m、重さ約1.3トン。
クレーンなどを使って5本の積み込み作業中、1本が倒れたため、男性ら4人が立て直そうとしたところ、残り4本が倒れてきたという。


警察は業務上過失致死傷容疑で、作業の安全管理に問題がなかったか関係者から事情を聴く。

出典URL

http://sankei.jp.msn.com/region/news/130327/hyg13032702090004-n1.htm

http://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/2023456941.html?t=1364334858983



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2013326950分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。 

26日午前8時20分ごろ、北九州市門司区のT金属門司工場で「爆発があり、けが人が1人出た」と、工場従業員から119番通報があった。
警察などによると、けが人は20代の男性。会話ができる状態で、命に別条はないという。

 

警察などによると、事故があったのは構内の電気炉(高さ1.7m、奥行き2.3m、幅0.8m)。
従業員が炉のふたを開けた際、炉内から出た熱風が顔や胸部などに当たったという。
炉内の水素ガスを十分に抜かないまま、ふたを開けたためにガスと大気が触れて化学反応
を起こしたとみている。

 

同社によると、門司工場はタングステンやモリブデンといった希少金属の特殊加工をしている。
工場によると、事故があった電気炉は工場で製造した加工製品を熱処理するために使われていたという。

出典URL

http://www.asahi.com/national/update/0326/SEB201303260003.html

 



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20133261317分に西日本新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

26日午前5時20分ごろ、福岡市早良区の九州電力百道変電所3階の配電盤室から出火、配線2本を焼いて約1時間後に鎮火した。
九電によると、火事の影響で、百道浜や西区愛宕浜などの6903戸で最大1時間10分にわたって停電した。

消防に付近の住民から「爆発音がした」との通報があり、警察は、配線がショートした可能性があるとみている。建物の延焼はなかった。


九電福岡支社によると、変圧器とスイッチをつなぐ直径64mmのケーブル2本が燃えた。出火当時、変電所は無人で、鍵がかかっていたという。


変電所に近い愛宕浜2丁目のマンションに住む男性(75)によると、停電したマンションのエレベーターに女性1人が閉じ込められたが、30分後に無事に救出された。

出典URL

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/354942

 





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20133261046分に北海道新聞から、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。また3261814分にNHK札幌からも同主旨の記事がネット配信されていた。 

25日、札幌市のJR函館線で変圧器が不具合を起こして送電ができず、あわせて200本近くの列車が運休したトラブル、原因は小さな変圧器の冷却装置(ラジエーター)の破損だった。JR北海道で初めてという。

変圧器内部の圧力が異常に上昇した可能性があるが、基本構造が同じ道内103カ所の装置の再発防止に不可欠な原因究明はできていない。
JRは緊急点検を始めるとともに変圧器を鉄道総合技術研究所(東京)に送り、調べる。


JRによると、壊れた変圧器は「吸上(すいあげ)変圧器」と呼ばれる。
列車に供給される電気は、電柱で線路上に張られた「架線」から列車に供給される。
使用後の電気は架線と同様に張られた「帰線」を通じて変電所に送り戻されるが、その際の電気の流れを安定させるのが、吸上変圧器だ。


この変圧器は、電化区間のおおむね3~4kmおきの上下線各1カ所に設置されている。
破損したのは札幌から岩見沢方面への下り線の変圧器だが、今回は上り線でも安全機能が働き、上下線とも送電できなくなった。

JR北海道は同じタイプの変圧器100か所余りを双眼鏡を使って目視で緊急点検し、異常は見つからなかったという。

出典URL

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/452323.html

http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20130326/36254bc0d442e9d6f23325d937f058ee.html



(2013年4月6日 修正1 ;追記)

201345210分にNHK札幌から、変圧器内部で配線が切れ漏電したことが原因だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

JR北海道は、不具合のあった変圧器の内部で配線が切れて漏電したことが原因だったと発表した。


JR北海道が5日発表した原因調査の中間報告によると、不具合があった変圧器の内部でコイル状に巻かれている銅線が切れ、容器の内側に接触し、焦げたとみられる跡が見つかったという。


JRでは、漏電により送電が止まったのが原因だとして、調査を依頼している鉄道総合技術研究所に銅線が切れた原因について、さらに調べてもらうことにしている。


また、JRでは再発を防止するため、指令センターから変圧器の異常を監視する装置や、遠隔操作で送電を制御する装置の導入を進めることにしている。

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20130405/eadd11aada911be328de87a0ac9cdd24.html

 





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2013326日付で朝日新聞岩手全県版から、また3261650分に岩手河川国道事務所から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

岩手河川国道事務所は25日、北上市和賀町の工業団地で、硝酸ナトリウムを含んだ泡状のもの約1トンが水路に流出する事故があったと発表した。

水路は水が流れていなかったため川へは流れ込まず、全て回収済という。健康への被害も報告されていない。

 

北上市などによると、日立オートモティブシステムズハイキャストの屋外にあった排水を浄化する槽からあふれ、道路を通って工場前の水路に流れ出た。

 

同事務所は、周辺の河川で巡視と水質調査をしたが、異常は確認されなかった。

出典URL

http://www.thr.mlit.go.jp/Bumon/kisya/saigai/images/45243_1.pdf



(2013年4月12日 修正1 ;追記)

2013327日付の岩手日報紙面に、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事が掲載されていた。

25日、少量の硝酸ナトリウムを含む廃液が工場敷地脇の側溝に漏れているのが見つかった。

市の調べでは、廃液の処理槽で泡が異常発生し、その一部が側溝に漏れた。

 

側溝に水は流れておらず、吸引処理の上で、一帯を洗浄したという。

市によると、硝酸ナトリウムの排水基準は、1ℓあたり100mg以下だと定められている。

 





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2013325日付で神奈川新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

25日午前11時5分ごろ、藤沢市天神町2丁目の旧県立藤沢北高校の解体工事現場で、鉄筋コンクリート製の杭が、大型クレーン車を運転していた会社員の男性(41)側に倒れ、男性は全身を強く打ち、間もなく死亡した。警察が事故原因などを調べている。

警察によると当時、地中に埋まっていた延長23mの杭をクレーン車で引き抜く作業中だったが、途中で折れ、長さ7.75m、直径45cmの円柱状の杭が運転席に倒れかかってきた。
クレーン車は50トンを吊り上げられる能力があるという。

現場では、校舎の建物は大半が解体済みで、杭の除却などが進められていた。
同じ規模のクレーン車が計6台作業するなど約60人が働いていたという。
警察は、適切な作業が行われていたどうかなど詳しく調べている。

出典URL

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1303250008/

 





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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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