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15日午後10時20分ごろ、四日市市川尻町のJSR四日市工場で「合成ゴムを乾燥させる設備から白煙が出ている」と消防に通報があった。
この設備は長さが21m、幅4m、高さ7mで、水分を含む合成ゴムに温風を当てて乾燥させるもので、消防車9台が出動し、約3時間後に鎮火。合成ゴム7~8トンが燃えた。
けが人はいなかった。
警察と消防は15日午前10時から合わせて12人の態勢で現場検証を行い、担当者から出火当時の状況を聞いたり乾燥設備の状況を見たりして出火原因を調べている。
現場は四日市コンビナート南部の工場が建ち並ぶところで、周辺の住宅に煙の影響などはなかった。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/tsu/3073530082.html
2012年11月17日付で毎日新聞神奈川版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午後7時10分ごろ、相模原市緑区橋本台2の金属部品製造会社「K工業」の第2工場で、完成後検査中の発電機の部品が破裂し、社員の男性(35)が死亡、もう一人の男性(42)が左腕の骨を折る重傷、別の55歳男性が軽傷を負った。
警察によると、破裂したのは「クランクケース」と呼ばれるアルミニウム製の部品で直径50cmの筒状。気密性を調べるため窒素ガスを注入したところ破裂したといい、作業手順に誤りがなかったかも含め原因を調べている。
出典URL
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20121117ddlk14040203000c.html
(2012年12月2日 修正1 ;本文修正)
2012年11月17日付で神奈川新聞紙面に掲載されていた情報を、本文中に入れ込んだ。
(2017年11月7日 修正2 ;追記)
2017年11月5日付で朝日新聞横浜版(聞蔵)から、工場長は大丈夫だろうと思い、事前に水圧試験をさせなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月5日付で毎日新聞神奈川版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
(新情報に基づき、タイトルも修正した)
県警は10月12日、当時の工場長(52)を業務上過失致死傷の疑いで書類送検した。
当時の工場長が事前に水圧試験をさせることを怠り、3人を死傷させた疑いがあるという。
「危険性は認識していたが、水圧試験をしなくても大丈夫だろうと思ってしまった」と、容疑を認めているという。
相模原北署によると、12年11月、同市緑区の金属加工業「K工業」の工場で、エンジン部品の気密性を調べるために窒素ガスで部品を加圧していたところ破裂し、作業をしていた男性が死亡、立ち会っていた男性社員2人が重傷を負った。
出典
『相模原の部品破裂 元工場長を書類送検 業過致死傷容疑』
https://mainichi.jp/articles/20171105/ddl/k14/040/059000c
2012年11月15日付で神奈川新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
川崎南労基署は15日、川崎市川崎区のペットボトル用樹脂製造会社「P社」と同社の男性課長(41)を労安法違反容疑で書類送検した。
容疑は、同区内の同社工場内で今年3月31日、男性従業員(52)が落下した荷物の直撃を受けて死亡する事故が発生した際、安全対策を怠ったままフォークリフトを荷物のつり上げ作業に使った、としている。
同署によると、従業員はフォークリフトを使って原料入りの荷物(重さ約1トン)のつり上げ作業を実施。荷物にフォーク部分が刺さって破損したため補修していたところ、上部に積まれていた荷物が落下してきたという。
同署は、特別な安全措置を講じずにフォークリフトを荷のつり上げ作業に使用したことが、車両系荷役運搬機の用途外使用に当たるとしている。
出典URL
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1211150023/
(ブログ者コメント)
同社では同年3月31日にも死亡事故が起きている。
2012年4月6日掲載
2012年3月31日 川崎市のペットボトルリサイクル工場で重さ1トンの袋をフォークで積み上げ中、袋の下敷きになって死亡
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/1621/
2012年11月14日19時23分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午後7時頃、北九州発韓国・釜山行きのスターフライヤー303便(エアバスA320型機)が北九州市上空を飛行中、操縦席付近に落雷を受けた。
乗客約20人にけがはなかった。
同社によると、同機は釜山に到着後、飛行に影響がないことを確認し、北九州へ折り返した。
14日未明の点検で塗料の剥げ落ちや小さな傷が見つかったため、北九州、羽田、関西の各空港を結ぶ計6便が欠航した。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121114-OYT1T01099.htm
キーワード ;飛行機
市川市の県立行徳高校(全校生徒529人)で13日午後、同校3階の化学実験室の教壇の上に置いてあった危険物の金属ナトリウム約10g入り瓶1本がなくなった。
同校からの被害届を受け、警察は窃盗事件として調べている。
警察などによると、盗まれた金属ナトリウム入りの瓶は、30代の男性講師が同日午前11時45分~午後0時35分までの間、4時間目の化学の授業で、金属ナトリウムと水を反応させて発火させる実験で使用。
その後、無施錠の同教室に放置したまま昼休みに入り、同1時20分からの5時間目の授業のため教室に戻った際、瓶がなくなっているのに気付いたという。
同校は、同日午後5時すぎ、警察に通報した。
同校によると、盗まれた瓶は高さ約10cm、直径約5cmの褐色瓶。金属ナトリウムの塊4個が化学反応を起こさないよう灯油に浸した状態で入っていた。
金属ナトリウムは第3類危険物に指定された金属片のようなもので、色は銀白色。水に触れると発火を伴う激しい酸化反応を起こすことから、普段は鍵付きの薬品庫に保管していて、実験が終わるたびに薬品庫に戻すことになっていた。
男性講師は「うっかり置き忘れた」と説明しているという。
出典URL
http://www.chibanippo.co.jp/c/news/national/110051
http://www.chiba-tv.com/060chibatv_news/2012-1114-1755-8.html
2012年11月20日16時17分にNHK千葉から、生徒のいたずらだったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察が盗難事件として調べていたところ、この学校の男子生徒の1人が「教室から持ち去り、仲間と一緒にいたずらに使った。ビンは捨てた」と話し、体育館近くの排水溝から割れたビンが見つかったという。
警察によると、男子生徒らは金属ナトリウムを校庭の隅の水たまりに入れて反応させていたが、けが人などはなく、金属ナトリウムは、すべて使い切ったとみられるという。
警察は生徒らから話を聞き、詳しい状況を調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/chiba/lnews/1086645571.html?t=1353449818288
(ブログ者コメント)
昨年、九州大学でヒ素化合物の紛失騒ぎがあり、結局は、使用した准教授の勘違いで紛失していなかったと判明したが、その准教授、責任を感じてか、自殺した。
施錠管理している毒劇物などを取り扱う際には、くれぐれもご用心。
13日午後4時40分ごろ、川越町南福崎の鉄くず回収会社「Mコーポレーション」敷地内で、鉄くずが入った150~200kgの麻袋を運んでいた台湾籍で同社役員の男性(35)のフォークリフトが横転した。男性は車体の下敷きになり、即死した。
警察によると、男性は、麻袋をフォークリフトの先端につり下げ、コンテナに入れる作業中で、バランスを崩したとみられる。
事故当時、男性を含め3人が作業しており、別の作業員が119番通報した。
出典URL
http://www.isenp.co.jp/news/20121114/jiko02.htm
金沢市のホテルで清掃会社の従業員が死亡するエレベーター事故が起きた。
エレベーターをめぐるトラブルは各地で後を絶たず、分譲マンションで発生すれば管理組合が責任を問われることもありうる。
安全を守るには、住民による日ごろからの注意も必要だ。
■保守管理、業者任せにしない
日本エレベーター協会の2004年度のデータによると、エレベーターメーカー大手5社製での閉じ込め事故の発生率は1.8%。全国には約70万台のエレベーターがあるとみられることから、1年に1万件以上の閉じ込めが起きている計算になる。
国交省によると、今年6月までの1年間に報告のあった人身事故(違法設置・転用分を除く)は12件あり、5人が死亡、6人が重傷を負った。
このうち8件は荷物用や点検作業中の事故だが、一般用の利用者の事故も4件起き、転倒などで脳挫傷や骨折で4人がけがをした。
国交省の別の調査では、1985~09年度に発生した利用者の死亡事故(同)は少なくとも38件。
今回のように、かごと天井・床に挟まれた事故は13件で、14人が亡くなった。うち1件が06年に東京都港区で起きた高校生の死亡事故だ。
エレベーター事故の原因は、
(1)製品の欠陥
(2)保守管理の不備
(3)不適切な利用
の三つに大別できる。
今回の死亡事故が06年の港区の事故と同じメーカー製だったことから、製品の欠陥の有無に注目が集まるが、保守管理の不備によるトラブルも見過ごせない。
07年に東京の超高層ビルで起きたエレベーター火災の直後、国交省がメンテナンス6社に緊急点検を求めたところ、約43万台中818台にワイヤの鋼線切れなどの不具合が見つかった。大半は毎月の点検で防げる不具合だった。
エレベーターの安全は建築基準法にもとづき、所有者や管理者が大きな役割を担う。分譲マンションでは管理組合が当事者となる。
所有者・管理者の仕事は、おもに二つ。
年1回の定期検査をして自治体に報告する義務と、おおむね1カ月以内ごとに保守点検させることだ。
ほとんどのマンションは、検査や点検をメンテナンス業者に委託している。
だが、建築基準法は、検査を担う技術者について定めているものの、メンテナンス業者に関する規定がない。さんな保守管理が発覚しても、国交省や自治体は業者を処分する権限がない。
悪質業者に保守管理を委ねたエレベーターで事故が起きれば、管理組合が賠償責任を負うこともありうる。だが、多くの管理組合では業者に任せきりなのが実情だ。
マンション管理の相談に乗るNPO法人、集合住宅管理組合センター(集住センター)の常務理事は、「必要のない補修を持ちかけてくる業者もいる。エレベーターの保守管理は業者任せにせず、住民たちでチェックすることが大切」と説く。
業者から急な修繕を提案されたら、直前の定期検査の結果などと照らし合わせて説明を求める。日ごろの点検にも立ち会い、どんな作業をしたか確認する。
これまでメンテナンス業界はメーカーの系列会社の寡占状態だったが、最近は独立系の会社が安さを売りに台頭している。
業者選びの際は、複数から見積もりを取り、価格のほかに、技術者の数や部品の在庫、緊急時の体制も比較することが大切という。
管理契約は、高価だが保守点検のすべてを含むFM契約と、消耗部品の交換や点検などだけで安価なPOG契約の2種類。
常務理事は、「設置15年以内のエレベーターは部品交換も少ないので、POG契約でも十分。ただし、それ以降だと、消耗部品の交換費用も含むFM契約のほうが安く済む場合もある」と話す。
住民自らによる日常の点検も欠かせない。
エレベーター協会が発行する所有者向け手引書には、異常音や振動がないか、乗降口に段差がないかなど、専門知識がなくてもできる毎日の点検項目が示されている。
協会は、「故障や事故を防ぐには、メーカーや保守業者だけでなく、所有者や管理者の連携、協力が不可欠」としている。
出典URL
http://www.asahi.com/news/intro/TKY201211120250.html?id1=2&id2=cabcbbbd
名護市役所の支所で12日、重さ800kgあるとみられる金庫を運び出そうとした51歳の男性が金庫の下敷きとなり、まもなく死亡した。
警察などによると、12日午後3時50分ごろ、名護市役所の羽地支所で、重さがおよそ800kgあるとみられる金庫を廃棄するため、リサイクル会社の従業員の男性(51)が役所の職員3人とともに金庫を台車に載せて運んでいたところ、床の段差を乗り越えようとした際、金庫が男性の上に滑り落ちたという。
男性は心肺停止の状態で病院に運ばれたが、まもなく死亡が確認された。
この金庫は鉄製で、高さ1m50cm、幅は70cmあるという。
金庫を台座に固定するなどの措置はとられていなかった。
警察は、目撃者などから話を聴くなどして、事故原因をくわしく調べている。
出典URL
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00235281.html
http://www.qab.co.jp/news/2012111339253.html
12日午後1時10分ごろ、松江市東持田町の東持田川の砂防ダムの工事現場で、のり面の掘削作業をしていたショベルカーがおよそ25m下に転落し、運転していた作業員の男性(63)が投げ出されて倒れているのを現場責任者の男性が見つけて、消防に通報した。
男性は市内の病院に運ばれたが、全身を強く打っていて、午後2時すぎに死亡が確認された。
警察によると、男性は、午前8時ごろから現場責任者の立ち会いの下、のり面の掘削作業にあたっていて、現場には当初、責任者の男性もいたが、午前10時半ごろからは責任者が松江市内の事務所に移動したため、1人で作業をしていたという。
警察は、この責任者の男性をはじめ工事関係者から話を聞くなどして、詳しい事故の原因を調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/matsue/4033425161.html?t=1352753651728
(2012年12月2日 修正1 ;本文修正)
2012年11月13日付の山陰中央新報紙面に掲載されていた情報を、本文中に入れ込んだ。
(2013年5月13日 修正2 ;追記)
2013年5月10日付で朝日新聞島根版(聞蔵)から、事業主が書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
松江労基署は8日、松江市の土木建設業「Y重機」の事業主の男性(42)を労安法違反の容疑で書類送検した。容疑を認めているという。
作業場所が狭く路肩が軟弱であったのに誘導員がおらず、事業主の男性が事故防止策をとらなかった疑いがある。
12日午前11時ごろ、川崎市の東京電力東扇島火力発電所で、発電燃料で使われるLNGが漏れ出した。
けが人や発電への影響はなかったが、異例の漏出に東電は原因究明を続けている。
同所によると、午前11時すぎ、9号高圧LNGポンプ付近でガス漏れを検知する警報が鳴り響き、白煙が確認された。
その後、ガスを送る配管のバルブが閉められ、午後1時半すぎにガス漏れは停止。全部で0.5m3が漏れ出した。
発電所には高圧LNGポンプが10台あり、LNGの貯蔵タンクから気化器にガスを送っている。問題のポンプは、そのうちの1台。
ポンプ内のモーターと外部の電源をつなぐケーブルが通るステンレス製の管の継ぎ目から漏出していた。
事故当時は稼働していなかったが、ポンプ内やポンプ側の管の一部は常にLNGで満たされているという。
同事業所補修計画グループの副長は、「継ぎ目は点検などで取り外せるようになっており、何らかの理由で緩んだ可能性がある」と話した。
ポンプの定期点検は、社内規定で運転時間が2万4000時間に達するごとに実施しており、最近では2010年に実施し、異常は見つからなかった。
1日3回のパトロールも実施しており、この日午前10時のパトロールでは異常はなかったという。
同グループのマネージャーは、「現場は立ち入り禁止で詳しい状況が分からない。液体が漏れることは珍しく、慎重に原因の調査を進めたい」と話した。
(ブログ者コメント)
報道内容から考えると、キャンドポンプから漏れたのかもしれない。
もしそうだとすれば、漏れないという点が一つのセールスポイントだったポンプだけに、マネージャーの言う通り、珍しい事故だ。
12日午前9時10分ごろ、熊本市で九州新幹線の架線にクレーン車のアームが接触して停電した。
一時、全線で運行を見合わせ、約6時間後に復旧したが、上下46本が運休、13本が最大約6時間半遅れ、約9000人に影響した。
JR九州などによると、クレーン車(重量約85トン)は、熊本駅北約2kmの在来線高架化の工事現場で、鋼鉄管(重さ約1トン)を運搬しながら走行中、地下1.5mに埋められた雨水排水用の地下水路の上にさしかかったところで水路が陥没して転倒し、高さ約18mのアームが地上約15mの架線に当たった。
水路の上には鉄板を敷いていたということだが、JR九州では、クレーン車の走行が適切だったかどうかを調べることにしている。
停電直後、熊本−新八代間を走行中の博多発鹿児島中央行き下り「つばめ333号」が緊急停止したが、けが人はなかった。
同日午後3時15分の復旧まで、熊本駅は足止めを食った利用者で混雑した。
国交省九州運輸局は同日、長時間に及ぶダイヤの乱れで「利用者に多大な影響を与え遺憾」として、JR九州に原因究明と再発防止策を求め文書で警告した。
JR九州の社長は「多くのお客様にご不便をかけおわび申し上げます」とのコメントを出した。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20121112k0000e040121000c.html
http://www.nhk.or.jp/lnews/fukuoka/5013416701.html
(2012年11月30日 修正1 ;追記)
2012年11月27日付で読売新聞九州版から、事故原因に関する下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。
九州新幹線で12日、最大約6時間不通になったトラブルは、作業現場の地下に埋設された水路への防護措置が不十分だったことから、地面が陥没してクレーン車が傾いたことが原因とわかった。
JR九州が26日、記者会見で発表した。
最終的に54本が運休するなど人為的なトラブルとしては全線開業以来最大の約1万3000人に影響が出たことも明らかになった。
JR九州によると、地下約1mにコンクリート製の四角いトンネル状の水路(幅約1.6m、高さ約1.3m)が埋まっていた。
クレーン車で作業する際は、水路を覆うように地面に鉄板を並べる必要があったが、同社から発注を受けた業者は、水路の半分程度の幅にしか鉄板を敷いていなかった。
このため、クレーン車(約90トン)が水路上を走行した際、重さに耐えられず地盤が沈下、コンクリートの水路上部が破損してクレーン車が傾いたという。
JR九州は、「業者は水路がコンクリート製なので漫然と大丈夫だと思っていた。しっかりと防護措置を取るべきだった」と説明している。
出典URL
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20121127-OYS1T00402.htm
また、11月27日3時0分に朝日新聞から、同主旨で以下のような記事が、これも図解付きでネット配信されていた。
九州新幹線が12日に停電で6時間止まった原因は、工事現場の地下1.05mの深さに水路があるのを知りながら、対策を怠っていたためだった。
約90トンのクレーンの重さで、水路上部にある厚さ14cmのコンクリートが破損したという。
JR九州が26日発表した。
工事で、鋼鉄製の管をトラックに積み込む作業中に、地中の水路(幅1.56m、高さ1.33m)が陥没。クレーン車はバランスを崩して傾いたことから、アーム部分が近くにあった新幹線の架線に触れ、停電した。
クレーン車の下に鉄板は敷いていたが、走行の目安にするもので、水路の防護対策ではなかったという。
JR九州は再発を防ぐため、クレーン車を使う工事現場60カ所の緊急点検をはじめた。
この停電では、新幹線54本、在来線7本が運休するなどして、約1万3千人に影響が出た。
出典URL
http://www.asahi.com/national/intro/SEB201211260065.html
(ブログ者コメント)
複数の報道を読み比べて、初めて、状況が理解できることが結構あるが、今回の一連の報道は、その最たるものの一つだ。
上記、読売と朝日の記事を両方読むことで、ようやく全貌が見えてきた。片方しか読まなければ、消化不良に終わっていただろう。
以下のような報道もあったが、それらは誤報ではないにせよ、「群盲象を評す」の感があり、その記事だけしか読まない人には誤解を与えてしまう。
書くほうも読むほうも、心すべきことだろう。
(2012年11月26日 18時24分 NHK熊本)
コンクリート製の水路が埋設されているのに工事の請負業者が地上に鉄板を敷くなどの防護をしなかったため、クレーンの重みで水路が壊れ、地盤が陥没したのが事故の原因だった。
(2012年11月27日 00:05 西日本新聞)
通常、工事の際には埋設物保護用の鉄板を地上に敷き詰めるが、実施していなかった。
12日午前7時半ごろ、東大阪市西鴻池町のプラスチック製造会社「M化工」の工場でミキサーが突然作動し、中を清掃中だった従業員の男性(52)が巻き込まれて死亡した。
警察は、誤ってミキサーを起動させたとして、同社嘱託社員の男性(62)を業務上過失致死容疑で逮捕した。
調べに対し、「別のミキサーを動かすつもりでボタンを押してしまった」と供述している。
警察によると、男性はプラスチックの材料を粉砕するミキサー(直径約1.3m、深さ約1m)の中に一人で入り、午前7時ごろから清掃していたところ、突然、ミキサーが作動。
材料を砕くプロペラが高速回転し、巻き込まれた。
(ブログ者コメント)
□回転機を清掃などする場合は元電源を切っておく必要がある、その大切さを改めて教えてくれた事例だ。
□その他、起動ボタンの表示状況や清掃中表示の有無、従業員間の作業連絡などが気になるところだ。
11日午前5時ごろ、北九州市小倉北区魚町の6階建てビル外壁工事現場で金属製の足場が倒壊した。けが人はなかった。
警察は強風にあおられ、崩れたとみて調べている。
福岡管区気象台によると、市内では当時、強風注意報が出ており、午前5時21分には最大瞬間風速19.9mを観測していた。
警察によると、倒壊したのはビル3階より高い部分の足場で、高さ約20m、幅15mにわたって崩れた。
現場では、めくれ上がった足場が電灯の柱に引っかかり、何とか止まっている状態。
周辺道路は一時交通が規制された。
現場はJR小倉駅から南へ約300m離れた繁華街の一角。北九州モノレールが通る大通りに面し、日中の人通りは多い。
崩れた資材が歩道上にも散乱し、警察は「人通りのほとんどない時間帯に発生したのが不幸中の幸いだ」としている。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20121112k0000e040123000c.html
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20121111-00000193-fnn-soci
北九州発羽田行きスターフライヤー92便エアバスA320(乗客・乗員計145人)が11日夜、操縦室の窓にひびが入ったトラブルで、ひび割れの原因はくもり防止用の電熱線ヒーターのショートだったことが12日、分かった。
当初、落雷が原因との見方があったが、着陸後に調べたところ落雷の形跡はなかった。
同社によると窓ガラスは5層構造で、11日午後10時20分ごろ、関西空港付近の上空を飛行中、副操縦士席側にある窓ガラスの外側から2層目のガラスに縦約30cm、横約60cmにわたりクモの巣状のひびが入った。
同社所有の同型機では、今年1月と平成22年12月にも操縦室の窓にひびが入るトラブルがあった。
同社は同型機7機を所有しており、12日から全機の操縦室窓部分の点検を強化する。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/121112/dst12111214380008-n1.htm
11日午後2時15分ごろ、苫小牧市の苫小牧西港フェリーターミナルで、停泊中のフェリーの貨物室で下船する車を誘導していたフェリー会社社員の男性(59)が背後からバックしてきたトレーラーに轢かれた。男性は全身を強く打ち、まもなく死亡した。
警察などによると、トレーラーは運転席のある車両と貨物を載せる車両とをつなげる作業をしていたが、運転席のある車両が男性をはねたという。
警察が事故原因を調べている。
出典URL
http://www.asahi.com/national/update/1111/TKY201211110313.html
9日午後2時前、笛吹市御坂町のリニア実験線の建設工事現場で、橋にコンクリート製の防音壁を取り付ける作業をしていた男性作業員に鋼線があたった。
男性は、右足太ももの骨を折る大けがをしたという。
警察によると、鋼線は長さおよそ13m、直径およそ22mmで、油圧ジャッキを使って引っ張っていた際に鋼線が防音壁から外れ、跳ね上がったという。
現場は笛吹市郊外の金川にかかる橋の上で、警察は事故の詳しい原因を調べている。
リニアモーターカーの実験線は笛吹市まで延長工事中だが、現場周辺の工事は、事故の原因が分かるまで、中断されるという。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kofu/1043394131.html?t=1352581991395
(2012年12月2日 修正1 ;本文修正)
2012年11月11日付で山梨日日新聞紙面に掲載されていた情報を、本文中に入れ込んだ。
9日正午過ぎ、東京・練馬区の西武池袋線の線路上でアセチレンボンベなどが燃える火事があり、1時間以上にわたって西武線の一部の運転がストップした。
西武鉄道によると、9日午後0時半頃、練馬区の西武池袋線の練馬高野台~石神井公園で、線路の脇から炎が上がっているのを、現場近くを走行していた電車の運転士が発見した。
現場では、複々線化工事に伴う使用前線路の溶接作業が行われていて、作業員が手押し車を使用していたところ、溶接の際にできる線路の隆起(溶接コブ)と溶接のため線路幅が通常より狭かったことにより当該手押し車が線路に乗り上げ(推定)、積載していたアセチレンガスボンベ4 本が倒れ、線路と接触し引火した模様。ガスボンベ自体の火災には至らなかったという。
ケガ人はいなかった。
現場を走る西武池袋線は池袋~所沢で運転を見合わせたが、9日午後1時半前に運転を再開した。
出典URL
http://www.news24.jp/articles/2012/11/09/07217395.html
http://www.seibu-group.co.jp/railways/news/news-release/2012/__icsFiles/afieldfile/2012/11/09/20121109owabi.pdf
全国の通学路や生活道路で交通事故が多発する中、政府や自治体の対応はなかなか進まない。
生活道路対策の第一人者である久保田尚・埼玉大大学院教授に現状と対策を聞いた。
通学路で児童が犠牲になる事故が相次いでいます。
◇路肩で車のぎりぎり真横を歩くなど、子供たちは非常に危険な状況で通学している。交通事故被害者の命運を分けるのは車の速度。時速30kmなら10人中9人が助かる。時速50kmになると10人中8人が亡くなる。通学路や生活道路は時速30kmにとどめるべきだ。
どのような対策が有効でしょうか。
◇制度自体は整備されてきた。96年、時速30kmに制限し交通弱者に配慮する「コミュニティ・ゾーン」がスタート。5年後、速度抑制に有効な対策として路面の一部を盛り上げる「ハンプ」や車道幅を部分的に狭める「狭さく」が道路構造令に盛り込まれた。昨年、一定地区に時速30km規制をかける「ゾーン30」も始まった。
出典URL
http://mainichi.jp/feature/news/20121108dde041040050000c.html
(ブログ者コメント)
ブログ者が勤務していた工場でも、構内は30km以下というルールがあったが、当時、その根拠について考えることはなかった。
それが今回、この情報。目からウロコが、また1枚とれた。
ルールが決められた理由、背景を知っておくのと知らないのとでは、ルールを守ろうとする意識も違ってくる。
当時、もっと調べておけばよかったと反省しきりだ。
埼玉県吉川市の工事現場で今年7月、屋根を踏み抜いた作業員が死亡する転落事故があり、春日部労基署は8日、安全対策を怠った労安法違反の疑いで、板金業者「O板金工業」の男性社長(66)を書類送検した。
同署によると、男性は送検内容を認め、「まさか落ちるとは思わなかった」と供述している。
送検容疑は今年7月5日午前、吉川市上笹塚の工場の屋根張替え工事で、屋根の踏み抜きによる転落の危険性があったのに、ネットを張るなど安全対策をとらず、男性社員(43)を作業させたなどとしている。
男性は、この作業の際、スレート屋根を踏み抜き、約6.9m下のコンクリート床に転落して死亡した。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121108/stm12110821260009-n1.htm
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その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。