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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2012年11月8日12時51分にNHK沖縄から、同日14時31分にmsn産経ニュースから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
7日、うるま市にある原油の備蓄基地で、18基あるタンクのうち1基(容量9万9600kℓ)のふたが原油の中に沈み、タンクの原油がむき出しになり、かつ原油の一部が漏れ出したトラブルで、会社側は、タンクの中の原油が空気に触れて引火することがないよう、今後、炭酸ガスをタンクにためるなどの措置をとることにしている。

トラブルがあったのは、うるま市の原油備蓄会社「沖縄ターミナル」。
7日午後
3時ごろ、職員が原油の流出を発見、約15分後に土のうでせき止め、午後8時半すぎに約4.5kℓを回収した。施設外への流出はなかった。

その後、屋根が沈んでいるのを同社が確認した。
原油は、浮き屋根の上にたまった雨水を出すための排出口から漏れたとみられるが、浮き屋根が沈んだ原因も含め、今後詳しく調査する。


8日午前、会社側が記者会見し、トラブルについて謝罪するとともに、経緯を説明した。
それによると、タンクのふたの上に中の原油が漏れ出し、パイプを伝って原油が流出したという。
また、ふたは、原油の重みでタンクの底まで沈んでいて、およそ5万kℓの原油が直接、空気に触れて引火するおそれもあるということで、消防などが警戒を続けている。


会社側は、タンクから原油を抜き取る作業を安全に進めるため、まずは、タンクの上部に炭酸ガスを注入し、原油が空気に触れないようにする措置をとるという。

この備蓄基地と一番近い住宅地とは山を挟んで500mほど離れているが、住宅地周辺でも異臭がしたという。


出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/okinawa/5093332221.html
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/121108/dst12110814340006-n1.htm
 
 
11月13日18時37分にNHK沖縄から、炭酸ガス注入が開始されたという下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
会社側では、原油が空気に触れて引火するのを防ぐため、原油を別の空のタンクに移すとともに、13日から、炭酸ガスを注入して原油の上に膜をはるための作業を始めた。
会社側では、およそ2週間かけて炭酸ガスの注入を行うという。


基地の近くの集落では、先週、トラブルが起きて以降、断続的に原油の臭いがしているということで、平安座自治会では、「会社側は炭酸ガスの注入が安全策だと言っているので少しほっとした面もあるが、もっと早く対策をとってほしかったというのが正直な気持ちだ」と話していた。


出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/okinawa/5093438691.html
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
□2003年9月、十勝沖地震の2日後に苫小牧の製油所のナフサタンクが全面火災になった事故があったが、あの事故の原因は、地震で浮き屋根が沈んだ後、ナフサ蒸気の拡散を防ぐため消火用の泡で液面をシールした、その泡が潰れて水滴となり、ナフサ中を沈んでいった際の沈降帯電だったと推定されている。
今回の事故で、液面のシールに泡ではなく炭酸ガスを使うのは、その教訓が活きているからかもしれない。
 
□その十勝沖地震当時、ブログ者は沈降帯電に関する知識を有しており、また、消火用の泡の主成分が水であることも知っていた。
しかし、2つの知識をドッキングさせ、液面に放射した泡が原因で火災が起きるとは、あの事故が起きるまで想像だにしなかった。
 
事故後に調べた結果、泡の沈降によって火災になった事故は海外で過去に起きており、報文もあったらしいが、ああいった事故の前にそのような情報の有無を調べることは、いわば無から有を生ぜしむることにつき、何かのきっかけでもない限り、かなり難しい。
 
過去の事故を有無を調べるきっかけが「自所で事故が起きたから」というのでは、なんとも悔いが残るのだが、それに対する妙案は思い浮かばない。
せいぜいが、過去事例を幅広く地道に収集し・・・程度だ。

 


(2012年11月24日 修正1 ;追記)

2012年11月20日にFirestream21さんから、以下のコメントが書き込まれた。
(コメント記入上の不具合があったので、本文追記という形で紹介する。)

①今回の沖縄のタンクは原油なので、導電率の関係で沈降帯電の問題はありません。北海道の場合は、正式にはライトナフサでナフサよりも精製度が高く非常に導電率が低く、静電気をためやすく沈降帯電が起こりやすかったものです。

②今回炭酸ガスを選んだのは、タンク内部の沈下屋根の視認性と作業性の問題からと思います。シール性は泡の方がベターですが、大きなタンクとなると泡被覆の維持に難点がありますので、この点は北海道の教訓を活かしたと思います。。

③海外を含めて泡シール時にタンク火災を起こした事例は5件以上報告されており、いずれも精製された軽質油で起きています。また、日本でもよく知られている海外の文献にも泡シールに対する注意事項が記載されているものがあり、この危険性を関係者でも知っている人は知っていたはずです。

④泡シールには必ず沈降帯電の問題があると考えると必要な時に、理由もなく選択肢から外してしまう危険性もあります。まさに「羹と膾」です。

⑤結局は、日本の防災関係者の海外情報に対する勉強不足かと思われます。福島の構図と一緒です。


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2012年11月8日付で朝日新聞熊本全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
7日午後1時20分ごろ、山鹿市菊鹿町にある建設会社の砂利置き場で、作業中の運送業の男性(39)が重機に轢かれて死亡した。
 
重機は後退中だったといい、運転手の男性(68)は「人がいるとは思わなかった」と話しており、業務上過失致死の疑いがあるとみて調べている。

 
 
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2012年11月8日付で朝日新聞青森全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。また、日本原燃のHPにも同主旨のプレスリリースがフロー図や再現実験写真付きで掲載されていた。
 
日本原燃は7日、六ヶ所村の再処理工場内にある研究所で8月6日に配管から約1500ℓの重油が漏れた問題で、原因は気温変化による内圧の上昇でフレキシブルホースが破断したため、と県と同村に報告した。
 
原燃によると、破断したのは施設の空調用ボイラーに重油を送る屋外設置の配管のフレキシブルホースで、直径3.4cm。設置から17年が経っていた。
 
原燃は、破断の原因について、逆止弁と電磁弁の間で閉じ込められていた重油が、今夏の気温上昇で配管内の重油が膨張したうえ、5月に取り換えた電磁弁の気密性が高く、配管が内圧に耐えきれなかったためと説明している。
 
巡視は1日1回行われていたというが、配管は落雪対策で保護カバーに覆われていた。そのため発見が遅れ、重油は約8日間、漏れ続けた。
 
原燃は再発防止策として、
□配管を覆っている保護カバーを撤去し、1日1回、直接、配管を目視する。
□圧力を逃がすため、別の配管を今月中に設置する。
としている。

 
出典URL
http://www.jnfl.co.jp/press/pressj2012/pr121107-1.html
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
□液封による事故だ。
逆止弁のある配管を、内部に液体を残したままホールドする場合は、配管内の液体を一部抜いて窒素を入れておくとか、他の系とバランスさせておく、あるいは液封になる恐れのある配管には安全弁を設置しておくなどの対策が必要だ。
 
□対策の一つとして「落雪対策保護カバーを撤去する」とあるが、撤去しても安全性に問題はないと評価したうえでのことだろうか?
というのは、今年2月、上越市で落雪により樹脂製の配管が壊れ、塩素が漏れるという事故があったからだ。(本ブログ掲載済)
そういった事故を防ぐためのカバーでなければ、問題はないのだが・・・。
でなければ、よかれと思ってやったことが、次のトラブルのタネとなる。

 
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2012年11月8日付で朝日新聞筑豊版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
直方労基署は7日、直方市中泉の自動車部品製造業「Mプレス工業」と同社の取締役業務部長(51)を、労安法違反(労災隠し)の疑いで書類送検した。

6月22日、金型の交換作業をしていた男性社員(20)の左手首が機械に挟まれる事故があった。
後遺障害を負い、7月11日の手術以後、男性が休業を続けたにもかかわらず、労基署に労働者死傷病報告を提出しなかった疑いがある。
 
業務部長は、事故後、男性に対し、労災保険ではなく健康保険を使って治療するよう指示していたという。
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2012年11月7日23時50分に共同通信から、同日19時49分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
JR貨物関西支社は7日、岡山機関区に所属する電気機関車1両が、鉄道事故の二次被害を防ぐための防護無線が約6年半機能せず、送受信できない状態になっていたと発表した。

防護無線は事故などの際、発信すると半径約1km内を走る列車に警報が届き、運行を停止させる仕組み。
2006年5月の取り付け工事の際、配線を誤ったとみられるという。
同支社によると、防護無線以外にも、音声でやりとりする無線はあるという。


JR貨物によると、機関車は防護無線が機能しないまま東海道線や山陽線などを約150万km走行していた。

先月20日、川崎市の貨物駅構内で他の列車が発した無線を受信できないことに運転士が気付き発覚。
その後も約2週間運行を続け、今月7日になってようやく修理し、国交省の近畿など3運輸局に報告した。

同支社は、「速やかに修理すべきだった」としている。

 
出典URL
http://www.47news.jp/CN/201211/CN2012110701001995.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121107-OYT1T01137.htm
 


(2012年12月2日 修正1 ;追記)

2012年11月26日23時23分に朝日新聞から、事例の横展開調査で出力不足の防護無線が見つかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

JR貨物は26日、愛知機関区に所属するディーゼル機関車1両で、緊急時に周囲の列車に危険を知らせる「防護無線」に不具合が見つかり、全機関車約660両を対象とした点検を前倒しした、と発表した。
点検は27日に終える予定だが、それまで全国の貨物列車の約半数にあたる100本前後に遅れや運休が出る見込み。旅客列車の運行に影響はないという。

不具合が見つかったのは、中部地方で運行する1両。防護無線の出力が弱く、内規で定められた半径1km以内にある列車まで無線が届かないことがわかり、機器を交換した。原因を調査している。

同社は今月、新たな試験装置を導入して防護無線の性能の確認作業に着手し、すでに約半数で終了した。今回の不具合は、16日に愛知機関区で行った試験で発覚したという。

JR貨物では、防護無線が作動しない電気機関車1両を6年半にわたって運行させていたことが10月に発覚。配線の誤りによるものだったため、全機関車で配線の確認をした。今回の機関車も配線に問題はなかったという。


出典URL
http://www.asahi.com/national/update/1126/TKY201211260731.html


また、2012年11月28日付の朝日新聞(聞蔵)から、新たに1両で不具合が見つかったという情報が、下記趣旨でネット配信されていた。

同社は27日に全機関車の緊急点検を終え、新たに1両の防護無線に不具合が見つかったと発表した。


(ブログ者コメント)

過去のトラブルの横展開対応が功を奏し、将来起こるかもしれないトラブルを未然に防止できた事例として紹介する。

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2012年11月7日19時24分にNHK岐阜から、11月8日付で朝日新聞岐阜全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
7日午後0時半ごろ、養老町直江にある米の販売会社、O米穀で、運送会社社員の男性(43)が、倒れてきたフォークリフトの下敷きになったと消防に通報があった。
男性は、胸などを強く打って病院に運ばれたが、約2時間後に死亡した。


警察によると、男性は、近くの農協から重さ1トンの米袋を運んでこの会社の従業員と一緒にフォークリフトを使って倉庫に移動させていたが、米袋が建物の壁に引っかかったため男性が手伝って直そうとした時、フォークリフトがバランスを崩し横転したという。
フォークリフトを運転していた従業員に、けがはなかった。


警察で事故の詳しい原因を調べている。


出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/gifu/3083323111.html
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2012118145分に読売新聞から写真付きで、また同日付で毎日新聞富山版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

7日午前10時頃、富山湾上空で富山空港への着陸態勢に入っていた羽田発富山行きの全日空883便(ボーイング767)の機首部分に落雷があった。
雷が落ちるのを操縦席にいた乗務員が確認した。


全日空富山空港営業所などによると、同便は定刻通り同空港に着陸。乗員乗客275人にけがはなかったが、落雷の衝撃でレーダーのアンテナを覆う「レドーム」と呼ばれる機首のカバーがへこみ、点検や修理のため、折り返し便が欠航した。


落雷があった時、富山県内全域には雷注意報が発令されていた。

 

出典URL

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121108-OYT1T00190.htm

http://mainichi.jp/area/toyama/news/20121108ddlk16040648000c.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

雷が落ちて機体が凹んだというニュースは珍しいので、紹介する。

 

 

 

キーワード ;飛行機

 

 

 

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2012年11月6日付で朝日新聞長崎版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
5日午前8時半ごろ、長崎市深堀町のF造船長崎工場で、作業員の男性(55)が建造中の貨物船内から約8.5m下の船底に転落、全身を強く打って約1時間半後に死亡した。
 
警察などによると、男性は下請け会社の社員で、前日に取り付けた換気ダクトが外れていることに気付き、別の作業員と2人で手直しをしていた。
作業を終えてデッキに出た際、誤って足を踏み外したとみて調べている。
 
船は完成間近だったため、転落防止用の安全柵は取り外されていた。
男性は転落防止用の安全ベルトを着けていたが、移動中のため、固定していなかったという。





(2013年4月6日 修正1 ;追記)

201345191分にNHK長崎から、現場管理者は作業場所が転落の危険性があることを認識していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

長崎労基署は5日、現場管理者が男性作業員の作業場所が転落の危険性があることを認識していた上、事故の2日前に手すりがないことに気づきながら必要な措置を怠ったとして、福岡市にある「F造船」と長崎市にある下請け会社の「H商事」それに、それぞれの会社の34歳と37歳の現場管理者の男を労安法違反の疑いで書類送検した。。

同署によると、県内で去年1年間に労働災害で死亡した人は10人で、このうち造船業では2人死亡しているということで、同署では県内の造船業者などに労災事故の防止を呼びかけている。

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/5033697481.html?t=1365194789415





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2012年11月4日付で朝日新聞福井全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

3日午前11時半ごろ、福井市中角町のN酪農協同福井工場で、従業員の男性(56)が、牛乳の熱処理タンク内に転落した。
男性は病院に運ばれたが、全身やけどの重傷。

警察によると、男性は約80℃に加熱された牛乳が20~30cmほどの深さで残っているタンク(直径約1m)の脇にある台の上に乗り、牛乳表面の泡などの除去作業を行っていて、足を滑らせて落ちたという。




(2012年12月2日 修正1 ;本文修正)

2012年11月4日付の福井新聞紙面に掲載されていた情報を、本文中に入れ込んだ。

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2012年11月4日2時4分にmsn産経ニュース奈良から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
3日午前5時半ごろ、奈良市都祁馬場町の自動車部品製造業「I製作所」の工場内で、従業員の男性(25)が作業中、重さ約600kgの自動車部品を積んだ台車とフェンスの間に挟まれ、死亡した。

警察によると、男性は事故当時、高さ約150cmの台車に、部品を入れたプラスチック容器(1個約13kg)計47個を載せ、工場の外へ移す作業を1人で行っていて、勾配のある通路を上っていたという。台車の操作を誤ったらしい。
 
事故の発見は、発生から約30分後とみられ、台車の車輪の一部がフェンス前の溝に落ち、男性は逃れられなかった。

警察で事故原因を調べている。

 
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121104/nar12110402040002-n1.htm
 
 
 
(2012年12月2日 修正1 ;本文修正)
 
2012年11月4日付で奈良新聞紙面に掲載されていた情報を、本文中に入れ込んだ。
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2012年11月3日0時14分に西日本新聞から、「三川鉱炭じん爆発事故から49年、CO中毒の苦しみなお」というタイトルで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
福岡県大牟田市の三井三池三川鉱で1963年、死者458人、一酸化炭素(CO)中毒患者839人を出した炭じん爆発事故から、9日で49年を迎える。
戦後最悪の労災事故の犠牲者にとって、この日は五十回忌の節目。
今なおCO中毒の後遺症に苦しむ患者と家族は、高齢化が進む中で不安な日々を重ねている。


2日午後、同市の大牟田吉野病院の一室。労働歌「がんばろう」のハーモニカが響いた。
奏でていたのは熊本県荒尾市の元炭鉱労働者の男性(88)。この日は米寿の誕生日で、熊本市から兄弟が十数年ぶりに集まった。


「まさちゃん、上手。よう覚えとるね」。話し掛けられるたびにほほ笑む。
炭鉱の合理化に対して労働者が激しく抵抗した三池争議で、数え切れないほど「がんばろう」を歌った男性は、「あの日」から病院のベッドにいる。


63年11月9日。坑道で吸い込んだCOに脳を侵され、重度の中毒患者となった。
妻(82)によると言葉も視覚も失い、「考える力は3歳程度となった」。でも音楽の記憶は残った。
「お父さん、ようここまで生きてくれた。三池争議も一緒に頑張ったもんね」。ベッドの傍らで妻が、男性の手をぎゅっと握った。


患者・家族団体で構成する三池高次脳連絡会議によると、現在のCO中毒の患者は約130人。
歩行や意識、言語障害に苦しみ、障害がなくても頭痛や目まいに襲われる。


吉野病院の入院患者の家族でつくる団体の代表を務める妻の人生は、闘いの連続だった。
患者救済を求めて三川鉱の坑内で座り込みの抗議を行い、会社や国が責任を認めるよう法廷で追及した。
現在も、医療体制の拡充を約束した国と交渉を続けている。


三川鉱跡は3日、97年の閉山後初めて一般公開される。
妻にとって「思い出したくもなかし、見たくもない」場所だが、意を決して跡地に立つつもりだ。
「もう残された時間はなか」。ヤマに人生を翻弄された家族、仲間のために、闘いの「原点」を確認する。


■三川鉱炭じん爆発事故

1963年11月9日、有明海の海面下350mまで続く三川鉱第一斜坑で、巻き上げ中の連結器が外れたトロッコが暴走し、火花が炭じんに引火して大爆発事故が発生。
遺族やCO中毒患者が提訴した「三池CO訴訟」では、福岡地裁が93年、会社の過失を認定して損害賠償を命じる判決を下し、98年に最高裁で確定した。


出典URL
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/332246
 
 
また、2012年11月3日18時33分にNHK福岡から、3日に公開された鉱跡に関する、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
国内最大級の炭鉱として戦後の復興を支えた一方、大規模な労働争議や炭鉱事故が起きた大牟田市に残る三井三池炭鉱三川坑の跡地が初めて一般に公開され、およそ2500人が見学に訪れた。

三川坑は石炭の産出量が日本一だった三井三池炭鉱の主要な坑口だったが、昭和30年代には1200人の指名解雇をめぐり、労使が激しく対立した労働争議が起きたほか、458人が死亡した戦後最悪の炭鉱事故が起きるなど、日本の歴史にたびたび登場した。

3日は平成9年の閉山後、初めて、およそ3.5haの敷地が一般に公開され、およそ2500人が見学に訪れた。

敷地には、仕事の分担を決めていた2階建ての木造の建物や作業員を運ぶ乗り物が走っていたレール、それに石炭を掘る地下につながる高さ3m余りの坑道の入り口などが残っている。
このうち坑道の入り口は、閉山をきっかけに塞がれたが、訪れた人たちはガイドの説明を聞きながら、石炭産業の名残りに見入っていた。
この炭鉱で働いていたという80代の男性は、「久しぶりに訪れ感無量です。近代化産業遺産として保存してほしい」と話していた。また、父親が働いていたという50代の女性は、「環境の厳しい職場だった事がわかりました」と話していた。


三川坑跡地の公開は3日だけで、大牟田市は今後、跡地にある施設を保存する方針。


出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/fukuoka/5013145591.html
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
この事故は、過去に起きた重大な産業事故の一つとして、先月、学生に説明したばかりだ。
ただ、その時は過去形で説明しただけで、家族を含め後遺症に苦しんでいる人が現在もいることには、触れなかった。
次回講義では、この点についても、事故の悲惨さを側面から伝える話しとして説明する所存。

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2012年11月4日付で朝日新聞宮城全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
2日午後11時55分ごろ、多賀城市のJX日鉱日石エネルギー仙台製油所にある桟橋に停泊中のタンカー内から「白煙があがっている」と119番通報があった。乗組員全13人にけがはなかった。
 
警察などによると、現場では約3時間前まで船内のタンクに化学肥料の原料になる液体硫黄計2550トンを入れる作業をしていたという。
煙はタンク付近から出たとみられるが、液体硫黄は約150℃と高温で、延焼したのか化学反応を起こしたのかは不明という。
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20121121958分にNHK岐阜から、113141分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

2日午前10時半ごろ、岐阜市鷺山の岐阜北郵便局で「男性が窓から転落した」と消防に通報があった。
消防が駆けつけたところ、郵便局の駐車場で、清掃作業員の男性(51)が頭から血を流して倒れていて、男性は病院に運ばれたが、頭や胸を強く打っていて、間もなく死亡した。


男性は、もうひとりの作業員と一緒に2人で岐阜北郵便局の窓の清掃作業を行っていて、高さおよそ12mの3階の建物の中から外へ身を乗り出して、窓(縦1.7m、横1.6m)を拭いていたところ、転落したという。
ほかにけがをした人はいなかった。


男性は、作業中にヘルメットをしていたが、転落した際にヘルメットが外れてい
たという。


警察は、男性が誤って手足を滑らせて転落したとみて、もう1人の作業員から話を聞くなどして詳しい状況を調べている。


出典URL

http://www.nhk.or.jp/lnews/gifu/3083196821.html

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121103-OYT1T00455.htm

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

今年10月に川口市で起きた転落死亡事故でも、ヘルメットが脱げていたと報じられていた。

他の転落事故でも、報道されてはいないが、結構、そのようなことがあるのかもしれない。

 

 

 

(2014年1月9日 修正1 ;追記)

 

2014171924分にNHK岐阜から、関係者が書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。


おととし11月、岐阜市の郵便局で3階から身を乗り出して、窓の清掃作業をしていた男性が転落して死亡した事故で、警察は必要な安全対策の措置を取っていなかったとして、男性が勤務していた建物管理会社の役員ら2人を業務上過失致死の疑いで書類送検した。


書類送検されたのは、作業を行っていた建物管理会社に勤務する、いずれも岐阜市の63歳の役員と35歳の現場責任者の男2人。


この事故は、おととし11月、岐阜市鷺山の岐阜北郵便局で、愛知県一宮市の男性(当時51)が高さおよそ12mの3階の窓から身を乗り出して、窓ガラスの清掃作業を行っていたところ、誤って転落して死亡したもの。


警察によると、現場では、高さ2m以上の場所で作業する場合、労安法で義務づけられている、足場を組むなどの安全対策の措置が取られていなかったという。
調べに対し、2人はいずれも「作業員の安全への配慮が足りなかった」と容疑を認めているという。
このため警察は7日、2人を業務上過失致死の疑いで書類送検した。


出典URL

http://www.nhk.or.jp/lnews/gifu/3084314591.html?t=1389224194056

 

 

 

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2012113日付で朝日新聞茨城版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

2日午前8時40分ごろ、ひたちなか市三反田の市道工事現場で、作業をしていた会社員の男性(61)が、同じ会社の男性(52)が運転する油圧ショベルカーに轢かれて死亡した。

 

警察によると、男性はアスファルトを剥がして整地する作業をしていて、後退してきたショベルカーに轢かれたという。

 

 

 

(2013年10月4日 修正1 ;追記)

 

2013102日付で朝日新聞茨城版(聞蔵)から、社長らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

水戸労基署は1日、ひたちなか市の土木工事業「K土建工業」と社長の男性(63)を、労安法違反の疑いで書類送検した。社長は、容疑を認めているという。

 

同署によると、同社が請け負った市道工事現場で作業員がバックしてきたドラグショベルと呼ばれる重機に轢かれて死亡した事故で、同社と社長は、誘導者を配置するなど、危険防止のための措置をとらなかった疑いがある。

 

 

 

 

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2012年11月2日2時12分にmsn産経ニュース和歌山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
従業員への安全配慮を怠ったとして、和歌山労基署は1日、労安法違反容疑で、和歌山市西の金属加工会社「Ⅾシャーリング」と、同社の男性社長(42)を書類送検した。

容疑は今年6月29日、男性従業員(37)に革手袋をはめた状態で金属を加工するボール盤の作業をさせたとしている。
男性は手袋がドリルに巻き込まれ、手首が切断寸前となるなどの大けがを負った。

同法では,ボール盤など手が巻き込まれる恐れがある作業は、手袋を使用させてはならないと定めている。
男性社長は、「規則を知らなかった」と話しているという。

 
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121102/wky12110202120003-n1.htm
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
ネットで調べたところ、鉄材の折り曲げや穴開けなどを行っている、従業員10人程度の会社らしい。
「規則を知らなかった」という件だが、労基としては、業界団体を通じるなどして労安規則の周知啓蒙を図っているとは思うが、この程度の規模の会社にまで、あの膨大な規則を徹底させるのは、現実問題、無理なのかもしれない。
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最近、コメントをいただいたものの、おそらくは「お名前」欄が空欄だったため、ブログ者名でのコメントになってしまったケースが2件ありました。過去にも何件かありました。

 

 

(最近の例)

 

2011113日 足利市のGSでガソリンタンク改修工事中に出火、作業員など3名が重軽傷 (修正1)

10/27コメント)

この事故は直前に循環作業で出ていたベーパーが掘った穴に滞留し、その後のドリル作業による引火。

作業前のガス検知はなかった。

 

20121023日 米沢市の自動車整備工場で車底部品を交換中、ジャッキのバランスが崩れて車の下敷きになり死亡

11/4コメント)

この事件を忘れないで欲しい。 会社には事実を全て話して欲しい。 今のやり方が続けばまた同じことを繰り返す。

 

 

このようなコメントを、そのままブログ者名で掲載すると誤解を招くため、これまでは不本意ながら掲載を断念してきました。

※足利市GS出火事例のように事故原因などに関するコメントは、本文に転記済。

 

今回、コメント欄の設定を見直し、「お名前」欄が空欄だった場合は「読者」と入るように変更しましたが、それでも、コメント者の名前が「読者」では、複数の方のコメントか一人の方のコメントかが判別できません。

 

せっかくコメントを記入いただけるのでしたら、「お名前」欄にもペンネームなどを記入くださるよう、お願いいたします。

 

 

 

(2014年1月9日 修正1 ;追記)

 

その後、「※無記名」と表示されるよう、設定を変更しました。

 

 

 

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2012年11月2日12時56分にmsn産経ニュース神奈川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
1日午後5時20分ごろ、川崎市川崎区浮島町のポリエチレン製造会社の工場で、人体に有害な液体「アセトン」100ℓがパイプから漏れる事故があった。けが人はいなかった。

警察によると、「アセトン」は揮発性が高く、人体に有害。また、引火性も高いという。
アセトンを流すパイプの点検中で、バルブの締め具合がゆるかったため漏れたという。
現場は、工場が集中する地区。

 
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121102/kng12110212560002-n1.htm
 
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2012年11月2日付で朝日新聞香川全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
1日午後1時5分ごろ、高松市東山崎町の材木会社「T木材」で、作業員の男性(27)が屋根から転落し、搬送先の病院で死亡した。
 
警察によると、木くずを屋外に排出する装置が詰まったため屋上に上がって調べていたところ、スレート葺きの屋根の一部が抜けて落下したという。

 
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2012年11月1日13時36分にmsn産経ニュースから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
1日午前8時15分ごろ、北九州市若松区、T工業の工場で、会社員の男性(47)がショベルカーに轢かれ、死亡した。

警察によると、男性は木材チップ搬入のため工場を訪問。チップの近くでしゃがんで作業中に、チップを積むため後退してきたショベルカーに轢かれた。

 
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/121101/dst12110113370007-n1.htm
 
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2012年11月1日22時37分にNHK徳島から、11月2日付で朝日新聞徳島全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
10月中旬、三好市の池田総合体育館の舞台で、ポールを上げ下げするための舞台装置から約10kgの重りが突然落下し、下にいた女子高校生にぶつかる事故が起きていたことがわかった。

三好市によると、この女子生徒は1年生で、事故当日は舞台にボールよけのネットを張るため、舞台の天井近くに収納されていたバトンと呼ばれるポールをおろそうと一人で舞台装置を操作していたところ、ロープに取り付けられていた重りが突然、約8m付近から落下して、下にいた女子生徒にぶつかったという。
重りは鉄製で重さが約10kgあり、女子生徒は頬の骨を折る大ケガを負った。


三好市によると、この舞台装置は天井に滑車が設置されていて、ロープを引っ張ると重りが上がり、ポールが下りてくる仕組みになっている。
事故後、三好市が装置を確認したところ、重りをロープに固定するねじが緩んでいたということで、ロープを引っ張った際に重りがはずれて落ちたとみられるという。


舞台装置は点検の法的義務はなく、この装置の点検も一度も行われていなかったということで、警察も事故の状況を詳しく調べている。

市は、「ケガをされた方の早い回復を願っています。同じ型の装置のある体育館の点検など、再発防止に努め、指定管理者にも点検を指導したい」と話している。


出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/tokushima/8023164461.html
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HN:
魚田慎二
性別:
男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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