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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2012年10月18日19時29分にNHK名古屋から、また10月18日付で東愛知新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
今年3月、愛知県田原市で工事現場に掘られた穴の壁が崩れ作業員1人が死亡した事故で、豊橋労基署は、工事を請け負っていた建設会社と責任者を労安法違反の疑いで書類送検した。
書類送検されたのは、田原市の谷建設と、この会社の63歳の社長。


この事故は、今年3月、田原市豊島町で、道路の地下に防火水槽を埋め込むために掘られた深さ4.3mの大きな穴のなかで、谷建設の58歳の男性従業員が崩落した土砂に埋まって死亡したもの。

同署が調査した結果、現場責任者を兼ねていた谷建設の社長が、土砂崩落の危険があったにもかかわらず、土砂を止める鉄板を立てる、あるいは溝穴の傾斜を緩やかにするなどの防止措置を講じていなかったことがわかった。

このため同署は、安全管理を怠っていたとして書類送検した。


出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/nagoya/3005840951.html?t=1350594810689
http://www.higashiaichi.co.jp/news/news_syakai/121018/12101801.html
 
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2012年10月19日0時35分に朝日新聞から、18日23時33分に毎日新聞から、19日9時15分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
慶応義塾大の新築の建物で働いていた際に「化学物質過敏状態」になったとして、元日本語教員の女性(43)が損害賠償などを求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は18日、慰謝料と治療費計445万円の支払いを、同大を運営する学校法人慶応義塾に命じた。

女性の代理人によると、シックハウス症候群について雇用者の責任を認めた判決は異例という。

裁判長は「他にも発症者が相次いでおり、症状は建物内の化学物質が原因。大学側は、勤務場所などでシックハウス症候群が発症するような濃度や量の化学物質が存在しないように配慮すべきだった」と述べた。

判決によると、女性は2002年4月、1年の有期雇用で助手として慶応大の国際センターに採用された。
職場が新しい建物に移った03年3月、化学物質を吸い込んだ結果、のどの痛みやだるさを感じるようになって体調を崩し、
4月には働けなくなった。同年7月に退職。翌年、眼球の運動障害や自律神経の機能障害と診断された。
この建物では、他の教職員や学生からも、のどや目の痛みの訴えが相次いでいた。


09年の一審・東京地裁判決は、女性が化学物質に過敏になったことと職場環境の関係を認めなかった一方、「大学側の誤った説明で、女性は休職の適用を受けられなかった」として、慰謝料のみ200万円の支払いを命じていた。


出典URL
http://www.asahi.com/national/update/1018/TKY201210180792.html
http://mainichi.jp/select/news/20121019k0000m040106000c.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121018-OYT1T01246.htm
 
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2012年10月20日2時10分にmsn産経ニュース滋賀から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
18日午後7時20分ごろ、大津市の半導体製造会社「L関西セミコンダクタ滋賀工場」の工場棟から出火、約1時間後に鎮火した。けが人はなかった。

警察によると、製品を洗浄する液体から出火したが、工場の壁や床に燃え移ることはなかった。有害な物質なども発生しなかった。

市消防によると、出火当時、液体があった同じフロアには数10人の従業員がおり、消火活動にあたったという。

 
警察などが出火原因を調べている。

 
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121020/shg12102002100000-n1.htm
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
大幅リストラに取り組んでいるL社の子会社で発生したボヤ、リストラの影響でなければいいのだが・・・。
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2012年10月18日20時31分にNHK山口から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
18日午後3時半すぎ、山陽小野田市小野田にあるコンサルタント会社「Tコンサルタント」の実験工場で「男性がやけどをした。工場から爆発音がした」と従業員から消防に通報があった。
火はすぐに消し止められたが、この会社に派遣されていた会社員の男性(47)が両足や顔などの全身に軽いやけどを負った。


警察によると、男性は2人で作業していて、実験のため、マグネシウムについている油を除去する装置にマグネシウムを入れていたところ、突然、火柱が立ってケガをしたという。

警察では、男性や関係者から話を聞くなどして、火事の詳しい原因について調べている。


出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/4065848141.html?t=1350594981477
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
どのような実験をしていたのか気になって該社HPにアクセスしたところ、コンクリート診断などがメインだが、無機粉体の粉砕や造粒などの受託加工もしている会社だった。
とすれば、マグネシウムの粉じん爆発だったのだろうか?
投入中に着火したということなら、着火源は静電気か?
 

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2012年10月17日16時0分にNHK千葉から、18日付で朝日新聞ちば東葛版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。また、同主旨の記事が10月18日付の毎日新聞千葉版紙面にも掲載されていた。
 
17日午前9時過ぎ、袖ケ浦市のコンビナートにある「住友化学千葉工場」で、合成ゴムを作るプラントから煙が出ていると工場から消防に通報があった。
自営消防隊が消火活動にあたり、市の消防局からも消防車6台が出て、火はおよそ1時間半後に消し止められ、けが人などはいないという。


消防などによると、火災が起きたのは合成ゴムを熱風で乾燥させる設備の付近で、配管内に残っていたゴムのかすが熱風で高温になり、煙が出たという。

警察と消防は工場の関係者から話を聞いて、火災の原因を調べている。

住友化学千葉工場は「原因は現在調査中で、今後、2度と起こさないよう再発防止に取り組みたい」としている。


出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/chiba/1006642071.html
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2012年10月18日15時7分にNHK NEWS WEBから、同日19時6分に朝日新聞から、10月22日15時31分にmsn産経ニュースから、同日21時3分に毎日新聞から、10月23日13時25分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
16日午前11時前、江東区青海のゴミ集積場で、道路の清掃で集めたゴミの中から男性の遺体が見つかった。
警察によると、男性は墨田区に住む69歳の高齢者で、この男性の靴が墨田区押上の交差点の近くに落ちていた。

 
男性は近くの飲食店で飲酒した後、帰宅途中だったとみられる。全身を強く打っており、即死状態だった。
清掃車で集めたごみを別のトラックに移し替える際、遺体も一緒にトラックに積まれ、集積場まで運ばれたとみられている。
 
その後の捜査で、道路のゴミを取り除く清掃車(モータ・スイーパ)の前方を映す車載カメラに、男性がはねられて転倒し清掃車のブラシに巻き込まれる様子が映っていた。

道路清掃車は、墨田区に委託されて、今月15日の夜から16日の未明にかけて墨田区内の道路を清掃していた。
清掃車の前方には直径が80cm程のブラシがあり、ゴミの吸入口は縦30cm、横が1m20cmの大きさだという。
人などを巻き込まないように安全バーがあり、このバーに人や物が当たると運転席でブザーが鳴る仕組みになっているが、警察などによると、34歳の運転手の男性は「ブザーは鳴らず、人を巻き込んだことに気付かなかった」、「信号などに気をとられて前をよく見ていなかった」と話しているという。


警察は、自動車運転過失致死の疑いで運転手を逮捕し、センサーや警報が正常に作動したかなどを調べている
 
清掃を委託した墨田区によると、道路の清掃活動は清掃車とダンプカーの2台で行っていて、清掃車にたまったゴミをダンプカーに移しながら作業をしていた。
区と清掃会社は、安全上、清掃車の走行速度を時速10km以下とするなどの規定を定めているが、具体的な安全管理は区が会社に任せていたという。


墨田区は「区が委託している会社でこのような事故が起こったことについては大変遺憾です。今後、再発防止に向けて委託先への指導を徹底します」とコメントしている。

また、墨田区から委託された清掃会社「第三東海」は、「清掃車が人を巻き込むことは考えられず、これまでもこうした事故は起きたことがなかったので、報告を受けたときは信じられなかった。しかし、事故が起きてしまったのは事実で、安全確認が十分できていなかったと思っている」と話していた。


出典URL
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121018/k10015838381000.html
http://www.asahi.com/national/update/1018/TKY201210180461.html
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/121022/dst12102215320010-n1.htm
http://mainichi.jp/select/news/20121023k0000m040075000c.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121023-OYT1T00323.htm
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2012年10月17日2時8分にmsn産経ニュース和歌山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
県は16日、労働政策課の職員が大学生の就職セミナー開催案内を各大学担当者らにメールで送信した際、すべての送信先アドレスを受信者が閲覧できる状態になっていたと発表した。
悪用されるなどの被害は確認されていないという。


同課によると、15日午後2時ごろ、同課職員が県内外の69大学の就職担当部署のアドレスや担当職員の個人アドレス計73件にセミナーの案内を送信する際、設定を誤り、全員のアドレスが分かる状態になっていたという。
職員は直後に気づき、送信先に電話連絡してメールの削除を依頼した。


県は「情報セキュリティーに関する職場研修を行い、再発防止を徹底する」としている。

 
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121017/wky12101702080002-n1.htm
 
 
なお、2012年4月25日16時35分にわかやま新報から、和歌山県では別の部署で過去に同種事例が起きていたことが、下記趣旨でネット配信されていた。
 
県道路保全課は24日、 県内全ての市町村に宛てたメールを誤送信したため、 個人のメールアドレス、 名前の一部を漏えいしたと発表した。

同課は18日、 市町村へ照会文書を送るはずだったが、 担当者リストと送信履歴リストと間違え、 市町村職員ら31人、 個人19人に誤送信した。
 受信者以外の人に転送したことが分からないBcc (ブラインドカーボンコピー) を使用せず、 宛先をそのまま入力したため個人のメールアドレスが漏れた。


23日に発覚した。 県は本人へ謝罪するとともに誤送メールの削除を依頼したという。
同課は職員へ再指導を行い、 防止策として送信前の確認を徹底するとしている。

 
出典URL
http://www.wakayamashimpo.co.jp/2012/04/20120425_12275.html
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
□まことに単純なヒヤリではあるが、事例をどこまで横展開すべきかという難問について、また考えさせられた。
今回、「職場研修を行う」のは、ヒヤリがあった労働政策課だけなのだろうか?
それとも、「情報セキュリティーに関する職場研修」とあるからには、4月、10月と、続いて同種ヒヤリが起きたことの反省から、県の全部署を対象とするのだろうか?
この手のヒヤリで毎回職場研修を行うとなると、大変な気がするのだが・・・。
 
□最近、メールやファックスを誤送信したという報道を多く目にするようになった。
本ブログに掲載しただけで、10月12日に宇部署、9月27日に朝日新聞静岡、9月21日に東奥日報で、また直近では10月21日に富士署(本件は未掲載)で起きている。
確率的には、1年を通じて平均的に起きているトラブルだと思うのだが、なぜ最近に限って多く報道されるのか?
1件報道されると、隠していたとみられるのを恐れ、それ以降は積極的に公表する・・・そういった事情でもあるのだろうか?
 
□以後、特段の情報がない限り、この手の事例は掲載を割愛する。

 
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2012年10月16日付で中国新聞から、16日23時59分にYAHOOニュース京都新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
浜田市の漁港付近で2009年、写真撮影のため寄り掛かった金属製の防護柵が壊れて約2m下の道路に落下し、腕などにまひが残ったとして、京都市の男性(64)が管理する島根県に約5900万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、京都地裁は16日、約3300万円の支払いを命じた。

裁判官は、事故の約2カ月前の点検で、県は柵のパイプの一部が腐食し、外れていることを確認していたと指摘。
「県は防護柵の不具合を認識しながら『要観察』と評価しただけで、強度を調べたり、補修をしたりしなかった」と述べた。


判決によると、男性は09年6月、観光で浜田市国分町の唐鐘漁港付近を訪問。友人に写真を撮ってもらおうと柵に寄り掛かった際、パイプが外れ、道路に転落。頸椎損傷などのけがを負い、まひが残った。

県側は「パイプの腐食は容易に見てとれ、無防備に寄り掛かった男性に不注意があった」と主張したが、判決は「男性に強度を確認する義務はなかった」と退けた。


出典URL
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201210160194.html
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121016-00000024-kyt-l26
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
産業現場でも、設備の不具合を認識してはいても、予算の関係で経過観察扱いにせざるを得ない場合がある。
事故につながる可能性が高い場所は、注意表示などして応急対策をとるのだろうが、可能性が高い場所だと誰がどのようにして評価するのか、運用上はそこが非常に難しい
 
事故というもの、思ってもみなかったところで起きることが多い。
逆に考えれば、事故が起きる可能性が高いと評価した場所では、それなりの対応をとっているので、事故は起きないということだろう。

 
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2012年10月16日付で毎日新聞茨城版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
鹿嶋労基署は15日、土木工事業者の男性(59)を労安法違反の疑いで書類送検したと発表した。

容疑は、男性は5月30日、潮来市日の出の土木工事現場で、東日本大震災で損壊した下水道管の取り換え工事をしていたところ、運転していたドラグ・ショベルが地盤の緩みで傾き、バケット部が作業中の土木作業員に当たり、死亡させたとしている。
労基署は、工事現場に必要な誘導員の配置と作業員の確認を怠ったとしている


出典URL
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20121016ddlk08040144000c.html
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2012年10月15日15時59分にmsn産経ニュースから、10月17日付で朝日新聞京筑版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
15日午前11時ごろ、福岡県苅田町の「I社苅田工場」から「男性が機械に巻き込まれて死んでいる」と110番があり、廃材を粉砕する機械の中で遺体が見つかった。
死亡したのはアルバイトの男性作業員(67)。
誤って機械に巻き込まれ、死亡した可能性があるという。


警察によると、箱状の粉砕機で、縦7.5m、横1.4m、高さ2.8m。
男性作業員は重機を使い、1人で廃材を粉砕機に入れる作業をしていた。


別の男性作業員(31)が、粉砕機に血のようなものが付いているのを不審に思い、機械の中の遺体を発見、110番した。

 
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/121015/dst12101516010009-n1.htm
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2012年10月16日付で神奈川新聞から、16日19時22分にYAHOOニュース産経新聞から、また17日付で毎日新聞神奈川版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
川崎市は16日、同市多摩区宿河原6丁目を流れる二ケ領用水に、コンクリートの成分が混じったアルカリ性の強い工事排水約35トンが流出した、と発表した。
影響で、コイなどの魚約300匹が死んだという。


工事は、市発注の「宿河原駅跨線人道橋エレベーター設置等工事」。
市によると、工事は15日午前から行われ、業者がエレベーター設置予定場所の地面を約5m掘削し、基礎となるコンクリートを流し込んでいた際、湧き出した地下水にコンクリートの成分が混入。側溝を経由し約50m先の二ケ領用水に流れ込んだという。


市によると、15日正午ごろ、住民から「ニケ領用水に魚が浮いている」と通報があった。区道路公園センターが確認したところ、排水口から白い液体が同用水に流入しており、排水口から下流へ約1kmにわたり死んだ魚が浮かんでいた。

15日に合流地点の水質を検査したところ、pH12.43と強いアルカリ性を示した。
16日はpH9.35まで低下した。
廃棄物処理法ではpH12.5を超えると特別管理廃棄物として処理する必要がある。


市によると、同様のケースでは通常、排水をタンクにためて産業廃棄物として処分するが、業者はタンクなどは用意せず、ポンプで道路の集水ますへ排水していたという。

市は、コンクリートの成分が混じった排水について、側溝の洗浄などを行い適切に処理するとしている。

市によると、同用水は現在、飲用や農業用に使われておらず、健康被害の恐れはないという。

 
出典URL
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1210160039/
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121016-00000578-san-soci
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20121017ddlk14040240000c.html
 
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2012年10月15日21時14分にNHK山形から、16日11時38分に山形新聞から、また17日付で朝日新聞山形版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
15日午前8時すぎ、小国町足野水の山の中で、電柱に上って高さ6mの場所で電話線の接続工事をしていた作業員の男性(65)が、腰に付けていた安全ベルトにつながれたまま宙づりの状態になっているのを、あとから現場に到着した仲間の作業員が見つけ、消防に通報した。

男性は、地面に降ろされた時には意識があったというが、その後、意識を失い、搬送先の病院で死亡が確認された。
死因は胸部圧迫による窒息死で、警察は、腰につけていた命綱がずれて胸を圧迫したとみている。


男性は、電話線と平行しているワイヤーに長さ約2mの命綱を結んでいた。
発見当時は、命綱が巻かれたまま胸まで上がっている状態だったという。


出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/yamagata/6025759641.html?t=1350338896455
http://www.yamagata-np.jp/news/201210/16/kj_2012101600459.php
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
安全ベルトを着用していても、落下時に今回のような胸部圧迫とか内臓破裂などを起こすことがある。
使用上の注意点などは、以下に詳しい。

http://www.cranenet.or.jp/susume/susume05_04.html
 
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2012年10月15日12時50分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
15日午前3時半ごろ、愛知県田原市白浜二号の東京製鉄田原工場から火が出ていると119番があった。
酸洗工場のうち、できたばかりの鉄板を塩酸で洗う「リンス槽」付近のライン約150m2を焼いた。
約80人の従業員が働いていたが、けが人はなかった。


警察によると、鉄板を送るゴム製ローラー付近から出火したらしい。

 
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20121015k0000e040119000c.html
 
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2012年10月14日20時38分にNHK盛岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
14日午前9時45分ごろ、大船渡港で、湾口防波堤の復旧工事のため海中に設置されたおもりを移動させる作業にあたっていた「第5菊栄丸」が転覆した。
この船には男性作業員1人が乗っていたが、すぐに救助され、けがはなかった。

この船は、海中のおもりから伸びたワイヤーをクレーン船に引き渡す作業をしていたが、クレーン船がワイヤーに接触したはずみで転覆したという。

海保では、クレーン船が風で流されてバランスを崩したものとみて、作業を請け負っていた会社の関係者に話を聞くなどして、事故の原因を調べることにしている。

 
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/morioka/6045730731.html?t=1350247636794
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2012年10月12日21時58分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
山口県警宇部署は12日、同署が逮捕した容疑者の送検予定を検察庁に知らせる文書を、誤って報道機関にファクス送信したと発表した。
文書には、容疑者の名前や生年月日、住所など個人情報が含まれていた。
県警は「本事件を重く受け止め、再発防止に努めます」とコメントした。


同署は、07年にも検察に送るべき書類を、誤って同県宇部市内のタクシー会社にファクス送信するというミスをしている。

同署などによると、誤送信が起きたのは12日午後3時50分ごろ。書類はA4サイズ1枚で「送致予定連絡票」と記されていた。同署が同日、銃刀法違反容疑で逮捕した容疑者の送検予定を宇部区検に伝えるための書類だった。

同署によると、ファクスはスイッチで送信先を切り替える仕組み。
ファクス送信を担当した生活安全課の署員が切り替えを確認せずに送信したらしい。
液晶画面に表示された送信先が、検察庁ではないことに気付き、誤送信が判明した。
誤送信先は宇部市役所にある記者クラブで、加盟8社のうち2社に転送されたという。


同署は、13日にも容疑者に謝罪する予定。


出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20121013k0000m040096000c.html
 
 
 
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2012年10月13日付で信濃毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
上田市の居酒屋チェーン「魚民」上田お城口駅前店が11日午後10時すぎ、冷酒用のガラス製1合とっくりに誤って漂白剤を入れ、男性会社員グループの客5人に提供したことが12日分かった。
県上田保健福祉事務所によると、5人は同市と小諸市の病院に運ばれたが、いずれも軽症とみられ、同日までに退院。
警察は、業務上過失傷害の疑いもあるとみて調べている。


同事務所などによると、男性客は9人で来店。
日本酒の冷酒を注文し、1合とっくり入りを飲んだ人のうち少なくとも2人が「口の中に違和感がある」などと訴えたため、11日午後10時半すぎに同店が119番通報した。
一緒に飲んだとみられる3人と共に搬送された。5人はいずれも30代。


警察などによると、この店は普段、厨房の流し台に除菌効果のある漂白剤を入れて水で薄めて満たし、使用後のとっくりや他の食器を入れている。
漂白剤が入ったままのとっくりを冷蔵庫で冷やし、そのまま男性会社員グループに提供したとみられるという。


同店は12日も営業した。魚民を運営するモンテローザは「広報担当者が不在でコメントできない」としている。

 
出典URL
http://www.shinmai.co.jp/news/20121013/KT121012FTI090025000.php
 
 
10月13日12時41分に読売新聞からは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
同店従業員は、漂白剤で消毒していたとっくりを「すすがないまま出してしまった」と話しているという。

出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121012-OYT1T01644.htm
 
 
10月17日21時23分にNHK首都圏からは、その後の対応などが下記趣旨でネット配信されていた。
 
上田保健所によると、店員が冷酒と間違えて客に提供したということで、保健所はこの店を17日と18日の2日間、営業停止の処分にした。
また、消毒薬は食品とは別の場所に保管するなど業務手順を徹底するよう指導した。


出典URL
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20121017/5821841_20121017212316_e5a1a9e7b4a0e589a4e68f90e4be9be381aee5b185e98592e5b18be596b6e6a5ade5819ce6ada2.html
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
またしても、飲食店で薬剤入りの酒を客に提供する事故が起きた。
本ブログに掲載しただけで、これで今年は7月の高松、新潟に次いで3例目だ。昨年は8月に浦添でも起きている。

今回の事例は、すすぎ不足だった可能性もあるが、薬剤を小分けして保管する場合は、保管場所を食品と分けるだけでなく、客に出す可能性のある飲料用容器には薬剤を入れないくらいの対応が望まれる。


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2012年10月12日15時5分にmsn産経ニュースから、10月13日付で朝日新聞遠州版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
浜松市は12日、同市中区のJR東海浜松工場敷地内で、不発弾1個が見つかったと発表した。
信管は残っていたが、陸上自衛隊が既に爆発を防ぐ処置をした。


市などによると、不発弾は長さ約160cm、直径約41cm、重さ約860kg。太平洋戦争時の米軍の艦砲弾とみられる。陸自が撤去する予定。

11日午後1時ごろ、工事をしていた男性作業員が,深さ約1mに埋まっているのを見つけた。
 
浜松工場敷地から艦砲射撃の不発弾が見つかったのは、1977年以降で4回目。
市の戦災資料によれば、1945年7月29日午後11時20分ごろから約1時間半にわたり、米軍艦8隻が遠州灘から同市南部~中心部に向けて、少なくとも865発を撃った。177人が死亡、189戸が全壊した。

  
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/121012/dst12101215060008-n1.htm
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
最近、工事中に不発弾を発見した、といった報に接することが多い。
それがタマタマなのか気になり調べたところ、本ブログで紹介した以外、最近2ケ月だけで以下のように頻繁に発見されていた。
 10月18日 静岡市 工事中
 10月12日 港区  ビル建設中
 10月11日 日向市、岸壁増強工事中
  9月17日 三鷹市 アパート敷地内
  9月11日 門司区 配管工事中
  9月 8日 鹿屋市 畑でトラクター中
  8月25日 大分市 市道掘削工事中
  8月24日 京都市 桂川の川底で発見
  8月23日 東通村 下水道工事中
  8月22日 雫石町 火災現場の跡地で発見
  8月16日 甲府市 草むらで発見
 
よって、工事中の不発弾発見事例については、格段の情報がない限り、今後は紹介を割愛する。
戦災に遭った地域で掘削工事をする方々は、くれぐれもご用心。
 

 
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2012年10月12日付で朝日新聞福岡版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
11日午前9時10分ごろ、宗像市日の里の空き地で外壁の取り壊し作業をしていたパワーショベルが地中のガス管を傷つけ、漏れたガスが爆発。近くにいた男性作業員(63)が全身に大やけどを負った。
 
警察などによると、作業は男性作業員とショベルの男性運転手(58)の2人が担当していた。
 
ガス管は地下約1.5mの深さにあり、直径2.7cm。
男性運転手は、「ガス管は使われていないいと思った」と話しており、警察が業務上過失傷害の疑いがあるとみて、事情を聴いている。
 
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2012年10月12日19時29分にNHK盛岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
11日に紫波町の川でおよそ100匹の魚が死んでいるのが見つかった問題で、県が行った水質調査の結果、川の水が高いアルカリ性になっていることがわかり,県は、上流にある生コンクリート工場の排水が原因ではないかと見て詳しく調べている。

これは、11日に紫波町南日詰の滝名川でサケやニゴイなどおよそ100匹が死んでいるのが見つかったもので、県は現場の川の水を採取して水質に問題がないか検査を進めていた。
その結果、川の水から国が定めた環境基準を超えるpH8.8の値が検出され、高いアルカリ性になっていることがわかった。


県は、現場からおよそ1km上流にある生コンクリート工場の排水口から高いアルカリ性が検出されたことから、工場の排水設備の不具合で高いアルカリ性の排水が川に流れ出た可能性があると見て、詳しく調べている。

滝名川は北上川に合流しているため、下流にある花巻市の高円万寺浄水場では11日から北上川からの取水を取りやめているが、他の水源からも取水しているため、断水のおそれはないという。
岩手県環境保全課総括課長は、「前回の立ち入り検査では工場の施設に異常はなかった。今後、工場の施設を検査し安全性を確保するよう指導を行いたい」と話している。

 
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/morioka/6045695551.html?t=1350075548513
 
 
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2012年10月12日付と13日付の読売新聞秋田版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
県庁の配電システムで起きたトラブルのため続いていた停電は、11日午後3時、約28時間20分ぶりに復旧した。
県民への直接的な影響は、一部の証明書が発行できないなど限定的だったが、電源確保の手段や自家発電機用の燃料の確保などで不備があり、県の危機管理体制の甘さが浮き彫りになった。


停電は10日午前10時40分頃に発生。
県庁内の高圧受電盤につながる高圧ケーブル(直径約10cm、長さ約270m)で、漏電による絶縁不良が起きた。

県は12日、高圧ケーブルを通していた地中のコンクリート管の継ぎ目数か所で、ずれや欠損が生じていたことを明らかにしたが、ケーブルに大きな傷はなく、「正確な原因究明は不可能」としている。

また、県によると、停電が起きた3棟のうち、本庁舎と議会棟に各1基ある自家発電機が稼働した。2基で最大450KW、平常時の約6割の電力を確保した。
電力は、災害対応の非常用コンセントから使うことができ、ほぼ全てのパソコンをインターネットに接続できる態勢を取っていた。


だが、多くの職員がパソコンの電源を落とし、「電源不足でパソコンから手作業に切り替えた」「ネットやメールが使えず、効率が著しく落ちた」と話した。
非常用コンセントで電源を確保し、専用ケーブルをパソコンに接続すれば通常の業務ができたが、多くの職員が十分に認識していなかったという。
財産活用課課長は「予想外にネットへの接続方法を知らない人が多かった。周知不足だった」と話す。非常用コンセントにつなぐ延長コードも足りなかった。


また、本庁舎の地下にある自家発電機の燃料タンクは、重油2万ℓの容量があり、12日間の稼働が可能だが、停電時には約2000ℓ(20時間分)しかなかった。
通常は半分になると補充していたが、今月下旬にタンクの点検があるため補充していなかったという。


今回は、停電後に補充して電力を確保したが、地震などで石油販売業者も被災した場合、確保できない事態もありうる。
同課長は、「今後は補助タンクの設置を検討する必要がある。停電で表出した課題を共有し、善処していきたい」と話した。

 
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20121011-OYT8T01734.htm
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20121012-OYT8T01573.htm
 
 
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魚田慎二
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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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