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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2012年10月5日付で埼玉新聞から、10月4日21時36分にmsn産経ニュース埼玉から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
 
4日午前10時半ごろ、川越市月吉町の県道で、トラックの荷台に積もうとしていた大型油圧ショベルが道路左側の土手に転落、運転していた会社員の男性(67)が投げ出されて油圧ショベルと土手下の鉄製フェンスに挟まれ、全身を強く打って死亡した。

警察によると、男性は荷台に油圧ショベルを積んでトラックを運転していたが、事故現場近くのT字路交差点を右折した際、油圧ショベルが荷台から路上に滑り落ちた。
男性はトラックを路肩に止めて油圧ショベルを運転し、いったんは荷台にあげたが、アームを回転させたところバランスを崩して、道路脇の土手に転落した。


男性は1人でトラックを運転し、川越市内の作業現場に向かう途中だったという。警察で詳しい事故原因を調べている。


出典URL
http://www.saitama-np.co.jp/news10/05/10.html
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121004/stm12100421370003-n1.htm
 
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2012年10月5日0時24分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
4日午前5時40分ごろ、加古川市の神戸製鋼所加古川製鉄所から「溶けた鉄が溶鋼鍋から漏れた」と市消防本部に通報があった。
 
同本部などによると、1500℃になった鉄約110トンが約240m2にわたって流れだし、台車1台や電気配線設備などが焼けた。
同本部から消防車延べ15台が出動し、自衛消防とともに放水、約5時間半後に鎮火した。けが人はなかった。


同本部などによると、現場は連続鋳造工場の建屋内。
溶けた鉄約250トンが入った溶鋼鍋を台車に乗せて移動させていたところ、鉄が漏れ出したという。
同製鉄所は同5時15分に鉄の漏出に気づき、確認後すぐにホットラインで消防に通報した。
市消防本部などは「鍋底の弁の作動に不具合が起きた可能性がある」とし、詳しく調べる。

 
出典URL
http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/0005425930.shtml
 
 
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2012年10月4日11時41分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
朝日新聞静岡総局が、静岡県警が報道機関向けに出した火災の発生を知らせる文書などを、誤って静岡税務署にファクスで送信していたことが4日、わかった。

朝日新聞社広報部によると、誤送信された文書は、浜松中央署が9月27日未明に報道発表した火災発生と、道路交通法違反(酒気帯び運転)容疑者の逮捕、県迷惑防止条例違反容疑者の現行犯逮捕の3件。関係者の個人情報も記されていた。

同総局では、深夜や未明に届いたファクスを担当記者に自動転送しているが、記者が転送先を設定する際、誤って税務署の番号を入力したという。
税務署から問い合わせを受けた県警が調べ、誤送信が判明した。

朝日新聞社広報部の話「静岡県警の発表資料を記者が静岡税務署に誤送信したことについて、関係者におわびします。再発防止のため、記者への指導を徹底します」

 
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121004-OYT1T00594.htm
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
9月30日に紹介した東奥日報のファックス誤送信事例と同じような事例だ。
一瞬、あの事例が報道機関の教訓として活かされなかったのか?と思ったが、東奥日報の事例は9月28日に報道、それに対し今回の事例は9月27日発生だった。
まだ東奥日報の事例を知らない時のミスだったのだろう・・・・と思いたい。

 
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2012年10月4日1時21分に中日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
従業員の補助がなく、1人で作業を命じられたためにけがをしたとして、デンソー(愛知県刈谷市)の元期間従業員の男性(49)が3日、デンソーに690万円の損害賠償を求める訴えを名古屋地裁に起こした。
 
訴状によると、男性は2006年11月から09年11月まで、デンソーと契約。デンソー西尾製作所(愛知県西尾市)でカーエアコンの部品を点検する作業をしていた。
 
09年5月28日、作業中に部品を詰める箱が足らなくなり、普段の2倍の重さがある14kgの箱を持たされたため、右肩の腱板損傷などのけがを負った。10年11月に労災認定された。
 
3日に名古屋市内で会見した原告らは、デンソーが他の社員に補助させるなどの「安全配慮義務を怠った」と指摘。原告の男性は「社員に手伝ってもらえなかったのは、職場で期間従業員への差別があったから。それを裁判で明らかにしたい」と話した。
 
デンソー広報部は「訴状を見ていないので、コメントできない」としている。

 
出典URL
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2012100490012104.html
 
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2012年10月4日付で毎日新聞北海道版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
3日午後1時45分ごろ、札幌市手稲区の国道5号脇で、男性3人が倒れているのを通行人が発見し、119番した。
作業員Yさん(36)が搬送先の病院で死亡。同僚のIさん(40)とFさん(58)もけがをした。


警察は、3人が看板の付け替え作業中に、看板にかけられた可動式のはしごから転落したとみて、詳しい経緯を調べている。

警察によると、現場は高さ約10mの部分に足場があり、その上に看板(縦約5メートル、横約15メートル)が設置されていた。看板にかけられていたアルミ製の可動式はしごが折れた状態で落下していた。

 
出典URL
http://mainichi.jp/area/hokkaido/news/20121004ddlk01040126000c.html
 
 
10月3日16時51分にNHK札幌からは、若干ニュアンスの違う、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
3日午後1時半ごろ、札幌市手稲区で看板にあがって作業をしていた男性3人が、およそ17m下の草むらに落ちた。
警察によると、当時、3人ははしごにつかまりながら、縦6m横12mの看板の張り替え作業をしていたという。


出典URL
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20121003/5484531_20121003165136_e79c8be69dbfe381aee4bd9ce6a5ade381a7efbc93e4babae8bba2e890bdefbc91e4babae6adbbe4baa1.html
 
 
10月3日19時5分にHTBニュースからも、プラスαの情報がネット配信されていた。
 
高さおよそ20mの広告の看板を張り替えていた作業員3人が落ちて病院に運ばれた。
 
看板の張り替えで使っていたはしごは壊れた状態で落ちていて、警察は、3人が乗ったはしごがその重みで折れたのか、他の原因で壊れたのかなどを調べている。

 
出典URL
http://www.htb.co.jp/news/
 
 
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2012年10月4日付で朝日新聞島根版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
安来市の日立金属安来工場で3日午前中に火災があり、工場が消防に通報していなかったことが分かった。
けが人はなかったが、安来市消防本部は工場に対し、消防法の通報義務に基づいてすぐに通報をするように口頭で注意した。


同本部によると、火事があったのは市内2カ所の工場のうち、海岸部の飯島町と亀島町にまたがる通称海岸工場。
午前10時25分ごろ、金属製品を洗った際に発生する酸性ガスを取り除いて排気する装置付近から出火し、ファンと高さ10mほどの塩化ビニール製の煙突が燃えたという。
工場内の消防隊が放水し、25分ほどで鎮火した。


消防には午前10時35分ごろ、安来市から中海を挟んで対岸にある米子市の男性から「黒煙があがっている」と119番通報があり、工場に電話して火事が分かったという。

火災について日立金属本社は、鎮火まで消防に通報しなかったことを認めたうえで「工場は自前の消防隊で対応できると判断したのかもしれないが、消防の注意を真摯に受け止め、今後はすぐに通報するよう対応を改善したい」と話している。

 
 出典URL
http://mytown.asahi.com/shimane/news.php?k_id=33000001210040001
 
 
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2012年10月4日2時4分にmsn産経ニュース滋賀から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
3日午前9時5分ごろ、甲賀市水口町のガソリンスタンド「Mセルフ甲賀水口給油所」敷地内で、業者が掘削工事中に突然、爆発音が聞こえ、工事現場そばのマンホールの蓋が吹き飛んだ。

蓋はスタンドの金属製の屋根(高さ約7m)を突き破って、近くの歩道に落下。
現場にいた従業員3人にけがはなかったが、給油中の50代の男性客が耳鳴りを訴え病院で手当てを受けた。

警察によると、マンホールのふたは直径約65cm、重さ約36kgで、地下にあるガソリンスタンドの電源系統の上にある。
掘削機が地下約60cmの地点で金属のような固形物にあたり、業者が先のとがった金属棒で突いて確認していたところ、爆発音がしたという。


このスタンドでは、約40年前に給油機をつなぐ配管が折れて大量のガソリンが漏れ、平成18年の改装時に土中にも残存していることが判明。
このため、スタンドは毎年、業者に頼み、掘削したうえで土壌の浄化作業を進めていた。
今回は先月18日から始まり、3日にも終える予定だったという。


警察は、固形物に可燃性ガスがたまっていたとみて事故の詳しい原因を調べている。
 
現場は近江鉄道水口駅から西に約1km。民家や商店が混在する一角で、近くには大型量販店もある。

 
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121004/shg12100402040003-n1.htm
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
つついた際の金属火花が着火源と思われる。
静電気については、つついた回数は、そう多くないだろうし、周囲の土壌も湿っていたと思われるので、可能性は低い気がする。

 
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2012年10月3日付で神奈川新聞から、10月3日18時4分にmsn産経ニュース神奈川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
3日午前8時55分ごろ、川崎市多摩区の明治大学生田キャンパスで、第2校舎1号館の解体工事中に足場が崩れ、建設作業員の男性3人が約6m下の足場に落下。3人が重軽傷を負った。警察が原因を調べている。

警察によると、神奈川区の男性(58)がろっ骨と腰の骨、同区の男性(47)がろっ骨を折る重傷、川崎区の男性(22)は頭などに軽傷を負った。

校舎は4階建てで、3人は4階部分に組んでいた高さ約11.5mの足場で壁のコンクリートを壊す作業中に、2階部分の高さ約5.4mの足場に落下した。
足場は鉄パイプの上に幅4m、奥行き24cmの鉄製の板を7枚並べて設置。


この日は、解体現場からコンクリートくずの運び出し作業などをしており、警察は、足場にコンクリートを置いたため、重さに耐えられずに板が外れたとみている。

同大によると、同館は一昨年まで理工学部の校舎として使われていたという。


出典URL
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1210030024/
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121003/kng12100318050010-n1.htm
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2012年10月3日13時49分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が経年グラフ付きでネット配信されていた。
 
東京都青梅市で2日に男児2人が死亡した火災は、電気の延長コードがショートして火元になった、との見方が強まっている。

東京消防庁によると、家電製品の電気コード周辺が発火源となった火災は昨年、都内で568件起きていた。
毎年、都内の火災件数の1割前後を占めており、2009年までの5年間で計46人が亡くなっている。


2日未明、同市の会社員(39)方が全焼し、次男で小学1年の男児(7)と五男(1)が死亡した火災では、焼け跡の1階台所から延長コードが見つかった。
警察が調べたところ、コードには引きちぎれてショートしたような跡が数カ所あった。
コードは、台所のコンセントに差し込まれた三つ股ソケットにつながっていた。
警察は、会社員の証言などから、このコードから発火して燃え広がった可能性が高いとみて、詳しい出火原因を調べている。


東京消防庁によると、電気コード周辺からの出火は、たこ足配線で許容電流を超えたり、コンセントと差し込みプラグの接続部分に緩みやほこりがあったりすることで、過熱やショートして起きる。

特に台所は、炊飯器や電子レンジなど消費電力の大きい家電が多く、たこ足配線にすることで危険性が増すという。
経年変化によるコード類の劣化や、無理に引っ張るなどしたことによるコード内の断線も火災につながる。
こうした火災は例年、都内では約500件前後発生し、火災全体の約1割を占める。05~09年の5年間で計46人が死亡していた。


独)製品評価技術基盤機構(NITE)によると、機構に報告があっただけでも05~09年度に電気コードや配線器具を原因とする火災や事故は全国で1119件あったという。

東京消防庁の担当者は「火気を扱うわけでないので居住者に自覚がなく、逃げ遅れるケースが目立つ」と指摘。
同庁は防止策として、
 □たこ足配線をせず、まめにプラグを抜く
 □コードを強く引っ張ったり家具の下敷きにしたりしない
 □コンセント部分を定期的に掃除する
などを挙げる。


出典URL
http://www.asahi.com/national/update/1003/TKY201210030263.html
 
 
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2012年10月2日付で長崎国際テレビから、10月3日付で毎日新聞長崎版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
2日午後4時前、大村市のニチレイフーズ長崎工場で「天井から煙が出ている」と消防に通報があった。
火は工場の天井裏や断熱材などを焼いた。
出火当時、工場は稼働していて、従業員250人全員が外に避難したが、避難する際に煙を吸った女性3人が病院に運ばれ、治療を受けた。

 
ニチレイフーズ本社広報によると、「自動火災報知機が鳴って煙が出たので消そうとしたが消えなかった」と長崎工場から連絡があったという。
 
長崎工場は、延べ床面積およそ7500m2で、主に業務用、家庭用の冷凍食品を生産していた。ダクト部分の燃え方が激しいとみられる。
警察と消防が火事の詳しい原因を調べている。

 
出典URL
http://www.nib.jp/realtime/news/news_3014432.html
http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20121003ddlk42040486000c.html
 
 
また、10月3日付で朝日新聞長崎版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
天井約85m2が焼けた。
1階通路の配電盤の上部の天井が焼けていたという。
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2012年10月2日9時13分にmsn産経ニュース埼玉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
1日午前9時45分ごろ、埼玉県川口市芝西の建設現場で、木造2階建て住宅の2階の床板を取り付ける作業をしていたとび職の男性(37)が1階に転落した。
男性は頭を強く打ち、約2時間後に死亡した。


警察によると2階は高さ約3mで、男性は足を踏み外して転落した際、梁に頭をぶつけ、ヘルメットが脱げた状態で1階床のコンクリート部分に頭を強打したとみられる。
男性は命綱を身に付けていたが、固定していなかったという。

 
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121002/stm12100211130000-n1.htm
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
この事例がそうだったというわけではないが、ヘルメットをかぶる際は、あご紐をちゃんと締めておくこと、その大切さが思い浮かんだ。

 
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2012年10月2日付で毎日新聞山口版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
1日午前9時半ごろ、周南市の出光興産徳山工場第1スチレンモノマー装置の気液分離槽の中で、貴陽興業社員の男性Fさん(57)と出光興産社員の男性Sさん(59)が酸欠状態で倒れているのを、槽の外にいた社員が発見した。
Sさんは意識を取り戻したが、Fさんは意識不明の重体。低酸素脳症とみられる。


同工場などによると、槽は直径約2m、長さ約6mの円柱状。
作業前に槽の内部の酸素濃度を計測したところ、通常の空気中の酸素濃度である20%以上だったため作業を始めたという。
作業中、出入りするマンホールは開けていた。


装置は4年に1度の定期修理作業中だった。
Sさんは修理の施工会社社員で、仕上がりを点検するために槽の内部へ入ったという。
スチレンモノマーは自動車のダッシュボードなど樹脂の原料。


同工場は「槽の外に監視人を置くなど、安全管理は徹底してきたが、低酸素になった原因を究明し、対応したい」と話している。


出典URL
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20121002ddlk35040546000c.html
 
 
一方、10月2日付で朝日新聞山東版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
周南市消防本部が測定したところ、酸素濃度は20%以上という基準を大きく下回っていた。
 
 
また、同工場のHPには、以下のような記事が10月1日付で掲載されていた。
 
9時31分頃 1SM装置の内部清掃終了後、内部確認のため装置内に入槽
9時31分頃 1SM装置気液分離槽(SA-V17)内において当社社員1名、協力会社社員1名、計2名が酸欠状態で倒れる。

http://www.idemitsu.co.jp/factory/tokuyama/topics/2012/121001.html
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
□入槽とほぼ同時に酸欠で倒れたようだが、入槽前には、毎回、酸素濃度を測定している筈。
現に、「作業前に計測して20%以上だったので作業を始めた」と報道されている。
とすれば、入槽前の酸素濃度測定位置がマンホールの近傍だけで、槽の最深部の濃度は測定していなかったのかもしれない。
 
□「内部清掃確認のために入槽」したということは、内部清掃した時は酸欠状態ではなかったということだ。
時間的に考えると、内部清掃は前日だった可能性が高い。
とすれば、半日とか1日の間に、何らかの変化点があったということだ。
 
□なぜ、そう長くもない期間で酸欠状態になったのか?、
急激な錆びの発生?空気と間違って窒素を導入した?
両者ともに、ちょっと考え難い。
ブログ者には、推定理由すら思い浮かばない。

 
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2012年10月2日8時46分に山形新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
1日午前8時50分ごろ、米沢市の米沢南工業団地内の「Jガルバー米沢」の工場で、同社社員の男性(45)が薬品の水溶液が入った水槽内に転落し、上半身やけどの重傷を負った。

警察によると、同社は金属製品の亜鉛メッキ加工を手掛けている。
男性は午前8時半から、メッキ加工前処理用の水槽(幅1.4m、長さ7m、深さ1.5m)の点検作業を1人で行っていた。
水槽には塩化アンモニウムと塩化亜鉛アンモンの水溶液約1000ℓが入っており、水温は約65℃だったという。
水槽の縁は、男性の立っていた足場とほぼ同じ高さだった。


男性は普段からこの水槽の管理を担当。
水溶液の濃度などを確認するためにかがんだところ、誤って頭から落下した。
転落に気付いた同僚が男性を引き揚げ、119番通報した。

 
出典URL
http://www.yamagata-np.jp/news/201210/02/kj_2012100200026.php
 
 

(2013年2月9日 修正1 ;追記)

201326日付で朝日新聞山形版(聞蔵)から、工場長らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

米沢労基署は4日、会社と工場長(50)を労安法違反の疑いで書類送検した。 

 

同署によると、工場長は塩化アンモニウム溶液を入れた薬品槽の周囲に転落防止用の柵を設置していなかった疑いがある。 


(ブログ者コメント)

 

労安則第519条に関する違反容疑だと思われる。

(開口部等の囲い等)

第五百十九条  事業者は、高さが二メートル以上の作業床の端、開口部等で墜落により労働者に危険を及ぼすおそれのある箇所には、囲い、手すり、覆(おお)い等(以下この条において「囲い等」という。)を設けなければならない。

  事業者は、前項の規定により、囲い等を設けることが著しく困難なとき又は作業の必要上臨時に囲い等を取りはずすときは、防網を張り、労働者に安全帯を使用させる等墜落による労働者の危険を防止するための措置を講じなければならない。

 

http://www.jaish.gr.jp/anzen/hor/hombun/hor1-2/hor1-2-1-2h9-0.htm





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2012年10月2日付の千葉日報紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
 
1日午後1時50分ごろ、市原市五井海岸のK社千葉工場から「桟橋に着岸中のケミカルタンカーから燃料が流出した」と、千葉海保に通報があった。
同海保の巡視艇1隻と陸上班が、長さ約50m、幅約2mにわたって油が流れているのを確認した。
 
同海保によると、同工場の専用桟橋に着岸していたケミカルタンカーが、燃料タンクからサービスタンクに重油を移した際、重油があふれたという。
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2012年10月1日15時37分にOBSニュースから、同日19時25分にNHK大分から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
1日午前8時10分ごろ、大分市三佐のE工務店の資材置き場で、積み重なっていたコンクリートパネルが崩れ落ち、アルバイトの女性が下敷きになった。
女性は病院に運ばれたが、頭などを強く打ち、およそ2時間後に死亡が確認された。
 
コンクリートパネルは、建物の基礎工事の際、コンクリートを流し込む型枠を作るのに用いられる、薄い板を貼り合わせた合板。大きいものは畳1枚ほどの大きさで、重さはおよそ10kgある。

警察の調べによると、女性は資材置き場で使用済みのコンクリートパネルを再利用するため、パネルの運搬やくぎ抜きなどの作業にあたっていたという。ヘルメットは着用していなかったという。
警察は、会社の関係者から当時の状況などを聞き、事故原因を調べている。

 
出典URL
http://www.e-obs.com/obs-news/genko/DD10010021193.html
http://www.nhk.or.jp/lnews/oita/5075421211.html
 
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2012年10月1日付の毎日新聞憂楽帳コラムに、下記趣旨の記事が掲載されていた。
ブログ者にとっては初耳の概念につき、紹介する。
 
パイロットが学習する概念に「権威勾配」と呼ばれるものがある。機長と副操縦士が適切な力関係を保つためのマネジメントだ。
 
機長の権威が強すぎると(勾配が急)、機長の判断が誤っていても副操縦士が指摘しにくい。
機長の権威が弱すぎると(勾配が浅い)、運航を管理できない。
ミスを防ぐには、適度な勾配が必要なのだ。
 
実際に1977年に起きたジャンボ機同士の衝突は、機長の間違いに航空機関士が気付きながら、強く主張できなかったのが一因。
 
あるベテラン機長は「昔はパイロットも徒弟制。副操縦士が適切な指摘をしても、機長から一蹴されると、それ以上は言いにくい雰囲気だった」と話す。
機長には、周囲から有用なアドバイスを引き出す能力や人格が求められるのだ。
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
3日前、葛丸ダム死亡事故の原因と背景について、過去記事修正連絡したが、その中に「防災航空隊という特殊な業務で、後輩隊員が先輩隊員に意見を言えない雰囲気があり、有意な意見が訓練の改善につながらなかった」という記述があった。
それこそが「権威勾配」というものなのだろう。

 
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2012年9月19日付の北海道新聞紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
 
18日午前11時35分ごろ、十勝管内のY乳業十勝主管工場内で牛乳の加工作業をしていた同社社員(22)があおむけに倒れているのを同僚社員が発見、119番通報した。
同社員は搬送先の病院で死亡が確認された。死因は感電死。
 
警察は、生乳をかき混ぜる撹拌機を吊り上げるために操作するコントローラーに不具合が発生したため、同社員が分解修理していたところ、何らかの原因で感電死したとみて調べている。

 
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情報量多大につき、報道されたポイント部分のみ抜粋して趣旨を記す。

 
1.事故の概要
 
29日午後2時35分ごろ、兵庫県姫路市網干区の「日本触媒姫路製造所」で、紙おむつの原料となるアクリル酸の入ったタンクが爆発した。
消防隊員1人が死亡し、従業員や消防隊員、警察官の計30人
(ブログ者注;その後36人)がやけどなどの重軽傷を負った。
爆発したのとは別に、トルエンなどが入ったタンク2基も焼けた。
同製造所では、76年3月にもアクリル酸の貯蔵タンクで爆発事故が起きていた。

 
http://www.asahi.com/national/update/0929/OSK201209290036.html
 
 
2.爆発に至る経緯
 
1時ごろ :アクリル酸の中間貯蔵タンクのベント弁から白煙が出ているのを偶然、従業員が発見。
 ※推定;この数時間前には異常反応が起こり、温度上昇が始まったか?
(時間不明):自衛消防隊がタンクに放水して冷却開始
1時50分頃: 姫路市消防局に「アクリル酸の異常反応の可能性がある」とホットラインで通報
(時間不明):市の消防車が自衛消防隊の消防車近くに停車し放水準備
2時25分頃:タンク下部から黄色い液体がザーッと流れ出て、タンク上部からは噴水のように黄色い液があふれていた。


http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/0005414696.shtml
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120930/dst12093021120021-n1.htm
http://www.asahi.com/national/update/1001/OSK201210010076.html
 
 
3.爆発時の状況
 
□横たわる負傷者、やけどをした体をホースの水で冷やす消防隊員−−。爆発の前後に現場に出動した消防団員らが30日、火災現場の壮絶な状況を明らかにした。
消防団員の男性は製造所に着いて間もなく、タンクの爆発に遭遇した。
「けが人がたくさんいるから運んでほしい」。誰かが大声を上げたため、タンク近くに駆け付けた。
消防隊員ら数人が地面に横たわり、接着剤のような黄色いアクリル酸が服に付着していた。服を脱いでホースの水を体にかけ、バケツに手を浸していた。
 別の消防団員の男性は、両手をやけどした消防隊員に「服をめくってくれ」と頼まれた。薬品で所々焦げたシャツを脱がすと、背中がやけどで赤く腫れていた。
周囲では「熱い」「痛い痛い」の声。男性は「薬品は接着剤みたいで、無理に取ろうとすると皮がめくれそうになった。恐怖を感じ、ぼうぜんとするしかなかった」と振り返った。

http://mainichi.jp/select/news/20121001k0000m040079000c.html
 
爆発したタンクから飛び散った高温の化学物質で消防隊員の防火服が溶けていたことがわかり、警察は、タンクの中で化学反応が急激に進んで180℃以上に温度が上昇し爆発に至ったとみて調べている。
防火服は、180℃の温度でも、5分間耐えられるように設計されているという。
http://www.nhk.or.jp/lnews/kobe/2025406261.html?t=1349128386721
 
□焼死した消防隊員の防火服のほとんどが黒く炭化していたことがわかった。この防火服は500℃の熱にも耐えられるパラ系アラミド繊維でできていた。
死亡した隊員らが500℃以上のアクリル酸を全身に浴びたとみて当時の状況を調べる。
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/121003/waf12100308590002-n1.htm
 
 
4.中間タンクの安全管理状況
 
タンク内の温度は通常、約60℃に保たれていた。
温度計はタンク横に設置され、巡回して目視で確認することになっていたという。
会社は「
内部のアクリル酸の温度については、タンクに近づけず、白いものが出ているということは、かなり上がっていると推察した」と述べた。
http://www.asahi.com/national/update/1001/OSK201210010076.html

□中間貯蔵タンクについて「爆発の危険性は低い」と判断し、温度を常時監視する態勢にしていなかった。中間貯蔵タンクは数時間ほどアクリル酸を保管するだけで、急激な温度変化や化学反応は想定しにくいと証言する関係者もいる。
http://www.asahi.com/national/update/1002/OSK201210020062.html
□タンクの酸素濃度は7%に管理されていた。
http://mainichi.jp/select/news/20121006k0000m040108000c.html
 (関連情報)
アクリル酸を製造する化学メーカーは「うちは貯蔵タンクでも異常反応が起きないよう、温度や酸素濃度などは管制室で常にモニタリングしている」と説明した。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/121005/dst12100522070015-n1.htm
 
 
5.対応上の問題点
 
□消防への通報が遅れた点に関し、会社は会見で「自分たちで(冷却が)できると判断したと思う。結果的に事故が起きてしまい、重大性を読めなかった」と釈明した。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120930/hyg12093021580010-n1.htm
 (関連情報)
爆発の約1時間半前にタンクから上がった白煙が、法令で定める消防に通報すべき「異常現象」だったのか。その判断、認識をめぐり意見が割れている。
同業他社などからは「即座に通報すべき異常事態」とする意見がある一方、自助努力で冷却しようとした姿勢に一定の理解を示す関係者もいる。
ある関係者は「消防を呼ぶと、経緯などの社内説明に膨大な労力がかかる。大ごとにならないよう、自助努力で収めようという潜在意識はある」と打ち明ける。

http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0005423573.shtml

 □市消防車の停止位置がタンクに「近すぎたのでは」と疑問視する声もあるが、消防局は「危険な場所からは距離を開けるべきという考えは当然あるが、10~15mだった自衛消防組織とタンクの距離が目安になったはず」と説明。
その上で、化学物質が燃えるような特殊な事情の場合、「事業所側(の情報)に頼らざるを得ない」と述べ、情報の提供が不十分だったとの、認識を示した。

http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/121001/waf12100108330001-n1.htm
 (関連情報)
○現場に入った消防士談「所内では、日本触媒幹部から「煙はアクリル酸、炎はトルエンによる」と燃焼物の説明を聞いた」
http://mainichi.jp/select/news/20121001mog00m040039000c.html
 ○別の消防士談「日本触媒との連携については、「私には何をすればいいのかなど具体的な指示はなかった。普通の火事と違って、化学薬品は、どういう状態になれば危険なのかという認識がないので消火が難しかった。」
http://www.nhk.or.jp/lnews/kobe/2025406262.html?t=1349128471656
製造所側は、到着した市消防局の隊員に具体的な危険性に触れず、「最悪の場合は爆発の可能性がある」との説明にとどめたという。
http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/0005421099.shtml
 
 
6.会社、同工場の概要
 
日本触媒は、紙おむつなどの原料となる高吸水性樹脂で年間47万トンの生産能力を持ち、世界シェアはトップの25%。
このうち同製造所は同32万トンを生産。高吸水性樹脂の原料、アクリル酸についても同製造所で同46万トン生産し、世界シェアは1割に上る。
30日の記者会見では、在庫について「高吸水性樹脂は1カ月弱分、アクリル酸が2週間分」とし、いずれも構内にあるため同命令の解除まで出荷が不可能という。
海外拠点もほぼフル生産で代替生産にも限界があり、供給先への影響は「調査中」とした。

http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0005417539.shtml
 
 
7.その他の情報
 
同製造所が9月中旬から、電気系統のメンテナンスのため、全設備を順次いったん停電させて復旧させる作業を実施していたことが分かった。
最初に爆発したタンクでは事故の6日前に作業が終わり、その翌日にアクリル酸を入れ始めた。
同社は、影響について「考えづらい」としているが、県警は今後、作業の手順などに問題がなかったかも調べる。
火災が起きた29日も、別の設備の復旧作業をしていた。

http://mainichi.jp/area/news/20121001ddf041040014000c.html

□定期検査後、事故の6日前にタンクにアクリル酸を入れ始めたことから、まだ安定稼働には至っておらず、プロピレンの酸化工程で発生した副生成物がタンクに注がれた、という可能性を指摘する専門家もいる。
http://mainichi.jp/select/news/20121006k0000m040108000c.html
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
□原因としては今のところ、①冷却不足②重合防止剤注入量不足③酸素濃度管理不備④異物混入、といったことが考えられる。
 
□いくら中間タンクとはいえ、重合反応が起きる危険性を予測して各種対策をとっていたはず。
一旦重合反応が起きれば、暴走する危険性は少なからずある。
なのに、なぜ、温度を計器室で監視できるようにしなかったのだろうか?
各種対策をとっていることで、重合反応が起きることはないと安心し、現場温度計だけでヨシとしたのだろうか?



(2013年1月25日 修正1 ;追記)

 

2013年1月18日21時2分にNHK神戸から、同日21時44分にmsn産経ニュースwestから、また19日付で毎日新聞大阪版から、事故原因などに関する中間報告が公表されたという下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

18日、日本触媒が設置した事故調査委員長の田村東大名誉教授らが会見し、中間報告を公表した。


それによると、事故直後の会見で「タンクの横に設置した温度計を従業員が巡回して確認し、温度管理をしていた」と説明していたタンク横の温度計について、池田社長は「設置していなかった」と訂正。「情報が錯綜し間違った情報を伝えた。タンク設置時に申請し当局から許可されていたが、必要ないと考えていた」と訂正した。

 

また、このタンク(70m3)では、貯蔵するアクリル酸の温度が上昇しすぎると、重合反応が急激に進み、爆発につながることから、タンクの下の部分で冷却水が入ったコイルでアクリル酸を冷やし、再びタンクの上に循環させて、全体を冷却する装置が備え付けられていたが、当時、現場にいた作業員は、社内の取り決めどおりに装置を使用していなかったという。

報告によると、同28日、液体を60m3貯蔵した際、上部の液体をポンプで混ぜて温度を下げる操作をしなかった。
25m3以上ためた時には、この操作がマニュアルに定められていた。
その後、タンク内では化学反応が起きて温度が上昇、分子が結合する「重合反応」に至って液体が沸騰するなどし、29日に蒸気爆発した。

 

事故調査委員会は、こうした温度監視の不備が積み重なり事故が起きたとしていて、再発防止策として、遠隔監視などの温度管理の強化、冷却作業の常時実施や教育の徹底を提言。さらに調査を進め、年度内に最終報告書をまとめることにしている。

 

出典URL

http://www.nhk.or.jp/lnews/kobe/2024875101.html?t=1358545670785

http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130118/waf13011822010034-n1.htm

http://mainichi.jp/area/news/20130119ddn041040018000c.html

 

 

ちなみに同社HPには図解付の中間報告書が掲載されており、報告書中、60m3貯蔵操作については以下のように記されている。

925930分頃 タンクへの液溜め開始

9281400分頃 60m3に到達

9291320分頃 タンクベントからの白煙を確認(最高温度160℃程度と推定)

9291435分頃 タンクに亀裂が発生、タンク内圧力が急降下して蒸気爆発が起きた

 

http://www.shokubai.co.jp/ja/news/update/file2_0101.pdf

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

□中間報告書の内容からすると、平衡破綻型の蒸気爆発が起きたようだ。

 

□「(温度計は)タンク設置時に申請し当局から許可されていたが、必要ないと考えていた」という報道、ちょっとわかりにくい表現だ。

中間報告書や他の報道を調べたが、具体的にどういうことだったか書かれている記事は見つからなかった。

ブログ者思うに、これは『許可申請時に当局に提出したP&Iには温度計の記載があったが、その後の検討で温度計は不要と判断し設置しなかった。しかしP&Iからは削除せず、旧版のP&Iを使い続けた』・・・といった意味ではないのだろうか?

このように考えると、事故直後の会見で会社側が間違った説明をした理由が理解できる。なぜなら、現場が壊滅状態になっている時、温度計があったかどうかはP&Iで確認するのが一番だからだ。

 

□P&Iは装置運転の基本だ。今回の事例がそうだったかどうかは別にして、設備を変更した時は、都度、変更内容をP&Iに反映しておかねばならない。

 

 


(2013年2月15日 修正2 ;追記)

201327193分にNHK神戸から、この事故の損害額は215億円にのぼるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。 

この事故の影響について、日本触媒は、ことし3月期の決算で
 
□生産の減少などによる営業利益の減少が130億円
 
□プラントの運転停止などによる損失が85億円
と、あわせて215億円の影響が出る見通しだと発表した。


これを受けて、ことし3月期の最終黒字についても、当初の予想より95%少ない10億円に下方修正した。

出典URL

http://www.nhk.or.jp/lnews/kobe/2025367011.html?t=1360283031969

 





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2012年9月29日22時21分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
29日午後2時30分頃、徳島市のJR高徳線佐古駅―吉成駅間を走行中の徳島発高松行き特急「うずしお18号」(2両)の先頭車両に、円筒形の金属物(直径20~25cm、長さ15cm)が左側の窓ガラスを突き破って飛び込んできた。

警察によると、乗客53人のうち男女2人が割れたガラス片が耳や目に入るなどして軽傷。ほかに女性1人が気分が悪くなり病院に運ばれた。

JR四国によると、金属物は特急の先頭車両の車軸に取り付けられていた「速度計発電機」。
佐古駅から約1.5km吉成駅側の防音壁に衝突痕があり、同社は外れた発電機が防音壁に当たって跳ね返り、車内に飛び込んだとみている。
この事故で、上下3本が運休するなどして計約200人に影響が出た。


速度計発電機は車軸の回転数を計測し速度を検知する装置。先頭車両の左前方部にボルトで固定されているが、同社は何らかの事情で一部が割れて外れたとみている。

 
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120929-OYT1T00963.htm
 
 
2012年10月1日8時2分にNHK徳島から、事故原因や事例横展開に関する下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
JR四国運輸局などが30日、徳島運転所でこの部品や車両の中を詳しく調査したところ、この部品の一部が割れていた他、部品を車輪に固定するねじもちぎれているところがあったという。
このため、運輸局と警察は、この部品に強い力が加わって車輪から外れたのではないかと見て、今後、専門家に調査を依頼するなどして、更に詳しく調べることにしている。

 
また、この事故を受けて、JR四国は30日未明にかけて事故が起きた車両と同じ構造を持つ53車両を緊急点検した。
徳島運転所では、作業員が車輪の汚れを落として亀裂が入っていないか確認し、部品を固定している金具を専用のハンマーでたたいて緩みがないかなどを点検した。
JR四国によると、全車両を点検した結果、問題がある車両は見つからなかったという。


出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/tokushima/8006770412.html
 


(2012年12月7日 修正1 ;追記)

2012年12月6日23時33分にNHK徳島から、事故原因に関し「製造段階から強度不足の可能性」というタイトルで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

JR四国は、この部品の強度が製造の段階から不足していた可能性が高いとする最終的な調査結果を発表した。

調査結果によると外れたのは、列車の車軸に取り付けられている直径約20cm、重さ13.5kg余の合金製の発電機で、損傷が大きく、外れた原因は、特定できなかったという。

しかし、発電機のカバーなどには外部から衝撃を受けたような形跡はなく、また経年による劣化もなかったことなどから、JR四国は、製造の段階から強度が不足していた可能性が高いとしている。

JR四国では、同様の材質で作られた発電機を持つ275の車両を全て調査したところ、異常は見つからなかったが、念のため、外れた部品と同じ平成17年に製造された2つの車両の部品は新しいものと交換したという。

JR四国は、今後の安全対策として定期検査に、この発電機の傷や亀裂の有無を詳細に調べる項目を新たに設け、既に実施しているという。


出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/tokushima/8023998801.html


また、2012年12月7日付で読売新聞香川版からは、「発電機の強度不足か」というタイトルで同趣旨の記事が、発電機の写真とともにネット配信されていた。

JR四国は、鉄道総合技術研究所に発電機などの調査を依頼。
その結果、合金製の発電機を車軸にボルトで留める円盤状の部品(フランジ)に、振動による複数の亀裂が入っており、合金の内部に小さな気泡が複数あるのが見つかった。

損傷が大きいため原因は特定できなかったが、JR四国は、製造時の強度不足により走行中に亀裂が入り、フランジが割れた可能性が高いと結論づけた。


出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagawa/news/20121206-OYT8T01381.htm

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2012年9月30日付で朝日新聞筑後版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
29日午前8時20分ごろ、久留米市のKスチール福岡第2工場から「作業員が溶接機に挟まれた」と119番通報があった。
 
工場内で同社員の男性(46)が右脇腹を溶接機に挟まれており、約1時間後に死亡が確認された。
男性は、住宅建材の網を造る機械を操作していたといい、原因を調べている。

 
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魚田慎二
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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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