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ブレーカーなど配電装置をまとめた住宅用分電盤から出火するボヤが、今年に入り急増し、6月までの半年間で昨年の約2.5倍のペースで増えていることが東京消防庁への取材で分かった。
東日本大震災後、地震が頻発し、配線をつなぐねじが緩み、ショートしやすくなっている可能性があるという。
いまのところ全国的な統計はないが、東日本を中心に同じように地震が頻発していることから、同庁は注意を呼びかけている。
東京消防庁によると、都内で分電盤からの出火件数は、今年1~6月で53件。昨年は1年間で40件で、すでに昨年の発生件数を超えた。
建物の全半焼など大規模な火災では、分電盤からの出火を特定するのは難しいため、ボヤ以外にも大きな被害が出ている可能性も否定できない。
分電盤が原因と分かっても、激しく焼け、詳細に分析できないケースは多いが、今年1月上旬に葛飾区内の住宅で発生したボヤでは、分電盤の漏電ブレーカーに接続されていた電気配線を締めているねじが緩んだため、電気抵抗が増え、発熱・出火したことが分かった。
東京消防庁は「分電盤が古くなり劣化すると、ねじが緩みやすくなる。ねじが緩むとショートし、たまったほこりなどでの発火が増えているのではないか」と分析する。
気象庁のまとめによると、昨年1年間に発生した震度1以上の有感地震は9723回で、統計が残る昭和以降で3番目の多さだった。
電気設備の安全点検などを行う関東電気保安協会は「度重なる地震の振動で、分電盤の端子(ねじ)が緩んでしまう可能性はある。火災が発生しやすくなる原因につながる」と話す。
ただ、家庭にある分電盤のねじを、自分で締め直してはいけないという。感電の危険性があるため、電気事業法では、独自の点検が禁止されているからだ。
4年に1回以上の定期検査が義務づけられている電力会社に、点検を依頼することが火災予防になる。
ねじが緩んでいる分電盤は、老朽化していることが多く、ブレーカーが落ちやすくなったり、小さなショートで変な臭いがしたりすることもあるため、東京消防庁は「こうした異変を感じた際に、消防や電力会社へすぐに連絡してほしい」と話している。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120929/tky12092911480002-n1.htm
28日午後6時15分ごろ、新居浜市の住友化学愛媛工場の肥料やウレタンなどの原料となる硝酸を製造する施設で、ポンプの配管の弁の付近から硝酸液が漏れ出した。
この事故で、現場に駆けつけた36歳の男性作業員が首に霧状の硝酸液を浴びて軽いやけどを負い、病院に運ばれた。
警察によると、男性は意識があり、自力で歩けるという。
プラントを制御するコンピューターが異変を感知し、男性はその確認のため現場に向かったところ硝酸を浴びたらしい。
住友化学では、事故発生の3分後に硝酸の生産ラインを緊急停止し、現在、漏れ出した硝酸液の量などを調べている。
警察と消防では、29日午前から作業員に話しを聞き、事故当時の状況などを確認していて、現場の安全が確認されたあと実況見分を行い、硝酸液が漏れ出した原因などについて詳しく調べることにしている。
出典URL
http://news24.jp/nnn/news8782298.html
http://www.nhk.or.jp/lnews/matsuyama/8005370901.html
http://mainichi.jp/area/ehime/news/20120929ddlk38040690000c.html
一方、9月30日付で朝日新聞愛媛全県版(聞蔵)からは、漏洩発見時の状況について、上記とは異なる情報がネット配信されていた。
工場長らは29日、会見した。
同工場によると、28日午後4時ごろから作業員2人がパトロールし、同6時ごろに異臭を感じたため確認していたところ、うち1人がプラントの配管付近から突然漏れた硝酸を首の後ろに浴びたという。
(2012年10月23日 修正1 ;追記)
事故調査結果が報道されたが、各社、特に漏れた原因について微妙に報道のニュアンスが違う。
どの記事が正か判断しかねるので、各社ネット配信記事の趣旨を併記する。
(2012年10月15日 あいテレビ)
事故をうけ、原因を調べていた住友化学がきょう、会見を開き、配管のふたを止めるボルト8本のうち5本が腐食し脱落していたとする調査結果を発表した。
このボルトは今年3月に交換したばかりで、8月には、ふたの周囲に硝酸のにじみ跡が確認されていたが、住友化学ではボルトを締め直す処置にとどめていた。
ボルトの腐食や緩みの原因は不明だが、会社では今後、より強いステンレス製のボルトに交換するなどして再発防止を図る方針。
一方、報告を受けた市の消防は、きょう付けで工場の使用停止命令を解除した。
出典URL
http://www.itv-ehime.co.jp/catch/news_detail.php?date=20121015&no=0005
(10月15日18時44分 NHK松山)
住友化学は15日、事故の原因や再発防止策をまとめた報告書を市の消防本部に提出した。
住友化学によると、硝酸が入っているタンクどうしをつなぐ配管のバルブの鉄のボルトが8本のうち5本脱落していたという。
バルブでは事故の前に硝酸のにじみ跡が見つかり、シートで覆うなどの応急処置をとっていたが、漏れ出た硝酸によって、鉄のボルトが腐食して緩んだとみられている。
住友化学では再発防止策として、ボルトを腐食しにくいステンレス製のものに替えることや、応急措置をした後は速やかに修理を行うことなどをあげている。
副工場長は「関係者の皆様にご迷惑おかけしまして、深くお詫び申し上げます。再発防止策にとどまらず、設備の弱点の掘りおこしなどを続けていきます」と話していた。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/matsuyama/8005750441.html
(10月17日13時9分 NHK松山)
17日、住友化学の工場長ら3人が県庁を訪れ、検証作業の結果からわかった事故の原因や再発防止策を盛り込んだ報告書を提出した。
このなかで、住友化学は、事故についてタンクから硝酸を抜き出すポンプの逆流を防ぐ弁の付近から硝酸がしみだして、鉄製のボルト5本が腐食して緩んだのが原因だと報告した。
そして、再発防止のために
□配管などに使われるボルトを鉄製から腐食しにくいステンレス製に替える
□設備のパトロールを強化したりする
などの対策をとると説明した。
これを受けて、県民環境部長は、「しっかりと安全対策を見直していただきたい」と述べた。
住友化学によると、硝酸の製造プラントは19日にも再稼動する予定で、平成25年秋までに工場内に90あるすべてのプラントについてもボルトなどの点検を行うことにしている。
工場長は「今後、事故が起こりうる部分についてボルトをステンレス製に替えるなど、安全性の確保に取り組んでいく」と話していた。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/matsuyama/8005758071.html
(10月17日18時48分 愛媛朝日テレビ)
17日住友化学が、県に、事故原因などに関する報告書を提出した。
報告書によると、事故があった配管に取り付けられていた鉄のボルトが締め付けが弱く、そこから硝酸が漏れだし、ボルトが腐食したことが原因としている。
住友化学愛媛工場ではボルトを締める強さが足りなかったと見ていて、再発防止策として、ボルトを締める力を確認するとともに、腐食に強い、ステンレス製のボルトに取り替える予定。
住友化学愛媛工場ではただちに再発防止策を実施し、10月19日から事故があった工場を再稼働するとしている。
出典URL
http://eat.jp/news/index.html?date=20121017T184838&no=3
(ブログ者コメント)
住友化学のHPにアクセスしたが、調査結果は掲載されていなかった。
報道された内容をまとめると、以下のような状況だったのかもしれない。
□3月、硝酸ポンプの吐出チェッキ弁フランジ(ボンネット?)のボルトを交換。
□8月、当該フランジの周囲に硝酸のにじみ跡を確認。ボルトを増締めし、当該場所をシートで覆う応急処置をとった。
□にじみ出た硝酸によって、(ボンネット?)フランジのボルトが腐食した。
□9月、(ボンネット?)フランジのボルト8本のうち5本が腐食で脱落し、当該部位から硝酸が霧状に噴出した。
28日午後2時半ごろ、大阪府四條畷市蔀屋の金属リサイクル工場「Ⅾ商店」で、ドラム缶が爆発。
作業員の男性(68)が病院に搬送されたが、頭を強く打っており、間もなく死亡した。
当時、工場内には他に作業員数人がいたが、けがはなかった。
警察によると、男性はドラム缶を鉄板にするため、切断機で解体していたという。
警察は男性の死因を調べるとともに、缶内に引火性のある物質が残っていたとみて、爆発の原因を調べている。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120928/waf12092821590028-n1.htm
28日午後1時半ごろ、福岡市博多区の吉塚小学校(394人)で、体育用具室の天井からコンクリート片がはがれて落下。
6年の男児(11)の右腕にあたり、擦り傷を負った。
市教委などによると、用具室はコンクリートブロック造り。
高さ約4.5mの天井の約20cm四方がはがれ、破片16個が落ちていた。最も大きなものは縦約9cm、横約8cm、厚さ約1cm。
当時は昼休みで、男児は体育委員として用具を貸し出すため、室内にいたという。
体育用具室は1979年の建築。
屋上の防水シートが破れて雨水がコンクリートに染みて劣化、あるいは鉄筋が錆びて剥がれたことが原因とみられる。
同小は周辺のコンクリートをたたき落とし、児童の立ち入りを禁止した。
市教委は市立小中学校など233校の体育用具室を緊急点検する方針。
出典URL
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/326570
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120929-OYT1T00509.htm
新幹線は、ネズミに弱い――。
28日早朝、JR東海道新幹線の静岡―掛川駅間の上下線で、停止信号の表示が変わらないトラブルが発生した。
上下線計81本で最大2時間39分の遅れが生じ、約6万8千人に影響が出た。
JR東海は、ネズミが信号ケーブルをかじった可能性が高いとし、思わぬ弱点に頭を抱えている。
◆検査時、社員とともに侵入か
同社によると、28日早朝に新幹線総合司令所が異常を察知した。
同社の社員が静岡―掛川間にある信号を制御する機器室を調査。
配線箱内の直径約2cmのゴムで覆われた信号出力ケーブルが、導線がむき出しになってショートしていた。
社員が、室内で体長5cmほどのネズミを目撃したため、ネズミがかじって損傷した可能性が高いという。
機器室(縦6.1m、横11.7m、高さ9m)は山や畑に囲まれており、外部からの侵入を防ぐために、すき間をなくしている。
さらに、配線箱内のケーブル以外はステンレスで覆っていたという。
損傷したケーブルが収められていた配線箱は、縦20cm、横60cm、高さ120cm。
ケーブル4本(直径21mm)が32mmの引き込み口から結ばれていた。
ケーブルと引き込み口の間を発泡ウレタンで埋めていたが、調査ですき間が見つかった。
同社はここからネズミが入ったのではないかとみている。
機器室には人が出入りするためのドアはあり、「定期検査の際に社員と一緒にネズミが入ったのではないか」と話す。
定期検査は月に3回ほどあり、直近は25日だった。
復旧作業は午前7時に始まり、午前9時ごろに完了。午前6時の始発から約3時間、時速30kmの徐行運転としたため、ダイヤに乱れが生じたが、午前9時14分から通常運転に戻した。
同社静岡支社によると、これまでネズミが原因のトラブルはないという。
29日までに、全ての信号機器室に緊急調査に入り、配線箱の引き込み口からも小動物が侵入できないよう、改めて対策を講じる考えだ。
◆野ネズミ、歯すり減らす習性
飼育員の経験もある村松知明・富士サファリパーク企画販促課主任の話
「犯人」は野ネズミの可能性が高い。野ネズミは前歯が一生伸び続けるため、時々硬いものをかじって歯をすり減らす習性がある。新幹線のケーブルの設置状況は分からないが、野ネズミなら、狭い場所にももぐり込める。富士サファリパークでも時々、電気や通信などのケーブル、自動車の電気配線などが、野ネズミにかじられることがある。
出典URL
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000001209290004
(ブログ者コメント)
小動物が原因で引き起こされたトラブルに関し、こんなにも詳しく報道された記事は初めてだ。
これだけ詳しく状況が報じられると、事例の横展開も容易になる。
27日午後9時頃、大阪府泉大津市の西約10km沖合を航行中の貨物船「HAO HAN」(パナマ船籍、1999トン)から「積み荷から出火した」と通報があった。
海保の巡視艇が中国人の乗組員12人全員を救助。海保の消防船などが消火活動にあたっているが、28日午後1時現在も煙を上げて燃えている。
海保によると、船は全長約80mで、25日に堺泉北港(堺市)で金属くずなどスクラップ約1000トンを積み、中国に向かっていた。
船舶火災では、船内に水がたまると沈没する恐れがあるため、28日朝からは消防船からの放水で船体を冷やしながら、水深が浅い海域に曳航したという。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120928-OYT1T00566.htm
http://mainichi.jp/area/news/20120928ddf041040009000c.html
外国人研修・技能実習制度で来日したベトナム人男性(当時22)が作業中に転落し、プレス機に挟まれ死亡した事故があり、東大阪労基署は27日、会社が転落などの危険防止を怠ったとして、労安法違反の疑いで、大阪府八尾市の金属加工会社「S工具」と同社取締役製造部本部長を近く書類送検する方針を固めた。
外国人研修・技能実習制度をめぐっては、外国人実習生が低賃金で不当な労働を強いられたり、劣悪な環境下で長時間労働をさせられたりするなど、制度の趣旨が十分に浸透していない問題点も指摘されている。
厚労省によると、実習生の受け入れ企業が刑事事件で立件されるのは珍しいという。
送検容疑は、ベトナム人実習生が4月20日午前、同社の鍛造工場内で、不具合が生じたプレス機の点検作業をする際、墜落防止の作業床などの設置を怠ったとしている。
実習生は高さ2m47cmの場所で点検作業中に転落し、プレス機に挟まれ死亡。
労安法では、高さ2m以上で転落の恐れがある場所で作業する際、手すりや囲いのある作業床や、労働者に安全帯を使用させることなどが義務づけられており、違反すれば懲役6月以下か50万円以下の罰金が科せられる。
外国人研修・技能実習制度は、発展途上国への技術移転や人材育成が目的で平成5年に始まった。
来日から1年間の「研修」では労働関係法令が適用されなかったが、賃金未払いなどのトラブルが各地で多発。一昨年7月に入管難民法が改正され、日本語研修など座学講習を2カ月受ければ、労働関係法令の適用対象となった。
法務省によると、21年末時点で約17万5千人の研修生・技能実習生が滞在。中国人が約8割と最も多い。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/120927/wlf12092714230016-n1.htm
(ブログ者コメント)
元記事には、「企業側の法令違反後を絶たず」というサブタイトルの記事も掲載されているが、産業安全と直接の関係はないので、その部分は転載を省略した。
26日午後9時半ごろ、静岡市駿河区の国道150号線で、道路の中央にある高さ9m(※NHK)の水銀灯が途中から折れて道路の上に落ち、走っていた車4台が次々とぶつかって、フロントガラスが割れたりボンネットがへこんだりした。
ドライバーにけがはなかった。
警察によると、現場は片側2車線の用宗高架橋上で、高さ20m(※産経)のY字型水銀灯の上部5mが折れて落下したという。
静岡市が調べたところ、落下した水銀灯は照明部分と支柱の2つに分かれる構造になっており、地上から6mくらいの接続部周辺がさびて劣化して折れたことがわかった。
市では27日から緊急に、市内にある同じタイプの水銀灯130あまりについて、老朽化や潮風によるサビがないか、一斉点検を始めた。
市内の道路では、作業の担当者がハンマーで支柱をたたいて音の反響を聞き、劣化部分がないか確認していた。
折れた水銀灯は昭和53年に県が設置し、7年前から市が管理していたということで、毎月、目視による点検は行っていたという。
しかし、折れる危険性についてはこれまで報告されていなかった。
市は、27日から始めた点検を来週中には終えて、危険性があるものについては修理や取り換えをしていくとしている。
「気付いたら目の前にポール(枝部分)が飛んできた」。
落下した枝部分が最初に直撃した乗用車を運転していた男性(23)は、興奮気味に話した。
フロントガラスは粉々にヒビ割れし、くもの巣状に。ボンネットで跳ねた部分は後方へ跳んでいったという。
「通勤で毎日通る道。この時間帯だったから急ブレーキを踏んでも追突されなかったが、朝だったらすごい事故になっていた」と話した。
弾んだ枝部分は、この車の後を走っていた軽自動車のフロントガラスを直撃した。
「前の車に何かがぶつかる音がした直後に、右上から枝部分が降ってきた」と、運転していた男性(30代)。
幸い、けがはなかったが、「パイプの向きが悪かったら、死人が出てもおかしくなかった」と憤った。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/3035326291.html?t=1348780071413
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120928/szk12092802070000-n1.htm
http://www.at-s.com/news/detail/450479920.html
(2012年10月20日 修正1 ;追記)
2012年10月16日付で朝日新聞静岡全県版(聞蔵)から、支柱内部が腐食していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市は、支柱内部の腐食が原因だったと発表した。
同橋上に設置されている残り10基も支柱内部は腐食している可能性があるとして、早期に撤去し、交換する予定。
市によると、照明灯は2本の支柱を接続部品でつないだ構造。
折れた照明灯は、接続部品の上部が局部的に腐食していたことが判明。雨水などが支柱内に入ったことが原因とみられるという。
26日午前9時45分ごろ、大阪府豊中市の市立桜井谷小学校(児童624人)の職員から「児童3人が頭痛と気分不良を訴えている」と119番通報があった。
市消防本部によると午後1時現在、7〜11歳の児童37人が病院に搬送された。熱中症とみられる。16人がやや症状が重いが、意識ははっきりしているという。他は軽症。
同本部などによると、この日午前8時半ごろから運動場で、29日にある運動会の行進練習などに全校児童で取り組んでいた。
練習を始めて数分後、5年生の女児が「気持ちが悪い」と言いだし、他の児童も次々と体調不良を訴えたという。
大阪管区気象台によると、この日朝の同市の最低気温は17.5℃。午前9時ごろは23.9℃だった。
同校では、独自に熱中症計を運動場に設置。気温、湿度によって
▽注意
▽警戒
▽厳重警戒
▽危険
などと表示され、「危険」なら授業を中止する。
児童の発症時には気温25.6℃、湿度39%で「警戒」だったという。
校長は、「朝は涼しく練習しても大丈夫だと思った。水分補給をこまめにさせるべきだった」と話した。
搬送された37人のうち30人は5年生だったが、5年生は開会式の練習の前にリレーの練習もしていて、この間、十分な水分補給ができていなかった可能性もあるという。
大阪市立総合医療センターの林医師は、「秋は涼しくなったということで水分摂取を夏に比べて控える。熱中症の予防としては一番は水分の摂取ですので、水分の補給に気を付けてください」と話す。
府健康づくり課は、「観測された気温が20℃台前半でも、直射日光が当たりやすい校庭などは気温が高くなり、熱中症の危険がある」と指摘する。
運動会や体育祭シーズン、気温の急激な変化には注意が必要だ。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20120926k0000e040210000c.html
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120926-OYO1T00821.htm?from=main2
http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE120926173400613728.shtml
川崎南労基署は6日、労安法違反の疑いで、川崎市の金属メッキ業「Kクローム工業」と同社取締役の男性作業部長(46)を書類送検した。
容疑は、ことし6月18日、同社工場内で男性作業員(57)がクロムメッキ槽に転落して死亡する事故が発生した際、作業員に安全帯を使用させるなどの安全対策を怠った、としている。
同署によると、幅1m、長さ10m、深さ2mの同槽内には、特定化学物質のクロム酸が入っていた。
作業員は槽の縁に立って作業中に誤って転落。自力で脱出したが、搬送先の病院で11日後、クロム中毒を原因とする敗血症で死亡した。
槽の周囲には転落防止柵も設けられていなかったという。
出典URL
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1209060045/
25日午後4時半ごろ、川崎市川崎区の川崎港湾物流協同組合保税蔵置き場日本通運荷さばき地で、トレーラーの荷台にいた運転手の男性(44)が、重機のアームと荷台との間に体を挟まれた。男性は全身を強く打ち、間もなく死亡した。
警察で、事故原因を詳しく調べている。
警察によると、当時、重機で荷台から鉄くずなどを積み降ろす作業が行われており、男性は荷台の中に入っていたという。
その際、別の作業員が重機のアームを操作したため、男性にぶつかったとみられるという。
出典URL
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1209260011/
一方、9月26日付で朝日新聞川崎版(聞蔵)からは、若干ニュアンスの違った、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、作業員が重機で荷台から鉄くずを運び出していた際、荷台の外側のへりに立って作業を見ていた男性の姿が見当たらなくなり、作業員が駆け付けると、荷台の中でぐったりしていたという。
今年7月、宇検村の道路工事現場で測量をしていた男性が土手から転落し、死亡した事故で、名瀬労基署は25日、工事を請け負っていた建設会社を労安法違反の疑いで書類送検した。
この事故は今年7月4日、宇検村湯湾で県道の工事の測量をしていた土木作業員の男性(45)が土手からおよそ14m下に転落し死亡したもの。
この事故について同署は、現場に手すりを設けるなどの墜落防止の措置をとっていなかったとして、工事を請け負っていた宇検村の建設会社と当時の現場監督の47歳の男性を労安法違反の疑いで、25日書類送検した。
同署によると、防護柵の高さ約85cmの手すりは、事故の前日に、斜面の整形作業の邪魔になるとして取り外されていたという。
出典URL
http://www.mbc.co.jp/newsfile/mbc_news_disp.php?ibocd=00229254_20120925
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120925/crm12092512490016-n1.htm
24日午前9時40分ごろ、北海道新十津川町トップの「徳富(とっぷ)ダム」の建設現場で、作業中の大型クレーン車(25トン)が高さ約78m、幅約5mのダム最上部で横転した。
車体の大半はダムの最上部にあるガードレール部分を乗り越えたが、アウトリガーの脚部4本のうち1本とタイヤが手すりに引っかかり、宙吊り状態になった。
操縦士が閉じ込められたが、警察や地元消防がワイヤでクレーン車を固定するなどし、別のクレーン車で消防隊員3人が乗り込んだバケットを吊り下ろし、隊員が操縦席の窓の中に体を入れ、男性をつかんでバケットに収容、約3時間後に救助した。
警察によると、操縦士(55)は、首や背中の痛みを訴え、病院に運ばれたが、意識ははっきりしており、命に別条はないという。
隊員の一人は、男性をバケットに乗り移らせる間も、車体の微妙なバランスが崩れるのではないかとハラハラの連続だったと話した。
横転したのはダムの堤頂(長さ309m、幅5m)の端の部分で、作業用階段に取り付ける手すりの資材を下ろす作業の準備中だった。
脚部を伸ばして車体を固定し、資材を吊るさずにアームの長さなどを調節していた。
アームを伸ばした際にバランスが崩れて横倒しになった可能性があり、警察は、クレーンを操作する際に異常を知らせる警報装置や、脚部の固定状態などについて事情を聴いている。
徳富ダムは徳富川にかかる多目的ダムで、2013年度に完成予定。ダムの高さは78mで、貯水容量は3600万m3。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20120925k0000m040070000c.html
http://www.asahi.com/national/update/0924/TKY201209240143.html
(2012年11月21日 修正1 ;追記)
2012年11月13日17時34分にNHK札幌から、人為的なミスが重なって横転したという下記趣旨の記事がネット配信されていた。
原因を調査してきた北海道開発局は、クレーン車のアームの部分を基準を超えて傾けて作業していたうえに、安全装置が切られるなど、人為的なミスが重なり、横転したとする調査結果をまとめ、13日、公表した。
公表された調査結果によると、クレーン車が、本来、届かないはずの25mほど離れた場所に荷物を運ぼうとして、アームの部分を基準を超えて傾けていたうえに、安全装置のスイッチが切られ、作動しない状態になっているなど、人為的なミスが重なってバランスを崩し、横転したという。
ただ、調査では、なぜ安全装置のスイッチが切られた状態だったのかは判明しなかったという。
北海道開発局では、今後、安全装置が作動しているかや適切な範囲での作業かどうか、現場で複数の担当者が確認するといった対策をまとめ、再発防止に取り組むことにしている。
この事故で警察は、これまでに現場でクレーン車の状態を確認するとともに、クレーン車の運転をしていた男性作業員や現場の責任者などから任意で事情を聴いている。
警察の事情聴取に対し、作業員は、「事故のショックで記憶がはっきりしない」などと話しているということで、警察は安全装置のスイッチが切られていたいきさつについて調べている。
また、労基署も、この作業員や工事の関係者から事情を聴いて、安全対策に問題がなかったかどうか調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20121113/3452481_20121113173413_e382afe383ace383bce383b3e8bb8ae6a8aae8bba2e2809ce4babae782bae79a84e3839fe382b9e2809d.html
(2013年3月21日 修正2 ;追記)
2013年3月20日付で朝日新聞北海道版(聞蔵)から、また同日12時42分にNHK札幌から、転倒を防ぐ安全装置を解除したまま操縦していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
労基署は安全管理に問題がなかったか調べたところ、同社などは転倒防止のための作業方法を定めていなかったことに加え、操縦していた男性は転倒防止の安全装置のスイッチを切ったまま操縦をしていたことがわかったという。
このため、クレーンの作業を担当した「Tクレーン興業」と操縦していた男性を、労安法違反の疑いで書類送検した。
安全装置は、クレーンの動きや重心を感知して、危険が近づくと自動停止する仕組みで、解除していなければ転倒を防げた可能性が高かったという。
また同署は、元請けのS建設と現場所長の男性(35)も、関係者同士の連絡調整をしなかったとして、労安法違反の容疑で書類送検した。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20130320/8e0b793485a56d76297f2bb7f417c5a6.html
24日午前8時15分ごろ、大仙市神宮寺のコンクリート資材置き場で、運送会社社員の男性(56)がトラックの荷台で作業中、二つのL字型コンクリートの間に挟まれた。
病院に搬送されたが、約2時間10分後に低酸素脳症で死亡が確認された。
警察の調べでは、男性は午前7時45分ごろにコンクリート製造会社敷地内の資材置き場で作業を開始。荷台に立って車載クレーンを操作し、水路用のL字型鉄筋コンクリート型枠(重さ約2トン)を積み込んでいた。
そばを通りかかった同社の従業員が二つのL字型コンクリートの間に胸を挟まれた状態の男性を発見し、119番した。
警察は、男性がクレーン操作を誤ったとみて、詳しい事故原因を調べている。
出典URL
http://www.sakigake.jp/p/akita/national.jsp?kc=20120924p
http://news24.jp/nnn/news8613869.html
青森県にある新聞社、東奥日報社の記者が報道機関向けの警察の発表文を関係のない個人の家に誤ってファックスで送信していたことがわかり、東奥日報社は「個人情報を含む文書の取り扱いに不適切な対応があった」として謝罪した。
東奥日報社によると、今月21日、青森県警察本部の記者クラブに所属する記者が、警察が報道機関に発表した交通事故の文書を県内の通信部にファックスで送信しようとした際、関係のない個人の家に誤って送ってしまったという。
ファックスを受け取った人が不審に思い、警察に連絡したことから誤って送信されたことがわかり、警察が文書を回収したという。
東奥日報社は、26日になって別の記者が別件で警察署に問い合わた際、誤送信を知らされたという。
東奥日報社によると、ファックスの番号の押し間違いがミスの原因で、今後はあらかじめ番号を登録するなど再発防止を徹底したいとしている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/aomori/6085359251.html?t=1348866345985
(ブログ者コメント)
ブログ者も、一度、ファックス番号を押し間違えて誤送信したことがある。
それに懲りて、その後は、番号を入力した後、指差し確認しながら番号に間違いがないことを確認するようにした。それも1回では心もとないので2回。
この記者も、今後、登録されていない番号にファックスする場合は、自分なりの対策を考えることだろう。
22日午後1時半過ぎ、津市安濃町の県道で草刈りをしていた作業員の男性が草刈り機を上に上げたところ、自転車で横を走ってきた中学1年生の男子生徒のおしりに先端についている刃の部分が当たった。
男子生徒は草刈り機の刃でおしりを切り、全治2週間から3週間のケガをした。
草刈り機は、本体につながった長さ1mほどの棒の先端に回転する刃がついている構造で、警察によると、作業員の男性は草刈り機の刃の部分が電柱に当たりそうになったため、先端部分を上に上げたところ、自転車で走ってきた男子生徒のおしりに当たったという。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/tsu/3075209141.html
鳥羽市の離島・答志島で21日夜、巨大地震に伴う津波を想定した夜間避難訓練があった。
同島の桃取町自主防災会が初めて企画し、町内の6割を超える463人が参加。
高齢者の手を引くなど、互いに助け合いながら高台を目指した。
午後7時、大津波警報を知らせるサイレンが鳴り響くと、参加者は海抜14m以上の最寄りの高台6か所に避難した。
非常食や貴重品を入れた防災袋を背負った主婦(73)は「足が悪いので懐中電灯を持って階段を登るのが大変でした」と息を切らしていた。
訓練後、参加者から「避難路の階段の反対側にも手すりが必要」、「寝たきりの人の避難を助けて欲しい」などの要望があがった。
自主防災会長を兼ねる桃取町内会長(53)は、「津波が来るのは昼だけとは限らない。訓練から出た課題を洗い出し、いざというときに役立てたい」と話していた。
同町内会は2004年9月の紀伊半島沖地震をきっかけに、自主防災会を再編。
避難誘導、給食給水など4班に40~50歳代のリーダーを置き、どの部屋で寝ているかなどを記入した高齢者支援台帳も作成した。
東日本大震災では334人が高台へ避難。昨年11月の全市民対象の津波避難訓練にも443人が参加した。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/mie/news/20120922-OYT8T00751.htm
21日午後1時55分ごろ、米沢市の国道287号沿いにあるN石油店米沢中央サービスステーションで埋設されたガソリンタンクが爆発し、清掃作業中の会社員の男性Hさん(23)が頭部や両腕、両足などに、同Eさん(26)が顔にやけどを負うなどした。
2人は病院に搬送されたが、命に別条は無いという。
警察などによると、2人は地下タンク清掃会社の社員で、午前8時ごろから作業を開始。
容量10kℓの鉄製タンク(直径約1.4m、長さ約6.5m)内に防水シートを貼り付ける工事に伴い、タンク内を清掃する作業をしていた。
Hさんがタンク内に入り、Eさんが上から作業を監視したり、補助していたとみられる。
同ステーションは営業中だったが客はなく、従業員3人にもけがはなかった。
隣接する飲食店経営の男性が119番通報した。
タンクは地下約2mに埋設。全部で4基あり、爆発したのはレギュラーガソリンを貯蔵していたものだった。
ガソリンを抜いたタンク内に中和剤を入れ、作業していたという。
2人の同僚によると、タンク内につるしたライトが落下したことが、爆発の原因になった可能性があるという。
警察が作業の安全管理に問題がなかったかを含めて調べているほか、消防も原因を調査している。
現場は市中心部で、付近には商店や住宅が密集している。
事故の影響で、国道287号は約3時間40分にわたり、全面通行止めとなった。
近くに住む会社員は「地震かと思うほどすごい衝撃だった。一人が歩道に飛ばされ、もう一人がゆらゆらと地下タンクから出てきた。服はボロボロで、足が焼けただれていた」と話していた。
ガソリンスタンドの地下タンクをめぐっては、老朽化による油漏れが相次いでいることから消防庁は2年前に対策を強化し、設置して40年を超えるタンクの改修工事を全国のガソリンスタンドに義務づけている。
このガソリンスタンドでも、3日前から工事を始めていた。
警察では、関係者から事情を聞いて事故の原因を調べている。
危険物を取り扱う業界団体によると、去年から今年にかけ栃木県や滋賀県でも同じような事故が起きていて、工事業者に対して注意を呼びかけていた。
出典URL
http://yamagata-np.jp/news/201209/22/kj_2012092200631.php
http://www.nhk.or.jp/lnews/yamagata/6025190061.html?t=1348260131681
(ブログ者コメント)
「地震かと思うほどすごい衝撃」があった爆発なのに、タンク内にいて、よくぞ命に別条なかったものだ。
ブログ者は以前、爆心地にいた場合は、爆風がそこを中心に外に拡がるので、案外と無事なことがある、と聞いた?読んだ?覚えがあるが、今回もそういうことだったのかもしれない。
(2013年5月1日 修正1 追記)
2013年4月30日22時48分にNHK山形から、引火を防ぐ構造の照明器具を使うよう指示しなかったとして書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
工事を担当していた東京の「N工発」の現場監督を務めていた30代の男性社員が、引火を防ぐ構造を持つ照明器具を使うよう指示せず、安全を確保する必要な措置を講じていなかったとして、米沢労基署は、N工発と男性社員を労安法違反の疑いで書類送検した。
N工発は「事故のあと、可燃性ガスの濃度が0%であることが確認できるまでは工事を行わないようにするなど対策を行った。今後、同じような事故を起こさないよう指導を徹底していきたい」とコメントしている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/yamagata/6024278401.html?t=1367356763557
また2013年5月1日付で毎日新聞からは、防爆仕様でない投光器を現場監督が持ちこんでという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
送検容疑は、地下のガソリンタンクの清掃作業で使用した投光器に爆発を防ぐ性能はなく、引火の恐れがあるにもかかわらず、危険を防止する措置をとらなかったとしている。
同署によると、投光器が火元となってタンク内で爆発し、作業員2人が全身や顔をやけどするなどした。
現場監督は「投光器は自分で持ち込んだ。軽率だった」と話している。
出典URL
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20130501ddlk06040014000c.html
(2013年7月8日 修正2 ;追記)
2013年7月6日10時40分に山形新聞から、投光器が地面に落下した際の火花が原因だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
米沢署は5日までに、業務上過失傷害の疑いで、男性現場監督(36)と、タンクの外で作業を監視していた男性作業員(26)を書類送検した。
送検容疑は、引火防止機能のある投光器を使用せず、当日使った投光器を固定するなどの安全管理を怠ったため、投光器を落下させて爆発事故を起こし、他の男性作業員(23)に全身やけどの大けがを負わせた疑い。
捜査関係者によると、現場監督と作業員2人は東京都内に本社がある地下タンク清掃会社の社員。
3人は、地下タンク内の防水シートを貼り付ける工事現場で、内部の清掃をしていた。
爆発の危険がある作業現場では、引火防止機能を備えた投光器を使うことが義務付けられている。
投光器がタンク近くの地面に落下し、充満していたガソリンの蒸気に火花が引火したことで爆発したという。
出典URL
http://yamagata-np.jp/news/201307/06/kj_2013070600150.php
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その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。