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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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(2010年11月26日 旧ブログ掲載記事)
 
2010年11月25日21時41分に、共同通信から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
11月25日午後3時ごろ、津市の風力発電施設「ウインドパーク笠取」で、風車の柱の中で点検作業をしていた作業員2人の近くで火が燃え上がり、顔や腕にやけどを負った。いずれも軽傷。
警察によれば、2人は地上65mの、羽の付け根を固定するハブの中で作業しており、羽を固定するボルトに可燃性のスプレーを吹きかけ、ボルトを締め直そうと電動工具に電源を入れた直後に火が燃え上がったという。
施設を所有する会社は、事故原因について「換気が不十分だった可能性がある」としている。
事故があったのは10基ある風車の中の一つで、2月に運転を始め、定期点検中だった。
 
 
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(2010年10月31日 旧ブログ掲載記事)
 
2010年10月30日19時12分付で、以下の趣旨の記事が東奥日報からネット配信されていた。
 
10月30日午前3時半ごろ、三菱製紙八戸工場敷地内にある、木材チップ搬送用のベルトコンベアーから出火。コンベアーに積載されたチップが激しい炎や煙をあげて燃え上がった。けが人なし。
警察等によると、同工場は24時間体制で操業しており、コンベアーは火災当時、稼働中だった。警察で原因を調べている。



(修正1;2010年11月11日 情報追記)

2010年10月31日付の東奥日報に、以下の趣旨の記事が掲載されていた。
 
ベルトコンベアーが焼損した延長は約470mに及ぶことが、警察の調べでわかった。
同工場によると、コンベアーはチップ貯蔵場に野積みされたパルプ原料の木材チップをパルプ製造のために搬送する設備。
本社広報は、取材に対し、「現場を見ていないのでなんともいえないが、コンベアーのゴムと木材チップに摩擦熱で発火した可能性も考えられる」と答えた。
 

(修正2;2010年11月28日 追記)
 
2010年11月2日付の東奥日報に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
 
出火原因に関し、同社ではコンベアーの何らかの不具合の可能性が高いとみていることが、1日、会社側への取材で分かった。
本社の広報担当者は、コンベアーの不具合で発生した火花が、木材チップかコンベアーのゴム部分に燃え移った可能性があると答えた。ただ、コンベアーは7レーンが焼けているため、詳しい出火元は分からず、原因特定は難しいという。
警察は、1日までに実況見分を終了。出火原因などについて調べている。
 
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(2010年9月12日 旧ブログ掲載記事)
 
2010年7月3日付の朝日新聞石川全県版(聞蔵)に、以下の趣旨の記事が掲載されていた。
 
北陸電力は、2日、七尾市の七尾大田火力発電所2号機で先月29日に起きた火災は、作業員が空気余熱器の軸受部分の潤滑油を入れ過ぎ、あふれ出た油が発火したことが原因だったと発表した。
北電によると、29日に北電の子会社の社員2人が軸受部分の潤滑油を補給する際、4~6リットル入れるべきところ、10リットル入れてしまったため油があふれ、高温になっていた余熱器本体に触れて発火した。
北電は、事故を受けて給油の作業要領を見直し、作業員への教育を行うなどの再発防止策をとったとしている。
 

事故の状況に関するネット記事は下記。
 
 

2日付の北陸電力プレスリリースは下記。
 
専用補給器でレベル上昇を確認しながら補給することなどをマニュアルに明記し、現場にも掲示する、といった対策内容になっている。

http://www.jpubb.com/press/174155/
 



 
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(2010年9月10日 旧ブログ掲載記事)
 
8月18日の神奈川新聞に、以下の趣旨の記事が掲載されていた。
 
8月17日午後4時40分ごろ、東燃ゼネラル石油浮島工場内にある分解色の配管付近から黒煙が上がっているのを工場の従業員が見つけ、119番通報した。
一時は炎も上がったが、約3時間後に消し止められ、ケガ人はなかった。市消防によると、同日は点検日で分解炉は稼働していなかったという。通常は配管の中を油が流れているため、消防では、配管の中に油が残っており、何らかの理由で煙が出たのではないかとみて調べている。
 

また、8月18日付の朝日新聞川崎版(聞蔵)には、以下の趣旨の記事が掲載されていた。
 
消防や警察によると、プラントの配管内に付着したコークスを取り除く作業をしていたが、何らかの原因で石油が漏れ、引火した可能性があるという。
 
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(2010年9月8日 旧ブログ掲載記事)
 
8月13日付の埼玉新聞に、以下の趣旨の記事が掲載されていた。
 
11日午後5時30分ごろ、飯能市の清水造形工房の鉄筋コンクリート2階建て工場から出火。置いていた塗装材とプラスチック製品が焼けた。
警察によると、従業員が塗料を撹拌していたところ、ハンド式の撹拌機から火花が出て、アセトンに引火したという。ケガ人はなかった。
 
 
(ブログ者コメント)
 
着火原因は、恐らくは静電気であろう。
小さな事業所らしいが、アセトンという引火しやすい溶剤を取り扱う場合の注意点を、どこまで知っていたのだろうか。
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(2010年9月6日 旧ブログ掲載記事)
 
8月6日付の神奈川新聞に、以下の趣旨の記事が掲載されていた。
 
5日午前9時15分ごろ、東京ガス根岸工場から火災で負傷者が出たとの119番通報あり。作業していた4人が重傷。4人は東京ガスの下請けの日東エンジニアリングの従業員で、8時45分ごろから、敷地内の縦3m、横5m、深さ3.5m程度の穴の中で作業を始め、ガス管に腐食防止用のシートを巻くため、ガスバーナーを使って水分を取り除いていたところ、8時55分ごろに出火した。
調べによると、4人が使っていたガスバーナーのうちの1つのバーナーとガスボンベをつなぐホースが外れていたといい、警察はボンベから洩れたガスに引火した可能性もあるとみて調べている。
また、8月5日付の朝日新聞夕刊(聞蔵)には、以下の趣旨の記事が掲載されていた。
警察や同社によると、現場は工場内に建設中のプラントで、鉄製のガス管(直径70cm)を地中に埋めるため、地下3mの穴の中で作業していた。ガス管をガスバーナーで暖めていたところ、漏れだしたバーナーのプロパンガスに引火、爆発したという。


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(2010年9月5日 旧ブログ掲載記事)
 
ネットに、以下の趣旨の記事が掲載されていた。
 
7月23日午前9時55分ごろ、日本原子力研究開発機構の研究所内で、グローブボックス内にあった窒化物燃料を収納していたステンレス容器(缶)から発火。ただちに消し止めた。
IAEAなどが8月に行う査察の準備のため、作業員3人がグローブボックス内で放射性物質の確認作業を行っていた際、缶の蓋が外れ、火が出た。
 
(原因」
 
ネットに、以下の趣旨の記事が掲載された。
 
同機構は、9月1日、容器内に入れていた樹脂に含まれるニトロセルロースが自然発火したことが原因だったと発表した。
 
当該報告書を探した結果、以下のとおりに公開されていた。
http://www.jaea.go.jp/02/press2010/p10090102/be.pdf
 
 
ネット記事と合わせ考えると、事故の状況は、以下のようなことだったのかもしれない。

・ウラン系窒化物燃料のⅩ線解析をしやすくするため、当該燃料とセルロース樹脂とを混ぜて乾燥させた板状の物質を平成7~8年ごろに作り、プラスチック容器の中に入れて密閉保管していた。
・セルロース樹脂の成分は、70~85%がアセトンなどの溶剤(揮発性)、10~20%がニトロセルロースだったが、保管が長期にわたったため、溶剤が揮発してしまい、セルロース樹脂といっても、実際はニトロセルロース状態だった。
・そのような状態にあったところに、密閉容器の蓋が外れたためにニトロセルロースが自然発火、あるいは衝撃とか摩擦を受けたために発火した。
 
 

(ブログ者コメント)

書きっぱなし、言いっぱなしの事故報道が多い中、毎日新聞が原因判明を記事にしたことは評価に値する。
しかし、欲を言えば、原因についてもう少し突っ込んで書いてほしかった。上記の記事だけでは内容不足で、再発防止対策につながらない。
今回は機構が報告書を公開していたので真の原因が分かったが、この手の報告書は公開されないことのほうが多いのだから。
 
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(2010年9月3日 旧ブログ掲載記事)
 
以下の趣旨の記事が、5月30日付の朝日新聞熊本版(聞蔵)に掲載されていた。
 
29日午後2時10分ごろ、大津町の自動車関連部品会社「アリス三洋」の工場で、排気用の金属製管を交換中、管の中のアルミくずにガスバーナーの火が引火して落下、作業員6人がケガをした。うち一人は全身やけどで重傷。
警察によると、管は直径約75cm、長さ約5m。支えていたワイヤのようなものをガスバーナーで切断する作業中、管の中のアルミくずに火がついたので作業員らが消火しようとした際、管が6m下の床に落下。衝撃で管の両側から炎が噴き出し、やけどしたらしい。工場は、この日は休みで、委託業者の作業員10人が管の交換作業をしていた。
 
 
(ブログ者コメント)

 アルミの粉とかくずは燃えやすい物質として知られている。排気管の中にアルミのくずが存在する可能性があったのなら、バーナー使用前に管の中にアルミくずがないことを確認しておくのは常識の筈だが・・・・。どこをどう間違ったのだろう?
 
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(2010年9月2日 旧ブログ掲載記事)
 2010年8月23日付の新潟日報(夕刊)に、以下の趣旨の記事が掲載されていた。
 23日午前11時半ごろ、敷地内の木くず置き場から発火しているのを、協力企業の作業員が発見。消防に通報した。市消防などが消火に当たり、午後0時40分に鎮火を確認した。ケガ人なし。
東電によると、敷地内の緑化に使用する堆肥を作るため、構内で伐採した木を細かく砕いてチップ状にし、山積みにしていた。
 
原因などに関する報道は下記。
 (2010年9月2日付の新潟日報)
東電は1日、雨水を含んだ木くずで発酵が始まり発熱したためと結論づけた。
 
(2020年9月2日付の朝日新聞新潟全県版(聞蔵))
東電は1日、木くずを長期間山積みしたため、内部で発酵・酸化が進んで発熱し、自然発火したとする調査結果を公表した。また、この木くずが市の火災予防条例の指定可燃物にあたるのに、届け出てなかったことも明らかにした。
自然発火する危険性にも気づかず、水をかけて冷やすなど、適切な火災予防策を怠っていたという。
  
(ブログ者コメント)
 柏崎市は条例で、指定数量10m3の5倍以上を保管する場合は届け出が必要だと定めている。
それ以上の量の木くずが保管されていたということだろう。
 
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(2010年8月31日 旧ブログ掲載記事)
 
以下の趣旨の記事が、ネットに掲載されていた。
 午前2時20分ごろ、和歌山市の本州化学工業で、オイルタンク(幅約4メートル、高さ約2メートル)からオイルが漏れて引火。近くの電熱ヒーターの一部を焼いた。けが人はなかった。
出火当初から同社は現場での取材を拒否。鎮火後も、「現場が混乱しており、安全な状態ではないので中には入れられない」と認めなかった。
  
(ブログ者コメント)
 
現場取材を拒否されたという、とってつけたような表現があるが、なぜ拒否されたか、記事を書いた記者は分かっているのだろうか?
一旦現場に入るとルールを守らず傍若無人に振る舞うマスコミの体質のほうが問題だと、私は思っている。
 

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(2010年8月28日 旧ブログ掲載記事)
 
2010年7月23日の愛媛新聞に、以下の趣旨の記事が掲載されていた。当該事故の着火源については、静電気とかタンク内で使っていた投光機の漏電など諸説あったが、ついには特定できなかった模様だ。
 
2006年1月に7人が死傷した今治市の太陽石油原油タンク火災で、松山検察審査会は、22日、業務上過失致死容疑で書類送検されていた作業責任者9人を松山地検が不起訴にした処分について、不起訴不当の議決を出した。これを受け、地検は不起訴処分の当否を検討し、再度、処分の判断をする。
地検は、09年11月に、「原因が特定できておらず、刑事責任を問うだけの過失を認定できない。火源について具体的に予見できたと認定することは困難。」などとして、嫌疑不十分で不起訴処分としていた。これに対し、事故で負傷した元作業員が、09年12月、作業責任者の責任が問われないのは納得がいかないとして、審査を申し立てていた。
 
 
(関連情報)
 
別途調査結果、平成18年7月13日に太陽石油が出した事故報告書が、以下のとおりにネットで公開されていた。
 
 

(ブログ者コメント)
 
当時、考えられる着火源としては、確か、投光機が倒れたのではないかとか、非防爆品を使っていたのではないかなど報道されていた記憶があるが、それらについて上記の報告書では触れられていない。
両方とも、そのような事実はなかったということだろうか?
 
 
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(2010年8月27日 旧ブログ掲載記事)
 
午後4時10分ごろ、上記場所から出火。消防車など15台で消火活動を実施し、午後7時20分すぎに鎮火した。けが人なし。現場では、この日、作業しておらず、無人だった。
 
原因は、隣接した解体現場で使用していたバーナーの火らしい。
 
 

(ブログ者コメント)
 
フィルム工場の火災ということでウオッチしたが、原因は単純だった。
 
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(2011年2月15日 旧ブログ掲載記事)
 
2011年2月15日1時31分に、msn産経ニュース福島から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
14日午後4時10分ごろ、郡山市の日東グラスファイバー工業の敷地内で、LPGタンクの撤去作業中に残留ガスが爆発。タンクの上蓋が吹き飛んだ。
警察などによると、けが人は確認されていないが、工場と隣接するアパートの窓ガラスが割れた。撤去作業は午前8時ごろから行われていたといい、詳しい原因を調べている。
 

(ブログ者コメント)
 
爆発により発生したエネルギーがタンク上蓋を吹き飛ばすことに使われたため、けが人が出なかったのだろう。
石油タンクなどでは、それを狙って屋根部分の強度をわざと弱くする放爆構造が採用されることがあるが、このLPGタンクもそうだったのだろうか
 

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(2011年2月15日 旧ブログ掲載記事)
 
2011年2月15日1時38分にmsn産経ニュース福井から、14日11時58分に中日新聞から、14日18時46分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 
14日午前9時ごろ、福井市の解体作業中のビルで爆発があり、作業員3人が上半身やけどなどの重軽傷を負った。
警察によると、ビルは鉄筋5階建て地下1階。数年前から閉鎖状態で、今月10日ごろから解体工事が行われていた。

この日は午前8時ごろから作業員4人が、1階に3人、地下1階に1人に分かれて配管の切断作業を開始。約1時間後に爆発した。
作業員が水道管と都市ガスの配管を間違えて切断、火花がガスに引火したとみられ、責任者の作業員らから状況を聴くなどして調べている。

爆発直後、1階の作業員3人が火だるまのようになって外に飛び出し、隣ビルの社員らが消火し、119番した。2名が上半身にやけどを負い重傷、1名が顔に軽傷。
警察は、業務上過失傷害の疑いで捜査を進めている。

市によると、2008年7月までに都市ガスを止め、メーターを撤去していた。作業を請負った建設会社も「既に都市ガスは止めてあると聞いていた。ガスだとしたらおかしな話だ」と話している。


現場はJR福井駅に近く、付近には県庁や企業のビルが集まっている。爆発の影響で市役所本館東側の1階から3階のベランダの天井ボードが外れ、同分館のガラス7枚が割れたりひびが入る被害があった。

出典URL 
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110215/fki11021501380000-n1.htm
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011021490110729.html
http://www.asahi.com/national/update/0214/OSK201102140009.html



 
(ブログ者コメント)
 
上記情報から推定するに、以下の原因が考えられる。

□止めたガス管内部の都市ガスを十分にパージしないまま放置していた。
□水道管だと思い込んでいたので、切断前に管内部のガス有無を確認しなかった。
□あるいは、ガス有無を確認してから管を切断するという決めごと自体がなかった。
 
 
 
(2012年3月8日 修正1 ;追記)
 
2012年3月2日2時23分にmsn産経ニュース福井から、同日7時9分に福井新聞から、また3月2日付の読売新聞福井版から、爆発原因に関する下記趣旨の記事がネット配信されていた。

県警捜査1課などは1日、業務上過失傷害の疑いで、解体工事請負業者「吉勝重建」の工事営業担当の男性(55)を書類送検した。
男性は容疑を認めているという。


送検容疑は、着工前に福井市企業局に都市ガスの供給を止めるように届け出をし、実際に遮断されたのを確認しなければならないのに確認を怠たり、作業員5人を作業にあたらせたため、昨年2月14日午前9時ごろ、切断した配管から出たガスがビル内に充満。作業員が使っていた電動ノコギリのモーターから出た火花がガスに引火し爆発した。
このため、作業員3人(20~30代)がのどや顔などに約5カ月から約1年1カ月のやけどを負ったとしている。


県警によると、ビル内の一部配管にはガスが供給されていたが、ビル内のガスメーターが取り外されていることなどから、男性は本管からビル内までの配管の栓も閉まっていると思い込み、同市企業局に届け出の確認などをせずに作業をさせたとしている。
男性は工事の受注から工事までを担当していた。


現場の作業員は作業中にガスの臭いを認識していたが、営業担当者から「ガスは止めてある」と報告を受けており、県警は作業員が爆発を予見するのは困難で過失責任は問えないと判断した。
 
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120302/fki12030202230004-n1.htm
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/accidentandincident/33363.html
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/news/20120301-OYT8T01033.htm

 
 

 
(2012年3月22日 修正2 ;追記)
 
2012年3月17日付で朝日新聞福井全県版(聞蔵)から、営業担当が略式命令を受けた旨、ネット配信されていた。
 
福井区検は16日、坂井市の解体工事会社「吉勝重建」の営業担当の男性(55)を業務上過失傷害罪で略式起訴した。男性は罰金70万円の略式命令を受け、即日納付した。
会見した福井区検は「けがをした作業員が厳罰を求めていない。ガス臭に気付いてもそのままにした作業員にも落ち度があった」としている。

 

 
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(2011年2月12日 旧ブログ掲載記事)
 
2011年2月8日付の毎日新聞長野版、9日付の読売新聞、11日付の信濃毎日新聞から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
7日午前0時ごろ、茅野市の「蓼科温泉ホテル親湯」で、大きな音とともに天井など建物の一部が壊れたが、19人の宿泊客、従業員にけがはなかった。
建物は、鉄筋コンクリート5階建て。2~5階の客室部分の被害が大きく、特に3階の奥(山側)が最も損傷がひどい。
事故後、客や従業員は「ガスの臭いがしていた」と話している。
当該建物は06年に全面改修。その際、LPガスによる暖房設備に更新した。
調査の結果、屋外にあるガスタンクからホテルに向け、3本のガス管が伸びているが、そのうちの1本(鉄製、内径25mm)に、幅約3mm、長さ約5cmの亀裂があった。
本館北側で管をはわせている山の斜面の擁壁の一部が手前に押されるようにずれ、設置時にはあった擁壁と管との隙間がなくなっていたという。斜面からの圧力が管にかかり、接続部分に亀裂が生じた可能性がある模様。
直近の昨年5月の点検では、異常は見つからなかったという。

経産省石油ガス保安課によると、ガス管を延長する場合は地下に埋設するか、壁に沿わせるのが一般的。山崩れなどの恐れのある場所には設置してはならないと定められている。
 
 

(2011年2月23日 修正1; 追記)
 
2011年2月11日付の信濃毎日新聞紙面に、ガス管の設置状況概略図と破断部写真が掲載されていた。
 
それによると、エルボを5つ使用して配管の向きを変えているが、その中の、山の斜面からの圧力が最もかかるであろうエルボ部に亀裂が入っていた。
さらに詳しくは、エルボにネジこんでいる配管の雄ネジ部に亀裂が入っていた。ちょうどエルボの口の部分。それは山の斜面に圧縮される形で押された配管の反対側末端エルボだった。
 

 

(2013年1月22日 修正2 ;追記)

 

20131211245分にmsn産経ニュースから、ガス会社の関係者が長期間点検を怠っていたとして書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

茅野署などは21日、業務上過失激発物破裂の疑いで、プロパンガス販売業「蓼科商事」の柿沢拓社長(74)ら3人を書類送検した。

容疑は、ガス設備の点検を長期間怠ったため、11年2月7日、漏れて滞留したガスを暖房器具に引火爆発させ、ホテルの客室などを損壊させた疑い。

県警などによると、当時十数人の宿泊客がいたが、女性1人が気分の不調を訴えたほかは、けが人はいなかった。
地形の変化でガス管が圧迫され漏出しやすい状態になっていたという。

蓼科商事は「担当者がいないため、コメントできない」としている

 

出典URL

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130121/crm13012112460010-n1.htm

 

 

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(2011年2月9日 旧ブログ掲載記事)
 
2011年2月8日20時37分に、msn産経ニュース千葉から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

8日午後4時20分ごろ、館山市の市道で、下水管の埋設作業をしていた作業員(39)が、マンホールに垂らしていたビニールひもを、ライターで切断しようとしたところ、下水道内が「ボン」という音とともに爆発した。作業員は顔にやけどを負って軽傷。爆風で、マンホールのふたが飛んだが、近くにいた同僚2人にけがはなかった。
警察は、下水道内に充満していた可燃性ガスに引火したとみて、詳しい原因を調べている。

http://sankei.jp.msn.com/region/news/110208/chb11020820380002-n1.htm
 

(ブログ者コメント)

上記記事は、ふたが閉まっているマンホールのすぐ上でライターをつけたように読み取れる。もしそうだとすれば、かなりの濃度の可燃性ガス、おそらくはメタンガスがマンホール内に充満していたのだろう。
 
 

(2011年2月24日 修正1; 追記)
 
2011年2月9日付の千葉日報紙面ならびに読売新聞千葉版紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
 
下水道に降りていた作業員が、下水道の清掃に使う道具をつなぐビニールひもが長過ぎたため、ライターで焼き切ろうとした。
通常はハサミを使うが、持っていなかったため、自分のライターを使ったらしい。
爆風で、付近の2箇所のマンホールの蓋(鉄製、直径65cm、重さ約5kg)が吹き飛んだ。約50m北のマンホールの蓋は18m飛び、軽乗用車のバンパーを直撃した。さらに北、約50mの蓋も2m飛び、事務所のプラスチック製外壁の一部を壊した。
地上にいた作業員2人にケガはなかった。
 

(ブログ者コメント)
 
下水道の外から引火したとなると下水道内部の可燃性ガス濃度は非常に高かっただろうと推定していたが、実際は下水道の中で火をつけたらしい。
それなら低濃度でも爆発する。
 

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(2011年2月2日 旧ブログ掲載記事)
 
2011年2月1日22時59分に、msn産経ニュースから下記趣旨の記事がネット配信されていた。

1日午後4時35分ごろ、平塚市の製薬会社「第一三共プロファーマ」平塚工場で、原材料を乾燥させる機械内部で爆発があり、42歳と33歳の男性作業員2人が顔に軽いやけどを負った。
警察によると、機械は直径1・6m、高さ2・3mのステンレス製で、中が空洞になっている。乾燥作業を終え、2人が上からエタノールを流して内部を洗浄していると「ボン」と音がし、機械上部から一瞬爆風と炎が上がった。
周囲に火の気はなく、平塚署は静電気がエタノールに引火した可能性があるとみている。
 
 

(ブログ者コメント)
 
どのような方法で洗浄していたか不明だが、過去に、毛先が植物性繊維の長柄ブラシで洗浄していて、静電気で火がついた事例がある。
 
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(2011年1月26日 旧ブログ掲載記事)
 
2011年1月26日2時19分に、msn産経ニュース茨城から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

25日午前11時50分ごろ、つくば市谷田部の工業用接着剤工場の従業員から、「化学物質が燃えている」と119番通報があった。
火災は従業員らによって間もなく消し止められたが、従業員(38)が頬などに軽いやけどを負ったほか、作業用機械1台が壊れ、作業場の屋根に穴が開いた。
警察の調べによると、従業員が作業場2階で有機溶剤メチルシクロヘキサン約200ℓを撹拌機に注ぎ込むため、作業用機械にセットした後、爆発した。何らかの原因でメチルシクロヘキサンに引火した可能性があるとみて調べている。
同工場は瞬間接着剤「アロンアルフア」で知られる東亞合成の関連会社「アロンエバーグリップリミテッド」の茨城工場。
 
 (2011年2月6日 修正1; 追記)  
2011年1月26日の茨城新聞紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
 
作業者は、2階で200ℓドラム缶に入った有機溶剤を1階の撹拌機に流し込む作業中だった。
爆風で波型スレート屋根の一部、約20m2が吹き飛び、ドラム運搬回転機1台が破損した。作業場は鉄筋2階建て、約620m2。
 

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(2011年1月13日 旧ブログ掲載記事)
 
2011年1月11日17時2分に、読売新聞から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
2010年9月21日、ごみの破砕処理中に、スプレー缶などから漏れたガスが破砕機の中に充満し、破砕処理の際に出た火花で爆発。人が出入りする鉄扉が曲がるほどの衝撃があった。復旧に3週間。修理費用は約1400万円。
該地区では、ごみ収集車でも、同様の事例が、年に3、4件起きているという。
 
 
 

(ブログ者コメント)
 
□しばしば見聞きする事例であるが、「人が出入りする鉄扉が曲がるほどの衝撃だった」事例の報道は少ないので、参考までに掲載する。
□自治体によっては、まだ廃棄スプレー缶に穴開け義務を課していないところがある。大きな事故が起きないと義務化しないのだろうか。
 
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(2010年12月22日 旧ブログ掲載記事)
 
2010年12月21日18時30分に共同通信から、同日19時3分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
21日午後0時20分ごろ、福岡県志免町のスーパー銭湯「雫の湯」で業務用ボイラーが爆発。重さ約400kgのボイラー(直径約1m、長さ約1.7m)が約100m離れた焼き鳥店の屋根を破り、突き刺さるようにして2階トイレを直撃した。銭湯は営業中、焼き鳥店では店員が仕込み中だったが、いずれもケガ人はなかった。また、銭湯隣の中古車販売店に停めてあった乗用車2台にボイラーの破片などが当たり、フロントガラスが割れるなどした。
警察によると、ボイラーは銭湯に隣接するプレハブ小屋に5台設置。午前10時45分ごろ、
女性従業員(44)が4台を稼働させたが、爆発数分前に1台から「シュー」という異常音がして白煙が噴き出しためスイッチを切り、消防に通報するため現場を離れた。その直後に、煙が上がったのとは別のボイラーが爆発したという。
ボイラーの製造会社によると、爆発したボイラーはプロパンガスを燃料とし、一定以上、温度が上がらない自動制御装置が付いていた。
警察によれば、従業員は、「少し前からボイラーの調子が悪かった」などと話しており、詳しく原因を調べる予定。



(2010年12月23日 修正1;加筆修正)
 
2010年12月22日付の西日本新聞に、事故当時のもう少し詳しい情報が掲載されていたので、当該部分を加筆修正した。
http://news.goo.ne.jp/article/nishinippon/nation/20101222_news_012-nnp.html
 
 

(2011年1月16日 修正2; 追記)
 
2010年12月23日付の西日本新聞紙面に、下記情報が掲載されていた。
 
□警察などの調べで、22日、ボイラー内の過熱を防ぐ装置や圧力を外に逃がす装置がともに作動せず、内部の圧力が異常に高まり、破裂したとみられることが分った。
□ボイラー製造会社は、「何らかの原因で水が循環せずにボイラー内に滞留し、異常な高温となった可能性がある」と指摘している。
□当該ボイラーは、水を循環させながらプロパンガスで温める仕組み。
 
 
なお、12月22日付の西日本新聞紙面には、以下の情報も掲載されていた。
 
警察は、
□爆発時に火災が発生していない。
□ボイラーにすすが付着していない
などから、ボイラー内が過熱されて圧力が高まり、水蒸気爆発を起こした可能性が高いとみて調べている。
 



(2011年6月7日 修正3; 追記)
 
事故原因に関し、2011年2月28日付で福岡労働局から以下の趣旨の発表があった。
 
破裂した小型ボイラーは博多区の機械メーカーが製造したものだが、製造時において規格を具備しない欠陥があり、また同型式の小型ボイラーが複数製造販売されていることが判明した。
「欠陥例」
 □規定外材料が主要部分に使われている。
 □著しい曲げ応力を生じる部分を溶接している。
 □個別検定を受けていない。
 
 
また、2011年3月19日付で朝日新聞福岡版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
福岡労働局は、昨年12月に志免町の銭湯で起きた事故で、18日、規格外のボイラーを販売、使用したとして、製造会社「オオツカ・ガスエンジニアリング」と同社社長(61)、銭湯の社長(67)を労安法違反の疑いで書類送検した。
 
 
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魚田慎二
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男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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