2018年2月6日13時54分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
格安航空会社(LCC)ピーチ・アビエーションは6日、関西国際空港に5日夜到着した台北便が、国内線用として使われていたスポット(駐機場)に同社のミスで入り、13人が手続きせず入国したと発表した。
うち日本人1人と連絡が取れず、確認を急いでいる。
同社によると、台北からの28便は5日午後10時18分に到着。
前日の駐機場担当者が誤って割り当てていた国内線スポットへ移動した。
このため、降りて第2ターミナルビルに向かった乗客165人についても、国内線到着口に誘導してしまった。
警備員が国内線エリアに多数の外国人がいるのに気付き、空港会社などに連絡してトラブルが発覚した。
乗客は国際線到着口に戻り、いったん空港を出た13人のうち12人も間もなく連絡が取れ、入国審査を受けるという。
スポット割り当てを誤った担当者は、「使用機は国内便に切り替わるため、国内線スポットにしてしまった」と話しているという。
当日の担当者らも誤りに気付かず、同社広報グループは「利用者と関係者にご迷惑をおかけし、深くおわび申し上げます」としている。
28便で帰国した奈良市の診療放射線技師、小西さん(24)が入国審査を終えたのは、到着から3時間以上たった6日午前1時半ごろ。
「これからマイカーで帰ります」と、疲れた様子だった。
ピーチ・アビエーションは、関空を拠点とするANAグループのエアライン。
成田空港でも2016年と17年、別のLCC「バニラ・エア」の台北、香港便の乗客がリムジンバスで国内線到着口に誘導され、手続きせず入国するトラブルが重なり、国交省から業務改善の勧告を受けた。
出典
『関空 入管経ず13人入国 ピーチ、国内線到着口に誤誘導』
https://mainichi.jp/articles/20180206/k00/00e/040/193000c
2月6日18時2分にNHK関西からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
航空会社では、原因について調査を行い、この日は国内線用として運用していた駐機場に、誤って台湾からの便をとめたことがトラブルにつながったとしている。
台湾からの便が到着した駐機場は国内線として運用していたため、乗客は飛行機を降りたあと、そのまま国内線の到着口へつながる経路に誘導されたという
駐機場が変更になる場合には、複数の担当者が確認することになっているが、航空会社では、チェック機能が十分に働かなかったと説明している。
出典
『国内線駐機場に台湾便到着が原因』
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20180206/5048072.html
一方、2月6日6時35分にNHK関西からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
上記報道との関連は不明だが・・・。
ピーチ・アビエーションなどによると、旅客機を降りた乗客を誘導する通路の途中には扉があり、この扉の開閉で、国際線の到着口への通路と、国内線の到着口への通路を切り替える仕組みになっているという。
航空会社では、この扉の開閉を誤ったため、乗客の一部を誤って誘導した可能性があるとしている。
出典
『台湾からの乗客 国内線に誤誘導』
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20180206/5046521.html
(ブログ者コメント)
バニラエアのトラブルは下記参照。
2017年6月18日 成田空港に到着したバニラ・エア機から国際線到着口に向かったバス1台が運転手の勘違いで国内線到着口に着き35人が無手続き入国、昨年4月にも同様事例
(第1報)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7280/
(第2報)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7444/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。