2018年2月3日19時6分にNHK東海から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午前9時半ごろ、豊橋市東田町のアパートで「1階から白い煙が出ている」と、同じアパートに住む人から消防に通報があった。
消防車7台が出て火は約15分後に消し止められたが、鉄骨3階建てのアパートの1階にある1部屋が焼けた。
この火事で、消防が到着する前にバケツリレーで消火活動にあたっていた高齢の男性が煙を吸うなどして意識不明になり、病院に運ばれたが死亡した。
警察と消防によると、男性はこのアパートの住人とみられ、数人で消火活動中に火の出た部屋に入り、火元に1番近いところで水をかけていたという。
焼けた部屋に住んでいる人は、外出していて無事だった。
警察は、亡くなった男性の身元や死因を調べるとともに、火事の原因を調べている。
出典
『バケツリレー消火活動の男性死亡』
https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20180203/4985141.html
2月4日17時14分に産経新聞westからは、死因は心疾患だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
豊橋市の鉄骨3階建てアパートで3日に起きた火災で、豊橋署は4日、バケツリレー中に倒れ死亡した男性はアパート2階に住む無職、Yさん(80)だったと発表した。
死因は当初、一酸化炭素中毒とみられたが、司法解剖の結果、冠動脈硬化症心疾患の疑いがあるとしている。
火災は3日午前9時半ごろに発生、1階の一室約10m2を焼いた。
Yさんはバケツリレーの先頭に立って消火に当たり、焼けた部屋の玄関前で倒れた。
出典
『バケツリレー消火死亡男性、死因は心疾患 愛知・豊橋』
http://www.sankei.com/west/news/180204/wst1802040041-n1.html
(ブログ者コメント)
〇「CO中毒か?」という報道以降、何も報じていないメディアもある。
よって、CO中毒が死因だと思い続けている人も多いことだろう。
本件、病死事例ではあるが、事故のフォロー報道の大切さを再認識させられたので紹介する。
〇冠動脈硬化症心疾患の症状などは下記参照。
持病を抱えていたところに運動量が多すぎて・・・ということだったのかもしれない。
(東邦大学医療センター HP)
冠動脈が多少狭くなっていても、平常時には自覚症状がない場合があります。
しかし日常活動量(運動量)が増えることで心臓に負担がかかると、胸部に圧迫感を感じることがあります。
これは心臓に問題があることを示す信号です。
他に起こり得る症状としては、胸やけ、吐き気、嘔吐、息切れ、過度の発汗などがあります。
心筋に必要十分な血液が送られなかったり、血流が途絶して心筋に血液が全く送られなくなった場合には、胸痛(狭心症)、心臓発作(心筋梗塞)、あるいは心調律の異常(不整脈)など、深刻な症状を起こしてきます。
冠動脈が完全に詰まると心筋が障害を受け、最悪の場合心筋の組織が死んでしまう(壊死)場合もあります。
http://www.lab.toho-u.ac.jp/med/ohashi/cardio/patient/heart_disease/arteriosclerosis.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。