2019年1月15日15時4分にNHK三重から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年8月、伊賀市大内で交通トラブルに巻き込まれた19歳の男性から話を聞くため、伊賀警察署のパトカーがエンジンをかけたまま路肩に停車したところ、ギヤのレバーがドライブの位置になっていたことから、パトカーが動き出した。
運転していた54歳の男性巡査部長が、乗り込むなどしてパトカーを止めようとしたが、ブレーキとアクセルを間違えて踏み込んでパトカーは男性の車に衝突し、止めようとした男性も腰などを打つ軽いけがをした。
警察は、事故の原因を詳しく調べていたが、パトカーを正しく停車させていなかった上、ブレーキとアクセルを間違えて踏み込んでいたのが原因だったとして、今日、この巡査部長を過失運転傷害の疑いで書類送検した。
警察によると、巡査部長は容疑を認めているという。
出典
『パトカー衝突で警察官を書類送検』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/tsu/20190115/3070000894.html
1月15日21時16分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
昨年8月に交通トラブル対応で止めたパトカーが動き出し、トラブル当事者の男性会社員(19)が軽傷を負った事故があり、三重県警伊賀署は15日、パトカーを運転していた同署地域課の男性巡査部長(54)を自動車運転処罰法違反(過失傷害)容疑で書類送検した。
容疑を認めているという。
書類送検容疑は、パトカーを会社員にぶつけ、腰に2週間のけがをさせたとしている。
同署によると、巡査部長はパトカーを止めた際、シフトレバーを「ドライブ」にしたまま、サイドブレーキもかけずに降りた。
パトカーが動き出したため慌てて運転席に戻り、止めようとしたが、ブレーキとアクセルを踏み誤った。
出典
『止めたパトカー動き出し会社員けが 巡査部長を過失運転致傷容疑で書類送検 三重県警』
https://mainichi.jp/articles/20190115/k00/00m/040/219000c
※事故当時の報道は下記記事参照。
(2018年8月18日 伊勢新聞)
17日午前3時40分ごろ、三重県伊賀市大内の市道で、伊賀署地域課の男性巡査部長(53)が事情聴取のため停車させていた無人のパトカーが発進。
聴取を受けていた伊賀市予野の会社員男性(18)と、助手席に同乗していた20代の男性巡査がパトカーの前に立って手で押さえ、巡査部長が運転席に戻って停止を試みたが、誤ってアクセルを踏み込み、勢いで男性がはね飛ばされて、腰部打撲など全治約2週間のけがを負った。
パトカーは男性の普通乗用車に衝突して停止し、警察官2人にけがはなかった。
伊賀署によると、巡査部長らは男性の知人から交通トラブルの通報を受け、男性から事情を聞こうと車両の停止を求めていたという。
パトカー停車時にサイドブレーキはかけておらず、ギアはドライブレンジに入っていた。
自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)の疑いも視野に、詳しい経緯を調べている。
同署では7月31日にも、花火大会の雑踏警備をしていた地域課の男性警察官(53)がパトカーで男児(7つ)をはね、左足骨折の重傷を負わせる事故が起きている。
三國副署長は、「相手には申し訳ないことをした。事故原因を詳しく調べて防止を徹底していく」とコメントした。
出典
『無人パトカー発進、男性はねる 伊賀署 サイドブレーキかけ忘れ 三重』
http://www.isenp.co.jp/2018/08/18/21724/
(ブログ者コメント)
NHKの映像によれば、現場は緩やかな下り坂。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。