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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2018212213分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

JR西日本は1日、来年度から5カ年の安全計画を公表した。

 

新幹線「のぞみ」台車に破断寸前の亀裂が入ったまま運転し続けた問題を踏まえ、「安全が確認できない時は迷わず止める」と初めて明記したほか、乗務員らのコミュニケーション技術習得など、新たな取り組みを盛り込んだ。

 

計画の柱として、「組織の安全管理の充実」「安全最優先の意識の浸透」を掲げた。

 

亀裂問題では、異音などが報告されながらリスクを見逃し点検の判断ができなかったため、想定する重大事故から逆算して課題を洗い出す手法などを導入。

安全に関する情報を共有する対話や、誤った指示なら立場が上の社員にも確認を求める教育を盛り込んだ。

 

また、運行停止判断を全てルール化するのは困難とし、グレーゾーンだった「安全が確認できない時」についても、「迷わず列車を止める」と明記。

結果的に異常がなくても、安全確保できたと考えるよう示した。

 

一方、現行計画は「利用客が死傷する列車事故ゼロ」など5項目の数値目標を示し、現状では「死亡労災ゼロ」など2項目で達成できなかった。

次期計画は一部の目標をさらに厳しく設定し、引き続き実施する。

 

JR西は、2005年の福知山線脱線事故後に安全計画を策定し、次期計画は第4次にあたる。

次期計画を策定中の昨年12月、亀裂問題が発生し、今年1月に設置した有識者会議の中間提言や独自の検証結果を反映させた。

今後、亀裂が生じたメカニズムが解明されれば、必要に応じ計画を修正する。

 

来島社長は、「安全最優先の判断と行動ができず、次期計画ではそこが問われている。着実に成果を出していきたい」と語った。

 

 

福知山線脱線事故で、長女を亡くした藤崎さん(女性、78歳)は、「安全対策に巨額投資をしたのに問題が起きた。安全最優先の意識が広がったと思えない」と批判。

次期計画に「迷わず列車を止めるとメッセージを発信し続ける」と盛り込まれたが、「『メッセージ』では強い決意を感じない」と疑問視した。

 

長女を亡くした大森さん(69)は、組織を経営・技術・現場に分けて安全確保を図る点を「幹部が現場を見るきっかけになる」と一定の評価をしている。

ただ、亀裂問題で現場社員が処分されず、「過度な罰は問題だが、襟を正すような処分は必要ではないか」と話した。

 

出典

『JR西日本 安全未確認時「迷わず停車」 台車亀裂受け』

https://mainichi.jp/articles/20180202/k00/00m/040/124000c 

 

 

21200分に日本経済新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

JR西日本は1日、2022年度を最終年度とする5カ年の「鉄道安全考動計画2022」を発表した。

 

17年12月に新幹線「のぞみ」が亀裂が入ったまま運行を続けた重大トラブルを受け、組織の安全管理の構築や安全を最優先する意識の浸透に力を入れる。


安全投資額は、13~17年度に計画した4800億円を上回る。

安全体制の強化で、早期の信頼回復を目指す。

 

・・・・・

 

出典

『JR西日本、5カ年の安全計画、投資額上乗せ』

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO26425900R00C18A2TJ1000/ 

 

 

211824分に読売テレビからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

・・・・・

 

JR西日本は会見で、これまでルールに載っていない事案が発生した際、「安全最優先」の判断ができていなかったとした上で、安全が確認できない時は迷わず列車を止めることや、異常時には現場の判断を最優先すると明記した。

 

また、今回、新幹線に亀裂が見つかった問題を受け、台車の異常を検知するシステムを導入することなどが新たに盛り込まれた。

 

この安全計画について、有識者として新幹線の調査に携わる専門家、関西大学社会安全学部の安部誠治教授は、「本社でこういうものを出したとしてもですね、社員が3万人もいる大きな組織ですから、これが社員の1人1人に浸透するのはかなり時間がかかるし、困難な課題でもあると思うんですね。問題はこれをどのように浸透させるかということなんですね」と指摘した。

 

福知山線脱線衝突事故から13年近い年月が経ち、安全運行にほころびも見えはじめたと指摘されるJR西日本。

信頼を取り戻せるか、重い課題を背負っている。

 

出典

『トラブル相次ぐJR西日本、安全計画を発表』

http://www.ytv.co.jp/press/kansai/D18141.htm 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

ブログ者の経験から言えば、経営トップがいくら安全第一を標榜しても、現場第一線で働く人に、その思いが直ちに浸透するとは限らない。

時間をかけ、まずは中間管理層から浸透させていく・・・そういった方法しかないような気がする。

 

 

 

 

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魚田慎二
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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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