2018年1月30日付で毎日新聞東京版夕刊から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月29日14時39分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
新潟県佐渡市で寒波による水道管の破損が相次ぎ、29日には一時、全2万4112世帯の4割を超す1万656世帯が断水状態に陥った。
市によると、断水は破損した水道管からの水漏れにより水道の使用量が供給を上回ったのが原因で、市内全域に及んでいる。
米山知事による29日の災害派遣要請を受けた陸上自衛隊などが給水活動を続けているが、全面復旧のめどは立っていない。
30日午前8時現在、断水しているのは全世帯の2割近い3970世帯。
市内では、24日に氷点下6.6℃を記録するなど厳しい冷え込みが続いていて、水道管の凍結・破裂が相次ぎ、断水は28日夕ごろから表面化した。
断水の影響で、29日は市内の小中学校36校のうち25校が臨時休校し、30日も7校がトイレの水が確保できないなどの理由で、授業の短縮を決めた。
市内の小売店では、ペットボトルの水などが品薄になっている。
石川県内では29日、能登地方の輪島市など9市町計9000世帯以上で水道管が凍結・破損し、断水したり水が出にくくなったりした。
30日までに順次、解消している地域もあるが、復旧のめどが立っていない世帯も多いという。
県は同日、自衛隊に災害派遣を要請した。
各市町の担当者によると、寒波で水道管内の水が凍結、膨張したため、管にひびが生じたとみられる。
28日ごろから漏水が起き、多くの世帯で水が出なくなった。
各市町は飲料水を配布し、給水車を配置するなど対応に追われた。
出典
『断水 一時1万世帯 寒波で水道管破損 陸自派遣 新潟・佐渡』
https://mainichi.jp/articles/20180130/dde/041/040/038000c
『寒波で水道管が凍結・破裂、1万世帯断水…佐渡』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180129-OYT1T50041.html
2月1日19時34分に毎日新聞からは、空き家や積雪で漏水箇所の確認に手間取っているという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
発生から4日たった1日も、推定437世帯(午後4時現在)が断水している。
市は、ほかの自治体などからの応援も得て復旧作業を急いでいるが、誰も破断に気づかず漏水が続いている空き家が多く、全面復旧にはなお時間がかかる見通しだ。
「目印もない雪の下から水道メーターを探すのは重労働で、正直きつい」。
1日夕、約60戸の水道メーターの確認作業を終えて市役所に戻ってきた男性職員(42)は、雪かき用スコップを置きながらそう漏らした。
断水は、漏水の相次ぐ発生で、供給する水道水が不足したため起きた。
市は漏水箇所の特定に向け、職員らが市内約2万4000世帯のうち漏水している可能性がある家などを一軒一軒まわる人海戦術を展開中。
1日は80人態勢で調査した。
住民らが気づかない場所から水漏れしている場合もあるため、屋外に設置されたメーターを雪の下から見つけ、動いていれば元栓を止めて修理を促す。
しかし、空き家ではメーターの位置を住民に聞くことができないため、一気に作業は滞る。
総務省の2013年調査によると、市の空き家率は20.3%で、全国平均を6.8ポイントも上回る。
65歳以上の高齢者が4割を超えており、人口減少に伴う空き家の増加に加え、離島のため冬場は島外の親族宅などで過ごし不在にする人も多いためだ。
市の担当者は、「冬場だけ島外に住む人は、いちいち閉栓手続きをしない。それが被害を拡大させた」と嘆く。
市は、「隣家で水漏れしていそうだと気づいた場合は、連絡してほしい」と呼びかけている。
出典
『水道管破裂 佐渡で断水長期化 空き家の漏水気づかず』
https://mainichi.jp/articles/20180202/k00/00m/040/063000c
(ブログ者コメント
〇今冬は強い寒波の影響で、25日ごろには関東地方で、2月に入ってからは東北地方などで、水道管の破損多発が報じられていた。
〇広い地域で大規模に水道管が凍結破損したトラブルは、2年前にも九州や山口県で起きていた。
(2016年1月26日12時8分 毎日新聞)
九州・山口地方は強い寒波の影響で、25日夜から26日朝にかけて凍った水道管の破裂や損傷に伴う断水が相次いだ。
毎日新聞の26日正午現在のまとめでは、福岡県を中心に8県で少なくとも計約11万9000世帯が断水しており、多くが復旧のめどはたっていないという。
各県の断水世帯数は、
福岡約8万3000
佐賀約1万7000
山口約 7000
熊本約 6000
長崎約 5000
宮崎約 1000
など。
大分、鹿児島両県でも断水が起きており、各自治体が状況確認を急いでいる。
福岡管区気象台によると、強い冬型の気圧配置は緩んだものの、九州・山口は26日朝も各地で最低気温が氷点下の冷え込みとなった。
各地の最低気温は
大分市で氷点下1.8℃
山口市で 同 0.3℃
大牟田市で同 0.2℃
など。
https://mainichi.jp/articles/20160126/k00/00e/040/204000c
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。