2018年1月27日9時7分に長崎新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月26日21時27分にNHK長崎からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
佐世保市中心商店街(長崎県)にあるファッションビル西沢本店(アルバ西沢)は、店舗が入っていた1~8階のうち5~8階を1月までに閉めた。
大型店が法律で義務付けられる耐震診断をしなくてすむよう、売り場面積を減らした。
2013年施行の改正耐震改修促進法は、1981年以前に建てられた不特定多数の人が集まる建築物(3階建て以上かつ5000m2以上)について、耐震診断をして行政に報告するよう義務付けている。
アルバ西沢は、佐世保市から今年3月までに耐震診断結果を報告するよう指導を受けていた。
同社によると、インターネット通販の普及などから売り上げは減少。
多額の費用がかかる耐震対応をするより、規模を縮小し法の対象から外れるほうがいいと判断した。
5~8階に入っていた寝具店、呉服店、レストラン、イベントスペースは昨年6月から1月半ばに順次閉店。
売り場面積は従来の約7000m2から約4700m2に減ったという。
西沢社長は取材に、「店を続け、雇用を守るためには、今の身の丈に合った経営に変える必要があった。ご理解いただきたい」と話した。
市建築指導課は、「耐震診断を進めることが法の趣旨だが、今回の対応は違法性がなく、経営判断としてあってしかるべきだと捉えている」としている。
佐世保市では、老舗デパートの佐世保玉屋も市から耐震診断の報告を命じられているが、今のところ報告はないという。
出典
『佐世保・アルバ西沢 5~8階を閉店 売り場縮小で耐震診断回避』
https://this.kiji.is/329636583538377825?c=39546741839462401
『耐震診断せず店舗面積減らす』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/5034633581.html
(ブログ者コメント)
対応選択肢の一つとしての売り場面積縮小。
こういうケースは他にもあるのかもしれない。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。