2018年12月19日付で中日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午後1時35分ごろ、名古屋市名東区引山3の市営共同住宅5階の一室でスプレー缶が爆発し、この部屋に住む50代女性が熱風を吸って病院に搬送された。
16日には札幌市でスプレー缶が原因とみられる大規模な爆発事故が起きており、市消防局は「冬は爆発の原因となる火気が身近にある。スプレー缶の扱いには十分注意を」と呼び掛けている。
名東消防署によると、事故はヘアスプレー缶を稼働中のガスファンヒーターの前に置いていたことが原因。
現場は鉄筋コンクリート造りの6階建てで、爆風で同室のベランダ側と共用廊下側の窓2カ所が割れた。
市消防局予防課によると、今年1~11月末に市内で起きたスプレー缶に起因する火災は、昨年同期より3件多い21件。
内訳は、スプレー缶のガス抜きに絡む引火事故が7件、ごみ収集車の発火事故が9件、ガスこんろのそばにボンベを置いていたなどのその他事案が5件だった。
名東消防署によると、スプレー缶は長時間温められるとガスの内圧が高まり、側面温度が80~100℃程度に達すると破裂の恐れがある。
12月は、鍋料理や大掃除など、スプレー缶を扱う機会が増えるため、事故も増加傾向にあるという。
札幌の事故も、ガス抜き後に湯沸かし器を使ったという証言があり、同署の担当者は、「殺虫剤や消臭剤など、身近なスプレー缶に危険性を感じる人は少ないが、周りに火気があると爆発事故につながる恐れがある。冬は置く場所にも注意してほしい」と呼び掛ける。
出典
『スプレー缶爆発、1人搬送 名東の市営住宅』
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20181219/CK2018121902000055.html
12月18日19時17分にNHK東海からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午後1時半ごろ、名古屋市名東区引山の「市営引山荘」で、「ベランダから煙が出ている」と近所の人から消防に通報があった。
消防によると、火は別の部屋の住人によってすぐ消し止められ、火元の部屋の50代の女性が煙を吸って病院に運ばれたが、けがの程度は軽いという。
消防によると、女性は「部屋を掃除していて、ヒーターの前に一時的にヘアスプレーを置いていたら爆発した」と話しているという。
消防は、スプレー缶が破裂して中のガスに引火したとみて調べるとともに、暖房器具の近くにスプレー缶を置かないよう、注意を呼びかけている。
出典
『スプレー缶に引火か 女性負傷』
https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20181218/0002408.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。