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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20181217199分に神奈川新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

綾瀬市教育委員会は17日、市立綾西小学校(綾西1丁目)で屋外プールの給水栓の閉め忘れがあり、20日間ほどにわたって水が流出し、約108万円の上下水道料金の損出があったと発表した。

市教委によると、10月3日に30代の担当職員が塗装補修の調査のため、プールの水を排水。

 

作業開始予定の11月15日までの間、従来通り消防水利を確保する目的で、10月10日午後3時ごろから給水を開始したが、満水まで約8時間を要するため、学校職員に給水栓の閉鎖を依頼して帰庁、翌日以降に最終確認を怠った。

同29日に巡視中の学校職員が、受水槽から流水の音がしたため給水状態のままであることに気が付いて発覚。

約3900m3の水が流れ出た。

 

学校側は止水の依頼は受けていなかったという。

 

出典

プールの給水栓閉め忘れ 綾瀬市教委、損失100万円余

http://www.kanaloco.jp/article/378141 

 

 

121830分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

市教育総務課によると、同校プールは消防用水として常に貯水する必要があるので、修繕工事の調査で水を抜いた後、10月10日午後に同課の担当職員が給水栓を開いた。

 

満水まで長時間かかるため、職員は、夕刻に栓を閉めて翌日再開するよう学校側に依頼したと主張するが、学校側は「開栓したことを認識していない」と反論しているという。

 

同月29日に学校職員が気づくまで流出が続いた。

プールは約300m3で満水になるが、検針の結果、同月の水道水使用量は4229m3だったという。

 

市は、給水栓操作を複数でする防止策を定めた。

関係者の処分と料金支払い方法の検討を続けるという。

 

出典

学校プールの水、19日間閉め忘れ 水道代は116万円

https://www.asahi.com/articles/ASLDK651ZLDKULOB016.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

同種事例は、本ブログでも何件か紹介スミ。

 

 

 

(2019年1月21日 修正1 ;追記)

 

20191181854分に神奈川新聞から、学校関係者らに損害倍書が請求されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

市教委は18日、教育長ら市教委と学校関係者計7人に対して、損失分の半額を損害賠償請求したと発表した。

請求したのは、教育長、教育部長、教育総務課長、同課施設担当総括副主幹、同担当職員、同校校長と教頭の7人。

 

市教委によると、作業日誌などマニュアルがなく、管理体制にも不備があったとして、請求額を約54万円とした。

いずれも請求に応じる意向を示しているという。

 

公務上に発生した損害を個人に請求したのは初めてで、市教委は「単純ミスが原因で、流失が長期に及び、損害が膨らんだため」としている。

市教委は再発防止策として、手順を定めて複数で給水栓を操作することとし、開閉栓の時刻を記した用紙を学校職員に渡すように改善する。

 

出典

教育長らに損失の半額請求 綾瀬市のプール給水栓閉め忘れ

https://www.kanaloco.jp/article/383360/

 

 

1191843分に読売新聞からは、閉栓に関する職員間のやりとりなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)

 

今回の問題では、開栓した市教委職員が「私が閉めます」と伝えたところ、学校職員も「私が閉めます」と返答したが、市教委職員から返事がなかったため、互いに相手が閉めると思いこみ、その後も閉栓したかどうか確認を怠ったことが原因と判明したという。

 

このため市教委は、開栓した側が閉めることを基本とし、市教委職員が開栓する場合は複数で行い、開栓・閉栓の時刻を文書で学校側に伝えるなどの操作手順を定めた。

 

出典

プールの栓閉め忘れ、損害半分54万円賠償請求

https://www.yomiuri.co.jp/national/20190119-OYT1T50025.html?from=ycont_top_txt 

 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

綾瀬市では公務上で発生した損害の個人賠償請求は初めてらしいが、同じ神奈川県では、過去に損害賠償請求した例がある。

以下は小田原市の事例。

下記記事以外、本ブログでも触れたことがある。

 

20122212120分 神奈川新聞)

 

小田原市立三の丸小学校の屋内プールで水を出しっ放しにして約300万円の損失を出した問題で、市教委は21日までに、その半額150万円を校長、教頭、体育主任の3人に賠償請求する方針を決めた。

 

問題が起きたのは昨年12月12日から同21日までの10日間。

同主任が閉鎖のために排水したが、給水弁を閉め忘れ、その後の確認も不十分で流出が続いた。

 

市教委によると、原因はプール管理の担当だった同主任が操作マニュアルを守らなかったこと。

校内巡回による発見が遅れ、校長らの管理責任も厳しく問われた。

 

出典

三の丸小プール水問題、校長らに賠償請求へ/小田原

http://www.kanaloco.jp/article/37891 

 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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