2018年10月18日18時0分にKBS京都から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
京都市消防局が所有する消防車両が、積載量をオーバーしたまま、およそ1年半運用されていたことが分かった。
積載オーバーしていたのは、去年4月に上京消防署に配備された小型水槽車で、積載オーバーが指摘されているのは、去年4月からことし9月までの、およそ1年半。
消防局によると、ことし9月、来年度へ向け小型水槽車を新たに製造しようと、同型の水槽車を最大車載水量1000ℓで計測したところ、6915kgの車両総重量を、およそ500kgオーバーしていたという。
きょう午後開かれた京都市会の総務消防委員会で、共産党の樋口市議が、「積載オーバーで法律に抵触しているのでは」との質問に対し、消防局の立入総務部長が、水槽の容量と積み込む資機材とで総重量の調整が不十分であったと積載超過を認めたうえで、「現在、水の量を600ℓに減らし運用している。安全を確保できる範囲で車検登録をし直す」と答弁した。
京都市消防局では、ほかの消防車両についても重量の確認を行うとともに、メーカーとの調整を徹底していくとしている。
出典
『車両積載量超過で運用 京都市消防局』
http://www.kbs-kyoto.co.jp/contents/news/2018/10/news_181018180000_084812.htm
10月19日6時30分に京都新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
京都市消防局上京消防署所有の消防車1台が、車検証で規定されている総重量を上回る積載を行い、道路運送車両法に違反していた疑いのあることが18日、分かった。
同局によると、車両はポンプと水槽を兼ね備えた小型水槽車。
車検上の総重量は6.9トンだったが、救助用の機材などが多く積まれていたため、実際は7.4トンあった。
昨年4月に配備され、出動や訓練で年間100回ほど使われていたとみられるが、これまで事故はなかったという。
先月21日に同局の調査で発覚した。
水を減らし、機材の一部を撤去して、規定の総重量未満に抑えた。
すでに京都府警などに報告している。
18日の市議会総務消防委員会で樋口市議(共産党)の質問に、荒木局長は「確認する機会は常にあり、責任を感じている。詳しい原因を調べたい」と謝罪した。
出典
『消防車を過積載で使用か 京都市消防、水や機材多すぎ』
https://this.kiji.is/425768882001003617?c=39546741839462401
(2018年12月9日 修正1 ;追記)
2018年12月7日23時3分に京都新聞から、過積載ではなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
・・・・・
一方、京都市消防局が10月に公表した上京消防署の小型水槽車の事例は、その後の詳しい調査で過積載でないことが分かったという。
出典
『消防車の荷物積みすぎ相次ぎ判明 「出動隊数少なく」』
https://this.kiji.is/443741064673166433?c=39546741839462401
(ブログ者コメント)
10月の報道で過積載となった理由を納得していたのだが、それがなぜ、過積載ではないとなったのだろう?
調べてみたが、他に報道は見当たらず、消防局のHPにも見当たらなかった。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。