2018年10月19日18時52分に毎日新聞から、以下の記事がネット配信されていた。
宮城県栗原市は15日、建設課の職員7人が機械の洗浄に使うなどしたシンナーの廃液約100ℓを市有地に不法投棄していたと発表した。
市によると、職員らは9月27日、廃液を産業廃棄物として業者に依頼せず、資材を置いていた市有地にまくなどして処分したという。
目撃した市民の通報で発覚した。
市はシンナーがまかれた部分の土を撤去し、周辺で井戸を使っている民家5軒の水質を調査したが、今のところ影響は出ていないという。
市の聞き取りに対し、職員らは「邪魔だったので捨ててしまった」などと話しているという。
千葉健司市長は15日の定例記者会見で陳謝し、「官製談合事件を受けてコンプライアンスの徹底を進める中で、このようなことが起きてしまい、大変遺憾」と述べた。
今後、事実関係などを確認し、職員を処分する。
出典
『廃シンナー100L、市職員7人「邪魔で」投棄』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20181016-OYT1T50026.html
10月13日付で河北新報からは、やや詳しい下記趣旨の記事がネット配信されていた。
栗原市建設課の道路補修作業班が9月、市道の白線引き器の洗浄に使った産業廃棄物のシンナー約100ℓを市有地に不法投棄し、県から指導を受けていたことが12日、分かった。
市は、「職員が安易な認識でやってしまった。再発防止策を徹底する」としている。
市によると、同班の職員7人が9月27日、一斗缶8本に入ったシンナーを市の倉庫から同市築館の市有の資材置き場に搬入。
数10cmの穴を掘って、シンナーを流したり周囲にまいたりした。
作業を見掛けた市民が同日夕、「市職員が何かを捨てている」と市に通報。
翌28日朝、担当職員に経緯を確認して発覚した。
市は、県北部保健福祉事務所(大崎市)の指導に基づき、29日までに民間の産廃業者が、シンナーが浸透した土(約17トン)を撤去した。
市の調査によると、現時点で、液剤が井戸水に混入するなど、周囲への影響は出ていない。
市の聞き取りに対し、担当職員は「悪いと思ったが、邪魔だから捨ててしまった」などと話しているという。
市は、近く、職員を処分する方針。
市の担当者は、「あってはならない行為で、市民に大変申し訳ない。廃棄物の処分マニュアルを徹底し、二度と同じことがないようにする」と話した。
出典
『<栗原市>職員が産廃不法投棄 市有地にシンナー100リットル』
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201810/20181013_11026.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。