2018年6月4日0時59分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪市消防局は3日、119番通報を受けて出動した救急隊員が70代の男性を「死亡状態」と誤った判断をして病院に搬送しなかったと発表した。
男性はその後搬送され、治療を受けているが、同消防局は病状に影響していないとしている。
同消防局によると、2日午後、大阪市住吉区内の男性の自宅を訪ねた知人が「死んでいるかもしれない。息をしていない」と通報。
3分後に到着した住吉消防署の救急隊員が呼吸や脈、体温などを確認したが、死亡と判断して警察官に引き継ぎ、現場を離れた。
その後、警察官が生きていると気づき、再度通報。
別の救急隊が、最初の通報から1時間20分余り後に搬送した。
出典
『「死んでるかも」の通報、救急隊も死亡と判断…生きてた』
https://www.asahi.com/articles/ASL637J9QL63PTIL00F.html
6月4日2時8分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
駆け付けた救急隊員は、男性が呼吸をしていないことなどを理由に死亡していると判断した。
しかし、本来は瞳孔が開き、光に反応しないかどうかを確認する必要があるにもかかわらず、寝具で顔が隠れていたために確認しなかったという。
男性は慢性の脳疾患と診断され、意識不明の重体。
市消防局は、「搬送の遅れによる症状への影響はない」と説明している。
出典
『大阪市消防局 「死亡」と誤判断、搬送せず 男性重体』
https://mainichi.jp/articles/20180604/k00/00m/040/131000c
6月3日23時32分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市消防局によると、2日午後0時25分ごろ、住吉区遠里小野の男性宅を訪ねた友人が、室内で倒れている男性を発見し119番した。
3分後に駆けつけた救急隊員3人は、呼吸や脈がないと確認。
「足が冷たくなっているうえ、膝の硬直もあり、死亡している」と判断した。
瞳孔の反応や痛みを伴う意識レベルの確認は行わなかったという。
2日午後1時20分ごろ、府警住吉署員から住吉消防署に「息をしているようだ、吹き返したらしい」と通報があった。
男性は、最初の通報から約1時間後に病院に搬送された。
出典
『救急隊員が死亡と誤って判断、70代男性を搬送せず 大阪市消防局』
http://www.sankei.com/west/news/180603/wst1806030053-n1.html
6月4日22時59分に産経新聞westからは、第三者委員会で検証されるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
吉村市長は4日の記者会見で、搬送が約1時間遅れたなどと説明。
医療の専門家や弁護士らで構成する第三者委員会を設置して検証する方針を明らかにした。
救急隊の隊長は経験14年のベテランだったが、体が冷たくなり足の硬直があったことや、現場の状況から、死亡していると先入観を抱いて判断したのが一因という。
出典
『救急隊「死亡状態」と誤判断、大阪市が第三者委で検証へ』
http://www.sankei.com/west/news/180604/wst1806040086-n1.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。