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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2018631822分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

本格的に夏が始まる前でも、暑さに体が慣れないうちに急に気温が上がると、体温がより上昇して熱中症のリスクが高まることを、名古屋工業大や東北大などの研究グループが明らかにした。

 

6月上旬から梅雨明けごろまでは暑さに慣れていない人が多いとされ、急激な気温上昇で熱中症になりやすいと、注意を呼びかけている。

 

夏の暑さに耐えられるように、体は日ごとに順応していくが、暑さに慣れないうちは同じ体温でも汗のかき始めが遅く、出る量も少ないなど、体の外へ熱を排出しにくいと考えられている。

 

名古屋工業大の平田晃正教授(医用工学)らの研究グループは、身長170cm、体重65kgの人を想定し、気温の上昇や運動に伴う体温の変化をスーパーコンピューターで計算。

暑さに慣れた状態の人と慣れていない状態の人で、熱中症のリスクの違いを評価した。

 

その結果、6月中旬の梅雨の晴れ間の気象条件(最高気温29℃、湿度40%)で1時間の軽い運動をすると、暑さに慣れた人は体温の上昇が0.5℃にとどまったが、慣れていない人は1℃ほど上昇し、熱中症のリスクが高かった。

 

平田さんは、「『気温がそれほど高くないから大丈夫』と油断せず、運動中も適度に休憩を入れるなど、熱中症に注意してほしい」と話している。

 

出典

夏前でも熱中症のリスク高 急に暑くなったら気をつけて

https://www.asahi.com/articles/ASL5Y410GL5YOIPE00K.html 

 

 

 

※一方、昨年1月には、冬でも熱中症に注意という、下記趣旨の記事がネット配信
 されていた。

 

2017161030分 産経新聞)

 

脱水症状は、夏だけでなく冬にも起こる。

外気が乾燥しているうえ、暖房器具によって室内の乾燥も進み、体の中の水分が失われていくためだ。


命に関わることもあるため、体の「黄信号」を見過ごしがちな高齢者は、特に注意が必要だ。

 

「まさか冬に熱中症なんて。本当に驚きました」

東京都内に住む60代の会社員の男性は、昨年11月、軽度の熱中症と診断された。

コートを着たまま水分を取らず、約2時間、車を運転。

車内は暖房が効いていたが、「少し暑いな」と感じる程度だったという。

 

帰宅後に手が震え、頭痛がひどくなったため、近所のクリニックを受診した。

「運転中に異変はなく、まったく気がつかなかった」と男性は振り返る。

 

冬でも、脱水症状が進行して熱中症になるケースはある。

東京消防庁によると、熱中症とみられる症状で病院に搬送された人は、平成27年11月~28年4月の半年で42人に上る。

 

 

【果物で水分補給を】

 

人は1日に、発汗と呼吸により0.7~1ℓ、尿として1~1.5ℓの水分を排出している。


脱水は、体内に必要な水分量を、排出する水分量が上回ったときに起きる。

水分と一緒に、細胞や臓器の機能を維持するために欠かせない電解質も失われる。

 

桜美林大大学院老年学研究科の渡辺修一郎教授(老年学)は、「暖房器具を使うと、部屋が乾燥して体の水分が失われる。気密性の高い最近の住宅では、高温・低湿度の状態で過ごす時間が長くなり、冬でも脱水症状になりやすい」と指摘する。

 

それに加え、高齢者の体内の水分量は、若い頃に比べ約10ポイント少ない約50%になるとされる。

水分を蓄えられる筋肉量が減るためだ。

 

さらに、喉が乾いたと感じる脳の口渇中枢の機能も低下。

脱水症状に気づきにくくなる。

 

夜中に何度もトイレに行くことを嫌って水分を控える人が多いという高齢者特有の事情もある。

 

渡辺教授は、「水分補給が脱水症状予防の基本。食事中と入浴の前後にコップ2杯の水を飲むのが目安。常温なら、トイレもそれほど近くならない」とする。

 

食が細くなりがちな高齢者は、水分の多い食材の摂取も心がけたい。

「果物は8割前後が水分。意識して食べるようにするといい」

 

加湿器を使ったり、室内に洗濯物を干したりして乾燥を防ぐことも大切だ。

 

 

【体重の急減も兆候】

 

脱水症状は、脳梗塞や心筋梗塞を引き起こしたり腎不全になったりする恐れがあり、深刻な場合は命にも関わる。

 

済生会横浜市東部病院周術期支援センターの谷口英喜センター長は、脱水予防策として、毎日、体重を量ることを勧める。

「1週間で体重の4%、つまり体重50kgの人が2kg減ったら、脱水症状を疑って」と話す。

 

また、

▽手が冷たい

▽わきの下が乾いている

▽手の甲の皮膚を指でつまんで離してもなかなか元に戻らない

といった場合も、要注意という。

 

冬は、ノロウイルスによる感染性胃腸炎など感染症が流行する。

谷口センター長は、「胃腸炎やインフルエンザで嘔吐したり下痢になったりすると、水分が失われる。そうした場合は、十分に水分補給をすることが大切」と呼びかける。

 

脱水が疑われる場合は、ナトリウムやカリウムなどの電解質と糖分を含む経口補水液が勧められる。

「経口補水液は、点滴と同程度の改善効果が期待できる」と谷口センター長。

うまく飲み込めない高齢者向けに、飲み込みやすいゼリータイプの商品もある。

改善がみられない場合は、医療機関を受診する。

 

出典

『乾燥しがちな「冬」は熱中症に注意を 脱水症状を見逃すな』

https://www.sankei.com/life/news/170106/lif1701060015-n1.html 

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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