2020年7月15日18時12分にYAHOOニュース(静岡放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
<桑原アナウンサー>
「I合金の工場前です。屋根がふっ飛んでしまったと。トタン屋根が吹き飛んでしまった様子が確認できます。爆発の勢いが見て取れます」
7月15日午前9時過ぎ、伊豆市下白岩にあるI合金の工場で、「爆発音がした」と近所の人から消防に通報がありました。
<近所の人>
「すごい音だったね、ドーンと」
「音と同時に白煙が上がった。地響きがしたくらい」
<桑原アナウンサー>
「側面は窓が割れています。側面も吹き飛んでしまっています」
警察や消防などによりますと、工場内で爆発が起きたとみられ、建物の一部が大破したほか、中にいた従業員2人がやけどなどの軽傷を負いました。
<杉村カメラマン>
「また工場から白い煙が出ました」
爆発事故が起きたI合金は、アルミダイカスト製品を手がけていました。
アルミダイカストとは、アルミ合金などを溶かして金型に注入し、成形することで製品を作る技術です。
寸法の精度が高いアルミ製品を、短時間で大量生産することができます。
爆発が起きた工場では、モーターの部品などさまざまなアルミ製品を製造していて、SBSの取材に対し会社側は、アルミを溶かして製品を作る機械が内側から爆発のような現象を起こしたと説明しています。
当時、この爆発した機械は動いていたということです。
県内の工場を巡っては7月5日、吉田町で大規模な火災により警察官と消防隊員ら合わせて4人が死亡する事故が起きたばかりです。
不幸な事故を起こさないために、さらなる注意が必要と専門家は指摘します。
<十朱寧教授>
「直近で(県内で)火災が2回起きてしまったことは残念に思う。火災に関する管理の部分と作業者への教育が必要。火災は一定の条件がそろえば必ず発生するので、その要素を未然に防ぐことが火災への対策になる。」
機械はどのような理由で爆発してしまったのか。
警察と消防が詳しい原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c180b4a5ae78482619a9a70ee9a15925989012bb
7月15日14時59分に産経新聞からは、火はほとんど出なかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大仁署によると、火はほとんど出ておらず、午前11時すぎに鎮火したという。
工場から200メートルほど離れた自宅にいた自営業の佐藤さん(67)は、「『ドーン』という地響きのような音が聞こえて外に出ると、工場の屋根から白い煙がもうもうと上がっていた」と不安そうな表情を浮かべていた。
工場は伊豆箱根鉄道修善寺駅から東に約2キロの田畑に住宅が点在する地域にある。
https://www.sankei.com/affairs/news/200715/afr2007150013-n1.html
7月16日7時59分にYAHOOニュース(静岡新聞)からは、機械の一部が破裂したことで爆発が発生したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
伊豆市下白岩の金属加工業「I合金」の工場で15日午前にあった爆発事故で、稼働中だった工場内の機械の一部が破裂したことで爆発が発生したとみられることが同日、関係者への取材で分かった。
工場の男性従業員は同日、静岡新聞社の取材に対し、「いつも通りの作業をしていたら機械が突然爆発した」と証言した。
大仁署と駿東伊豆消防本部は、機械が破裂した事実の確認や爆発との関連など原因の特定を進めている。
男性従業員によると、当時、工場内には35人ほどの従業員がいたという。
同工場はアルミニウムの溶解や形成などの加工作業を行っている。
爆発が発生した建物は鉄骨平屋建てで壁はトタン製。
爆発によって屋根と壁約130平方メートルが損壊した。
同署によると、破裂した機械のそばで作業をしていたとみられる男性従業員2人が爆発による飛散物で軽いやけどを負って病院に搬送された。
周辺の住宅などへの被害は確認されていない。
https://news.yahoo.co.jp/articles/586da62004aa44de14b89c4feebfc8f6f9c893e1
(ブログ者コメント)
以下は、静岡放送映像の3コマ。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。