2011年10月5日23時18分に、msn産経ニュース神奈川から以下の記事がネット配信されていた。
横浜市保土ケ谷区と旭区にまたがる市内15番目の総合公園「たちばなの丘公園」が5日、一部開園した。
かつて火薬工場だった跡地で、火薬庫につながるレンガ造りのトンネルや土塁、トロッコのレールなどの遺構が点在し、稼働当時をしのばせる。
この日開園した部分は、日本カーリット(東京)の火薬工場跡地。
大正8年、日本カーリットの母体「浅野同族」が、日本で2番目の民間火薬工場として、当時の橘郡保土ケ谷町に建設し、火薬の製造を始めたという。
園内には火薬製造の歴史や自然を説明する案内を設置。市によると、火薬工場跡地が公園となった例としてはこれまでに群馬県の「群馬の森」があるが、歴史の案内表示を付けたのは横浜が初めてという。
爆発事故の影響が周囲に及ぶのを防ぐ土塁が現存しているのは、全国でも珍しく、火薬工場の緩衝林だった雑木林なども残り、緑豊かな環境の中で歴史を感じることができる。
公園に行くには、相鉄線和田町駅から相鉄バス19系統「新桜ケ丘団地」行きに乗り、「県公社住宅前」で下車し徒歩5分。駐車場はない。
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(ブログ者コメント)
大事故が契機となって移転した?と思い調べてみたが、1955年に異物混入による火薬爆発が原因で3名が死亡、19名が重軽傷を負う事故があった以降は、1995年の工場閉鎖まで、大きな事故は報じられていない。
場所を確認すると新保土ヶ谷ICのすぐそばで、近くには住宅街や大きなマンションなどがある。
思うに、工場建設当時は人っ子一人いない山の中だったものが、周辺の開発が進んだ結果、移転を余儀なくされたものであろう。
時代の変遷を告げる記事としてブログ者の目に止まったので、ここに紹介する。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。