2019年6月10日21時45分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
横浜市立小学校で10日、給食時に米飯が提供されないトラブルがあった。
製造工場でネズミの死骸が見つかったため。
提供されなかったのは、給食を実施する351校のうち153校の約7万7000人にのぼった。
横浜市教委などによると、同市金沢区の業者が午前10時ごろ米飯製造を終え、炊飯機器の清掃と点検をしたところ、米を湯に浸す槽の横の溝にネズミの死骸を発見。
この工場で製造した米飯約6.2トンの提供を中止した。
業者は、毎日午前中に製造を終えた後、点検と清掃をしていたが、開始前は点検してこなかったという。
この業者はネズミの侵入経路などが明確になるまでは製造を中止する方針といい、再開のめどは立っていない。
当面は他の業者が米飯を提供するが、一部の学校では代わりにパンが提供されるという。
出典
『給食つくる工場にネズミ死骸 児童7万人超に米飯出せず』
https://www.asahi.com/articles/ASM6B6KB9M6BULOB012.html
6月11日14時3分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
回収が間に合わなかった1校で5、6年生計18人が米飯を食べたが、体調に異常はないという。
同日午前10時頃、米飯製造後のベルトコンベヤー式炊飯器(長さ10m、幅2m、高さ2.5m)を清掃中の従業員が死骸に気づいた。
7日の業務後に炊飯器を清掃した際には、異常はなかったという。
出典
『給食用炊飯器にネズミの死骸…横浜、米飯食べた18人異常なし』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190610-OYT1T50182/
6月11日5時0分に神奈川新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市教育委員会は11日、1校で回収が間に合わず、計70人の児童が米飯を食べたと明らかにした。
現時点で健康被害の報告はないという。
10日午前10時ごろ、調理員が製造終了後にスチーム式コンベヤー炊飯器を清掃・点検した際、米を浸すために使う水槽の横で発見した。
出典
『ネズミ死骸を発見 給食用米飯の提供を中止に 横浜』
https://www.kanaloco.jp/article/entry-173797.html
(2019年6月20日 修正1 ;追記)
2019年6月18日21時27分に神奈川新聞から、ドア下の隙間から入ったらしいという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市教委は18日、中止している同業者による米飯の提供を19日から再開すると発表した。
ネズミの侵入経路が特定され、再発防止策が取られたためという。
市教委によると、死骸が見つかったのは、S組合(同市金沢区)の工場内のスチーム式コンベヤーの炊飯機器内。
10日午前の製造終了後、調理員が、米に水分を吸収させる水槽の横で発見した。
同組合は13日、市保健所などに報告書を提出。
専門業者が点検した結果、工場内の3つのドアの下にあった1~2cmの隙間が侵入経路とされ、侵入防止器具などを設置した。
テスト炊飯を行い、問題がないことが確認されたという。
出典
『ネズミの侵入経路特定 横浜市教委、給食調理機から死骸』
https://www.kanaloco.jp/article/entry-175673.html
6月19日12時44分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
市教委によると、専門家が工場設備を確認した結果、ネズミは扉のわずかな隙間から建物内に侵入したとみられるという。
市は、粘着性のワナの増設や赤外線監視カメラの設置などで対策を強化した。
ネズミは10日午前10時頃、横浜市S組合(横浜市金沢区)の工場で、ベルトコンベヤー式炊飯器内の米をお湯に浸す水槽の横で発見された。
同工場は、給食として提供予定だった米飯計約13.6トンを回収。
11日以降は、市内256校にパンや別業者の米飯などが提供されていた。
出典
『炊飯器ネズミ死骸、扉隙間から侵入か…ワナ増設』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190619-OYT1T50208/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。