2021年7月15日17時19分にYAHOOニュース(Impress Watch)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
独立行政法人 製品評価技術基盤機構(NITE)は、エアコン使用時の注意点を喚起している。
エアコンのプラグを延長コードに繋いだり、エアコン洗浄スプレーの使い方を誤ったりすると、火災につながりかねない。
【電源プラグを延長コードに接続したら異常発熱】
ある事例では、エアコンの電源プラグを延長コードに接続して使用したところ、室内機と周辺が燃える火災が発生した。
延長コードに接続していた部分は宙に浮いた状態で、接続部が緩んで接触不良が起こり、異常発熱したものとしている。
エアコンの電源プラグは、専用のコンセントに差すよう注意している。
エアコンは始動時に一時的に大電流が流れるため、延長コードでは電流に耐えられずに発熱し、発火する危険がある。
【エアコン洗浄スプレーを使ったら出火】
エアコン洗浄スプレーを使用したところ、建物が半焼した事例も。
スプレーを使った際に洗浄液が内部の電気部品に付着、ホコリや水分により電気の通り道ができて異常発熱するトラッキングが発生したとみられる。
十分な知識なしに内部洗浄を行なうと、破損や発火のおそれがある。
エアコンの内部洗浄をするときには、正しい知識を持つ業者に依頼するよう勧めている。
また、内部洗浄については、購入した販売店やメーカーのサービス窓口に相談することも推奨している。
また、エアコン洗浄スプレー以外にも、漂白剤も機器破損につながるため、使用しないよう呼びかけている。
漂白剤には腐食性があるため、内部配線が劣化したり、金属部分が腐食してしまったりする。
【リコール対象のエアコンを使ったら火災に】
リコール対象の製品を使い続けたことで火災につながったとみられる例もある。
製造事業者はリコールに基づく製品の点検や修理を行なっていたが、使用者がリコールを把握していたのかはわかっていない。
基板の製造不良で、電子部品のはんだ接続部にはんだ割れが発生していたとみられる。
リコール製品による事故を防ぐために、所有しているエアコンがリコール対象かどうかを確認するよう、注意を促している。
対象かどうかは、NITEのホームページでも確認できる。
リコール製品を持っていた場合は、不具合が生じていなくても使用を中止して、エアコンを買った販売店やメーカーに確認や相談をするよう呼びかけている。
【エアコン内にゴキブリが入り込み、トラッキングの原因に】
エアコン室内機が焼損し使用者がやけどした事例では、エアコンに入り込んだゴキブリが原因となっていたとみられる。
エアコン内部に複数のゴキブリが入り込み、電気配線の集中している部分にも確認された。
ゴキブリによって基板でトラッキングが起こり、発火したものとみられるという。
製品内に害虫や小動物が入ると、不意に電源が入る、スイッチが効かない、焦げ臭いニオイがするといった異常がみられる。
異常のある場合は、ただちに販売店や製造事業者に点検・修理を頼むよう勧めている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/35e58df73aca5b6e056f3efc5184c5931bd8fbfc
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。