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2018年2月26日付で紀伊民報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
和歌山県白浜町の富田中学校体育館で、部活動中に雨漏りで足を滑らせて転倒し大けがを負ったのは、建物の安全管理に問題があったためだとして、男子生徒(当時)が町を提訴した裁判の和解が成立する見通しになった。
町が損害賠償金を支払う内容。
和歌山地裁田辺支部で、27日に弁論準備協議が予定されている。
事故発生から2年10カ月、提訴からだと1年7カ月での決着。
町側は「管理上の問題はない」として争う姿勢を示していたが、主張はほぼ退けられた形になる。
町は23日、この裁判で和解するための議案を町議会に提案、議会は全会一致で可決した。
損害賠償金として町が支払う1200万円を盛り込んだ補正予算案も認めた。
全国町村会の総合賠償補償保険金で全額を賄う。
訴えなどによると、バレーボール部に所属していた生徒は2年生になる2015年4月1日、レシーブをしようとした際に雨漏りでぬれていた床面に足を滑らせて転倒、右大腿骨を折る大けがを負った。
翌日に手術を受け、同年5月下旬まで入院。
以降も通院が続いた。
このけがで、生徒は右足が1.5cm短縮する後遺症を負った。
出典
『富田中学の体育館事故和解へ 白浜町が損害賠償』
http://www.agara.co.jp/news/daily/?i=347984&p=more
(ブログ者コメント)
以下は、濡れた床面で滑って・・・という点で似たような事例。
[昔の事例の顛末] 2009年8月 東京都新宿区のみずほ銀行四谷支店で出入口の足拭きマットの裏面がやや湿っていたため滑って転倒し負傷した事故で、高裁は銀行に賠償命令
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3754/
2018年2月26日18時43分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午前10時10分ごろ、大阪府交野(かたの)市私市(きさいち)の資材置き場で、伐採作業中の樹木(高さ約14m)が倒れ、近くの重機の運転席にぶつかった。
重機を操縦していた工務店経営のDさん(男性、69歳)が全身を強く打ち、病院に運ばれたが、約2時間20分後に死亡が確認された。
警察によると、Dさんが重機で樹木を支え、別の男性2人がチェーンソーで木を切断していたが、木が倒れてきたという。
警察が原因を調べている。
出典
『伐採中に高さ14メートル大木直撃、重機運転の69歳男性が死亡 大阪・交野』
http://www.sankei.com/west/news/180226/wst1802260068-n1.html
2018年2月26日付で埼玉新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午後9時45分ごろ、北本市荒井6丁目のワクチンの研究開発・製造・販売会社「北里第一三共ワクチン」内にある鉄製の液体タンクが破裂、工場の外壁などを損傷した。
けが人はいなかった。
破裂による火災や付近への被害もなかった。
警察によると、タンクは幅4m、高さ3m、奥行き1mで、高温、高圧で殺菌する施設。
タンクの中身は菌のウイルスなどを含んだ汚水で、既に高温で殺菌されていたという。
「ドーン」という破裂音で事故に気付いた警備員(58)が午後11時すぎ、119番した。
土日は通常、タンクを作動させておらず、当日は数人の職員がいたという。
タンクが作動していたのかどうかも含め、警察で事故の状況などを調べている。
出典
『殺菌タンク破裂、北本のワクチン製造会社 破裂音に気付いた警備員が通報 外壁など損傷』
http://www.saitama-np.co.jp/news/2018/02/27/04.html
2月26日付で同社HPに下記趣旨のニュースリリースが掲載されていた。
3.破裂の原因
液体タンク内の圧力が加熱用蒸気によって、異常に上昇したためと推定しています。
圧力が異常に上昇した原因については調査中です。
4.被害状況
液体タンクの破裂により、同社の建物(工場)外壁の破損等が発生しました。
液体タンク内に細菌およびウィルス等は含まれておらず、外壁が破損した建物では現在製造は行われていないことから、本破裂事故による環境汚染等は発生しておりません。
出典
『北里第一三共ワクチンの北本事業所における液体タンク破裂事故に関する報告とお詫び』
https://www.daiichisankyo.co.jp/news/detail/006813.html
2018年2月25日0時5分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午後6時13分ごろ、都営地下鉄浅草線と三田線、都電荒川線で、同時に停電が発生するトラブルが起きた。
この停電の影響で、3線は午後7時30分ごろまで全線で運転を見合わせ、最も時間がかかった浅草線が全線で復旧したのは午後8時42分ごろだった。
東京都交通局によると、全体で131本が運休し、5万5000人に影響があった。
交通局によると、都が管理する複数の変電所で同時に異状を知らせる警報が鳴り、3線の架線が停電。
いったん復旧したが、午後6時44分に再び停電した。
三田線では、15駅の構内でも停電が起きた。
3線の電気系統はそれぞれ分離されており、停電が同時に起きた理由はわからないという。
今のところ、人為的な操作などの形跡はないという。
交通局によると、三田線は大手町~神保町駅間で車両が停車し、乗客が約30分間にわたって閉じ込められたが、体調を崩す人やけが人はなかったという。
出典
『浅草線・三田線・荒川線が同時停電 都の変電所で問題か』
https://www.asahi.com/articles/ASL2S64MSL2SUTIL01Z.html
2月25日18時50分に朝日新聞から、原因に関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月25日19時30分にテレビ朝日からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
東京都交通局は25日、浅草線の浅草~本所吾妻橋間で、電車に電気を供給する架線と天井の鋼材が接触したことが原因だったと発表した。
交通局によると、鋼材に火花が散ったあとが残っていた。
架線をつっている「ちょう架線」が、電車の通過時などの振動で鋼材に接触して異常電流が発生、浅草線の変電所が停電したとみている。
「ちょう架線」と天井は通常、20cmほど離れ、去年12月の点検では異常はなかった。
三田線、荒川線の停電も、この異常電流の影響とみられるという。
担当者は、「通常、天井はコンクリート製で、架線が接触しても異常電流は発生しない。だが、この場所では耐震補強で鋼材が使われた」と話し、交通局は、今後、同様の箇所の調査を進める。
出典
『架線と天井鋼材との接触原因 地下鉄浅草線などの停電』
https://www.asahi.com/articles/ASL2T5RX7L2TUTIL018.html
『都営地下鉄の停電…架線が天井に接触しショート』
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000121649.html
2018年2月25日1時26分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月25日5時0分に北海道新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午後2時15分ごろ、上川管内中富良野町の「森林公園キャンプ場」の駐車場で、男性が頭から血を流して倒れているのを近くを通りかかった男性が見つけ、消防に通報した。
倒れていたのは近くに住むOさん(男性、53歳)で、病院で手当てを受けていたが、約8時間後に死亡した。
警察によると、Oさんの近くにはモーターパラグライダーのエンジンや工具があり、エンジンが動いたままの状態だったという。
また、男性から10mほど離れたところにはモーターパラグライダーの樹脂製のプロペラが一部、壊れた状態で落ちていたという。
警察は、Oさんが公園の駐車場でパラグライダーの整備をしていた際、誤ってプロペラに巻き込まれたとみて調べている。
出典
『整備中に事故か 53歳男性死亡』
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20180225/5512711.html
『モーターパラグライダー整備中事故か 中富良野の男性死亡』
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/167194
2018年3月1日21時5分にテレビ岩手(山形放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月2日14時3分に山形新聞から、3月1日13時2分にテレビユー山形からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
鶴岡市によると、2月24日の午後、市内の「朝日中央コミュニティーセンター」で施設の灯油のタンクが空になっているのを施設の職員が発見した。
施設の周辺は落雪や除雪された雪が3mほど積もった状態で、室内の暖房器具へ灯油を送る配管が雪の重みで損傷した可能性があるという。
タンクは流出が見つかる前日に469ℓを給油したばかりで、先月1日に給油した灯油も一部流出した可能性があり、流れ出た灯油の量は約700ℓに上るとみられている。
市総務企画課によると、配管の全長は20mほどで、外壁に取り付けられている。
周囲に約3mの積雪があるために近づけず、破損箇所は特定できない状態。
センターの約200m北東には赤川が流れていて、センター近くの側溝とつながっていたが、酒田河川国道事務所が調査したところ、河川への灯油の流出は確認されなかったという。
また、側溝からはわずかに灯油の匂いがするというが、市では流出した灯油の大部分がタンク付近の積雪に浸透し、とどまっているとみている。
市ではこれまで、近くの側溝5か所に灯油を吸着するマットや流出を防ぐフェンスを設置し、今後、側溝内の清掃も行っていく方針。
業者と相談して、灯油が浸透したとみられる雪の処理方法も検討する。
施設ではエアコンなどが使用できるため、利用に影響はないという。
出典
『鶴岡・灯油700リットル流出か』
http://www.tvi.jp/nnn/news8878492.html
『灯油700リットルが流出 鶴岡市朝日庁舎、落雪で配管破損か』
http://yamagata-np.jp/news/201803/02/kj_2018030200052.php
『鶴岡市 コミセンから灯油流出』
http://www.tuy.co.jp/program/news/localnews/61609/
(ブログ者コメント)
今年1月の矢吹町事例など、本ブログでは過去に同種事例を紹介している。
2017年6月18日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7243/
(2018年3月5日 修正1 ;追記)
2018年2月23日22時33分に毎日新聞から、現場に対策が施されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
愛知県警は23日、昨年6月に愛知県新城市の東名高速道路で乗用車が中央分離帯を飛び越え、対向の観光バスに衝突して乗員・乗客40人を負傷させたとして、乗用車を運転していて死亡した男性医師(当時62歳)=浜松市東区=を自動車運転処罰法違反(過失傷害)容疑で書類送検した。
大幅な速度超過はなく、県警は男性のハンドル操作ミスが原因と判断した。
事故を受け、東名高速を管理する中日本高速道路は、現場の安全対策を強化した。
県警は、男性の乗用車搭載の走行状況記録装置「イベント・データ・レコーダー」を解析したが、現場の最高速度100kmを大幅に上回るスピードは出ていなかった。
メーカーの検査で、車の不具合も見つからなかった。
下り線を走行中の男性は、緩い右カーブで自車を左側ガードレールに衝突させた後、中央分離帯を飛び越えていた。
中日本高速は、県警と協議して昨年10月、現場付近の下り線で対策を施した。
左側ガードレールに反射材を付け、路肩にコーン標識を設置した。
緩い下り坂のため、加速を抑える凹凸も、約1kmにわたって路面に設けた。
一方、現場の中央分離帯は下り線から見てのり面上にあり、乗用車は事故時に斜面を駆け上がっていたが、中日本高速は「全国的に一般的な構造」として、改修は考えていないとしている。
出典
『愛知県警 衝突事故の医師を書類送検 東名・分離帯越え』
https://mainichi.jp/articles/20180223/k00/00e/040/326000c
3月5日17時29分に産経新聞からは、書類送検されていた男性(事故時に死亡)が不起訴になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
名古屋地検は5日、容疑者死亡のまま自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで書類送検された浜松市の男性医師を不起訴とした。
出典
『死亡の医師を不起訴 名古屋地検、東名バス事故』
http://www.sankei.com/west/news/180305/wst1803050062-n1.html
2018年2月12日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/8025/
(2018年3月5日 修正1 ;追記)
2018年2月23日19時21分にNHK福井から、警察は110番通報を受けた際にエンジン停止を確認したと釈明しているという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察庁は衆議院予算委員会の分科会で、男性には車のエンジンの停止を確認していたなどと釈明した。
北陸で記録的な大雪となった2月7日、福井県坂井市の国道で、雪に埋もれた車の中で一酸化炭素中毒で死亡した男性が、「身動きが取れない」と警察に通報していたが、その情報は道路を管理する福井県に伝えられていなかったことが分かっている。
これに関連して、衆議院予算委員会の分科会で、警察庁の山下生活安全局長は、「110番通報を受けた際、男性に対しては、エンジンを止めていることを確認した上で、体調不良があれば119番通報をするよう伝えていた」などと釈明した。
その上で山下局長は、「このような重大な結果が生じたことは真摯に受け止めなければならない。警察としては、これまでにも増して、雪害への対応に万全を期していきたい」と述べた。
出典
『中毒死、エンジン停止確認と釈明』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3055481131.html
2月27日5時2分にNHK NEWS WEBからは、男性の母親が何度も警察に救助要請していたという、下記趣旨の記事が掲載されていた。
男性の母親が車の中にいる息子から携帯電話で連絡を受け、福井県警察本部の窓口に電話で繰り返し事態を伝え救助を求めたものの、警察が現場に出動せず、救助されたかどうかも県に確認していなかったことが、警察と母親への取材でわかった。
福井県警察本部によると、この日、母親からは午前10時ごろ、正午ごろ、午後4時半ごろの少なくとも3回、本部に電話があり、通信指令課などで対応して、3回目は県の災害対策本部に連絡するよう伝えたという。
これについて福井県警察本部は、「男性から通報を受けた際、エンジンを止めていることを確認し、母親からの電話も、車の周りの除雪を求めているものとして、緊急性が低いと判断した」と説明している。
そのうえで、「このような重大な結果が生じたことについては真摯に受け止めており、今後はこれまでにも増して雪害への対応に万全を期します」としている。
母親はNHKの取材に対して、「7日の午前9時すぎに息子と電話で話した時点で、車が動けなくなってからおよそ9時間たっていたので、助けてほしいという思いで警察に通報しました。警察の担当者から『除雪車が向かっているので確認が取れたら連絡します』と言われて安心しましたが、連絡がないので再び警察に通報したら、『確認中』という返答ばかりで、4、5回ほど通報しました。息子にメールやラインを送っても読まれた形跡がなく、『こうした間に死んだらどうするんだ』と激しい口調でも伝えました。除雪車だけでなく、警察の担当者も現場に向かっていると思っていたので、裏切られたという気持ちがあります。警察からすると大雪で大変な状況の中でたくさんかかってきた通報の1つだったかもしれませんが、もう少し親身に対応してほしかったです」と話している。
出典
『救助要請も県警出動せず 大雪で男性が車内で死亡の事故で 福井』
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180227/k10011344311000.html
2月27日15時46分に北日本放送からは、警察は男性に7回電話をかけていたと説明しているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
男性は、発見されるおよそ9時間前の午前9時20分ごろ110番通報し、救助を要請していた。
さらに、男性から連絡を受けた富山県西部に住む母親が午前10時すぎと午後1時前、午後4時半ごろの3回に渡り福井県警に電話をして、息子が立ち往生しているので救助してほしいと求めていたことが新たに分かった。
福井県警は、警察が出動しなかったことについて「緊急性のある通報だという認識はなかった」と説明している。
しかし警察は、この日、男性の携帯電話に7回電話をかけていて、最後の午後1時すぎの時には応答がなかったという。
出典
『死亡男性の母親も救助要請、警察出動せず』
http://www.knb.ne.jp/news/detail/?sid=17693
2月28日7時10分に福井新聞からは、警察は男性にCO中毒への注意を促さなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県警は、母親の電話を救助要請ではなく除雪要請だと判断し、道路管理者の県が手配済みの除雪車の到着を待つよう伝えた。
しかし、県には電話の内容を伝えず、県に除雪状況の確認もしなかった。
男性自身も110番通報していたが、県警はこの内容も県に伝えず、男性にCO中毒への注意を促さなかったことも既に明らかになっている。
県警は、現場近くで別の複数の立ち往生車があり、県三国土木事務所に除雪を要請済みだったとして、男性の情報は県に伝えず、再度の除雪要請もしなかったとしている。
その後、男性の携帯電話に複数回電話をしたが、つながらなかった。
出典
『豪雪車中死、母も3回県警に電話 救出求め「早く行ってほしい」』
http://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/299445
2018年2月23日19時7分にNHK岐阜から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年11月、多治見市で建設会社の作業員の男性が重機の間に挟まれて死亡した事故で、多治見労基署は安全措置を怠ったとして23日、建設会社と会社の社長を労安法違反の疑いで書類送検した。
書類送検されたのは土岐市の建設会社、N重機と会社の69歳の男性社長。
同署によると、去年11月、多治見市山吹町にある会社の作業場で、当時56歳の作業員の男性がブルドーザーから燃料を抜く作業をしていたところ、突然、ブルドーザーが動き出し、男性は近くにあったトラックとの間に挟まれて死亡した。
作業員がブルドーザーの運転席を離れる場合、現場の監督者や経営者には、エンジンを止めるとともにブレーキをかけるなどしてブルドーザーが動かないようにする義務があるが、同署によると、事故当時、そうした措置は取られていなかった。
このため同署は、安全措置を怠ったことが事故につながったとして、23日、労安法違反の疑いで会社と社長を書類送検した。
調べに対し社長は、「普段からそうした措置は取っていなかった」と話し、容疑を認めているという。
出典
『作業員死亡で建設会社書類送検』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/3085490361.html
2017年8月13日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7459/
(2018年3月5日 修正1 ;追記)
2018年2月23日13時7分に産経新聞から、ガスボンベは固定されていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
警視庁生活環境課は23日、ボンベを車で運搬する際に必要な安全措置を取っていなかったとして、高圧ガス保安法違反の疑いで、車を運転していた食品卸売販売会社の男性取締役(42)=川崎市=を書類送検した。
同課によると、取締役は副業として祭りなどでの屋台出店を行っており、事故当時は埼玉県朝霞市内での出店を終えて移動中だった。
送検容疑は29年8月6日午後9時55分ごろ、車でボンベを運搬する際に、ガスの入ったボンベ4本を倒れないように固定したり、火災発生に備えて消火器を積んだりしなかったなどとしている。
取締役は座席の間にボンベを置き、上にごみを置いていた。
容疑を認めており、「他の荷物で動かないようにすれば大丈夫だと思った」などと説明しているという。
この事故で、取締役と助手席に乗っていた男性アルバイト(41)が軽いやけどを負い、近隣の住宅の窓ガラスが割れるなどの被害が発生した。
出典
『東京・練馬の車両爆発火災 ガスボンベ違法運搬容疑で会社取締役逮捕』
http://www.sankei.com/affairs/news/180223/afr1802230023-n1.html
2月24日付で朝日新聞東京南部版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
車には、重さ8~10kgのガスボンベ計8本や、機材などが積まれていた。
着火原因は特定できなかった。
(ブログ者コメント)
ボンベが固定されていなかったことが重点的に報じられていることから考えると、振動などでバルブが緩み・・・といったことだったのかもしれない。
2018年2月23日11時15分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国内初の「消防飛行艇」製造を目指す航空機メーカー「新明和工業」の甲南工場(神戸市東灘区)で22日、飛行艇に取り付けて水を運ぶ「水タンク」を使った放水実験が行われた。
タンクは、海上自衛隊の救難飛行艇を改良することで搭載可能となる。
同社の担当者は、「南海トラフ巨大地震のような大規模災害での新兵器に」と力を入れている。
同社は平成7(1995)年の阪神大震災での被災経験を受け、平成20(2008)年から大規模火災に対応できる消防飛行艇の開発に着手。
飛行艇の胴体部分に消防用水を運搬するタンクを取り付けることで消防飛行艇として運用する研究を進めている。
同社が構想する消防飛行艇は、海自の救難飛行艇「US2」の改良機で、一度に消防ヘリの7倍の約15トンの水を運搬できる。
直接、海や湖に離着陸して取水できるため、長時間の消火活動が可能という。
この日の実験では、実際に搭載可能なタンクと同形の縦横約2m、高さ約2.5mのタンクを工場内に設置。
約20人の社員らが見守るなか、7.5トンの水や消火剤を放水し、タンクに不具合が出ないかなどを確認した。
同社技術部計画課の郷田課長は、「技術的な問題点の解消を進め、要望があれば飛行艇の製造に着手したい」と話した。
【用語解説 「US2」】
陸上だけでなく、海面でも離着水できる救難飛行艇。
輸送用機器メーカーの新明和工業(本社・兵庫県宝塚市)が製造し、海上自衛隊が運用している。
世界で唯一、波高3mの荒波でも離着水できる上、最高速度は時速約580km、航続距離は約4700kmと、世界最高水準の性能を有する。
全長33.3m、幅33.2mで、乗員11人。
出典
『ヘリ7倍の水タンク…海自US2を改良「消防飛行艇」、新明和工業が開発中』
http://www.sankei.com/west/news/180223/wst1802230033-n1.html
2018年2月23日7時11分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国際航空運送協会(IATA)は22日、2017年の商業用航空機の事故に関する統計を公表、ジェット旅客機に限ると死亡事故はゼロだった。
世界的に航空機の安全性は向上しており、100万便当たりの事故発生率は1.08と、12~16年の平均値の2.01と比べ、大きく改善した。
17年に起きた商用機の事故は45件。
うち死亡事故は6件で、乗客乗員の死者は19人だった。
16年の死亡事故は9件で、死者は202人だった。
17年の死亡事故のうち、5件はプロペラ機の事故。
1件がジェット貨物機の墜落事故で、乗客乗員に加え地上で巻き込まれた35人が死亡した。
ジェット機に限ると、機体が失われるような大きな事故の発生率は100万便当たり0.11。
12~16年の平均値は0.33だった。
商用機全体の17年の輸送実績は約4180万便で、旅客数は計41億人だった。
出典
『ジェット機の死亡事故ゼロ 17年、安全性向上』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO2728848023022018000000/
2018年2月23日付で毎日新聞神奈川版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月23日9時57分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
横須賀市教育委員会は22日、市立小学校の校庭で今月7日の放課後、アスレチック遊具で遊んでいた小学2年の女児(8)が遊具の不具合で地面に転落、左手首骨折などの重傷を負ったと発表した。
遊具は、高さ約3mからつるした18本のロープを上り下りして遊ぶもので、1988年に設置。
踊り場(高さ約2.5m)に座っていた女児がバランスを崩してロープをつかんだところ、ボルトごとロープが抜け落ちた。
接着剤が劣化し、ボルトが緩んでいた可能性があるという。
点検は専門業者が2年に1度、教職員が不定期に目視で行い、業者が2016年度に点検した際に問題はなく、同校の教諭が昨年10~11月に目視で確認した時も異常は見つかっていなかった。
同校は遊具の使用を禁止し、業者が修理と点検を行った。
市内36校にある同様の遊具38基についても、3月に点検を行う。
市教委は、保護者の意向を理由に校名を明らかにしていない。
出典
『遊具事故 不具合で転落し小2骨折 横須賀の小学校』
http://mainichi.jp/articles/20180223/ddl/k14/040/114000c
『校庭の遊具破損、小2女児が転落し重傷』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180223-OYT1T50035.html
2月22日付で横須賀市のHPには、下記趣旨の記事が掲載されていた。
5.事故の内容
児童が遊具のロープを掴んだ際に、ロープを吊っている接続金具のボルトが抜け、ロープとともに約2.5mの高さから地面に転落した。
6.事故の原因
接続金具のボルトが緩みロープとともに転落したものである。
ボルトが緩んだ原因は不明ですが、ボルトに塗られていた接着剤が劣化して、ロープの揺れの振動などで徐々に緩んでいったものと推測されます。
7.遊具点検の状況
専門業者による遊具の安全点検は2年に1回実施しており、当該校は平成28年6月24日に実施。
その他の点検として、学校による安全点検は、平成29年5月30日に実施したほか、不定期で目視等の点検を行っていた。
出典
『市立学校での負傷事故について』
https://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/8140/nagekomi/20180222.html
2018年2月23日付で朝日新聞(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪府内の公益社団法人「四条畷市シルバー人材センター」から委託された草刈り作業中の事故で失明したとして、四条畷市の男性(75)がセンターなどに約2300万円の損害賠償を求めて提訴した。
23日に大阪地裁で初弁論があり、センター側は争う姿勢を示した。
訴状などによると、男性は2016年10月、円盤状の刃の高速回転で草を刈る「刈払機」を使って同市内の大学キャンパスで除草作業中、跳ね上がった土が目に入り、土中のカビ菌により左目を失明したという。
「刈払機」を製造する複数のメーカーは、安全確保のため、防護眼鏡を着用し、湿度が高い環境では眼鏡が曇るため作業しないよう求めている。
事故当日は雨上がりで湿度も高かったが、男性は作業を求められ、視野を確保するため眼鏡を着けずに作業せざるをえなかったとしている。
事故後、目の前の手の動きを判別する程度の視力しかなくなり、カビ菌の再発防止のため、午前7時から午後9時まで、定期的に点眼しなければならないという。
また、男性は恒常的に1日4時間超作業し、手や腕に痛みやしびれ、握力の低下が生じる振動障害と診断されたとも主張。
業界団体は、作業は1日2時間以内が望ましいと指導しており、男性はセンターが高齢者が安全に就労できるか確認する義務を怠ったと訴えている。
センター側は「個別の事案については、お答えできない」としている。
「刈払機」は、ホームセンターやインターネットで手軽に購入できる。
消費者庁と国民生活センターによると、統計を取り始めた2009年から17年6月までに、「刈払機」による事故は140件報告された。
被害者の半数は60歳以上で、手の指や足の骨折や切断、目の損傷など、重篤な事故も多い。
消費者庁は、家族や周囲の人も、作業者が安全対策をきちんと行っているか確認するよう、呼び掛けている。
厚労省の通達に基づき講習を実施する「林業・木材製造業労働災害防止協会」によると、高齢者は視野が狭くなる傾向があるといい、通常のカリキュラムに加え、実技を時間をかけて指導することも多いという。
(ブログ者コメント)
「厚労省の通達に基づき講習を実施」と報じられている件、上記協会以外、さまざまな機関で講習が開かれている。
以下は、(社)安全衛生マネジメント協会の案内文(抜粋)。
『刈払機取扱作業者安全衛生教育』
刈払機は山林だけでなく道路、河川、田畑、公園、工場敷地などの幅広い場所で使用されていますが、取扱い方法を間違えたり、点検や整備不足などから事故を引き起こし、最悪の場合は死亡災害に至ったケースもあります。
こうしたことから、各種作業における刈払機の使用にあたって作業者の安全を確保するため、事業者に『チェーンソーによる伐木造材作業等の特別教育』に準じた教育を実施するよう、厚生労働省より通達文書が出されています。
これは、事業者が刈払機の取扱作業者に対して、安全衛生に関する知識を習得させるように、安全衛生教育の実施を求めているものです。
当協会では、この通達に基づく安全衛生教育を実施しています。
[対象者]
業務として刈払機を使用する作業に従事する者
https://www.aemk.or.jp/kyoiku/shubetsu_kariharai.html
2018年2月23日18時5分に上越タウンジャーナルから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月23日午後1時20分頃、新潟県上越市黒井の信越化学工業直江津工場敷地内で、掘削機を使用しての地盤調査中に天然ガスが噴出して建物屋根の一部を破損する事故が発生した。
警察によると、けが人はいない模様。
午後5時55分現在、天然ガスは噴出中で、消防などにより散水が続けられている。
同工場によると、ガスには濃度の低いメタンが含まれており、火災につながらないよう、周辺でガス検知を行っているという。
事故があったのは、同工場内で協力会社の安全管理を行う団体「安全協議会」が入る建物。
同工場によると、既存の建物を解体・新築するためにボーリングによる地盤調査を行っていたところ、地下60m付近で天然ガスが噴出し、掘削に使っていた鉄の棒を吹き飛ばし、屋根を壊した。
屋根の破損は数10cmから1mほどだという。
同社関連会社の従業員2人が作業にあたっていた。
同工場の広報担当者は、「現在の時点で天然ガスによる被害は認められていない」と話している。
現場はJR黒井駅近く。
出典
『信越化学工業直江津工場敷地内で天然ガス噴出 建物屋根の一部を破損』
https://www.joetsutj.com/articles/55738577
2月23日18時3分にNHK新潟からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
60mほど掘り進んだところで、突然、ガスが噴出した。
工場によると、噴出したガスで掘削用のパイプが吹き飛び、高さ20mほどのところにある建物の屋根の一部が壊れた。
出典
『工場で天然ガス噴出 屋根が破損』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20180223/1030002260.html
2月23日付で同社HPに、下記趣旨の記事が掲載されていた。
消防署の見解では、建物内の噴出した現場では可燃性のガスを検出したものの、大気中では可燃性のガスは検出されませんでした。
ガスの濃度は低く、着火の危険性は無いと判断いたしましたが、当面の間、放水作業を継続してまいります。
『直江津工場でのガス噴出について』
https://www.shinetsu.co.jp/jp/news/archive.php?id=1203
2月24日付で同社HPには、下記趣旨の記事が掲載されていた。
本日午前8時頃、消防及び警察立会いのもと、ガスは検出されず、安全であることを確認いたしました。
『直江津工場でのガス噴出の終息について』
https://www.shinetsu.co.jp/jp/news/archive.php?id=1204
(ブログ者コメント)
〇NHKの映像を見ると、スレート?屋根に開いた穴に向け消防車から放水されていて、その穴から時折、数m程度の高さで水柱が立っていた。
吹き飛ばされたパイプを通じて噴出したガスが放水された水を吹き飛ばし・・・という現象だったのかもしれない。
〇ちなみに、新潟県は天然ガスの産出地としても有名だ。
その点も考慮してボーリングしていたとは思うのだが・・・。
2018年2月23日18時4分にNHK福島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午前9時40分ごろ、矢吹町中畑で、木を伐採していた男女2人が転落したという通報が、一緒に作業していた男性から消防に入った。
2人は玉川村の農業、Bさん(63)とその妻(58)で、病院に運ばれたが、その後、死亡が確認された。
警察と消防によると、2人はクレーンでつり上げられたゴンドラに乗り、10mほどの高さで住宅の敷地の木の枝を切り落とす作業をしていたが、つり上げるためのワイヤーとゴンドラをつなぐフックが4か所のうち2か所で外れていたという。
このため、警察と消防は、フックが外れてゴンドラが傾いたため転落したとみて、さらに詳しい原因を調べている。
この住宅の女性は、「午前8時ごろから作業が始まりましたが、作業の音がせず、ゴンドラのかごも上がっていなかったため、おかしいと思い見に来たら、2人が倒れていました」と話していた。
現場は、JR矢吹駅から南東に5kmほど離れた、住宅が点在する地域。
出典
『枝切り作業中に転落 夫婦死亡』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20180223/6050000202.html
2月23日19時12分に福島民報からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午前9時半ごろ、福島県矢吹町の住宅敷地内で、木の枝を切り落としていた農業Bさん(63)と妻(58)が約10mの高さから転落し、搬送先の病院で死亡が確認された。
死因は出血性ショックとみられる。
警察によると、2人は住人に木の剪定を頼まれ、クレーン車でつり上げたゴンドラに乗って作業中、ゴンドラをつっていたフックが外れて傾き、地上に落下した。
警察が詳しい事故原因を調べている。
クレーンを操作していた男性が2人が落ちるのを目撃し、「約10mの高さから転落して意識がない」と119番した。
出典
『福島、枝切り中に転落の夫婦死亡 高さ10m、ゴンドラで作業』
http://www.minpo.jp/globalnews/detail/2018022301001989
2月24日付で朝日新聞福島中会版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ゴンドラとクレーン車はワイヤで複数個所固定されていたが、そのうちの1箇所が何らかの原因で外れた。
ゴンドラは逆さまになって2人は投げ出され、地面に落下したという。
2人は庭の剪定などを請け負っており、この日も依頼のあった民家で作業中だったという。
(ブログ者コメント)
NHKの映像によれば、ゴンドラは1辺が1m程度の立方体で、側面は網のようなもので囲われているように見える。
フック2か所は外れなかったらしいので、安全帯をしていたら助かったのかもしれない。
2018年2月23日18時19分にNHK東北から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午前、栗原市でトラックに鉄板を積み込む作業をしていた77歳の男性が鉄板と重機の間に挟まれ、搬送先の病院で死亡した。
警察によると、23日午前8時ごろ、栗原市築館の工事現場で、市内に住む土木作業員、Sさん(男性、77歳)が土手の補強工事をしていたところ、鉄板と重機の間に挟まれたという。
Sさんは病院に運ばれたが、胸などを強く打ち、およそ2時間後に死亡した。
現場にいた同僚の話などから、警察は、Sさんが重機から降りてトラックの荷台にひっかかった鉄板をなおそうとしたところ事故にあったと見ているということで、警察は、さらに詳しい状況を調べている。
出典
『鉄板と重機にはさまれ男性死亡』
https://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20180223/0000285.html
2月24日付で朝日新聞宮城全県版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、Sさんは重機を使い、同僚2人と1枚800kgの鉄板をトラックの荷台に積み込む作業をしていた。
荷台に引っ掛かった鉄板を外した際の反動で、鉄板と重機の間に胸を挟まれたという。
死因は出血性ショック。
2018年2月22日21時21分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20km以上歩くなど過酷な社員研修で足に障害が残ったとして、太陽光発電設備などを手掛ける「サニックス」(福岡市)に元社員の男性(52)=広島県福山市=が約2200万円の損害賠償を求めた訴訟で、広島地裁福山支部は22日、サニックスに1592万円の支払いを命じた。
金光裁判官は、「年齢や運動経験を全く配慮せず、研修内容に無理がある」と述べた。
判決によると、男性は2013年に入社し、福岡県宗像市の同社施設で13日間の研修に参加した。
当時48歳で体重が101kgあったが、10人の班で繰り返し歩かされ、終盤には「サニックススピリッツ」と称して24kmを5時間以内で歩く訓練を課された。
会社側には「一人でも離脱したら班全体が失格」、「正社員になれない」などと言われ、男性は鎮痛薬を飲んで完歩。
しかし、右足の膝が動きにくくなる障害などが残り、男性は14年に退社して労災認定も受けた。
同社は「症状の原因は痛風」などと主張したが、金光裁判官は無理な歩行が原因と判断。
その上で、「研修参加者の外出を禁じ、病院を受診する機会を奪っている。『スピリッツ』は個人差や運動経験の有無に全く配慮していない無理があるプログラム」などとし、後遺症による逸失利益や慰謝料などを支払うよう、同社に命じた。
同社は、取材に対し「安全配慮をしていたという認識に変わりはない」と述べた。
出典
『過酷研修で障害 サニックスに賠償命令』
https://mainichi.jp/articles/20180223/k00/00m/040/105000c
2月22日20時30分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
男性は2013年8月に入社。
福岡県宗像市での研修で24kmを5時間以内で歩くプログラムに臨み、4時間51分で歩ききった。
その後、病院で右足関節離断性骨軟骨炎などと診断され、足の一部の関節の可動範囲が狭まるなど、両足に障害が残ったという。
当時、身長171cm、体重101kg。
事前の訓練で足の痛みを訴えたが、「完歩しないと正社員にはなれない」と言われたと主張していた。
判決は、足の障害は研修によるものと認定。
「参加者の個人差や運動経験に配慮していない点で、無理があるプログラム」と指摘し、事前の訓練で痛みを訴えたのに中断させず、医師の診察も受けさせなかったことは安全配慮義務違反にあたるとした。
同社の広報担当者は、「主張が認められなかったことは遺憾。今後の対応は判決を確認してから検討したい」としている。
出典
『24キロ完歩研修「無理がある」 福岡の会社に賠償命令』
https://www.asahi.com/articles/ASL2Q5DNWL2QPITB00M.html
2016年6月27日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第3報修正2として掲載します。
第2報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6054/
(2018年3月2日 修正2 ;追記)
2018年2月22日20時6分に産経新聞westから、工事届が期限内に提出されていなかったとして責任者らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
神戸西労基署は22日、安全管理に不備があったとして、労安法違反の疑いで、元請けの「横河ブリッジ」(千葉県船橋市)の現場責任者の男性(43)と法人としての同社を神戸地検に書類送検した。
送検容疑は、27年9月7日に始まった神戸市北区の橋桁架設工事で、図面や工程表が書かれた建設工事計画届を工事開始の14日前までに管轄の同署へ提出する義務を怠ったとしている。
計画届は、工事開始直前に提出された。
同署は、事故防止につながる手続きを怠った結果、10人を死傷させる事故を招いた責任は重いと判断した。
出典
『新名神・橋桁落下、元請けの横河ブリッジを書類送検 神戸西労基署』
http://www.sankei.com/west/news/180222/wst1802220084-n1.html
(2018年3月22日 修正3 ;追記)
2018年3月16日18時4分にNHK兵庫から、予定していた地盤調査を失念していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察は16日、建設会社の現場所長ら社員4人を業務上過失致死傷の疑いで書類送検した。
警察によると、所長ら3人は容疑を認め、39歳の社員は「危険は認識していなかった」と否認しているという。
警察によると当時の現場所長は、これまでの任意の調べに対して「予定していた地盤調査の実施を失念していた」と話したという。
さらに、事故前日に地盤沈下の影響で地割れが起きていると報告を受けたのに、工期が1週間ほどに迫っていたため、安全対策を取らずに工事を続けたという。
出典
『新名神橋桁落下で4人書類送検』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/2023045131.html
3月16日13時40分に神戸新聞からは、計画外の塩ビシートで橋桁が滑りやすくなっていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月16日2時0分にも神戸新聞から、同趣旨の記事がネット配信されていた。
県警は、4人が事故前日から支柱の沈下を知りながら発注元の西日本高速道路に報告せず工事を続行し、危険な状態にもかかわらず作業員の避難も検討しなかったと判断。
また、橋桁を載せる仮設台には、塗装面の保護などのため、計画外の塩化ビニールシートが使われており、傾いた橋桁が滑りやすくなった要因になったとみている。
出典
『新名神橋桁落下事故 工事元請ら4人書類送検』
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201803/0011073512.shtml
『新名神橋桁落下事故 元請け業者ら4人書類送検へ』
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201803/0011072106.shtml
3月16日7時35分に産経新聞westからは、橋桁が傾いた時の様子が下記趣旨で図解付きでネット配信されていた。
県警は事故後、原因究明のため研究機関に部材の鑑定を依頼。
捜査の末、事故前日の21日午前9時半ごろ、橋桁東側をつり上げていた「ベント設備」の北側支柱が南側支柱より約2.5cm地面に沈み込む「不等沈下」が起きたと特定した。
その後、不等沈下は約4cmに拡大し、北側支柱が西側に約18.5cm傾いたため、全体のバランスが崩れて落下したと結論づけた。
出典
『新名神橋桁落下事故、元現場所長ら4人きょう書類送検 安全管理怠った疑い、「危険と思いながら対策しなかった」 兵庫県警』
http://www.sankei.com/west/news/180316/wst1803160010-n1.html
(2018年7月28日 修正4 ;追記)
2018年7月26日12時37分に日本経済新聞から、元現場所長だけが業過罪で在宅起訴されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
神戸地検は26日、横河ブリッジの工事責任者だった元現場所長(44)を業務上過失致死傷罪で在宅起訴した。
他に同容疑で書類送検されていた3人は不起訴とした。
起訴状によると、元所長は工期内の完成を優先させるあまり、工事計画に反して事前の地盤調査をしなかったほか、落下につながった現場付近の地盤沈下について、事故前日と当日に報告を受けたのに作業員を退避させず、2人を死亡させ、8人に重傷を負わせたとしている。
事故を巡っては、兵庫県警が今年3月、同容疑で元所長ら4人を書類送検。
地検は、地盤沈下を把握していた担当者の中でも、トップである元所長の責任が重いと判断したとみられる。
出典
『元現場所長を在宅起訴 神戸の橋桁落下、業過致死傷罪』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3342415026072018AC1000/
7月26日21時48分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
神戸地検は26日、元現場副所長(44)ら3人の処分について、起訴猶予だったと明らかにした。
捜査関係者によると、工事に関わった期間が比較的短かったことや、3人のうち1人が地盤調査を進言していたことなどを考慮。
地検は、同罪で起訴した元現場所長(44)が現場トップとして責任が最も重く、3人は従属的立場だったと判断した。
捜査関係者によると、元所長は「工期に間に合わせるために地盤調査を省いた」という趣旨の供述をしている。
また、横河ブリッジと元所長は、工事前に必要書類を神戸西労基署に提出しなかったとして、労安法違反容疑でも書類送検されたが、地検は「書類の不備で提出が遅れたのが理由だった」として、起訴猶予処分とした。
出典
『元副所長ら3人は起訴猶予 神戸の橋桁落下事故』
http://www.sankei.com/west/news/180726/wst1807260084-n1.html
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その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。