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2018年1月24日20時44分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月24日19時42分に日テレNEWS24からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午後5時すぎ、東京・品川区で、雑居ビルに設置されたひさしが歩道に落下して壊れ、はね返った破片が通りかかった小学5年生の男の子に当たった。
警察によると、男の子は同じ小学校に通う男女7人と一緒に帰宅する途中で、頭に軽いけがをしたという。
これまでの調べによると、落下したのはビルの3階と4階の間に設置された木製のひさし数枚で、いずれも長さが3m、幅が20cmあるという。
落ちたひさしは外壁と接触する部分が腐食していたということで、警察が詳しい落下原因を調べている。
現場は、京浜急行の青物横丁駅に近い飲食店などが建ち並ぶ一角。
現場近くで店を経営する56歳の男性は、「『ガシャーン』という大きな音がしたので店の外を見ると、ビルの3階に入っている飲食店のひさしが下校する小学生の列の上に落ちたことが分かった。付き添っていた先生とみられる人が、現場から離れるように声をかけていて、1人の男の子が頭が痛いと言っていたが、大けがではなさそうだった。ひさしが取り付けられたのは4、5年前で古くはないので、急に落ちて驚いている」と話していた。
出典
『ビルのひさし落下 小学生軽傷』
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20180124/0006917.html
『ビルのひさし落下、小学生1人ケガ 品川区』
http://www.news24.jp/articles/2018/01/24/07383834.html
2018年1月24日20時40分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午後1時ごろ、大阪(伊丹)空港北ターミナルの手荷物検査場近くで、工事用に設置された重さ約500kgの石膏ボードが倒れた。
30代の女性警備員が逃げる際に転倒し、病院に搬送されたが軽いけが。
警察によると、ボードは高さ約4m、幅約8m、厚さ約1cm。
屋外の工事現場とターミナル内を仕切るために設置されていたが、強風の影響で倒れたという。
空港を運営する関西エアポートによると、現場は約3時間半後に復旧が完了。
運航への影響はなかった。
出典
『大阪空港で重さ500キロボード倒れる 女性1人けが』
http://www.sankei.com/west/news/180124/wst1801240085-n1.html
1月24日23時10分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
関西エアポートによると、現場は出発フロアの保安検査場を抜けた先の通路で、搭乗客が検査済みの手荷物を受け取るテーブルから約5m。
ターミナルの増床工事に伴い、以前はガラス張りだった部分に石膏ボードを立てて仮設の壁にしていた。
関西エアポートが工事を請け負った大林組から状況を聴き、原因を調べている。
出典
『高さ4m、仮設の壁が倒れる 伊丹空港の保安検査場近く』
https://www.asahi.com/articles/ASL1S5GYBL1SPPTB007.html
1月25日12時17分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
避けようとした検査場の30歳代女性警備員が転倒して軽傷を負った。
警察や関西エアポートによると、壁は石こうボード約40枚をアルミ製の骨組みに貼りつけたもので、昨年9月に設置。
仮設壁の裏側は外気に接している状態で、強風にあおられたため、壁を固定していた金具が外れ、倒壊したとみられるという。
出典
『伊丹空港保安検査場で仮設壁倒壊、警備員が軽傷』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180125-OYT1T50029.html
2018年1月24日14時55分に読売新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
23日午後2時50分頃、金沢市西念の市駅西福祉健康センター2階の駅西幼児相談室の窓から、金沢市内に住む1歳7か月の男児が外に転落した。
男児は、同市内の病院に搬送された際、意識はあったが、大けがを負ったとみられる。
市健康政策課の発表によると、男児は、窓際に設置された高さ約70cmの棚に上って遊んでいたところ、半開きの窓から約4~5m下のタイル張りの床に転落した。
当時、窓が施錠されていたかは不明という。
転落時、室内には母親(34)と保育士1人がいたが、目を離した隙に転落したという。
出典
『育児相談受ける施設2階から男児転落、大けが』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180124-OYT1T50022.html
1月25日15時42分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市健康政策課によると、男児は同日、母親(34)と兄2人と共に、同センター2階の「駅西幼児相談室」を訪れた。
窓際に作り付けられた棚(高さ約70cm)の上で遊んでいるうちに、開いた窓から約5m下のタイル敷きの地面に転落したらしい。
母親が気づき、在室していた保育士が119番通報した。
窓は通常閉まっており、縦向きの取っ手を横にして押すと外側に開く仕組み。
棚の上には、普段は置かれていないおもちゃがあった。
同相談室は保育士らが親子の相談に応じる市の施設で、市内の保育所から同センターに移転し、16日に業務を開始。
予約制で、1家族に保育士1人が対応する。
保育士は当時、同じ部屋の事務スペースにいて、男児が棚の上で遊んでいるのは把握していなかったという。
出典
『事故 1歳児、2階窓から外に転落 大けが 金沢市の施設』
https://mainichi.jp/articles/20180125/k00/00e/040/220000c
1月26日16時15分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
金沢市の山野市長は25日、記者会見を開き、窓の無施錠など施設管理に不備があったことを認め、謝罪した。
市は26日、管理する全施設を緊急点検する。
男児は高さ約80cmの棚に上り、窓から転落したとされる。
市によると、室内の4つの窓全てが無施錠だった。
同室の運営は15日に始まったばかりで、窓の施錠が徹底されていなかったという。
棚の横には高さ約40cmのマットが置かれ、小さな子どもでも容易に上れる状況だった。
市の担当者は、「棚に上らないよう指導しているが、配置が適切ではなかった」と釈明した。
また、男児ら子ども3人を見ていた保育士が、転落時に電話で目を離していたことも判明。
ただ、市は「子どもの育児相談を受ける場で、預かる場ではない」として、「監督態勢に落ち度はなかった」と説明した。
出典
『男児転落、施設室内の窓無施錠…市長が謝罪』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180125-OYT1T50114.html
1月26日3時0分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事が窓の写真付きでネット配信されていた。
相談室の業務中は窓の鍵をかけておく決まりだったが、施錠されないまま事務局に鍵が保管されていたという。
駅西幼児相談室は1歳からの未就学児と保護者が利用できる予約制施設。
現在は業務を中止している。
出典
『石川)男児転落事故、窓の施錠せず 山野市長が陳謝』
https://www.asahi.com/articles/photo/AS20180125002922.html
(ブログ者コメント)
〇朝日新聞掲載写真によれば窓の形は長方形で、よく見かけるタイプ。
〇同じような事故は過去にも起きている。
2012年1月26日掲載
[昔の事例の顛末] 2011年10月12日 堺市の小学校で用具入れの上に乗った児童が窓から転落死した事故で最終報告、他所の事例が活かされなかった教訓も反映 (修正1)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/1281/
(2018年3月4日 修正1 ;追記)
2018年2月27日付で朝日新聞石川全県版(聞蔵)から、男児の意識障害が続いているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。 (新情報に基づき、タイトルも修正した)
金沢市は26日、男児の意識障害が続いていることを明らかにした。
市によると、男児は頭部に外傷を負い、「びまん性軸索損傷」と診断された。
目は開いているが、呼び掛けには反応しない状態で、入院中だという。
市は、市有施設の管理者として、治療費や慰謝料を含めた賠償責任を負うとしている。
市は、再発防止策として窓が開かないように固定するほか、相談室内に配置する保育士を2人から3人に増員するなどする。
事故後、幼児相談業務は休止していたが、3月1日から別の場所で再開。
安全対策工事が済み次第、現在の場所に戻って再開するという。
2018年1月26日12時44分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月25日付でテレビ静岡からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
静岡市は24日、同市清水区の市立清水第七中学校のグラウンドで、体育の授業中に突風でゴールが倒れ、2年の男子生徒(14)が右ふくらはぎに2週間のけがをしたと発表した。
ゴールは移動式で、おもりで固定されていなかったという。
市によるとゴールはハンドボール用で、重さ約50kgのアルミ製。
23日午後2時10分ごろ、サッカーの授業で使用中に倒れた。
当時、グラウンドには男子生徒約40人がいたという。
市教委は、担当教諭の認識不足だったとして、市内全ての小中学校に、授業前には複数の職員でゴールの固定を確認するよう指示した。
静岡市の中学校では2004年に、倒れたゴールが当たり生徒が死亡する事故が起きている。
出典
『突風でゴール倒れ中2けが 静岡市で体育の授業中』
http://www.sankei.com/affairs/news/180126/afr1801260029-n1.html
『ゴール倒れ男子生徒ケガ』
http://www.sut-tv.com/news/2018/01/post-2778.php
(ブログ者コメント)
本ブログでは、移動式ゴールが倒れてケガした事例や関連情報を、これまでに何件か紹介している。
また静岡市では、過去にもゴールが倒れて死亡した事故が起きている由。
しかし、またしても同じような事故が起きてしまった。
他県で起きた事例どころか、地元で起きた事故ですら、人が変わるなどして風化し、教訓にならないことがあるということかもしれない。
2018年1月24日付で毎日新聞東京版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午前9時59分ごろ、草津白根山(群馬、長野県境)の本(もと)白根山が噴火した。
気象庁によると、鏡池付近で噴煙が上がり、周囲に噴石が落下した。
本白根山での噴火は約3000年ぶりという。
群馬県などによると、鏡池から数100mの草津国際スキー場(同県草津町)で、訓練中だった陸上自衛隊の男性陸曹長(49)が噴石に当たり死亡、隊員7人とスキー客4人の計11人が重軽傷を負った。
スキー場の山頂付近に外国人客19人を含む約80人が取り残されたが、全員が自衛隊などに救助された。
防衛省によると、訓練していたのは陸上自衛隊第12旅団第12ヘリコプター隊(同県榛東(しんとう)村)の隊員30人で、8人が飛んできた噴石に当たるなどした。
このうち、胸を強打した男性隊員1人が死亡。2人が重体、3人が骨折などの重傷を負った。2人は軽傷。
スキー場では、山頂とふもとを結ぶロープウエーを運行。
噴石は山頂駅近くでゴンドラを直撃して窓ガラスを割り、男女の乗客2人が軽傷を負った。
噴石はレストハウスの屋根も突き破った。
噴石による送電線の切断で停電が発生し、ロープウエーが停止したため、自衛隊がヘリコプターなどでスキー客を救助した。
気象庁は23日、噴火後に草津白根山の噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)→2(火口周辺規制)→3(入山規制)と段階的に引き上げた。
振幅の大きな火山性微動が観測されていたといい、鏡池付近から2kmの範囲では、大きな噴石に警戒が必要とした。
草津白根山は白根山、本白根山、逢ノ峰の総称で、1983年に白根山が水蒸気噴火した。
2014年以降、火山ガス由来の成分の濃度上昇が続いていたため、火山活動が活発化しているとして、噴火警戒レベルを2に引き上げていたが、昨年6月にレベルを引き下げていた。
今回の噴火前に、事前のレベル引き上げは困難だったとしている。
今後の見通しについて、同庁の斎藤火山課長は、「噴火規模は大きくなく、継続的に活動している感じではないため、現時点で融雪型の火山泥流などの恐れはないとみている」と話している。
出典
『草津白根山噴火 1人死亡 スキー場に噴石 陸自隊員ら11人重軽傷 80人
救助』
https://mainichi.jp/articles/20180124/ddm/001/040/177000c
1月26日19時45分に朝日新聞からは、死亡した陸自隊員は同僚をかばって噴石の直撃を受けたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
陸自によると、亡くなった伊沢さんが所属する陸自第12ヘリコプター隊の隊員30人は、23日午前8時半ごろから3つのグループに分かれて、東側にある草津国際スキー場で滑り始めた。
伊沢さんは、上級者グループ(8人)の一人として訓練に参加していた。
噴火後、山頂付近を滑っていた8人は近くの雑木林に避難したが、噴石は数分間降り続き、伊沢さん以外の7人も重軽傷を負った。
陸自の聞き取りに対し、軽傷を負った隊員の一人が「覆いかぶさってくれて、そこに噴石が背中に直撃したようだ」と話しているという。
伊沢さんはスキー場の救護員に救助された際に「肺が痛い」と話していたが、救急搬送中に心肺停止になり、同日午後0時半ごろ、搬送先の病院で死亡が確認された。
出典
『犠牲の陸曹長、別の隊員守り噴石直撃か 草津白根山』
http://www.asahi.com/national/list/
1月26日8時32分に読売新聞からは、ロープウエー山頂駅の責任者は非常電源でゴンドラを動かしたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ロープウェーの山頂駅にいた同駅責任者の男性(51)は、「ドーン」という音で噴火に気付いた。
「2回目の噴火があるかもしれない。とにかく安全な場所に誘導しよう」。
停電で止まったゴンドラを非常電源で動かし、山頂駅の中に入れた。
ゲレンデから逃げてきた人も合わせて、避難したスキー客は約70人に上った。
屋根を突き破る噴石から守るため、同僚と手分けしてすぐに全員を地下の宿直室などに避難させた。
午後2時頃に救助隊が到着。次々と麓まで搬送された。
出典
『山頂で係員が機転…スキー客70人を地下へ誘導』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180126-OYT1T50030.html
1月28日付で毎日新聞からは、山頂駅の女性従業員は冷静に客を避難誘導したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
噴火で、近くのスキー場の山頂付近にスキー客ら81人が取り残された。
だが、従業員の冷静かつ迅速な避難誘導が功を奏し、緊迫した状況の中でも混乱なく全員がその日に救出され、けが人も軽傷者2人のみだった。
最小限の被害で済んだ背景には、噴火を想定した訓練の積み重ねで養われた、従業員の的確な判断力があった。
23日午前10時過ぎ。草津国際スキー場のロープウエー山頂駅近くにあるレストランの従業員、萩原さん(女性、62歳)は、同僚や客と談笑していた。
窓越しに、天に向かって伸びる「灰色の筒のようなもの」が3本見えた。
ほぼ同時に、「ズドーン」というごう音とともに20~30cmほどの噴石が天井を突き抜けて落ちてきた。
レストランは、噴火した火口から500mほどしか離れていなかった。
「これ、噴火だ!」
厨房のガスをすぐに止めた。
次々に逃げ込んで来たスキー客には、窓際に近づかないよう呼びかけながら備え付けのヘルメットを渡し、地下のトイレと約8畳の宿直室へ誘導した。一番安全な場所だと考えたからだ。
噴石で送電線が切断され停電したため、地下は真っ暗で暖房も止まった。
「大丈夫ですか」「寒くないですか」。落ち着かせようと、約70人の客に声をかけながら売店のお菓子とジュースを配った。
噴火が収まった昼過ぎからは、レストランで救助を待った。
午後3時ごろから自衛隊や消防による救出活動が始まり、約3時間半後に全員が下山した。
萩原さんは「どうやって安全を確保するか考えた。冷静に対応できた」と振り返った。
草津町は、本白根山の北側にある白根山(2160m)の噴火を想定した避難訓練を毎年実施していた。
スキー場を運営する草津観光公社の山本会長(69)は、「『何かあったら客を安全なところに避難させないといけない』という意識があったのだと思う。今回を教訓に、より良い避難誘導の方法をさらに検証したい」と話した。
出典
『草津白根山噴火 訓練通り、従業員沈着 スキー客にヘルメット/安全な地下へ
誘導』
https://mainichi.jp/articles/20180128/ddm/041/040/092000c
(ブログ者コメント)
文字情報として報じられた記事は見つからなかったが、テレビでは、亡くなった隊員がかばったのは後輩の女性隊員だったと報じられていた。
2018年1月22日19時26分にNHK静岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年11月、御前崎市にある浜岡原発の5号機で、金属製の容器を切断中に煙が発生したことについて中部電力は、切断の際に出た金属の粒子が集じん機のフィルターに付着し、その粒子が燃焼したしたとみられると発表した。
去年11月、運転を停止している浜岡原発5号機のタービン建屋1階の搬入口の近くで、作業員が使用済み核燃料をプールに貯蔵するための金属製の容器を廃棄しようと切断していたところ、切断で出る金属の粒子を集める集じん機のフィルターから煙が発生した。
煙はすぐに収まり、けがをした人はなく、外部への放射能の影響もなかった。
その後、中部電力が原因を調べたところ、切断の際に出た金属の粒子が集じん機のフィルターに付着したことで、その粒子が燃焼したとみられることがわかったという。
中部電力では再発防止策として、この集じん機を使う場合はフィルターへの金属粒子の流入を減らすため、吸い込み口に金属板を取り付けるなどの対策を取ることにしたという。
出典
『浜岡 発煙原因は金属粒子の付着』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/3034586861.html
※当時の報道は下記。
(2017年11月18日14時52分 産経新聞)
18日午前10時ごろ、中部電力浜岡原発5号機のタービン建屋内で、集じん機のフィルターから煙が上がった。
協力会社の社員が消火器で消し止め、消防に通報。
11時10分ごろに鎮火を確認した。
けが人はおらず、外部への放射能漏れもないという。
中部電力によると、使用済み核燃料を入れる金属製のかごを切断する作業中で、集じん機で金属粉を集めていた。
同社が原因を調べている。
出典
『浜岡原発5号機建屋で発煙、けが人なし』
http://www.sankei.com/life/news/171118/lif1711180030-n1.html
(ブログ者コメント)
2018年1月22日付で中部電力HPに、事故の詳細が写真やイラスト付きで掲載されている。
以下は抜粋。
調査の結果、発煙の原因は、溶断作業によって稀に発生する粒径の大きなスパッタ(注)が集じん機の吸込口から内部に流入し、フィルタに付着したことで、火種となりフィルタが着火・燃焼したものと推定しました。
このため、溶断作業時に集じん機を使用する場合は、スパッタの集じん機内部への流入を低減するため、吸込口に金属板を取り付けることおよび現場監督者がスパッタの飛散状況を確認することにより、再発防止を図ってまいります。
更に、より速やかに異常を発見することを目的に、火気監視員は集じん機の状況を常時確認します。
(注)スパッタとは、溶断・溶接作業において発生する高温の金属粒子のことであり、集じん機の捕集対象としているヒューム(溶断・溶接作業において発生する煙状の微細な金属のちり)よりも大きな粒子です。
https://www.chuden.co.jp/corporate/publicity/pub_release/press/3266891_21432.html
2018年1月25日21時29分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
首都圏を襲った大雪は、都心の交通網に大混乱をもたらした。
気象庁などが「早めの帰宅」を促した結果、主要駅には家路を急ぐ会社員らが殺到。
ホームは人であふれ、長時間にわたって入場制限がかけられた。
逆に、雪がピークを超えた夜遅い時間帯には混雑が緩和され、企業や官庁が一斉に帰宅を促すことのデメリットが浮き彫りになった。
22日午後7時半ごろの渋谷駅。
JRや東京メトロ、東急などの路線が連絡する駅構内は大勢の人々で埋め尽くされた。
東急田園都市線では午後3時56分から入場規制がかかり、閉鎖された改札前には100mを超える行列ができた。
鉄道ジャーナリストの梅原淳さんは、「鉄道は雪に弱い乗り物。輸送力が弱まった駅に帰宅を急ぐ人がなだれ込めば、パニックになるのは当然」という。
梅原さんは、「通常の速度を時速80kmとすると、レール下4cmの積雪で列車の稼働率は半減する。帰宅させるなら、雪が降り始める前か、雪がやんだ後にすべきだった」と指摘した。
気象庁が「早めの帰宅」を呼びかけたのは、22日午前10時すぎ。
担当者は、「夕方以降、雪は強まる見通しで、帰宅の時間帯に交通機関が乱れ、かなり影響が出ることが考えられる。時間に余裕を持って行動してほしい」と求めた。
呼びかけはテレビや交流サイト(SNS)で拡散。
多くの企業が呼応し、早めの退勤を促した。
その結果、職場を後にした人たちが短時間に集中して駅に到着し、大混乱が発生。
東急田園都市線渋谷駅で5時間以上入場規制がかけられたほか、京急品川駅や西武池袋線池袋駅、JR蒲田駅でも、一時、入場を制限した。
ある私鉄の広報担当者は、「入場規制は、ホームや階段から転落しないよう安全を確保するため、やむを得ない対応だった」と打ち明ける。
混雑は、ほとんどの路線で深夜までには解消。
遅めの時間帯には、空いている電車も多かった。
インターネット上では、国交省が大雪前日に緊急発表した「不要不急の外出を控える」との注意喚起にも批判の声が上がる。
SNSには「どこから不要不急なのか。国として対象となる部分を示して」、「理解に苦しむ日本語」などのつぶやきが相次いだ。「企業も学校も休みにすべきでは」との投稿もあった。
石井啓一国交相は23日の閣議後記者会見で、「不要不急の基準は個人の事情で違ってくる。大事なのは、普段と状況が大きく変わる可能性が高いことを念頭において判断すること」と述べた。
筑波大の糸井川栄一教授(都市リスク管理学)は、「気象庁は『1時間に50mmの降雨量』などとだけ警告するのではなく、それがどの程度の被害につながるかを分かりやすく発信すべきだ」と情報発信の改善を求め、「企業側はしっかりと災害情報を収集し、降雨量や積雪量が増える前に早めに帰宅命令を出す判断をする必要がある」と指摘している。
出典
『大雪、早めの帰宅が混乱拡大 駅に殺到・入場規制』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO26141020V20C18A1CC1000/?n_cid=NMAIL007
一方、1月23日付で東洋経済オンラインからは、大雪時の電車の間引き運転は逆効果だという、鉄道関係者の寄稿文?がネット配信されていた、
首都圏では1月22日の昼過ぎから雪が激しくなり、夕方の帰宅ラッシュの鉄道は大混乱した。
首都圏で大雪となるたびに鉄道は大混乱し、利用者の間では「自然災害なのだから仕方ない」と、あきらめの声が大半だ。
豪雪地では、この程度の雪なら列車は普通に運行するが、首都圏では違う。
「数年に1度の大雪のために豪雪地のような設備投資はできない」というのが、首都圏の鉄道事業者の共通認識だろう。
しかし、あきらめることはない。
大きな設備投資をしなくても、東京の鉄道をもっと雪に強くする方策はある。
筆者は、JR東日本に17年間勤めた間にさまざまな実務を経験し、雪に関しては、長野支社で3年間みっちりと経験した。
・・・・・
長野勤務の3年間に普通の20年分くらいの雪の経験を重ねたが、先輩たちから教わった中で、最もなるほどと思ったことは、「列車を動かし続けると、線路にも架線にも雪は積もらない。止めると積もる」という点だ。
言われれば当り前のことなのだが、雪との格闘を散々しただけに、実感としてよくわかった。
ところが、豪雪地で働くベテランたちの声に反し、雪が降ると列車を間引いて本数を減らし、雪を積もらせてトラブルを起こすケースが多い。
1月11日夜から12日にかけて発生した信越本線の15時間半の立ち往生トラブルがその典型だ。
大雪時に計画的に間引き運転するのは、過去の経験に基づき、多数の列車が運行していると、何かあったときに駅間停車が続出し、収拾がつかなくなるからである。
しかし、現場を見ると、間引き運転がかえって混乱を拡大している。
ここでは、22日の夕方ラッシュの山手線の様子をレポートしよう。
・・・・・
いったん混んだ列車は停車時間が伸び、次の駅以降で待っている人が増え、ますます遅れる。
そのため、1周の在線を見ると、遅れ、かつ混んだ列車を先頭にした数珠つなぎがいくつかできていた。
先行列車と間隔が空いた列車を中心に、超満員だった。
乗っている人の大半は「災害だから仕方ない」とあきらめの心境だろうが、混雑の原因は計画的な間引き運転である。
・・・・・
長野の大雪対策のベテランたちから教わったように、間引かないことで雪が積もることを防ぐべきだ。
短い間隔で運行することで、列車がラッセル車の役割を果たすことができる。
極論を言えば、むしろ増発すべきだ。
大雪時は、ブレーキ始動点を早くせざるをえないため,走行時間が伸びる。
ホームで待つ乗客は足元がすべって乗降に手間取り,停車時間が伸びることもある。
山手線の例で言うと、本来なら1周65分のところ68分になるなら、駅間停車を避けるため間引き運転をしているわけだが、20本の在線を逆に21本に増やすことで、通常と同じ輸送力を実現できる。
・・・・・
出典
『首都圏「大雪時の間引き運転」は逆効果だ 増発すれば列車がラッセル車代わりに
なる』
http://toyokeizai.net/articles/-/205736
(ブログ者コメント)
信越線のトラブルについては、下記参照。
2018年1月17日掲載
『2018年1月11日 新潟県三条市でJR信越線の電車が大雪で動けなくなり15時間缶詰状態、普段雪が降らない場所ゆえ普段通りの積雪対策をしていたが想定外の大雪が降った (1/2)』
・・・・・
降雪でダイヤが乱れ運休が続出したため乗客が集中し、“運転強行”に判断が傾いた可能性がある。
現場付近では日中の除雪は実施されておらず、1本前の電車は約2時間前に通過。
電車は雪をかき分け進んだが、2分ほどで運転席の窓近くまで雪がたまり、停車した。
・・・・・
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7948/
2018年1月22日14時9分にNHK兵庫から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月21日22時59分に朝日新聞から、1月22日15時34分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後3時過ぎ、神戸市垂水区塩屋北町で、住宅の裏にある斜面で作業をしていたパワーショベル(0.7トン)が突然滑り落ち、このパワーショベルを引き上げようとした別のパワーショベル(2トン)もバランスを崩して斜面を滑り落ちた。
2台のパワーショベルは、それぞれ別の住宅にぶつかり、このうち、1棟の住宅は台所の壁に縦横2mほどの穴が開いたほか、別の住宅は1階の屋根瓦が崩れ落ちる被害が出た。
事故当時、いずれの住宅にも住人がいたが、けがはなかった。
警察や工事業者によると、2台のパワーショベルは太陽光パネルを設置するため、高さ10mほどの斜面のなかほどで地面をならす作業などをしていたという。
近所の女性は、「大きな音がしたあと、隣の家の人が助けを求めてきました。急な斜面で工事をしていたので心配でした」と話していた。
パワーショベルが滑り落ちた詳しい状況はわかっておらず、労基署が安全管理などに問題はなかったか確認している。
警察によると、現場では昨年10月頃から地面を整地する造成工事が行われていた。
出典
『重機2台が滑り落ち 住宅壊す』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/2024579941.html
『重機滑り落ち民家に衝突 起こそうとした重機も隣家壊す』
https://www.asahi.com/articles/ASL1P6WYWL1PPIHB04R.html
『重機滑落し民家破壊、引き揚げ用重機も突っ込む』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180122-OYT1T50037.html?from=ycont_top_txt
1月21日20時55分に神戸新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後5時20分ごろ、神戸市垂水区塩屋北町2で、造成工事をしていたパワーショベルが斜面を滑り落ち民家に激突、1階の屋根部分が損傷した。
そのパワーショベルを引き上げようとした別のパワーショベルもバランスを崩し、アーム部分が隣の民家1階の台所兼リビングの壁を突き破った。
アームで壁を壊された民家に住む女性(71)は、当時、台所で調理中だった。
「バン」という激しい音と同時にアームが壁や窓ガラスを突き破り、女性の目の前まできたという。
なおも「バリバリ」という音がして、パワーショベルが徐々に建物内に入ってきたため、すぐに避難し隣家に助けを求めた。
女性は、「急な斜面での工事だったので、(土砂が)崩れ落ちないかいつも心配だった。まさかパワーショベルが落ちてくるなんて。あと少し立つ位置が違っていたら巻き込まれたかもしれない」と青ざめていた。
近隣住民によると、工事関係者は「太陽光パネルを設置するための工事」と説明していたという。
出典
『造成工事の重機が民家破壊 住人の目の前にアーム』
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201801/0010916874.shtml
2018年1月20日20時31分にNHK愛媛から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午前7時すぎ、愛媛県松前町の東レ愛媛工場で、ポリエステル繊維の生産施設で勤務していた松山市南吉田町の会社員、Tさん(男性、45歳)が、ベルトコンベアーの上を移動していたポリエステル繊維入りの袋と鉄柵の間に挟まれた。
この事故でTさんは病院に運ばれたが、まもなく死亡した。
警察によると、ポリエステル繊維は縦80cm、横1m10cm、奥行き70cmの形で袋に詰められ、重さが約250kgあるという。
Tさんは、工場から委託された会社の従業員として、ベルトコンベアーで運ばれてくる袋が正しく流れているか確認する業務にあたり、事故当時、曲がっていた袋を直そうとライン上で作業していたという。
東レ愛媛工場によると、現場では当時、完成した製品をこん包した物をベルトコンベアーで運ぶ作業が行われ、通常はライン稼働中に鉄柵の中に人が立ち入ることはないという。
警察は、Tさんが作業中に誤って鉄柵に挟まれたものと見て、事故の詳しい原因を調べている。
出典
『東レ愛媛工場で事故1人死亡』
https://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20180120/0000267.html
2018年1月19日20時31分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
防災ヘリコプターによる山岳遭難者の救助費を巡り、今月から全国で初めて有料化した埼玉県は、19日、救助した県内の60代男性に5万5000円を請求したと発表した。
県消防防災課などによると、男性は16日午後2時ごろ、同県小鹿野町の二子山の登山道で足を滑らせて約50m滑落し、県の防災ヘリで救助された。男性は重傷を負った。
県条例は、山岳救助費をヘリの燃料費相当分として運航5分あたり5000円と定めている。
今回は58分間運航した。
条例は昨年3月に成立した。
2010年に同県秩父市の山中で遭難者を救助中の防災ヘリが墜落し乗員5人が死亡した事故や、遭難事故の多発がきっかけだった。
請求対象となるのは、救助に危険が伴う二子山、甲武信ケ岳、雲取山、日和田山、笠取山、両神山の6つの山の埼玉県側にかかる頂上付近。
レジャーで入山した人に限定され、林業従事者などは対象外だ。
山岳救助費は、山梨県も昨年4~6月に導入を検討した。
しかし、救急車の利用は無料なのに、なぜヘリは有料なのかといった課題が指摘され、有料化を見送った。
山梨県消防保安課は、「埼玉での効果を検証するなどし、必要があれば再び検討したい」と話す。
北アルプスを抱え、1年間で250件以上の山岳遭難が発生する長野県は、「有料化の必要性はない」(消防課)という。
県警や自衛隊のヘリが救助する場合もあり、担当者は「県の防災ヘリで救助した場合だけ有料にするのは難しい」と話す。
出典
『埼玉県 山岳遭難で防災ヘリの救助費請求 5万5000円』
https://mainichi.jp/articles/20180120/k00/00m/040/105000c
1月19日18時48分に時事通信からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
埼玉県は19日、登山中に滑落した男性を県防災ヘリコプターで救助し、手数料として5万5000円を男性に請求したと発表した。
県防災ヘリによる山岳遭難救助を有料化する全国初の条例が今月施行されて以来、手数料請求は初めて。
県によると、男性は県内在住の60代。
小鹿野二子山の西岳中央峰山頂(埼玉県小鹿野町)から約330mの地点で16日、滑落して重傷を負った。
同行者から通報を受け、消防がヘリの出動を県に要請。
ヘリは救助のため、同日午後4時5分ごろから58分間飛行した。
県は条例に基づき、今回の救助場所を含む県内6区域で登山者を救助した場合、原則、手数料を徴収。
手数料は5分間の飛行で5000円で、5分未満の端数は切り捨て。
出典
『山岳ヘリ救助で5万5000円=有料化後初の請求-埼玉県』
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018011901086&g=pol
2016年11月16日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6474/
(2018年1月26日 修正1 ;追記)
2018年1月19日13時13分に日刊スポーツから、H社が缶詰を製造した下請け業者を提訴したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月19日付でテレビ静岡からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
下請け業者が製造したツナ缶にゴキブリとみられる虫が混入し、ブランドイメージが傷つけられたとして、H社(静岡市)が下請けのO食品(同)に約8億9700万円の損害賠償を求める訴えを静岡地裁に起こしていたことが19日、分かった。
訴状によると、2016年10月、山梨県内のスーパーで販売したツナ缶に虫が混入していたことが判明。
混入問題が報道されるなどし、判明から約5カ月間で売上高は想定より約16億9300万円減少。
また、消費者からの問い合わせに対応する緊急コールセンターの設置や購入者への返金などの負担も強いられたという。
H社は、O食品とH社ブランド製品を製造する基本契約を締結した際、異物混入対策や品質問題が起きた場合の対応を取り決めており、「被告の責によるため、問題処理にかかった費用を負担する義務を負う」と訴えている。
H社は「係争中のためコメントは差し控える」とし、O食品は「原告の損害と異物が混入したこととの因果関係は認められない。法的責任を負う理由はなく、全面的に争う」とのコメントを出した。
H社は調停を申し立てていたが、不成立となったため、提訴に踏み切った。
(共同通信)
出典
『H社が下請け業者提訴、ツナ缶に虫で損害賠償』
https://www.nikkansports.com/general/news/201801190000360.html
『H社虫混入で製造元提訴』
http://www.sut-tv.com/news/2018/01/post-2762.php
(ブログ者コメント)
今回の報道を機に再調査したところ、昼休みに製造ラインを止めていた際に缶の中に入った可能性があるという、下記趣旨の記事が見つかった。
(2016年10月28日 19時17分 J‐CAST ニュース)
・・・・・
J-CASTニュースの取材に対し、はごろもフーズでは、混入した原因について次のように話す。
「ツナの肉を入れる缶は、フィルムが巻かれた状態から取り出して、洗って製造のラインに置きます。
従業員がお昼休みにラインを止めて外に出ますが、この間に虫が缶の中に入ってしまった可能性があります。
そのまま気づかずにラインを再開したため、肉を詰める機械に缶が入ったということです」
一方、従業員が工場に入るときに、エアシャワーを浴びるなどしているが、服などに虫が入っていれば完全には防げないとした。
これまでに工場内に虫が入ったケースについては、極めて少ないながらも、まったくゼロではないという。
混入が分かってからは、昼休みのときは空の缶が残らないようにするなどの再発防止対策をしたとしている。
出典
『ツナ缶の真ん中にゴキブリ1匹 H社が自主回収しない理由』
https://www.j-cast.com/2016/10/28282099.html?p=all
また、H社は問題発覚時に対応を誤ったという記事も見つかった。
長文につき、冒頭部分のみ紹介する。
記事中、同じ事故でもマスコミの報じ方はマチマチであり、中には印象操作につながりかねない表現の記事、見出しもあるとの論調もある。
(2016年11月3日 ダイヤモンド オンライン)
H社のSチキンにゴキブリ混入が発覚した。
2014年12月、P社の焼きそばにゴキブリ混入が発覚し、半年の長きに渡って販売中止となった事件は記憶に新しいが、両ケースとも、不祥事そのものに加えて、お粗末な広報対応がネット上の「炎上」に油を注いだ。
P社を苦しめたあの「黒い悪魔」が、今度はSチキンに「大炎上」をもたらした。
10月27日、「SチキンLフレーク」に1.5cmほどのゴキブリの死骸が混入していることが発覚した。
メディアの取材に対して製造元のH社が、「同様の申し出がなく、他の商品への混入はない」と、公表や自主回収などの対応をとらないと回答したことに、ネットのみなさんの怒りが爆発してしまったのだ。
このような批判の嵐をうけ、同社は慌ててホームページ上に「お詫び」を掲載。
混入の事実を公表したものの、鎮火するどころか、「言い方が気に食わない」「上から目線だ」と、さらに炎上。
翌日には、当該製品の協力企業名まで明記して製造休止を宣言する「お詫び②」を掲載する事態に追い込まれる。
当然、株価も下落。
28日までに苦情や問い合わせは約900件にも上ったという。
・・・・・
出典
『Sチキンのゴキブリ炎上、「公表しない」宣言が運命を分けた』
http://diamond.jp/articles/-/106719
2018年1月19日12時39分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
米臨床腫瘍学会の、がん予防委員会は、「飲酒はがんの危険性を高める可能性がある」として、アルコールを飲み過ぎないよう注意を呼びかける声明を発表した。
飲酒とがんの関係は、国際がん研究機関(IARC)をはじめ国内外の研究機関から報告されているが、同学会が飲酒の危険性を公式に認め、対策に乗り出すのは初めてという。
声明によると、過剰な飲酒は、喉頭、食道、肝細胞、結腸などのがんの原因になり得るほか、女性の乳がんに関しては、適量の飲酒でも、わずかに危険性を高めるとの研究報告がある。
世界で新たにがん患者となる人の5.5%、がんによる死亡者の5.8%は飲酒が原因と考えられるという。
米国立衛生研究所(NIH)などは、アルコール5%のビール1缶(約340mℓ)を2時間以内に男性なら5本、女性なら4本飲むことを「深酒」とし、1カ月に5日以上、そのような飲み方をした場合に「過剰な飲酒」としている。
最新の英国での研究によると、特定の条件下では、マウスの体内でアルコールの成分により、血液のもととなる細胞のDNAが破壊されることが確認された。
欧米の研究者は「飲酒ががんを発症させる仕組みが明らかになりつつある」としている。
出典
『米学会 酒はがんの危険高める 飲み過ぎに注意 声明発表』
https://mainichi.jp/articles/20180119/k00/00e/040/192000c
ちょっと古いが、2017年11月24日17時0分にJCASTニュースからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
適度のお酒は健康によいという研究が相次いでいるが、やはり飲みすぎは決定的によくないようだ。
特に、がんになるリスクが驚くほどアップする。
米国臨床腫瘍学会は2017年11月7日、機関誌「Journal of Clinical Oncology」に「酒を飲みすぎると、これだけがんになる人が増える」という緊急声明を発表、具体的に各がんの発症リスクを列挙し、米国民に飲酒を控えるよう訴えた。
【1日に日本酒2合半以上が危険ライン】
同学会のプレスリリースによると、今回の緊急声明は、学会が2017年10月に行なった「米国人のがんに関する意識調査」で、「アルコールががんの発症リスクを高めている」という事実を70%以上の人が知らないことがわかり、危機感を抱いたからだ。
そこで、声明ではまず「がんによる全死亡のうち5~6%はアルコールが直接の原因になっている」と説明。
これまでの膨大な研究により、飲酒が主要な原因の1つであることが明らかになっている次のがんについて、「飲みすぎるとどれだけ発症リスクが高まるか」具体的な数字を列挙した。
飲みすぎ(ヘビードランカー)のレベルは、1日にアルコールを50グラム以上摂取する人で、まったく飲まない人と比較した。
ちなみにアルコール50グラムは、ビール中ビンなら2.5本、日本酒なら2.5合弱に相当する。
「キビシー!」と思う人もいるだろうが、厚生労働省が「健康日本21」の中で推奨する「節度ある適度な飲酒」の量は、1日平均アルコール20グラム程度だ。
これは「大体ビール中ビン1本、日本酒1合、ウィスキーダブル1杯」などに相当する。
学会が公表した主ながんの発症リスクは次のとおりだ。
(1)口腔がん・咽頭がん 5.13倍
(2)食道がん 4.95倍
(3)咽頭がん 2.65倍
(4)肝臓がん 2.07倍
(5)女性の乳がん 1.61倍
(6)大腸がん 1.44倍
このほか、すい臓がん、胃がん、頭頚部がんなども飲酒との関連が濃厚であるとして、「最善のがん予防法はアルコールを控えること」、「男性は1日に2ドリンク以下(注:1ドリンクはアルコール30グラム弱)、女性は1日に1ドリンク以下に」と呼びかけている。
出典
『酒飲み過ぎでがん発症リスクがこれだけ増える! 食道がん5倍、肝がん2倍 米学会が声明』
https://www.j-cast.com/2017/11/24314438.html
2018年1月19日7時41分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
昨年7月、日本航空の旅客機が、管制の許可を受けないまま関西空港に着陸していたことがわかった。
同社は、機長らに厳重注意するとともに、管制との連絡や確認などの体制について改めて指導したという。
同社や国交省によると、トラブルを起こしたのは台北発関西空港行きの旅客機(ボーイング737―800型)で、昨年7月8日昼過ぎ、同空港に着陸する際に、管制の着陸許可を受けずに着陸した。
滑走路にほかの航空機などはおらず、乗客ら約130人にけがはなかった。
一般的に、旅客機が空港に着陸する際には、安全のために、まず管制から滑走路への進入許可を受け、その後、着陸の許可を得る必要がある。
今回のケースでは、機長と副操縦士は進入許可を受けた後、他の航空機と管制とのやりとりや操縦手順などに気を取られ、着陸許可を受けるのを忘れたという。
出典
『日航機が許可なく関空着陸…管制への連絡失念』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180119-OYT1T50011.html
1月19日16時1分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
担当の管制官は他の業務に気を取られて許可を出したと思い込み、旅客機の機長らも操縦手順などに気を取られていたという。
出典
『着陸許可、管制側も失念…他の業務に気を取られ』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180119-OYT1T50105.html
(ブログ者コメント)
ダブルヒューマンエラー事例として紹介する。
2018年1月19日付で茨城新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
納豆メーカー大手のタカノフーズ(小美玉市野田、高野成徳社長)は、同社が保有する納豆菌「S-903」に、ノロウイルスの発症予防や感染症状の緩和効果が期待できるとの研究成果を発表した。
一般的な納豆菌と比べて免疫機能が約1.5倍高いのが特長で、インフルエンザ予防や花粉症の緩和などの効果も既に確認されている。
同納豆菌を使った商品も、年間出荷計画を上回る好調ぶりだ。
研究成果は、納豆や納豆菌の持つ健康価値などの情報発信を目的とした「おかめ『納豆サイエンスラボ』」の研究発表会で、同社とS-903の共同研究を進める中部大の林京子客員教授が発表した。
発表によると、ノロウイルスに感染させる前の3日間と感染後の7日間の計10日間、マウスにS-903入りの水かS-903使用の納豆を投与したところ、水だけ与えたマウスと比較して、排せつ物中のウイルス量が摂取後数日は約3分の1程度に抑えられることが確認された。
同社は、これらの免疫効果に着目し「すごい納豆S-903」を開発、昨年2月に販売を始めた。
同社によると、年間計画の出荷数は7カ月目に達成し、同11月末までに当初計画の76%増となる3700万食分を出荷した。
新たな免疫効果をセールスポイントに販売促進を図ろうと、ツイッターで感想を寄せた購入者を対象に、1ケース36食分が903人に当たるキャンペーンを4月15日まで実施している。
同社は、「あっさりして食べやすい納豆。菌に着目した商品は珍しい。消費者の声を商品づくりに反映させていくためにも、より多くの人に食べてほしい」としている。
出典
『納豆菌にノロ感染予防効果 実験で確認 タカノフーズ保有の「S-903」、関連商品の出荷好調』
http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=15162713007420
2018年1月16日16時53分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月17日付で朝日新聞神戸版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午後1時50分ごろ、神戸市西区岩岡町岩岡で軽トラックと軽乗用車が接触し、後方を走っていたトレーラーが急停止した際、積んでいた過酸化水素水が路上に漏れ出た。
コンテナ内のタンクが倒れ、液が漏れ出したとみられる。
消防や専門業者が処理にあたった。
警察は、兵庫県稲美町の印南西場交差点~同市西区岩岡町の上岩岡交差点の約1.2kmと、同町の上岩岡北交差点~同町の秋田交差点の約2.2kmを通行止めしている。
警察によると、過酸化水素水は濃度によっては劇物になるが、トレーラーに積まれていた過酸化水素水の危険性は不明。
午後4時現在、けが人や周辺住民から健康被害の報告はないという。
出典
『接触事故でトレーラーから過酸化水素水 2・2キロ通行止め 神戸』
https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/kobe/nation/kobe-20180116017
(ブログ者コメント)
神戸新聞には、牽引されているコンテナ2両のうち、前側のコンテナの扉が開いている写真が掲載されている。
2018年1月20日2時0分に神奈川新聞から、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。
19日午後2時40分ごろ、山北町川西の東京電力峰発電所の職員から、「敷地内で事故があり、停電したようだ」と110番通報があった。
警察によると、電線が切れてショートし、点検作業をしていた30代の男性作業員が数10mの高さに宙づりとなった。
男性は約1時間10分後に救助された。
影響で、周辺の約2万1000軒が停電した。
東京電力パワーグリッド小田原支社によると、停電したのは、山北町、松田町、大井町、中井町、静岡県小山町の全域と、小田原市、秦野市の一部。
約3時間20分後に全地域で復旧した。
同社などによると、切れたのは鉄塔間に渡されていた、電気が通っていない避雷用の電線。
男性作業員が電線の上で点検作業をしていたところ、突然切れ、切れた電線が送電線に触れてショートしたという。
現場では、男性を含む計6人の作業員が、同日朝から作業をしていた。
広い範囲で停電したため、公共交通機関などにも影響が出た。
JR御殿場線は約1時間40分にわたって運休、約1300人に影響した。
警察によると、管内の数多くの信号機が消えたため、署員が交通整理に当たった。
停電した大井町役場は非常用電源に切り替わったものの、コンピューターシステムがダウンし、窓口業務が停止した。
事故を目撃した60代の夫婦は、「線が切れてショートし、青白い火花がすごい勢いで出ていた」と話していた。
出典
『県西部で2万軒超停電 電線点検中に事故』
http://www.kanaloco.jp/article/305151
1月20日9時15分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午後2時40分頃、神奈川県西部と静岡県の約1万9000世帯で停電が発生した。
同午後6時までに全世帯で復旧した。
神奈川県山北町川西の東京電力峰発電所付近で男性作業員が送電線に接触したことが原因とみられ、東京電力が調べている。
東京電力などによると、作業員は雷の直撃から配電線や送電線を保護するための「架空地線」で作業中、架空地線が切れて宙づりとなり、下方の送電線に接触した。
作業員は命綱をしており、消防署員や同僚によって救助された。
病院に搬送され、意識はあるという。
出典
『作業員宙づり、送電線に接触…1万9千世帯停電』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180120-OYT1T50014.html
1月19日18時12分にFNNニュースからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
午後2時42分ごろ、「電線が切断して、人が電線にぶら下がっている」と、119番通報があった。
救急隊が現場に向かい、およそ1時間後に男性作業員は救出され、意識はあるという。
東京電力によると、停電は、作業中に電線を切ってしまったのが原因とみられている。
出典
『作業中に電線切断 神奈川と静岡で大規模停電』
https://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00382434.html
(ブログ者コメント)
神奈川新聞の写真などから推測すると、鉄塔間に架かる送電線で作業していた模様。
2018年1月21日3時1分に大分合同新聞から、同趣旨の記事がネット配信されていた。
県は20日、県沿岸で取れるショウサイフグの皮を自宅で調理して食べた宇佐市内の80代夫婦が食中毒になったと発表した。
夫婦は同市内の病院に入院中だが、いずれも快方に向かっているという。
県によると、夫婦は19日午前8時半ごろ、フグ2匹の皮をみそ汁に入れて食べた。
同正午ごろから、唇のしびれ、手足の脱力感、嘔吐などの症状が出て、病院に運ばれた。
病院から通報を受けた保健所が調査。
残品がなく、夫婦からの聞き取りにより、種類はショウサイフグで、皮に含まれる毒(テトロドトキシン)が原因と推定している。
尿検査などで確定する。
夫婦は18日に知り合いの漁師から5匹を譲り受け、同日の夕食でも、調理した身や皮を食べた。
「小さい頃から、腹がつるつるであれば身や皮を食べても大丈夫と聞いていて、これまでも食べていた」と話しているという。
フグは、食品衛生法で、食べられる種類や部位が定められている。
皮は、肝や卵巣などとともに、食用を禁じた種類が少なくない。
県内のフグによる食中毒は、1970年以降、36件目。
これまで8人が死亡した。
県食品・生活衛生課は、「素人が調理して食べるのは非常に危険。専門の資格を持った人に任せてほしい」と呼び掛けている。
出典
『フグの皮食べ中毒 高齢夫婦、自宅で調理 宇佐市』
https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2018/01/21/JD0056543212
1月21日3時0分に朝日新聞大分版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
県内のフグによる食中毒は、2016年8月以来。
食べたフグは「ショウサイフグ」とみられ、フグ毒(テトロドトキシン)があるため、皮などは食品衛生法で販売することなどが禁止されている。
同課によると、県北部では、ショウサイフグなど沿岸部でとれるフグを「ナゴヤフグ」と呼んでいる。
夫婦は、「昔から、ナゴヤフグの中でも腹部にトゲがないものの身と皮は食べても大丈夫だと聞いていた。これまでも自分たちで調理して食べていた」と話しているという。
2人はフグを調理する免許を持っていなかった。
出典
『大分)「ナゴヤフグ」食べ80代夫婦が食中毒 宇佐』
https://www.asahi.com/articles/ASL1N42MWL1NTPJB001.html
1月20日16時2分にNHK大分からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
保健所の聞き取りに対し、夫婦は「地元の言い伝えで、腹がツルツルしているフグは食べても大丈夫だと思っていた。これまでも、もらったフグを自分たちで調理して食べてきた」と話しているという。
県食品・生活衛生課の佐伯課長は、「こうした言い伝えは信じないでほしい。専門の免許を持たない人がフグを調理して食べるのは非常に危険なので、絶対にしないでほしい」と注意を呼びかけている。
出典
『自宅でフグ調理 2人食中毒』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/5074550601.html
(ブログ者コメント)
〇漠然とした安全伝承を長年信じてきて起きた事故。
昨日までの安全が今日の安全を保障するものではないということを改めて教えてくれた事例だ。
〇この事例の数日前にも、愛知県三河地方のスーパーで昔から毒がないと言われてきたフグの肝が売られていたという、下記趣旨の報道があった。
(2018年1月18日11時50分 朝日新聞)
愛知県蒲郡市のスーパーがフグの肝を販売し、県が「絶対に食べないで」と注意を呼びかける騒ぎになった。
国はフグの肝には毒があるとして販売を禁じているが、問題のフグは地元ではよく食べられていたという。
なぜ、これまで問題にならなかったのか。
売られていたのは「ヨリトフグ」の切り身と肝のパックで、15日に5個売れた。
県によると、買った人の一人が偶然、「ふぐ処理師」の免許を持っている人で、「肝が入っている」と保健所に連絡。
県は返品を呼びかけたが、すでに2パックは食べられた後だったという。
健康被害は確認されていない
・・・・・
問題のスーパーは1998年に「ふぐ処理施設」の設置届を県に出し、2年以上のフグ処理の経験があり、食べられる部位を区別する実技試験に合格した専門職の「ふぐ処理師」も置いていた。
だが、このスーパーは県に「ヨリトフグの肝臓は無毒で、売っていいと思っていた」と話しているといい、処理過程で除かれることなく売られていた。
県が16日、食品衛生法に基づきスーパーに立ち入り調査したところ、20年近く肝を売っていた可能性が出てきたという。
これまで、毒にあたることはなかったのだろうか。
地元の海産物販売所の店員は「昔から、浜辺で育った地元の人は肝をみそ汁や鍋などで食べていた」と話す。
ニュースで騒ぎになり、地元のみんなは驚いている」のだという。
フグの肝を食べる習慣は、蒲郡市周辺だけではない。
「シロサバフグの肝は脂がのっておいしいのに、子どもたちに食べさせてあげられない」。宮崎県川南町の漁協に勤める男性(41)はこう話す。
川南町は日向灘で育った天然の「シロサバフグ」が特産品だ。
昔は肝も食べていたが、微量の毒が検出され、店では買えなくなったという。
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出典
『スーパーでフグの肝販売、なぜ? 地元でなじみの味』
https://www.asahi.com/articles/ASL1L3QMWL1LUBQU004.html
〇各種フグの可食部位は、厚労省HPに一覧表として掲示されて
いる。
『処理理等により人の健康を損うおそれがないと認められるフグの種類および部位』
http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/poison/animal_01.html
2018年1月18日21時52分にYAHOOニュース(時事通信)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
オーストラリア・ニューサウスウェールズ州で18日、荒波にさらわれた少年2人がドローン(小型無人機)による救助活動のおかげで無事助かった。
ドローンによる水難救助は世界でも初とみられるという。
オーストラリアでは水難救助にドローンを活用する試みが進められており、各地の海岸でドローン数10機の実用テストが行われている。
少年2人は東部沿岸のレノックスヘッドの沖合で遊泳中、3mの波にさらわれた。
目撃者らから通報を受けたライフセーバーは、すぐにドローンの操縦士に連絡。
直ちに現場海域にドローンが派遣された。
ライフセーバーの監督者であるジェイ・シェリダンさんは、地元紙ゴールドコースト・ブリテンに対し、「ドローンを現場まで飛ばし、(ドローンから)1~2分で救命用具を投下することができた」と語った。
シェリダンさんによると、通常では、ライフセーバーが救助などを必要としている人の元に到着するまで、もう数分かかるという。
救助された2人は、やや疲労が見られるものの、けがなどはないという。
出典
『世界初か、波にさらわれた少年2人をドローンで救助 オーストラリア』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180118-00000050-jij_afp-sctch
1月18日23時18分にNHK NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
オーストラリアの海岸で、沖合に流された男の子2人が、小型の無人機、ドローンで運ばれた救命用具につかまって救助され、ドローンを活用した新たな人命救助の方法に関心が集まっている。
オーストラリア東部ニューサウスウェールズ州の海岸で18日、10代の男の子2人が沖合に流されているのが見つかった。
海岸近くでは、当時、ライフセーバーの団体が州政府と合同で人命救助用のドローンの操作訓練を行っている最中で、通報を受け、ドローンに救命用具を搭載して現場に向かわせた。
ドローンのカメラの映像には、高さ3m以上の波にのまれる男の子たちの姿が捉えられ、ドローンを操作したライフセーバーは、この映像を頼りに、男の子たちのすぐ近くに、空気で膨らむ棒状の救命用具を投下し、無事かどうか監視を続けた。
地元メディアによると、男の子たちは、救命用具につかまって沖合およそ700mの地点から海岸まで泳いで戻り、大きなけがはなかったという。
ドローンは現場に70秒ほどで到着したということで、州政府の担当者は、ライフセーバーが泳いで向かうのに比べて、6分の1の時間で、到達できたとしている。
州政府は、ドローンを活用した初めての人命救助だとしていて、各国のメディアがこの救助劇を取り上げ、関心が集まっている。
出典
『ドローンが子どもを救助 沖で救命用具を投下』
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180118/k10011293981000.html
1月19日18時42分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同州は昨年12月、海の安全へのドローン活用に43万豪ドル(約3800万円)の予算を使うと発表。
ビーチの近くに人間を襲うサメがいないかを海上から見つけるのが大きな目的だが、海難救助にもつながった。
南半球の豪州は現在、夏。
各地のビーチは海水浴を楽しむ人たちでにぎわうが、昨年6月末までの1年間に全国で50人がおぼれて亡くなった。
出典
『世界初?ドローンから海面に浮輪、少年2人を救助 豪州』
https://www.asahi.com/articles/ASL1M4CTTL1MUHBI01B.html
(ブログ者コメント)
以下は、Japan Today-News配信のユーチューブ映像。
https://www.youtube.com/watch?v=hHtdc25Z2ic
2018年1月18日20時2分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午後5時44分ごろ、伊達市館山下町のH精糖所の職員から、男性作業員が水路に転落したと通報があった。
男性は水路の中で仰向けで水につかった状態で見つかり、同僚が引き上げ救急車で伊達市内の病院に運ばれたが、意識不明の重体。
警察によると、男性が倒れていた水路は砂糖の原料のビートを工場内に運ぶためのもので、深さが1m20cmほどあり、水が勢いよく流れているという。
男性は工場の下請け会社の70代とみられるアルバイトで、1人でビートを水路に流す作業を行っていたという。
警察は、男性が誤って水路に転落したとみて、事故の状況を詳しく調べている。
出典
『精糖工場の水路転落か 男性重体』
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20180118/4506291.html
2018年1月18日23時58分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午後1時20分ごろ、名古屋市南区丹後通の名古屋高速大高線の上り線で、走行中の観光バスから複数のスーツケースが道路上に落下した。
バスは車道に停車し、運転手や乗客が歩いてスーツケースを拾うなどしており、愛知県警高速隊は道路交通法違反容疑も視野に調べる。
名古屋高速道路公社などによると現場は片側2車線で、星崎料金所近くの右カーブ。
追い越し車線を走っていたバスのトランクルームの扉が開き、10数個のスーツケースが車線に散乱した。
バスは料金所手前の走行車線で停車し、運転手や乗客がバスから降りて荷物を拾ったという。
監視カメラの映像を確認した公社のパトロール隊が約20分後に現場に到着したが、バスは既に出発していた。
バスの後ろを走行していた愛知県の会社員女性(38)は、「追い越し車線を走っていて、あおるようにバスに車間を詰められた。車線を譲った直後にスーツケースが落ちてきた。一歩間違えば大事故になっていた」と話した。
公社は、「落とし物をした際は速やかに連絡し、車外に出ないよう注意してほしい」としている。
道交法は高速道路上での歩行を禁じ、走行時の積載物転落防止措置を義務付けている。
出典
『名古屋高速大高線 走行中バスから落下 複数の荷物道路に』
https://mainichi.jp/articles/20180119/k00/00m/040/149000c
(ブログ者コメント)
CBCニュースからは、追い越したバスの左側トランクルームがゆっくりと開き、スーツケースが長さ数10m程度の区間に散乱する様子がユーチューブで配信されている。
https://www.youtube.com/watch?v=5j1ERqMUQxc
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
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その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。