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2016年9月25日付で中日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
名古屋市は10月から、使い終えたスプレー缶の回収を「穴開け不要」方式に切り替える。
従来は、可燃性ガスを抜くために穴を開けて回収に出すよう呼び掛けていたが、方針を転換した。
ただ、ガスが残った状態で出すと、処理の際などに爆発する危険があるため、「中身を完全に使い切って」と呼び掛けている。
家庭での缶の穴開けで、ガス漏れによる引火で火災が相次いでいることを受け、40年以上続いていた方式を切り替える。
昨年5月に札幌市で夫婦が死亡する火災があったほか、名古屋市内では、2013年度から3年間に、調理中に台所で穴を開けてコンロの火に引火するなどして、計21人がやけどしたとの報告がある。
こうした事態を踏まえ、環境省は各自治体に、穴開けをしないよう積極的な対応を要請。
20政令市のうち、すでに13市が「穴開け不要」方式を採用し、全国的にも主流となっている。
一方、14年4月には、瀬戸市の廃棄物処理会社で、回収したスプレー缶の処理作業中に従業員が死亡する爆発事故が発生。
ガスが残ったままのスプレー缶を圧縮したのが原因とみられる。
スプレー缶は、可燃ごみの日に、可燃ごみとは別に資源ゴミ袋か透明の袋などに入れて出す。
市環境局の担当者は、「スプレー缶を誤って不燃物として出してしまったり、回収や処理の過程で混在したりする可能性があり、ガスが残っていると事故につながる危険がある」と説明。
事故防止を呼び掛けるチラシを全戸配布し、注意喚起する。
今後、業者に穴開けを任せることで、年間3500万円ほど処理経費が増えるという。
出典
『スプレー缶、穴開け不要に 名古屋市、10月から』
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20160925/CK2016092502000050.html
(ブログ者コメント)
ついこの前、札幌市でも来年夏から穴開け方式に変更するという情報を掲載したばかりだ。
2016年9月26日13時28分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月26日12時44分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
東京ドームで25日夜に行われた歌手で俳優の福山雅治さん(47)のライブで、演出として発射されたテープがスタッフの女性(42)の顔に当たり、女性が右目の眼球が破裂するなどの重傷を負っていたことが、26日、警視庁富坂署への取材で分かった。
女性は、当時、「キャノン砲」と呼ばれる、高さ約80cm、口径約8.2cmの発射装置の近くにいて、発射ボタンを押す担当のスタッフと無線で連絡を取っていたといい、同署は、業務上過失致傷の可能性もあるとみて、関係者らから事情を聴いている。
同署によると、テープは何重にも巻かれており、直径約3cm、高さ約2.3cmの筒状だった。
キャノン砲に詰め込んで空気圧を利用して発射し、観客席に向けて散乱させる仕組みだったという。
キャノン砲は、福山さんら出演者が立つステージと観客席の間にある、スタッフが出入りするスペースに置かれていた。
発射の直前の25日午後9時過ぎごろ、発射担当のスタッフが女性に「間もなく発射するので、(キャノン砲に)近寄らないでください。ほかのスタッフにも周知してください」と無線連絡。
直後に女性から「テープが当たった」と連絡があったという。
この日のコンサートは、事故後も中断することはなかった。
26日も、予定通り行われるという。
出典
『福山雅治さんのライブでテープが女性スタッフに直撃 眼球破裂の大けが』
http://www.sankei.com/affairs/news/160926/afr1609260005-n1.html
『女性スタッフの目にテープ直撃し重傷 福山雅治さん公演』
http://www.asahi.com/articles/ASJ9V41DFJ9VUTIL01W.html
同趣旨だが若干表現の異なる記事が、上記以外、複数のメディアからネット配信されていた。
以下は、それらの抜粋。
(2016/9/26 13:01 日本経済新聞)
発射されたのは8本のビニールテープを束ねたもので、負傷した女性は、装置にこれを詰めたり、周囲に注意を呼びかけたりする担当だった。
発射は遠隔操作で、周囲の安全を確認してから行う手順になっていた。
同署は、安全確認が不十分だった可能性があるとみて、発射装置の操作を担当していた会社などから事情を聴いている。
出典
『福山さん公演、目にテープ直撃でスタッフ重傷』
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG26H4J_W6A920C1CC0000/?n_cid=NMAIL002
(2016/09/26 11:59 テレ朝ニュース)
警視庁によると、キャノン砲は80cmの筒にテープの玉が35個詰められていて、ステージに8個設置されていた。
当時、キャノン砲から女性スタッフが離れたことを確認して発射したという
出典
『福山さんライブで スタッフにテープ直撃で眼球破裂』
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000084221.html
2016年9月26日付で埼玉新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日正午ごろ、さいたま市北区吉野町2丁目の埼玉県魚市場内の冷蔵室で、食品仕分け会社のパート女性(49)が、スライドドアと支柱に挟まれた。
女性は胸を圧迫され、搬送先の病院で死亡が確認された。
警察によると、女性は台車を片付けようと、壁と支柱の間の隙間に入っていたところ、冷蔵室と冷凍室を分けるスライドドアが開いて挟まれたという。
ドアを開けるためのスイッチが両室に一つずつあり、冷凍室にいた同社の男性従業員(56)がスイッチを押した。
冷凍室からは、冷蔵室にいた女性の様子は分からなかったという。
男性が119番した。
警察で詳しい原因を調べている。
出典
『ドアに挟まれ女性死亡 市場の冷蔵室、片付け中にドア開く/さいたま』
http://www.saitama-np.co.jp/news/2016/09/27/01.html
2016年9月25日付で毎日新聞大阪版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月24日21時9分に産経新聞westから、9月26日付で朝日新聞大阪市内版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午前11時35分ごろ、堺市北区新金岡町5丁の北区役所1階のエントランスホールの足場の組み立て作業場から「作業員が足場から転落し、意識がない」と119番通報があった。
転落したのは建築作業員の男性で、全身を強く打ち、病院で死亡が確認された。
警察によると、区役所は5階建てで、玄関ホールは吹き抜け構造だった。
この日は朝から作業員4人で、天井改修工事用の足場を天井に向けて組み立てていたという。
男性は、吊りあげられた足場の筋交いを受け取る作業中に、約17mの高さから転落したとみられる。
安全帯を着用しておらず、警察は、男性が誤って足を踏み外したとみて、事故原因を調べている。
出典
『転落 足場から 作業員が死亡 堺・北区役所 /大阪』
http://mainichi.jp/articles/20160925/ddl/k27/040/251000c
『作業員が17メートルの足場から転落、死亡 堺市北区役所の天井工事中』
http://www.sankei.com/west/news/160924/wst1609240063-n1.html
2016年9月24日13時22分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月24日13時6分にNHK首都圏NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午前10時40分頃、東京都千代田区の日比谷公園で開かれていた日韓交流イベントの会場で、ガス爆発が起きた。
消防などによると、30~40歳代の男性3人が顔などにやけどを負って病院に搬送されたが、いずれも軽傷という。
警察によると、男性3人が韓国料理の屋台の開店準備をしていた際に、調理用コンロを乗せていたテーブルが倒れ、ガスボンベと接続していたホースが抜けて、漏れたガスに引火したとみられる。
主催者側によると、午前11時のイベント開始前だったため、周囲に客はいなかったが、会場は当時、大勢の人でにぎわい、爆発が起きた際は、一時、騒然となった。
祭典を見に来ていた50代の女性は、「屋台のあたりでガスが漏れるようなシューという音に続いてバンという大きな音がして火柱が上がりました。その後、白い煙が上がりましたが、すぐに火は消えました。救急車や消防車が集まってきてびっくりしました」と話していた。
出典
『屋台のガスに引火、爆発で3人軽傷…日比谷公園』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160924-OYT1T50075.html
『公園の屋台でガス爆発3人軽傷』
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20160924/5952782.html
2016年9月29日18時52分にNHK山口から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月29日21時8分に山口放送(日テレNEWS24)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
山口市の消防署で、心肺停止の救急患者などに使われ劇薬に指定されている「アドレナリン」が入った容器1本がなくなっていることがわかり、消防は、内部での紛失のおそれもあるとみて確認を急いでいる。
山口市消防本部によると、今月24日の朝、消防署員が「アドレナリン」が入った容器の保管状況を確認したところ、43本のうち1本(濃度0.1%・1mℓ)がなくなっているのがわかったという。
「アドレナリン」は薬事法で劇薬に指定され、心肺停止した救急患者の心拍の再開を促すために投与される医薬品で、心拍のある人に投与すると血圧が異常に上がり、生命への危険が生じるおそれがあるという。
当該消防署は、アドレナリンを救急隊待機室内にあるカギのかかる薬剤保管庫で管理し、毎朝1回、保管状況を確認していて、保管庫のカギが壊された痕跡はないという。
山口市消防本部は、内部での紛失や盗難のおそれもあるとみて、「アドレナリン」の容器がすべて保管されていることが確認された今月23日の朝から翌日の朝までの間の状況について、署員への聞き取り調査を行うなど、確認を急いでいる。
山口市の山田消防長は、「発見に至らず市民のみなさまにご心配をおかけし、深くおわび申し上げます。速やかに具体的な対応策を検討します」とコメントしている。
出典
『山口市の消防署が劇薬紛失』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/4063094361.html?t=1475272205927
『消防署でアドレナリン紛失』
http://www.news24.jp/nnn/news8708241.html
(ブログ者コメント)
消防署でも紛失することがあるとは・・・。少し驚いた。
2016年9月23日11時35分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福岡県内の居酒屋のメニューでよく見かける「ごまさば」。
春に福岡に赴任して、どんな料理だろうと注文したら、運ばれてきたのは、何と生のサバ。
記者が育った東京では、生で食べる習慣はないうえに、「生サバを食べるとあたる」と聞いていた。
なぜ、福岡の人は平気なのか。
福岡市博多区博多駅前3丁目の飲食店「はじめの一歩」。
たれにつけたサバの刺し身に、刻みネギやすりごまをふりかけた「ごまさば」は、店の人気メニューだ。生サバ特有のコリコリした食感がたまらない。
福岡の人には常識かもしれないが、ごまさばの「ごま」は、すりごまのこと。
てっきり、サバの種類の一つ「ゴマサバ」のことだと思っていたが、多くの店で使われているのはマサバという。
その理由について、店の田中さん(女性、54歳)は、「身が締まって脂が乗っているから」と話す。
では、なぜ関東などでは危ないとされているのか。
関東近郊の海でもサバは水揚げされ、鮮度にそう違いがあるとは思えない。
魚の生態などに詳しい東京大大学院農学生命科学研究科の良永知義教授(魚病学)に聞いてみると、こんな答えが返ってきた。
「それは、寄生虫の違いですね」
良永教授によると、サバなど多くの魚の内臓に寄生し、食中毒の原因になる「アニサキス」に、その秘密があるという。
アニサキスは長さ2~3cmで、肉眼でも見ることができる。
酢に漬けるだけでは死なず、刺し身などで摂取すると、激しい胃痛や吐き気が襲う。
東京都健康安全研究センターは、2007~09年、全国14産地でとれた218匹のマサバの寄生虫を分析した。
すると、長崎、福岡など、日本海側のマサバに寄生するアニサキスは、高知から青森までの太平洋側のマサバに寄生するアニサキスと比べて、マサバの内臓から刺し身となる筋肉部位へと移る割合が約100分の1にとどまっていたという。
つまり、日本海側のサバに寄生するアニサキスは刺し身部分に移行しにくく、生で食べても食中毒になりにくいと考えられる、と良永教授は説明する。
福岡だけでなく、関サバで有名な大分など、サバの生食は九州で根付いている。
地域の食文化の違いに寄生虫が影響を及ぼしているとは、意外だった。
福岡の郷土料理に詳しい中村学園大非常勤講師の松隈紀生さんには、「ごまさばのような食べ方が広まったのは、しょうゆが一般的に手に入るようになった江戸時代後期から明治時代初期にかけてではないか」と教えてもらった。
食品学が専門の中村調理製菓専門学校の黒木晶子准教授によると、マサバは秋が旬。
脂のいっそう乗ったごまさばが楽しみだ。
出典
『福岡の生サバはあたらない? 秘密はアレの違い』
http://www.asahi.com/articles/ASJ8Y5213J8YTIPE010.html
(ブログ者コメント)
ブログ者が長年疑問に思っていた本件、ようやく理由がわかった。
しかしながら、九州のアニサキスであっても、筋肉部位に移行する割合が低いだけで、移行しないということではない。
となると、たまには中毒事例があるはずだが、それでも九州には生食文化が根付いている。
なぜか?
ブログ者思うに、九州では、アニサキスが原因で食中毒になるリスクは、サバであってもその他のサカナであっても同程度であり、それは社会的に許容される範囲内・・・ということではないだろうか?
ブログ者も、以前、生のスルメイカを捌いた際、薄皮の下に数mm程度白くなっている部分を見つけ、包丁で切ったところ、中から白い虫が出て動き回った・・・そんな経験をしたことがある。
これがアニサキスかと酢をかけてみたが、確かに死ななかった。
ことほどさように、生のサカナやイカには、アニサキスが潜んでいる可能性がある。
以降、イカに限らず刺身を食べる時は、ジックリ眺め、その後、よく噛んで食べるようにしているが、気づかないままアニサキスを生食している・・・そんなことがあるかもしれない。
一方、なぜ日本海側のアニサキスだけが筋肉部分に移行しにくいのか疑問に思い、調べてみると、日本海側と太平洋側で、アニサキスの種類が違うという記事が見つかった。
以下は、その抜粋。
(東京都健康安全研究センターHP)
『アニサキス症とサバのアニサキス寄生状況』
長崎県から石川県の日本海産のマサバに寄生するアニサキスの80%以上がアニサキス・ピグレフィーで、高知県から青森県までの太平洋側で水揚げされるマサバでは、80%以上がアニサキス・シンプレックス・センス・ストリクトの寄生でした。
すなわち、マサバの生息域でも海域により寄生するアニサキスの種類が異なることが分かりました。(図3)。
マサバの内臓から筋肉部位(刺身の部分)へのアニサキスの移行率は、表2よりアニサキス・シンプレックス・センス・ストリクトの方がアニサキス・ピグレフィーと比較して100倍以上高いことが明らかとなりました。
また、国内のアニサキス感染者100名より摘出した虫体の99%がアニサキス・シンプレックス・センス・ストリクトであったという調査結果が報告されたこともあり、アニサキスの種類の違いがヒトにおけるアニサキス症患者数に反映しているのではないかと考えています。
http://www.tokyo-eiken.go.jp/assets/issue/health/webversion/web28.html
2016年9月23日22時18分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午後4時ごろ、堺市堺区塩浜町の製鉄会社で「クレーン作業中に男性が挟まれた」と119番があった。
クレーン点検会社社員の男性(68)が搬送され、約1時間後に死亡した。
警察によると、高さ約9mの天井部分に固定されたクレーン上で点検作業中、取り付けたはしごと、横に動きだしたモーターとの間に挟まれた。
同僚男性が、直前に合図した上でモーターを動かしていた。
警察が当時の状況を調べている。
出典
『クレーンに挟まれ男性死亡 大阪・堺』
http://www.sankei.com/west/news/160923/wst1609230093-n1.html
2016年9月24日6時1分に長野日報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月23日22時39分と9月24日付で中日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午前8時すぎから、駒ケ根市赤穂地域の広範囲で、水道水から油の臭いがするとの通報が市へ相次いだ。
市が調べたところ、取水口と切石浄水場を結ぶ用水路の近くにある同市菅の台の宿泊施設から灯油が漏れ、用水路などに流れ込んで浄水場に流入したことが判明。
流出量は不明だが、浄水場でろ過する前の水をためるタンクからは、強い異臭が発生していたという。
浄水場の運用は止めているものの、汚染された水道水は約2000トンに上り、供給が続いている。
市は、箕輪ダム(箕輪町)を水源とする上伊那水道事業団が配水している水道水に切石浄水場からの水が混合しないよう処置し、中心市街地から市場割一帯への流入を止めた。
一方、切石浄水場への汚染された取水路を止め、別の水路で太田切川から取水し、浄水場を洗浄する作業を進めている。
一時は、市の人口の7割以上に当たる2万4400人が住む範囲に影響が出た。
市は、市民に対し午前10時すぎから、水道水が臭う場合には飲まないよう、防災行政無線や安全安心メールなどで注意を呼び掛けるとともに、市内20カ所に給水所を設置。
伊那、飯田、諏訪、茅野、岡谷の5市の応援を受け、医療・福祉施設や飲食店などへの給水にも追われた。
家庭では、トイレ以外で水が使えないため、市が各地に給水所を開設し、ポリタンクを抱えた市民の行列ができた。
医療機関や福祉施設、小中学校の給食、飲食店などでも影響が出た。
市は、24日正午までの復旧を目指し、浄水場内の各施設の洗浄や汚染された水を消火栓から抜く作業を続けている。
杉本市長は、原因施設について、「大雨の影響で灯油流出に気付くのが遅れ、故意ではなかったと聞いている」とし、賠償請求などは、今後、検討するとした。
出典
『水道水に灯油混入 駒ケ根市内7割超で影響』
http://www.nagano-np.co.jp/articles/8436
『水道水に灯油混入、市内4分の3世帯に被害 長野、駒ケ根』
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2016092390223915.html
『「手洗ったら水弾いた」、駒ケ根 水道水に灯油、市長陳謝』
http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20160924/CK2016092402000012.html
9月28日付で毎日新聞長野版からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
灯油が漏れたとされる宿泊施設の関係者が、27日、伊那市内で記者会見し「多くの方々に迷惑をかけ、心の底からおわび申し上げます」と陳謝した。
流出の経路や原因については「まだ判明していない」としたうえで、施設側に原因があった場合は、被害者に対して法的責任を取る考えを示した。
宿泊施設の小原社長(43)によると、新館2階屋上に設置した灯油タンク(100ℓ)から漏れたと特定。
当時激しく降っていた雨の影響で雨水に混じり、切石浄水場が取水している大田切川に流れ込んだとみられる。
油は屋上の床に付着していたが、灯油タンク本体や地下の大型タンク(10000ℓ)とつなぐ送油管などに損傷はなく、漏れた形跡もなかったと説明。
小原社長は、「何らかの事情でタンクからオーバーフローした可能性は否定しきれない」と話した。
出典
『駒ケ根の灯油漏れ水道水混入 宿泊施設側が陳謝』
http://mainichi.jp/articles/20160928/ddl/k20/040/152000c
2016年9月22日19時25分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。
国交省は、暗くなると車のヘッドライトが自動で点灯する「オートライト」の搭載を、2020年4月以降に売り出される新型車から、メーカーに義務づけることを決めた。
日没前後の「薄暮」の時間帯に多発する高齢の歩行者らの事故を減らす狙い。
10月に、道路運送車両法に基づく車の保安基準を改正する方針だ。
オートライトは、車に搭載されたセンサーが明るさを感知し、自動で点灯、消灯をするもの。
日本自動車連盟(JAF)の調査によると、国内ではすでに約3割(14年8月時点)の車にオートライトが搭載されている。
ただ、これらはドライバーが手動で点灯・消灯を選択もできる。
新基準では、昼間や停車中は手動で点灯・消灯できるが、夜間走行中は強制的に自動点灯され、自分で消すことはできなくなる。
これにより、暗くて視界が悪くなっているのに、ドライバーが「まだよく見える」と思い込み、点灯が遅れて事故につながるのを防ぐ狙いがある。
国交省は、晴天の日の日没15分ほど前の明るさにあたる1000ルクス未満になると、2秒以内に点灯するように義務づける方針。
国際的にも安全運転に十分な明るさとされる7000ルクスを超えたら、5分以内に消灯する。
1000~7000ルクスで点灯するかどうかは、メーカー各社の判断に任せるという。
詳細は、10月に改正する車の保安基準で規定する方針だ。
20年4月より前に発売された型式の車には、適用されない。
自動点灯義務化の背景には、日没前後に高齢の歩行者の死亡事故が集中していることがある。
国交省によると、14年の交通事故死者は4113人。
死亡した半数が歩行者と自転車に乗った人で、歩行者の71%、自転車の64%を65歳以上の高齢者が占めた。
高齢者の死亡事故の発生時間を分析すると、若い世代の事故とは違い、日没前後の薄暮の時間帯が突出して多いことがわかった。
一方、JAFが14年に計約4万5千台を対象に実施した調査では、日没30分前にヘッドライトをつけていたのは0.9%だけ。
5分前で10.3%、日没時でも22.8%にとどまった。
国交省自動車局は、「早めの点灯はドライバーからの見えやすさだけでなく、歩行者に車の存在を知らせる意味合いが大きい。特に視力が落ちている高齢者には見やすくなり、薄暮時の事故を減らせるはず」としている。
国交省が「オートライト」の搭載を義務づける背景には、多発する高齢者の交通死亡事故がある。
2014年に65歳以上の歩行者が亡くなった事故の発生時間帯を調べ、日没時間を照らし合わせたところ、一年を通して事故は日没の時間帯に集中していた。
たとえば、日没時間が午後5時台だった14年9月の死者は、午後4時台が3人、5時台10人、6時台13人、7時台5人、8時台3人、9時台2人だった。
日没と重なる5時台と、直後の6時台が突出して多かった。
国交省の担当者は、「日没の時間帯、とくに直後に死者が集中する。恥ずかしいなどの理由で早めの点灯をためらう人もいるが、死者を出さないことの方が大切」と指摘する。
出典
『車のライト、夜間の自動点灯を義務化へ 20年4月から』
http://www.asahi.com/articles/ASJ9P5HCHJ9PUTIL03C.html
『高齢者の事故、日没時に集中 車の自動点灯で防止狙う』
http://www.asahi.com/articles/ASJ9Q6S3QJ9QUTIL00X.html
(ブログ者コメント)
ブログ者のマイカーにもオートライトがついている。
しかし、真昼間に山間部の樹木の間を通る時など、点灯しても無駄だと感じ、これまでは手動で操作してきた。
それを、この記事を読んだ翌日から、常時オートライトにしてみたのだが、思った以上に点いたり消えたりして、無駄感は大いにある。
しかし、たまにオートライトにしている車に出会うこともある。
安全意識が高い人も中にはいるのだ。
要は安全第一。
安全ブログを書いている身としては、まず隗より始めよということで、このままオートライトモードで運転することにする。
2016年9月22日13時55分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
タチウオ釣りで用いられる「テンヤ」という仕掛けが底引き網漁の網に絡まり、漁師が額にけがをする事故が、今月、兵庫県淡路市の森漁港沖で発生した。
周辺では、釣り人が古くなったテンヤを切って海中に捨てる行為が問題となっており、淡路県民局は、「故意に海中に投棄せずに、責任を持って回収してほしい」と呼びかけている。
テンヤは、魚の頭に似せたおもりと針が一体になった本体に、アジやイワシをくくりつけてタチウオを狙う仕掛け。
大きいものでは、本体の長さが10cm以上、おもりの重さは150g以上になる。
事故は、7日午前8時ごろ、森漁港の約15km沖で発生。
40代の男性漁師がワイヤの巻き上げ作業中、ワイヤに引っかかったテンヤが跳ね上がり、額に当たり、3針を縫うけがを負った。
森漁協によると、多い日で、1回網を巻き上げるごとに10個近くのテンヤが引っかかり、水揚げにも影響が出ているという。
担当者は、「数年前から引っかかることが多くなり、釣り客らに注意を呼びかけてきたが、減る気配がない」と話す。
同県民局水産課によると、テンヤを故意に海中に捨てた場合、海洋汚染防止法違反として1000万円以下の罰金が科せられることがあり、捨てた人が特定できれば、けがの賠償責任も発生するという。
釣り人が捨てずに持ち帰れば防げる事故も多いことから、同課は、遊漁船や釣具店の団体などを通じて、故意に海中に捨てないよう、今月中にも呼びかける方針で、島内に釣りで訪れることの多い京阪神の釣り人にも、周知を強めるとしている。
同課の担当者は、「マナーの問題。漁業に支障が出ていることを知ってもらい、故意に捨てずに適切に処理するよう呼びかけていきたい」と話している。
出典
『タチウオ釣りの仕掛けで漁師が額を3針縫うけが 兵庫県が注意呼びかけ』
http://www.sankei.com/west/news/160922/wst1609220024-n1.html
(ブログ者コメント)
投棄した釣り人は、まさか自分が捨てたテンヤでけがする人が出るなど、思ってもみなかったのではないだろうか?
事故の因果関係が遠く離れたところにある・・・・そんな事例だと感じたので、紹介する。
2016年9月22日17時28分にNHK松山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午前9時半ごろ、愛媛県四国中央市中曽根町の「中田井浄水場」で、ポンプの設置作業をしていた今治市の会社員の男性(50)が高さ5.4mの足場から転落した。
男性は病院に運ばれたが、頭などを強く打っていて、まもなく死亡が確認された。
警察によると、男性は、事故の1時間ほど前から新しい浄水ポンプを設置する基礎となる部分を作るため、足場の上で鉄筋を組む作業をしていた。
足場の下にいた別の作業員が「ドン」という音を聞いて、見ると男性が床面に倒れていたという。
警察は、男性が作業中に何らかの原因でバランスを崩して転落したものとみて、作業の安全対策も含めて、事故の詳しい状況を調べている。
出典
『浄水場で作業中に転落死』
http://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20160922/5904131.html
2016年9月22日14時21分に伊賀タウン情報ユーから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月22日20時41分に読売新聞から、9月23日付で朝日新聞三重全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
9月23日付の伊勢新聞紙面にも、同趣旨の記事が掲載されていた。
9月22日午前7時50分ごろ、名張市鴻之台1番町の市役所1階総合窓口センターの証明コーナーで、庁舎管理委託業者の職員の小島さん(男性、64歳)が電動の防火シャッターに首を挟まれているのを市職員が発見し、119番通報した。
小島さんは市内の病院に搬送されたが、心肺停止の重体。
同市や警察の発表によると、窓口センター付近を通りがかった市の男性宿直職員がうめき声を聞き、確認に向かったところ、うつ伏せでシャッターに首が挟まった小島さんを発見。
通報で駆け付けた救急隊が救出した。
市によると、庁舎の管理業務は小島さんの勤務先に委託している。
この日は午前9時から市職員の採用試験があるため、事務フロア側に立ち入らないよう、同8時までにシャッターを閉めるよう、委託業者に指示。
小島さんは、21日午前8時半から22日同8時半までの勤務で市役所におり、このシャッターを下ろす作業にあたっていた。
事故当時、庁舎内には小島さんと2人の男性宿直職員しかいなかった。
シャッターは金属製で、幅6m、高さ3.8m、厚さ4cm。
壁にあるボタン式の操作盤で昇降させる形式で、同月10日に年2回の点検を終えたばかりで、異常は見られなかったという。
同市の羽後・契約管財室長は、「再発防止策について検討したい」と話した。
現在、警察が詳しい事故原因を調べているが、近くにあった正方形の扇風機の上部がへこんでおり、小島さんがシャッターの降下スイッチを押した後、妨げになった扇風機を取り除こうとして挟まれた可能性があるとみている。
スイッチの場所から扇風機付近は死角になっていたという。
シャッターは、ボタンを一度押せば最後まで上下する仕組みで、下がりきるまで押し続ける必要はないという。
出典
『シャッターで首挟む 64歳男性が重体 名張市』
http://www.iga-younet.co.jp/news1/2016/09/64-1.html
『市役所のシャッターと床に首挟まれ、男性重体』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160922-OYT1T50071.html
(2016年10月10日 修正1 ;本文に追記)
伊勢新聞紙面に掲載されていたシャッターの仕組みを、本文に追記した。
2016年9月21日21時38分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
防水材などに硬化剤として使われる化学物質のMOCA(モカ)を取り扱う化学工場の労働者5人にぼうこうがんが発症したことが分かり、厚労省は21日、日本化学工業協会など業界4団体に、健康被害の防止対策徹底を求めた。
MOCAを扱う事業所でぼうこうがん発症が確認されたのは初めてで、厚労省は調査に乗り出した。
昨年12月にオルト−トルイジンを取り扱う福井県の化学工場の労働者にぼうこうがんの発症が相次いだことが判明。
厚労省は、この物質を扱う全国の事業所を調査したところ、退職者6人を含む7人がぼうこうがんを発症した事業所があった。
7人中4人は「オルト」を扱ったことがなく、5人がMOCAを扱う作業をしていたため、ぼうこうがんとの関係が判明した。
発症は30代が1人、40代が2人、60代が4人。
事業所では、約200人が働いているという。
MOCAは、厚労省の特定化学物質障害予防規則の適用対象で、排気装置の設置や暴露防止措置、特殊健康診断の実施などが義務づけられている。
国際がん研究機関(IARC)が2010年に、発がん性がある物質と指摘している。
厚労省によると、MOCAを製造や使用で取り扱っている事業所は全国で178あり、特殊健康診断の受診者は2024人という。
出典
『化学工場 ぼうこうがん5人発症 MOCAが関連か』
http://mainichi.jp/articles/20160922/k00/00m/040/107000c
9月21日23時11分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
発がん性物質「オルト・トルイジン」を扱う工場の従業員らが膀胱がんを発症した問題で、厚労省は21日、別の発がん性物質も発症に関連した可能性があると発表した。
オルト・トルイジンを扱うM社(東京)の福井県の工場で従業員らが膀胱がんを発症したことを受け、厚労省は、オルト・トルイジンを扱う全国の事業場を調査。
別の企業の事業場(従業員約200人)でも、従業員1人と退職者6人の計7人の男性が膀胱がんを発症したことを確認した。
うち少なくとも4人はオルト・トルイジンを扱う部署での勤務経験がなく、発症の原因を調べていた。
この事業場には、2003年まで「MOCA(モカ)」という別の発がん性物質を扱う工場があり、オルト・トルイジンを扱っていない4人のうち、3人が10年前後勤務していた。
オルト・トルイジンを扱っていた2人も、この工場に勤めていた。
MOCAは、主に建築建材を作る際の硬化剤の原料として使われ、粉状になる。
工場内の空気中濃度が高かったことを示す記録が残っており、厚労省の担当者は、「従業員は吸引したとみなされる」としている。
ただ、発症した7人のうち2人は、どちらの物質も扱ったことがない可能性があるという。
厚労省は、MOCAと発症との因果関係を詳しく調べる。
MOCAを扱う事業場には特殊健康診断が義務づけられていて、昨年は全国178事業場で約2000人が受診した。
これらの事業場で膀胱がん発症の事例がないかも調べる。
出典
『工場で膀胱がん発症、別の化学物質も原因か 厚労省調査』
http://www.asahi.com/articles/ASJ9P64W3J9PULFA036.html
(ブログ者コメント)
オルトトルイジンによる発症事例は、下記記事参照。
2015年12月18日報道 福井市の工場でオルト-トルイジンなどを取り扱っていた従業員ら5人が膀胱がんを発症、手袋等着用だったが素手で触ったことなどもあった由
(第1報)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5508/
(第2報)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5767/
2016年9月21日15時38分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
タクシーに搭載しているLPガスの燃料タンクに、法定の再検査に合格したかのような偽装の刻印をしたとして、鹿児島県警は、21日、高圧ガス保安法違反の疑いで、鹿児島市吉野町の元自動車整備工場経営の男性容疑者(61)を逮捕し、関係先を家宅捜索した。
容疑者は、タクシー会社から車両を預かり、タンクの取り外しと取り付けを行っていたが、再検査については、県から認定を受けていなかった。
現在は、工場を廃業している。
県警は、約800の燃料タンクに偽装の刻印を押したとみており、詳しく調べる方針だ。
逮捕容疑は、平成25年12月~26年1月にかけて、鹿児島県内の個人タクシーが所有する車両1台のLPガスの燃料タンクに、再検査に合格したように装った刻印をした疑い。
LPガス車の燃料タンクは、法律で6年ごとに再検査を受ける必要がある。
出典
『LPガスタンク800個に偽装刻印 検査合格みせかけ 元整備工場経営の男逮捕 鹿児島』
http://www.sankei.com/west/news/160921/wst1609210059-n1.html
(ブログ者コメント)
車を預けたタクシー側は、同工場が再検査認定を受けているかどうか確認しなかったのだろうか?
それとも、認定を受けていないことを承知で依頼した?
2016年9月21日7時48分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
歩行者が夜間に道路を横断中、車にはねられた昨年1年間の全国の死亡事故625件のうち、96%の車のライトがロービームだったことが、警察庁の調査でわかった。
同庁は、ハイビームを使っていれば防げた事故もあるとみており、21日から始まる秋の全国交通安全運動の重点項目として、ハイビーム使用を呼びかける。
近年、交通事故による死者は減少傾向にあり、昨年の交通事故の死者は4117人。
このうち、自動車や自転車などに乗っていた死者は2571人で、過去10年で46%減少した。
一方、歩行中の死亡者は1534人で28%減にとどまるため、同庁が、歩行者の横断中の事故に絞って初めて集計、分析した。
夜間の死亡事故625件では、ロービームが597件を占め、残りはハイビーム9件、補助灯6件、無灯火13件だった。
ロービームは40m先までしか照らせないため、歩行者に接近するまで気付かないことが多い。
日本自動車連盟(JAF)の実験では、5人のドライバーが夜間に障害物のあるコースを時速80kmで走行したところ、障害物に気付いて停止できた場所は、100m先まで照らせるハイビームが平均82m手前だったのに対し、ロービームは平均5m手前だった。
昨年の死亡事故が213件と、都道府県別で最多だった愛知県では、夜間の歩行中の死亡事故50件のうち、ハイビームは1件だけで、残りはロービームや消灯だった。
同県警の検証では、このうち26件でハイビームを使っていれば、ドライバーも歩行者も互いに早く気付き、命が助かった可能性が高いという。
警察庁の担当者は、「ハイビームが目に入るとまぶしいため、ロービームで走行する人が多いとみられる。その遠慮が死亡事故につながってしまっている」と分析する。
ヘッドライトの使い分け方について、道交法52条は、対向車や前を走る車があり、そのドライバーにハイビームの光がまぶしく、安全な交通を妨げる恐れのある時はロービームを義務づけているが、同庁の担当者は、「歩行者を早く発見するために、原則、ハイビームで運転し、明るく対向車が多い市街地では、状況に応じて切り替えてほしい」と話す。
普段はハイビームを使い、歩行者に気付いた瞬間にロービームにすることで、歩行者の目に入る光量が変わり、車の接近を早めに知らせる効果も期待できるという。
出典
『ハイビーム使用を…横断死亡96%が「下向き」』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160921-OYT1T50003.html
(ブログ者コメント)
ハイビームを推奨する報道は、本ブログでも過去に何件か紹介済。
2016年9月22日5時28分にNHK札幌から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後7時すぎ、室蘭市陣屋町にある「JXエネルギー室蘭製造所」の発電施設から煙が出ていると、従業員が消防に通報した。
JXや消防によると、火が出ていたのは、ガソリンや灯油を製造する工場に電気を送る配電盤と呼ばれる電気設備の1つで、放水作業が難航したため、火はおよそ7時間半にわたって燃え続けたという。
このトラブルで、JXでは製造所の安全を確認するため発電施設の運転を緊急停止し、すべての施設でいまも停電が続いているという。
けが人はいなかった。
JXによると、この発電施設は昭和47年から稼働しているもので、この春に2年に1度の定期検査を行った際には異常は見あたらなかったという。
消防で原因を詳しく調べている。
出典
『JX室蘭の発電施設で火災』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20160922/5891941.html
9月23日7時0分に北海道新聞からは、下記趣旨の続報的記事がネット配信されていた。
火災は、出火から約7時間半後の22日午前2時40分ごろ、鎮火した。
高圧配電盤や電気ケーブルなどが焼けており、消防と同製造所は、電気系のトラブルが原因とみて調べている。
同製造所は、火災に伴う停電で操業を停止。
復旧の見通しは立っていない。
同製造所は、主にペットボトルや化学繊維の原料などの石油化学製品を製造している。
出典
『配電室での火災7時間半で鎮火 JX室蘭製造所』
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0319039.html
9月26日18時36分にNHK札幌からは、思わぬところに事故の影響が広がっているという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
火災の影響で、工場内の停電が続いていることから、室蘭市内の工場夜景を見て回る観光ツアーが中止になるなど、影響が広がっている。
室蘭市では、市内の工場夜景をバスなどで見て回る観光ツアーが人気を集めていて、中でも「JXエネルギー室蘭製造所」の夜景は、工場の規模や照明の多さから、人気のスポットとなっている。
しかし、今月21日に工場の発電施設で起きた火災の影響で停電が続いていて、操業が停止し、工場の照明はすべて消えたままとなり、復旧の見通しは立っていないという。
この影響で、室蘭観光協会などが毎週土曜日に運行している「夜景観光バスツアー」は、24日は中止となり、来月1日も中止を検討しているという。
観光協会では、「10月末まで予定されているツアーが、停電の復旧に時間がかかれば、今シーズンはこのまま終了してしまう可能性がある」と話している。
また、船の上から工場の夜景を楽しめる「ナイトクルージング」を行っている会社でも、火災が起きてから予約の8割にキャンセルが出ているということで、工場の停電は地元の観光業にも大きな影響を与えている。
出典
『工場停電で夜景観光に影響』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20160926/5983491.html
(2017年3月4日 修正1 ;追記)
2017年3月2日19時42分にNHK札幌から、宙に浮いたケーブル中間接続部が破損したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。 (新情報に基づき、タイトルも修正した)
会社側は2日、火災の原因について調査結果を発表した。
それによると、火は、工場内に電気を送るケーブルを延長させるためケーブル同士をつなぐ「中間接続部」という部分から出ていたという。
中間接続部は本来、平らな場所に設置されるが、出火場所では高さが40cmのついたての上に設置され、中間接続部が宙に浮く形になっていたことから両端に負荷がかかり、この部分が破損して出火したとみられるという。
ケーブルの延長工事は去年5月、委託された外部業者が行ったということで、JXエネルギー室蘭製造所は、業者と工事の手順を確認して再発防止に努めることにしている。
出典
『JX火災 ケーブル破損で出火か』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20170302/4398651.html
(ブログ者コメント)
JXのHPを調べてみたが、本件に関するプレスリリースなどは見つからなかった。
2016年9月22日0時42分にNHK北海道NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月22日付の北海道新聞紙面にも、同趣旨の記事が掲載されていた。
21日午後3時前、室蘭港の埋め立て工事の現場で、作業船に備えつけられた大型クレーンのワイヤーが切れて、金具が作業員の男性の頭にあたったという通報が海保に入った。
この事故で、熊本県上天草市の船員の男性(70歳)が室蘭市内の病院に運ばれて手当てを受けたが、頭を強く打っていて、その後、死亡が確認された。
海保で調べたところ、埋め立て用の土砂を運ぶためのカゴをつっていたワイヤーが切れているのが見つかったという。
クレーンアームをしまう作業中に切れたという。
海保では、男性の頭にあたった金具がどのようなものか調べるとともに、ワイヤーが切れた原因も詳しく調べています。
出典
『埋め立て工事現場で死亡事故』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20160922/5887781.html
(2016年10月9日 修正1 ;本文修正)
北海道新聞紙面に掲載されていた内容を、本文に追記した。
(新情報に基づき、タイトルも修正した)
2016年9月21日1時57分に中日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午後6時半ごろ、台風16号の影響で冠水した愛知県清須市清洲田中町の県道で、ワゴン車が水没しているのを通行人の男性(68)が見つけ、付近にいた警察官に通報した。
車内から、運転していたとみられる同県あま市の会社員の女性(69)が救出されたが、意識不明の重体。
警察によると、現場はJR東海道新幹線と東海道線の線路下をくぐる「アンダーパス」と呼ばれるくぼみになった道路で、台風接近に伴う大雨で冠水していた。
発見時、ワゴン車は屋根まで水に漬かった状態だった。
水深は3mほどに達していたとみられる。
道路を管理する愛知県尾張建設事務所によると、大雨警報が出た段階で、委託先の建設会社が現場近くで警戒。
水深が規制基準の15cmに達した数分後の同日午後5時ごろ、「進入禁止」の柵を置いて、前後300m区間を通行止めにした。
ところが、ワゴン車が規制区間内のアパート駐車場からアンダーパスへ向かうのを、規制作業をしていた建設会社の従業員が目撃し、110番したという。
規制区間内には民家や駐車場があり、女性は冠水に気付かず、現場道路に進入した可能性がある。
同事務所によると、現場のアンダーパスは8月2日の大雨でも冠水し、乗用車2台が立ち往生していた。
愛知県道路維持課の担当者は、取材に「(沿線住民らを除く)一般車両は公道からアンダーパスに進入できない状況だった。現時点で対応は妥当だったと考えているが、規制区間内からの進入を防ぐ方法も考えたい」と話した。
出典
『車水没、女性重体 清須、高架下道路が冠水』
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2016092090212313.html
9月21日19時12分にNHK東海NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
9月21日21時42分に共同通信から、9月22日7時54分に朝日新聞からは現場写真と付近の地図付きで、同趣旨の記事がネット配信されていた。
20日は、アンダーパスに水がたまり始めたため、午後5時から、通行できないように50m程手前の信号から通行止めにしていたが、警察によると、女性の車は、通行止めの区間内に隣接するマンションの駐車場から右折してアンダーパスに入ったという。
電光掲示板は、車が県道に右折して入った場所の右手にあった。
県尾張建設事務所によると、冠水現場の10mほど手前にあたり、水位が15cm以上になると、「この先冠水」と示す仕組みになっていた。
ところが、8月22日、故障で冠水情報が表示できないことが判明。
事務所は業者に故障原因を調べてもらい、事故当日の20日に修理を依頼した。
このため、作業が間に合わなかったという。
県道路維持課は、「修理に向け、適正な手続きを踏んでいた。」、「車は入らないだろうとの希望的観測があった。不備はないと考えるが、対策を検討する」としている。
アンダーパスはカーブしているため、手前から先を見通すことが難しく、警察は、冠水していることに気付かずに進入した可能性があるとみて調べている。
出典
『冠水死亡 電光掲示板故障』
http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20160921/5855532.html
『冠水に気付かず車進入か、愛知 修理中で通行規制の表示なし』
http://this.kiji.is/151302731929829378?c=39546741839462401
『電光掲示板、故障していた 車水没で女性死亡 愛知』
http://www.asahi.com/articles/ASJ9P65Y4J9POIPE01T.html
9月24日7時13分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
先月上旬にも同じ現場の冠水で車2台が動けなくなっていたことが、県への取材でわかった。
この時も、冠水を知らせる電光掲示板が故障していたという。
県尾張建設事務所によると、電光掲示板は水位が15cm以上になると側壁に取り付けられたセンサーが反応し、線路下の手前で「この先冠水」などと車の運転手に知らせる仕組みになっている。
ところが8月2日夕、大雨で冠水したのに、掲示板には冠水を知らせる情報が表示されなかった。
同日午後6時10分ごろに、事務所の委託を受けて見回りをしていた業者が、車2台が水につかって動けなくなっているのを発見。
車内は無人で、乗っていた人がすでに脱出した後だったという。
当時、1mぐらいの水位があったという。
非表示の原因は、電気系統の故障だった。
掲示板は6月30日から2日間、定期点検を受け、電気系統の基板が設置から20年経ち、取り換え時期が迫っていることが業者から指摘されていた。
県は、8月上旬に取り換える予定だったが、8月2日に故障が判明。
結局、5日に基板を取り換えて復旧させたという。
出典
『掲示板故障の県道、先月も2台浸水 車水没で死亡事故』
http://digital.asahi.com/articles/ASJ9R52FTJ9ROIPE024.html?rm=367
(ブログ者コメント)
朝日新聞の写真と地図から推測すると、左カーブで下っている曲がりっぱなの場所から右折で県道に出たが、そのすぐ先のアンダーパスが冠水していた模様。
2016年9月19日11時0分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
この夏、京都北部のNPO法人が企画、実施した花火の打ち上げが激しい論議を巻き起こした。
京都府福知山市で3人が死亡し、約50人が重軽傷を負った北近畿最大規模の「ドッコイセ福知山花火大会」の露店爆発事故から3年が経過する中、「みんなが元気になれば…」と、まちの活性化を目的に、大会と別の形で花火の打ち上げが行われた。
大会は、事故後、開催中止の状態が続いている。
事故の記憶が色濃く残る時期の花火打ち上げに、被害者からは「早すぎる」という声も浮上したのだ。
爆発事故の原因となったのは、露天商のずさんな携行缶の取り扱いにあった。
当時、ベビーカステラの露店の店主だった男が、屋台の自家発電機に給油する際、炎天下に長時間放置され、発電機の熱風にさらされて内圧が高まった携行缶のふたを開けたことによって、噴出したガソリンが屋台の火気に引火し、爆発したのだ。
事故が残した〝爪痕〟は深かった。
実行委は、事故後、3年連続で花火大会を中止。
今後についても、「再開してほしいという意見が市民らから寄せられているが、今のところ、再開の予定はない」としている。
被害者への補償については、「道義的責任で救済する」として、この3年間で、実行委が把握している被害者57人のうち、40人と救済措置について合意し、医療費や休業費の一部補償などを実施している。
ただ、実行委としては、「(補償は)加害者がすべきだ」とし、救済措置の打ち切りについても検討を進めている。
実際、8月23日付で、事故によって両手と両足を負傷した男性(64)に治療費支払いの打ち切りを通知した。
実行委によると、男性は1~2カ月に1回程度通院し、薬を処方されているというが、治療歴などから「症状は固定されていると推察できる」と判断。
男性に対し、「治療費について実行委による代払いを8月分をもって終了する」との通知文書を郵送した。
実行委の担当者は、「治療費や後遺障害の慰謝料などについて、異議や請求があれば話し合う」としているものの、「加害者の露店主に変わって治療費を代払いしている」というのが基本的な立場なのだという。
NPO法人の花火の打ち上げ企画は、こうした状況の中で浮上してきた。
NPO法人は、地域振興などを目的に、市内の経営者らが4月に結成した。
石坪理事長は、「まちの空気が沈んでいるので、みんなが元気になるきっかけになればと企画した」と、企画の趣旨を説明する。
ドッコイセ福知山花火大会よりも規模を小さくし、花火の打ち上げは1000発。
事故の原因にもなった露店も設置しない。
確かに事故は衝撃的だったが、まちの活性化も考えていく必要があるのではないか。
そんな思いからの提案だった。
しかし、被害者側の思いはいまなお複雑だ。
「被害者家族会」の盛本会長は、「花火の打ち上げそのものを否定するわけではない」としながらも、「事故の当事者は今でも厳しい生活を送っている。被害者の話を聞いて同意が得られてから実施すべきだ」と厳しい見解を示す。
被害者にとっては、「花火は事故の象徴」。
河川敷は事故のあった現場でもあり、「打ち上げは時期尚早」として、打ち上げの自粛を求めた。
それでも、NPO法人側は計画を変更せず、予定通りの8月21日午後8時から約15分間、花火の打ち上げを実施した。
NPO法人の関係者は、「遺族の方へのお悔やみの気持ちもあるし、いまだに治療を続けている方がいることも承知している。ただ、地域団体などからは、花火を打ち上げてほしいという声もある。何より、事故後、地元の元気がないことを何とかしたいという思いがあった」と話した。
地域のことを考えての、ぎりぎりの判断だったのだ。
当日は、安全面への配慮から河川敷への立ち入りは禁止し、警備員約65人を配置し、福知山署員も警備にあたった。
約2500人が夏の夜空を焦がす花火を楽しみ、トラブルもなく無事終了した。
見物客からは、「いつ再開されるのかと思っていた」、「3年間待ち望んでいた」と、打ち上げに好意的な声が上がる一方、「(事故の被害者への)補償問題などが決着した状態でやるのがベスト」、「最初に黙とうした方がよかった。募金を行うのもいい」と、事故の当事者への配慮を望む意見もあった。
被害者家族会の盛本会長も現場を訪れ、「無事に花火が打ち上がるかを見届けに来た」と語りつつ、「(事故で負傷した)妻や子供は風呂から上がると保湿クリームを塗る。毎日があの事故との闘いだ」ともつぶやいた。
事故を起こした男は、公判で「人生をかけて謝罪と賠償に努める」と繰り返したが、現在服役中で、具体的な賠償の見通しは立っていない。
被害者の中には、いまだに治療中の人や、後遺症や心の傷に苦しむ人も少なくない。
花火の打ち上げは再開すべきか、やめるべきか。双方の思いをくんだ結論を出すのは容易でない。
NPO法人によると、来年以降の打ち上げ計画は「未定」だという。
出典
『関西の議論] 「今も妻子は保湿クリームを…」闘い続く露店爆発事故の被害者 花火打ち上げ再開は時期尚早か…渦巻く賛否』
http://www.sankei.com/west/news/160919/wst1609190006-n1.html
(ブログ者コメント)
事故については下記記事参照。
2013年8月15日 福知山市の花火大会で屋台の発電機給油用携行缶からガソリンが噴出し爆発、60人死傷、携行缶に直射日光と発電機排ガスが当たっていた
(第1報)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3148/
(第2報)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3320/
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。