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2016年9月10日18時30分にNHK札幌から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
先月31日、小樽市の火力発電所で工事現場の足場が崩れ、地面に転落し重体となっていた会社員の男性(19)が、10日、死亡した。
警察によると、男性は、先月31日の昼前、小樽市銭函の火力発電所の新設工事現場で、ほかの作業員1人とともに、地上およそ8mの場所で足場を組む作業をしていたところ、突然足場が崩れ、地面に転落した。
この事故で、男性は頭を強く打って意識不明の状態となり、病院で手当てを受けていたが、10日、死亡が確認された。
また、この事故で地面に転落した、もう1人の作業員も、左足を骨折する重傷だという。
警察は、当時現場にいた工事関係者から話を聞くなどして、事故の原因を調べている。
出典
『工事現場で転落の男性死亡』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20160910/5583981.html
2016年9月11日18時51分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
神奈川県茅ケ崎市の海岸で開かれた「スタンドアップパドルボード(SUP)」の国際大会「マイナビ THE JAPAN CUP」で、主催者が配ったTシャツを着た選手ら約30人がかぶれなどの症状を訴えた。
1人は入院中という。
主催するNPO法人「日本スタンドアップパドルユニオン」が、11日、明らかにした。
ユニオンによると、ロゴマークをプリントするために用いた薬品がTシャツに残留していたことが原因とみられるといい、警察は、業務上過失傷害の疑いもあるとみて、調べている。
SUPは、サーフボードの上に立ち、パドルでこいで水上を進むスポーツ。
ユニオンによると、初日の10日朝、ゼッケンの代わりなどとしてTシャツ363枚を選手とスタッフに配布。
その後、「かゆい」といったアレルギー症状を訴える着用者が相次ぎ、使用を中止にした。
大会は11日まで。
選手兼スタッフの50代男性は、「胸と背中の(一部の)皮がむけ、水ぶくれになった。やけどのようなズキズキとした痛みだった。10日にTシャツを洗ったら、泡が出てビックリした」と話した。
出典
『Tシャツでアレルギー?1人入院 茅ケ崎、SUP大会』
http://www.asahi.com/articles/ASJ9C43P3J9CULOB001.html
9月12日19時39分にライブドアニュース(日テレNEWS24)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。を
神奈川県茅ヶ崎市で週末に行われたマリンスポーツの大会で、参加者が、相次いで、皮膚がかぶれる症状を訴えた。
原因とみられているのは、主催者側が参加者に配った「Tシャツ」。
一体、何があったのだろうか。
神奈川県・茅ヶ崎市で3日から2日間開催された「スタンドアップパドルボード」の国際大会。
実は、この大会で選手やスタッフに配られたゼッケンがわりのTシャツに問題があった。
警察などによると、大会Tシャツを着用した約30人がかぶれややけどに似た症状を訴え、24人が病院で治療を受けたという。
また、50代の男性1人が入院している。
被害にあった人たち;
「本当にやけどの痛みで、ライターで体をあぶられているような痛み。今まで感じたことのないほどの痛み。その痛みに驚いたような状態」
「体が震えてくるし、じっとしていられいないし」
「(Q:あとが残る)一番の不安ですよね。一生こうだったら嫌だなとか」
被害にあった男性;
「かゆみがあって、かくんですけど、そうしたら体がぬるぬるの状態で、『あれ、なんでだろう。汗にしてはぬるぬるだな』っていうのが。ちょっとそこはおかしいな、と思っていたんですけど」
なぜTシャツを着て、やけどに似た症状が出たのだろうか。
原因について主催者側は―
大会主催者;
「Tシャツを洗うと白い洗剤みたいなのが出ると」
「(Tシャツの製作会社から)プリントをするための溶剤が原因だということは聞いている」
12日、Tシャツを製造した会社が取材に応じた。
代表取締役;
「プリントをする前に『前処理剤』を希釈したものをスプレーで塗布する。それを乾燥したあとでプリントする」
「今回初めて使いました」
前処理剤を使用した今年のTシャツは、前処理剤を使用しない去年のTシャツと比べると、明らかにくっきりとした発色になっている。
代表取締役;
「前処理剤があることで、こういう色が出るようになった。我々としては非常にいいものができあがったと喜んでいた」
「乾燥させると当然水が飛ぶ。この成分もある程度飛んでしまうものだと思い込んでいた」
「全く私たちのミスだと思っていますけど」
製品の安全を検査するNITEによると、前処理剤は有害性があり、Tシャツに大量に残っていた可能性があると指摘する。
大会主催者側は、配布した全てのTシャツの回収を急いでいる。
警察は、主催者側と製造元の業務上過失傷害容疑も視野に、調べる方針だ。
出典
『スポーツ大会で配られたTシャツで皮膚にかぶれ 「前処理剤に原因」』
http://news.livedoor.com/article/detail/12009960/
2016年9月18日19時25分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大会を主催したNPO法人、スタンドアップパドルユニオンは、18日、化合物の塩化ジデシルジメチルアンモニウムが原因だった可能性があると公表した。
Tシャツは、ユニオンが配った。
ユニオンによると、この化合物は、ロゴマークのプリントに用いた顔料用の前処理剤に含まれる。
国際がん研究機関が挙げている発がん性物質には該当しないという。
科学技術振興機構のウェブサイト「J―GLOBAL」によると、同化合物は、農業用の殺菌剤などに用いられるという。
10、11日に開かれた大会ではTシャツ363枚が配布された。
Tシャツを着ていた部分のほとんどがかぶれたという30代の男性は、朝日新聞の取材に、「症状が治まらず、まだ職場に復帰できずにいる」と話した。
出典
『かぶれたTシャツ、原因は前処理剤 神奈川SUP大会』
http://www.asahi.com/articles/ASJ9L54TYJ9LULOB00N.html
2016年9月10日20時20分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月10日20時1分に時事通信から、9月10日18時14分に読売新聞から、9月10日21時0分に毎日新聞から、9月11日21時46分に共同通信からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午後0時5分ごろ、東京都八王子市暁町の擁壁工事現場で作業員の男性4人が感電し、病院に搬送された。
このうち、50代男性が感電による不整脈で、約2時間後に死亡した。
30代の男性は、意識不明の重体。一時、心肺停止となったが、AEDで呼吸が回復した。
別の30代と40代の男性は、手足のしびれの軽傷を負った。
警察によると、工事は緑地ののり面の補強のためのもので、擁壁に沿って足場を組み、長さ約6mの1本の鉄の棒「アンカー」を5人で持ち上げ、コンクリート製の壁の、地面に対して水平に開けた穴に差し込む作業を行っていた。
5人のうち、1人は無傷だった。
男性らがアンカーを差し込む際、アンカーの端が近くの電線に触れ、感電したとみられる。
男性らは、電線と同じ高さに組まれた足場の上に立っていた。
一方、「防護管」と呼ばれる感電を防ぐためのプラスチック製のカバーが鉄棒に取り付けられていなかったことが、11日、工事元請けの建設会社への取材で分かった。
警察は、4人の身元の確認を急ぐとともに、業務上過失致死傷の疑いもあるとみて、現場の安全確保が適正になされていたか調べている。
現場は、JR八王子駅の北約2kmの住宅地。
近所の男性(77)は、「事故当時、周辺は45分ほど停電した」と話した。
出典
『工事現場で感電 作業員4人死傷 東京・八王子』
http://www.sankei.com/affairs/news/160910/afr1609100007-n1.html
『工事中に感電、4人死傷=持った鉄棒が電線接触-東京』
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016091000298&g=soc
『鉄棒挿入中に電線に触れ感電、作業員4人死傷』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160910-OYT1T50066.html?from=ycont_top_txt
『工事現場 作業員4人が感電…1人死亡、1人重体 八王子』
http://mainichi.jp/articles/20160911/k00/00m/040/030000c
『感電防止カバー使用せず 4人死傷の感電事故、東京』
http://this.kiji.is/147684890345832456?c=39546741839462401
(2017年9月27日 修正1 ;追記)
2017年9月25日15時49分にNHK首都圏から、過去にも感電事例があったがケガしなかったので再発防止策をとらなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。 (新情報に基づき、タイトルも修正した)
警視庁は、感電を防止する措置をとらなかったとして、現場の責任者を業務上過失致死傷の疑いで書類送検した。
警視庁によると、当時、鉄製の棒を地面に掘った穴に差し込む作業をしていて、棒を持ち上げた際に高圧線に接触したとみられているが、その後の調べで、感電しないようにするためのプラスチック製のカバーを棒に取り付けていなかったことがわかったという。
また、以前にも同じように作業員が感電することがあったが、けがはなく、再発防止策を取っていなかったという。
警視庁は、安全管理が不十分だったとして、工事を請け負っていた業者の40歳の現場責任者を25日、業務上過失致死傷の疑いで書類送検した。
警視庁によると、容疑を認め「注意不足だった」などと話しているという。
出典
『4人死傷感電事故責任者書類送検』
http://www.nhk.or.jp/shutoken-news/20170925/0000965.html
9月25日18時13分に産経新聞からは、保護具を現場に用意していたが使わなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警視庁八王子署は25日、業務上過失致死傷容疑で、現場責任者だった青森県むつ市の男性会社員(40)を書類送検した。
八王子署によると、工事現場では過去に同様の事故が2度あったため、鉄棒用のカバーとゴム手袋を用意していたが、事故当時は使用していなかった。
男性は「危ないのは分かっていたが、大丈夫だと思った」と、容疑を認めている。
出典
『現場責任者の男性書類送検 感電事故で業過致死傷容疑』
http://www.sankei.com/affairs/news/170925/afr1709250022-n1.html
2016年9月10日15時46分にTBS News iから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午前10時前、横須賀市久里浜にあるガス関連施設で、液体酸素ボンベ1本が爆発した。
この爆発で、近くで作業をしていた男性(42)が病院に運ばれたが、その後、死亡した。
爆発したボンベは不良品で、男性が中身の液体酸素を別のボンベに移し替える作業中だったという。
警察は、何らかの原因で引火したとみて、詳しいいきさつを調べている。
出典
『神奈川・横須賀市で酸素ボンベ爆発、男性死亡』
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2865609.html
9月10日14時54分に産経新聞からは、ボンベ洗浄中だったという、同趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午前9時50分ごろ、神奈川県横須賀市にあるガス関連施設内で、液体酸素ボンベ1本が爆発した。
巻き込まれた同社従業員の男性(42)が死亡した。
警察によると、ボンベは重さ約132kgで、男性は屋外でボンベの洗浄などの作業中だった。
警察が原因を調べている。
出典
『酸素ボンベ爆発、男性死亡 横須賀のガスセンター』
http://www.sankei.com/affairs/news/160910/afr1609100005-n1.html
2016年9月11日付で読売新聞鹿児島版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月10日18時28分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
JR九州は、9日深夜から10日未明にかけて、九州新幹線の車両を使った異常時の避難誘導訓練を薩摩川内市などで行った。
鹿児島、熊本、佐賀県などのJR九州支社や警察、消防、運輸局などから約150人が参加し、万一の事態に備えた連携を確認した。
JR川内~鹿児島中央駅間を走行中の新幹線で火災が起き、緊急停止したとの想定。
走行中の車内にブレーキがかかり、「非常ブザーが確認されました」との放送が流れ、緊急停止した。
鎮火したが運転再開はできないとの設定で、乗務員は訓練の具体的なシナリオを事前に知らされておらず、その場で話し合いながら誘導を進めた。
車両に煙が充満するなか、車外にはしごをかけ、乗客役の約100人を避難させた。
手足に重りを付けた高齢者や重傷者役の乗客に対しては、はしごや担架を使って車外に避難させた。
訓練の直前には、車両内に煙を充満させる「煙体感訓練」も実施。
火災時にどれだけ視界が悪くなるかを、実際に体験した。
2012年3月、九州新幹線が福岡県内で6時間半にわたって立ち往生し、乗客が車内に閉じこめられたトラブルが発生。
訓練は、それ以来、毎年行っているが、火災発生を想定した訓練は今回が初めて。
JR九州の古宮・鉄道事業本部長(53)は、「いろいろな条件で対応できた。乗客の安全確保を第一に考え、「様々な『想定外』に対応できるよう、今後も様々なことを想定した訓練を行いたい」と総括した。
出典
『新幹線で避難誘導訓練 火災想定』
http://www.yomiuri.co.jp/local/kagoshima/news/20160910-OYTNT50069.html
『九州新幹線で火災避難訓練、車内の煙体感も 鹿児島』
http://www.asahi.com/articles/ASJ9B113FJ99TLTB015.html
2016年9月10日12時27分に和歌山放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月10日20時10分にNHK和歌山からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
きのう(9日)午後6時40分頃、御坊市の日高港沖およそ12.5kmを航行していた韓国船籍の小型タンカー「EIWA MARU3(エイワ・マル・スリー)」(740トン、全長およそ64m)で爆発が起き、「乗組員がヤケドを負っているので和歌山下津港に引き返している」と、船舶代理店から海南海上保安署に通報があった。
この事故で、韓国人の男性機関長がやけどを負い、搬送先の和歌山市内の病院で死亡が確認されたほか、インドネシア人の男性乗組員2人が膝の骨を折るなどのケガをした。
海南海保の調べによると、当該船は乗組員10人で、積み荷の潤滑油を有田市の東燃ゼネラル石油に降ろした後、三重県の四日市港に向かっていた。
事故当時、タンカーでは、空になったタンクのクリーニング作業と、甲板上での溶接作業を同時にしていたということで、潤滑油が揮発したガスに溶接の火が引火したと見て、海南海保が詳しい事故の原因を調べている。
また、国交省の運輸安全委員会は、船舶事故調査官2人を現地に派遣することを決めた。
出典
『日高港沖で小型タンカーの爆発事故 船長が死亡』
http://wbs.co.jp/news/2016/09/10/87321.html
『小型タンカーで爆発 3人死傷』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/2045577341.html?t=1473545012935
2016年9月9日19時33分にNHK関西NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月9日13時31分に読売新聞から、9月9日16時46分に日テレNEWS24から、9月9日15時1分と18時52分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午前11時すぎ、大阪・枚方市の中学校から「理科の実験中に男子生徒2人が体調不良を訴えた」と消防に通報があった。
消防によると、2年生の男女8人が吐き気や腹痛などの体調不良を訴え、病院に運ばれて手当てを受けた。
生徒は全員意識はあり、快方にむかっている。
男子生徒の1人はけいれんして意識を失ったが、救急車の中で意識が戻ったという。
消防や学校によると、当時は2時間目の理科の授業中で、計36人が、酸化銅と炭素を混ぜてバーナーで加熱し、二酸化炭素を発生させる実験をしていたという。
授業開始から40分ほどたった午前10時半頃、生徒から「異臭がする」との声が上がり、気分不良を訴える生徒が相次いだ。
教諭らが保健室に連れて行ったが、症状が改善せず、消防に通報したという。
校長は、「試験管を加熱した段階で、何人かの生徒が『くさい臭いがした』と言って体調不良を訴えた。実験を担当したのはことし採用された20代の教師で、この実験をするのは、今日が初めてだった」、「これまでも同じ実験はしていたが、事故はなかった。原因はよくわからない」と話していた。
消防などによると、実験中に何らかのガスが出た可能性があるという。
実験当時、窓はあけていた。
同中学校は、「実験は異臭が発生するようなものではなく、燃焼時に何らかの物質が紛れ込んだ可能性がある」としている。
消防が、実験していた教室の空気を測定したところ、特に異常はなかったという。
市教育委員会は、同日、今月1日にも理科の実験中に、男女4人が気分不良を訴えて病院で手当てを受けた、と発表した。
市教委によると、今月1日、別の中学2年のクラス(36人)で5限目に鉄と硫黄を使って硫化水素を発生させる実験中、発生した気体を吸ったとみられる男女4人が「気分が悪い」と訴え、病院で手当てを受けた。
うち3人は検査入院したが、症状は軽く、復学している。
授業を担当したのは、9日とは別の教諭だった。
市教委は、当面は同校で同様の理科実験は行わないよう、指導する方針。
花崎学校教育部次長は、「生徒、保護者に深くおわびする。実験中の換気を行うなど学校への指導はしていた。再発防止に取り組む」と話した。
警察が、学校の関係者から話を聞くなどして、実験の手順や安全管理に問題がなかったか、調べている。
出典
『理科実験中に体調不良8人搬送』
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20160909/5546982.html
『理科実験中に気分悪く、中学生8人搬送…大阪』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160909-OYT1T50063.html
『理科実験中に異臭、中学生8人搬送 大阪』
http://www.news24.jp/articles/2016/09/09/07340511.html
『理科の実験中に異臭 中学生8人を搬送 大阪・枚方』
http://www.asahi.com/articles/ASJ9946YPJ99PTIL010.html
『実験中に体調不良、今月2回目 大阪・枚方の中学』
http://www.asahi.com/articles/ASJ995J0CJ99PTIL01J.html
(2016年12月23日 修正1 ;追記)
2016年12月22日付で読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。 (新情報に基づき、タイトルも修正した)
枚方署が、担当の男性教諭(29)と女性教諭(23)を業務上過失傷害容疑で書類送検したことが、同署への取材でわかった。19日付。
実験器具の洗浄が不十分で、亜硫酸ガスなどが発生したのが原因と断定した。
同署や市教委によると、男性教諭は、9月1日に2年生のクラスが硫化水素を発生させる実験をした後、使用した実験器具の洗浄を怠った疑い。
女性教諭は、同9日に別のクラスが行った酸化銅と活性炭から二酸化炭素と銅を取り出す実験で、器具の洗浄確認を怠って有毒ガスを発生させた疑い。
この際、生徒8人が頭痛や吐き気などを訴え、病院に搬送された。
1日の実験でも、4人が気分不良を訴え3人が入院したが、換気などが行われており、過失はないと判断した。
男性教諭は、「生徒が病院に運ばれて気が動転し、器具の洗浄を失念した」、女性教諭は、「洗浄されているか、全く確認していなかった」と供述しているという。
出典
『理科実験で気分不良、中学教諭2人を書類送検』
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20161222-OYO1T50019.html
(ブログ者コメント)
1日の鉄と硫黄から硫化水素を発生させる実験後に、どのような物質が実験器具に残っていたというのだろうか?
そして、それが、9日の酸化銅と活性炭から二酸化炭素と銅を取り出す実験時に、新たに加えられた何と、あるいは発生した何と反応して、亜硫酸ガスなどが発生したというのだろうか?
考えてみたが、ブログ者には思いつかなかった。
2016年9月8日7時0分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
札幌市が、来年夏にも市内全域で使用済みスプレー缶類を穴開け不要で出してもらう方針を固めた。
モデル地区として先に行っていた清田区と同様に、収集日の「燃やせるごみの日」への変更を検討する。
市では、市内で自宅での穴開け作業が原因とみられる火災が2014年3月、15年5月と相次いで発生し、計3人が死亡したことを受け、15年10月に清田区の一部で穴開け不要回収を試行、今年4月から同区の全域に広げていた。
全市で実施できると判断したため、来年夏にも全市に広げる。
清田を除く9区では、スプレー缶やガスボンベを出す前に穴を開けて出すことを求めてきた。
可燃性ガスが残っているとごみ収集車の中で圧縮され、火災や爆発を起こす恐れがあるためだ。
収集日は、4週に1回の「燃やせないごみの日」となっている。
新しいルールでは穴開けを不要とするが、中身を使い切って透明のごみ袋に入れる方法は変わらない。
収集車に缶類を入れるカゴを取り付けて回収することで、収集車の火災のリスクをなくす方法を採る。
収集日は週2回の「燃やせるごみの日」になり、出せる機会が増える。
市にとっては、一度に回収する量が減り、搬入先となる市内3カ所の清掃工場の置き場にたまりにくくなるという。
清掃工場に搬入した缶類は、廃棄物を扱う業者に破砕処理を依頼する考え。
今後は、大幅に増える対象世帯に新しいルールをどう周知するかが、課題になりそうだ。
札幌市が昨年10月に清田区(5万2千世帯)の一部で試行した初日は、穴開き状態の排出が2割に上った。
市内は103万世帯あり、周知が行き届かなければ、市民が収集日を勘違いしたり、袋を分けず可燃ごみの袋に混入したりする可能性がある。
ガス抜きが不十分なままごみステーションに出されれば、火災の可能性がないとは言えない。
市は、混乱が起きないよう、新ルールを伝えるチラシを事前に全戸配布する考えだ。
清田中央地区町内会連合会の鈴木会長(77)は、「ルール変更は住民の理解に時間がかかった。町内会のステーションの見回りなど、負担も大きくなる。周知徹底する方法を考えるべきだ」と話す。
札幌市によると、道内では大半の自治体が穴開けが必要だが、旭川市や富良野市のように穴開けを不要に変えたケースもある。
出典
『札幌 スプレー缶回収「清田区式」全市拡大へ 穴開けず「可燃ごみ」の日に』
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/sapporo/1-0313655.html
『穴開け不要 札幌全域に スプレー缶収集 来夏にも拡大』
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/life-topic/life-topic/1-0313673.html
(2016年10月16日 修正1:追記)
2016年10月13日19時13分にNHK札幌から、下記趣旨の関連記事がネット配信されていた。
ごみになったスプレー缶は、中身を使い切ったうえで、わずかに残る気体を逃がすために、缶に穴を開けて捨てなければいけない。
ただ、環境省は、去年、「穴開けは不要とすることが望ましい」と全国の自治体に通達した。
一方で、スプレー缶の穴開けをやめるのは難しいという自治体もあり、道内では対応が分かれている。
札幌市は、スプレー缶の回収サービスを行っている。
穴を開けるのをためらって市民が持ち込んだ缶の量は、1日で重さ80kg分にもなる。
持ち込んだ市民の中には、1年以上もこわくて穴を開けられなかったという人もいた。
実は、危険なスプレー缶。
周辺に火の気があるだけで、爆発の危険がある。
実際、スプレー缶が原因の火災は、札幌市内で後を絶たない。
ごみ収集車は、穴の開いていないスプレー缶を運ぶ途中で爆発することが多く、毎年、火災は30件以上も発生している。
その修理代も、多額の費用がかかる。
さらに、住宅火災も暖房器具を使う冬場を中心に多く発生し、この5年間で3人が亡くなった。
問題の解決に向け、札幌市清田区では、ことしから試験的な取り組みが始まっている。
それは、「穴を開けずにごみを捨てる」取り組みだ。
別の袋でスプレー缶を回収し、ほかのごみとは別に専用のかごに入れて運ぶ。
穴を開けずにごみに出せる、この方式。
市民からは好評で、来年夏からは、札幌市の全域でこの方式を採用することになった。
気体が残ったスプレー缶も、窒素を使って火災を起こさずに圧縮できる機械を増やして対応する。
この方式によって、清田区では昨年度、5件起きたスプレー缶が原因のごみ収集車の火災は、今年度はゼロになるなど、早くも効果が出ている。
札幌市では、市民の利便性が高まるのに加え、行政にとってもごみ収集車の火災が減り、メリットが大きいとしている。
札幌市環境局の樫野係長は、「火災が起きないことで、作業員の安全にもつながります。また、火災がひとたび住宅地域などで起きますと、それが飛び火する危険も考えられないこともありませんので、そういうことがなくなるのは、非常にメリットがあると思います」と話していた。
一方で、缶の穴開けを不要とする方式は、道内全体で広がりにくいのが現状だ。
その1つ、人口減少などで財政事情が厳しさを増す室蘭市。
札幌市で導入されている高額な設備は、購入するには、さらに費用がかさむとしている。
また、複数の自治体で1つの清掃工場を使っているため、ほかの自治体と足並みを揃えるのも難しいという。
室蘭市生活環境部の弘瀬課長は、「市民サービスからすると、穴を開けないのが理想です。できれば、それにのっとっていきたいのが当然のことですが、経費の面もあり、いますぐにそれを改善できる状況にはなく、心苦しい状況になっています」と話す。
道によると、財政面などで室蘭市のような事情を抱える自治体が多く、スプレー缶のごみ出しのルールを変更した自治体は、旭川市や歌志内市など、ごく少数にとどまっているという。
生活に身近なスプレー缶のごみ出し。
自治体によって対応に差が出る状況は、今後も続きそうだ。
出典
『どうする?スプレー缶のごみ』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20161013/3081941.html
2016年9月9日14時10分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午後8時40分頃、滋賀県草津市の家電工場から「男性が機械に挟まれた」と119番があった。
従業員の男性(59)が、冷蔵庫の部品にアルミテープを貼りつける機械と金属製の囲いの間に上半身を挟まれており、約1時間後に搬送先の病院で死亡が確認された。
警察によると、男性は当時、普段は立ち入らない囲いの中で、機械を止めて1人で点検中だった。
何らかの理由で機械が動きだし、体を挟まれたという。
出典
『機械止めて点検中、挟まれ従業員死亡…家電工場』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160909-OYT1T50056.html
9月9日7時1分にNHK関西NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午後8時40分頃、滋賀県草津市の大手電機メーカーの工場にある冷蔵庫の製造ラインで、従業員の男性(59)が機械に上半身を挟まれていることに別の従業員が気づき、消防に通報した。
消防が駆けつけた時、男性は既に意識が無く、搬送された病院で死亡が確認された。
警察によると、男性は、故障した機械を1人で点検していた時に誤ってベルトコンベヤーに足をとられたと見られるという。
警察は、会社や別の従業員から話を聞いて、当時の状況をさらに詳しく調べることにしている。
出典
『工場で機械に挟まれ従業員死亡』
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20160909/5533231.html
(ブログ者コメント)
ベルトコンベヤーに足をとられた際に体勢を崩し、機械の起動スイッチに触れた・・・ということだったのだろうか?
詳細は定かではないが、何が起きるかわからないので、機械の点検清掃時には、面倒でも、元電源を切っておくにこしたことはない。
2016年9月8日16時47分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月9日8時20分に産経新聞westから、9月9日12時46分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
9月9日付の奈良新聞紙面にも、同趣旨の記事が掲載されていた。
8日午前11時半すぎ、生駒市にある近鉄百貨店生駒店で、6階建ての店内すべてが停電して照明が消え、買い物客全員が避難した。
近鉄百貨店によると、買い物客にけがや閉じ込めなどはなかったという。
同店は、この日は臨時休業し、9日午前10時から営業を再開する。
関西電力によると、建物近くに落雷があり、同店と専門店街の受電設備に負荷がかかったためとみられるという。
関電が復旧作業にあたり、午後3時20分に復旧したという。
隣接する近鉄生駒駅や同市内の住宅などでの停電はなかった。
奈良地方気象台によると、8日の奈良県は午前中、大気の状態が不安定で、停電が発生した時も雷注意報が発表されていて、落雷が発生しやすい気象状態だったという。
停電当時、店内のレストランで食事をしていたという女性は、「突然、明かりが消えて驚きました。店内には大勢の客がいましたが、店内のアナウンスの指示で冷静に避難していました」と話していた。
近鉄百貨店秘書広報部(大阪市阿倍野区)によると、店内では商品を保管する冷蔵庫がすべて停止したため、ドライアイスを調達したり、別店舗へ商品を移したりしたという。
店の入り口には臨時休業を知らせる貼り紙が掲示され、店員らが「申し訳ありませんが、閉店しています」と客に頭を下げて事情を説明していた。
ビル内の化粧品店従業員の女性(44)は、「20年働いているが、こんなことは初めて。レジやパソコンも使えなくなった」と困惑。
「パン工房ペンギンクン」店長の女性(46)は、「冷蔵庫の中の生地は、処分するしかない。これから焼きたてのパンになるはずだったのに」と残念そうに話していた
出典
『奈良 生駒のデパートで停電 落雷の可能性も』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160908/k10010675911000.html
『落雷!?奈良の近鉄生駒店が停電、臨時休業に』
http://www.sankei.com/west/news/160909/wst1609090015-n1.html
『停電で百貨店臨時休業、冷蔵庫停止で食材廃棄も』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160909-OYT1T50041.html
(2016年10月7日 修正1 ;本文修正)
2016年9月9日付の奈良新聞紙面に掲載されていた内容を、本文に加筆修正した。
(タイトルも若干修正した)
2016年9月8日20時16分にNHK福井から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月8日12時55分に共同通信から、9月8日10時59分に朝日新聞から、9月10日13時17分にNHK福井からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午前3時すぎ、坂井市三国町にある化学メーカーで化学薬品の製造中に有毒ガスが漏れ、従業員が倒れていると、会社から消防に通報があった。
従業員の男性(39)が福井市内の病院に搬送されたが、約1時間後に死亡が確認された。
司法解剖の結果、死因は硫化水素による中毒だったことが、捜査関係者への取材でわかった。
また、男性を助けようとした従業員が転倒して顔面を打ち、病院に搬送された。
警察の調べによると、工場ではメッキ加工に使う化学薬品の製造が行われていて、男性は、粉末状の薬剤をつくるタンクで発生する硫化水素を抜き出して液状化する作業をしていたが、何らかの原因で硫化水素が漏れ、高濃度のガスを男性が吸った可能性があるという。
会社の規定で定められていた防毒マスクは、着用していなかった。
会社の説明によると、男性1人で、7日夜11時半から作業を行っていたという。
警察によると、別の場所にいた従業員が異臭に気付いた。
硫化水素が外に漏れるようなことはなく、周辺の住民に影響はなかった。
現場は福井港の近くにある工業団地、テクノポート福井のなかで、周囲に住宅はほとんどなく、工場や会社の事務所などが立ち並んでいる。
警察は、作業の方法や薬剤をつくる装置に問題はなかったかなど会社から話を聞くなどして、硫化水素が漏れた原因を調べている。
(ブログ者 注記)
文字情報としては報道されていないが、NHKでは当時の状況を、現場の側面図を使って以下のように説明していた。
工場は3階建てで、男性が2階と3階にまたがって取り付けられている装置を使った作業中に起きた。
会社側の説明によると、男性は1人で、昨夜11時半から今朝8時半までの勤務で作業していた。
けがをしたもう一人の従業員は、2階と3階を行き来する別の作業をしていた。
男性は、3階で熱加工に使う化学薬品の製造過程で装置から硫化水素を抜き出す作業をしていた。
しかし午前3時ごろ、何らかの原因で漏れた硫化水素とみられる有毒ガスを吸った可能性があるとみられる男性が2階の階段下で倒れていたという。
出典
『化学工場で有毒ガス 1人死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3055503181.html?t=1473373431202
『福井で作業員死亡、有毒ガスか 1人軽傷、坂井市の化学工場』
http://this.kiji.is/146402941069297141?c=39546741839462401
『化学薬品会社で硫化水素漏れか、作業員1人死亡 福井』
http://www.asahi.com/articles/ASJ982TBNJ98PGJB002.html
『ガス漏れ事故 死因は硫化水素中毒』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3055576571.html?t=1473544713453
(2017年5月20日 修正1 ;追記)
2017年5月19日19時43分にNHK福井から、責任者らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年9月、坂井市にある化学メーカーの工場で硫化水素を含む有毒ガスが漏れ作業員が死亡した事故で、警察は、マスクを着用させるなどの安全対策を怠っていたとして、工場の責任者らを業務上過失致死の疑いで19日までに書類送検した。
この事故は、去年9月、坂井市三国町にある化学メーカー「A化学工業」でメッキ加工に使う化学製品の製造中に硫化水素を含む有毒ガスが漏れ、このガスによる中毒が原因で39歳の男性従業員が死亡したもの。
男性従業員は、粉末状の薬剤を作る装置から硫化水素を抜き出す作業を行っていて、警察は、工場側の安全管理に問題がなかったか捜査を進めた。
その結果、有毒ガスはこの装置の配管から漏れていたほか、ガスが漏れた場合に備えて社内の規則で定めた防毒マスクの着用をさせていなかったことがわかった。
このため警察は、十分な安全対策を怠っていたとして、工場の責任者らを業務上過失致死の疑いで19日までに書類送検した。
会社によると、書類送検されたのは工場の責任者ら4人だという。
「A化学工業」はNHKの取材に対して、「今回の事故を重く受け止めています。消防や労働基準監督署の指導を受けて再発防止を徹底しています」とコメントしている。
出典
『有毒ガス死亡事故で書類送検』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3053543601.html
(ブログ者コメント)
「社内規則で定めた防毒マスクの着用をさせていなかった」と報じられている件だが、社内規則を守ることを徹底させていなかったということだろうか?
それとも、現場で防毒マスク不着用が常態化していたのに、それを黙認していたということだろうか?
2016年6月15日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第3報修正6として掲載します。
第2報修正5は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6020/
(2016年9月14日 修正6 ;追記)
2016年9月7日17時58分にNHKさいたまから、有罪判決が出たという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月8日付で毎日新聞東京版からも同趣旨の記事がネット配信されていた。
4年前、埼玉県警察本部の機動隊員がプールでの訓練中に死亡した事故で、繰り返し水の中に沈めて死亡させたとして業務上過失致死の罪に問われた33歳の巡査に対し、裁判所は、「過失の程度は重いが、今後相応の社会的制裁が見込まれる」などとして、執行猶予のついた有罪判決を言い渡した。
この事故は、平成24年の6月、埼玉県朝霞市にある埼玉県警の訓練施設のプールで、機動隊員のS巡査(当時26)が訓練中に溺れて死亡したもので、埼玉県警の巡査、W被告(33)が繰り返し水の中に沈めて死亡させたとして、業務上過失致死の罪に問われた。
これまでの裁判で、検察が「悪質な犯行だ」として禁錮1年6か月を求刑したのに対し、弁護側は「被告は罪を認め、反省している」などとして、執行猶予のついた判決を求めていた。
7日の判決で、さいたま地裁の栗原裁判長は、「息継ぎの余裕を与えずに被害者を繰り返し水中に沈めたもので、過失の程度は重い」と指摘した。
そのうえで、「今後、職を失うことも含めて、相応の社会的制裁が見込まれる」などとして、禁錮1年6か月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡した。
判決によると、W被告は訓練時のルールに反してプールサイドのはしごにつかまったS巡査の体をつかみ、水中に繰り返し沈めるなどして水死させた。
執行猶予判決を求めていた弁護側は控訴を見送る方針で、判決が確定すれば、W被告は失職する。
埼玉県警察本部の三田警務部長は、「判決を厳粛に受け止め、引き続き再発防止に万全を期すとともに、改めてご冥福をお祈り申し上げ、ご遺族に深くお詫び申し上げます」というコメントを出した。
判決のあと、Sさんの母親(59)がさいたま市で会見し、「被告には、実刑でしっかり反省して欲しかったので、非常に残念です。埼玉県警には、二度とこのような事件を起こして欲しくないです」と話していた。
また、弟(28)は、「兄はもう帰ってこないが、被告が今後も何事もなく生活を送ることを考えると非常に悔しい」と話していた。
出典
『機動隊員訓練死で有罪判決』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/saitama/1106003161.html?t=1473286545628
『埼玉県警機動隊員のプール水死 巡査に有罪判決 さいたま地裁』
http://mainichi.jp/articles/20160908/ddm/041/040/071000c
(2019年6月27日 修正7 ;追記)
2019年6月26日20時41分に朝日新聞からは、市に賠償命令が出たなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
訓練中に水死したのは指導役の隊員らによる暴行が原因だとして、遺族が隊員5人と県に約1億9000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が26日、さいたま地裁であった。
谷口裁判長は、県については指導監督体制の不備などを指摘して責任を認定し、約9200万円の支払いを命じた。
一方、指導役の隊員の行為を「傷害の故意を伴う」と認めたが、訓練と無関係の私的制裁や共謀があったとはいえないとして、5人への請求は棄却した。
出典
『訓練中に沈められ巡査水死 県に9200万円賠償命令』
https://www.asahi.com/articles/ASM6V4R1WM6VUTNB00G.html
6月26日17時43分にNHK埼玉からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
裁判長は、「ほかの隊員と比べて体力や技量が劣っていたのに、息継ぎの余裕を与えずに水中に繰り返し沈めた結果、死亡したのは明らかだ」として、県に9000万円余りの支払いを命じた。
一方、上司については、「当時、水に沈める行為は訓練中の隊員の行動によっては行われることがあり、明確に禁止されてはいなかった。訓練と無関係の制裁と断定できない」として請求を退けた。
水死した隊員の母親は、「上司の責任が認められず、悔しいです。同じようなことが起きないようにしてほしいです」と話している。
出典
『機動隊員溺死で埼玉県に賠償命令』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/saitama/20190626/1100005745.html
2016年9月7日5時1分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
身のまわりにあるものが原因で、事故が起こることも。
製品のデザインや素材、構造を変えることで、事故を未然に防げないか。
そうした試みが、少しずつ広がっている。
一見すると、ふつうの歯ブラシ。しかし、ブラシがついた部分を強く押すと、柄がぐにゃり。
大阪府八尾市のメーカー「DHL」が発売している「曲がる歯ブラシ」だ。
子どもが転んだり、親やきょうだいにぶつかったりして、歯ブラシが口の中に刺さるといった歯磨き中の事故で、東京消防庁管内では、2011~15年の5年間に、5歳以下の子ども213人(暫定値)が救急搬送された。
約7割は1、2歳。重症のケースもある。
歯ブラシによる事故が相次いでいることから、消費者庁が13年に注意喚起を発表。
DHLが、子どもの安全に配慮した製品を手がけてきたアイ・シー・アイデザイン研究所(大阪府守口市)と共同で、事故を防ぐ歯ブラシを開発した。
「曲がる歯ブラシ」の柄には弾力のあるゴム性の素材を採り入れ、産業技術総合研究所(産総研)に委託し、安全性を確かめた。
1歳児を想定したテストでは、歯ブラシを口にくわえたまま転倒しても、通常の歯ブラシの10分の1程度の圧力しかかからなかった。
現在の価格は1本350円(税抜き)。インターネット通販を中心にセット販売し、昨年6月の発売以降、約6万本を売り上げた。
今年中に、全国のドラッグストアなどにも並ぶ予定だ。
製品の安全規制が事故予防に結びついている例もある。
子どものライター使用による火災が相次いだことを受け、経産省は、10年、子どもが簡単に操作できないよう、ライター(一部の製品を除く)に安全規制を導入。
翌11年9月27日以降は、基準を満たさない製品は販売できなくなった。
たとえば、ボタンを真下に押しこむタイプでは、着火に必要な力が従来の2倍程度に。小さな子どもの力では簡単に押せなくなった。
総務省消防庁消防研究センターの鈴木恵子・主任研究官が、火災統計などをもとに、ライターによる火遊びで起きた住宅火災で亡くなった14歳までの子どもの数の推移を調べたところ、15年までの34年間で全国で計437人が犠牲になっていた。
02~11年の10年間では、年平均で9.9人。
規制前のライターが販売されなくなった12~15年の4年の年平均は2人に。
鈴木さんは、「規制の効果が数字からみてとれる」。
産総研の西田佳史・首席研究員は、「事故防止のために製品を変えるという考え方が、少しずつ浸透し始めている」と話す。
事故予防には、3つの効果的なアプローチがある。
「環境改善(Environment)」、「法規制・基準化(Enforcement)」、「教育(Education)」の3つで、「3E」と呼ばれる。
製品や生活環境を、新しいデザインでより安全に変えるのが、環境改善。
「曲がる歯ブラシ」や、倒れても熱湯が漏れにくい構造に変えた電気ケトル(やかん)が代表例だ。
ものづくりなどのルールを変える法規制・基準化の例は、ライターや00年に義務化された車のチャイルドシートなど。
消費者の意識や行動に変化を促すのが、教育だ。
西田さんは、「保護者の見守りで事故を100%なくすことは難しい。もし不注意やミスがあったとしても、それでも事故が起きない安全な製品・環境づくりが大切」と話す。
07年に始まった「キッズデザイン賞」は、そうした製品づくりを後押しする取り組みだ。
産総研や企業、自治体などでつくるNPO法人「キッズデザイン協議会」が、子どもの安全に配慮した製品などを公募し、優秀作に賞が贈られる。
賞のホームページでは、過去の受賞作品一覧を見られる。「曲がる歯ブラシ」も、昨年、奨励賞を受賞した。
子どもの事故予防に取り組むNPO法人「Safe(セーフ) Kids(キッズ) Japan(ジャパン)」理事長で小児科医医の山中龍宏さんは、「病院や保護者などから情報を集め、どうすれば未然に防ぐことができるのか、社会全体で考える必要がある。様々な職種の人が、それぞれの立場で『変えられるもの』を見つけていけば、確実に事故を減らせる」と訴える。
出典
『デザイン・素材・構造… 製品変えて、子どもの安全追求』
http://digital.asahi.com/articles/ASJ8V7F65J8VUTFL00Q.html?rm=636
2016年9月7日付で河北新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
宮城県大衡村のため池で7月に父子3人が死亡した水難事故を調査していた水難学会は、6日、大崎市内で記者会見し、「一見安全そうに見える池ののり面は、大人が水中から上陸できない傾斜角度だった」と、危険認識の不足を指摘した。
事故は7月1日、大衡村の八志沼で発生。
釣りをしていた30代の父親と小学生と幼稚園児の兄弟が、おぼれて亡くなった。
学会の事故調査委員会は、8月、事故現場近くで池に入った大人が自力で陸に戻れるか、子どもを陸に上げられるかなどの検証実験を行った。
池のコンクリート製のり面の傾斜角は27°。
乾いた状態なら人が歩けるが、水にぬれたり表面にこけが生えていたりすると、滑って水中から上がれなかった。
子どもに見立てた重さ約18kgのポリタンクを上陸させる実験も失敗した。
学会長の斎藤秀俊長岡技術科学大教授は、「陸からは危険性を感じられない角度だった。しかし実際には危険が潜み、そのコントラストの大きさが恐ろしい水難事故につながった」と述べた。
ため池には不用意に近づかず、万が一着衣のままおぼれた場合は「必ず浮くので、そのまま助けを待ってほしい」と呼び掛けた。
水難学会は2011年の設立で、会員は消防士や研究者ら約1800人。
3人以上の犠牲者が出た水難事故で調査を行っており、今回の結果は、今後、ホームページなどで報告し、広く注意を喚起する。
出典
『<大衡父子水死>ため池傾斜 滑って上がれず』
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201609/20160907_13008.html
9月7日付で読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
9月6日20時16分にNHK東北NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
大衡村大衡の八志沼で、7月、釣りをしていた父子3人が溺れて死亡した事故で、水難救助の専門家などで組織する水難学会(新潟県長岡市)は、6日、大崎市内で事故調査結果を発表した。
同学会では、「沼に落ちると、のり面を覆う泥やこけで足が滑り、自力で陸地にはい上がれない」と指摘し、「全てのため池で同様の事故が起きる可能性がある」と警鐘を鳴らした。
事故は7月1日夜、釣りをしていた大崎市の父親(36)と長男(9)、次男(5)が八志沼に落ちて溺死した。
その後、同学会が事故原因を調べていた。
調査結果によると、八志沼ののり面はコンクリート製で、傾斜が27°、水中部分は泥やこけで覆われていた。
30歳代後半の消防隊員が現場付近で事故と同様の状況で上陸を試みたが、滑ってはい上がれなかった。
同学会の斎藤秀俊会長は、「子供を助けようと思ったが、父親は足が滑って焦ったのではないか」と心理的要因も指摘。
「陸地から見て、容易に上陸できるゆるい傾斜と判断してはいけない」と話した。
県によると、県内には約6000か所のため池があるという。
斎藤会長は、「柵も注意看板もなく、より急な傾斜のため池も多い」とし、不用意に近づかないよう、注意を呼びかけた。
事故を受け、自治体も、ため池の安全対策を進めている。
大衡村は、八志沼の事故現場付近に「立ち入り禁止」の看板を立てた。
また、村内の各区長に、釣り人が多く訪れるため池の調査協力も求めた。
ため池が272か所あるという仙台市では、フェンスの有無などを調べるとともに、子供が踏み入らないよう、絵で注意を促す看板の設置を進めている。
農水省のまとめによると、ため池での死亡事故は、毎年、全国で20件から30件程度起きていて、そのおよそ3分の1が、釣りや水遊びなどの最中の事故だったという。
斎藤教授は、「ため池は、水の中に人が入ることを想定した作りにはなっていないので、不用意に、ため池に近づないようにしてほしい」と話していた。
出典
『沼落下「自力で上がれず」…大衡3人死亡事故調査』
http://www.yomiuri.co.jp/local/miyagi/news/20160906-OYTNT50320.html?from=y10
『ため池転落死亡 検証結果公表』
http://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20160906/5357701.html
(ブログ者コメント)
○NHKからは、消防隊員がわざと滑って足から池に落ち、這うようにしてのり面を上がろうとしたが上がりきれない・・・そんな再現実験の様子が放映されていた。
○「のり面を覆う泥やこけで足が滑り、自力では這い上がれない」とは、今年8月の山倉ダム事例でブログ者がまた聞きした内容と同じだ。
ちなみに、山倉ダムのほうが、今回再現実験したため池よりは勾配が急なように感じた。
2016年8月26日掲載
2016年8月19日 千葉県市原市の山倉ダムでのり面を除草中のアルバイト男性がダム湖に滑り落ちて溺死、背負っていた草刈り機が邪魔になり水中で体の自由がきかなかったか?
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6214/
2016年9月7日19時46分にNHK札幌から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午後、札幌市北区のバスターミナルの変電室で修理に訪れていた作業員の男性が感電し、手や頭にけがをして病院で手当てを受けている。
7日午後1時前、札幌市北区のバスターミナルの1階にある変電室で、修理に訪れていた作業員の男性が倒れているのを警備員が見つけて、消防に通報した。
警察や消防によると、男性は作業中に感電し、右手にやけどを負ったほか、頭から出血した状態で病院に運ばれて手当てを受けているということで、詳しいけがの程度はわかっていない。
この事故で、バスターミナルは待合室などが、一時、停電したが、バスの運行に影響はなかったという。
警察は、男性が感電した詳しい状況を調べている。
出典
『変電室で感電 男性1人けが』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20160907/5474581.html
2016年9月6日12時25分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月7日付で朝日新聞滋賀全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午前3時20分ごろ、滋賀県栗東市の自動車部品製造工場内で、作業中だった男性(46)が研磨機に体を挟まれ、死亡した。
警察によると、男性は、作業員約20人と自動車部品を製造する作業中で、全自動で部品を研磨する機械の近くで工程を確認していた。
研磨機の一部の円盤が回転している最中に、誤って上半身を巻き込まれたとみられる。
警察が、事故原因を調べている。
出典
『工場で研磨機に挟まれ男性死亡 滋賀・栗東』
http://www.sankei.com/west/news/160906/wst1609060040-n1.html
2016年9月6日18時1分にNHK奈良から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月6日13時30分に産経新聞westから、9月6日1217分にmBS NEWSからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午後5時すぎ、奈良市のリサイクル工場で、木材を細かく切断する「破砕機」の中から、この工場の45歳の男性作業員のものとみられる遺体の一部やヘルメットの破片などが見つかった。
警察によると、この男性は、同日朝から作業員4人で燃料用の木材チップを製造する作業に従事。
当時、同僚の3人の作業員とともに、破砕機に木材を運び込むベルトコンベヤーを動かしながら、その上から石などを取り除く作業をしていたという。
作業が終わった午後4時半ごろ、別の作業員が男性がいないことに気づき、約15分後にベルトコンベヤーを停止させたという。
一緒にいた作業員は、「いつの間にか姿が見えなくなった」と話しているという。
男性は下請けの会社から派遣されて、先月末からこの工場で働き始め、きのう初めてこの機械を扱ったという。
この工場と奈良県にある系列の工場では、先月、ほかに2件、作業員が死亡する労災事故があり、警察はきょう、現場検証を行って、詳しい状況を確認するとともに、工場の関係者から話を聞いて安全管理に問題がなかったか、調べている。
このうち、5日に作業員が死亡した同じ工場では、先月20日、56歳の男性作業員が工場の敷地内で廃材を移動させる作業をしていた際、トラックとショベルカーの間に挟まれて、全身を打って死亡した。
8月2日には、系列の工場で、派遣社員の67歳の男性作業員がベルトコンベアーの下に落ちた木材をホウキで回収する作業をしている際に、ベルトとローラーの間に上半身を挟まれて死亡したという。
警察によると、会社は、ベルトコンベヤーが動いているときは、その下で作業しないよう呼びかけていたということだが、事故当時、コンベアーは動いていたという。
また、2011年4月にも、男性従業員がベルトコンベヤーに巻き込まれて死亡しており、奈良労基署が労安法違反容疑で、同社を書類送検していた。
出典
『破砕機に巻き込まれ死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/2055437751.html?t=1473197983515
『工場の破砕機から遺体の一部、男性作業員巻き込まれる?…過去にも死亡3件 奈良』
http://www.sankei.com/west/news/160906/wst1609060009-n1.html
『破砕機に巻き込まれ死亡?先月も同じリサイクル工場で死亡事故』
http://www.mbs.jp/news/kansai/20160906/00000021.shtml
9月7日18時11分にNHK奈良からは、下記趣旨の続報記事がネット配信されていた。
7日午後から、奈良市の職員6人が工場に立ち入り調査を行い、2時間ほどにわたって、工場を運営する会社の社長らから話を聞いた。
市の担当者によると、調査では、機械に人が巻き込まれた際、自動的に停止するタイプの機械ではなかったことなど、作業環境について詳しく聞いたという。
奈良市は、今後、こうした安全管理に問題がなかったか、作業マニュアルなどをもとに調査をすすめ、業者への改善命令などの指導も検討するとしている。
奈良市廃棄物対策課の仲西課長は、「1か月で3人が死亡するのは異常な事態だと思います。今後、書類を精査して調査を進めたい」と話していた。
出典
『リサイクル工場事故 市が調査』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/2055472141.html?t=1473287246997
(2016年10月6日 修正1 ;追記)
2016年10月4日付でNHK奈良から、8月2日の事故状況等に関する、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ことし8月、奈良市の廃棄物処理会社が運営する奈良県の工場で、67歳の男性作業員が持っていた清掃道具をベルトコンベヤーの回転軸に巻き込まれ、そのはずみで道具が首に当たって死亡した。
この事故について、労基署は、ベルトコンベアーの回転軸の部分にカバーがついていれば事故は防げたとして、会社と安全管理の責任者を労安法違反の疑いで、4日、書類送検した。
会社側の認否については、答えられないとしている。
出典
『作業員死亡 会社など書類送検』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/2053225961.html?t=1475610610073
(2016年10月15日 修正2 ;追記)
2016年10月11日19時52分に奈良テレビから、8月20日の事故に関する、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
奈良市の産廃処理工場で男性が作業中に死亡した事故を受けて、奈良労基署は、きょう、会社と管理責任者を書類送検した。
同署によると、奈良市にある工場で、今年8月20日に、56歳の男性作業員がトラックとショベルローダーの間に挟まれて死亡する事故が起きた。
会社と生産管理課長は、ショベルローダーの運転手に義務付けられている技能講習を受けさせず運転させた疑いが持たれている。
出典
『I社を書類送検』
http://www.naratv.co.jp/news/news_r3.php
(2017年3月3日 修正3 ;追記)
2017年3月1日14時2分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
奈良市の工場で破砕機に巻き込まれて死亡した男性社員(当時33)の遺族が訴えた損害賠償請求訴訟=大阪高裁で和解=では、奈良地裁が「安全マニュアルの配布や安全教育もなかった」と判決で指摘した。
その後も事故が相次ぎ、原告側の弁護士は「教訓はなかったのか」と話している。
出典
『重機運転で作業員死亡、注意怠った疑いで書類送検 奈良』
http://www.asahi.com/articles/ASK2Q6568K2QPOMB00G.html
2016年9月4日付で読売新聞北海道版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月2日7時7分に北海道新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
札幌市発寒清掃工場(札幌市西区)の煙突にできたさびが風で飛び散り、少なくとも半径約200mの建物数棟と車両約200台に付着していたことが、市への取材で分かった。
市は損害賠償を進めており、賠償総額は数千万円に上る可能性がある。
市によると、ダイオキシンや重金属などの有害物質は含まれていないという。
さびは、可燃ごみ焼却炉の煙突(高さ約100m)のノズルカバーにでき、雪や雨に交じり、強風時に飛び散ったとみられる。
さびはさまざまな形状で、大きいもので2~3cm。
今年2月、周辺の会社から「建物などにさび色の付着物がある。工場から出たのではないか」と問い合わせがあり、市が半径200mを対象に調査し、付着物の成分から、4月に煙突のさびと断定した。
5月から賠償手続きを始め、これまでに車46台分、約800万円を賠償した。
車の塗装や建物外壁に貼り付いたさびの除去費用という。
調査範囲外の被害も、工場からのさびと認められれば賠償するという。
市によると、ノズルカバーを2014年6月にステンレス製に替えて以降、さびが飛び散っていた可能性があるという。
市は、飛散が始まった時期は不明と話す。
市は、「カバーは雪解け水などがたまりやすい形状で、さびができやすい」としており、今年3月以降、ノズルカバーの清掃を続け、8月にカバーを樹脂製に戻した。
出典
『清掃工場煙突 さび飛散 周辺建物や車に付着』
http://www.yomiuri.co.jp/hokkaido/news/20160904-OYTNT50002.html
『清掃工場の煙突からさび飛散 札幌、車150台以上被害』
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0311550.html
(2017年6月2日 修正1 ;追記)
2017年5月31日7時0分に北海道新聞から、倍賞総額に関する下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
札幌市の発寒清掃工場(西区発寒15の14)で2014年6月以降、煙突からさびが周辺に飛散していた問題で、付着被害を受けた建物や自動車の補修に伴う損害賠償が総額約1億6千万円に上ることが30日、分かった。
対象は、法人12社の施設や個人の車両約150台などに上った。
市は、今秋までに賠償手続きを終えるという。
市環境局環境事業部は、「多額の税金を使い、大変申し訳ない。施設の改修時には事故のないよう慎重に進めたい」と陳謝している。
出典
『発寒清掃工場のさび飛散 札幌市の賠償額1億6千万円に 「多額の税金、申し訳ない」 2016.9.12に追記』
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/sapporo/1-0405307.html
2016年9月3日7時11分に千葉日報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
印西市が8月27日夜に開催予定だった「印西花火大会」を開始時間後に急きょ中止した問題で、花火業者I社は、2日、千葉日報の取材に応じ、「打ち上げ場所が最悪な状況だった。場所をきちんと整備しようとする姿勢が市に欠けていた」とし、中止理由を一方的に業者の作業遅延のせいと主張する市に反論した。
打ち上げ場所の利根川河川敷は連日の悪天候で足場が悪く、搬入車両が入れなかったため、大量の花火を徒歩で運ぶことを余儀なくされたという。
同社によると、設置場所の足場の悪さが予想されたため、同社は前日の26日朝から花火の設置作業を開始。
通常はトラックを打ち上げ場所の近くまで寄せるが、ぬかるみに車輪がはまって近くまで行けず、スタッフは各車両から50~100mを歩き、花火を運んだ。
花火の重さは最大25kgほど。
スタッフは2つを両手で抱え、足場の悪い中を何度も往復。
全部で約1000個を設置する計画だったが、夜10時まで作業をしても、約3割しか設置できなかった。
大会当日は、早朝5時から作業開始。スタッフも増員した。
だが、完了の遅れが確実な情勢となった午後6時15分ごろ、同社は市に「定刻に打ち上げるのは不可能」と報告。
しかし、市は「定刻」を譲らなかった。
同社は作業を続け、開始時間の7時半の20分後の50分ごろ設置が整い、配線などの最終点検に入った。
だが8時10分に、市から突然中止を告げられた。相談はなかった。
「あと数分で上げられる状況だった。打ち上げ時間は8時半まであったから、残り15分間だけでもダイナミックな花火を上げられたのに」。同社の担当者は不満を隠さない。
また、市が作業遅延の理由として「点火装置に異常が発生したと業者が言っている」と説明したことについて、同社は「異常はなかった」と否定した。
設置場所の除草や平らにならす作業もしたという同社は、「主催者が設置場所を整えるのが通常の花火大会。他の大会で設置で困ることはない。市は大会を成功させるための配慮に欠けていた」とし、「間に合わないと伝えたときに『やれ』と言わず、中止にしてくれた方が良かった」と話す。
一方、市は、「設置場所がぬかるんでいたことは、当日夕方に業者の報告で初めて知った」としている。
同社は、提出を求められたてんまつ書を内容証明郵便で市に送付。
これらの経緯を記した内容という。
一方、市は、業者への損害賠償請求も検討するとしている。
出典
『「打ち上げ場所の状況最悪」 市の説明に業者反論 印西花火大会中止』
http://www.chibanippo.co.jp/news/national/348443
9月6日11時1分に千葉日報からは、下記趣旨の続報記事がネット配信されていた。
市は8月31日に中止理由を「花火業者の作業遅延」などと発表。
遅延理由として市経済政策課の担当者は、「点火装置に異常が起きた。風でかぶせていたシートが飛ばされ、雨風で異常が起きたのでは、と業者が話している」などと説明していた。
これについて業者が「そんな報告はしていない」と否定したため、千葉日報は、5日、同課に確認。
すると、「そもそも、市は取材で『点火装置の異常という報告が業者からあった』という説明はしていないし、業者からそうした報告も受けていない」と文書で回答。
記者が虚偽説明であると迫っても、同課は繰り返し否定したが、やりとりの音声記録を示すと、ようやく虚偽説明を認めた。
虚偽説明について、同課は「思い違いだった」と釈明。
点火装置の異常と説明した理由については、「『強風でシートがなびき、防水作業に時間を要した』との業者の報告を、装置の異常と捉えてしまった」とした。
一方、台風の影響でぬかるみがひどく、花火の設置が難航したと業者が主張している利根川河川敷の打ち上げ場所を市が整備せず、状況も把握していなかったことについては、「業者から問題があるとの報告はなかった」とし、対応は適切だったとの考えを示した。
市制施行20周年を記念し、15年ぶりの開催予定だった同大会は、事業費4千万円を投じて8800発を打ち上げる計画だった。
市は中止理由を4日後に発表し、対応に市民の苦情が殺到していた。
出典
『市「点火装置異常」を訂正 取材に一時虚偽説明 印西花火大会中止』
http://www.chibanippo.co.jp/news/national/348994
9月10日10時7分に千葉日報からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
千葉県が、6月、打ち上げ現場の整地は主催者の役割であると市に説明していたことが分かった。
県産業保安課によると、花火大会での事故防止を図るため、県内で開かれる大会の主催者や花火業者を集めた説明会を6月8日に県庁で開催。
約100人が参加し、印西市は経済政策課の職員1人が出席した。
説明会では、各関係者の役割分担などが説明され、主催者の役割として「打ち上げ現場は必要に応じて整地し、周囲の草刈りを必ず行う」ことが指導された。
「地面が軟弱だったら花火の筒が傾く恐れがあり、事故を招きかねない」と県の担当者。
「大会の安全に関する責任は主催者にある」ことも念押しされたという。
同大会の観覧会場は市内だったが、打ち上げ現場は対岸の茨城県の利根川河川敷で、打ち上げの許可申請は同県に行っている。
同県の打ち上げの手引では、細かな役割分担までは明示していないが、「打ち上げ現場の土地の状況を十分に把握し、災害発生防止のため必要な措置をとる」ことを主催者らに注意喚起。
同県の担当者は、「打ち上げの責任は花火業者が負うが、総括的に安全管理の責任を負うのは最高責任者である主催者」と説明している。
市は、台風後も整地をしようとしなかったことについて、「大会当日朝に業者の責任者と会ったが、地盤の悪化の報告や、整地についての相談がなかった」とし、「対応は適切だった」との考えを示している。
出典
『現場整地「主催者の役割」 千葉県が6月、市に説明 印西花火大会中』
http://www.chibanippo.co.jp/news/national/349969
(ブログ者コメント)
工事する場合、工事が安全かつ円滑に行えるべく環境を整備するのは、発注者側の責務。
それと同じことではないだろうか。
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
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その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。