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2014年8月18日21時18分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月18日23時22分に京都新聞からも、同趣旨の記事が掲載されていた。
近畿地方北部を襲った豪雨災害で、京都府福知山市の床上・床下浸水被害は計2400棟以上になった。
局地的な大雨で、市街地を中心に内水氾濫などが起きたため。
福知山市の排水ポンプ場の一つは豪雨の最中、想定を超えた量の雨水で浸水して故障し、排水作業が止まっていた。
福知山市が18日、各自治会からの連絡をもとに浸水被害の状況をまとめた。
17日までは1000棟超としていたが、18日午後3時までの集計で、床上が1155棟、床下が1296棟に上ったという。
昨年9月の台風18号の影響で、由良川が氾濫した時の被害計約1100棟の倍以上になる。
今回は由良川はあふれていないものの、市街地の中心部が浸水したことが背景にある。
松山市長は、「被害の全体像はまだ把握できていない」と語った。
豪雨の最中に故障したのは、由良川沿いにある「和久市ポンプ場」の4台のポンプで、当時は4台とも稼働中だった。
17日早朝、処理能力を超える雨水が流れ込んで水があふれ、稼働させるディーゼルエンジンが水をかぶって故障した。ポンプ室の床面は地上とほぼ同じ高さに設けられ、約1m浸水したという。
故障直前の午前4時台にアメダスが観測した福知山市の1時間雨量は50mmで、ポンプ場が想定する40mmを超えていた。
本来なら、下水道から流れてくる雨水などを1分間に計500m3、川へ排水する能力があるが、故障で排水作業が止まったという。
ポンプ場は1963年から稼働している。
市下水道課は「排水作業ができなくなったことで、結果的に市街地に広がった水量が増えてしまった可能性はある。50年間でポンプ室に水が入ったことはこれまでなく、想定できていなかった。今後、防水対策などを施したい」と説明している。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASG8L4QRZG8LPLZB00Y.html
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20140818000157
2014年8月22時56分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福知山市などによると、由良川が蛇行している市街地は過去に何度も大水害に見舞われてきた。
市は堤防の増強と同時に住宅地の排水強化のために下水道を巡らし、1963年に「和久市ポンプ場」を設置。4台で毎分504トンの雨水を由良川に排水する能力は今も当時のままだ。
しかし、同市の18日午前0時までの48時間雨量は335.5mmと観測史上最大に到達。市下水道課によると、ポンプ場も約2m浸水し、ポンプ自体が17日午前5時ごろに水没して使えなくなった。
担当者は、「52年間で初の事態。水路や側溝からも同時に水があふれており、排水が利く範囲にも限界がある。ポンプの増強だけで想定外の洪水に対応できるかどうか分からない」と話している。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20140819k0000m040101000c.html
(ブログ者コメント)
○ポンプ能力をどれほど確保すればよいかという問題と、ポンプが浸水で使えなくなった問題とは、分けて考えたほうがよいのではないだろうか?
○今回のトラブルを教訓として、今後、ポンプの嵩上げなど、検討されるのだろうか?
○排水ポンプ停止による浸水被害は、2013年9月に京都市と西脇市でも起きている。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3413/
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3215/
2014年8月16日23時40分に京都新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
停滞前線の影響で、京都府内は16日正午ごろから、局地的に猛烈な雨に見舞われた。
京都地方気象台によると、京都市中京区で午後0時46分までの1時間の降水量が87.5mmとなり、観測史上2位となった。
大量の雨水が下水道管に流入した影響で、少なくとも市内6カ所でマンホールから雨水が噴出した。
京都市上下水道局によると、噴出したのは、上・中京区の堀川通下立売-四条までの3カ所と、下京区の五条通千本、右京区の西大路通蛸薬師、葛野大路通高辻の計6カ所。正午から午後1時にかけてだった。右京区葛野大路通五条下ルでも噴出が目撃されている。
噴出した下水道管は広範囲から流入する幹線管渠で、地下6~10mを通る。
市上下水道局は、管内は密閉構造のため、急激に流入した雨水が管内の空気を押しだし、マンホールを持ち上げて路上に水を噴出したとみている。
マンホール周辺のアスファルトも引きずって路面が隆起した場所もあった。
同局は,「これほど多数で噴水状になったことはない」という。
五条通の噴出を目撃した会社員の男性(22)は、「高さ5mほどの噴水が15分以上続いていた。地盤が割れて膨らんでいて怖かった」と話している。
レーダー解析では、午後6時までの1時間に左京区で約100mm、右京区北部で約90mmが降ったとみられ、同気象台は「記録的短時間大雨情報」を出した。
出典URL
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20140816000114
8月18日20時45分にNHK京都からも、やや詳しい下記趣旨の記事がネット配信されていた。
記録的な大雨で道路のアスファルトが隆起する被害が出た京都市では18日、現地調査が行われ、一気に下水管に流れ込んだ雨水で押し出された空気が配管を破壊して噴き出し、アスファルトを下から押し上げたことが原因であることがわかった。
16日の大雨で、京都市内では4か所でマンホール周辺のアスファルトが隆起する被害が出て、18日も一部の道路で車の通行を規制する影響が出ている。
このうち、京都市中京区の道路では、市の上下水道局の職員や業者が現地調査を行い、隆起した原因を調べた。
その結果、下水管が破損していることや道路の下に空洞が確認されたことから、下水管の中に一気に流れ込んだ雨水で押し出されて行き場を失った高圧の空気が、下水管の接合部を破壊して道路の下に流れ込み、アスファルトを持ち上げていたことがわかった。
上下水道局によると、市内の下水は1時間に62mmの雨まで処理できるように設計されているが、16日、京都市では午後0時46分までの1時間に処理能力を大きく超える87.5mmの猛烈な雨が観測されていた。
こうした現象は全国的にも珍しいということで、京都市下水道管路管理センターの中村所長は、「めったにないことで驚いている」と話している。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kyoto/2013869071.html?t=1408398405106
2014年8月16日10時59分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月17日11時51分に読売新聞からも、同趣旨の記事が掲載されていた。
岐阜県大垣市立東中学校で6月、理科の実験中にペットボトルが破裂し、生徒4人が軽いけがをしていたことが分かった。
市教委は担当の50代の男性教諭を文書訓告、校長を厳重注意としたが、事故を公表していなかった。
市教委学校教育課によると、事故は6月2日午前の2年生のクラスで起きた。
密閉状態で化学反応をさせても、物質の重さが変わらないことを確かめるため、50歳代の男性教諭がペットボトルに希塩酸とマグネシウムを入れてふたをし、水素が発生した後の重さを量ろうとしたところ、破裂。
生徒たちは約1m離れた所で見学していたが、破片や液体が飛び散って、男子生徒4人の顔や腕などにあたったという。4人とも病院で手当を受けたが、軽いけが。
市教委は、水素の発生量が多かったのが原因として、各学校に予備実験の徹底などを注意喚起した。
市教委は「生徒と保護者に謝罪し、けがの程度も軽かったので公表しなかった」と説明している。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20140816k0000e040170000c.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140816-OYT1T50114.html
(ブログ者コメント)
原因としては、マグネシウムの入れ過ぎ、あるいはペットボトルに傷があったことなどが考えられる。
2014年8月15日18時10分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午前11時25分頃、兵庫県尼崎市寺町の木造2階建てアパート1階の部屋で、住人の無職男性(80)が卓上コンロ用のカセットボンベに千枚通しで穴を開けた直後に発火。
壁1m2を焼き、男性は全身やけどの重傷を負った。
警察の発表によると、ボンベに残っていたガスが漏れ、金属がぶつかってできる火花が引火したのが原因とみられるという。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140815-OYT1T50077.html
(ブログ者コメント)
尼崎市では、ボンベに穴を開けてから捨てるように定められており、穴開け時の注意点などはHPに以下のように記されている。
恐らくは広報紙にも何回か掲載されてきただろうが、それでも全市民に徹底することは難しいということかもしれない。
『カセットボンベやエアゾール缶等の捨て方』
カセットボンベやエアゾール缶などは、中身を使い切ってから、市販されている専用の器具などを使って穴を開けてガス抜きをしてください。穴を開けようと、勢いよくくぎを刺したりハンマーでたたいたりすると爆発の恐れがあり危険です。
作業は風通しの良い屋外で、近くに火気がないことを確認し、必ず事前にガスを出し切ってから行いましょう。
http://www.city.amagasaki.hyogo.jp/syobo/kasaiyobo/116bonbe.html
2014年8月14日19時30分にNHK鹿児島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月15日付の読売新聞鹿児島版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午前8時前、姶良市脇元のJR重富駅で、駅員が大きな音を聞いて外に出てみると、地上から高さ2m余りの駅舎の屋根に取り付けられていた雨どいが化粧板や金具とともに地面に落下しているのが見つかった。
落下した雨どいは鉄製で長さが7m余りあり、化粧板や金具もあわせると重さは40kg余りあるという。
ただ、落下した当時、付近には人はおらず、けが人はいなかった。
JR九州鹿児島支社によると、重富駅は昭和24年に建てられ、雨どいもその時に取り付けられたものとみられている。
7月の点検で異常はなかったが、支社が落下した雨どいを調べたところ、灰がたまっていた。
JRでは、これまでに降り積もった火山灰の重さで落ちたのではないかとみて、落下の原因を調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/5053812471.html?t=1408051172207
http://www.yomiuri.co.jp/local/kagoshima/news/20140814-OYTNT50310.html
(ブログ者コメント)
特殊な事例ではあるが、灰を雪に置き換えれば・・・ということが頭に浮かんだので紹介する。
2014年8月14日付で朝日新聞滋賀全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県は13日、県立長浜農業高校の地中タンクから暖房用の灯油が最大600ℓ漏れ出したと発表した。大部分は地中に浸透したとみられる。校外への流出は確認されていないという。
県建築課によると、校舎の耐震工事中だった7月21日、高島市の建設会社がタンクと校舎をつなぐ配管を誤って切断したという。業者は不要な配管と判断し、工事を続けたという。
9日から降り始めた台風11号の雨で配管からタンクに雨水が流入。タンクが満杯状態になり、灯油が流出した。
県や業者は吸着マットなどで漏れ出した灯油を除去している。
8月11日付で滋賀県HPに、流出発見時の状況などが下記趣旨で掲載されていた。
耐震改修工事を行っている現場付近で灯油らしき異臭がするのを、登校してきた教員が発見した。
周辺を調べたところ、耐震改修工事の基礎掘削個所と校舎横の側溝の水面で油膜が浮いていることを確認した。
出典URL
http://www.pref.shiga.lg.jp/hodo/e-shinbun/hb01/20140811.html
(ブログ者コメント)
誤って配管を切断したのなら、その旨、学校側に連絡するのがスジ。
工事している側が勝手に不要配管だと判断するなど、ちょっと信じ難い。
2014年8月13日7時30分に毎日新聞から、「コンクリ劣化:鉄道で落下相次ぐ 人に当たったケースも」というタイトルで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
トンネルや橋、駅などの鉄道施設で、劣化したコンクリート片などが落下する事案が相次いでいる。
東日本にある11の主な鉄道事業者によると、昨年度以降で計32件あり、このうち15件は駅構内など職員以外の一般客らが出入りする場所で、重さ約8.5kgのコンクリート片が落ちたこともある。
幸い、人的被害はないが、専門家は「頭を直撃すれば命を奪われる可能性もある」と指摘する。
防止にはハンマーでたたき、音で異常を確かめる「打音検査」が有効だが、ほとんど実施していないのが実情だ。
毎日新聞がJR東日本、東日本の大手私鉄9社、都営地下鉄の11事業者に取材し、結果をまとめた。
落ちたのはコンクリート片、モルタル片などで2013年度に27件、今年度も5件あった。
原因は、雨水や鉄筋の腐食、経年などによる劣化が17件で、寒冷地でコンクリートの内部で水が凍って膨張する「凍結融解」の10件が続く。
今年度の5件のうち4件は一般客らの出入りする場所で発生した。
東京都江戸川区臨海町6では6月21日、JR京葉線の高架橋からコンクリート片が約10.5m下の駐輪場に落ちているのが見つかった。1984年に建設された高架橋の経年劣化が原因とみられる。
コンクリート片は複数あり、最も大きなものは縦横各約20cm、厚さ約9cmで、重さ約4.2kg。自転車の車輪に衝突した形跡があったが、けが人はなかった。
日本大大学院の櫛英彦教授(救急医学)は、「10mの高さから4kgのコンクリート片が落ち、頭にぶつかったら、即死する可能性が高い。体の他の部位に当たっても死に直結する危険性がある」と指摘する。
6月8日には、東京都足立区の東武スカイツリーライン北千住駅で、重さ約5.8kgの天井板が落下した。
乗降客が行き交う駅の地下通路で、天井板を留めるネジの緩みが原因とされる。
5月1日にも、東京都東大和市の西武拝島線東大和市駅で、高架橋から重さ約8.5kgのコンクリート片が剥がれ落ち、コンコースの天井を直撃。天井板の一部とともに約5m下の階段わきに落下しているのが見つかった。
80年建設の高架橋の施工不良が原因とみられる。
利用者に当たったこともある。
4月30日には東京都世田谷区の京王線下高井戸駅で、雨水によって劣化した重さ約3.6kgの天井板が落下した。乗降客の肩に当たったが、けがはなかった。
これら4件について、JR東は13年6月、東武は今年5月、西武は12年3月、京王は13年2月に目視点検をしたが、いずれも異常は見抜けなかった。
国交省によると、鉄道施設のうちトンネルの一部については、中央自動車道笹子トンネルの天井板落下事故(12年12月)を受け、13年3月までに打音などによる緊急点検を実施した。
しかし、トンネル以外の場所の打音検査は、目視で異常が見つかった場合に限られている。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20140813k0000m040165000c.html
(ブログ者コメント)
コンクリート片などの落下は、鉄道に限らず、道路橋などでもしばしば起きており、本ブログでも、目についたものは紹介してきた。
高度成長期に数多く作られた橋やトンネルなどが一斉に寿命を迎え始めると言われている現状、今後とも起き続けることだろう。
そういった事故・トラブルに関し、今回の報道では、原因面を含め、よくまとめられており、これで事例紹介としては一区切りした感がある。
よって、今後は特段のものでない限り、この種の事故・トラブルの事例掲載は、省略することにする。
2014年8月14日付の千葉日報紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
市原市五井南海岸の宇部興産千葉石油化学工場から12日午後11時50分ごろ出火、同工場内の合成ゴム製造設備などを焼いた。けが人はなかった。警察は出火原因を調べている。
警察によると、焼失したのは不良品の合成ゴムを砕く「ラバーチョッパー」と呼ばれる装置などで、砕いた合成ゴムを再び製造装置に戻す際、タンクから漏れ出たガスに何らかの原因で引火したとみられる。
計器室の担当者が爆発音を聞き、119番通報した。
同工場では5月にも合成ゴム製造設備のタンクを焼く火災があり、従業員男性が軽傷を負っている。
(ブログ者コメント)
ブログ者の知る範囲では、砕いた合成ゴムを製造装置に戻す際、溶剤に溶かしてから戻すところがあった。
今回の設備も同様だったとすれば、その溶剤を入れたタンクから漏れた蒸気に火が着いたのかもしれない。
着火源としては、電気設備は防爆仕様になっている筈なので、切り刻まれたゴムに生じた静電気の可能性も考えられる。
5月の火災は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3914/
2014年8月12日8時6分に京都新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
京都府八幡市の金属鋼板加工会社の工場で昨年10月に男性社員(当時33)が鉄くずの貯留槽に全身が埋まって死亡した労災事故で、八幡市消防本部の救助活動に不注意があったとして、京都府警捜査1課と八幡署が業務上過失致死の疑いで、救助を指揮した市消防署の男性課長を近く書類送検する方針を固めたことが11日、捜査関係者への取材で分かった。
消防の救助業務の過失を刑事事件で立件するのは異例。
事故は昨年10月19日午後4時ごろ、K社(八幡市川口)の京都工場で起きた。
男性社員が鉄くずや鉄粉をためる槽を清掃中に誤って転落し、首から下の全身が埋まった。
八幡市消防本部によると、課長の指揮で市消防署員が男性の上半身まで鉄くずを掘り下げ、引っ張り上げるための安全ベルトを胸部に取り付けた。
鉄くずを排出するため貯留槽の底を開けたが、男性は引きずり込まれるように頭まで埋まったという。
署員が再び掘り下げて顔を露出させたが既に心肺停止状態で、救出後に死亡が確認された。
捜査関係者によると、課長はベルトの装着確認などの注意を怠った疑いがあるという。
長村消防長は「危険を伴う前例のない救助だったが最善を尽くした。人命が失われたことは残念で、訓練の積み重ねで信頼を回復したい」と話した。
出典URL
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20140812000013
8月12日19時22分にNHK京都からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
警察は、救助活動の際に安全確認を怠ったなどとして、当時、指揮していた消防署の課長を業務上過失致死の疑いで書類送検した。
書類送検されたのは、八幡市消防本部の55歳の男性課長。
警察や消防によると、去年10月、八幡市の金属加工会社の工場で男性従業員が鉄くずなどをためる深さ4mほどの設備に誤って転落した。
救助に駆けつけた消防が男性の体に救助ベルトをつけたうえで鉄くずを取り除くため設備の底を開けたところ、ベルトが外れて男性は鉄くずなどの中に埋まり、窒息死した。
この事故で警察は、救急活動を指揮していた課長がベルトの装着をきちんと確認しないまま設備の底を開けるよう指示を出したことなどが死亡につながったとして12日、業務上過失致死の疑いで課長を書類送検した。
警察によると課長は、「安全確認をしないまま指示を出してしまった。大変申し訳ない」と話しているという。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kyoto/2013748361.html?t=1407880238434
2014年8月12日11時53分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市消防署によると、救助に駆けつけた時、男性は首まで埋まり、「痛い」など受け答えできる状態だった。
約1時間かけて鉄粉を掘って上半身を出し、引き上げ用の安全ベルトを胸に着けたが、貯留槽の底を開けて鉄粉を排出した際、鉄粉に引き込まれて全身が埋まった。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20140812k0000e040195000c.html
2014年8月11日10時49分に中日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月10日18時56分に時事ドットコムから、8月12日付で朝日新聞名古屋版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午前11時15分ごろ、愛知県碧南市玉津浦町のトヨタ自動車衣浦工場で、クレーンワイヤでつり上げられた機械の鉄製の扉(約300kg)が落下し、真下で補修作業をしていた下請け工事会社社長の男性(51)が頭を挟まれた。
男性は病院に搬送されたが、脳挫傷で約1時間後に死亡が確認された。
警察によると、扉をつるしていた1本のワイヤが切れていた。
補助ワイヤは使用しておらず、男性は70~80cmの高さにつり上げられた上下に開く機械の扉の下に潜り込み、あおむけに寝て扉の縁の防じんゴム(パッキン)を取り換える作業をしていた。
クレーンを操作していた男性の部下にけがはなかった。
工場は盆休みで操業しておらず、機械のメンテナンスが行われていた。
出典URL
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2014081190104923.html
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2014081000112
2014年8月9日23時9分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
集中豪雨や台風により冠水した道路で水没した車両から脱出する実験を日本自動車連盟(JAF)が実施し、脱出が難しくなっても浸水が進んで車内外の水圧差が小さくなれば、かえってドアが開きやすくなるという結果を公表した。
高架下を通る掘り下げられた道路が冠水し、車が下り斜面で停止した場面を想定し、車内に空気が残っている状態と、車内に浸水し車内外の水位が一致した状態を比較。
セダンの前席ドアとミニバンのスライドドアを開ける実験をした。
両車種とも、水深が30cmから120cmまでは、車内に空気が残っている場合は水深にかかわらず、車外の水圧でドアが開かなかった。
一方、両車種とも、車内に浸水した後は車内外の水圧差が小さくなり、水深120cmでもドアを開けられた。
車の窓ガラスをスマートフォン、ビニール傘、脱出用ハンマーなどで割る実験では、実際に割れたのはハンマーだけ。JAFは「ハンマーを運転席から手が届く範囲に置いてほしい」としている。
パワーウインドーは両車種とも、水深90cm以上だと電気系統の故障などで作動しなかった。
車両の救援件数は関東地方に猛烈な雨が降った6月25日に関東1都5県で計55件あった。
台風8号が九州を横断した際の7月11~16日には、九州7県で計366件に上った。
出典URL
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG0903S_Z00C14A8CC1000/
(ブログ者コメント)
本件、これまでに何回かテレビで同種実験の映像が放映されており、なんでいまさらJAFが?という感もあるが、まずはご参考まで。
2014年8月8日14時46分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月8日付で朝日新聞島根版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
広島高裁松江支部・地裁の新庁舎建設現場で6月に作業員男性(57)が高さ2.5mの足場から転落して死亡する事故があり、松江労基署は7日、鳥取県米子市花園町の建設業「Y社」の男性社長(71)と男性現場責任者(46)を労安法違反(墜落防止措置義務違反)の疑いで書類送検した。
発表によると、足場は幅40cm以上必要であるにもかかわらず、社長と現場責任者は幅25cmの足場で作業させた疑い。
作業員は6月11日、工具落下を防ぐ板の上で型枠を解体中に転落して胸を強打、3日後に死亡した。
2人とも容疑を認め、現場責任者は「墜落しても足をくじく程度だと考えていた」と話しているという。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140808-OYT1T50070.html
2014年8月7日21時21分にNHK福島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月9日付で朝日新聞福島中会版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
去年、伊達市で、除染で出た土をクレーンで降ろす作業をしていた男性が、倒れてきたクレーンの下敷きになって死亡した事故で、福島労基署は、クレーンが倒れたのは、基準を超える重さをつり上げていたためなどとして、男性が勤務する会社などを労安法違反の疑いで書類送検した。
書類送検されたのは、県から委託を受けた伊達市の建設会社とその安全管理の責任者、それに死亡した男性が勤務していた東京・江戸川区の下請けの建設会社と、この会社の福島支店長。
この事故は去年11月19日、伊達市月館町御代田にある、除染で出た土を保管する仮置き場で、クレーン付きのトラック(ユニック車)が横転して、土をつめたフレコンをクレーンで降ろす作業をしていた46歳の男性が下敷きになって死亡したもの。
同署によると、男性が勤務していた下請けの会社は、クレーンの転倒を防ぐ対策を事前に決めていなかったうえ、クレーンの定格荷重(0.35トン)の約4倍の重量約1.3トンのフレコンをつり上げさせていたという。
また、県から除染の委託を受けた伊達市の会社も、男性に対して、転倒防止の方法などを知らせていなかったという。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6053621091.html?t=1407447638738
(2014年8月25日 修正1 ;追記)
2014年8月8日付の福島民友紙面に、より解りやすい表現の記事が、下記趣旨で掲載されていた。
福島労基署は7日、労安法違反の疑いで、M社(伊達市)と同社などでつくる共同企業体の安全責任者(44)、E社(東京都)と同社福島支店長(62)を書類送検した。
容疑は、M社は、県から請け負った伊達市月館町の国道349号の除染で、リースした移動式クレーンをE社の男性作業員(46)に使わせる際、クレーンの転倒防止などの必要な事項を通知しなかった疑い。
また同支店長は、クレーンの転倒など危険防止の作業方法を定めていなかったほか、クレーンの定格荷重を超える重さの土壌を入れた袋をクレーンで吊り上げる作業を、男性作業員に行わせた疑い。
2014年8月7日11時52分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
岐阜県大垣市上石津町の「市かみいしづ緑の村公園」で2012年、森林体験講座に参加していた同市の小学1年の女児(当時6歳)が、落ちてきた枝で頭を打って死亡した事故で、県警は7日、公園の指定管理者で講座を主催した社団法人「かみいしづ緑の村公社」の理事長(70)と、当時の事務局長(41)を業務上過失致死の疑いで書類送検した。
送検容疑は12年11月18日、強風などで枝の落下が予測できたのに樹木の点検やヘルメット着用など安全対策を行わず、参加していた女児の頭に枝が落下する事故を引き起こし、8日後に死亡させたとしている。
枝は樹齢約110年のスギの高さ約23mの地点から落ちた。2人は容疑を認めているという。
県警によると、現場周辺では当日午前7時ごろから断続的に強い風が吹き、事故が起きた同11時までに最大瞬間風速14.9mを観測。
枝は長さ約3.4m、直径約5cm、重さ約5.35kgで、風にあおられ、重さに耐え切れず落下したとみている。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20140807k0000e040239000c.html
8月6日19時3分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
県警などによると、女児は、家族4人で同公園で開かれた森林体験講座に参加。
指導員から間伐作業の説明を受けていた際に、落下してきたスギの木の枝が頭を直撃し、脳挫傷のため8日後に死亡した。
参加者はいずれもヘルメットはかぶっていなかったという。
県警は事故後、公社側の安全管理に問題がなかったか捜査を始めた。
事故当時、付近で風速約10mのやや強い風が吹き、強風にあおられた枝が落下したとみられることが分かった。
さらに、日ごろから森林の手入れをしていなかったほか、講座開始前に付近に枝が落下しており、枝が落下する危険性を予測できたのに安全対策を講じなかった疑いがあると判断した。
理事長は毎日新聞の取材に「森林イベントに関するノウハウはなく、危険な場所という認識はなかった。枝が落ちてくることは考えなかった」と話した。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20140807k0000m040037000c.html
2014年8月6日付で朝日新聞夕刊(聞蔵)からは、下記趣旨の解説記事がネット配信されていた。
この事故を受け、林野庁が同様のイベントでヘルメット着用を求めるなど、安全対策が求められている。
枝の自然落下事故は続いており、青森県の奥入瀬渓流で03年にブナの枝が当たった女性が足や胸を骨折。
06年には福島県の国立公園でブナの枝が折れ、直撃を受けた男性(当時68)が死亡した。
奥入瀬の事故では女性と夫が国と青森県を相手に損害賠償請求訴訟を起こし、09年に1億9300万円の判決が確定した。
これを受け、林野庁は09年、不特定多数の人が出入りする場所で立木の点検などを促す文書を各都道府県に出した。
しかし12年に大垣で今回の事故が発生。
今年4月には川崎市で街路樹のケヤキの枝が突然落ちて、幼稚園年長の女児の頭にぶつかり、女児は頭の骨を折っている。
公園や街路樹の枝が自然落下した事故で刑事責任を問う場合、
⑴管理者らが枝の落下を予測できたか
⑵枝の直撃を回避させることは可能だったか
を立証することが必要になる。
今回の事故現場を調査した岐阜大学の石田仁准教授(山地管理学)は、当時の風に注目。
大垣の気象観測で最大瞬間風速約10mを記録していたが、枝が折れるほどの強風とされる値より弱い。
折れた枝はこぶ病に感染し、これも落下原因になった可能性があるという。
公園を管理する公社は、イベント開催前に現場付近で多数の枝の散乱を確認していたが、職員は「枝が落ちてくるとは思わなかった」と話している。
石田准教授は、「事故を防ぐきっかけはあったが、大きな事故になるとは思っていなかったかもしれない」と語った。
元東京地検刑事部副部長の若狭勝弁護士は、「森林体験イベントを開いた以上、ヘルメットを着用させるなどの安全配慮義務があった」と指摘。「公的イベントを開く際の安全配慮義務は重くなっている。検察が起訴するにはハードルがいくつかあるが、警察が送検することで問題提起になり、安全対策が進むならば意義深い」と話した。
(ブログ者コメント)
樹木落下などによる同種トラブルは、毎年、一定件数発生していると思われるが、今年は、この記事を含め、報道されることが多いように感じている。
ただ、これまでの報道で大体の様子は分かった。
産業安全とは少々異なる分野の事例ということもあり、今後は、特段のものでない限り、掲載しないこととする。
(2015年8月25日 修正1 ;追記)
2015年8月24日19時2分にNHK岐阜から、不起訴になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
元理事長ら2人について、岐阜地方検察庁大垣支部は、当日の風の強さなどを考えても事故を予測することは難しく「起訴するだけの証拠がなかった」として、24日までに不起訴にした。
これについて大垣市の「かみいしづ緑の村公社」は、「事故をきっかけにマニュアルを見直すなどして安全管理を第一に取り組んでいます」というコメントを出した。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20150824/4368761.html
2014年8月8日10時18分に佐賀新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
佐賀市役所本庁舎で7日午前11時10分ごろ、7階の外壁の改修工事をしていた男性作業員が電動ドライバーを誤って落とし、1階ホールのガラス製の天窓を突き破った。
割れたガラス片が、ホールにいた市内の男性2人の背中や足先に当たった。
市管財課によると、本庁舎の大規模改修の下請け作業員が7階(高さ24m)の外壁で窓枠関連の工事をしていたところ、枠から突き出た部分(奥行き50cm)に置いていた電動ドライバーが、外壁と足場の隙間から落下。窓を割ってガラス片とともにホールに落ちた。
作業員や工事用具の落下を防ぐための足場外側を覆うシートは当時、台風11号の接近に備え、風の影響を受けないように開けていた。
ガラス片が当たった男性はそれぞれ背中が赤くなったり、足先に痛みを感じたりしているという。
改修を請け負っている松尾・大洋特定建設工事共同企業体は市に対して、今後、シートを張っていない時には作業を行わず、工具は身に着けるなど安全対策を徹底すると報告した。
市管財課は「被害を受けた方には申し訳ない。工事完了まで再び事故が起きないようにしたい」と話している。
出典URL
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10102/91912
8月9日付で朝日新聞佐賀全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
7階の外壁部分の窓サッシ付近で幅約60cmの平らな部分に立って作業していた作業員が、足元に置いていた電動ドライバーに触れ、落下させたという。
2014年8月8日7時13分に読売新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
8月8日付で朝日新聞熊本全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午前8時50分頃、熊本県南関町肥猪町の国道443号で、男性運転手(50)のタンクローリー(10トン)が横転し、積み荷のベンゼンが流出した。
警察の発表によると、タンク4個のうち2個からベンゼン44.6ℓが漏れたため、道路を全面通行止めにしたが、約5時間後に解除された。
現場はカーブが続く片側1車線。付近に民家はなく、けが人もいなかった。
タンクローリーは、大分市から福岡県大牟田市に向かう途中だった。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140807-OYT1T50139.html
2014年8月7日付でテレビ大分から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月8日付で朝日新聞大分全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
7日朝早く、臼杵市の国道で走行中のトラックの荷台からポリタンクが落下し、中に入っていた消毒用の過酸化水素水が道路に流れ出る事故があった。けが人はいなかった。
事故があったのは、臼杵市野津町宮原の国道10号。
警察によると、7日午前5時40分頃、福岡県から佐伯市蒲江に向かっていた大型トラックの荷台から20ℓ入りのポリタンク20本が落下した。
ポリタンクには、いけすの網を洗浄・消毒するための過酸化水素水が入っていたが、衝撃でポリタンクの一部が破損したり蓋が緩んだりして、およそ100ℓが道路上に流れ出た。
60%以上の濃度の過酸化水素水に触れた場合、皮膚がただれたりすることがある。
今回の濃度は35%で、消防が水を撒いて中和し、体調不良を訴える人はいなかったという。
警察では、積み荷の固定が十分でなかったとみているほか、トラックが危険物を運ぶ際に義務付けられている表示をしておらず、毒劇物取締法違反の疑いでも調べている。
出典URL
http://www.tostv.jp/news/backnum.php
2014年8月8日3時0分に大分合同新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大型トラックが荷崩れを起こし、オキシドール(過酸化水素水)の入った20ℓ入りのポリタンク20本が道路に落下、うち3本が破損し、約80mにわたりオキシドールが飛散した。
警察によると、トラックは福岡県内の運送会社の男性従業員(46)が運転。ポリタンク400本を積み、魚網洗浄用のオキシドールを運送会社から佐伯市に運ぶ途中だった。
右カーブに入った際に荷が崩れたとみている。
オキシドールは、消防法で危険物に指定されている。
大型トラックは運ぶのに必要となる危険物の表示をしておらず、警察は毒劇物法違反(表示義務違反)の疑いで調べている。
出典URL
https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2014/08/07/131535298
2014年8月6日3時56分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
新日鉄住金名古屋製鉄所(愛知県東海市)で停電事故による黒煙噴出が今年に入り4回起きた問題で、酒本所長は5日、複数の社外有識者を加えた検証チームを立ち上げる考えを示した。
総点検する所内設備の改善点についても、有識者らに意見を求める。
所長が県公館で大村知事から原因究明と再発防止の要請書を受け取った後、記者団に語った。「全社の総力を結集し、有識者の協力も得ながら、万全で迅速な再発防止対策につなげる」と説明。検証チームの早期発足に向け、受配電設備に詳しい専門家や実務経験者を人選中だという。
知事は4日の記者会見で黒煙問題について「会社だけではなく、客観的に検証して住民、県民に十分に説明していただくという意味で第三者の検証委員会を作ってもらいたいと強く申し上げたい」と強調。新日鉄住金がこれに応じた。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASG853JD5G85OIPE004.html
(2014年11月28日 修正1 ;追記)
2014年11月25日13時52分に朝日新聞から、4回の黒煙発生事故に関する報告書が検証委員会から発表されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
新日鉄住金は25日、名古屋製鉄所のコークス炉から大量の黒煙が噴き出す事故を1~7月に4回繰り返した問題について、原因究明の報告書を発表した。
いずれも発端は電源トラブルで、炉内にたまったガスを燃やして放出するための黒煙だと断定。
現場作業員の認識不足や対策の不備も指摘した。
新日鉄住金は8月、一連の事故原因を調べるため有識者を交えた「停電事故対策委員会」を設置。
9月にコークス炉の火災で15人の重軽傷者を出したが、今回の調査対象としていない。
1月17日の黒煙噴出について対策委は、ブレーカーの除湿が十分でなかったため、ブレーカーがショートしたと断定。
製鉄所では技術スタッフから現場従業員への説明が十分でなかったため、除湿機能が低く設定されていたという。
この事故の3日後、再稼働の作業中に再び起きた黒煙トラブルについては、一部の変圧器で、上限設定を超えた電流が流れたことが発端だった。
6月の黒煙噴出をめぐっては、中部電力から受ける電気を過って遮断したところ、自家発電機の電力を自動調整する装置の機能不備が重なった。
7月の事故では、ケーブルに周囲の金属製部品が触れ、異常発熱したため停電になったという。
名古屋製鉄所は、いずれのトラブルでも電源が復旧次第、コークス炉を再稼働させていた。
詳細な事故原因の説明は今回が初めて。
新日鉄住金の進藤社長は25日午前、東海市役所を訪れ鈴木市長に面会し、「ご迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げます」と謝罪した。
新日鉄住金は相次ぐトラブルにより、2015年3月期に320億円の損失が出る見込み。
10月には、名古屋製鉄所の所長を解任する人事を発表していた。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASGCT2RGHGCTOIPE002.html
11月25日19時22分にNHK東海NEWS WEBからも、若干異なる表現の記事がネット配信されていた。
会社側は、現場の危機管理意識が不十分だったことなどが背景にあるとした上で、社内教育を強化することなどを盛り込んだ再発防止策を、地元の東海市に報告した。
この中で会社側は、4件起きた停電事故について、それぞれの原因は異なるとしながらも、作業員の危機管理意識が不十分だったことなどが事故につながった背景にあると説明した。
その上で、製鉄所のリスク管理を担当する「防災推進部」を新たに設置し、過去の失敗事例をまとめたマニュアルを作るなどして、社内教育を強化するなどとする、再発防止策をまとめたことを伝えた。
一方、設備面での対策としては、万一停電が起きても対処できるよう、製鉄所内の電源を2系統化することや、コークス炉に非常用発電機や蒸気タンクを備え付けて、停電が起きてもガスの不完全燃焼による黒煙が排出されないようにするとしている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20141125/3364082.html
11月25日19時41分に日本経済新聞からも、若干異なる表現の記事がネット配信されていた
停電時にコークス炉ガスを燃焼させた際に黒煙が発生した問題については、電源の2系統化など「3重の対策」(進藤社長)を早期に実施する。
設備更新後の作業手順の見直しなどに不備があったことが事故の背景だったと指摘した。
黒煙対策では、まずコークス炉から発電所などにガスを送る送風機の電力供給源を来年6月までに2系統化する。
停電でガスを燃焼させる措置を取る場合も、今後は同時に大量の空気と蒸気を送り込むことで完全燃焼させ、黒煙の発生を防ぐという。
事故の背景に挙げた作業手順の不備について、進藤社長は「特に頻度の低い作業で危険予知の準備が不十分だった」と語った。
出典URL
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ25HLE_V21C14A1TJ1000/
(ブログ者コメント)
該社HPに報告書が掲載されていた。
http://www.nssmc.com/news/20141125_200.html
当該報告書によれば、それぞれの事故の原因は下記。
7月27日 変圧器のケーブル端末と支持金物の間が狭く、周囲の金属製部品が触れてショート
6月22日 受電装置更新中、作業者が誤って盤内のリレーに触れた
1月20日 復旧作業中、電力供給系統への負荷を集中させすぎて過負荷
1月17日 遮断器の更新作業中、動作用空気の除湿が不十分でショート
2014年8月6日17時24分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月7日付で毎日新聞大阪版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午後3時40分ごろ、大阪府吹田市山手町3丁目の関西大学千里山キャンパスで、校舎1階の通路兼休憩スペースのつり天井が幅3m、長さ16mにわたって崩落し、校舎の耐震補強工事にあたっていた38歳~59歳の作業員3人が下敷きとなった。
3人はすぐに救出されたが、重傷とみられる。全員意識はあるという。
天井はモルタルコンクリート製とみられ、総重量は約4.4トンあった。
作業員3人は、ほかの場所で出たがれきを搬出するために通り、下敷きになったとみられる。
消防などによると、現場付近は工事関係者以外立ち入り禁止としており、学生らへの被害はなかった。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASG865RGSG86PTIL01M.html
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20140807ddlk27040454000c.html
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その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。