







2023年2月18日0時0分にYAHOOニュース(TBS NEWS)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京・目黒区の路上で自転車に乗っていた男性が前方に停まったタクシーの開いたドアに接触、転倒し、その直後、後続のバスにひかれて死亡しました。
17日午後6時55分ごろ、目黒区下目黒の「目黒通り」で29歳の男性が運転するタクシーが東から西に向かって走行中、乗客を乗せるため路肩に一時停止しました。
男性運転手が乗客の荷物を積み込むためにタクシーの外に出ようと運転席のドアを開けたところ、後ろから自転車で来た63歳の会社員がドアに接触し、転倒しました。
会社員はその直後、右隣の車線を走ってきた路線バスにひかれ、病院に運ばれましたが死亡しました。
会社員はヘルメットを被っていませんでした。
タクシーを運転していた男性は「後方確認を怠った」と話しているということで、警視庁は事故の原因を調べています。
現場は片側2車線の道路で道幅は狭くなく、事故が起きた夕方の時間帯は交通量が多いということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d6aceff0a4644e70a099062fcccdb2001e0b495a
2023年4月21日5時0分に朝日新聞からは、タクシーの運転手とバスの運転手が書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京都目黒区で2月、自転車の60代男性が開いたタクシーのドアにぶつかって転倒し、後続の路線バスにはねられて死亡する事故があり、警視庁が、タクシー運転手の男性(30)とバス運転手の男性(49)の2人を自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死)の疑いで書類送検していたことが、捜査関係者への取材でわかった。
事故は2月17日午後6時55分ごろ、目黒区下目黒の目黒通りで発生した。
自転車の男性が路肩に停車中のタクシーを右側から追い越そうとした際に運転席側のドアが突然開き、ぶつかって転倒。
後続の路線バスにはねられて死亡した。
タクシーの運転手は、客の荷物をトランクに載せるために外に出ようと、ドアを開けたという。
警視庁は、タクシーの運転手はドアを開けたことで死亡事故を引き起こし、バスの運転手については事故を予測できたと判断したという。
https://www.asahi.com/articles/ASR4N5QNFR4NUTIL01Z.html
2023年2月9日13時54分にYAHOOニュース(四国放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「コリジョンコース現象」という言葉をご存じでしょうか。
見通しの良い交差点で近づいてくる車に気付かなかったり止まっていると錯覚したりする現象です。
先月、福島県でコリジョンコース現象が原因になった可能性がある、とみられる事故がありました。
調べてみると、徳島県内でも過去に事故が起きていたことがわかりました。
・・・
田園地帯では、交差点があること自体、分かりにくい場合があり、一本道と勘違いして、ついついスピードを出しすぎてしまうおそれがあるということです。
田んぼや畑の多い徳島県。
見通しが良い道も油断せず、用心して運転することが重要です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a7452be2895b0cf13537e89c4ce4c1c5aea473bc
(ブログ者コメント)
本件、当初は「コリジョンコース現象」だと複数のメディアから報じられ、ブログ者も事例紹介しようと考えていた。
しかし、その後、片方の運転手の前方不注意などが原因だと判明したため、紹介するのを止めた。
それが今回、先祖返りのような報道。
確認のため、報道そのものを視聴してみたが、記事通りの言葉でしゃべられていた。
ブログ者が違和感を覚えたのは「・・・可能性がある、とみられる・・・」という表現だ。
「・・・可能性がある、とみられていた事故、実際は違いましたが・・・」と報じられていれば、素通りしたのだが・・・。
マスメディアといっても、他県で起きた事故のフォローはしていない、できないということかもと思い、書き留めておくことにした。
以下は当初、コリジョンコース現象か?と報じられた報道の一例;図解付き。
(2023年1月5日7時55分 読売新聞)
福島県郡山市大平町の市道交差点で乗用車と軽乗用車が出合い頭に衝突し、炎上した軽乗用車から4人の遺体が見つかった事故の現場は、見通しの良い交差点だった。
このような場所では、近づいてくる車に気づかなかったり、止まっていると錯覚したりする「コリジョンコース現象」が起きやすい。
県警は、この現象が事故の一因になった可能性もあるとみて調べている。
自分の運転する車と同じ速度で横から車が近づいてくると、進路前方から常に同じ角度に車が見える状況となる。
車が止まっていると錯覚して注意を払わなくなりがちで、衝突の危険を直前まで察知できないことがあるという。
県警は、コリジョンコース現象による事故を起こさないため、見通しの良い交差点でも意識して顔を左右に向けるなどして注意するよう、県民に改めて呼びかけている。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230104-OYT1T50159/
以下は、片方の運転手の前方不注意だったという報道の一例。
(2023年1月5日21時24分 朝日新聞)
乗用車を運転していた福島市の会社員、高橋容疑者(25)=自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死)容疑で送検=が「交差点ではなく、単線道路だと思った」と供述していることが、県警への取材でわかった。
郡山署は今後、高橋容疑者立ち会いのもとで実況見分し、事故原因について詳しく調べる。
署によると、南進していた乗用車が、東進していた軽乗用車の左後方側面に出合い頭に衝突。
軽乗用車側が優先道路だった。
県警によると、高橋容疑者は調べに対し、「暗い道で初めて通った。目の前を物体が横切り、その後、衝撃を感じた」などと供述しているという。
https://www.asahi.com/articles/ASR156G0VR15UGTB006.html
以下は、交差点は窪地にあったのでライトで照らしにくかった、優先道路に対する一時停止標識がなかった、ロービームだった可能性も考えられるといった解説報道。
(2023年1月27日11時23分 テレビユー福島;写真付き)
どうすれば、この悲惨な事故は防げたのか?
今回は、この事故を交通事故鑑定人に分析してもらったところ、交差点の構造上の問題点や、車の「ある機能」を使っていなかった可能性が浮かび上がってきました。
「条件がそろっていれば回避できた事故だったと思います。残念です」
こう話すのは、交通事故鑑定人の中島博史さんです。
中島さんがまず指摘したのは、事故現場の交差点の構造です。
中島さん:
「事故現場は、加害車両側から見ると下っていって、交差点の位置が一番低くなって、その先が高くなっているという状況」
「平らになっている、交差する道路のところがヘッドライトでは照らしにくい構造になっていた」
「下り坂の先が上り坂のような状況なので、スピードを落としてまた上り坂でアクセルを踏むことをあまりやりたくないという心理も働いた可能性がある」
事故を受けて現場では、警察が一時停止の標識を新たに設置するとともに停止線を引き、一時停止を義務化しました。
中島さんは、この一時停止の標識があれば事故を防げた可能性が高いと話します。
中島さん:
「一時停止の標識があれば、赤で警告として表示される標識なので、見落としづらいし、明確に自分の側が止まらなければいけないと確認できる」
さらに、事故を防ぐために必要なことが、もう一つあるといいます。
事故を防ぐためのポイントとして、中島さんがあげたのが「ハイビームの活用」です。
中島さん:
「今回の事故は、もしかすると、ロービームであったためにお互い気づきにくい状況になっていた可能性がある」
こちらは夜、事故現場の交差点に向かってハイビームをつけて走った映像です。
かなり手前の段階で、交差点が照らされて見えるのが分かります。
一方、こちらはロービームの状態で走った場合です。
交差点の手前にならないと、交差点の中が見えないことが分かります。
中島さん:
「基本的には100メートル先をハイビームで照らしている状態で、夜間の安全がなんとか確保できるということをよく知っていてほしい」
一時停止の標識やハイビームの活用。
痛ましい事故が起きる前に、こういった対策をとることが何よりも重要です。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/tuf/297361?display=1
2023年2月8日18時47分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
新名神高速道路の三重県―滋賀県間で1月下旬、積雪の影響で多数の車両が立ち往生した問題で、中日本高速道路などは8日、「車の滞留が一時的と判断し、通行止めのタイミングが遅れた」とする検証結果をまとめた。
立ち往生は最長で65・5キロに上ったことも判明。
今後は、大規模滞留が予想される場合、ちゅうちょなく通行止めを実施するとした。
同社によると、1月24日時点では、降雪予測から「除雪で交通が確保できる」と判断していたが、同日夕から予想を上回る雪が降り、渋滞が悪化。
25日午前0時過ぎには除雪車が滞留に巻き込まれて作業できなくなり、同午前3時50分に規制を始めた。
状況の見極めが甘かったことに加え、名神高速道路や名阪国道が既に通行止めとなっていたため、「東西の大動脈確保」の観点から規制をためらったと分析した。
今後は、除雪能力を超える降雪が予測されていなくても、「人命最優先」の考え方に基づき、気象状況や道路状況を関係機関と共有して通行止めを実施するとした。
通行止めは1月26日午後11時半に約44時間ぶりに全面解除された。
(共同)
https://mainichi.jp/articles/20230208/k00/00m/040/199000c
2023年1月2日18時10分にYAHOOニュース(くるまのニュース)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
高速道路上には、この先の渋滞状況や所要時間などの有益な情報を示す「電光掲示板」があります。
【画像】「えっ!? こんなところで渋滞するの?」 意外な「渋滞」発生の理由を画像で見る(22枚)
掲示された情報のなかには「赤い三角のマーク」が表示されることがありますが、これは一体なにを意味しているのでしょうか。
週末を中心に発生する渋滞は、原因となる交通量の増減や事故処理の状況など複合的な要素によって、刻一刻と状況が変わっていきます。
そんな道路上の流動をドライバーにリアルタイムで伝えるのが電光掲示板の役割です。
随所に設置される電光掲示板の情報を参考に、ルートを変更した経験を持つ人もいるでしょう。
たとえば「この先渋滞 3km 30分」や「所沢-嵐山小川 渋滞30km 90分」、また東名高速道路や中央自動車道などで左右ルートが分かれる場合には「左ルート 工事渋滞 2km 5分」といったように、自車位置から先の周辺渋滞情報などが表示されます。
さらに渋滞の文字情報に加えて、赤い三角形のマークが表示されることがありますが、これはいったいなにを表しているのでしょうか。
この赤い三角マークの正体について、NEXCO中日本の広報担当者は以下のように話します。
「渋滞が増加傾向の場合に赤い三角マークを表示しており、渋滞が縮小傾向にある場合は表示されません。
マークの表示を確認したら、急いでいるときなど、必要や状況に応じて柔軟に経路を変更していただくことに役立てていただけたらと思います」
この情報は、高速道路に設置されているトラフィックカウンターの情報をもとに表示されており、過去のパターンから渋滞が増加傾向になる可能性が高いと判断した場合に、所要時間の横に赤い三角マークを自動で(手動も可)表示させるといいます。
各トラフィックカウンターは、例えば首都圏近郊では2kmおき、首都高速道路では300mから600mの間隔で設置され、通行した車両の台数や小型車・大型車などの判別、通過速度などを24時間365日計測しています。
高速道路を巡回するパトロールカーなど道路職員らの目視情報なども同時に集約され、常にリアルタイムで道路交通管制センターに送られ続けています。
※ ※ ※
赤い三角マークは、同区間で並行して通る2つの経路について、ドライバーが容易に選択しやすくするよう導入された経緯があります。
例えば、東名高速道路では「東京ICから豊川IC間」、また並行して走る新東名高速道路では「御殿場JCTから三ヶ日JCT間」にある道路情報板に表示されます。
そのときの自車の状況に応じて、迂回するルートを探すための有効な参考情報となるのです。
また他の高速道路でも、道路情報板における赤い三角マークは使用されています。
NEXCO西日本でも、5km以上の渋滞を対象として、渋滞が増加傾向にある場合に表示。
同様に、阪神高速道路では2011年から、首都高速道路では2006年から導入されており、NEXCO東日本なども導入しています。
また、首都高速道路やNEXCO東日本では、渋滞が増加しているときの右上がりの赤い三角マークだけでなく、減少傾向にあるときには右下がりの緑色の三角マークも表示されています。
なお、渋滞の迂回ルートは、NEXCOなど道路各社のホームページなどから探すことができ、各経路の目安となる通過時間も確認することができます。
高速道路で渋滞に直面してしまうと、ドライバーはついイライラしてしまいがちですが、こうした有益な情報を活用しながら、冷静な判断をおこなうとともに、安全運転を心がけましょう。
https://news.yahoo.co.jp/articles/721fa9e87b128032c06304f2b9040ee2affdc6e4
2022年12月10日9時30分にYAHOOニュース(北海道文化放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
運転中、誰もが遭遇したことのある野生のシカ。
特に秋以降、シカとの衝突事故が増加しています。
どう防げばよいのか取材しました。
これはJR花咲線で撮影された映像です。
沢山のシカが線路を渡っています。
JR北海道では12月5日から、秋以降、シカなどの野生動物と列車との衝突が多発していることを受け、夕方から夜間に走行する花咲線と釧網線の一部の列車で減速運転を行っています。
しかし、シカとの衝突は列車だけではありません。
田中 うた乃 記者:
「今、シカ2頭が道路を渡っていきました。非常に危険です」
北海道内ではシカと車などの衝突事故が相次いでいます。
2022年10月、道東の標茶町の国道でシカと接触したはずみでワゴン車とトラックが正面衝突し、3人が死傷しました。
さらに11月18日には、登別市の道道でバイクがシカと衝突し50代の男性がろっ骨を折るケガをしました。
道警の調査によると、シカとの事故は、10月から12月が最も多く、年々増加傾向にあります。
中でも、夜間の発生が全体の85%を占めています。
専門家は、シカが強い光に弱いことから、夜間の運転に注意を呼びかけています。
北海道大学文学研究院 立澤 史郎 助教:
「夜間は車のヘッドライトがシカに当たりますけども、シカの方は完全に目つぶしを受けているので、実は何も見えていない。
それに加えて、シカの方も凍結した所がすごく苦手なんですね。
夜間に凍結した道路上でシカを見つけた場合、見えていないですし、蹄が滑って逃げられない」
シカとの衝突を防ぐには、どうすればよいのでしょうか。
専門家は…
ディ・クリエイト 上西 一美さん:
「『ハイビーム走行』をしていち早く発見できるようにすること。
それともう一つは、速度を守っておくということが大事。
(また)人が危険だと思って反応するまでの時間というのは、『もしかすると飛び出して来るかもわからない』というのと『まさか飛び出してくるとは思わなかった』というときと大幅に変わってくる」
突然、車道に飛び出してくる野生のシカ。
特に夜間や見通しの悪い場所では、いつもより慎重運転が必要です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c2a389c78dc32463b653efb8c7f3b914aec21259
(ブログ者コメント)
花咲線のシカについては16日に紹介したばかり。
上記映像の7~9コマは、車にハネられたシカが道路上を向こうのほうに転がっているシーンだ。
2022年11月28日11時47分にYAHOOニュース(テレビ信州)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午後3時45分ごろ、木島平村往郷の村道で近くに住む農業の33歳の男性がフォークリフトに8歳の長男を乗せて運転していたところ、長男が落下し、左足をひかれました。
父親が消防に通報して長男は救急搬送されましたが、左足の骨を折る重傷です。
警察によりますと、子どもはフォークリフトの荷物などを載せる爪の部分に立ったまま乗っていて、進行方向とは反対の運転席の方を向いていたということです。
警察は、長男を爪の部分に乗せていた理由など、詳しい事故の原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e92df614fd26bc95aae1f87e0812a9545284070d
11月28日14時59分にYAHOOニュース(長野朝日放送)からは、フォークリフトは自動車登録されていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
フォークリフトは農耕作業車と同じ「小型特殊自動車」にあたり、公道を走行する際は自動車登録(ナンバープレート)が必要ですが、警察によると、父親が運転していたフォークリフトは自動車登録がなかったということです。
父親はフォークリフトの運転資格を持っていたということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d5e1993bea79be673a09810d8444edab17976118
11月28日14時29分にYAHOOニュース(信越放送)からは、坂道を下っていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
フォークリフトは村道の坂を下る方向に進んでいたということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/98c72cdba0ee4406413758e2564c7262c063fe59
(ブログ者コメント)
路面に多数のヒビ割れがある場所にブレーキ痕や血痕があったことから考えると、そこでバランスを崩したのかもしれない。
2022年11月16日19時44分にYAHOOニュース(富山テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日、富山市で道路を横断中の女性が車にはねられる事故がありました。
日没が早まるこれからの季節、「日没後」の事故に注意が必要です。
事故が起きる原因にはある共通点もありました。
リポート:
「事故があったのと同じ時間くらいなのですが、あたりはどんどん暗くなってきて、人も見えづらくなっています」
13日、午後5時15分ごろ、富山市東町で、近くに住む小林さん(女性、86歳)が、道路を横断中に左から来た車にはねられました。
この事故で小林さんは胸や腰を強くうち、意識不明の重体となっています。
事故のあった場所は片側2車線の見通しの良い道路。
およそ50m先には横断歩道もありました。
事故が起きた午後5時15分ごろの富山市東町を訪れると、帰宅ラッシュを迎えていて、車の数が多くなっていました。
ドライバー:
「一番夕方が見えづらいと思う。
(寒くなると)黒い服装の人が多いので、黒い服は本当に見えづらい」
警察によりますと、過去5年間に県内で歩行者が死亡した事故のうち、7割以上が「日没後」に起きています。
日没後76.1%:51人
日 中 23.9%:16人
(富山県警まとめ 2017~2021)
その原因の一つが、「蒸発」と呼ばれる現象です。
対向車の前を歩行者が通ると、ヘッドライトの光で人が見えなくなる…これが「蒸発」です。
さらに事故の共通点として、道路を渡り始めたときよりも渡り終える直前に事故に巻き込まれるケースが多いといいます。
富山県警察交通企画課 高瀬次席:
「高齢者の人が道路を渡りはじめから渡り終えるまでの時間は約10秒かかる。
歩くのがなかなかつらい面もあるので、自分の気持ちと体と必ずしも合致してないところはあるかもしれない」
県警交通企画課の高瀬さんは、横断歩道を渡ると共に、「反射材」を活用してほしいと話します。
富山県警察交通企画課 高瀬次席:
「(歩行者は)車がきているか、きていないかしっかり確認してもらいたいが、ドライバーに発見してもらえるように、反射材をつけてもらえれば、早く発見してもらえる」
反射材をつけているときとつけていないときでは、暗闇の中、歩行者の発見までに大きな差が出ます。
今後、ますます日没が早くなるこの季節。
運転者と歩行者双方で安全確認を行い、交通ルールを守ることが求められています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1708fa8656c4e68d81e559205c8a2c13ff12b82b
(ブログ者コメント)
「蒸発現象」については本ブログでも何回か情報提供しているが、これも情報の一つとして紹介する。
2022年11月16日11時16分にNHK佐賀から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今月、小城市の国道で、スプレー缶の塗料のようなものが道路上で噴き出し、その上を通過した車にこびりつく被害があったことがわかりました。
被害者の女性は15日、警察に相談したということで、警察はドライブレコーダーの映像を解析するなど、調べを進めることにしています。
武雄市の40代の女性によりますと、今月5日の正午すぎ、夫が運転する車に乗って小城市牛津町の国道34号を走っていたところ、道路上にスプレー缶が落ちていたということです。
スプレー缶は車線の中央付近で黄色の塗料のようなものを噴き出していて、女性の車にこびりつきました。
車についた塗料のようなものは完全には落ちない状況で、新たに塗装となれば、30万円程度かかるのではないかということです。
被害にあった女性はNHKの取材に対し、「何で道路にスプレー缶がとびっくりしているうちに車の中にシンナーの臭いが充満して苦しかったです。塗料が車についてしかたないと思えば事は済みますが、どうせなら、何が原因か追及したいというのが今の思いです」と心境を話しました。
女性は15日、小城警察署に被害の相談をしたということで、警察はドライブレコーダーの映像の解析や現場付近を走っていた車の運転手に話を聴くなどして、当時の状況を調べることにしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/20221116/5080013220.html
2022年11月15日19時0分にYAHOOニュース(ドライバーweb)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
その後の報道では、運転手の男性が「フェード現状を習ったことはあるが忘れていた」(静岡朝日テレビ)などと供述しているとが明らかになっています。
今回の事故では、原因として「フェード現象」がクローズアップされています。
そこで、フェードに至ってしまったのはなぜか、まだすべて明らかにはなっていませんが、同じく日々お客様を乗せて運転している現役のバス運転手にお話を聞いてみました。
◇◇◇
フェード現象は大変危険なもので、現役バス運転手の私も、常にブレーキには気を遣っています。
しかし、私は、今回の事故の問題はフェード現象以前にあると思っています。
果たしてどこに問題があったのか、現役バス運転手としての考えを述べてみたいと思います。
【バスに搭載されるブレーキは4種類】
まず、今回の事故を考える前に、バスのブレーキを説明します。
バスのブレーキはドラム式が主流です。
簡単に説明すると、金属の桶の内側に摩擦剤を当てることで減速力を生み出すのがドラムブレーキです。
テレビのニュースでは「バスのブレーキはエア式」という説明もありました。
一体どこがエアなのかというと、ペダルとブレーキ本体の間。
一般乗用車ではワイヤーで駆動している部分を、バスの場合は圧搾空気で駆動しています。
こうすることで、人間がペダルを踏んだ以上の力をブレーキ本体に入力しているのです。
また、このメインのドラムブレーキ以外にも、補助ブレーキが装備されています。
その一つが排気ブレーキで、排気系統にフタをすることで、より強力なエンジンブレーキを引き出すというものです。
さらに、貸切用などの大型バスには、リターダというものが装備されています。
件の事故の車両には、流体式リターダが採用されているはずです。
流体式リターダとは、プロペラシャフトに円盤を取り付け、それを液体で満たしたカバーで密封(カバーはシャシー側に固定)。
液体の攪拌抵抗を利用してブレーキをかけるものです。
以上、バスにはメイン1+補助1もしくは2種類の合計3種類のブレーキシステムが備わっています。
これにエンジンブレーキを足せば4種類となるわけです。
そして、今回の問題であるフェード現象について。
フェード現象とは、ブレーキがオーバーヒートして効きが悪くなる現象のことです。
一般車のディスクブレーキにしろ、バスのドラムブレーキにしろ、回転する金属に摩擦を与えて止めるのがブレーキの原理です。
摩擦を与えれば物は発熱します。
その摩擦の時間が長ければ長いほど、あるいは強ければ強いほど、発熱量は大きくなります。
ブレーキも同じで、ブレーキペダルを踏む時間と強さに比例して発熱しています。
発熱が続くと、やがてブレーキパッドの素材が溶け出して蒸発。
そのガスが膜となり、ディスクとの摩擦を下げてしまうのがフェード現象です。
前述の通り、バスのブレーキはドラム式。
ドラムはパッドが鉄の桶の中に入っているため、冷めにくい弱点があります。
すなわち、フェード現象が起きやすいと言われているのです。
今回の事故関連のニュースでは、しきりに「フェード現象」「ブレーキの使いすぎ」と報道されています。
このニュースだけを見ていると、「バスは軟弱なブレーキで走っているのか?」「バスのブレーキは危険なのか?」と思ってしまいます。
現役運転手として、はっきり言いますが、その答えは「NO」です。
バスのブレーキは、そんなにやわなものではありません。
そんなシステムであれば、何十人ものお客様の命を預かれるはずがありません。
それでは、今回は何が問題だったのでしょうか。
私は、フェード現象ではなく、人間の運転方法に問題があったと見ています。
もっと言えば、「経験不足」というよりも、「ブレーキに対する理解不足」だと思っています。
【ブレーキのクセの理解不足が事故につながったか】
バスのブレーキはやわなものではないと言いましたが、普通乗用車のブレーキに比べてクセが強く、止まりにくいのは事実です。
このクセが今回の事故に大きく関わっていると思います。
どんなクセなのかというと、エア式+ドラム式による減速力の立ち上がりの遅さが一つ。
前述の通り、バスのブレーキは圧搾空気で駆動しています。
圧搾空気はワイヤーのように固形ではないので、どうしてもダイレクトさに欠けます。
また、ドラムブレーキ自体も、減速力がディスクよりも劣るため、これらが逆の相乗効果を生んでしまうのです。
しかも、この特性は速度が上がれば上がるほど顕著に出てきます。
例えば、60km/hでブレーキペダルを強く踏んでも、まともに効き出すまでに、体感では0.5秒ほどかかるぐらい。
しかし、バスの特性や機能を理解した上でブレーキをかけると、驚くほどよく効きます。
その決め手となるのは後輪。
バスは後輪よりも後方にエンジンが配置されています。
すなわち重心が後寄りなのです。
さらに、後輪はダブルタイヤとなっています。
そのため、後輪に強くブレーキをかければ、より短距離でバス減速させることができるのです。
では、どうやって後輪のブレーキを強くかけるのでしょうか。
その答えが、排気ブレーキとリターダ(補助ブレーキ)の活用です。
補助ブレーキはエンジンブレーキの一種。
バスは後輪駆動ですので、補助ブレーキは後輪のみにかかります。
すなわち、後輪の減速力を強めることができるのです。
バイクに乗る方なら、後輪ブレーキの活用がいかに有用かは分かると思います。
それと同じです。
しかも、補助ブレーキはアクセルオフで自動的にかかるので、フットブレーキのタイムラグを穴埋めしてくれます。
さらに説明すると、フットブレーキ単体でかけると、バスの前側のサスペンションだけが縮んで、つんのめった状態になります。
これでは、前二輪のみで大きなバスを止めているようなもので、まともな減速力が引き出せないばかりか、挙動も不安定になります。
しかし、排気ブレーキとリターダを効かせておけば、後輪側のサスペンションも縮むため、全てのタイヤに荷重が乗り、安定して減速ができるのです。
ズバリ、今回の事故の原因は、こういったブレーキの活用ができなかったことに起因しているのではないでしょうか。
私も峠道を頻繁に走りますが、下り坂ではエンジンブレーキに加えて排気ブレーキをかけておけば、急坂でも加速を抑えることができ、フットブレーキを少し踏むだけで十分に減速できます。
もちろんフェードの心配もありません。
これがフットブレーキだけで下った場合、前二輪のみに頼っていることになります。
さらに、下り坂は必然的に前荷重になります。
平地を走っている時よりも強大な負担が前輪にかかるのです。
件の運転手は事故直前に「止まらない」と言ったそうですが、そんな状況ではフェードが起きていなくても止まらなくて当り前です。
先ほど、ブレーキが立ち上がるまでに0.5秒と言いましたが、急坂ではもっと時間がかかり、もっと止まりません。
カーブの直前でブレーキペダルを踏んづけても、ブレーキはまともにかかるわけがありません。
さらに、ブレーキが効いたとしても、前輪は制動に全てのグリップを使っていますから、ハンドルを切っても十分な旋回力は生まれないのです。
【愛車のブレーキは大丈夫?】
最後に、今回の事故はバスだけではなく、乗用車にも起きるということを知っていただきたいと思います。
フェード現象をはじめ、ここまで説明してきた特性は、普通乗用車にも共通します。
特に一般乗用車は、どんどん技術が発達し、ブレーキを踏めば何の疑問もなく減速できます。
ギアもATやCVTが主流なので、エンジンブレーキを意識する人も少ないと思います。
そこに大きな落とし穴があります。
最近の乗用車の足回りを見ると、ミニバンやSUVといった大きいサイズの車なのにも関わらず、ブレーキローターが小さいクルマが目立ちます。
様々な試験をクリアしているとは思いますが、果たしてその巨体を、そんな小さなブレーキで安全に止めれるのか、と心配になります。
小さいローターと大きいローターの効きの違いは、身近なもので、とても分かりやすい例があります。
それが自転車。
自転車はリムにブレーキがついていますが、ブレーキパッドはとても小さいと思いませんか?
それでも十分な減速力が生まれます。
これが大きいローターと小さいローターの違い。
乗用車にもバスにも、同じことが言えるのです。
フェードが起きたら終わりです。
悲しい事故が2度と起こらないよう、正しい知識を持ったドライバーが一人でも増えてくれることを祈るばかりです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d41adcb7f229e1a700b2a0368e41096168b4d98f?page=1
(2022年11月2日 11時:4分 産経新聞)
静岡県小山町の県道で観光バスが横転し、1人が死亡、26人が重軽傷を負った事故で、県警は2日、フットブレーキの多用で利きが悪くなる「フェード現象」が原因と考えられると発表した。
現時点で車体に不具合は見つかっていないという。
県警によると、横転直前のバスの速度は時速90キロ前後だった。
事故は10月13日午前11時50分ごろ発生。
富士山須走口5合目から「ふじあざみライン」を下る途中、右カーブで曲がりきれず、道路左側ののり面に乗り上げて横転した。
現場の制限速度は時速30キロ。
https://www.sankei.com/article/20221102-RFYMGWNZCVIB3PVKKLNXEGIPMA/
2022年11月12日10時9分にYAHOOニュース(東北放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午前8時50分頃、仙台市若林区荒井7丁目の市道で、乗用車が道路脇の住宅の敷地に立てかけられていた剪定用のはしごに衝突しました。
この事故で、はしごに登って作業をしていた若林区荒浜の造園業・幸谷さん(男性、67歳)がおよそ3メートル下の道路に転落し、頭などを強く打ち、12日未明に死亡しました。
現場は幅およそ5.5メートルの市道で、乗用車を運転していた40代の男性は「はしごに気付かなかった」と話しているということです。
警察が詳しい事故の原因を調べています。
【写真を見る】乗用車が道路脇のはしごに衝突 せんてい作業中の男性死亡 仙台
https://news.yahoo.co.jp/articles/73deedd566c9da2f551d80a139c149a37911f654
11月12日19時3分にYAHOOニュース(東日本放送)からは、はしごは市道に立て掛けられていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
仙台市若林区で11日、庭の剪定作業のため市道に立てかけてあったはしごに乗用車が衝突し、はしごにのって作業をしていた男性が死亡しました。
11日午前8時50分頃、若林区荒井の市道で、会社員の男性(48)が運転する乗用車が、剪定作業のため立てかけてあったはしごに衝突しました。
この事故で、はしごにのって作業をしていた若林区荒浜の造園業、幸谷さん(67)が約3mの高さから落下して頭を強く打ち、病院に運ばれました。
幸谷さんは、搬送時には意識がありましたが、12日未明、急性硬膜下血腫で死亡しました。
現場は見通しの良い直線道路で、警察で、事故の状況などを調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/44f36df5b5b923beb9abf116d0f27358dc79ae62
2022年11月2日12時0分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
乗務前に呼気から基準値以上のアルコールが検知されたとして、大阪府高槻市は、市営バスに勤務する男性運転手(49)を戒告の懲戒処分とした。
10月31日付。
運転手は「蒸しパンを食べて出勤した」と説明しているが、パンに含まれるアルコール成分が反応した可能性が高いという。
市交通部によると、運転手は10月23日午前9時過ぎ、営業所に車で出勤。
乗務前のアルコール検査で、呼気から、市の内規で定める基準値(1リットルあたり0・07ミリグラム)を超える0・11ミリグラムのアルコールが検知された。
さらに15分かけて2回検査し、それぞれ0・11ミリグラム、0・081ミリグラムが検知された。
道路交通法が定める酒気帯び運転の基準値(1リットルあたり0・15ミリグラム)は超えていなかったが、運転手の乗務は認められず、別の運転手が代行した。
バスの運行に支障はなかった。
運転手は出勤する10~15分前、車で営業所近くのコンビニに寄って蒸しパンを購入して車内で食べた、と説明しているという。
市交通部によると、この蒸しパンに含まれる「酒精」という食用に使われるアルコールが、検知器に反応した可能性が高いという。
市交通部ではパンのほか、栄養ドリンク、うがい薬、キムチなどの発酵食品も、検知器で反応する可能性があるとして、乗務直前に食べないよう、営業所内で貼り紙をするなどして注意喚起していたという。
運転手は勤務歴約20年のベテランで、このことも知っていた。
「この日は起床が遅れて急いでいて、朝食がまだだったと思い、直前にパンを食べてしまった。業務に支障をきたして申し訳ない」と話したという。
担当者は、「乗務直前にパンを食べたらいけないというのは、バス業界では常識。お客様に安心して乗っていただくことが大事で、アルコールが検知されたことは重たい。改めて周知徹底して、再発防止に努めたい」と話している。
https://www.asahi.com/articles/ASQC23SPMQC2OXIE00C.html
11月2日1時55分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)からは、蒸しパン専門店では基本的にアルコールは使わない、酒精が使われた蒸しパンを食べた直後に検査すると口の中に残っていたものが反応する可能性ありなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
なぜ、蒸しパンを食べてアルコールが検出されたのか。
東京・目黒区にある蒸しパン専門店「目黒八雲むしぱん」で話を聞きました。
蒸しパン専門店オーナー:
「(材料は)基本的に小麦粉、米粉(こめこ)、ベーキングパウダーと砂糖と水だけで作ります」
家庭で作るときも含め、一般的には、“蒸しパンにアルコールは使わない”といいます。
その上で、蒸しパン専門店のオーナーは、「例えば、中に入っているラム酒漬けのレーズンとか、アルコールの入った甘酒、果物をお酒に漬けたものが材料になっているものであれば、アルコールは出るかもしれない」と話しました。
この店では、アルコールが含まれる食材を使っている場合は、きちんと掲示しているといいます。
では、市販の蒸しパンを食べてアルコールは検知されるのでしょうか。
記者が蒸しパンを食べた後にアルコール検査をしてみると、高槻市の基準(0.07ミリグラム)には達しませんでしたが、0.05ミリグラムという数値が出ました。
実は、パンの中には「酒精」というアルコール成分が含まれていることがあります。
高槻市は、パンの他にも漬物や栄養ドリンクなどを摂取した場合にアルコールが検知されることがあるとして、今回の件については、「運転のプロとして、自己管理を怠っていたのは遺憾だ」とコメントしています。
また、日本交通事故調査機構の佐々木代表取締役によると、食べた直後に検査すると、口の中に残ったものに反応し基準値を超える可能性があるとして、検査前に歯磨きやうがいをすることが重要だとしています。
(11月1日放送『news zero』より)
https://news.yahoo.co.jp/articles/d9210043fb1a0aa011f78af4f1448bd5a70600b9
2022年11月1日20時10分にYAHOOニュース(くるまのニュース)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
人やクルマが安全で円滑な走行ができるように、一般道路や高速道路上には塗料で示された白線や黄線などがあり、これは「路面標示」といいます。
【画像】道路に「あっ!」「★合図」の文字が出現!? 一体どんな意味?画像を見る(15枚)
路面標示の塗料には、大きく分けてふたつの種類があり、「液状塗料」はおもに高速道路や一般道路の区画線、「粉体塗料」はおもに一般道路の道路標示や区画線、横断歩道に使用されています。
道路には欠かせない路面標示ですが、その一方で、雨の日には滑りやすいという特徴があり、バイクがスリップして転倒するといった事故が起こることもめずらしくありません。
なぜ、道路上の白線は滑りやすいのでしょうか。
その理由について、路面標示協会の担当者は、以下のように話します。
「路面標示では、JIS(日本工業規格)で定められた塗料である『JIS K 5665』を使用していますが、この塗料は、一般的なアスファルト舗装の性質と比較しても滑りやすさを感じやすいのではないかと思います」
滑りやすさを示す指標を「滑り抵抗値」といい、「BPN」という単位で表しますが、一般的なアスファルト舗装の湿潤時における滑り抵抗数値は、40BPNから70BPNとされているのに対し、路面標示の滑り抵抗値は40BPNから50BPNとなっていることから、やはり道路の白線は滑りやすいといえそうです。
では、滑りにくい塗料を使用するということはできないのでしょうか。
結論からいえば、より滑りにくい塗料の開発は進められているものの、路面標示のもつ重大な役割から、滑りにくさだけを優先することができないという事情もあるようです。
例えば、路面標示のなかでも最もよく見かけるものひとつである横断歩道の白線には、歩行者を安全に横断させるという役割があり、ドライバーは道路上にある白線を目印にすることで、停止する場所を理解します。
万が一、白線が消えていたり、見えづらくなっていたりした場合、ドライバーが白線に気づかずに停止場所を過ぎてしまい、クルマ同士の接触事故や、歩行者とぶつかるという大きな事故を引き起こしかねません。
そのため、白線はどのような天候状況でもドライバーがはっきりと見えるように設置することが求められますが、その点、路面標示用塗料は一般的なペンキよりも視認性と耐久性に優れており、見えやすく、消えにくいという特徴があります。
道路では日々、多くの荷物を載せたトラックなどを含む、何台ものクルマが走行しており、さらには、事故などによってエンジンオイルといった化学製品が撒かれるようなこともありますが、路面標示用塗料は、そのような状況にさらされても簡単には消えません。
また、夜間でも視認性を維持するために、路面標示用塗料3種には「ガラスビーズ」というガラスの粉末が含まれていて、それらが反射することにより、夜間や雨天時などの視界が悪いときでも高い視認性を保っています。
つまり、視認性と耐久性の兼ね合いのために、滑りにくさだけを重視することができないという事情があるようです。
とはいえ、より滑りにくくするということは、塗料メーカーの大きな課題となっていることも事実。
各メーカーによって、すべり抵抗性向上品の開発が進められており、一部の路面標示にはそうした塗料が使用されています。
ただ、そうした塗料が使用されている路面標示は、まだそれほど多くはありません。
路面標示によって重大な事故を起こしてしまうことのないように、ドライバーひとりひとりが「路面標示は滑りやすいものである」という認識をもったうえで、日々走行することが重要です。
※ ※ ※
一般的なペンキと比べて耐久性が高い路面標示用塗料ですが、雨水などにさらされることによる老朽化は避けられません。
老朽化が進むとペンキ部分の平滑化が進み、さらに滑りやすくなってしまうことがあるため、そうした路面標示の上を通る際には、さらに一層の注意が必要です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ff5472216d911897d918c23d943936f17914eeef
(ブログ者コメント)
路面の立体表示については本ブログでも2018年12月、大阪府警が取り組んでいるという情報を紹介している。
2022年10月31日19時11分にYAHOOニュース(熊本放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
その事故原因は、見通しのいい交差点なのに「死角」が生じる「コリジョンコース現象」だったのかもしれません。
10月28日午前8時ごろ、熊本県嘉島町の交差点で軽乗用車とオートバイが衝突し、オートバイに乗っていた40代の男性が死亡しました。
現場の交差点には、信号機や一時停止の標識はありませんでした。
記者:
「事故があった現場は交通量が少なく、電柱以外に視界を遮るものはありません」
なぜ、この場所で事故が起きたのか。
RKKのニュースサイトに、視聴者からこんな意見が寄せられました。
視聴者からのコメント:
「コリジョンコース現象の可能性があるのではないか?」
「コリジョンコース現象」とは?
直角に交わる交差点に向かって同じ速さの車2台が走る時、相手の車が視界の同じ場所に見えることから、実際には近づいている車を動いていないものと認識してしまう現象のことです。
事故が起きた現場で実際に検証してみると…
記者:
「ずっと視界の左下に車がいるので、距離感がわからなくなる感覚があります」
「窓枠にかぶっているので車が見えません。このまま近づいてきたら全く気付かずに衝突してしまうかもしれません」
もう一方の車に設置したカメラからも、同じような見え方をすることが確認できました。
警察でも、今回の事故について「コリジョンコース現象が原因」の可能性があるとみて、詳しく調べています。
県内では今年、先月末までに交差点付近で1187件の事故が起きていて、16人が亡くなっています。
去年の同じ時期では1162件・8人死亡と、今年はいずれの件数も増えていて、特に死者数は倍増しています。
県警によりますと、このなかには今回の事故現場と同じような見通しの良い場所も複数含まれているということです。
【「コリジョンコース現象」による事故を防ぐためにできることは? 】
警察は、視界が開けていて景色が変わらないような場所を運転する時には
□頭を動かして違う角度から左右を確認
□ 交差点付近ではスピードを落とすよう心がける
と呼びかけています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6acce4ac4ee0dac655d75bb8a42a1f7a24b8d934
(ブログ者コメント)
コリジョン現象については、本ブログでも2018年12月、栃木県警が事故防止策として白いポールを等間隔で設置したという情報を紹介している。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/9147/
2022年10月29日7時3分に読売新聞から、立体路面表示施行中の写真付きで下記趣旨の記事がネット配信されていた。
スマートフォンの機能を使う交通安全対策「ゆりかごプロジェクト」に取り組む愛知県大府市は、これまでに集めた約3か月のデータで明らかになった市内3か所の危険交差点に、新たな路面表示を施した。
プロジェクトは、デンソー(本社・刈谷市)が開発した無料アプリをスマホに取り込み、急ブレーキや急ハンドルなどのデータを集める。
目標を超える市民1200人の参加があり、5月下旬から8月末まで98日間のデータを分析した。
大府市神田町の生活道路は、幹線道路より近道ができる「抜け道」になっているといい、交差点で急ブレーキ29件、急アクセル115件が確認された。
このため、通行車両に減速を促そうと、立体に見える路面表示「カラーイメージハンプ」を27日に新設した。
ほかの2か所でも、ハンプの新設や「止まれ」の表示が目立つようにした。
市は、今回の路面表示による効果を検証するほか、さらに市内各所で危険箇所の分析を進める。
参加者は急加減速など自分の運転の癖が点数化されてわかる一方、データは匿名化して市に送られる。
同様のプロジェクトは刈谷市でも昨年から始めており、市民ら約2750人が参加。
交差点の表示改良による速度低下などの効果が確認されているという。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20221028-OYT1T50109/
(ブログ者コメント)
立体路面表示については本ブログでも2018年12月、大阪府警の取り組みを紹介している。
2022年10月28日14時1分にYAHOOニュース(Motor-Fan.jp)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「あらためて知っておきたい車のトラブル対処法」
第2回は野生動物と衝突してしまった起こした場合です。
もしも事故やトラブルが起きたとき、正しい対処法をしっていれば、パニックにならずに冷静な判断ができる可能性が高まります。
教習所で習ったはずなのに、時間とともに忘れていってしまう、車の事故・トラブルの正しい対処方法をおさらいしましょう。
【シカやクマなど大型動物との衝突事故は、人身事故になることも】
秋は野山の動物たちが活発になる時期です。
冬を越す準備のため、餌を探しに人間の生活エリアに出てくることも多くなります。
もし、クルマを運転中に野生動物に衝突してしまった場合、どのように対処するのが正しい方法なのでしょうか?
もしもの時に備えて、事前に対処法を知っておくと、実際に事故やトラブルが発生した場合でも、パニックにならず冷静に対処できる可能性が高まりので、確認していきましょう。
【「動物注意」の道路標識があったら速度は控えめに】
クルマによる野生動物の死亡事故を「ロードキル」と言います。
野生動物が出没する危険が高い道路には、ドライバーへの注意喚起のために「動物が飛び出すおそれあり」という警戒標識が設置されています。
こうした警戒標識を見たら、速度を抑え、動物の飛び出しに注意して走行しましょう。
なかでも、シカやクマなど大型動物との衝突事故は非常に危険で、クルマが破損したり、乗員が負傷する人身事故につながる恐れもあります。
【高速道路では野生動物に遭遇しても、急ハンドルは避ける】
高速道路も山中に建設されることが多いため、ロードキルが多発しています。
2014年にはNEXCO東日本管内の高速道路で約19,800件のロードキルが発生していて、最も多いのはタヌキの43%で、次いで鳥類が29%となっています。
動物侵入防止柵の設置、道路の下に“けもの道”の確保など、さまざまな動物侵入防止対策を行っていますが、それでも万全とはいきません。
一般道よりも速度が高い高速道路では、動物との衝突や回避時に被害が大きく、深刻な事故につながります。
野生動物に遭遇しても、急ハンドルは避けてください。
もし、ブレーキだけで回避できない場合は、よほどの大型動物でない限り、まっすぐ衝突するのが安全な方法です。
事故件数の多いタヌキは夜行性動物で、特に夜間から早朝の遭遇率が高まるので、注意が必要です。
ハイビームにすると、遠方でも動物の目が光って発見しやすくなるので、状況によってハイビームを積極的に使ってください。
【衝突した動物を病院に運んだ場合、治療費はドライバーの負担になるので注意が必要】
野生動物と衝突してしまったときは、そのまま放置しないで、事故の発生を警察や高速道路の道路緊急ダイヤルに被害状況などを連絡します。
クルマが破損するなどで任意保険を使う場合は、事故証明が必要となるので警察に通報しましょう。
次に、衝突した動物が生きている場合は、衛生面や安全面から、素手で動物に触らないよう注意して、タオルやダンボール等で保護し、動物病院や保護施設に運びます。
動物が暴れたりなど保護が難しい場合は、動物病院や保護施設に連絡して指示に従ってください。
基本的に、治療費はドライバーの負担になるので注意が必要です。
動物が死亡している場合は、素手で触れないようにして、できるだけ交通の妨げにならないよう動物を路肩に移動させます。
動物は道路管理者または自治体が処理します。
なお、高速道路等や幹線道路で轢かれた動物を発見したときは、二次事故防止のためにも、道路緊急ダイヤル「#9910」に連絡してください。
全国共通で、固定電話と携帯電話からの通話は無料です。
野生動物との衝突事故で車両が破損した場合は、単独事故扱いとなります。
自賠責保険では物損は補償対象外なので、車両の修理には任意保険の車両保険を使うことになります。
運転者や同乗者が負傷した場合は、人身傷害補償や搭乗者傷害で補償されます。
対向車や歩行者に被害を発生させた場合も、対物賠償責任保険や対人賠償責任保険などで補償されます。
ただし、契約内容によっては保険が使えない場合もあるので、詳細は保険会社に問合せてください。
https://news.yahoo.co.jp/articles/46f32ae4b748b335fcd14cf69fff05ed6a32bf4c
2022年10月17日4時31分にYAHOOニュース(Merkmal)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
【広島市でおきた痛ましい事故】
キックボードに乗っていた被害者の男児(7歳)は悪くない。
それでも残念ながら、ごく一部とはいえ、「キックボード」という単語だけで被害者の非をあげつらう人がいる。
【画像】電動キックボードは免許必要! 30%以上の人が「知らなかった」って本当?
加害者は赤信号で横断歩道を通過した63歳の男性ドライバーだった。
ドライブレコーダーには赤信号で交差点に進入する光景が映し出されていたとのことで、男性ドライバーも信号の見落としを認めている。
警察は過失運転傷害の疑いで現行犯逮捕した。
10月13日に広島市で起きたこの事故。
キックボードの男児は亡くなった。
まずはご冥福をお祈りする。
事故は不幸な結果となってしまったが、この「キックボード」という一語は一部、特にインターネット上で独り歩きしている。
本来、キックボードという名称はアメリカのK2社の製品を指すが、いわゆる賛否両論の「電動キックボード」を連想させるからだろうか、報道でも多用されたようだ。
日本キックスケーター協会もあるように、筆者(日野百草、ノンフィクション作家)は、こうした従来型の人力のものは「キックスケーター」と、個人的に言葉を分けている。
しかし、ここでは便宜上、「キックボード」とする。
法曹界、保険業界では、人力のキックボードに関しての有名な民事裁判の判例(東京地裁)がある。
2014年、同じく当時7歳の児童がキックボードで「歩行中」(判決に使われているこの言葉は後述)、自動車にはねられた事故である。
裁判ではキックボード、特に子どもが使うものは「歩行者」と同等か、それに限りなく近い判断が下されている。
加害者側はキックボードを「車両」であり、「自転車と同等」だとして過失割合を求めたが、裁判所は「歩行中」であり、児童のキックボードは「車両」とはみなさないとの判断を下した。
結果として後遺障害1級、保険会社から総額4億円(自賠責4000万円含む)近くの賠償金が支払われた。
当媒体でも以前、「自動車「任意保険」未加入はなんと10%! 自賠責の代わりに「義務化するべき」は暴論か、それとも真実か」(2022年6月26日配信)を書いたが、任意保険は本当に入っておくべきである。
【「交通のひんぱんな道路」を巡る解釈】
ちなみにキックボードは、 「三 交通のひんぱんな道路において、球戯をし、ローラー・スケートをし、又はこれらに類する行為をすること」 という、道路交通法の第七十六条四の三にあてはまるとされている。
意見はさまざまだろうが、おそらく類推解釈として、この「ローラー・スケート」が人力のキックボードに当てはまるのだろう。
また先の判例によれば、「遊具」になり「車両」ではない、ということにもなるようだ。
ただ、この場合の遊具はあくまで「児童」を前提としたものとされ、大人が使う場合は先の判例も含め、 「道交法上の歩行者かどうか」 に関して、これがそのまま当てはまらないかもしれない。
あくまで解釈の問題、刑事と民事の違いもある。
特殊な事例とはいえ、注意が必要だ。
それにしても、この「交通のひんぱんな道路」はやっかいだ。
司法による「法解釈の余地」を残すためであり、恣意(しい)的な罪刑専断主義を避ける目的もある。
しかし、「交通のひんぱんな道路」の個々人の印象はさまざまである。
先の判例では「キックボードは車両か、否か」が焦点となったが、7歳の児童ということもあり、限りなく「歩行者」と同等とみなした。
警察によってもまちまちで、例えば今回の事故の所轄である広島県警では、「自転車交通ルールQ&A」の中で、
Q.「交通ひんぱんな道路とは、どういうところですか?」
A.「交通の状態がどの程度になれば「交通ひんぱん」と言えるかは、道路の広狭、通行する歩行者や車両の量等との関係で違ってきます。
例えば、昼間の広島駅前通りなど交通の往来が激しい道路は、一般的に交通ひんぱんと言えますが、深夜や早朝のように交通が閑散になると、交通ひんぱんな道路とは言えない場合もあります」
と回答している。
筆者も実際、担当警察に話を聞いたことがあるが、スケートボードを深夜の繁華街、公道上で使用しする若者がいても、警察官がほぼスルーする件は、これも一因にある(条例は別)。
繁華街の路上であっても、閑散としていれば、「交通のひんぱんな道路」にはあたらないのだ。
1959(昭和34)年と古いが、実際にその「ひんぱん」の数字を挙げた判例もある。
また、これにより起訴された例もない。
【道路利用に関する誤解】
しかし警察側にも、こうした誤解を招く問題がある。
例えば2020年8月の警視庁交通部の「子供交通安全情報」なるリーフレットである。
「道路でやってはいけません!
ローラースケート、スケートボード、キックスケーターなど 乗り物ではなく、遊ぶ道具です
道路で乗ってはいけません!
道路は車や自転車、歩く人が通るところです。
使ってもよい場所で、安全に乗りましょう。
道路で遊んではいけません!
道路ではボール遊びや落書きなどもしてはいけません」
児童の安全第一を考えてのリーフレットであり、児童に向けたがために単純化したのはわかるが、今回の事件や先の判例、道交法の条文を照らし合わせても、 「少々乱暴な書き方」 のように思う。
「ローラースケート、スケートボード、キックスケーターなど」は道路でやっていけないことではない。
ただ、「交通のひんぱんな道路」で禁止なのだ。
今回の事件では、児童側の非として「公道でキックボードは違法」と語る向きもあるが、「交通のひんぱんな道路」とある限り、あくまで司法判断によるものでなければならない。
「交通のひんぱんな道路」でない限り、道交法上は即違反とならない。
また先の判例でも、児童の遊具は「車両」ではなく「歩行者」に近いとされている。
公正世界仮説(正しいものが正しい結果を得る、という誤った思い込み、認知バイアス)ではないが、ごく一部とはいえ、勝手な決めつけや被害者の非を邪推するような行為は慎むべきだ。
法の未整備はまた別の問題である。
男児は青信号を渡っていただけである。
キックボードもまた、悪くない。
・キックボードを使っていたこと
・青信号を渡って赤信号を無視した車にひかれたこと
は別問題である。
そもそも、赤信号は止まらなければいけない(緊急車両や災害等の緊急避難は除く)。
最後に重ねて、男児に対して心からお悔やみを申し上げる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/be77125cfa7898cc85ab10e4f262a184308c9025?page=1
2022年10月10日11時46分にYAHOOニュース(FNN PRIME)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午前0時過ぎ、神奈川・横浜市青葉区の東名高速下りで、4人が乗った車が単独事故を起こし、車の外に出た男女が後ろから来た車にはねられた。
男女は中央分離帯などに衝突した車から、追い越し車線近くで外に出たところ、後ろから来た車2台にそれぞれはねられたという。
さらに停車しようとした車に別の車が追突するなど、あわせて5台がからむ事故となった。
20歳の国田さんが死亡し、19歳の男性が重傷。
この事故の影響で、東名高速の下りの一部区間は、およそ9時間にわたり通行止めとなった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/eb7e862d87efa8e59d53cf5c471950b2ff33998b
10月11日0自20分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)からは、助手席にいた女性と運転手の男性がはねられた、あとの2人は中央分離帯のほうに避難していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東名高速道路では10日午後6時半までに、綾瀬スマートインター付近を先頭に17キロの渋滞が発生。
東名高速は10日午前1時前から、神奈川県横浜市内の下り線で約9時間にわたり、通行止めとなっていました。
原因は、高速道路上で事故を起こした車から降りた男女2人が後続車にはねられた事故でした。
警察によると、最初の事故を起こしたのは、男女2人ずつが乗った乗用車でした。
東名川崎インターチェンジと横浜青葉インターチェンジの間で単独事故を起こし、第2車線と第3車線をまたぐようにとまっていました。
中央分離帯に車が乗り上げた跡と、第1車線のガードレールに車がぶつかった跡があり、車の前方部分は大きく破損していたといいます。
車から降りて路上にいたのは、助手席に座っていた20歳の国田美佑さんで、後ろからきた乗用車にはねられました。
さらに、国田さんに駆け寄った19歳の運転手の男性も、別の乗用車にはねられたということです。
国田さんは病院で死亡を確認され、男性は顔面を骨折する重傷でした。
同乗していたその他の2人は、中央分離帯の方へ避難していたということです。
車のトラブルに対応するJAFは、高速道路では特に“路上にとどまらないよう”呼びかけています。
JAFのホームページでは、高速道路上で車外に出た人の目線の映像が公開されています。
今回の事故は夜間に発生しましたが、この映像から、夜間では道路上にいる人からは走行車との距離感がつかみにくくなり、走行する車側の目線では人がいることを確認することは極めて困難になることが分かります。
JAFは、高速道路で車が停止した場合、同乗者と一緒にガードレールの外側などに避難することと、車より後方で待機するよう呼びかけています。
事故当時、高速道路は雨でぬれていたということで、警察は、単独事故を起こした車がスリップした可能性も含めて、原因を捜査しています。
(10月10日放送『news zero』より)
https://news.yahoo.co.jp/articles/007b54fcfae7e5e093c615c563012b4f8b84a46c
10月12日11時28分にYAHOOニュース(TBS NEWS)からは、車がスピンして反対方向を向いてしまったので自分がいる位置を勘違いした可能性もあるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
恵俊彰:
車がコントロールできなくなった場合(そのまま停車)というのが非常に怖いですね。
交通事故鑑定ラプター 中島博史所長:
そうですね。
今回の事故ですと、車がスピンしてしまって(車の頭が進行方向と)反対の方向を向いてしまった。
ここからは推測になってしまうんですけれども、車の後ろ側を自分たちの車の来た方向と思い、注意をしてしまったかもしれません。
自分の車の後方(実際は進行方向)を見ていて「車が来ないな」と思って、追い越し車線側に行ってしまったらそこに車が来てしまった、というような状況も考えられます。
事故を起こしてしまったときは当然慌てますし、いろいろ頭の中いっぱいいっぱいになりがちですけれども、まずは車の位置と向きを確認して“他の車がどちらから来るのか”を把握することを、最初にしなくてはなりません。
(ひるおび 2022年10月11日放送より)
https://news.yahoo.co.jp/articles/122dee49c7aee118bf4a2fc93fa7f86dbc90fe00
2022年10月8日16時10分にYAHOOニュース(くるまのニュース)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
【トンネル信号の意味は?】
道路のトンネル入口に信号機が設置されていることがあります。
信号は基本的に青ですが、黄・赤に変わる時も。
トンネルに入ろうとした際に、このように黄や赤になっていたら、どうすれば良いのでしょうか。
【画像】信号付きの道路トンネルと、「ビル貫通」の高速道路を写真で見る(20枚)
トンネル信号は「坑口信号機」とも呼ばれるもので、トンネル内の状況に合わせて「青・黄・赤」や「黄・赤」を表示する信号機です。
一般道にも高速道路にも設置されています。
主に災害や事故などの際に利用され、トンネルに進入しようとする車両に減速や停止の合図を送ります。
トンネルの内部は外からでは分からないため、中で事故や災害が起きても、トンネルに入る車両が危険に気付けない可能性があります。
そのため、トンネルの外に信号機を設置して二次災害を防いでいます。
トンネル信号は、主に次のようなトンネルに設置されています。
・長さが5km以上
・断続的に5km以上トンネルが続く道路
信号機は基本的に、トンネル内部の状況が分かりづらい長いトンネルの入口や中間に設置されています。
しかし、これらはあくまで目安です。
短いトンネルでも、急カーブや急勾配といった、内部が分かりにくい構造のトンネルに設置されることもあります。
トンネル信号は、高速道路会社と警察、国土交通省が協議して設置しています。
なお、トンネル信号の管理などは各都道府県警察が行っています。
【トンネル信号「青・黄・赤」それぞれの意味は?】
トンネル信号は「青・黄・赤」もしくは「黄・赤」が一般的ですが、それぞれどのような意味を持っているのでしょうか。
まず青信号は、交差点の信号機と同様に「進むことができる」という意味です。
周囲の状況を確認したうえで、トンネルを問題なく通過できます。
青信号がない「黄・赤」タイプのトンネル信号の場合は、黄・赤が点滅もしくは点灯していない状態が青信号と同じ意味です。
トンネル信号は、交差点の信号のように青・黄・赤の点灯を繰り返しているわけではなく、基本的にずっと青です。
しかし、黄・赤になることもあるため、トンネルが近付いてきたら信号機も必ず視界に入れておきましょう。
黄信号は、点滅と点灯で意味が異なります。
交差点の黄信号は、基本は「止まれ」、安全に停止できない場合は「進行しても良い」です。
一方、トンネル信号の黄信号は注意喚起の意味を持ちます。
周囲の状況を確認しつつ、問題がなければ進行しても構いません。
交差点に設置されている赤と黄の点滅信号をイメージすると分かりやすいのではないでしょうか。
黄信号が点滅している場合、トンネル内部で渋滞などの交通障害が生じている可能性が高いため、速度を落としてトンネルに進入しましょう。
なお、黄信号が点灯している場合は、のちに赤信号に変わるため、後続車に留意しつつ停止する必要があります。
赤信号は、交差点の信号と同じく「止まれ」です。
トンネル内で事故や災害など、交通の危険が生じた際に車両の通行を止めるために表示されます。
そのため、トンネルの信号が赤の時はトンネルに入れません。
二次災害を防ぐため、トンネル手前で停止しなければなりませんが、その際に車両の停め方にも注意が必要です。
トンネル内で事故や災害が起きている場合、緊急車両が通行する可能性があります。
そのため、路肩に車両を寄せて駐車しましょう。
また、トンネル信号の前後に電光表示板などが設置してある場合があります。
ここにはトンネル内部の状況やトンネル外の車両に対する指示が表示されることもあるため、確認して指示通りに動きましょう。
※ ※ ※
トンネル信号は、万が一トンネル内で事故や災害が発生した際に、二次災害を防ぐために設置されている非常設備のひとつです。
トンネル進入時に信号があった場合は、必ず確認しましょう。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1a01c12a1f20211844f8355182a4a5bece63b405?page=1
2022年10月3日17時7分に毎日新聞から、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。
目に鮮やかな紅白の横断歩道が、宮崎県内で続々と登場している。
ドライバーに、より目立つようアピールしようと、宮崎県警が信号機のない横断歩道の白い線の間を赤くカラー塗装した。
歩行者優先の横断歩道での死亡事故が後を絶たないことから、視覚的に訴えて事故防止につなげる狙いだ。
七つの主要庁舎が建ち並ぶ宮崎市の宮崎県庁前。
片側2車線の県道、通称・県庁楠並木通りに8月上旬、紅白幕のような横断歩道がお目見えした。
信号機はない。
しかし交通量は多く、業務で庁舎を行き来する職員が車が止まってくれるのを待つ姿も目立つ。
横断歩道の塗装は本来、国や県、市などの道路管理者の業務だが、宮崎県内では横断歩道上で歩行者が死亡する事故が2020年、21年に各5件あり、横断歩道で車などと接触し、負傷した歩行者も20年に129人、21年に89人と高止まりが続いたため、県警が緊急対策として実施した。
県内で信号機のない横断歩道約8600カ所のうち、公共施設や学校周辺で交通量の多い危険箇所を選定。
7~8月にかけ、宮崎市や延岡市など14市町で27カ所に赤信号をイメージした赤色の塗装を施した。
横断歩道が近くにあることを予告するダイヤマークも赤色で縁取った。
実際に効果はあるのか。
県警が、横断歩道を渡ろうとする歩行者がいた場合に車が停止するかを調査したところ、塗装前の停車率は平均56・9%だったのに対し、塗装後は71・7%に改善した。
事業費は約930万円。
歩行者用信号機を設置するより費用が10分の1に抑えられ、維持費も軽減されるという。
県警交通企画課の田中係長は、「一定の効果があり、他の道路管理者にも働き掛け、横断歩道のカラー塗装を増やしたい」と話す。
県庁前の真新しい紅白の横断歩道を渡った県中部農林振興局の岡野さん(女性、34歳)は、「目立つようになり、以前よりも運転手の方に止まってもらえるのでは」と期待を寄せた。
事故防止に向けた道路の塗装表示などに詳しい拓殖大工学部の永見豊准教授(景観デザイン)は、「ダイヤマーク付近を赤色で強調するのは注意を訴える効果がある。ただ、横断歩道での一時停止義務を知らない運転手にも伝える必要があり、併せて『歩行者優先』など言葉を路面や看板で伝えるのも有効だ」と話している。
https://mainichi.jp/articles/20221003/k00/00m/040/119000c
2022年9月29日18時58分にYAHOOニュース(九州放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福岡市の自動車学校では、高齢者向けの講習が行われていました。
高齢者による交通事故の増加を受け、2022年5月に制度が変更。
75歳以上で過去3年間に信号無視など一定の違反歴がある人は、自動車教習所のコースを実際に運転する技能検査が義務になりました。
合格しなければ免許を更新できません。
受検者:
「自分では若いと思っているので(検査に)呼ばれれば面倒くさいが、違反して(技能検査を)受ければ、もう来たくないので「安全運転するかな」となる
受検者:
「若い人より運転歴があるので(高齢者の方が)うまいのではないか。今の世の中は厳しいですよ。」
自動車学校の教官にこの制度変更を聞くと…
福岡県自動車学校 石田さん:
「(新制度が)まだ始まったばかりなので、その効果が出ているかどうかは分からないが、検査を受けた人は大いに反省して今後安全運転をしていきたいと皆さん言っているので、(今後)結果が出てくると思う。」
また、自動ブレーキなど安全運転支援装置を備えた車両のみを運転できるサポートカー限定免許も新設されました。
国は、2028年までに販売される全ての新車に自動ブレーキの搭載を義務づけています
。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1949d1defb3fd8c28958fa618a93f97242b7dab7
(ブログ者コメント)
〇石川県警HPには、一定の違反をすれば臨時認知機能検査を受けなければならないという記事が掲載されていた。
『75歳以上の方で一定の違反行為があった場合について』
75歳以上の運転者が認知機能が低下した際に起こしやすいとされた一定の違反行為があった場合には、臨時に認知機能検査を受けなければなりません。
・信号無視
・通行禁止違反
・通行区分違反
・横断等禁止違反
・進路変更禁止違反
・しゃ断踏切立ち入り等
・交差点右左折等方法違反
・指定通行区分違反
・環状交差点左折等方法違反
・優先道路通行車妨害等
・交差点優先車妨害
・環状交差点通行車妨害等
・横断歩道等における横断歩行者妨害
・横断歩道のない交差点における横断歩行者妨害
・徐行場所違反
・指定場所一時不停止
・合図不履行
・安全運転義務違反
https://www2.police.pref.ishikawa.lg.jp/application/application01/application008.html
〇一方、警察庁HPには、75歳以上で一定の違反歴がある人は運転技能検査に合格しないと免許更新できないという記事が掲載されていた。
(上記九州放送の報道は、このことについてのことと思われる。)
令和2年改正道路交通法により、高齢者の運転免許証の更新等の手続において、新たに運転技能検査が導入されることとなりました。
75歳以上で、一定の違反歴(下記を参照)がある方については、運転技能検査に合格しなければ、運転免許証の更新を受けることができなくなります。
(令和4年10月12日以後に75歳以上の誕生日を迎える方から対象となります。)。
【対象となる違反行為】
信号無視/通行区分違反/通行帯違反等/速度超過/横断等禁止違反/踏切不停止等・遮断踏切立入り/交差点右左折方法違反等/交差点安全進行義務違反等/横断歩行者等妨害等/安全運転義務違反/携帯電話使用等
(注)個々の違反歴と重大事故の起こしやすさとの関連を分析した結果、将来において死亡・重傷事故を起こす危険性が類型的に高いと認められる違反行為が定められています。
〇上記2記事を総合して考えると、75歳以上の人が一定の違反行為をして捕まった場合、臨時に認知機能検査を受け、さらに免許更新時には運転技能検査に合格しないと更新できない、ということのようだ。
〇一方、若年層にも事故は多い。
「高齢ドライバー」が危険だとわかる統計的根拠 若者ほど「死亡事故」起こしやすいデータも」
(2019/08/24 14:45 東洋経済;統計ジャーナリストの寄稿文?)
5ページ
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以上のことから、高齢者の交通事故の現状についてまとめてみました。
1)高齢者の事故が増えているのは、高齢ドライバーが増えているため。
2)免許保有者あたりの事故数は、各年代とも下がり続けている。
3)交通事故や死亡事故を起こす確率は、高齢層よりも若年層が高い。
4)高齢層は、交通事故を起こしたときに重大な事故になりやすい。
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https://toyokeizai.net/articles/-/297303?page=5
ということで、高齢者だけでなく、若年層あるいは免許取得1年未満の人についても、同様な制度をつくってはどうだろうか?
再講習の手間と出費を嫌い、運転が慎重になるかもしれないので。


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。