2023年5月2日18時51分にNHK岐阜から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
岐阜市役所の旧本庁舎の解体工事中に外壁と足場が同時に崩れた問題で、岐阜市は、情報共有とリスク管理ができていなかったことが主な原因だったとしました。
その上で、安全対策が確認できたとして大型連休明けの5月8日に工事を再開すると発表しました。
解体工事が進む岐阜市今沢町の岐阜市役所旧本庁舎では、ことし3月、3層分の外壁と固定していた足場が同時に崩れる問題が起きました。
岐阜市は工事を中断させた上で、施工業者に対し原因の検証と再発防止策の検討を指示し、1日夕方、その結果を公表しました。
それによりますと、工事は当初、工事エリアを北と南にわけ、それぞれ重機1台で1フロアごとに解体する計画でしたが、現場では足場作業員が計画の半数しか確保できておらず、作業に時間がかかり不要な人件費が発生するなどの懸念が出たということです。
そして関係者による「施工検討会」の承認を得ることなく、現場の判断で重機2台で解体する方法に手順を変更したということです。
ところが、現場でも明確にその手順を確認しておらず、認識にずれが生じたとして、情報共有とリスク管理ができていなかったことが主な原因と結論づけました。
その上で、再発防止に向けて、手順を変更する場合には「施工検討会」の最終承認を得るほか現場の安全管理者を増やすなどの対策をまとめました。
これに対して岐阜市は、“安全が確認できた”として、大型連休明けの5月8日から工事を再開すると発表しました。
解体工事は当初の計画から2か月遅い、ことし12月28日まで続くということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/20230502/3080011211.html
5月2日付で岐阜市のHPに改善報告書が掲載されていた。(本文は転載省略)
https://www.city.gifu.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/021/357/kaizenhoukokusyo.pdf
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その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。