2019年2月13日付で毎日新聞東京版に下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午後1時半ごろ、東京都大田区城南島6の大手食品会社「マルハニチロ」(本社・江東区)の物流センターから出火し、5階建て倉庫の5階部分約1000m2を焼いた。
現場から男性8人が運び出されたが、うち3人の死亡が確認された。
他の5人は命に別条はなかった。
消防と警察は出火原因を調べている。
物流センターの金子所長などによると、出火当時は5階と屋上の間で冷凍設備用の配管工事をしていたという。
建物内には従業員や出入りの業者ら約50人がおり、大半は自力で避難した。
現場は東京・羽田空港から北に約3kmの倉庫や工場が建ち並ぶ海沿いの一画で、物流センターはマルハニチロの子会社が運営している。
火災の影響で、羽田空港は滑走路1本の運用を一時見合わせ、一部の便に遅れが出た。
出典
『倉庫火災 3人死亡 羽田空港近く、一部便に遅れ』
https://mainichi.jp/articles/20190213/ddm/041/040/141000c
2月12日16時0分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
室内や屋上から逃げ遅れた8人が救助された。
このうち男性4人が搬送され、3人が死亡、1人が負傷した。
ほかに逃げ遅れた人がいないか、確認を急いでいる。
5階では当時、冷凍庫の入れ替えのため、配管工事などが行われていたという。
同センターの男性所長(46)は、「突然警報が鳴り、避難を呼びかけた。5階を見に行った職員も煙で近づけなかった」と話した。
出典
『物流倉庫火災で3人死亡 東京・大田区』
https://www.sankei.com/affairs/news/190212/afr1902120013-n1.html
2月13日12時4分にNHK首都圏からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
火が出る前、5階にある冷凍機を入れ替えるため、屋上部分や外壁で配管の溶接作業が行われていたことが警察などへの取材でわかった。
警察は、13日午前から現場に入って出火原因を詳しく調べるとともに、避難経路の周知などが適切に行われていたか確認を進めることにしている。
出典
『3人死亡火災屋上などで溶接作業』
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20190213/0025476.html
2月14日12時42分にNHK首都圏からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
これまでの調べで、当時、最上階の5階では冷凍機を入れ替えるため、屋上や外壁で配管の溶接作業が行われていたということだが、その後の調べで、燃え方などから最上階の天井部分が火元とみられることが捜査関係者への取材でわかった。
最上階の5階は食品を冷蔵するための部屋で、内壁には断熱材が使われていたという。
警察は、火が断熱材に燃え移ったことで煙が一気に広がり、逃げるのが難しくなったとみて、当時の状況を詳しく調べている。
出典
『倉庫火災 断熱材に燃え移ったか』
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20190214/0025529.html
(2019年3月3日 修正1 ;追記)
2019年2月28日16時32分に産経新聞から、死亡した人の中には初期消火などで火元に向かった人もいたらしいという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
警視庁捜査1課は28日、3人が倉庫の出入り業者や配管工の48~53歳の男性だったと発表した。
このうち2人は、初期消火や救助活動をしていて火災に巻き込まれた可能性があるという。
司法解剖の結果、死因は一酸化炭素中毒や焼死とみられる。
同課などによると倉庫は5階建てで、3人はいずれも火元の5階付近で見つかった。
出火当時、同社アルバイトの近さん(53歳)は5階で荷物の搬出入作業中。
荷役会社社員の宮地さん(53)と配管工の村田さん(43)は、初期消火や逃げ遅れた人の救助のために火元付近へ向かい、巻き込まれた可能性があるという。
出典
『救助活動中に巻き込まれ死亡か 東京・大田の倉庫火災』
https://www.sankei.com/affairs/news/190228/afr1902280011-n1.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。