2023年7月12日18時22分にNHK愛媛から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午後1時40分ごろ、新居浜市磯浦町にある化学メーカー「NK社」の工場で「火災が発生した」と、会社から消防に通報がありました。
現場では一時、白煙が上がりましたが、消防車など8台が出て消火にあたり、火はおよそ1時間後に消し止められました。
消防によりますと、この火事によるけが人などはいませんでした。
会社によりますと、この工場では石油を精製する際に使用する触媒を生産していて、警察によりますと、排ガスを処理するために工場内に設置されている「電気集塵機」と呼ばれる機械のダクトの一部が焼けていたということです。
警察が火事の原因などを調べています。
https://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20230712/8000016340.html
7月12日16時14分にYAHOOニュース(あいテレビ)からは、工事中の煙突の一部が焼けたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日、愛媛県新居浜市にある化学メーカー「NK社」の工場で火事がありましたが、けが人はいませんでした。
消防によりますと、午後1時40分ごろ、「煙突が燃えている」と従業員から消防に通報がありました。
消防車8台が出動し、火は約1時間後に消し止められましたが、この火事で、工事中の煙突の一部が焼けました。
プラントへの延焼はなく、けが人もいませんでした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6ecdeacf0a2f1a4b17b55bc0245bd38b39d7775e
2022年12月29日18時9分に東海テレビから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
29日午前11時10分ごろ。亀山市川崎町のアルミニウム工場で「大きな音がして、煙が出ている」と、通りがかった女性から110番通報がありました。
消防が駆けつけ、火はおよそ3時間後に消し止められましたが、工場内のベルトコンベアや床など、およそ150平方メートルが燃えました。
この火事で、従業員など男性6人が病院に運ばれ、このうち2人は全身にヤケドを負うなどの重傷です。
警察によりますと、出火当時、年末の清掃やメンテナンスが行われていて、アルミの粉塵にバーナーの火が引火した可能性があるということです。
この工場では、28日午後にも同様の火事でおよそ1700平方メートルが燃えたばかりでした。
https://www.tokai-tv.com/tokainews/article_20221229_24182
12月29日20時57分に読売新聞からは、28日の事故は別の建物でアルミ粉じんにバーナーの火が引火したものだったなど、趣旨の記事がネット配信されていた。
29日午前11時10分頃、三重県亀山市川崎町の「Dアルミニウム工業所」亀山工場から、「爆発し、けが人がいる」と119番があった。
工場から出火して溶解工場建屋など約150平方メートルを焼き、男性作業員6人が救急搬送された。
全員やけどを負っており、2人が重傷という。
県警亀山署と同社の発表などによると、発生当時、工場は年末年始で休業しており、保守点検の作業中、溶解工場から出火したという。
同署と消防が出火原因を調べている。
亀山工場内では、28日にも別の建物でアルミの粉じんにバーナーの火が引火し、約1700平方メートルを焼く火災が発生した。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20221229-OYT1T50088/
2022年16時57分にYAHOOニュース(中国放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日、広島・大竹市の化学メーカー工場で発生した火災は、一夜明けた8日朝、火が消し止められました。
【写真を見る】ダイセル大竹工場 火災 一夜明け 鎮火 石炭に溶接火花が燃え移ったか【動画ニュース】
火事があったのは、大手化学メーカー「ダイセル」の大竹工場です。
7日午前11時半ごろ、工場の従業員からの「溶接の火花が石炭に着火した」との通報を受け、消防による消火活動が続いていましたが、火は8日午前9時ごろ、消し止められました。
工場や消防によりますと、石炭を運ぶエレベーターを補修するための溶接作業の火花が、エレベーターの中に残っていた石炭に燃え移った可能性が高いということです。
7日は、工場は稼働しておらず、年に1度の工場の定期修理中だったということです。
この火事によるけが人はいませんでした。
ダイセルは、「事故原因の究明を進め、適切な対策を実施する予定です」としていて、「今後の製造や製品供給に影響はありません」としています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2a5bb88e17668d5d319dfae799bd511b458c61ec
2021年7月19日22時57分に中国新聞から下記趣旨の記事が、黒煙を上げる塔の空撮写真付きでネット配信されていた。
19日午前11時5分ごろ、周南市御影町の総合化学メーカー、トクヤマ徳山製造所徳山工場のソーダ灰製造プラントから黒煙が上がっていると、同社が119番した。
周南署や同社によると、プラントの炭酸化塔(高さ28メートル、直径3メートル)内を腐食から守るゴムが何らかの理由で燃えたという。
午後3時ごろ鎮圧した。
プラントは14日から年に1度の定期修理中で、塔内で11人が作業していた。
硫黄酸化物などを排出した可能性もあるとみて、原因などを調べている。
けが人はいないという。
異臭について同社に数件問い合わせがあった。
同社や市が広報車を走らせ、「窓を開けないでください」などと呼び掛けた。
近くで働いていた会社員男性(50)は火災を目撃し、「窓を開けたら黒煙と炎が上がっていた。建物が燃えていたので心配だった」と不安そうだった。
野村所長は「市民の皆さんに迷惑を掛けて申し訳ない」と陳謝した。
炭酸化塔は塩化ナトリウムやアンモニアなどを化合して重炭酸ナトリウムを製造する設備。
加熱工程を経て、ガラス原料のソーダ灰ができる。
7月21日18時16分にNHK山口からは、ガスバーナーで金属製ノズルを取り外す作業中だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日は午後から警察や消防などが工場内の実況見分を行い、火が出た「炭酸化塔」の内部の様子や当時の状況を詳しく調べていました。
警察によりますと、火災が起きた当時、「炭酸化塔」は稼働しておらず、工事業者がガスバーナーを使って、直径70センチほどの金属製のノズルを取り外す作業をしていたということです。
この設備は腐食防止のため内部のコーティングにゴムが使われていて、警察は、この作業の際にゴムに引火して火災が発生した可能性があると見て、詳しい状況を調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20210721/4060010424.html
2020年7月21日8時35分に福島民友から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午前10時5分ごろ、福島市の日東紡績福島第2工場から出火、工場の屋根部分を焼いた。
火災は約7時間後に鎮火。
作業員男性(53)が軽いやけどを負い、別の作業員男性(23)が熱中症の疑いで搬送された。
福島署や市消防本部によると、工場の警備員が「屋根の補修工事をしていたら、煙が出た」と119番通報。
作業員男性2人は消火作業をしていた。
同社によると、この日は外部業者が屋根の補修工事をしていたという。
勤務していた従業員約200人は全員避難。
周囲は一時、騒然となった。
火災を受け、同社は工場の操業を停止。
今後は被害状況の確認などを行い、再開を決める。
製品出荷への影響は調査中で、「近隣住民、関係者の皆さまに多大なるご迷惑、ご心配をお掛けし、心よりおわび申し上げます」としている。
同工場はスマートフォンや高機能サーバーに使われるグラスファイバー製品の製造などをしている。
https://this.kiji.is/658091858200003681?c=39546741839462401
7月23日8時35分に福島民友からは、金属切断時の火花で屋根の防水シートが燃えたらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同社は22日、外部業者が屋根補修工事で金属を切断している際に火花が発生し、可燃物に引火して出火した可能性があると発表した。
市消防本部などが21~22日に実況見分を行い、火災の状況や出火原因などを調査した。
屋根約4万300平方メートルのうち約2200平方メートルが焼失したが、生産設備などへの延焼はなかったという。
補修工事は外部業者が行っており、南東の屋根中央付近の防水シートなどに引火したとみられる。
工場は20日の火災後から稼働を停止していたが、22日に一部で再開した。
準備が整った製品から出荷を再開していくという。
火災は20日午前9時40分ごろに発生。
約7時間後の午後5時20分ごろに鎮火し、外部業者の男性が軽いやけどをした。
https://this.kiji.is/658818083871736929?c=39546741839462401
2020年7月5日22時15分に神戸新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
5日午後4時15分ごろ、兵庫県たつの市神岡町沢田の皮革工場から出火。
鉄骨2階建て延べ約2500平方メートルのうち、2階のダクト周辺を焼いた。
けが人はなかった。
県警たつの署などによると、経営者の男性(60)らがダクトを清掃するため、工具で切削していたという。
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/202007/0013483913.shtml
(ブログ者コメント)
ダクト内にこびりついていた汚れを工具を使って切削除去していたということだろうか?
2019年9月13日付で宮崎日日新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
13日午前9時10分ごろ、延岡市旭町4丁目の旭化成子会社・旭化成メディカル恒富工場から出火、人工腎臓フィルターを製造していた工場の蒸留塔内部が燃えた。
蒸留塔は解体作業中で内部の残留物に引火したとみられ、約3時間20分後に鎮火した。
従業員にけがはなく、ほかの施設へ延焼はなかった。
周辺には、白煙が立ち込め、一時騒然となった。
http://www.the-miyanichi.co.jp/kennai/_40955.html
(2019年7月3日 修正1)
2019年6月26日12時0分に福井新聞から、より詳細な下記趣旨の記事が、通路の位置が記された工場棟のレイアウト写真付きでネット配信されていた。
同社の社長と常務が、同社敷地内で報道陣の取材に応じた。
社長は「工場棟を結ぶ通路にあるビニール製のシートシャッターが停電で開かなかった」と述べ、避難の妨げになった可能性があるとの認識を示した。
出火原因については、「原因を究明している最中であり、コメントは差し控える」と述べるにとどめた。
火災後、社長が報道陣の取材に応じたのは初めて。
全焼した第1~第3工場はいずれも平屋建てで、敷地北側に立ち並び、2人によると第1に約80台、第2に約85台、第3に約20台の織機がある。
第1と第2、第2と第3は、ともに建物の両端と中央にある3本の通路で結ばれ、屋外への出入り口は第1、第3に設けられ、第2にはない。
外気遮断用のシートシャッターが設置されているのは第2と第3を結ぶ3つの通路で、いずれも人が近づくとセンサーで自動開閉する。
常務は、火災発生直後のシャッターの状態について、「一部は閉じたままの状態だった」とし、社長は、「故障はしていなかったが、おそらく停電で動かなかった」との認識を示した。
シャッターが開閉しなかった場合、タイプによりシートをくぐるか、破る必要があるという。
このことについて常務は、「社内メールやミーティングで説明していたつもりだった」と話した。
出火当時、第1の北側で外壁工事に伴う溶接が行われていたという。
常務は、「火花が燃え移ったのか、燃えやすい物が近くにあったのかは分からない」とした。
また、3棟にはいずれもスプリンクラーが設置されていなかったと述べ、「消火器や避難誘導灯は設置していた。防火や避難態勢について消防から指摘されたことはない」と説明。
「煙と炎がこんなに早く回るとは思っていなかった」と話した。
火災は6月20日午後2時ごろ発生。
工場3棟と3階建て事務所1棟を全焼し、約7時間15分後に鎮火した。
当時、工場全体で従業員約100人中、ベトナム、中国人実習生18人を含む65人が勤務していた。
関係者によると、事務所棟は1972年に新築され、技能実習生らの寄宿舎にもなっている。
工場棟は50年ほど前に建てられたものが多く、随時、増築されている。
出典
『工場火災、停電でシャッター開かず 4人犠牲、永平寺町の織物工場』
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/882573
6月26日付で中日新聞からは、避難訓練は行われていなかったかもという下記趣旨の記事が、現場の見取り図付きでネット配信されていた。
燃え方が激しかった第1工場について、常務は、「外壁の骨組みをつくる溶接作業を発注していた」と説明。
北側の壁をプレハブから石こうボードにする工事の途中だったという。
工場内の避難経路については、第1工場の南側と第3工場の南側と東側の3カ所に出入り口があったが、第2工場の南側にはなく、第2工場からの避難は工場間を移動する必要があった。
遺体は第3工場で2人、第2工場で1人、両工場の間の屋外部分で1人が見つかった。
従業員の一部は、「避難訓練を実施していなかった」と証言しているが、常務は「書類がないのでコメントできない」とし、「避難経路は、図を貼って明示していた」と述べた。
出典
『出火時に溶接作業、スプリンクラー未整備 4人死亡の繊維工場火災』
https://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20190626/CK2019062602000033.html
6月27日付で中日新聞福井版からは、当該工場はスプリンクラー設置義務対象外だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
会社側は工場内にスプリンクラーはなかったと認めていたが、スプリンクラーの設置義務は消防法により、工場は11階建て以上が対象になっているとし、第1~3工場は対象外とした。
出典
『焼失面積は3463平方メートル 永平寺の繊維工場火災』
https://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20190627/CK2019062702000009.html
(2020年6月20日 修正2 ;追記)
2020年6月18日19時40分にNHK福井から、出火原因は不明だったとする消防庁の報告書が提出されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年6月、永平寺町の繊維工場から出火し、従業員4人が死亡した火災から20日で1年になるのを前に、消防庁が実施してきた調査の結果が18日、地元の町議会に報告されました。
報告では、出火の原因については「特定に至らなかった」としたうえで、工場内で使われていた断熱材に含まれるウレタンが短時間に延焼を拡大させた可能性があると指摘しました。
この火災は去年6月20日、永平寺町の繊維メーカー「T繊維」の建物から出火し、平屋建ての工場と3階建ての事務所が全焼した結果、従業員4人が死亡し、5人がけがをしたものです。
火災から20日で1年になるのを前に、18日に開かれた永平寺町議会の全員協議会で、総務省消防庁が実施してきた調査結果が報告されました。
報告では、出火の原因について、▼最も西側に位置する第1工場の増築部分にあった配線や照明器具のショートなどによる電気的要因や、▼第1工場の増築部分で実施されていた溶接作業の火花などによる出火が考えられるとした上で、確たる物証はなく原因の特定には至らなかったと結論づけました。
そのうえで、温度や湿度を管理するために工場内で使用されていた断熱材に含まれるウレタンが、短時間で火が燃え広がったことに影響した可能性があると指摘しました。
永平寺町消防本部では、今回の消防庁の調査結果を踏まえて、6月末までに本部としての報告書をとりまとめる方針です。
消防庁の調査結果の報告を受けて、永平寺町の河合永充町長は、「町にとっても教訓になる、本当に大きな火災だったと思います。まず火災を起こさない態勢を消防にお願いするとともに、いざ火事になった際に、役場や消防、それに関係団体がそれぞれに果たす役割を考え、しっかりと対応していきたい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/20200618/3050005011.html
6月20日7時0分に福井新聞からは、壁などに吹き付けられたウレタンが一部剥き出しになっていたことで火の回りが早かったのかもという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
永平寺町消防本部は、三つの工場の中で最も焼損が激しかった北西側の第1工場が火元とみられるものの、出火原因の特定には至らなかったとする調査結果を明らかにした。
燃えやすいウレタンが工場内の一部にむき出しになっていたことで、火の回りが早くなった可能性があると指摘している。
6月18日に開かれた町議会全員協議会で報告した。
火災を調査した総務省消防庁の消防研究センターは「第1工場の増築部分のコンセントや配線のショート、(外壁工事に伴う)溶接作業の火花落下などが原因と考えられる」と報告をまとめ、5月下旬に町消防本部へ通知した。
ただ「延焼が早く、燃えた範囲も広かった」(同本部の坪田満予防課長)ことで物証は得られておらず、同本部は「原因の特定には至らなかった」と結論づけた。
報告では、出火から20秒で第1工場が炎に覆われ、45秒後には第2工場も炎に包まれ第3工場に延焼したと分析。
ウレタンが断熱材として工場内の壁などの一部に直接吹き付けられていたことから、延焼が早かった可能性があるとした。
建物や資材などの損害額は計5億6545万円。
第1~第3工場を棟続きの平屋建て1棟と認定し、3階建ての事務所棟と合わせた焼損面積は延べ約3700平方メートルとした。
町消防本部は、今月中に報告書を作成する方針。
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1108269
2019年6月21日0時44分に毎日新聞から、下記趣旨の記事が現場の空撮写真付きでネット配信されていた。
20日午後2時5分ごろ、福井県永平寺町松岡石舟の生地製造会社「T繊維」の工場から出火していると110番があった。
警察によると、工場3棟と事務所の計4棟を全焼。
従業員とみられる4人の死亡が確認されたほか、4人が煙を吸うなどのけがをした。
現場では黒い煙が上がったほか、周囲に刺激臭が漂い、深夜になっても消火作業が続いた。
消防や従業員らによると、工場では当時約60人が作業をしていた。
午後2時ごろ、工場内でモーターが焦げるような臭いがして、炎が上がったという。
工場内の電気系統の工事をしていたとの情報もあり、県警や消防が詳しい出火原因を調べている。
工場内から避難した男性従業員は、「工場の奥から一気に炎と黒煙が上がった。仲間と協力して、シャッターを上げて逃げた」と話した。
火災は夜になっても収まらず、周辺住民が活動を見守った。
近くに住む女性(80)は、「2、3回爆発するような音が聞こえた。どんどん火の勢いが強くなり、火の海になった」と振り返った。
この火災で、工場近くにある町立松岡中学校は、全校生徒を一時、体育館に避難させた。
T繊維のホームページによると、工場ではアウトドア向けの衣料品やニットの生地を製造しているという。
グループ全体の従業員は95人。
現場は北陸自動車道福井北ジャンクションから東へ約1.5kmで、周辺は農地と住宅が混在している。
出典
『福井繊維工場火災 死者は4人に 4人けが』
https://mainichi.jp/articles/20190620/k00/00m/040/236000c
6月21日0時10分に日本経済新聞からは、ボイラー室付近から火が出たという地元の人の証言があるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、会社の敷地内にある6棟の工場のうちの1棟から出火し、他の棟や事務所棟に延焼したとみられる。
火災は約7時間後に鎮火が確認された。
工場内では当時、外国人技能実習生など数10人が働いていたとみられる。
約4年前まで同工場で勤務していた近所の女性(70)は、「北西角にある建物のボイラー室付近で火花が出て、南側へ燃え広がった。ボンという花火のような大きな音が10回以上聞こえた」と話した。
〔共同〕
出典
『繊維工場で火災、4人死亡 福井、7時間後鎮火』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46360580Q9A620C1CN8000/
6月22日7時20分に福井新聞からは、激しく燃えていた第1工場では溶接やボイラー修理が行われていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
敷地北西側にある「第1工場」が激しく燃えていたことが6月21日、警察への取材で分かった。
遺体は、全焼した4棟のうち、第1工場東側の「第2工場」、「第3工場」に集中していた。
取材では、従業員から「第1工場で溶接やボイラー修理をしていた」と聞いた住民もおり、警察などが出火当時の状況を詳しく調べている。
敷地には工場6棟、事務所、倉庫などが並ぶ。
敷地北側にある第1~第3工場(鉄筋コンクリート平屋建て)と事務所棟(同3階建て)の4棟が全焼した。
消防によると、遺体は第2工場内で1体、東隣の第3工場内で2体、2棟の間の通路で1体が見つかった。
当時、第1工場と第2工場の間にいた男性従業員によると、第2工場から第3工場へ逃げる際、2棟の間にある二つの密閉用のビニール製シャッターのうち一つが開かず、近くの男性がこじ開けたという。
警察は、当時の状況やスプリンクラーの有無など、同社の防火体制、従業員の避難経路なども調べる。
火災は約7時間15分後に鎮火した。
出典
『工場火災、4遺体は2棟と通路に 不明20代女性はベトナム人実習生』
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/879831
6月23日7時20分に福井新聞からは、工場内は停電し煙で視界が悪かったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、4人の遺体のうち、この日、身元が判明した同社社員の男性(29)は織機のメンテナンスなどを担当しており、死因はやけどや煙を吸い込んだことによる焼死とみられる。
いずれかの工場で作業中だった可能性が高い。
発見場所は、隣接する第2工場と第3工場の間で、両工場をつなぐ2本の通路の間の屋外空間だった。
工場間の距離は2~3mほど。
第2、第3工場を通って避難した男性従業員によると、両工場内は停電し、煙で視界が悪かったという。
通路のシャッターがボタンを押しても開かず、避難に時間がかかったという。
出典
『永平寺工場火災、原因の特定急ぐ 29歳男性は工場の間で発見』
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/880397
2019年5月8日11時40分にTBS NEWSから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午前9時半ごろ、千葉県成田市にある廃棄プラスチックのリサイクル工場で「機械が燃えている」と従業員から通報があった。
消防車11台が消火活動にあたり、火はおよそ1時間半後に消し止められた。
警察などによると、工場には従業員5人がいたが、全員避難していて、けが人はいないという。
出火当時、工場では建物の増設工事などが行われていたが、フェンスを溶接した際の火花がプラスチックごみに引火し建物に燃え移ったとみられるということで、警察と消防が出火原因を調べている。
出典
『リサイクル工場で火災、けが人なし 千葉県成田市』
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3668204.html
5月8日12時9分に日本経済新聞からも、大きな黒煙の写真付きで、同趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午前9時40分ごろ、千葉県成田市多良貝の廃プラスチックを扱うK実業の工場で「黒煙が上がっている」と119番があった。
警察や消防によると、倉庫内が燃え、約1時間20分後に鎮火した。
従業員らは全員避難し、けが人はない。
現場は成田空港の北東約2kmだが、成田国際空港会社によると、航空機の運航に影響はない。
K実業のホームページによると、廃プラスチックのリサイクルなどをしている。
〔共同〕
出典
『成田空港近くの工場で黒煙 火災か、運航影響なし』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO44512110Y9A500C1CC0000/
(ブログ者コメント)
建物の外に置かれていた廃プラに引火して・・・ということだったのかもしれない。
2018年12月22日19時5分にNHK富山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午前11時すぎ、高岡市長慶寺にある「K製作所」の工場から「煙が出ている」と、工場内で機械の修理にあたっていた作業員から消防に通報があった。
消防車12台が駆けつけ、火はおよそ1時間後に消し止められたが、20代から70代の男性作業員あわせて4人が煙を吸って病院に搬送された。
4人にけがはなかった。
警察によると、出火したのは鋳物の製造工場で、22日は休みだったが、4人が機械の修理のために作業をしていたところ、火の粉が飛び散って機械の近くにあったゴムシートに引火したとみられるという。
警察と消防は、冬に入って空気が乾燥する日が続いていることから、火の取り扱いに十分気をつけるよう注意を呼びかけている。
出典
『高岡市の工場で火事 4人搬送』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/20181222/3060000979.html
2018年6月21日18時34分にNHK関西から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後5時前、大阪・高石市高砂の「三井化学大阪工場」から「工場内のボイラーが燃えている」と消防に通報があった。
午後6時前のNHKのヘリコプターの映像からは、工場の敷地にある複数の配管が伸びる大きなタンクのあたりから火が出ていて、消防が消火活動にあたっているのがわかる。
また、このタンクのすぐ脇にある煙突の先からは、時折、火が見え、黒い煙が立ち上っていた。
消防によると、火が出たのは、製品を作る過程で出た排気ガスを処理する施設内の配管で、プラスチックの内装が燃えているということだが、これまでのところ、けが人はいないという。
消防によると、この施設は改装中で、21日は稼働していなかったということで、他の建物に延焼する危険性は低いという。
高石市危機管理課によると、「三井化学大阪工場」の火事について、いまのところ周辺の住民への影響は出ていないという。
また、他の建物に延焼する危険性は低いということで、避難の呼びかけなども行っていないという。
出典
『高石 三井化学大阪工場で火事』
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20180621/0001899.html
(ブログ者コメント)
映像によれば、結構大きな煙が立ち上っていた。
2017年9月22日5時48分にNHK香川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後8時ごろ、高松市香川町浅野のK鉄工所で、「中から火が出ている」という通報が警察に寄せらた。
消防車など10台余りが駆けつけて消火に当たった結果、火はおよそ1時間半後に消し止められた。
この火事で、マグネシウムなどの合金を加工していた機械の一部と、合金のくず、およそ10kgが焼けたが、火は建物には燃え移らず、けがをした人はいなかった。
警察によると、火が出たとき、鉄工所を経営する50歳の男性1人が合金を機械で削っていて、目を離した間に火花が合金のくずに引火したと見られるという。
近くに住む女性は、「防災無線で、この辺りの住所が聞こえてきた。外に出て見てみると、煙が鉄工所の隣の建物の近くまで広がっていた」と話していた。
現場は、高松空港から北東に4km余り離れた、住宅や畑などが点在している所。
出典
『高松市の鉄工所で火事』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/8034155381.html
2017年7月16日7時51分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午後2時ごろ、姫路市広畑区富士町の新日鉄住金広畑製鉄所の薄板製造工場に隣接する排気施設から出火。
煙突部分などが激しく焼けたが、約2時間45分後に消し止められ、けが人や工場への延焼はなかった。
警察などが出火原因を調べている。
警察によると、当時、工場では従業員20~30人が鉄板の溶接や洗浄などの作業を行っていた。
出火元の排気施設は、鉄板の洗浄に伴い発生した塩素を水蒸気から取り除くためのものだという。
出典
『新日鉄住金広畑製鉄所で火災、けが人なし 兵庫・姫路』
http://www.sankei.com/west/news/170716/wst1707160014-n1.html
7月15日18時38分にYAHOOニュース(関西テレビ)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午後2時前、姫路市広畑区富士町の新日鉄住金・広畑製鉄所の関係者から、「建物の中からか外からかわからないが煙が出ている」と消防に通報があった。
この火事で消防車12台が消火にあたり、火はおよそ2時間20分後にほぼ消し止められた。
調べによると、製鉄所の敷地内に設置された、塩酸で鋼板を洗浄する作業場の一部が燃えたが、けが人はいなかった。
週末のため、当時、現場では点検作業のみが行われていて、煙突部分の焼け方が激しいことから、ここから火が出たものとみられている。
出典
『新日鉄住金広畑製鉄所で火災』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170715-00000004-kantelev-l28
2017年3月9日付で大分合同新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月8日18時27分に大分放送から、3月9日6時0分に西日本新聞から、3月9日付で朝日新聞大分全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午前10時25分ごろ、大分市西ノ洲の新日鉄住金大分製鉄所の防災センターから「焼結工場の防炎シート付近から煙が出ている」と、消防に通報があった。
消防車両約10台が消火活動に当たり、午前11時半までに火の勢いは収まったという。
けが人はいない。
工場は製鉄所内の西側にあり、粉状の鉄鉱石を焼き固め、鉄の原料となる焼結鉱を製造している。
警察によると、この工場では1月ごろにガス処理設備の活性炭吸着塔に腐食で穴が開き、補修工事を今月6日から進めていた。
溶接作業中に出た火の粉が、鉄鉱石を焼き固める際に発生するガスを流すパイプに取り付けられた保温材に燃え移った可能性が高いという。
同製鉄所では1月に厚板工場の電気室から出火し、消し止めるのに約35時間かかる大規模な火災が起きたばかり。
2月28日夜には石炭を運ぶベルトコンベヤー周辺で石炭がくすぶり、製鉄所の自衛消防団が消し止めるぼやも起きている。
相次ぐ火災を受けて大分消防局は、8日、同製鉄所に対し、原因究明の徹底とともに管理体制を強化するよう指導した。
出典
『新日鉄住金でまた火災』
https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2017/03/08/132332520
『新日鉄住金大分製鉄所でまた火災発生』
http://www.e-obs.com/news/detail.php?id=03080036810&day=20170308
『新日鉄住金大分でまた火災 今年3件目』
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/313260
(ブログ者コメント)
1月の事例は、本ブログでも紹介済。
2017年1月5日 大分市の新日鉄住金製鉄所で厚板工場の主電気室から出火、地下のケーブルにも延焼して消火が難航し水没消火で35時間後に鎮火
第1報 (2017年1月11日掲載)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6644/
第2報 (2017年1月21日掲載)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6678/
2017年1月19日付で毎日新聞和歌山版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月22日23時30分に日本経済新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午前6時50分ごろ、有田市の東燃ゼネラル石油和歌山工場で「タンクから煙が出ている」と、近くの男性から110番通報があった。
鉄製の原油貯蔵タンク1基(高さ21.3m、内径75.5m)の内部が燃えたが、昨年11月から内部の原油を抜いて清掃中で、内部はほぼ空だった。
けが人はなかった。
警察や同工場によると、出火したのは、大小17基のタンクが並ぶエリアにある精製前の原油を入れるタンク。
出火当時は、清掃作業の時間外だったという。
鎮火まで約35時間を要した。
出典
『火災 石油工場で空のタンク焼く 有田』
http://mainichi.jp/articles/20170119/ddl/k30/040/385000c
『和歌山の石油工場で火災、1200世帯に避難指』
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG22H44_S7A120C1CC1000/
(ブログ者コメント)
〇ネットには、ボヤとは思えないほど大量の黒煙がタンクから出ている写真が投稿されている。
〇この事故の4日後には、同じ工場のプロパン脱蝋装置から出火し、長時間燃え続ける事故が起きている。(別記事として掲載予定)
当該事故に関する記者会見の中で、タンク火災の推定原因についても触れられていた。
(1月24日0時9分 毎日新聞)
東燃ゼネラル石油和歌山工場で22日午後に起きた火災の消火活動は、23日も続いた。
同社は23日、市内で記者会見し、火勢は弱まったが装置内のガスが燃え切っておらず、同日中の鎮火は難しいとの見方を示した。
現時点で焼損面積は約850m2という。
同社によると、現場は潤滑油を精製する「第2プロパン脱蝋装置」。
油の精製に使うプロパンガスから水分を分離する装置周辺が発火したとみられる。
加藤工場長(執行役員)によると、装置は1969年に稼働して4年ごとに定期点検を実施しており、2014年の検査では異常はなかった。
また、18日に約1.6km離れた原油タンクで起きた火災の原因は、タンク内の油かすに含まれる硫化鉄の自然発火や静電気などが考えられるといい、「今回の火災の関連性はない」と説明した。
警察は、鎮火を待って原因などを調べる。
出典
『東燃ゼネラル火災 23日中の鎮火は困難か』
http://mainichi.jp/articles/20170124/k00/00m/040/131000c
2015年1月8日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正3として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4544/
(2016年10月6日 修正3 ;追記)
2016年9月28日12時52分に静岡新聞から、工事責任者らが書類送検されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2014年12月31日に島田市向島町の製紙会社の工場で発生し、鎮火まで6日間を要した火災で、溶接作業の防火対策を怠り火災を発生させたとして、島田署と県警捜査1課は、28日、業務上失火の疑いで、工事統括責任者を務めた機械修理会社の焼津市の男性役員(47)と現場責任者兼作業員を務めた孫請け業者の島田市の男性(41)を書類送致した。
同署などは、木材チップサイロ棟に連結する外付けのベルトコンベヤーの方向転換部「シュート」付近を火元と特定した。
シュートの点検窓の溶接工事で発生した火花が、ベルトコンベヤーにたまっていた木くずなどの可燃物に引火したとみられる。
工事統括責任者の送致容疑は、14年12月30日、溶接方法や防火対策を十分に検討し、可燃物の除去や不燃性シートの設置などの防火対策を施して作業を実施させる注意義務を怠った疑い。
作業員の送致容疑は、防火対策を施して作業を実施する注意義務を怠った疑い。
製紙会社は、チップサイロ棟が全焼した火災を受け、ことし1月に防火設備を強化した新棟を建設した。
ベルトコンベヤーに断熱材を利用し、遮蔽板や散水ノズルを取り入れ、再発防止を図った。
製紙会社は、「事実内容の確認ができていないのでコメントは控える。引き続き、動向に注目したい」とする声明を発表した。
出典
『工場責任者ら書類送検 島田の製紙工場火災、業務上失火容疑』
http://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/286240.html
9月28日18時55分にNHK静岡から、9月28日付でテレビ静岡からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
おととし12月、島田市の製紙工場約5000m2を全焼した火災で、警察は28日、ベルトコンベヤーの溶接工事の際に防火対策を怠ったことが原因だったとして、工事を請け負った会社の役員など2人を業務上失火の疑いで書類送検した。
おととし12月、島田市向島町にある製紙工場で発生した火災は、倉庫約5000m2と木のチップおよそ4000トン、それにベルトコンベヤーなどを焼いて、6日後に鎮火した。
工場周辺に煙が充満し、市内には一時、避難所も開設された。
警察によると、工場では火が出る前日、ベルトコンベヤーの一部を補修する溶接工事を行っていて、近くには燃えやすい木のチップなどがそのまま置かれていたという。
その後の調べで、火元は溶接工事を行った場所の近くだったことが分かり、警察は、事前に木のチップをシートで覆うなどの防火対策を怠ったことが火災につながったとして、28日、2人を業務上失火の疑いで検察庁に書類送検した。
警察は、2人の認否を明らかにしていない。
出典
『製紙工場火災で2人を書類送検』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/3033054181.html?t=1475095099900
『工場火災 工事責任者2人書類送検』
http://www.sut-tv.com/news/2016/09/post-1477.php
(2017年11月24日 修正4 ;追記)
2015年3月10日付で事故報告書がネット公開されていた。報告書のポイントは下記。(新情報に基づき、第1報ともどもタイトルも修正した)
チップ搬送用コンベア点検窓取替工事に起因する火種が、角度調整板の裏側に堆積したチップダストに着火したことが火元であると推定した。
火種の可能性としては、
a. 溶接部裏側の溶接垂れの飛散
b.新しい点検窓溶接時の火花の飛散
c. 既設点検窓切除時のサンダーによる火花の飛散
の3点が考えられる。
但し、火種を特定するまでには至らなかった。
火災発生までの流れは、以下のように考察した。
① 点検窓取替工事に伴う溶接作業中の火種が、角度調整板の裏側に堆積していたチップダストに接触または近接し、チップダストに着火した。
② 角度調整板の裏側に堆積していたチップダストは、長年の堆積により圧縮されていた上、点検窓取替工事に伴う散水により湿っていた可能性があり、すぐには火炎が上がらず、長時間にわたり燻った状態(燻焼)が続いた。
このことは、角度調整板の熱変形が大きいことから推定した。
③ その後、角度調整板裏側で長時間燻焼していたチップダストがゴム製のチップ搬送用コンベアに落下し、コンベアベルトに火炎が発生し、短時間に延焼した。
④ 火炎はコンベアベルトを伝ってチップサイロへ侵入し、木質チップが燃焼した。
https://www.tt-paper.co.jp/pdf/2015/03/20150317_repo.pdf
2016年6月24日19時02分にNHK横浜から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月24日19時53分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午後2時前、横浜市中区千鳥町にある「JX日鉱日石エネルギー根岸製油所」で、社員から「タンクから黒煙が見える」と消防に通報があった。
消防が現場に駆けつけると、タンクの屋根部分から火が出ているのが確認されたという。
タンクは直径70m、高さは15m、容量約4万8000kℓで、消防は、高い位置から消火剤を散布できる特殊な消防車両を出して消火活動に当たり、およそ2時間後に火は消し止められた。
警察によると、けが人はいないという。
タンクの中には原油が入っていて、JXによると、タンク内の腐食がないかどうか確認する点検を行うため、タンクから原油を抜く準備作業をしていた。
蓋の上で安全確認をしていた作業員が出入り口を開いたところ、黒煙が上がったという。
警察と消防が、火が出た原因を調べている。
出典
『製油所タンクから一時火が出る』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/1053453322.html?t=1466805317745
『横浜・製油所火災 原油タンクから出火、2時間後に鎮火』
http://mainichi.jp/articles/20160625/k00/00m/040/044000c
(ブログ者コメント)
写真を見ると、原油タンクの浮屋根上に向けて泡が放射されている。
そこから考えると、浮屋根上のハッチを開けたところ煙が出たということかもしれない。
2016年2月9日19時23分にNHK松山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午後2時半ごろ、四国中央市にある建築用の防水シートなどを製造している「M社」から、「工場内で火災が発生している」という通報が消防にあった。
消火にあたった結果、火はおよそ1時間20分後に消し止められたが、この火事で、煙を吸った39歳の作業員がのどをやけどする重傷を負ったほか、25歳から56歳の男性作業員あわせて5人が軽いけがをした。
現場は、四国中央市役所の北500mほどのところにある工場地帯で、製紙大手の「大王製紙」などの工場が立ち並んでいる。
警察の調べによると、工場は2階建てで、出火当時は1階で作業員が、鉄製の通気口のダクトのひび割れを補修するため溶接作業をしていたという。
消防では、溶接の火花が引火してダクトが焼けた可能性もあるとみて、詳しい原因を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20160209/5769331.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。