2016年10月22日0時32分にNHK鹿児島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今月6日から定期検査が行われている薩摩川内市にある川内原発1号機で、21日夜、作業にあたっていた男性が足場から7m下の床に落下する事故があった。
男性は救急車で病院に運ばれたが、命に別状はなく、原発の機器にも損傷はないという。
九電の発表によると、21日夜8時ごろ、川内原発の1号機で、九電の協力会社に勤める24歳の男性作業員が定期検査の作業にあたっていた所、誤って足場から7m下の床に落下したという。
この事故で男性は腰を強く打ち、救急車で病院に運ばれて手当てを受けたが、意識ははっきりとしており、命に別状はないという。
また、機器の損傷や放射性物質への汚染もないという。
九電によると、この作業員は、原子炉格納容器の中にある原子炉を冷やすための1次冷却材ポンプの部品を交換するため作業をしていたということで、九電では、事故当時の状況を詳しく調べている。
川内原発1号機は、新しい規制基準のもとで、去年8月、全国の原発で初めて再稼働し、今月6日からは運転を停止して、定期検査に入っていた。
出典
『川内原発1号機で作業員けが』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/5053758041.html?t=1477080676369
(2016年11月16日 修正1 ;追記)
2016年10月22日付の南日本新聞紙面に、当時のやや詳しい状況が、下記趣旨で掲載されていた。 (新情報に基づき、タイトルも修正した)
男性は、格納容器内の発電用の水を循環させる「1次冷却材ポンプ」を点検中、ポンプがある階の上階から資材を吊り下ろす作業をしていたところ、コンクリート製の床に転落した。
安全ベルトのロープは固定していなかった。
作業現場には、通常、金属製の網(縦80cm、横120cm)を張っているが、作業のため外されていた。
8人で作業しており、近くにいた同僚が気づき、九電を通じて119番した。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。