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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20187181343分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

18日午前9時50分ごろ、函館市宮前町の10階建てマンションで、同市山の手3、会社員Kさん(男性、44歳)が地面に倒れているのを管理人が見つけ、119番した。

Kさんは搬送先の病院で死亡が確認された。

 

警察によると、Kさんはマンション外側の窓ふき作業のため、同日朝から現場にいた。

 

屋上には命綱があり、作業に使う降下用のロープや足場となる板は破損していない状態でぶら下がっていた。

 

警察は、Kさんが転落したとみて調べている。

 

出典

窓ふき作業の男性転落死 函館

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/209852?rct=n_hokkaido 

 

 

7181925分にFNN PRIME(北海道文化放送)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

7月18日午前、北海道函館市の10階建てのマンションで、屋上付近の窓を清掃していた40代の作業員が転落し、死亡した。

 

木村記者:「Kさんは屋上の方から落下したということですが、その際、1人で作業をしていたということです」

 

18日午前9時50分ごろ、函館市宮前町の10階建てマンションの管理人から,「人が敷地に倒れている」と通報があった。

 

駆けつけた消防隊が、現場で倒れていた函館市山の手3丁目の清掃作業員・Kさん(44)を病院へ搬送したが、死亡が確認された。

 

Kさんは、午前9時ごろから1人で、屋上から吊るした板に座って行うブランコ作業と呼ばれる窓の清掃にあたっていた。

 

警察は、Kさんが安全帯の装着など適切な安全処置を行っていたかを含め、事故原因を詳しく調べている。

 

出典

「人が敷地に」屋上付近の窓 清掃中に… 10階建てマンションから転落 44歳男性死亡 北海道函館市

https://www.fnn.jp/posts/2018071800000009UHB 

 

 

 

 

 

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20186241915分にNHK愛媛から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

23日午前10時前、西条市今在家の木材加工会社「I加工」の東予工場で、従業員のKさん(男性、44歳)が倒れているのを同僚が見つけ、消防に通報した。
Kさんは頭を強く打っていて、病院で手当てを受けていたが、24日午後に死亡した。


警察や消防によると、Kさんが倒れていた場所からおよそ2mの高さに木材を運ぶベルトコンベアがあり、木くずが詰まるたびに従業員が取り除いていたという。


警察は、Kさんが木くずを取り除く作業をしている時に誤って転落した可能性があるとみて、原因を詳しく調べている。

 

出典

工場で男性死亡 転落か

https://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20180624/0001269.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

映像によれば、高さ4~5mはあろうかというチップの山が、露天あるいは屋根の下など数箇所に見える。

 

転落したというベルトコンベアは映されていなかったが、屋根がある置き場を長く映していた点から考えると、そこにチップを送り込むコンベアだったのかもしれない。

 

 

 

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20185291721分にNHK高知から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

去年9月、香南市にある県立青少年センターの体育館で、南海トラフ巨大地震に備えて天井の改修作業をするために足場を組む作業をしていた高知市の21歳の男性作業員が、およそ16m下に転落し死亡した。


安芸労基署によると、この作業員は、足場を組む作業をする際に法律で義務づけられている転落防止用のベルトを着用していなかったという。


今回の現場を管理していたのは高知市にある建築会社「I建工」で、労基署の調べに対して、足場を組む作業を行わせる際に法律で義務づけられている教育を作業員に受けさせていなかったと認めたという。


このため労基署は、労安全違反の疑いで、この会社と現場の責任者だった30歳の社長の書類を、今日、高知地検に送った。

 

出典

作業員転落死 会社など書類送検

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kochi/20180529/8010002002.html

 

 

 

 

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2017919日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。

第1報は下記参照。

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7571/

 

 

(2018年3月23日 修正2 ;追記)

 

20183151730分にNHK関西から、当時は激しい雨だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、第1報ともどもタイトルも修正した)

 

去年9月、大阪・箕面市の新名神高速道路の建設現場で、周辺で激しい雨が降る中、足場の解体作業を行っていた19歳の男性作業員がおよそ30m下に転落し死亡した。


淀川労基署によると、現場の責任者は、大雨で危険が予想されるため作業を中止する必要があったのに中止しなかったほか、当時、現場を離れていて、作業員が命綱を正しく使っているかどうか監視を怠っていたという。


このため、同署は労安法違反の疑いで、工事の二次下請け業者の大阪・此花区の建設会社「U工業」と現場の責任者だった40代の男性社員を書類送検した。


責任者だった社員は大雨の中で作業を続けたことについて、「きりのいいところまで作業したかった」などと話しているという。

 

出典

新名神建設現場で死亡 書類送検

https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20180315/3076171.html 

 

 

3151950分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

現場責任者は別の現場の作業状況を確認するため、一時的に現場を離れていた。

 

高さ約28mの足場から転落した男性作業員は安全帯を着用していたが、親綱のロープに引っ掛けていなかったという。

 

出典

『「区切り良いところまで」と作業中止せず 安衛法違反容疑で現場責任者を書類送検 新名神建設現場の転落死事故』

http://www.sankei.com/west/news/180315/wst1803150080-n1.html 

 

 

 

 

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2018311101分に徳島新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

10日午前11時半ごろ、阿南市加茂町竜山の太龍寺ロープウェイ山頂駅付近で、設備の点検作業をしていた小松島市の男性会社員(37)が大けがを負い、搬送先の病院で亡くなった。

死因は腰の骨折などによる失血死。

 

運行中のロープウエー2台が停止し、乗客・乗務員計8人が約50分間、ゴンドラに閉じ込められた。

乗客らにけがはなかった。

 

男性はロープウエー運営会社の従業員。

警察などによると、午前11時50分ごろ、四国霊場22番札所・太龍寺の関係者から「ロープウエーの点検をしていた男性が倒れている」と119番があった。

 

救急隊が駆け付けたところ、山頂駅近くで男性があおむけで倒れていた。

ドクターヘリで徳島市内の病院に搬送されたが、午後11時3分に死亡した。

 

運営会社などによると、男性は午前9時すぎから、駅の東隣にあるケーブルを稼働させる施設内で、滑車の保守点検をしていた。

午前11時25分ごろ、山頂駅の従業員が施設の方から叫び声を聞き、駆け付けたところ、男性が倒れていたという。

警察は、労災死亡事故と見て原因を調べている。

 

同20分発の上り便、下り便が運行中だったため、従業員が運転室に連絡し、安全確保のため同27分に停止させた。

運転を再開するまでの約50分間、それぞれ乗客3人と乗務員1人が閉じ込められた。

同社は、「原因の究明を行い、再発防止に努めたい」とコメントした。

 

太龍寺ロープウェイは、那賀町和食郷の鷲の里駅と太龍寺近くの山頂駅を結んでおり、全長2775m。

 

出典

『ロープウェイ点検中けが 職員失血死 徳島・太龍寺』

https://this.kiji.is/345379713148814433?c=75768590128873475 

 

 

311946分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

上りと下り計2台のゴンドラに乗っていた乗客6人と乗員2人の計8人が、約50分間、宙づり状態になった。

乗員・乗客とも、けがはなかった。

 

警察などの発表によると、太龍寺駅の構内で、運行会社「四国ケーブル」の男性従業員(37)が倒れているのを同僚が見つけ、ゴンドラを操作している運転室に連絡し、運転を止めた。


男性は病院に運ばれ、命に別条はないという。 

男性は1人でロープを巻き取る滑車の点検作業をしていて事故にあったとみられるという。

 

同社のホームページによると、ロープウェーは全長約2.8kmで、高低差約420mを約10分間で結んでいる。

ゴンドラは1台が101人乗り。

鷲の里駅は道の駅に併設され、太龍寺は四国八十八か所霊場の第二十一番札所。

 

出典

『ロープウェー緊急停止、点検作業中の男性倒れる』

http://www.yomiuri.co.jp/national/20180311-OYT1T50011.html 

 

 

 

 

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2018310日付で朝日新聞神戸版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

9日午前11時35分ごろ、神戸市兵庫区御崎町の市営住宅の建設現場でタワークレーンの台座が落ち、台座に乗っていた男性作業員3人が、いずれも足の骨を折る重傷を負った。

 

警察によると、クレーンの組み立て作業中に台座を吊り上げているワイヤーが切れ、5mほどずり落ちたという。

 

 

 

 

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20171213190分にNHK静岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

13日午後0時20分ごろ、川根本町犬間の長島ダムで、「転落してけがをした人がいる」とダムの管理所から消防に通報があった。


警察や消防によると、国交省中部地方整備局長島ダム管理所の管理係長、Nさん(男性、53歳)が、管理所の近くの施設から約30m下の水面に転落した。


Nさんは、ほかの作業員によって救助されたが、頭を強く打ち、駆けつけた医師によって死亡が確認されたという。


警察によると、Nさんは、ほかの作業員など数人と一緒に、ダム湖の水質調査やパトロールに使う船を格納する施設で故障した船を交換する作業中に、誤って転落したとみられるという。


国交省中部地方整備局によると、長島ダムは大井川の上流にあり、高さが109m、長さが308mある。


警察は、関係者から話を聞くなどして、当時の状況や転落した原因などを調べている。

 

出典

長島ダムに国交省職員が転落死亡

http://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/3033565291.html 

 

 

 

 

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20171241446分にNHK長崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

去年8月、長崎市の建設会社の倉庫で、当時58歳の男性の社員がフォークリフトの先端部分に渡した板に乗って資材を取り出す作業をしていたところ、1.7mの高さから落下した。

社員は頭を強く打つなどして死亡し、労基や警察が、当時の状況や事故の原因を調べていた。


その結果、この会社の70歳の社長が、フォークリフトの運転業務に必要な資格を持っていないのに運転し、手すりがついた専用の器具を取りつけるなど、危険を防止するための措置をしていなかったことがわかったという。

このため長崎労基署は、4日、労安法違反の疑いで社長を書類送検した。
また、警察も業務上過失致死の疑いで書類送検した。


労基署の調べに対し、社長は「資格が必要だと知っていたが、敷地での作業だけなら問題ないと思った」と供述しているという。

 

出典

フォークリフト事故で社長送検

http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/5033276921.html

 

 

 

※事故当時の状況は、以下のアーカイブ記事参照。

 

201608081936分 NHK長崎)

 

8日午前7時ごろ、長崎市布巻町の建設会社の倉庫で、この会社の社員で長崎市脇岬町の男性(58)が、フォークリフトの高さ数mに上がっていた荷台から転落した。
男性は病院に運ばれたが、およそ2時間後に死亡した。


警察の調べによると、当時、男性は、フォークリフトの荷物を運ぶ「ツメ」という部分に板を敷いてその上に立ち、高さ3mほどの場所に保管されていた木材を取り出す作業をしていたところ、板と共に転落したという。
ヘルメットはかぶっていなかったという。


現場では、男性のほかにフォークリフトの運転手など2人が作業していたということで、警察は運転手らに話を聞くなどして事故の状況や原因を調べている。

 

出典

フォークリフトから転落し死亡

http://archive.fo/7DAkI#selection-2927.0-2941.75

 

 

 

 

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20171127日付で朝日新聞熊本全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

25日午後3時ごろ、熊本市南区の熊本市塚原歴史民俗資料館で、高床式倉庫の復元作業をしていた会社員の男性(69)が約1.8mの高さから転落し、頭蓋骨が折れるなどの重傷を負った。

 

男性は、柱の上に丸太を並べて床を作る作業中だったという。

 

 

 

 

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2017912185分にNHK関西から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

12日午前4時半ごろ、大阪・箕面市下止々呂美の建設中の新名神高速道路の工事現場で、「作業員が転落した」と消防に通報があった。


警察によると、大阪・大正区に住む作業員のMさん(男性、19歳)が、橋桁の真下に組まれた足場からおよそ30m下に転落したということで、全身を強く打って死亡した。


これまでの調べによると、当時は足場の解体作業中で、作業員は全員、命綱をつけていたが、何らかの原因でフックが外れた可能性があるという。
警察は、工事の責任者から話を聞くなどして、安全管理に問題がなかったか調べることにしている。


新名神高速道路の工事では、去年4月、橋桁が落下して作業員2人が死亡したほか、ことし6月にもクレーンから鉄板が落下して下敷きになった作業員が死亡するなど、橋桁落下事故以降、今回を含めると5人が死亡している。


西日本高速道路会社は12日夕方、記者会見を開き、村尾関西支社長が、「本日、お亡くなりになった作業員のご冥福をお祈りするとともに、ご家族、関係の皆様にも心よりおわびを申し上げたい」と陳謝した。
また、去年から今年にかけて事故が相次いでいることについて、「社内で安全対策本部を設置し、対策を進めてきた矢先で、慚愧の念に堪えない。警察などの捜査に全面的に協力し、事故の原因究明を進めるとともに、新名神高速道路のすべての工事の手順を再点検し、再発防止に努めたい」と述べた。

 

出典

新名神工事現場で また死亡事故

http://www.nhk.or.jp/kansai-news/20170912/3861832.html 

 

 

9121348分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

12日午前4時20分ごろ、大阪府箕面市下止々呂美(しもとどろみ)の新名神高速道路の建設工事現場で、作業員から「同僚の男性が転落した」と119番があった。

 

男性は大阪市大正区の作業員Mさん(19)で、足場を解体中に約30m下に落下し、搬送先の病院で死亡が確認された。

警察は、業務上過失致死の疑いもあるとみて調べている。

 

警察などによると、現場は建設中の「箕面とどろみインターチェンジ」につながるループ状の橋桁付近で、11日夜から足場の撤去作業をしていたという。

橋桁の底部を覆うネット部分から転落したらしい。

 

新名神の工事現場では事故が相次いでいる。

昨年4月に神戸市北区で橋桁が落下し、作業員2人が死亡、8人が負傷する事故が起き、神戸-高槻間の開通が来春に1年延期された。

 

昨年10月には兵庫県猪名川町で作業員が転落死し、今年6月にも箕面市で鉄板の下敷きになった作業員が死亡。

 

西日本高速道路は、事故の根絶を目指して「建設工事安全対策本部」を設置し、工事を再開していた。

 

今回の事故現場を含む高槻-川西間の部分開通は11月に予定されている。

事故の影響について、西日本高速道路関西支社の広報担当者は、「工事を一時中止し、事故の状況把握に努めているが、開通時期に影響するかまだ分からない」と話した。

 

出典

『事故 新名神の工事現場、足場解体中に転落死』

https://mainichi.jp/articles/20170912/k00/00e/040/244000c 

 

 

9121117分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

11日午後9時から作業員11人が、鉄パイプで組み上げた足場の解体を進めていたという。

 

他の作業員は、転落した男性作業員が「転落防止のための安全帯を装着していた」と説明しているという。

 

当時、現場付近では雨が降っていたという。

 

出典

新名神工事現場で作業員が転落死 死亡事故相次ぐ

http://www.asahi.com/articles/ASK9D345ZK9DPTIL007.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

〇9月12日付で西日本高速道路から、下記趣旨の記事がプレスリリースされていた。

同資料中、事故時の状況も模式図で説明されている。

 

・解体中の吊足場から、作業員1名が約28m墜落し死亡した。

・固定用金具に足をかけて吊りチェーンを外そうとしていた。

・安全帯は着用していたが、使用していなかった。

 

E1A新名神高速道路の箕面IC鋼上部工工事における事故の発生について』

http://corp.w-nexco.co.jp/corporate/release/kansai/h29/0912/

 

〇昨年の猪名川町事例や今年6月の箕面市事例は本ブログでも紹介スミ。

 

 

 

(2017年10月3日 修正1;追記)

 

2017929126分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

西日本高速道路は29日、事故の状況を踏まえた再発防止策を発表。

事故後、中断していた工事を再開させた。

 

男性作業員は事故時に安全帯を完全に固定していなかったといい、再発防止策は、安全帯の使用を監視する人員の配置や、安全帯に加え墜落防止ワイヤを装備することなどを柱としている。

 

出典

『新名神事故受け西日本高速が再発防止策 墜落防止ワイヤ装備など』

http://www.sankei.com/west/news/170929/wst1709290042-n1.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

西日本高速からのニュースリリース中、事故状況などが写真と図解付きで詳細に説明されている。(全8ページ)

以下は事故時の状況。

 

(1)吊足場の側面防護(朝顔)を撤去後に、下段の吊金具2箇所に片足ずつ載せ、上段の吊金具に残っていた吊チェーンを外す作業を行っていた際にバランスを崩し、落下。

 

(2)作業場所には親綱を設置しており、被災者はハーネス型安全帯(二丁掛けタイプ)を着用していたが、事故発生時には親綱に安全帯を掛けていなかった。

 

(3)吊足場の側面防護(朝顔)の安全ネットと下面足場の安全ネットが連結された構造であるため、側面防護(朝顔)解体時に、下面足場側の安全ネットを一時的に外す必要があったが、その後ネットに墜落防止機能を持たせるかどうか不明確であった。

(墜落防止として機能していなかった。)

 

E1A新名神高速道路箕面IC鋼上部工工事における工事中事故を踏まえた再発防止策について』

http://corp.w-nexco.co.jp/corporate/release/hq/h29/0929/ 

 

 

 

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2017810日付で河北新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

9日午後4時25分ごろ、宮城県石巻市南光町2丁目の日本製紙石巻工場で、作業中の男性が機械に巻き込まれたと119番があった。

男性は間もなく死亡が確認された。

警察によると、男性は10代後半。

警察は、作業事故の可能性が高いとみて、原因を調べている。


工場によると、男性は同社従業員ではなく、敷地内のボイラーを補修するため足場を組む作業中に転落し、ベルトコンベヤーに巻き込まれたとみられる。

ベルトコンベヤーは石炭の焼却灰の運搬用として使われている。

 

出典

作業中の男性機械に巻き込まれ死亡 日本製紙石巻工場

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201708/20170810_13032.html 

 

 

810日付で仙台放送からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

9日午後、宮城・石巻市の製紙工場で、壁の補修作業をしていた10代後半とみられる男性がベルトコンベヤーに巻き込まれて死亡する事故があった。
警察が身元の特定を急ぐ方針。

 

事故があったのは、石巻市南光町の日本製紙石巻工場。

9日午後4時半ごろ、「ベルトコンベヤーに人が挟まれている」と、工場の作業員が119番通報した。

 

救急隊が現場に駆けつけたところ、男性作業員が焼却灰を運搬するベルトコンベヤーに全身を巻き込まれた状態で見つかり、まもなく死亡が確認された。

 

当時、工場の壁の補修作業をしていた10代後半の別会社の男性社員と、現在連絡が取れていないことから、警察は、死亡したのはこの男性とみて、来週にもDNA鑑定を行って身元の特定を急ぐことにしている。

 

出典

ベルトコンベヤーに巻き込まれ死亡

http://ox-tv.jp/nc/p/search_list.aspx?t=share&d=20170810&no=8 

 

 

 

811日付で朝日新聞宮崎全版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

警察によると、焼却灰を運ぶコンベヤーの近くで「ドン」という異音が発生。 

機械内部を確認したところ、遺体が見つかったという。

 

 

 

 

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2017871813分にNHK関西から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

7日午後3時40分ごろ、大阪・大正区の解体工事現場で、10代の男性作業員が強風にあおられ、高さ7mほどの足場から転落し、病院に運ばれた。


大阪市危機管理室によると、男性は19歳で、けがの程度は軽いという。

 

出典

強風で作業員が足場から転落

http://www.nhk.or.jp/kansai-news/20170807/5840392.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

当時は台風が接近中。
11時に室戸沖にいて、21時には京都付近に来るという予報だった。

そのような状況だったが、事故現場では風はまだ、それほど強くなかったので作業していた・・・ということだったのだろうか?

 

『台風5号、近畿上陸へ 大雨や暴風に厳重警戒』

http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/170807/20170807006.html

 

 

 

 

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20176161951分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

16日午後1時40分ごろ、大阪市北区大淀中のホテル大阪で、補修作業をしていた50代ぐらいの男性作業員が高さ約20mの高所作業車の作業台から転落し、全身を強く打って搬送先の病院で死亡が確認された。

 

警察によると、死亡した男性は同僚の作業員とともに、外壁の隙間に充填剤を詰める作業をしていた。

何らかの理由で、安全ベルトを装着していなかったとみられる。

 

警察は、男性の身元確認を進めるとともに、詳しい事故原因を調べている。

 

出典

『Wホテルで高所作業中の男性 高さ20メートルの高所作業車から転落し死亡 大阪・北区』

http://www.sankei.com/west/news/170616/wst1706160079-n1.html

 

 

 

 

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20175222330分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

22日午後2時前、札幌市中央区盤渓の盤渓川にかかる橋の工事現場で「橋から男性が落ちた」と、付近にいた人から消防に通報があった。


警察によると、転落したのは石狩市花川北のアルバイト作業員の男性(70歳)で、骨盤などを折る大けがをして病院で手当てを受けている。


警察によると、男性は同僚とともに足場に立って橋の支柱に付着した泥やさびを落とす作業をしていたところ、およそ5m下の河川敷に転落したという。


現場の足場は崩れていないことなどから、警察は事故の詳しい状況を調べている。

 

出典

足場から転落し作業員大けが

http://www.nhk.or.jp/sapporo-news/20170522/3620821.html 

 

 

 

 

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20174191158分にテレビ朝日から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

419126分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

19日午前9時10分ごろ、調布市国領町で交差点の下に地下道を作る工事中、ポンプ室を建てるための足場を組み立てる作業をしていた男性作業員(46)が約3m下の足場に転落した。

 

男性作業員の体には、足場にあった基礎工事用の直径約2cmの鉄筋が刺さり、背中から胸の辺りに貫通して重傷を負ったが、意識はあるという。

 

男性作業員は、鉄筋を切断した後にクレーンで引き上げられ、病院に搬送された。

警察は、現場の責任者から話を聞くなどして、詳しい事故の原因を調べている。

 

出典

男性作業員に鉄筋貫通 工事現場で3m下に転落

http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000098946.html 

工事現場で作業員転落、鉄筋が刺さり貫通

http://www.asahi.com/articles/ASK4M3GHSK4MUTIL008.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

落下した作業者が下にあった突起物に突き刺さった事例は、過去にも起きている。

以下は、本ブログ掲載分。

 

20151110日掲載

2015114日 茨城県茨城町の住宅工事現場で屋根から降りようとした瓦葺き職人がバランスを崩して転落し、隣接する石塀から突き出ていた鋭角状の鉄筋が刺さって死亡 (修正1)

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5361/

 

2014831日掲載

2014824日 山形県酒田市の飛島で防波堤復旧工事中、1.8m高さの足場から転落し、地面に突き出ていた鉄筋が腰に刺さって死亡

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4223/

 

2014713日掲載

201475日 富山県立山町のホテルで耐震補強工事中、高さ1.5mの足場から転落し、床に固定されていた1mのボルトが左脇腹に刺さって死亡 (修正1)

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4089/

 

 

 

 

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20173161759分にNHK宇都宮から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

317日付で下野新聞から、3191336分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

16日午後2時半ごろ、宇都宮市大通り2丁目にある10階建てビルの外壁の補修工事の現場で、足場を設置する作業をしていた足利市のSさん(男性、31歳)とベトナム国籍の技能実習生(36歳)の2人が、ビルの4階にあたる、およそ11mの高さから地面に転落した。


2人は病院に運ばれたが、2人とも全身を強く打っていて、病院で死亡が確認された。

死因は、Sさんが頭蓋内および胸腔内臓器損傷、実習生が頭蓋内損傷だった。


警察によると、2人は16日午前から、同僚と合わせて4人で足場の設置作業を行っていたという。

2人が転落した際、別の1人は近くの鉄パイプにつかまり、もう1人も転落を免れた。


2人が倒れていた場所の近くには、足場に使われる板が数枚落ちていたということで、警察は、何らかの原因で板が外れた可能性もあると見て、2人が転落した当時の状況を調べている。


現場は、JR宇都宮駅から西におよそ500m離れた大通り沿いで、会社の事務所が入るビルなどが建ち並ぶ地域。

ビル内にいた会社員女性(30)は、「窓の方からガラガラガラという大きな音が10数秒間も聞こえ続けた」と話した。

 

出典

工事現場で転落 男性2人死亡

http://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/1094783031.html 

作業員転落、2人死亡 外壁に足場設置中 宇都宮

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20170317/2632550

転落死の2人、頭蓋内損傷 栃木県警発表』」

http://www.sankei.com/affairs/news/170319/afr1703190009-n1.html

 

 

 

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20172191027分と2201018分に千葉日報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

220日付で朝日新聞ちば版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

18日午後3時50分ごろ、富津市鶴岡の建築資材販売業「C社」の採石場で、「(作業員の)男性が落下した」と、従業員から119番通報があった。

男性は60代ぐらいのパート従業員で、腰の骨を折り、意識不明の重体で病院に搬送されたが、死亡した。

 

男性は、岩山から砂利などを運び下ろすベルトコンベヤーの上から約7.6m下の地面に転落したとみられ、警察は男性の身元確認を急ぐとともに、状況を調べている。

 

警察によると、男性はベルトコンベヤーのチェーンの点検中で、ベルトコンベヤーに直接立って作業をしていた。

バランスを崩し、誤って転落したとみられる。


安全帯やヘルメットは着用しておらず、警察は、安全管理体制が適切であったかも含めて捜査している。

 

出典

作業中に落下し男性重体、富津の採石場

http://www.chibanippo.co.jp/news/national/387755

落下事故の男性死亡 富津の採石場

https://www.chibanippo.co.jp/news/national/387929 

 

 

 

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2017232017分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

3日午後2時ごろ、大阪府八尾市新家町の新家ポンプ場で「同僚の作業員が転落した」と、男性作業員から119番があった。

駆けつけた警察署員らが、水路に転落した男性を発見。

男性は約1時間15分後に、搬送先の病院で死亡が確認された。

 

警察によると、転落したのは作業員の男性(64)とみられる。

同日朝から同僚2人と雨水からごみを取り除く「雨水自動除塵機」を高圧ホースで清掃する作業をしていたという。


除塵機が停止したため、作業員が調べたところ、地下6~7mにある深さ60cmの水路に男性が転落していた。

 

出典

清掃中の男性作業員が転落死 大阪・八尾のポンプ場

http://www.sankei.com/west/news/170203/wst1702030072-n1.html 

 

 

 

 

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2017172234分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

7日午後3時20分ごろ、大阪市中央区高麗橋4丁目の9階建てビルで、窓ガラスを清掃していた男性から、「同僚が転落した」と119番通報があった。

 

警察によると、転落したのは清掃会社のアルバイト作業員のHさん(男性、44歳)=兵庫県尼崎市=で、まもなく死亡が確認された。

警察は、作業中に過って転落したとみている。

 

警察によると、Hさんは、通報した男性とそれぞれ離れた場所で、ビルの屋上から作業台をつるして窓を拭いていたが、作業を終えた男性がHさんの様子を見に行くと、作業台の真下近くの地上で倒れていた。

作業台は、ビルの8階付近(高さ約20m)に吊るされたままだったという。

 

出典

ビルの窓清掃中に過って転落か、44歳作業員死亡

http://www.asahi.com/articles/ASK176VM5K17PTIL012.html 

 

 

 

 

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201612301547分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

30日午前9時半ごろ、大阪市西区江戸堀の路上で男性が倒れているのを通行人が見つけ、110番した。


倒れていたのは、道路脇の4階建てビルで窓の清掃作業をしていた兵庫県伊丹市の自営業の男性(81)で、搬送先の病院で約2時間後に死亡が確認された。

警察は、作業中に転落したとみて、詳しい原因を調べている。

 

警察によると、男性は、この日、ビル屋上からロープでつるした板の上に乗り、一人で窓の清掃作業をしていた。


屋上側に結束させていたロープの一部が外れたような形跡があるといい、警察は、男性が結束の外れた衝撃でバランスを崩し、転落した可能性もあるとみている。

 

出典

ビル窓清掃中に転落、81歳男性死亡

http://www.sankei.com/west/news/161230/wst1612300033-n1.html

 

 

 

 

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魚田慎二
性別:
男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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