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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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201413日付で朝日新聞群馬全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。また、同主旨の記事が201413日付の上毛新聞紙面にも掲載されていた。

 

1日午後1時50分ごろ、太田市の日野自動車新田工場で脱臭装置の設置作業中、委託を受けた会社の従業員の男性(51)が高さ約3.5mの足場から転落し、頭を打って死亡した。

 

警察によると、男性は、高さ約3mの装置の上に約8トンの別の装置をクレーンで積み上げる作業の指示をしていた。

現場では5人が作業にあたっていたという。

 

警察は事故原因を調べている。

 

 

 

 

(2014年4月1日 修正1 ;追記)

 

2014318日付で朝日新聞群馬全県版(聞蔵)から、パイプ1本で組まれた足場の上で作業していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

太田労基署は17日、設備設置工事を手がける八島工業運輸と同社工事主任の男性(34)を労安法違反の疑いで書類送検した。

 

同署によると、太田市の自動車整備工場で従業員の男性が鉄パイプ1本で組まれた高さ3.76mの足場で脱臭装置の取り付け作業中に転落して死亡した。

 

同社と主任は、高さ2m以上の作業場に歩み板を設けるなどの、同法が定める安全対策を怠った疑いがある。

 

 

 

 

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20139370分にNHK東海NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

2日午後5時過ぎ、名古屋市港区にある三菱重工業の工場で、ボーイング787型機の主翼のボルトを点検していた三菱重工の子会社の社員の男性(30)が、高さ2m70cmの足場から床に転落した。

男性は病院に運ばれたが、頭を強く打っていて意識不明の重体。


警察によると、足場には高さ約1mの転落防止の安全柵がついていたが、男性はこの柵を移動させて遠くの物を取ろうとしたところ、足を踏み外して転落するのを、付近にいた作業員が目撃していたという。


警察は、男性が誤って足を滑らせたのではないかとみて、事故の詳しい原因を調べている。

 

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20130903/4233671.html

 

 

一方、201393134分に中日新聞からは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

警察は、男性が主翼のねじを点検しようと身を乗り出し、誤って足場を踏み外したとみている。

 

出典URL

http://www.chunichi.co.jp/s/article/2013090390013409.html

 

 

 

 

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2013714170分にmsn産経ニュースから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

14日午前10時40分ごろ、静岡県掛川市の自動車大手スズキの大須賀工場で、不要になった鉄骨の撤去作業をしていた溶接業の男性(68)が約4.6m高さから落ち、搬送先の病院で死亡が確認された。


警察によると、男性は午前9時ごろから高所作業車に乗って作業していた。

切断した鉄骨をクレーンでつり上げた際、鉄骨が男性に接触し落下した。

接触時に命綱を着用していたかは不明といい、警察が事故原因を調べている。

 

出典URL

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130714/dst13071417010005-n1.htm

 

 

 

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20137131459分に朝日新聞から、71428分にmsn産経ニュース大阪から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。  

 

13日午前11時ごろ、大阪市住之江区のUR都市機構南港前団地(14階建て)で、外装工事のため建物の外側に組んだ高さ22mの足場から男性作業員(17)が転落し、背中などを打って病院に運ばれたが、死亡した。
警察が、転落した経緯を調べている。

 

事故当時、現場には5人くらいの作業員がいて、足場組み立てのため、機械やロープを使って資材の鉄パイプを引き上げる作業をしていたという。
男性は、地上から運ばれてきた足場用の鉄パイプを受け取る作業中だったという。
   

 

出典URL

http://www.asahi.com/national/update/0713/OSK201307130024.html

http://sankei.jp.msn.com/region/news/130714/osk13071402090002-n1.htm

 

 

 

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20136231830分にmsn産経ニュースwestから、624日付で朝日新聞大阪市内版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

23日午前9時40分ごろ、大阪市北区西天満にある9階建て雑居ビルで「男性が落下し意識がない」と近くの住民から119番があった。
病院に運ばれたが、9階部分から約30m下の地面に落下して全身を強く打っており、死亡が確認された。


警察によると、男性は大阪市内のビル管理会社の社員(57)で、9階廊下の窓を拭くために、窓ガラスの外側にせり出した植栽部分(幅70cm)に立って窓ふきをしていた。
3人組で作業していたが、落下時は一人だったという。
 


警察は、安全管理に問題がなかったか、業務上過失致死の疑いで調べている。

出典URL

http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130623/waf13062318320011-n1.htm

 





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2013614日付で朝日新聞山口版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

萩労基署は13日、周南市の空調機器メンテナンス会社「K社」と社長(63)を、労安法違反の疑いで書類送検した。

 

4月12日午後2時ごろ、萩市の県立萩美術館-浦上記念館で空調機の熱交換機の取替え作業をしていた作業員の男性(55)が、足場から約6m下に落ちて死亡した。

持っていた約60kgの鋼材のふたの重さでふらついて、開口部から落ちたとみられる。

 

同社と社長は、安全帯を使わせるといった墜落防止の措置をとらなかった疑い。

 




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2013416日付で朝日新聞愛媛全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

松前町の倉庫解体現場で昨年12月、男性作業員(当時62)が死亡した事故で、松山労基署は15日、松前町の中古重機・スクラップ販売業「K商事」の事業主の男性(65)を労安法違反の疑いで書類送検した。

 

同署によると、同社は昨年12月23日、フォークリフトの荷物を載せるパレット(高さ2.8m)に作業員を乗せたまま解体作業をさせ、安全対策を怠った疑い。

 

 




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20133241053分にNHK千葉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

23日午後4時40分ごろ、君津市の「新日鐵住金君津製鐵所」でゴンドラに1人で乗って煙突の内部に入り、壁の補修作業にあたっていた市内の建設会社に勤務する男性(27歳)が転落した。
煙突の底で作業を見守っていた同僚が気づいて消防に通報し、男性は病院で手当てを受けたが、2時間半後に死亡した。


煙突は高さが30m、直径が1m50cmほどで、警察によると、男性が社内の規定で定められている命綱をつけていたかどうかははっきりしないという。

警察ではいっしょに作業をしていた同僚に話を聞くなどして、事故の詳しい状況や安全管理が適切に行われていたかどうか調べている。

出典URL

http://www.nhk.or.jp/lnews/chiba/1083413601.html?t=1364175484104

 



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201336日付で朝日新聞埼玉東部版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

5日午前8時40分ごろ、久喜市菖蒲町の水道管製造会社で、足場の撤去作業をしていたとび職の男性(57)が高さ約10mの足場から地上に転落した。

男性は全身を強く打って、まもなく死亡した。

 

警察によると、男性はほかの作業員4人とともに、同社の工場内でアスベスト除去作業に使った足場を撤去中だった。

男性は鉄板を外しており、命綱はしていなかった。

警察で事故原因を調べている。

 





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2013129232分に秋田魁新報から、また130日付で読売新聞秋田版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

29日午後2時半ごろ、横手市雄物川町の穀物貯蔵施設・カントリーエレベーター建設工事現場(JA秋田ふるさと発注)で、作業員3人が高さ約7mの足場付近から転落した。
屋根からの落雪に巻き込まれたとみられる。

うち1人(30)が約1時間20分後、搬送先の病院で死亡が確認された。死因は窒息死。
他の2名も、1人(27)は腰の骨を折り、もう一人(41)は胸の骨を折って重傷。


警察の調べでは、3人は午後1時すぎから建物南東側の屋根付近で足場の解体作業を行っていた。
地上にいた現場責任者が「ザー」という大きな音を聞いて駆け付け転落事故があったことを確認、別の作業員を通じて119番した。


3人はヘルメットと安全帯を着けて作業していたが、雪の衝撃で外れたのか、発見時は着用していなかった。地面は圧雪状態だった。

 

警察は、当時の状況について関係者から話を聞き、落雪を予測できなかったかなどを調べている。

 

出典URL

http://www.sakigake.jp/p/akita/national.jsp?kc=20130129r

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20130129-OYT8T01390.htm

 

 

 

(2013年3月2日 修正1 ;追記)   

 

2013130日付の秋田魁新報紙面に、事故時の若干詳しい状況が下記趣旨で掲載されていた。  

 

JAによると、4段に組まれた足場のうち、一番上の足場が外されたことで、屋根の雪が一気に落下した可能性がある。

3人のうち2人は高さ約1mの雪の山から顔を含めて半身が出ていたが、死亡した男性はすっぽり雪の中に埋まって、姿が見えなかったという。

 

悲鳴を聞いてすぐに救助に向かった作業員の男性は、「雪が硬く、掘り起こすまで10分以上はかかった」と話した。

別の作業員の男性によると、屋根には全面に雪が積もっており、積雪は30cmほどあったという。

 

 

(ブログ者コメント)    

 

今冬も、落雪による被害が多発している。

屋根に積もった雪で建物が崩壊したという報道も、数回目にした。

ことほどさように、積もった雪は重いらしい。

今回事例も、掘り起こすまで10分以上かかったとのこと。

そこで、積もった雪がどの程度重いものか調べたところ、気象協会から「雪の重さを考える」というタイトルで、下記趣旨の報文がネット配信されていた。

参考までに紹介する。   

 

○雪の密度は、乾いた雪で0.05程度、湿った雪で0.1程度。

○屋根雪の平均的な密度は0.3以上。

○投影面積あたりの重さで考えると、軽乗用車で53cmの積雪に相当する。

○1mの雪なら、埋もれたら自力脱出はまず不可能。   

 

出典URL 

https://www.jwa.or.jp/news/docs/2012-02-09.pdf

 

 

 

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2013年1月19日付で朝日新聞名古屋版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

18日午前11時半ごろ、名古屋市港区の倉庫会社「Tインテック」港支店で、同社代表取締役の男性(64)がフォークリフトで上げたパレットの上に乗っていた際に転落し、急性硬膜下出血で死亡した。

 

警察によると、男性はフォークリフトで上げたパレットを足場代わりにして、高さ3.7mの棚から玩具の入った段ボール箱(重さ約35kg)の積み下ろし作業をしていた。

フォークリフトの操作は、パート従業員の女性(63)に頼んでいたという。

 

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20131121828分に和歌山放送ニュースから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

12日午前11時10分ごろ、和歌山市吉田の3階建てビルの3階部分の高さ8.6mの足場で、他の同僚5人と防音シートをロープで引き上げる作業をしていた、とび職の男性(55歳)が、シートとロープをつなぐフックが切れたことで、バランスを崩して転落した。
男性は病院に運ばれたが、およそ5時間後に死亡した。
一緒に作業をしていた同僚は、パイプに身体を固定していたため、無事だった。
警察は、フックが切れた原因などを調べている。


出典URL

http://wbs.co.jp/news/?p=16607#more-16607

 

 

一方、113日付で朝日新聞和歌山版(聞蔵)からは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

ビルの外壁に組まれた足場で、ビニール製の防音シート(長さ約6.4m、幅約1.8m)をロープで吊り上げようとしたところ、接続部分の布が切れ、バランスを崩したという。

 

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2012年12月24日付で朝日新聞愛媛全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。また愛媛県警HPにも同趣旨の記事が掲載されていた。
  
23日午前11時50分ごろ、松前町徳丸の倉庫解体現場で「人が倒れている」と119番通報があった。
アルバイト作業員の男性(62)が頭を強く打ち、死亡した。
 
警察によると、男性はフォークリフトの爪にパレットを渡して上に乗り、倉庫の屋根の鉄筋を解体中に転落したという。
警察が事故原因を調べている。

 
http://www.police.pref.ehime.jp/sokuho/sokuho.htm
 
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2012年12月20日付で栃木放送と朝日新聞栃木全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
20日午前、宇都宮市でビルの窓ガラスを清掃していた男性が、転落して死亡する事故があった。
警察によると、20日午前10時半ごろ、宇都宮市簗瀬町の栃木県建設産業会館のビルで、61歳の清掃会社役員の男性が、屋上から下に向かって窓ガラスを清掃していたところ、転落した。
男性は病院に運ばれたが,死亡が確認された。
 
同会館は4階建てで、男性は屋上からロープを2本つるし、その間に板を渡したブランコのような形の作業台に乗って作業をしていたという。
 
男性の会社は、同会館の委託を受けて、男性を含む4人が窓ガラスの清掃、残る1人が屋内で床の清掃など、合わせて5人が作業をしていたが、男性の落下を目撃した人はおらず、同会館の女性が倒れている男性を発見し、119番したという。
 
警察では、事故の詳しい原因や安全対策が万全だったかなど、詳しいことを調べている。

 
出典URL
http://www.crt-radio.co.jp/3416.html
 
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2012年12月12日付の毎日新聞千葉版紙面、ならびに12月11日付の千葉日報紙面と朝日新聞千葉版紙面、読売新聞千葉版紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
 
10日午後0時10分ごろ、船橋市の鉄管専門工場「クボタ京葉工場」で、運転前の溶鉱炉に燃料の薪を搬入する作業をしていた同社社員の男性(42)が、地上22mのゴンドラ上から溶鉱炉の底に転落。全身を強く打って死亡した。
 
現場は、鉄管の主原料のスクラップを溶かす建物。
高さ22mの位置に燃料となる木材の仮置き場かあり、男性はゴンドラから仮置き場へ木材を運んでいた。
ゴンドラの形状は八角形で、直径2.4m。側面は高さが2mあり、扉を開いて資材を出し入れする。
当時、男性の他、同僚2人がゴンドラ内にいたという。
 
警察によると、男性は上下に移動するゴンドラに約860kgの薪を積んで仮置き場の脇に停止させ、木材を運び出す際に転落したという。
 
同社の話では、ゴンドラからの転落は過去にはないという。
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2012年11月29日20時47分にmsn産経ニュース神奈川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
29日午後1時25分ごろ、川崎市川崎区宮本町のマンション外壁工事現場で、足場の解体作業をしていた解体工の男性(20)が8階の足場から約21.5m下に転落した。
男性は病院に搬送されたが、約4時間後に死亡した。


警察によると、男性は事故当時ヘルメットをかぶり、命綱を使用していた。しかし、男性が体に装着していた命綱から伸びるロープが、作業をしていた足場に張った綱と接続されていなかったという。
警察で詳しい事故原因を調べている。

 
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121129/kng12112920470006-n1.htm
 
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2012年11月19日2時5分にmsn産経ニュース福井から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
17日午後3時50分ごろ、美浜町の関西電力嶺南変電所内で作業をしていた協力会社社員の男性(58)が足場から転落した。
男性は市内の病院へ搬送されたが、体を強く打って意識不明の重体。


警察によると、男性は高さ1.7mの作業台の上で配管の設置作業をしていた。
大きな物音を聞いた同僚の男性が様子を見たところ、ヘルメットをつけた男性が倒れていた。足場は崩れていなかったという。現場は屋内で、照明もついていたという。

 
警察は、事故原因などを調べている。

 
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121119/fki12111902060001-n1.htm
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
□労安則では、高さ2m以上で作業する場合は作業床を設置するよう定められているが、その2mという数字、それ以下なら安全ということではなく、おそらくはどこかで線引きする必要があって定められたものだろう。
高所で作業する場合は、1.7m高だろうが1m高だろうが、転落すれば命にかかわるような事故になる恐れがある、そういうことを改めて教えてくれた事例だ。
 
□それにしても、どのような作業台の上で作業していたのだろう?「足場」、「作業台」と報道されているからには、まさか脚立ではないと思うが・・・。

 
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20121121958分にNHK岐阜から、113141分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

2日午前10時半ごろ、岐阜市鷺山の岐阜北郵便局で「男性が窓から転落した」と消防に通報があった。
消防が駆けつけたところ、郵便局の駐車場で、清掃作業員の男性(51)が頭から血を流して倒れていて、男性は病院に運ばれたが、頭や胸を強く打っていて、間もなく死亡した。


男性は、もうひとりの作業員と一緒に2人で岐阜北郵便局の窓の清掃作業を行っていて、高さおよそ12mの3階の建物の中から外へ身を乗り出して、窓(縦1.7m、横1.6m)を拭いていたところ、転落したという。
ほかにけがをした人はいなかった。


男性は、作業中にヘルメットをしていたが、転落した際にヘルメットが外れてい
たという。


警察は、男性が誤って手足を滑らせて転落したとみて、もう1人の作業員から話を聞くなどして詳しい状況を調べている。


出典URL

http://www.nhk.or.jp/lnews/gifu/3083196821.html

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121103-OYT1T00455.htm

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

今年10月に川口市で起きた転落死亡事故でも、ヘルメットが脱げていたと報じられていた。

他の転落事故でも、報道されてはいないが、結構、そのようなことがあるのかもしれない。

 

 

 

(2014年1月9日 修正1 ;追記)

 

2014171924分にNHK岐阜から、関係者が書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。


おととし11月、岐阜市の郵便局で3階から身を乗り出して、窓の清掃作業をしていた男性が転落して死亡した事故で、警察は必要な安全対策の措置を取っていなかったとして、男性が勤務していた建物管理会社の役員ら2人を業務上過失致死の疑いで書類送検した。


書類送検されたのは、作業を行っていた建物管理会社に勤務する、いずれも岐阜市の63歳の役員と35歳の現場責任者の男2人。


この事故は、おととし11月、岐阜市鷺山の岐阜北郵便局で、愛知県一宮市の男性(当時51)が高さおよそ12mの3階の窓から身を乗り出して、窓ガラスの清掃作業を行っていたところ、誤って転落して死亡したもの。


警察によると、現場では、高さ2m以上の場所で作業する場合、労安法で義務づけられている、足場を組むなどの安全対策の措置が取られていなかったという。
調べに対し、2人はいずれも「作業員の安全への配慮が足りなかった」と容疑を認めているという。
このため警察は7日、2人を業務上過失致死の疑いで書類送検した。


出典URL

http://www.nhk.or.jp/lnews/gifu/3084314591.html?t=1389224194056

 

 

 

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2012年10月30日14時14分にmsn産経ニュースから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
30日午前8時50分ごろ、広島県大竹市のダイセル大竹工場から「ボイラーの中に作業員が転落した」と119番があった。
修理作業中の男性が頭部などを強く打ち、搬送先の病院で死亡が確認された。


警察によると、男性は足場の解体中に何らかの原因で約20m下に転落したとみられる。
警察は男性の身元の確認を急ぐとともに、転落した経緯などを調べる。

 
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/121030/dst12103014160014-n1.htm
 
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2012年10月9日付で朝日新聞長崎版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
8日午後2時すぎ、長崎市の三菱重工業香焼工場で建造中のタンカー内で、電気工事会社員の男性(44)が約6m下の鉄板に転落。病院に運ばれたが、約3時間半後に死亡した。
 
警察によると、男性は、海水をためて船の安定性を保つタンクで照明器具を取り外す作業をしていた。
 
警察は、男性が足場から足を踏み外して転落したとみている。

 
 
一方、10月9日20時30分に長崎文化放送からは、まったく状況が違う、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
男性は8日午後2時ごろ、香焼工場で建造中のタンカーの船内で架設照明の撤去を終えて手すり付きの階段を登っていた際、約6mの高さから転落し、死亡した。
 
階段の角度は75°と急で、警察は労災事故として調べている。
 
造船所では去年、労災事故で2人が死亡したことを受けて9日に安全教育施設を開設する予定だったが、この事故のため延期した。

 
出典URL
http://www.ncctv.co.jp/news/
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
事故時の状況が異なる2つの報道だが、記述の具体性から考えると、長崎文化放送の記事に書かれているような状況だったのかもしれない。

 
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 プロフィール Profile 
HN:
魚田慎二
性別:
男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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