2016年12月19日19時32分にNHK札幌から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月19日12時54分にNHK札幌からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午前8時半ごろ、室蘭市寿町にある室蘭市蘭東下水処理場で、作業していた40代の男性が、およそ13mの高さからタンクの底の部分に落下し、意識不明の重体になった。
警察によると、男性は、札幌市豊平区の会社員(42歳)で、体を強く打っていて、その後、病院で死亡が確認されたという。
警察によると、男性は当時、汚泥を処理するタンクの内部に足場を組んで防水のための塗装作業を行っていたということだが、落下防止のための安全ベルトを身につけていなかったという。
タンクは下水の汚泥を微生物の働きで分解するためのもので、3つあるうちの1つの運転を止めて、作業を行っていた。
警察は、関係者から話を聞くなどして、事故の原因を詳しく調べている。
出典
『下水処理場で落下 作業員死亡』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20161219/5384102.html
『下水処理場で落下 作業員重体』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20161219/5384101.html
2016年11月11日10時0分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月11日付の千葉日報紙面にも、同趣旨の記事が掲載されていた。
10日午前11時45分ごろ、千葉県富津市のアパート建設現場で、2トントラックの荷台に積まれた「U字溝」と呼ばれる資材を下ろす作業中、U字溝に乗っていた同県市川市の作業員の男性(47歳)がバランスを崩し、高さ約1.2mの荷台から路上に転落。
その弾みで荷台のU字溝が崩れて頭を直撃、搬送先の病院で死亡が確認された。
警察によると、男性は即死とみられる。
荷台にはU字溝が計7本積まれており、パワーショベルに乗った別の男性作業員と2人で作業をしていた。
男性はU字溝を運ぶため、ワイヤの取り付けを担当していた。
U字溝はコンクリート製で、長さは2m、幅36cm、重さは約320kgだった。
出典
『頭にU字溝落下 建設作業員が死亡』
http://www.sankei.com/affairs/news/161111/afr1611110008-n1.html
(2017年3月15日 修正1 ;追記)
2017年3月11日付の千葉日報紙面に、クレーン機能のないショベルカーを使わせていたという、下記趣旨の記事が掲載されていた。 (新情報に基づき、タイトルも修正した)
木更津労基署は10日、作業員にクレーン機能のないパワーショベルでコンクリート製のU字溝を吊り上げさせたなどとして、労安法違反の疑いで、作業を指示した袖ヶ浦市の建設業男性(57)を書類送検した。
容疑は昨年11月10日、同現場で派遣労働者の男性に2トントラックの荷台からU字溝を下ろす作業をさせる際、掘削用のパワーショベルでU字溝を吊り上げさせた疑い。
同署によると、建設業男性は個人事業主で、現場にはクレーン機能のないパワーショベルしかないことを知りながら、作業を指示。
「自分が指示した。問題があった」と話しているという。
2016年10月22日0時32分にNHK鹿児島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今月6日から定期検査が行われている薩摩川内市にある川内原発1号機で、21日夜、作業にあたっていた男性が足場から7m下の床に落下する事故があった。
男性は救急車で病院に運ばれたが、命に別状はなく、原発の機器にも損傷はないという。
九電の発表によると、21日夜8時ごろ、川内原発の1号機で、九電の協力会社に勤める24歳の男性作業員が定期検査の作業にあたっていた所、誤って足場から7m下の床に落下したという。
この事故で男性は腰を強く打ち、救急車で病院に運ばれて手当てを受けたが、意識ははっきりとしており、命に別状はないという。
また、機器の損傷や放射性物質への汚染もないという。
九電によると、この作業員は、原子炉格納容器の中にある原子炉を冷やすための1次冷却材ポンプの部品を交換するため作業をしていたということで、九電では、事故当時の状況を詳しく調べている。
川内原発1号機は、新しい規制基準のもとで、去年8月、全国の原発で初めて再稼働し、今月6日からは運転を停止して、定期検査に入っていた。
出典
『川内原発1号機で作業員けが』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/5053758041.html?t=1477080676369
(2016年11月16日 修正1 ;追記)
2016年10月22日付の南日本新聞紙面に、当時のやや詳しい状況が、下記趣旨で掲載されていた。 (新情報に基づき、タイトルも修正した)
男性は、格納容器内の発電用の水を循環させる「1次冷却材ポンプ」を点検中、ポンプがある階の上階から資材を吊り下ろす作業をしていたところ、コンクリート製の床に転落した。
安全ベルトのロープは固定していなかった。
作業現場には、通常、金属製の網(縦80cm、横120cm)を張っているが、作業のため外されていた。
8人で作業しており、近くにいた同僚が気づき、九電を通じて119番した。
2016年9月27日6時40分にNHK関西NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月27日7時58分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午後2時ごろ、堺市南区高倉台の「府営高倉台第1住宅」の2号棟の工事現場で「2人が転落した」と、近くにいた人から消防に通報があった。
警察と消防が駆けつけたところ、いずれも工事の作業員で堺市北区の23歳の男性と寝屋川市の20歳の男性の2人が倒れていて、市内の病院に運ばれたが、全身を強く打っていて意識不明の重体だという。
工事を発注した大阪府住宅供給公社によると、この府営住宅は14階建てで、外壁の補修や塗り替えが進められていて、転落した2人は、きのうは高さおよそ18mの7階部分で、足場の外側に転落を防止するための柵を組み立てる作業をしていたという。
また警察によると、2人は安全ベルトを着けていなかったという。
警察は、当時の安全管理の状況を詳しく調べることにしている。
出典
『工事現場で転落作業員2人重体』
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20160927/3007201.html
『柵組み立て作業の2人、足場から転落か 堺の大阪府営住宅』
http://www.sankei.com/west/news/160927/wst1609270011-n1.html
2016年9月25日付で毎日新聞大阪版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月24日21時9分に産経新聞westから、9月26日付で朝日新聞大阪市内版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午前11時35分ごろ、堺市北区新金岡町5丁の北区役所1階のエントランスホールの足場の組み立て作業場から「作業員が足場から転落し、意識がない」と119番通報があった。
転落したのは建築作業員の男性で、全身を強く打ち、病院で死亡が確認された。
警察によると、区役所は5階建てで、玄関ホールは吹き抜け構造だった。
この日は朝から作業員4人で、天井改修工事用の足場を天井に向けて組み立てていたという。
男性は、吊りあげられた足場の筋交いを受け取る作業中に、約17mの高さから転落したとみられる。
安全帯を着用しておらず、警察は、男性が誤って足を踏み外したとみて、事故原因を調べている。
出典
『転落 足場から 作業員が死亡 堺・北区役所 /大阪』
http://mainichi.jp/articles/20160925/ddl/k27/040/251000c
『作業員が17メートルの足場から転落、死亡 堺市北区役所の天井工事中』
http://www.sankei.com/west/news/160924/wst1609240063-n1.html
2016年9月22日17時28分にNHK松山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午前9時半ごろ、愛媛県四国中央市中曽根町の「中田井浄水場」で、ポンプの設置作業をしていた今治市の会社員の男性(50)が高さ5.4mの足場から転落した。
男性は病院に運ばれたが、頭などを強く打っていて、まもなく死亡が確認された。
警察によると、男性は、事故の1時間ほど前から新しい浄水ポンプを設置する基礎となる部分を作るため、足場の上で鉄筋を組む作業をしていた。
足場の下にいた別の作業員が「ドン」という音を聞いて、見ると男性が床面に倒れていたという。
警察は、男性が作業中に何らかの原因でバランスを崩して転落したものとみて、作業の安全対策も含めて、事故の詳しい状況を調べている。
出典
『浄水場で作業中に転落死』
http://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20160922/5904131.html
2016年9月15日11時54分に千葉日報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午前8時20分ごろ、市川市平田2の東京外郭環状道路(外環道)工事現場で、会社員の男性(39)が高さ約11mの高欄上で測量作業中に転落し、コンクリートの地面に頭などを打ち、搬送先の病院で死亡が確認された。
警察は、詳しい事故原因を調べている。
警察によると、男性は、降下中の工事用エレベーターと接触して落下したという。
当時、エレベーターには作業員が乗っていた。
同僚の作業員男性が119番通報した。
出典
『市川の外環道建設現場で作業員転落死』
http://www.chibanippo.co.jp/news/national/351002
2016年8月5日18時36分に共同通信から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月6日付で朝日新聞東京四域版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
『作業車に接触、2人死傷 ゴンドラから投げ出される』
http://this.kiji.is/134228508944598516?c=39546741839462401
5日午前3時5分ごろ、東京都千代田区北の丸公園の首都高速道路都心環状線外回りのトンネル内で、天井の補修工事のために停車していた高所作業車のゴンドラに、保冷車の荷台上部が接触した。
ゴンドラで作業をしていた男性3人のうち、2人が約3m下に投げ出され、会社員の安藤さん(男性、48歳)が体を打って死亡し、男性作業員(56歳)が右手親指を骨折した。
警視庁高速道路警察隊によると、現場は2車線の緩やかな左カーブ。
高所作業車は、通行止めにした左側車線で作業し、保冷車が右側車線を走っていた。
保冷車が左側に寄ったため、接触した可能性があるという。
2016年7月23日18時4分にNHK前橋から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
『慰霊の登山道で日航社員滑落死』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/maebashi/1066979151.html?t=1469394578262
来月の日航ジャンボ機墜落事故の追悼行事に向けて、群馬県の山中の墜落現場に通じる登山道を整備していた日本航空の社員が、23日、登山道から滑落して死亡した。
23日午前10時前、日航ジャンボ機墜落事故の現場となった群馬県上野村の「御巣鷹の尾根」に通じる登山道から男性が滑落したという通報が消防に入った。
男性はヘリコプターなどで病院に搬送されたが、頭を強く打っていて死亡した。
警察によると、死亡したのは日本航空で墜落事故の遺族の対応にあたる「ご被災者相談室長」の相馬さん(59)。
警察によると、相馬さんはほかの7人の社員や登山道の管理人とともに、昭和60年8月12日に起きた墜落事故の追悼行事に向けて登山道を整備していて、丸太がずれないようにくいを打つ作業をしていたところ、足を滑らせ、50mほど下に滑落したという。
この登山道は、毎年、事故が起きた8月12日に多くの遺族などが慰霊のために利用することから、日本航空などが定期的に整備している。
警察は、一緒にいた社員などから話を聞いて、当時の詳しい状況を調べている。
相馬さんと一緒に作業をしていた登山道の管理人、黒沢さんは、「登山道の一部の木が腐って悪くなったところを修理していた最中でした。墜落事故のあと30年間、大きな事故がなかったのでとてもショックです。きのう雨が降って、足元が悪かったのが悔やまれます」と話していた。
7月24日15時58分に毎日新聞からも、同趣旨の解説的記事がネット配信されていた。
『御巣鷹の尾根滑落死 「安全願う場」に衝撃』
http://mainichi.jp/articles/20160724/k00/00e/040/145000c
1985年に日航ジャンボ機が墜落した群馬県上野村の「御巣鷹の尾根」で、登山道の整備中に発生した滑落事故は、関係者に衝撃を広げた。
滑落死した日航社員の相馬さん(59)は約7年前から、登山道の整備と墓標の修復を担当する「登山支援班」の現場責任者として何度も現地を訪問。
「安全を願う場」で起きた事故に対し、関係者はショックを隠せない。
「これまで30年間、こんな重大な事故はなかった。こういう事故が起きて、寂しい」
御巣鷹の尾根の管理人、黒沢さん(73)は、動揺した様子でこう語った。
毎年夏、墜落事故のあった8月12日に合わせ、全国から慰霊登山者が相次ぐことから、黒沢さんはこの時期に登山道などの補修作業に従事。
事故が発生した時も、相馬さんと一緒に作業をしていたという。
近年、御巣鷹の尾根には高速バス事故による遺族なども訪れ、広く公共交通の安全を願う「慰霊の場」となっている。
事故発生から30年となった昨年は約1万8300人が慰霊登山し、今年も多くの人の来訪が予想される。
黒沢さんは相馬さんについて「安全安心な登山道づくりのため、一緒に汗を流して頑張ってきた。山のことを一番、熱心に考えてくれていた人だった」と振り返った。
相馬さんらが作業をしていた登山道の道幅は1m前後で、すれ違うのが困難なほど狭い箇所もある。
勾配も激しく、道端には急な斜面が広がる。
事故のあった23日は前日の雨で登山道の斜面がぬかるみ、足を滑らせやすい状態だった。
日航ジャンボ機事故の犠牲者の家族は年々高齢化しており、つえをついて登る人も少なくない。
一方で、勾配がきつい山道で土や石に足をとられたり、登山口で断念したりする人も目立つようになっている。
関係者は「遺族の高齢化が進む中、より登りやすい登山道を目指していきたい」と整備に力を入れてきただけに、今回の事故の衝撃は大きい。
黒沢さんは「これから先の対応はJAL、村と話し合って決めていきたい」と話した。
(ブログ者コメント)
なんとも、やるせない事故が起きてしまった。
毎日新聞記事と同様、どうして安全を願う場で・・・という気持ちだ。
(2017年6月21日 修正1 ;追記)
2017年6月19日12時13分にNHK群馬から、日航が労基署から是正勧告を受けていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
『社員滑落死事故で日航に是正勧告』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/maebashi/1064384031.html
この事故で、日本航空は適切な安全対策を怠ったとして、労基署から是正勧告を受けていたことがわかった。
日本航空によると、この事故で日本航空は、落下の危険性がある場所で作業をする際に必要な足場や手すりを設ける安全対策を怠ったとして、ことし2月、労基署から是正勧告を受けたという。
これを受けて会社では、急な勾配がある斜面では作業をしないことや整備作業の際に足場を設けるなどの安全対策を盛り込んだ報告書を労基署に提出したという。
日本航空広報部は、「安全対策を確実に実施して、同様の事故を二度と起こさないようにしたい」と話している。
2016年4月15日19時27分にNHK富山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月15日16時14分にチューリップテレビからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
15日正午すぎ、射水市奈呉の江にある三協立山のアルミ工場で、「同僚が足場から落ちた」と、一緒に作業をしていた従業員から消防に通報があった。
落下した男性は、三協立山から委託を受けて作業を手伝っていた、会社役員の渡邊さん(男性、43歳)で、高岡市内の病院に運ばれ手当てを受けたが、全身を強く打っていて、約2時間後に死亡した。
警察によると、渡邊さんは15日朝から、工場の天井を修復するために組んだ足場の解体を行っていて、高さが約14mの足場から転落したと見られるという。
解体作業は7人程度で行われていて、警察は、同僚の作業員から話を聞くなどして、事故の詳しい状況を調べている。
出典
『三協立山工場で転落 男性死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/3064575381.html?t=1460758370477
『射水市 足場から転落 男性死亡』
http://www.tulip-tv.co.jp/news/detail/?TID_DT03=20160415162754
2016年4月4日23時26分にNHK福島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月6日付で朝日新聞福島中会版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午後3時ごろ、矢祭町戸塚の「F酒造店」で、杜氏の男性(69)が酒造りの作業中に地上約2mの足場から落下した。
男性は、塙町の病院に搬送されたが、頭などを強く打っており、まもなく死亡が確認された。
ヘルメットなどは、着けていなかった。
警察によると、男性は、同僚と酒をためるタンク(直径約2m、高さ約3m)に断熱用のシートをかぶせてロープで固定する作業をしていたところ、足場から落下したという。
酒造店によると、男性は、この店で30年近くにわたって酒造りを指導してきた杜氏の親方で、きのうは今シーズンの酒造りの最終日だったという。
男性の幼なじみで、この会社の経営者の男性は、NHKの取材に対し、「明るくてとてもいい人だった。酒造りのエキスパートで、両腕をもがれたような思い」と話していた。
警察は、労災事故として、詳しい原因を調べている。
出典
『杜氏が足場から落下し死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6054251331.html?t=1459816176504
2016年3月28日21時9分にNHK福島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午後3時頃、郡山市喜久田町で、住宅の土台部分の工事をしていた建設業の男性(76)がショベルカーの下敷きになっているのを同僚が見つけ、消防に通報した。
救急隊員が駆けつけ、男性は市内の病院に運ばれたが、全身を強く打っていて、およそ1時間半後に死亡が確認された。
警察によると、男性は当時、作業を終えて現場を離れる準備をしていたということで、ショベルカーを軽トラックに積み込もうと地面から荷台に足場をかけて、1人でショベルカーを運転していたという。
荷台に載せる途中でバランスを崩し、およそ1mの高さから落下した際に、ひっくり返ったショベルカーの下敷きになったとみられ、警察は、当時の状況について詳しく調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6054058691.html?t=1459199183344
(ブログ者コメント)
軽トラックに積み込んでいた点から考えると、ミニショベルカーだったのかもしれない。
2016年2月10日付で朝日新聞青森全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
青森労基署は、9日、作業事故があった運送・倉庫管理会社「B社」(仙台市)と、労働安全衛生の責任者の同社青森営業所の元所長代行の男性(46)を、労安法違反の容疑で書類送検した。
同署によると、2015年9月1日午前10時10分ごろ、青森市野木の倉庫内で、運転台が上下するフォークリフトに差したパレットを作業床代わりにして従業員(34)に検品作業をさせた疑いがある。
作業中に別のフォークリフトが接触し、従業員が高さ約4mのパレットから転落して、鎖骨を折るなどの重傷を負った。
(ブログ者コメント)
本日掲載したS社事例と同じ記事として報道されていた。
2016年2月3日7時5分に産経新聞千葉版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月3日付の千葉日報紙面にも、同趣旨の記事が掲載されていた。
成田労基署は、2日、労働中の死亡事故について、労安法違反容疑で、米国の貨物運送業「フェデラルエクスプレスコーポレーション」と同社の整備担当の男性部長(43)を書類送検した。
また、茂原労基署も、同日、同容疑で長柄町の産業廃棄物処理会社「ウエスト21」と同社男性社長(38)を書類送検した。
フ社と男性部長の送検容疑は、昨年2月25日、成田空港内で、高さ約2.5mの手すりのない作業台で男性作業員=当時(52)=に航空機の整備作業をさせたとしている。
男性作業員はバランスを崩し、台から約2.5m下に転落し、死亡した。
同署によると、2m以上の高さの作業台には、手すりなどの設置が義務づけられている。
男性部長は、「慣例として、作業台には手すりをつけていなかった」と話している。
ウ社と男性社長の送検容疑は、同6月2日、ベトナム国籍の男性作業員=当時(28)=に非常停止装置のないベルトコンベヤーで作業をさせたとしている。
男性作業員は、コンベヤーに巻き込まれ死亡した。
出典URL
http://www.sankei.com/region/news/160203/rgn1602030045-n1.html
2016年2月2日付で朝日新聞新潟全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
村上署は、1日、新潟市北区の会社員の男(47)を、業務上過失致死傷の疑いで書類送検した。
同署によると、男は昨年10月19日午後3時過ぎごろ、村上市指合の建築現場で、木材をクレーンで吊り上げる作業をした。
その後、64歳の男性2人がフックがかかったままの木材の上に乗ったところ、男が再びクレーンを動かしたため、2人が転落。
1人を脳挫傷で死亡させ、もう1人に全治2ケ月のけがを負わせた疑いがある。
容疑を認めているという。
(ブログ者コメント)
報道記事のニュアンスから考えると、木材の上に乗った2人がフックを外したものと勘違いしてクレーンを動かした・・・ということかもしれない。
2016年1月16日10時29分にNHK北海道NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午後4時20分ごろ、鹿追町幌内のSさんの牧場で、牛の搾乳作業をしていた妻(62歳)が頭から血を流して倒れているのを、牧場の作業員が発見した。
Sさんは病院に搬送されたが、16日午前1時ごろになって死亡が確認された。
警察によると、この牧場には30頭あまりの牛を自動で搾乳できる円形の搾乳機が備えられていて、Sさんは搾乳機のそばのコンクリート上で倒れているのが見つかったという。
警察は、Sさんが高さ90cmある搾乳機に上ってなんらかの作業をしている際に誤って転落し、頭を打ったとみて、事故の状況を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20160116/5085391.html
2015年12月4日11 40分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月4日15時55分に読売新聞からも、写真と図解付きで、同趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午前3時半ごろ、大阪市淀川区加島4丁目の山陽新幹線高架下の橋脚塗装工事の現場で、「足場が崩れ、けが人がいる」と、現場監督の男性から119番通報があった。
警察によると、高さ約7mの足場から作業員9人が転落。
30代の男性が頭蓋骨骨折の重傷を負ったほか、20~40代の男性7人も打撲などの軽いけがをしたという。
警察によると、現場は神崎川河川敷の新幹線高架下。
作業員13人が、3日午後11時ごろから工事のため足場を組み立てていたところ、高架の側面と足場のパネルをつなぐチェーン4本が切れ、パネルが縦約3.8m、横約7.2mにわたって垂れ下がった。
警察の発表では、足場は片面を固定し、もう一方を橋から吊り下げた4本のチェーンで支える構造。
パネル上では9人が作業しており、全員が河川敷のコンクリート上に転落したという。
うち1人は、けがはなかった。
パネルには足場を組むための資材も載っており、警察は、重さでチェーンが切れた可能性があるとみて、詳しい状況を調べている。
工事はJR西日本が発注し、同社協力会社の下請け会社が行っていた。
JR西は、「詳細は調査中だが、早急に原因を究明し、再発防止に努める」としている。
橋脚や線路への影響はないといい、山陽新幹線は始発から予定通り運行した。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASHD423L4HD4PTIL005.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/20151204-OYT1T50102.html
12月4日12時4分にNHK関西NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、足場は4本のチェーンで吊されていたが、チェーンの一部が切れて足場が傾き、作業員が滑り落ちるように転落したという。
工事を担当していた会社によると、足場の許容重量は108kgだったが、事故が起きたときは9人の作業員が乗っていたという。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20151204/4034261.html
(2016年6月26日 修正1 ;追記)
2016年6月25日付で朝日新聞大阪市内版(聞蔵)から、足場の最大積載荷重を定めていなかった疑いがあるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
(新情報に基づき、タイトルも修正した)
大阪労働局は、24日、元請け業者のK社(東京)と下請けのS社(摂津市)を、労安法違反容疑で書類送検した。
足場の最大積載荷重を定めていなかった疑いがあり、高架と足場のパネルをつなぐチェーンが作業員や資材の重みに耐えられずに切れ、崩落したとみている。
(2017年3月15日 修正2 ;追記)
2017年3月10日17時5分に産経新聞westから、現場監督らはチェーンの強度不足を知っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。 (新情報に基づき、タイトルも修正した)
大阪府警淀川署は10日、業務上過失致傷容疑で、元請けの建設会社で現場監督をしていた50代男性と、下請け会社の責任者だった30代男性を書類送検した。
容疑は、27年12月4日未明、大阪市淀川区の工事現場で、高架と足場をつなぐチェーンの強度が不足していると知りながら、強度計算のやり直しや作業内容の変更をせずに放置。
チェーンの一部が切れて足場が傾き、転落した作業員8人に重軽傷を負わせたとしている。
出典
『現場責任者2人を書類送検 大阪府警、新幹線橋脚工事の転落事故』
http://www.sankei.com/west/news/170310/wst1703100061-n1.html
3月10日13時59分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
淀川署によると、2人は2015年12月、同区加島4丁目の橋脚塗装工事の現場で、足場を強度不足のまま組み、それを認識したまま、作業を行った疑いがある。
2人の認否は明らかにしていない。
出典
『山陽新幹線の足場崩落で書類送検 安全確認怠った疑い』
http://www.asahi.com/articles/ASK3B44QSK3BPTIL00P.html
(ブログ者コメント)
許容重量108kgの足場に9人も乗れば、チェーンが切れて当たり前。
現場監督らは、なぜ、そのように多くの人が乗る作業をさせたのだろうか?
「強度不足を認識したまま作業させた」と報じられている点から考えると、3~4人ならいざ知らず、まさか「9人乗っても大丈夫だろう」とまでは思わなかった筈だ・・・と思いたい。
一度に1~2人しか乗らない作業の筈だったのに、作業内容が変更になって、一度に9人も乗ってしまったのだろうか?
たとえば、、塗装作業では一度に1~2人しか乗らない想定だったが、足場組み作業のため、その足場の上に一時的に9人も乗ってしまった・・・そんなことだったのだろうか?
それなら、ありそうな話なのだが・・・。
(2017年12月4日 修正3 ;追記)
2017年11月30日20時01分にNHK関西から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪地検は、起訴するだけの証拠がないとして、2人を30日までに不起訴にした。
出典
『工事中に8人重軽傷事故で不起訴』
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20171130/3185901.html
2015年11月20日19時17分にNHK高松から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月21日付で朝日新聞香川全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午前10時すぎ、丸亀市港町にある、県立高等技術学校丸亀校のグラウンド近くで、足場を組み立てる訓練をしていた56歳の男性の生徒が、およそ3mの高さの足場から転落した。
生徒は頭の骨を折るなどの大けがをして、丸亀市内の病院で手当を受けている。
警察によると、けがをした生徒は、水銀灯の塗装工事の実習訓練をするために高松校から丸亀校を訪れていて、ほかの3人の生徒といっしょに、水銀灯の周りに鉄パイプの足場を組み立てていたという。
事故当時、現場では講師が指導していたが、生徒たちは全員、高い場所での作業で義務づけられているヘルメットや安全ベルトをしていなかったということで、警察は、安全管理に問題がなかったかなど、事故の状況を詳しく調べている。
同校は、再就職を目指す人が多く通う職業訓練校。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/8033674631.html?t=1448052704937
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。