2020年4月24日16時55分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午後2時半ごろ、東京・港区麻布十番のマンションの建設現場から、鉄パイプなどの工事用の資材が落下し、歩道を歩いていた60代の夫婦に当たりました。
夫婦はいずれも肩にけがをしているということで、病院で手当てを受けています。
現場は麻布十番の商店街の一角で、鉄パイプのほか、工事用の資材が入っているとみられる袋が歩道に落ちているのが確認できました。
警視庁は当時の状況を確認するとともに、工事の担当者から話を聞くなどして、安全管理に問題がなかったか、調べることにしています。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20200424/1000047959.html
4月24日19時30分に東京新聞からは、クレーンで吊り下ろしていた袋のヒモが切れたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午後2時20分ごろ、東京都港区麻布十番2丁目のマンション新築工事現場から鉄パイプなどが歩道に落下し、歩いていた60代の夫婦に当たった。
2人はけがをして病院に搬送されたが、命に別条はないという。
警視庁麻布署が業務上過失傷害容疑を視野に、落下した原因を調べる。
署によると、鉄パイプなどの工事資材が入った資材袋を、クレーンでつって下ろしている際、ひもが切れて20メートルぐらいの高さから落下した。
夫は右肩、妻は左肩を負傷した。
現場は東京メトロ麻布十番駅近くの、商店やマンションが並ぶ一角。
(共同)
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2020042401002341.html
(ブログ者コメント)
以下は、NHK映像の2コマ。
袋を下ろしていたらしいクレーンも映されていた。
(2021年2月21日 修正1 ;追記)
2021年2月18日19時19分にNHK首都圏からは、クレーン操作者は責任者に報告せずに作業を進め、責任者も勝手に行われている作業に気付いたが止めさせなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年、東京・港区のマンションの建設現場から鉄パイプなどが落下し、歩道を歩いていた夫婦がけがをした事故で、警視庁は安全管理が不十分だったとして現場の責任者など2人を業務上過失傷害の疑いで書類送検しました。
書類送検されたのは、東京・港区麻布十番のマンションの建設現場で、足場を組み立てる作業を担当していた56歳の責任者と、クレーンを操作していた41歳の作業員です。
警視庁によりますと去年4月、クレーンを使って工事用の資材を運ぶ際、安全対策を十分に行わなかったため鉄パイプなどが落下し、歩道を歩いていた60代の夫婦にけがをさせたとして、業務上過失傷害の疑いがもたれています。
これまでの調べで、クレーンを操作していた41歳の作業員は責任者に報告せずに作業を進め、さらに、通行人の安全を確保するための警備員をきちんと配置していなかったということです。
また、56歳の責任者は、作業が勝手に行われているのに気付いたのに、すぐに中止させなかったということです。
警視庁は、書類送検の際に起訴を求める「厳重処分」の意見をつけました。
警視庁によりますと、事情聴取に対して、作業員は容疑を認め、責任者は否認しているということです。
工事現場で鉄パイプなどが落下して通行人にあたる事故は、全国で相次いでいます。
おととしには、和歌山市のビルで足場の解体作業中に重さ5キロの鉄パイプが落下し、近くを歩いていた26歳の男性にあたって亡くなりました。
また2016年には東京・六本木のマンションの工事現場で、足場の解体作業中に鉄パイプが落下し、77歳の男性にあたって亡くなりました。
国は、物の落下を防ぐためのネットなどを設置することや、物が落下する危険がある場所に立ち入らないよう立入禁止区域を設けることなどを、義務づけています。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20210218/1000060531.html
2月18日19時31分に産経新聞からは、バッグの縫い目が破断していた、警備員が配置に就く前に作業を開始していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
書類送検容疑は昨年4月24日午後2時20分ごろ、港区麻布十番の工事現場で、鉄パイプや踏み板を入れた作業用バッグを8階部分からクレーンで下ろす際、約20メートル下の歩道に落下させ、接触した68歳と69歳の夫婦の肩などを骨折させたとしている。
署が調べた結果、バッグの縫い目部分が破断していたことが判明。
クレーン作業員は、歩道上で注意を払う警備員が配置に就く前に作業を開始。
責任者も中止させなかったとみられる。
https://www.sankei.com/affairs/news/210218/afr2102180032-n1.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。